JP2001006939A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JP2001006939A
JP2001006939A JP11175298A JP17529899A JP2001006939A JP 2001006939 A JP2001006939 A JP 2001006939A JP 11175298 A JP11175298 A JP 11175298A JP 17529899 A JP17529899 A JP 17529899A JP 2001006939 A JP2001006939 A JP 2001006939A
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JP
Japan
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coil device
core
coil
ring core
drum core
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Pending
Application number
JP11175298A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Yoshimoto
敬之 吉本
Nakaichi Wakui
仲一 涌井
Daisuke Inoue
大輔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板に実装されるコイル装置であって、
該コイル装置は定格電流特性が確保され、且つ、ドラム
コアから漏れ出した磁束が回路基板上の他の回路パター
ンに干渉しないようにする。 【解決手段】 コイルを巻回したドラムコアの外側にリ
ングコアを配設して成るコイル装置に於いて、ドラムコ
ア12の下端部に設けた下鍔12bに下鍔テーパー部1
4を設ける。又、この下鍔テーパー部14に対称形に形
成されたテーパー部15をリングコア13の下端部内側
面に設け、そして、双方のテーパー部を嵌合させてコイ
ル装置10の下端面を閉塞すると共に、該コイル装置1
0の上端面にエアギャップ16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイル装置に関する
ものであり、特に、回路基板の表面に実装されるコイル
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種コイル装置を図4に従って説
明する。図に於いて1はコイル装置を示す。該コイル装
置1は主として10KHz 以上の回路に用いられるもので
あり、コイル2を巻装したフェライト等から成るドラム
コア3と、Ni−Zn系コア材等から成る筒状のリング
コア4とから構成されている。
【0003】而して、該ドラムコア3の上端部と下端部
には夫々上鍔5と下鍔6とが設けられ、そして、コイル
2を巻装する胴部7と一体成形され、且つ、上鍔5は下
鍔6より大径に形成されている。
【0004】又、前記リングコア4は上下面が開放さ
れ、そして、該リングコア4の外径は前記ドラムコア3
の上鍔5の外径と略一致するように形成されている。そ
こで、該リングコア3の上端縁をドラムコア3の上鍔5
の下面外周縁部に当接して固定し、更に、該リングコア
3の下端部内側面と該ドラムコア3の前記下鍔6の外周
側面間にエアギャップ8を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例のエアギャ
ップ8は、磁束の一部を外部に漏らして飽和電流値を高
め、良好な定格電流特性を得るために形成されるのであ
るが、該コイル装置1を回路基板の表面実装部品として
配設する場合は、該エアギャップ8がコイル装置1の下
端面に形成されている関係上、該エアギャップ8から漏
れ出た磁束は回路基板上の他の回路パターンと直接に干
渉して影響を及ぼし、該回路パターンを流れる電流値が
変動する場合がある。例えば、ビデオカメラの液晶表示
回路等に於いては、該エアギャップ8より漏れた磁束が
別の信号系のパターンにノイズとして干渉し、液晶画面
にホワイトノイズが乗る現象が生じるのである。
【0006】そこで、回路基板表面に実装されるコイル
装置であって、該コイル装置は定格電流特性が確保さ
れ、且つ、ドラムコアから漏れ出した磁束が回路基板上
の他の回路パターンに干渉しないようにするために解決
すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課
題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案せられたものであり、コイルを巻回す
るドラムコアの外側にリングコアを配設して成るコイル
装置に於いて、ドラムコアの下端部に設けた下鍔にテー
パー部又は段設部を設け、下鍔に設けた該テーパー部又
は段設部と対称形に形成されたテーパー部又は段設部を
リングコアの下端部内側面に設け、各テーパー部又は段
設部相互を嵌合してコイル装置の下端面を閉塞すると共
に、該ドラムコアの上端部に設けた上鍔の外側面とリン
グコアの内側面間にエアギャップを形成したコイル装置
を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3に従って詳述する。図に於て10はコイル装
置を示す。該コイル装置10はコイル11を巻装したフ
ェライト等の磁性体から成るドラムコア12と、Ni−
Zn系コア材等から成るリングコア13とから構成され
ている。
【0009】図1に於て、前記ドラムコア12の上端部
には上鍔12aが設けられ、下端部には下鍔12bが設
けられており、そして、コイル11を巻装する胴部12
cと一体成形されている。而して、該ドラムコア12の
前記下鍔12bは下部を小径にした下鍔テーパー部14
が設けられており、そして、該下鍔テーパー部14のテ
ーパー面と対称形に形成されたテーパー部15をリング
コア13の下端部内側面に設け、前記下鍔テーパー部1
4をリングコア13の下端部内側面に設けた前記テーパ
ー部15に嵌合し、そして、コイル装置10の下端面を
閉塞して、該コイル装置10の下方から回路基板上に直
接磁束漏れが発生しないように形成されている。又、飽
和電流値を高め、良好な定格電流特性を得るためには、
どうしてもコイル装置にエアギャップを設ける必要があ
るが、本発明のコイル装置10の場合は、該エアギャッ
プ16をリングコア13の上端部内側面とドラムコア1
2の上鍔12aとの間に形成してある。該エアギャップ
16を形成する手段としては特別に限定せられるべきで
はないが、図に於てはドラムコア12の上鍔12aの外
径をリングコア13の上端部内径より小径にして該エア
ギャップ16が形成されている。
【0010】又、図2に於ては該上鍔12a及び下鍔1
2bは夫々2段に段設され、そして、下鍔12bの段設
部12fに対応してリングコア13の下端部内側面にも
段設部15aが形成され、之等段設部12d,15aを
相互に嵌合して該コイル装置10の下端面を閉塞し、そ
して、該下端面からの磁束漏れがないように形成されて
いる。又、上鍔12aの該段設部12fを設けたことに
よりリングコア13との距離が長く形成された分だけ、
該段設部12fからの磁束漏れを多くし、初期のインダ
クタンス値を可及的に落さないで大電流に耐え得るコイ
ル装置10を形成するものである。
【0011】又、図3に於ては、図2に示すドラムコア
12の上鍔12aと下鍔12bの段設部12d及び15
aに代え、夫々外方を小径にした上鍔テーパー部12e
及び図1に示す下鍔テーパー部14と同一の下鍔テーパ
ー部14が形成されている。
【0012】而して、該下鍔テーパー部14に対応して
リングコア13の下端部内側面に前記テーパー部15が
設けられ、そして、下鍔テーパー部14とリングコア1
3の下端部に設けた該テーパー部15とを相互に嵌合し
てコイル装置10の下端面からの磁束漏れを防止してい
る。而して、ドラムコア12及びリングコア13の下端
部を前記段設部又はテーパー部によって相互に嵌合して
コイル装置10の下端部を閉塞しているが、これら段設
部又はテーパー部はドラムコア12の下鍔12bとリン
グコア13の下端面との結合を容易にし、且つ、閉塞性
を向上させるものである。更に、上鍔12aの該上鍔テ
ーパー部12eは該テーパー面によってリングコア13
との距離が長く形成された分だけ、該上鍔テーパー部1
2eからの磁束漏れを多くし、初期のインダクタンス値
を可及的に落さないで大電流に耐え得るコイル装置10
を形成したのであるが、之は前記図2に示すコイル装置
10と全く同様である。
【0013】斯くして、本発明のコイル装置10は、前
記エアギャップ16が該コイル装置10の上端面に形成
されているため、該コイル装置10の下端面を回路基板
上に当接して実装するとき、該コイル装置10の下面か
らは磁束漏れが発生せず、依って、該回路基板上の他の
回路パターンに前記漏れ出した磁束が直接干渉すること
はない。然し乍ら、該コイル装置10には上端面にエア
ギャップ16が形成されているため、該コイル装置10
の飽和電流値は高められ、且つ、良好な定格電流特性を
得ることができるのである。
【0014】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記一実施の形態にて詳述し
たように、コイル装置に於て、ドラムコアの下鍔のテー
パー部又は段設部に対応してリングコアの下端部内側面
にテーパー部又は段設部を設け、夫々対向するテーパー
部相互又は段設部相互を嵌合して該コイル装置の下端部
を閉塞したので、該コイル装置を回路基板上に実装した
とき、該コイル装置の下端部からの磁束漏れが発生する
ことはない。斯くして、コイル装置から漏れる磁束によ
って回路基板上の回路パターンに影響を及ぼすことはな
く、且つ、該回路パターンを流れる電流値が変動するよ
うなこともなくなる。即ち、例えば、ビデオカメラの液
晶表示回路ではエアギャップより漏れた磁束が別の信号
系のパターンにノイズとして干渉し、そして、液晶画面
にホワイトノイズが乗ると云う現象が生じることは全く
なくなったのである。
【0016】勿論、本発明のコイル装置に於ては前記エ
アギャップを該コイル装置の上端面に設けたので、この
エアギャップより漏れる磁束が前記回路基板上の回路パ
ターンに干渉することはなく、且つ、このエアギャップ
を設けたことにより、従来例と同様に飽和電流値を高
め、良好な定格特性を得ることができることは当然であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、コイル装置の縦
断面図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示し、コイル装置の
縦断面図。
【図3】本発明の更に他の実施の形態を示し、コイル装
置の縦断面図。
【図4】従来のコイル装置の縦断面図。
【符号の説明】
10 コイル装置 11 コイル 12 ドラムコア 12a 上鍔 12b 下鍔 12d(12f) 段設部 13 リングコア 14 下鍔テーパー部 15 テーパー部 15d 段設部 16 エアギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 大輔 福岡県飯塚市大字立岩字帯田1049番地 九 州ミツミ株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA01 AB01 AB08 BA05 DB06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回するドラムコアの外側にリ
    ングコアを配設して成るコイル装置に於いて、ドラムコ
    アの下端部に設けた下鍔にテーパー部又は段設部を設
    け、下鍔に設けた該テーパー部又は段設部と対称形に形
    成されたテーパー部又は段設部をリングコアの下端部内
    側面に設け、各テーパー部又は段設部相互を嵌合してコ
    イル装置の下端面を閉塞すると共に、該ドラムコアの上
    端部に設けた上鍔の外側面とリングコアの内側面間にエ
    アギャップを形成したことを特徴とするコイル装置。
JP11175298A 1999-06-22 1999-06-22 コイル装置 Pending JP2001006939A (ja)

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