JP7253891B2 - インダクタ - Google Patents

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本発明は、インダクタに関する。
インダクタは、電源回路、一般信号回路、高周波回路等の電気回路において、例えばトランス、アンテナ(バーアンテナ)、チョークコイル、フィルタ、あるいはセンサ等として使用される。近年の電気機器あるいは電子機器に対する小型化、高周波化、あるいは大電流化の要請に伴い、インダクタに対しても同様の対応が要求されている。
現状のインダクタのコアとしては、フェライトを使用したものが主流であるが、フェライトを使用したコアでは、材料特性そのものの限界から、上記の要請に応えることは難しくなっている。そのため、新たなコア材料の実用化が模索されている。候補の一つとして磁気特性に優れたアモルファス系材料が提案されているが、アモルフォス系材料は、成形性が従来のフェライト系材料に比べて悪い、という問題がある。
この成形性に配慮した既存技術として、内芯コアをアモルファス系磁性材料で形成すると共に、外殻コアをアモルファス系磁性材料と熱可塑性樹脂の混合物で形成した複合コアがある(特許文献1)。アモルファス系磁性粉末だけで磁性素子全体を形成する場合、全体を金型で圧縮成形する必要があるため、その形状はどうしても制約を受けることになるが、特許文献1の複合コアであれば、外殻コアが射出成形により成形可能となるため、形状自由度が高まる利点が得られる。
特開2015-185673号公報
本発明者の検証により、特許文献1の複合コアでは、図5(b)に示すように、巻線で生じた磁束が最初に通過する内芯コア近傍の隅部(A)で、内芯コアから離れた隅部(B)に比べ、局所的に磁束密度が高まることが明らかになった。この場合、コア内に磁束密度の高い部分と低い部分ができ、しかも磁束密度の差が大きいため、直流重畳特性が低下する問題がある。
特許文献1のように、外殻コアに樹脂材料を配合した場合、そのような樹脂材料を含まない内芯コアに比べて、どうしても比透磁率が低下する。現状、上記のようにコアの隅部で局所的に磁束密度が高まる詳細なメカニズムは不明であるが、内芯コアに比べて外殻コアの比透磁率が低くなることで、内芯コアから外殻コアにスムーズに磁束が流れず、両者の境界部で磁束が停滞したような状態になることが要因の一つと推察される。
以上の検証に基づき、本発明は、複合コアを用いたインダクタの直流重畳特性を向上させることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、コアおよび巻線を備え、前記コアが、前記巻線を外周に巻回した内芯コアと、前記内芯コアよりも低透磁率の磁性材料で形成され、かつ前記内芯コアの両端部に嵌合固定された外殻コアとを有し、前記内芯コアが、前記外殻コアと接触した接触部と、前記外殻コアと接触しない非接触部とを備えるインダクタにおいて、前記外殻コアが、絶縁被膜付き軟磁性粉末と熱可塑性樹脂とを含む材料で成形され、前記接触部に、巻線軸方向と直交する方向の断面積が、前記非接触部の巻線軸方向と直交する方向の断面積よりも小さい縮小部を設け、前記縮小部の、前記巻線軸方向と直交する方向で前記外殻コアと接触する面の全てが、前記非接触部の外周面より前記巻線軸への接近側に後退していることを特徴とする。
このように内芯コアの両端部に縮小部を設けることにより、内芯コア近傍の隅部での局所的な磁束の集中を緩和し、磁束密度の高い部分と低い部分の差を小さくすることができる。これにより、コア内でバランス良く磁束を分布させることがき、直流重畳特性を向上させることが可能となる。
前記縮小部は円筒面状に形成することができる。この場合、縮小部と非接触部の半径寸法の径差をXとし、縮小部の巻線軸方向の長さをYとして、X>Yにするのが好ましい。
前記縮小部をテーパ面状に形成することもできる。
本発明によれば、複合コアを用いたインダクタの直流重畳特性を向上させることができる。
本実施形態にかかるインダクタを示す斜視図である。 (a)図は本実施形態にかかるインダクタの縦断面図であり(実施例1)、(b)図はその磁束密度を示すコンター図である。 (a)図は本実施形態にかかるインダクタの縦断面図であり(実施例2)、(b)図はその磁束密度を示すコンター図である。 (a)図は本実施形態にかかるインダクタの縦断面図であり(実施例3)、(b)図はその磁束密度を示すコンター図である。 (a)図は比較例1の縦断面図であり(実施例1)、(b)図はその磁束密度を示すコンター図である。 (a)図は比較例2の縦断面図であり(実施例1)、(b)図はその磁束密度を示すコンター図である。 実施例および比較例の最大磁束密度、およびインダクタンス値を示す表である。 本発明の他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図1~図10に基づいて説明する。
図1は本実施形態にかかるインダクタ1を示す斜視図であり、図2は、当該インダクタの縦断面図である。図1および図2に示すように、本実施形態にかかるインダクタ1は、コア2と巻線3とを有する。
本実施形態のコア2は、JIS C2560-1に規定されたPQ型に相当するもので、軸状の内芯コア21と、内芯コア21の外径側に配置された外殻コア22とを有する。コア2にエアギャップは設けられていない。
本実施形態の内芯コア21は、円筒状をなしている。内芯コア21の中心には、巻線軸方向(図2の上下方向)の全長にわたって孔210が形成されている。中芯コア21は、円筒状の他、角筒状に形成することもできる。
外殻コア22は、側部22aと、側部22aの巻線軸方向の両端部から半径方向の内側に向けて延びたフランジ部22bとを一体に有する。本実施形態において、側部22aは円筒状に形成され、各フランジ部22bは、中心に孔を有する孔空き円板状に形成される。フランジ部22bの内面220は、内芯コア21の巻線軸方向の両端部の外周面に嵌合している。側部22aの円周方向一部領域に、巻線3と接続する配線を通すための切欠き221(図1参照)が設けられている。内芯コア21の端面は、インダクタ1の表面に露出しており、フランジ部22bの外端面と同一平面上にある。
図2に示すように、巻線3は、内芯コア21の外周に巻回される。側部22aと内芯コア21との間の環状空間に巻線3が配置される。外殻コア22の側部22aが巻線3の外周面と対向し、両フランジ部22bが巻線3の両端面とそれぞれ対向している。
インダクタ1の組立前の状態では、内芯コア21および外殻コア22は、それぞれ図2に示す分割線Mで二分割された状態にある。インダクタ1の組立に際しては、先ず、内芯コア21の半体および外殻コア22の半体をそれぞれ個別に製作する。次いで、内芯コア21の半体を外殻コア22の半体の内面220に嵌合固定してアセンブリとし、このアセンブリを二組製作する。各アセンブリの内芯コア21と外殻コア22は、接着等の手段で固定する。次いで、一方のアセンブリの内芯コア21の外周に巻線3を配置した状態で、二組のアセンブリを衝合し、接着等の手段で両者を一体化する。これにより、図1に示すインダクタ1が完成する。
内芯コア21は、例えば、金型を用いて軟磁性粉末を圧縮成形した後、圧粉体に焼鈍処理を施すことで製作される。軟磁性粉末としては、純鉄系、アモルファス系、フェライト系、軟磁性合金系(センダスト、パーマロイ等)、ナノ結晶系等からなる軟磁性金属粉末に絶縁被膜をコーティングした絶縁被膜付き軟磁性粉末を使用することができる。絶縁被膜としては、Al23、Y23、MgO、ZrO2等の金属酸化物あるいは半金属の酸化物、ガラス材料、またはこれらの混合物に、バインダーとしての樹脂材料を配合したものが使用される。焼鈍に伴ってバインダー成分は分解し、ガスとなって揮散する。この絶縁被膜付き軟磁性粉末を用いた内芯コア21の初透磁率(磁界0 A/m時の比透磁率を意味する)は、30以上200以下が好ましい。
外殻コア22は、以上に述べた絶縁被膜付き軟磁性粉末に熱可塑性樹脂を加えた原料を射出成形することで製作される。熱可塑性樹脂としては、射出成形に用いることができるものであれば、特に制限なく使用することができ、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等が使用可能である。例えば、熱可塑性樹脂としてPPSを使用すれば、射出成形時に良好な流動性を得ることができ、かつ成形後は高い耐熱性を得ることができる。上記原料における熱可塑性樹脂の配合量は5~20%程度が好ましい。内芯コア21と外殻コア22では、同種の軟磁性粉末を使用する他、異なる種類の軟磁性粉末を使用することもできる。
このように外殻コア22を射出成形が可能となる材料で形成し、外殻コア22を射出成形で成形することにより、外殻コア22の形状自由度が向上し、任意の形態のコア2、例えば切欠き部221(図1参照)を有するような複雑な形状の外殻コア22も低コストに製作することが可能となる。
内芯コア21の巻線軸方向の両端部に、外殻コア22のフランジ部22bの内面220を接着等により接合することでコア2が得られる。このコア2では、外殻コア22に熱可塑性樹脂を配合している関係で、外殻コア22の透磁率が内芯コア21の透磁率よりも小さくなる。ここでの透磁率は、例えば初透磁率で表される。本実施形態のインダクタ1は、このように内芯コア21と外殻コア22とで透磁率を異ならせた、いわゆる複合コア2を対象とするものである。
このように本実施形態では、外殻コア22の射出成形を可能にする観点から、外殻コア22のコア材料に熱可塑性樹脂を添加しており、その結果として、外殻コア22の透磁率が内芯コア21の透磁率よりも低くなっているが、内芯コア21と外殻コア22の比透磁率の差は、射出成形性とは異なる別の技術的観点から、別の手段によって与えることもできる。例えば、内芯コア21と外殻コア22の双方を個別に圧縮成形し、この際に外殻コア22の密度を内芯コア21の密度よりも低くし、あるいは外殻コア22に含まれる軟磁性粉末の平均粒径を内芯コア21bに含まれる軟磁性粉末の平均粒径よりも小さくする。かかる手段によっても、外殻コア22の透磁率を内芯コア21の透磁率よりも小さくすることができる。
本実施形態にかかる複合コア2は、さらに以下に述べる特徴を備えている。
図2(a)に示すように、内芯コア21の外周面には、外殻コア22と接触した接触部23と、外殻コア21と接触しない非接触部24とが設けられる。接触部23は非接触部24よりも小径の円筒面状に形成される。これにより内芯コア21の両端に、巻線軸方向と直交する方向の断面積を、非接触部24の巻線軸方向と直交する方向の断面積よりも小さくした縮小部25が形成される。縮小部25は、例えば、内芯コア21の全体を圧縮成形する際に同時に成形することができる。この他、内芯コア21の圧縮成形および焼鈍後、その両端部の外周を切削等により除去することによって縮小部25を形成することもできる。
図2(a)に示す実施形態では、内芯コア21の縮小部25と非接触部24の外周面の半径寸法差をXとし、縮小部25の巻線軸方向の長さをYとして、X>Yに設定している(以下、「実施例1」と称する)。この他、図3(a)に示すように、X=Yとしてもよく(以下、「実施例2」と称する)、図4(a)に示すように、X<Yとしてもよい(以下、「実施例3」と称する)。
次に、以上に述べた実施例1~3および比較例1,2について、磁束密度の分布を解析した結果を説明する。ここで比較例1は、図5(a)に示すように、内芯コア21に縮小部25を設けず、内芯コア21をその軸方向全長にわたって同径寸法に形成し、その両端部に外殻コア22のフランジ部22bの内面220を接合したものである。また、比較例2は、図6(a)に示すように、中芯コア21の巻線軸方向の両端部に、外径側に突出する円板状のフランジ部21aを設け、フランジ部21aの外周面に外殻コア22に接合したものである。この場合、フランジ部21aの外周面が非接触部24よりも大径の接触部23を構成する。外殻コア22は円筒状の側部22aだけで形成され、実施例1~3のようなフランジ部は有しない。
なお、実施例1~3および比較例1,2の内芯コア21は、何れも軟磁性粉末としてアモルフォス系を使用し、これを圧縮成形後、焼鈍して製作される。焼鈍後の絶縁被膜はAl23で形成されている。また、外殻コア22は、同じ絶縁被膜付きアモルフォス系磁性粉末にPPSを配合し、射出成形したものである。
図2(b)、図3(b)、図4(b)、図5(b)、図6(b)に、実施例1~3、および比較例1,2における磁束密度のコンター図を示す。図2(b)が実施例1、図3(b)が実施例2、図4(b)が実施例3、図5(b)が比較例1、図6(b)が比較例2に対応する。
図5(b)に示す比較例1のコンター図によれば、コア2の隅部となる、内芯コア21の接触部23と外殻コア22との接合部(符号A)で磁束密度が局所的に高くなり、磁束密度の高い部分と低い部分の差が大きくなることが理解される。一方、図6(b)に示す比較例2では、内芯コア21の接触部23と外殻コア22との接合部における磁束の集中は、比較例1よりも緩和されているものの、内芯コア21の磁束密度が極端に大きくなっている。そのため、依然として、磁束密度の高い部分と低い部分の差が大きく、磁束の分布がアンバランスになっている。
これに対し、図2(b)、図3(b)、図4(b)に示す実施例1~3では、内芯コア21の接触部23と外殻コア22との接合部の磁束密度が比較例1よりも抑えられ、かつ内芯コア21の磁束密度も比較例2より抑えられている。従って、磁束密度の高い部分と低い部分の差が小さくなり、コア内でバランス良く磁束が分布している。そのため、実施例1~3であれば、比較例1,2よりも直流重畳特性を向上させることが可能となる。
図7は、最大磁束密度の解析結果およびインダクタンス値の測定結果を表にまとめたものである。図7における「最大磁束密度」は、内芯コア21に近いコア隅部(角部)での磁束密度の最大値を示す。比較例1の最大磁束密度を1として、比較例1に対する最大磁束密度の低減量が誤差の範囲(±1%未満)を評価「1」、1.0%以上10%未満の範囲を評価「2」、10%以上20%未満の範囲を評価「3」、20%以上30%未満の範囲を評価「4」、30%以上40%未満の範囲を評価「5」、40%以上50%未満の範囲を評価「6」としている。また、「インダクタンス値」の欄は、直流重畳下のインダクタンス値を示す。比較例1のインダクタンス値を1として、その増加量が誤差の範囲(±1%未満)を評価「1」、1.0%以上10%未満の範囲を評価「2」にしている。「総合判定」の欄は、「最大磁束密度」の評価と「インダクタンス値」の評価の和とした。
図7からも明らかなように、実施例1~3によれば、比較例1よりも最大磁束密度が低下し、直流重畳下のインダクタンス値も大きくなっている。また、比較例2との対比では、実施例1~3は、最大磁束密度が同等もしくは低下し、直流重畳下のインダクタンス値が大きくなっている。従って、実施例1~3であれば、実際に直流重畳特性が向上することが明らかになった。特に実施例1(X>Y:図2(a)参照)であれば、最も良好な結果を得ることも明らかになった。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図8は、内芯コア21の縮小部25(接触部23)を、テーパ面状に形成したものである。この場合も、縮小部25では、巻線軸方向と直交する方向の断面積が、非接触部24の巻線軸方向と直交する方向の断面積よりも小さくなる。図9は、内芯コア21の両端部に縮小部25を設ける一方、外殻コア22を縮小部25と非接触部24に跨る形で接合したものである。この場合、内芯コア21の縮小部25と、縮小部25に隣接する、非接触部24と同径寸法の部分が外殻コア22に接触する接触部23となる。図8および図9に示す何れの実施形態でも、実施例1~3と同様の効果を得ることができる。
また、以上の説明では、外殻コア22が内芯コア21の全周を覆う所謂ポット形コアを例に挙げたが、本実施形態の構成は、巻線軸方向に沿った断面においてコア2の半体が3本の脚部を有する形状であれば、同様に適用可能である。このような形態のコア2に該当するものとして、JIS C2560-1に定義されるEE形、EEP形、ER形、RM形等のコアを挙げることができる。
図10は、EE形コアに本実施形態の構成を適用した場合を示す斜視図である(巻線3の図示は省略している)。図10に示すように、このタイプのコア2では、外殻コア22の側部22aが平板状に形成され、内芯コア21の180°対向位置に外殻コア22の側部22aが配置される。内芯コア21の巻線軸方向の両端部に凸条をなす縮小部25が形成され、この縮小部25に外殻コア22のフランジ部22bの内面220が接触している。中芯コア21は、図10に示すように角筒状に形成する他、円筒状に形成することもできる。
1 インダクタ
2 コア
3 巻線
21 内芯コア
22 外殻コア
22a 側部
22b フランジ部
23 接触部
24 非接触部
25 縮小部

Claims (4)

  1. コアおよび巻線を備え、
    前記コアが、前記巻線を外周に巻回した内芯コアと、前記内芯コアよりも低透磁率の磁性材料で形成され、かつ前記内芯コアの両端部に嵌合固定された外殻コアとを有し、
    前記内芯コアが、前記外殻コアと接触した接触部と、前記外殻コアと接触しない非接触部とを備えるインダクタにおいて、
    前記外殻コアが、絶縁被膜付き軟磁性粉末と熱可塑性樹脂とを含む材料で成形され、
    前記接触部に、巻線軸方向と直交する方向の断面積が、前記非接触部の巻線軸方向と直交する方向の断面積よりも小さい縮小部を設け
    前記縮小部の、前記巻線軸方向と直交する方向で前記外殻コアと接触する面の全てが、前記非接触部の外周面より前記巻線軸への接近側に後退していることを特徴とするインダクタ。
  2. 前記縮小部を円筒面状に形成した請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記縮小部と非接触部の半径寸法の径差をXとし、前記縮小部の巻線軸方向の長さをYとして、X>Yにした請求項2に記載のインダクタ。
  4. 前記縮小部をテーパ面状に形成した請求項1に記載のインダクタ。
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