JP2000311817A - 表面実装コイル装置 - Google Patents

表面実装コイル装置

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JP2000311817A
JP2000311817A JP11119167A JP11916799A JP2000311817A JP 2000311817 A JP2000311817 A JP 2000311817A JP 11119167 A JP11119167 A JP 11119167A JP 11916799 A JP11916799 A JP 11916799A JP 2000311817 A JP2000311817 A JP 2000311817A
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JP
Japan
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core
coil
exterior
magnetic
cores
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JP11119167A
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English (en)
Inventor
Shinichi Wakui
伸一 涌井
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装コイル装置において、定格電流特性
の確保と共に、磁心からの磁束の漏れだ出し量を可及的
に低減して周辺の回路に与えるノイズを規制する。 【解決手段】 コイル17を巻装する磁心10をMn−
Zn系コア材又はFe−Al−Si系合金より形成し、
コイル17を収容する外装コアを磁心10を収容して封
止する筒状で且つ磁心10の軸方向において分割した第
1外装コア11と第2外装コア12とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイル装置に関する
ものであり、特に、回路基盤の表面に実装する磁心形の
表面実装コイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は10kHz以上の回路に主として
使用されるコイル装置1を示し、コイル2を巻き付けた
フェライト製の磁心3と、Ni−Zn系コア材より成
り、前記磁心3を収容するための筒状の外装コア4とか
ら構成されている。
【0003】磁心3の一端部と他端部には夫々鍔5,6
が一体成形され、一方の鍔5には筒状の外装コア4の内
面をインロー嵌合して位置決するリテーナ部7が形成さ
れ、そして、一方の鍔5の鍔径に対して他方の鍔6の鍔
径を小径に設定することにより、外装コア4に磁心3が
収容されたとき、外装コア4の内面と他方の鍔6の外周
面との間に、磁束の一部を外部に漏らすためのエアギャ
ップ8が区画形成されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記コイル装置1にお
いて、飽和電流値を高め、良好な定格電流特性を得るに
は、前記エアギャップ8を区画して磁束の一部を外部に
漏らすことが必要となるが、前記コイル装置1を回路基
盤の表面実装部品として配設する場合は、漏れ出した磁
束が周囲の回路パターン(導線、コイル等)に影響を及
ぼし、回路パターンを流れる電流値が変動する場合があ
る。例えば、ビデオカメラの液晶表示回路では、エアギ
ャップより漏れた磁束が別の信号系のパターンにノイズ
として干渉し、液晶画面にホワイトノイズが乗る現象が
発生している。また、エアギャップ8の設定に応じて外
装コア4の外径が必然的に大きくなる欠点もある。
【0005】そこで、本発明は、表面実装コイル装置に
おいて、定格電流特性の確保と共に、磁心からの磁束の
漏れ出し量を可及的に低減するために、解決せられる技
術的課題が生じて来るのであり、本発明は該課題を解決
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべく提案せられたものであり、Mn−Zn系コア材又
はFe−Al−Si系合金より成りその外周面にコイル
が巻装された磁心と、前記磁心を収容して封止すべく筒
状に形成されると共に、前記磁心の軸方向に2分割して
形成された第1外装コアと第2外装コアとを備え、第1
外装コアと第2外装コアとを接合してこれら第1外装コ
ア及び第2外装コア内に前記磁心を収容して封止した表
面実装コイル装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1及び図2を参照して詳述する。
【0008】図1はコイル装置20を示し、Mn−Zn
系のコア材より棒状の磁心10を形成する一方、一端の
みが開口された筒状の第1外装コア11と第2外装コア
12を形成している。第1外装コア11及び第2外装コ
ア12の他端を閉塞する閉塞部13,14の軸芯部に
は、それぞれ前記磁心10の端部を嵌合して支持すべく
凹部15,16を形成し、更に、第1外装コア11及び
第2外装コア12の内径は、前記磁心10に巻き付ける
コイル17の最外層の径よりも適宜大きめに設定してい
る。また、磁心10は、フェライトよりも透磁率が高い
Mn−Zn系合金のコア材もしくはFe−Al−Si系
合金から構成し、第1外装コア11及び第2外装コア1
2は、Ni−Zn系合金のコア材より構成している。そ
して、第1外装コア11と第2外装コア材12の深さ
は、コイル17が巻き付けられた前記磁心10の両端部
が夫々対応する凹部15,16に嵌合されたとき、第1
外装コア11と第2外装コア材12の端面18,19同
士が気密に接合されるように設定されている。
【0009】従って、このように構成されたコイル装置
20では、コイル17の最外層と第1外装コア11及び
第2外装コア12の内面との接触が規制されコイル17
の損傷が防止される。更に、第1外装コア11と第2外
装コア12との対峙面18,19同士の接触により前記
エアギャップ8が廃止されることなり、磁束の漏れ出し
は殆ど防止されるが、上述したように、前記磁心10
は、透磁率がフェライトの透磁率よりも高いMn−Zn
系合金製のコア材もしくはFe−Al−Si系合金から
構成されている。このため、エアギャップ8の有無とは
無関係に飽和電流値は高くなり、コイル17には大電流
を流すことが可能となる。従って、コイル17の定電圧
特性は、所期の定格電流特性とすることが可能となり、
磁束の漏れだし防止による周辺の回路のノイズを規制す
ることができる。また、磁心10にMn−Zn系合金製
のコア材を採用することにより、コイル装置20の外径
を小さく、高さを大幅に低くすることができる。
【0010】また、前記磁心10及びコイル17の上述
した形態の収容が可能であれば第1外装コア11と第2
外装コア12とは同一形状でもよく、また、何れか一方
の深さを浅く、他方を深く形成してもよいが、図2に示
す如く、第1外装コア11の円筒部を長くし、第2外装
コア12を鍔状に形成して、両者を一体に接続した形態
としても、前記実施の形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0011】なお、本形態に係るコイル装置20をSM
Dチョークコイルとしてビデオカメラの液晶表示装置を
制御する制御基盤に実装してそのノイズの確認試験を実
施しているが、液晶画面にホワイトノイズが乗る現象
は、未だ、報告されていない。
【0012】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明は上記一実施の形態に詳述
したようにコイルを巻装する磁心をMn−Zn系コア材
又はFe−Al−Si系合金より形成し、コイルを収容
する外装コアを磁心を収容して封止する筒状で且つ磁心
の軸方向において2分割した第1外装コアと第2外装コ
アとから構成したので、定格電流特性の確保とともに、
周辺の回路へのノイズを規制することができる等、正
に、著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、表面実装コイル
装置の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す表面実装コイル
装置の他の縦断面図である。
【図3】従来の表面実装コイル装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 磁心 11 第1外装コア 12 第2外装コア 17 コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mn−Zn系コア材又はFe−Al−S
    i系合金より成りその外周面にコイルが巻装された磁心
    と、前記磁心を収容して封止すべく筒状に形成されると
    共に、前記磁心の軸方向に2分割して形成された第1外
    装コアと第2外装コアとを備え、第1外装コアと第2外
    装コアとを接合してこれら第1外装コア及び第2外装コ
    ア内に前記磁心を収容して封止したことを特徴とする表
    面実装コイル装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142081A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Yonezawa Densen Kk 送電コイル、無接点式充電器、無接点充電式機器、送電コイルの製造方法、無接点式電力伝送システム
JP2020053514A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 Ntn株式会社 インダクタ

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JP2000021638A (ja) * 1998-06-29 2000-01-21 Tokin Corp 巻線部品

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JP7253891B2 (ja) 2018-09-26 2023-04-07 Ntn株式会社 インダクタ

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060627