JP2607179Y2 - 磁気シールド変成器 - Google Patents

磁気シールド変成器

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JP2607179Y2
JP2607179Y2 JP1992068023U JP6802392U JP2607179Y2 JP 2607179 Y2 JP2607179 Y2 JP 2607179Y2 JP 1992068023 U JP1992068023 U JP 1992068023U JP 6802392 U JP6802392 U JP 6802392U JP 2607179 Y2 JP2607179 Y2 JP 2607179Y2
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ferrite core
pot
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magnetic shield
core
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美明 長沼
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、DC−DCコンバー
ター回路のトランス、チョークコイル等の磁気シールド
変成器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりDC−DCコンバーター回路の
トランス、チョークコイル等は、図6に示すように端子
1を一体化したドラム型フェライトコア2に巻線3を施
し、このドラム型フェライトコアの外周を円筒型フェラ
イトコア4で包うような構造のものが知られているが、
直流が重畳されるために空隙Gを設けて重畳特性を劣化
させないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この空隙G
のために漏洩磁束が大きく、DC−DCコンバーター回
路に電磁ノイズが発生してしまうので、このノイズ対策
が課題となっている。この考案は、直流重畳特性を劣化
することなく、電磁ノイズを削減させた磁気シールド変
成器を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、請求項1に示すように端子(1)をベース部(5)
に一体化したドラム型フェライトコア(2)に巻線
(3)を施し、このドラム型フェライトコアにポット型
フェライトコア(6)を被包し、前記ベース部(5)
ポット型フェライトコアの開口縁(7)を載置してなる
磁気シールド変成器において、前記ドラム型フェライト
コアの上部のつば部の上面と前記ポット型フェライトコ
アの天井部との間、前記つば部の側面とポット型フェラ
イトコア(6)の内周面との間に他の部材を介挿するこ
となく空隙(G1,G2)を生ずるように設定するとと
もに、前記ベース部(5)又はポット部の開口縁(7)
に段部(8)又は溝(9)を設け、この部又は溝を利用
して直接ポット部の開口縁またはベース部とをリード引
き出し部(2b)を除いてラビリンス嵌合させることに
より、側方からみて内部が覗けないように構成したもの
で達成できる。
【0005】
【作用】このようにすると上面はもとより側方からの漏
洩磁束を極めて低減できる。段部または溝によりポット
型フェライトコアの接着時の位置決めが容易となり、ド
ラム型コアとの位置関係が一定となってインダクタンス
のバラツキを少なくさせることができる。
【0006】
【実施例】図1は、本考案の磁気シールド変成器の第1
の実施例の要部断面図である。すなわち、端子1を一体
化したベース部5とつば部を有するドラム型フェライト
コア2に巻線3を施し、下方のベース部5に、ポット型
フェライトコア6の開口縁7が嵌着する段部8を設けて
ある。前記ポット型フェライトコア6は、ドラム型フェ
ライトコア2のツバ部2aと天井部6aの間に、またツ
バ部2aの外径と内径6bとの間にそれぞれ所要の空隙
G1、G2を配し、直流重畳特性を悪化させないように
してある。図中2bは巻線3の端末3aを端子1へ結線
するための導出溝である。
【0007】このようにすることにより、開口縁7と段
部8からなる載置部はラビリンス嵌合して側方からみて
空隙を有しないように構成されたことになる。
【0008】図2は、上記段部8の代わりに溝9を設け
た実施例であるが、このようにラビリンス嵌合しても
からみて空隙を有しないことになる。図3、図4及び
図5に従来品と本考案の第1の実施例との比較データを
示す。このグラフから判断できるように本願の磁気遮蔽
効果は顕著ものであることがわかる。なお、段部あるい
は溝はポット型フェライトコアに設け、これにたとえ
ば、段部、突起などをブース部側に設けてラビリンス勘
合する構成にしてもよい。
【0009】
【考案の効果】この考案は、上述のように構成したの
で、漏洩磁束が少なくなり、上記の比較データのように
電磁ノイズは著しく低減できる。しかも、直流重畳特性
は内部の空隙G1、G2によって悪化することもなく、
段部や溝がポット型フェライトコアの装着ガイトとなる
効果をも奏し、内部の空隙を形成させるにあって特別に
部材を使用しなくてすむので、コスト的にも有利とな
り、ドラム型フェライトコアに対する、ポット型フェラ
イトコアの位置が一定となるため、インダクタンスのバ
ラツキが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気シールド変成器の第1の実施例の
要部断面図である。
【図2】同第2の実施例の要部断面図である。
【図3】従来と上記第1の実施例の比較データで上面か
らの漏れ磁束を示すグラフである。
【図4】同データで下方からの漏れ磁束を示すグラフで
ある。
【図5】同データで溝方向からの漏れ磁束を示すグラフ
である。
【図6】従来の磁気シールド変成器の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 端子 2 ドラム型フェライトコア 3 巻線 5 ベース部 6 ポット型フェライトコア G1 空隙 G2 空隙 7 開口縁 8 段部 9 溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム型フェライトコア(2)の一方の
    つばに端子を一体化してベース部(5)にするととも
    にベース部と他方の上部のつば部(2a)との間に巻線
    3)を施し、このドラム型フェライトコアにポット型
    フェライトコア(6)を被包し、前記ベース部(5)
    ポット型フェライトコアの開口縁(7)を載置してなる
    磁気シールド変成器において、前記ドラム型フェライト
    コアの上部のつば部(2a)の上面と前記ポット型フェ
    ライトコアの天井部(6a)との間、前記つば部の側面
    とポット型フェライトコア(6)の内周部(6b)との
    間に他の部材を介挿することなく空隙(G1,G2)を
    生ずるように設定するとともに、前記ベース部(5)又
    はポット部の開口縁(7)に段部(8)又は溝(9)を
    設け、この部又は溝を利用して直接ポット部の開口縁ま
    たはベース部とをリード引き出し部(2b)を除いてラ
    ビリンス嵌合させることにより、側方からみて内部が覗
    けないように構成したことを特徴とする磁気シールド変
    成器。
JP1992068023U 1992-09-03 1992-09-03 磁気シールド変成器 Expired - Fee Related JP2607179Y2 (ja)

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