JPH10144547A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JPH10144547A
JPH10144547A JP31870596A JP31870596A JPH10144547A JP H10144547 A JPH10144547 A JP H10144547A JP 31870596 A JP31870596 A JP 31870596A JP 31870596 A JP31870596 A JP 31870596A JP H10144547 A JPH10144547 A JP H10144547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
straight portions
soft magnetic
magnetic core
parts
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31870596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Osada
尊行 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP31870596A priority Critical patent/JPH10144547A/ja
Publication of JPH10144547A publication Critical patent/JPH10144547A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己インダクタンスと共に、リーケージイン
ダクタンスの高いチョークコイルで、かつ、自動巻線が
容易で、小型で、製造が容易で、安価なチョークコイル
を得ること。 【解決手段】 閉磁路を形成する軟磁性コアに側路12
を配置し、該側路12に空隙13を設けて、磁気抵抗の
大きな側路を配置することにより、自己インダクタンス
を減少させず、リーケージインダクタンスを大きくした
チョークコイル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源ラインに挿入
される、雑音防止用チョークコイルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の普及に伴い、商用電源
ラインには多量の高調波電流が流れるようになってきて
いる。従って、現在、高調波電流抑制の国際規格(IE
C555)の適用に伴い、インバータを使用している電
気機器の電源ラインにはアクティブノイズフィルタを設
置し、高調波電流を抑制している。
【0003】しかしながら、アクティブノイズフィルタ
は高調波電流を抑制するものの、アクティブノイズフィ
ルタ自体がノーマルモードノイズ発生の原因となるた
め、アクティブノイズフィルタの入力部には、ノーマル
モードノイズの除去が可能なチョークコイルの接続が必
要であった。
【0004】従って、アクティブノイズフィルタの入力
部には、ノーマルモードチョークコイルと、図5に示す
ようなコモンモードチョークコイルを設置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノーマ
ルモードノイズを除去するチョークコイルとコモンモー
ドノイズを除去するチョークコイルの2つを設置するの
は、インバータ照明機器の小型化や低価格化に不利であ
り、工業的な課題であった。
【0006】図5に示したコモンモードチョークコイル
は、図4に示すような、ロの字形の軟磁性コア101の
一辺にコイルボビン2を取付け、コイルボビン2を回転
することにより、コイルボビンに自動巻線を施してなる
構成である。このコモンモードチョークコイルは、磁路
中にギャップが無く、またコイルボビン2を回転するこ
とによる自動巻線が可能であるために、インダクタンス
が高く、かつ製造が容易で安価なチョークコイルである
が、磁路中にギャップが無いために、リーケージインダ
クタンスが小さく、ノーマルモードノイズはあまり除去
されない。
【0007】しかしながら、リーケージインダクタンス
を大きくするために、コモンモードチョークコイルの磁
路中にギャップを設けたのでは、コモンモードノイズを
除去する自己インダクタンスが小さくなってしまうとい
う問題があった。
【0008】本発明の目的は、このような課題を解決
し、チョークコイルを製造する際、自動巻線が容易であ
り、コモンモードノイズを除去する自己インダクタンス
が減少することなしにノーマルモードノイズを除去する
リーケージインダクタンスを増加することが可能な、安
価で、かつ小型であり、なおかつ、製造が容易なチョー
クコイルを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、閉磁
気回路を形成する軟磁性コアに側路を設け、前記側路の
磁気抵抗を大きくすることとした。前記側路の磁気抵抗
が閉磁路の磁気抵抗より充分大きければ、側路周辺にロ
ーカルパスが形成され、リーケージインダクタンスが大
きくなる。具体的には、軟磁性コアの前記側路に空隙部
を設けることにより、或いは前記側路の断面積を該軟磁
性コアの巻線を施した部分より小さくすることにより、
側路の磁気抵抗を大きくする。
【0010】上記のようにして、チョークコイルの自己
インダクタンスを減ずることなしに、リーケージインダ
クタンスの増大を計ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】軟磁性コアに2つのコイルボビン
を装着し、該コイルボビンに巻線を施してチョークコイ
ルを形成するチョークコイルにおいて、コアの形状を目
の字形にし、4つの平行する直線部の最外部の2つの直
線部には空隙部を設け、前記軟磁性コアの4つの平行す
る直線部と直交する左右の2つの直線部の、上記4つの
平行する直線部の最外部でない2つの直線部に挟まれた
直線部にコイルボビンを装着し、巻線を施す。
【0012】また、前記軟磁性コアの4つの平行する直
線部の最外部の2つの直線部に空隙部を設け、4つの平
行する直線部の最外部でない2つの直線部にコイルボビ
ンを装着し、巻線を施す。
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0014】(実施例1)図1に、本発明の実施例1の
チョークコイルの外観を示す。また、図2に、本実施例
のチョークコイルに使用する目の字形軟磁性コア1を示
す。
【0015】図2の軟磁性コア1は、目の字形であり、
図2に示すように、上下に亘る4つの平行する直線部1
2、23の最外部の2つの直線部12には空隙部13が
設けられ、かつ、4つの平行する直線部と直交する2つ
の直線部14の、4つの平行する直線部の最外部でない
2つの直線部23に挟まれた直線部3に、2つのコイル
ボビン2を装着し、巻線を施した。
【0016】図1に示す実施例1のチョークコイルは、
2つのコイルボビン2を形成する2組のボビン分割体
(図示せず)を軟磁性コア1の2つの直線部3を囲うよ
うに二分割された半円筒形の巻芯が円筒をなすように突
き合わせた後、この巻芯の巻線部に2つの巻線を巻回し
て完成する。
【0017】実施例1のチョークコイルは、軟磁性コア
1の直線部23と直線部3によって閉磁路が形成されて
いるため、自己インダクタンスが高く、また、空隙部1
3から磁束が漏洩するので、リーケージインダクタンス
も高かった。
【0018】従って、実施例1のチョークコイルは、ノ
ーマルモードノイズとコモンモードノイズの両方の除去
に効果的なチョークコイルであった。
【0019】(実施例2)図3に、本発明の実施例2の
チョークコイルの外観を示す。図2に示すような目の字
形軟磁性コア1の4つの平行する直線部の内側の2つの
直線部23にコイルボビン2を配置し、巻線を施した。
軟磁性コア1の直線部3と直線部23によって閉磁路が
形成されているため、自己インダクタンスが高く、ま
た、空隙部13から磁束が漏洩するので、リーケージイ
ンダクタンスも高く、実施例1と同様に自己インダクタ
ンスと、リーケージインダクタンスともに高いチョーク
コイルが得られた。
【0020】本実施例においては、側路に空隙部を設け
ることにより、側路の磁気抵抗を大きくしたが、側路の
断面積を小さくすることによっても、原理的に同等の効
果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明のチョークコイルは、前記側路か
ら磁束が漏洩することにより発生するリーケージインダ
クタンスが存在するため、ノーマルモードノイズとコモ
ンモードノイズの両方の除去が可能である。また、軟磁
性コアには閉磁路部分が形成されているために、自己イ
ンダクタンスも高い。従って、本発明によれば、ノーマ
ルモードノイズとコモンモードノイズの両方の除去が可
能であり、自動巻線が容易で、小型で、製造しやすく、
かつ安価なチョークコイルの提供ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のチョークコイルの外観斜視図。
【図2】実施例1及び実施例2のチョークコイルに使用
する目の字形閉磁路コアの外観斜視図。
【図3】実施例2のチョークコイルの外観斜視図。
【図4】従来のチョークコイルに使用するロの字形閉磁
路コアの外観斜視図。
【図5】従来のチョークコイルの外観斜視図。
【符号の説明】
1 本発明の軟磁性コア 2 コイルボビン 3,12,14,23 本発明の軟磁性コアの直線部 13 空隙部 26 巻線 101 従来の軟磁性コア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉磁気回路を形成する軟磁性コアに巻線
    を施してなるチョークコイルにおいて、前記軟磁性コア
    に側路を設け、前記側路の磁気抵抗が、該軟磁性コアの
    巻線を施した部分よりも大なることを特徴とするチョー
    クコイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチョークコイルにおい
    て、軟磁性コアの側路に空隙部を設けたことを特徴とす
    るチョークコイル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチョークコイルにおい
    て、軟磁性コアの側路の断面積を、該軟磁性コアの巻線
    を施した部分の断面積よりも小さくしたことを特徴とす
    るチョークコイル。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のチョークコイルにおい
    て、軟磁性コアの形状を目の字形とし、4つの平行する
    直線部の最外部の2つの直線部に空隙部を設け、前記目
    の字形コアの4つの平行する直線部と直交する2つの直
    線部の、上記4つの平行する直線部の最外部でない2つ
    の直線部に挟まれた部分に巻線を施したことを特徴とす
    るチョークコイル。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のチョークコイルにおい
    て、軟磁性コアの形状を目の字形とし、4つの平行する
    直線部の最外部の2つの直線部に空隙部を設け、4つの
    平行する直線部の最外部でない2つの直線部に巻線を施
    すことを特徴とするチョークコイル。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のチョークコイルにおい
    て、軟磁性コアの形状を目の字形とし、4つの平行する
    直線部の最外部の2つの直線部の断面積を他の2つの直
    線部の断面積よりも小さくし、前記目の字形コアの4つ
    の平行する直線部と直交する2つの直線部の、上記4つ
    の平行する直線部の最外部でない2つの直線部に挟まれ
    た部分に巻線を施したことを特徴とするチョークコイ
    ル。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のチョークコイルにおい
    て、軟磁性コアの形状を目の字形とし、4つの平行する
    直線部の最外部の2つの直線部の断面積を他の2つの直
    線部の断面積よりも小さくし、4つの平行する直線部の
    最外部でない2つの直線部に巻線を施すことを特徴とす
    るチョークコイル。
JP31870596A 1996-11-13 1996-11-13 チョークコイル Withdrawn JPH10144547A (ja)

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JP31870596A JPH10144547A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 チョークコイル

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JP31870596A JPH10144547A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 チョークコイル

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JPH10144547A true JPH10144547A (ja) 1998-05-29

Family

ID=18102080

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31870596A Withdrawn JPH10144547A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 チョークコイル

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JP (1) JPH10144547A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050160A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Toyota Industries Corp インダクタンス装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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