JPH1081992A - リードフレームの部分めっき装置および部分めっき方法 - Google Patents

リードフレームの部分めっき装置および部分めっき方法

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JPH1081992A
JPH1081992A JP8248526A JP24852696A JPH1081992A JP H1081992 A JPH1081992 A JP H1081992A JP 8248526 A JP8248526 A JP 8248526A JP 24852696 A JP24852696 A JP 24852696A JP H1081992 A JPH1081992 A JP H1081992A
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JP
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lead frame
plating
press block
die pad
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JP8248526A
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Hisatoshi Ito
久敏 伊藤
Keiichi Kotani
圭一 小谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっきの裏漏れがなく、リードフレームの変
形を発生させることの無い装置で、且つ、故障の少ない
構造の、スパージヤー方式の部分めっき装置を提供す
る。 【解決手段】 リードフレームのめっき面側をマスキン
グ治具で覆い、且つリードフームのめっき面側でない面
側をプレスブロックにてリードフレームに押しつけてリ
ードフレームをマスクキング治具とプレスブロックとで
狭持し、リードフレームのめっき面側のマスク治具の開
口部から露出した部分に、めっき液を吹きつけてめっき
を行う、ダイパッドを有するリードフレームの部分めっ
き装置であって、ダイパッドの外周およびダイパッドに
設けられた開口部外周に沿わせて、プレスブロックのリ
ードフレームに接する面に、微小孔を多数設け、且つ、
該微小孔に通じる配管を設けており、吸引手段により、
前記配管を介して微小孔よりリードフレームのダイパッ
ドを吸引してめっきを行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,部分めっきの技術
分野に属し、特に、半導体装置の作製に使用されるリー
ドフレームの部分めっき装置と部分めっき方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置は、電子機器の高性能
化と軽薄短小の傾向からLSIはASICに代表される
ように、ますます高集積化、高機能化の一途をたどって
きていおり、これに伴いますます半導体装置の多端子化
が求められるようになってきた。そして、多端子IC、
特にゲートアレイやスタンダードセルに代表されるAS
ICあるいは、マイコン、DSP(Digital S
ignal Processor)等をコストパーフォ
ーマンス高くユーザに提供するパッケージとしてリード
フレームを用いたプラスチックQFP(Quad Fl
at Package)が主流となり、現在では300
ピンを超えるものまで実用化に至ってきている。QFP
は、図10(b)に示す単層リードフレーム1010を
用いたもので、図10(a)に示すように、ダイパッド
1011上に半導体素子1020を搭載し、銀めっき等
の貴金属により表面処理がなされたインナーリード10
12先端部と半導体素子1020の端子1021とをワ
イヤ1030にて結線し、封止用樹脂1040で封止を
行い、この後、ダムバー部1014をカットし、アウタ
ーリード1013をガルウイング状に成形したものであ
る。このように、QFPは、パッケージの4方向に外部
回路と電気的に接続するためのアウターリード1013
を設けた構造で多端子化に対応できるものとして開発さ
れてきた。ここで用いられる単層リードフレーム101
0は、通常、42合金(42%ニッケル−鉄合金)ある
いは銅合金などの電気伝導率が高く,且つ機械的強度が
大きい金属材を素材とし、フォトエッチング法かあるい
はスタンピング法により、図10(b)に示すような形
状に作製されていた。尚、図10(b)(ロ)は、図1
0(b)(イ)のF1−F2における断面を示したもの
である。
【0003】上記のように、半導体装置を作製するため
の部品であるリードフレームに対しては、半導体素子の
端子とリードフレームのインナーリード先端部とをワイ
ヤボンディングするためや、ダイボンディングのために
リードフレームの一面側の、ダイパッド部やインナーリ
ード先端部のみに銀めっき等の貴金属めっきを施す、部
分めっき処理が行われていた。従来のリードフレームへ
の銀めっき等の貴金属めっき処理は、図8に示すような
装置800を用いて、ノズルから噴射されためっき液を
リードフレームの一面のダイパッド部やインナーリード
先端部のみに吹きかけ、その部分にめっきを施すスパー
ジヤー方式(高速ジエット噴射方式)と呼ばれるものが
主であった。図8に示すめっき装置を用いた部分めっき
処理を簡単に説明しておく。図8中、810はリードフ
レーム、820はマスキング治具(マスク治具とも言
う)、820Aは開口部、822はマスクゴム、824
は治具部、830はプレスブロック、840はめっき液
噴射部、842はノズル、870はめっき液、880圧
力ポンプ、890スパージヤー外槽である。図8に示す
めっき装置800を用いた部分めっき処理は、リードフ
レーム810のめっき処理面側を被めっき領域以外をマ
スキング治具820で覆いながら押さえ、リードフレー
ム810を陰極、ノズル840先端を陽極(アノード)
として、被めっき領域へノズル842から噴出されため
っき液870をマスキング治具820を介してあてなが
らめっきを行うものであり、被めっき部に対応した開口
部820Aを有するマスキング用治具820上にリード
フレーム810を載置し、エアシリンダーによりプレス
ブロック830を降下させ、このプレスブロック830
とマスキング用治具820にてリードフレーム810を
狭持して、めっき液870を噴射してリードフレームに
通電する。通常、めっきはリードフレームを複数個1組
みとした一連単位で行うが、めっき後の状態を示したの
が図9(a)である。
【0004】しかし、図8に示すめっき装置800を用
いた場合、リードフレーム810のめっきを施さない部
分については、プレスブロック830とマスキング治具
820により両面より圧力がかけられて、その部分がめ
っきされないようにマスキングされているが、リードフ
レーム810の被めっき部においては、プレスブロック
830の圧力しかけられておらず、且つリードフレーム
810自体が薄板であるため、変形を起こし、被めっき
部とブレスブロック830の間に隙間が生じることがあ
る。この為、リードフレーム810とブレスブロック8
30との隙間にめっき液が入り込み、図9(b)に示す
ように、本来めっきされるべき領域であるリードフレー
ム810の被めっき面(以降、表面とも言う)側と反対
側の、本来めっきされるべきでない領域である非めっき
面(以降、裏面とも言う)へめっきが施されてしまうこ
とがあり問題となっていた。尚、リードフレーム810
の裏面へのめっきをめっきの裏漏れないし裏面へのめっ
き漏れと言う。
【0005】更に、プレスブロックのリードフレームを
接する側の面には、通常、弾力性のあるゴムが設けられ
ているが、できるだけめっきの裏漏れを少なくするた
め、リードフレームの種類によって、ゴムの厚さや硬度
を変えたり、部分的にゴムに細工を加える等の手段が採
られていたが、そのために品種切り替え時の調整時間が
必要で生産性の低下一因となり、問題とされていた。
【0006】一方、特開平7−126886号には、図
8に示すようなスパージヤー方式の部分めっき装置にお
いて、プレスブロックに孔(吸着孔と言う)を開け、そ
こから空気を吸引してダイパッドとプレスブロックとを
密着させる方法も開示されている。しかし、この方法の
場合、ダイパッドの大きさや形状により、効果が完全に
あらわれず、めっきの裏漏れが解消されないという問題
があった。また、めっき終了後もダイパッド部とブレス
ブロックとの密着状態が継続し、狭持状態解除時にリー
ドフレームに変形が生じるという問題もあった。更に、
吸着孔には、例えばリードフレームが所定の位置よりず
れた場所に載置されたまま吸引動作が行われた場合等
に、めっき液が吸い込まれることがあり、吸引動作を行
う真空ポンプやエジエクター等に悪影響を及ぼすことが
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図8に
示すような部分めっき装置において、めっきの裏漏れが
なく、リードフレームの変形を発生させることの無い装
置で、且つ、故障の少ない構造のものが求められてい
た。本発明は、このような状況のもと、図8に示すよう
なスパージヤー方式の部分めっき装置において、めっき
の裏漏れがなく、リードフレームの変形を発生させるこ
とのない装置で、且つ、故障の少ない構造のものを提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリードフレーム
の部分めっき装置は、リードフレームのめっき面側をマ
スキング治具で覆い、且つリードフームのめっき面側で
ない面側をプレスブロックにてリードフレームに押しつ
けてリードフレームをマスクキング治具とプレスブロッ
クとで狭持し、リードフレームのめっき面側のマスク治
具の開口部から露出した部分に、めっき液を吹きつけて
めっきを行う、ダイパッドを有するリードフレームの部
分めっき装置であって、ダイパッドの外周およびダイパ
ッドに設けられた開口部外周に沿わせて、プレスブロッ
クのリードフレームに接する面に、微小孔を多数設け、
且つ、該微小孔に通じる配管を設けており、吸引手段に
より、前記配管を介して微小孔よりリードフレームのダ
イパッドを吸引してめっきを行うものであることを特徴
とするものである。そして、上記におけるプレスブロッ
クは、リードフレームに圧力をかけるための本体である
ブロック部と、該ブロック部に順に積層した、スポンジ
ゴム部と中間板部とマスクゴム部とからなり、マスクゴ
ム部にてリードフレーに接していることを特徴とするも
のである。そしてまた、上記において、微小孔よりエア
ーを噴射できるように、配管に圧縮空気を噴射する圧縮
空気噴射用配管を接続してあることを特徴とするもので
ある。また、上記における吸引手段が、水封式真空ポン
プであることを特徴とするものである。そして上記にお
ける中間板部とマスクゴムとは、同程度の融点を有する
もので、積層した状態でレーザにより微小孔を開孔した
ものであることを特徴とするものである。
【0009】本発明のリードフレームの部分めっき方法
は、リードフレームのめっき面側をマスキング治具で覆
い、且つリードフームのめっき面側でない面側をプレス
ブロックにてリードフレームに押しつけてリードフレー
ムをマスクキング治具とプレスブロックとで狭持し、リ
ードフレームのめっき面側のマスク治具の開口部から露
出した部分に、めっき液を吹きつけてめっきを行う、ダ
イパッドを有するリードフレームの部分めっき方法で、
且つ、吸引手段によりリードレームの非めっき面側から
リードフレームのダイパッドを吸引しながらめっきを行
う部分めっき方法であって、ダイパッドの外周およびダ
イパッドに設けられた開口部外周に沿わせて、プレスブ
ロックのリードフレームに接する面に設けられた微小孔
を介して、前記吸引手段により、リードフレームのダイ
パッドを吸引してめっきを行うことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【作用】本発明のリードフレームの部分めっき装置は、
上記のように構成することにより、スパージヤー方式の
部分めっき装置において、めっきの裏漏れがなく、リー
ドフレームの変形を発生させることの無い装置で、且
つ、故障の少ない構造の装置の提供を可能としている。
詳しくは、ダイパッドの外周およびダイパッドに設けら
れた開口部外周に沿わせて、プレスブロックのリードフ
レームに接する面に、微小孔を多数設け、且つ、該微小
孔に通じる配管を設けており、吸引手段により、前記配
管を介して微小孔よりリードフレームのダイパッドを吸
引してめっきを行うものであることによりこれを達成し
ている。即ち、ダイパッドの外周およびダイパッドに設
けられた開口孔部外周に沿わせて、プレスブロックのリ
ードフレームに接する面に、微小孔を多数設けているこ
とにより、めっきの際、ダイパッド部とプレスブロック
との密着を良い状態に保て、めっきの裏漏れを防止でき
るものとするとともに、限定された箇所にのみ微小孔を
設けてダイパッドを吸引するためダイパッドが変形しず
らいものとしている。更に、微小孔よりエアーを噴射で
きるように、配管に圧縮空気を噴射する圧縮空気噴射用
配管を接続してあることにより、めっき終了後に微小孔
よりエアーを噴射することにより、容易にリードフレー
ムとプレスブロックとの剥離ができるものとしており、
剥離の際にはリードフレームの変形が起きないものとし
ている。また、吸引手段が、水封式真空ポンプであるこ
とにより、装置を故障の少ない耐久性の良いものとして
いる。そしてまた、プレスブロックは、リードフレーム
に圧力をかけるための本体であるブロック部と、該ブロ
ック部に順に積層した、スポンジゴム部と中間板部とマ
スクゴム部とからなり、マスクゴム部にてリードフレー
ムに接していることにより、リードフレーム全体をマス
キング治具への密着を良いものとすると同時に、プレス
ブロックとリードフレームとの密着も良いものとし、結
果として、めっきの裏漏れがなく、所定の部分にのみめ
っきできるものとしている。また、中間板部とマスクゴ
ムとは、同程度の融点を有するもので、積層した状態、
即ち貼りつけた状態でレーザにより微小孔を開孔したも
のであることにより、両者の微小孔の位置ズレのないも
のとしている。尚、中間板部とマスクゴムとを融点の近
い材質を選べば、一体で、レーザ加工による微小孔の加
工が容易となる。
【0011】本発明のリードフレームの部分めっき方法
は、本発明のリードフレームの部分めっき装置を用いて
めっきを行うもので、上記のような構成にすることによ
り、めっきの裏漏れがなく、リードフレームの変形を発
生させることの無いものとしている。
【0012】
【実施例】本発明のリードフレームの部分めっき装置の
実施例を図にもとづいて説明する。図1は本実施例の部
分めっき装置の概略構成を示した概略図であり、図2
(a)は、プレスブロック部の平面図であり、図2
(b)は図2(a)のA1側からみた図で、図3はリー
ドフレームと微小孔との位置関係を示した図である。そ
して、図4(a)はプレスブロック本体の平面図であ
り、図4(b)は図4(a)のB1側からみた図であ
り、図5(a)はスポンジゴム部の平面図で、図5
(b)は図5(a)のC1側からみた図であり、図6
(a)は中間板部とマスクゴムの組みの平面図で、図6
(b)は図6(a)のD1からみた図である。図1、図
2、図3、図4、図5、図6中、100はめっき装置、
110はリードフレーム、111はダイパッド、111
Aは開口部、113はインナーリード、120はマスキ
ング治具、120Aは開口部、122はマスクゴム、1
24は治具部、130はプレスブロック、131はプレ
スブロック部、131Aは配管部、131Bは配管出
口、133はスポンジゴム部、133Aは孔部、135
は中間板部、135Aは孔部、137はマスクゴム、1
37Aは微小孔、140はめっき噴射部、142はノズ
ル、150は真空ポンブ、160は圧縮空気(エア
ー)、162は電磁弁、170はめっき液、173はめ
っきタンク、175は配管、180は圧力ポンプ、19
0はスパージヤー外槽である。本実施例のめっき装置1
00は、半導体装置用のリードフレーム110に対し、
銀めっき等の貴金属めっきを、ダイパッド部やインナー
リード先端部のみに施すための部分めっき装置で、図1
に示すように、リードフレーム110のめっき面側をマ
スキング治具120で覆い、リードフーム110のめっ
き側でない面側をプレスブロック130にてリードフレ
ーム110に押しつけて、リードフレーム110をマス
キング治具120とプレスブロック130にて狭持し、
リードフレーム110のめっき面側のマスキング治具の
開口部120Aから外部に露出した部分に、めっき液を
吹きつけてめっきを行うもので、特に、ダイパッドを有
するリードフレームの部分めっき装置である。
【0013】図2に示すように、本実施例のプレスブロ
ック130は、リードフレーム110に圧力をかけるた
めの本体であるプレスブロック部131と、該プレスブ
ロック部131のリードフレーム110と接する側の面
に順にスポンジゴム部133と、中間板部135と、マ
スクゴム部137とを積層しており、マスクゴム部13
7にてリードフレームに接している。そして、プレスブ
ロック130のリードフレーム110に接する面に、リ
ードフレーム110のダイパッドの外周およびダイパッ
ドに設けられた開口孔部外周に沿わせて、微小孔137
Aを多数設け、且つ、該微小孔137Aをプレスブロッ
ク本体130の配管部131Aに通じるように設けてお
り、めっきの際には、吸引手段により、前記配管部13
1Aを介して微小孔137Aよりリードフレーム110
のダイパッド111を吸引する。
【0014】図3は、リードフレームとプレスブロック
130の微小孔137Aとの位置関係を示したもので、
図3(a)はリードフレームのダイパッド部111に開
口部をも持たない場合の微小孔の位置を丸印で示したも
のであり、図3(b)はリードフレームのダイパッド部
111に開口部111Aを持つ場合の微小孔137Aの
位置を丸印で示したものであり、微小孔137Aは、ダ
イパッド111の周辺およびダイパッド111の開口部
111Aの周辺に沿うように複数設けて、ダイパッド1
11の吸引が充分になされるようにしてある。
【0015】プレスブロック130のプレスブロック部
131は、図4に示されるように、配管部131Aを設
けており、微小孔137Aを設ける領域では、リードフ
レーム110側の面まで配管を延ばしている。そして、
配管131Aの出口131Bから配管152を介して真
空ポンプ150に繋げており、これにより吸引が行われ
る。また、電磁弁162を介して圧縮エアー(空気)1
60が配管152に導入される。プレスブロック130
の材質としてはポリ塩化ビニルを用いたが、特にこれに
限定はされない。
【0016】また、スポンジゴム部133は、図5に示
すように、図4に示すプレスブロック部131の配管部
131Aに繋がる孔部133Aを設けている。スポンジ
ゴムの材質としては発泡シリコンゴムを用いたが、特に
これに限定はされない。
【0017】そして、中間板部135とマスクゴム13
7は一体の状態で加工されているが、図6に示すよう
に、リードフレーム110のダイパッド111の外周お
よびダイパッド111に設けられた開口孔部111A外
周に沿わせて、微小孔137Aを多数設けており、且
つ、微小孔137Aは、スポンジゴム部133の孔部1
33Aの領域に設けられている。マスクゴム137がリ
ードフレームと接するようになっている。中間板部13
5とマスクゴム137とは、それぞれアクリル、シリコ
ンゴムからなるが、特に加工性、リードフレームとの密
着性の点から材質、厚さが決められている。中間板部1
35とマスクゴム137とを融点の近い材質を選べば、
一体で、レーザ加工による微小孔135A、微小孔13
7Aの加工が容易となる。
【0018】プレスブロック130の各部は上記のよう
に作製されており、リードフレーム110を押圧して、
マスキング治具とともにリードフレーム110を狭持
し、互いに密着性させているが、微小孔137Aを設
け、配管部131Aを介して真空ポンプ150により吸
引することにより、ダイパッド111とプレスブロック
130との密着性を強固なものとし、めっきの裏漏れが
発生しない構造としている。 そして、本実施例におい
ては、プレスブロック130に、図1に示す電磁弁16
2を介して圧縮エアー160を導入することができるよ
うになっており、めっきが終了し、プレスブロック13
0からリードフレーム110を剥離する際には、真空ポ
ンプ150による吸引を止め、且つ、圧縮エアー160
を導入し、微小孔137Aから吹き出さすことにより、
剥離を容易にし、リードフレームの変形の発生を防止で
きる。
【0019】真空ポンプ150は、図7に示すような、
多少の水(めっき液)を吸引しても壊れない、水封式真
空ポンプを用いた。尚、図7中、710はインペラー、
720は水環、730は吸気口、740は排気口であ
る。
【0020】圧縮空気(エアー)160はコンプレッサ
等に接続し、圧縮空気を送るラインから、電磁弁162
の開閉により供給される。
【0021】本発明のリードフレームの部分めっき方法
は、図1に示す、実施例のめっき装置100を用いて部
分めっきを行うもので、めっきの際にリードフレーム1
10のダイパッド111周辺およびダイパッド111に
設けた開口部111A周辺に対応させた、微小孔137
Aにより、ダイパッド111をプレスブロック130に
強固に密着させており、めっきの裏漏れの発生を無くす
ことができる。また、プレスブロック130からリード
フレーム110を剥離する際には、真空ポンプによる吸
引を止め、且つ、圧縮エアー160を導入し、微小孔1
37Aから吹き出さすことにより、剥離を容易にし、リ
ードフレーム110の変形の発生を防止できる
【0022】
【効果】本発明は、上記のように、めっき液をマスキン
グ治具を介してリードフレームに吹きつけて所望の領域
にめっきを行う、図8に示すようなスパージヤー方式の
部分めっき装置において、めっきの裏漏れがなく、リー
ドフレームの変形を発生させることの無い装置で、且
つ、故障の少ない構造の装置の提供を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のめっき装置の概略構成図
【図2】プレスブロックを示した図
【図3】リードフレームと吸引用の微小孔の位置関係を
説明するための図
【図4】プレスブロック部を示した図
【図5】スポンジゴム部を示した図
【図6】中間板部とマスクゴム部との組みを示した図
【図7】水封式真空ポンプ
【図8】従来のめっき装置の概略構成図
【図9】めっき状態を説明するための図
【図10】半導体装置とリードフレームを示した図
【符号の説明】
100 めっき装置 110 リードフレーム 111 ダイパッド 111A 開口部 113 インナーリード 120 マスキング治具 120A 開口部 122 マスクゴム 124 治具部 130 プレスブロック 131 プレスブロック部 131A 配管部 131B 配管出口 133 スポンジゴム部 133A 孔部 135 中間板部 135A 孔部 137 マスクゴム 137A 微小孔 140 めっき噴射部 142 ノズル 150 真空ポンプ 152 配管 160 圧縮エアー(空気) 162 電磁弁 170 めっき液 173 めっきタンク 175 配管 180 圧力ポンプ 190 スパージヤー外槽 710 インペラー 720 水環 730 吸気口 740 排気口 810 リードフレーム 811 ダイパッド 813 インナーリード 817 めっき部 819 めっき漏れ部 820 マスキング治具 820A 開口部 822 マスクゴム 824 治具部 830 プレスブロック 840 めっき液噴射部 842 ノズル 870 めっき液 873 めっきタンク 875 配管 880 圧力ポンプ 890 スパージヤー外槽 1010 単層リードフレーム 1011 ダイパッド 1012 インナーリード 1013 アウターリード 1020 半導体素子 1021 端子 1030 ワイヤ 1040 封止用樹脂

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームのめっき面側をマスキン
    グ治具で覆い、且つリードフームのめっき面側でない面
    側をプレスブロックにてリードフレームに押しつけてリ
    ードフレームをマスクキング治具とプレスブロックとで
    狭持し、リードフレームのめっき面側のマスク治具の開
    口部から露出した部分に、めっき液を吹きつけてめっき
    を行う、ダイパッドを有するリードフレームの部分めっ
    き装置であって、ダイパッドの外周およびダイパッドに
    設けられた開口部外周に沿わせて、プレスブロックのリ
    ードフレームに接する面に、微小孔を多数設け、且つ、
    該微小孔に通じる配管を設けており、吸引手段により、
    前記配管を介して微小孔よりリードフレームのダイパッ
    ドを吸引してめっきを行うものであることを特徴とする
    リードフレームの部分めっき装置。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるプレスブロックは、リ
    ードフレームに圧力をかけるための本体であるブロック
    部と、該ブロック部に順に積層した、スポンジゴム部と
    中間板部とマスクゴム部とからなり、マスクゴム部にて
    リードフレーに接していることを特徴とするリードフレ
    ームの部分めっき装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2において、微小孔より
    エアーを噴射できるように、配管に圧縮空気を噴射する
    圧縮空気噴射用配管を接続してあることを特徴とするリ
    ードフレームの部分めっき装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3における吸引手段が、
    水封式真空ポンプであることを特徴とするリードフレー
    ムの部分めっき装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4における中間板部とマ
    スクゴムとは、同程度の融点を有するもので、積層した
    状態でレーザにより微小孔を開孔したものであることを
    特徴とするリードフレームの部分めっき装置。
  6. 【請求項6】 リードフレームのめっき面側をマスキン
    グ治具で覆い、且つリードフームのめっき面側でない面
    側をプレスブロックにてリードフレームに押しつけてリ
    ードフレームをマスクキング治具とプレスブロックとで
    狭持し、リードフレームのめっき面側のマスク治具の開
    口部から露出した部分に、めっき液を吹きつけてめっき
    を行う、ダイパッドを有するリードフレームの部分めっ
    き方法で、且つ、吸引手段によりリードレームの非めっ
    き面側からリードフレームのダイパッドを吸引しながら
    めっきを行う部分めっき方法であって、ダイパッドの外
    周およびダイパッドに設けられた開口部外周に沿わせ
    て、プレスブロックのリードフレームに接する面に設け
    られた微小孔を介して、前記吸引手段により、リードフ
    レームのダイパッドを吸引してめっきを行うことを特徴
    とするリードフレームの部分めっき方法。
JP8248526A 1996-09-02 1996-09-02 リードフレームの部分めっき装置および部分めっき方法 Withdrawn JPH1081992A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7021045B2 (en) 2002-11-28 2006-04-04 Isuzu Motors Limited Fuel injection control device
KR101046232B1 (ko) 2009-05-06 2011-07-04 강건 반도체 부품의 선택적 도금장치
CN103774194A (zh) * 2010-05-07 2014-05-07 厦门永红科技有限公司 一种led引线框架的电镀设备
KR101400244B1 (ko) * 2012-08-30 2014-05-28 (주)제이케이씨코리아 지그 장치를 이용한 부분 금 도금 방법
CN115863181A (zh) * 2022-11-25 2023-03-28 崇辉半导体(江门)有限公司 一种半导体引线框架的选择性粗化设备及其粗化方法

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