JP2001006690A - 炭素電極材 - Google Patents

炭素電極材

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JP2001006690A
JP2001006690A JP11174403A JP17440399A JP2001006690A JP 2001006690 A JP2001006690 A JP 2001006690A JP 11174403 A JP11174403 A JP 11174403A JP 17440399 A JP17440399 A JP 17440399A JP 2001006690 A JP2001006690 A JP 2001006690A
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JP
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carbon
carbon atoms
nitrogen
carbon electrode
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Makoto Inoue
誠 井上
Masanobu Kobayashi
真申 小林
Satoshi Takase
敏 高瀬
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭素電極材表面の接触抵抗を低減し、かつ長
期間にわたって炭素電極材の接触抵抗を低く維持できる
電極材圧接型電解槽用の炭素電極材を提供する。 【解決手段】 水溶液系電解液が使用され、電極材が集
電板に圧接した状態で保持される電解槽に使用される炭
素電極材であって、XPS表面分析より求めた下記
(a)、(b)の要件を同時に満たすことを特微とす
る。(a)表面酸性官能基量が全表面炭素原子数の0.
2〜2.0%である、(b)窒素と二重結合している表
面炭素原子数が全表面炭素原子数の0.3〜3.0%で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶液系電解液が
使用され、電極材が集電板に圧接した状態で保持される
電解槽(以下、「電極材圧接型電解槽」と略称する場合
がある)に使用される炭素電極材に関するものであり、
特に、バナジウム系レドックスフロー電池に有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電極は電池の性能を左右する
ものとして重点的に開発されている。電極には、それ自
体が活物質とならず、活物質の電気化学的反応を促進さ
せる反応場として働くタイプのものがあり、このタイプ
には導電性や耐薬品性などから炭素材料がよく用いられ
る。特に電力貯蔵用に開発が盛んなレドックスフロー電
池の電極には、耐薬品性があり、導電性を有し、かつ通
液性のある炭素質繊維集合体が用いられている。
【0003】レドックスフロー電池は、正極に鉄の塩酸
水溶液、負極にクロムの塩酸水溶液を用いたタイプか
ら、起電力の高いバナジウムの硫酸水溶液を両極に用い
るタイプに替わり、高エネルギー密度化されたが、最近
さらに活物質濃度を高める開発が進み、一段と高エネル
ギー密度化が進んでいる。
【0004】レドックスフロー型電池の主な構成は、図
1に示すように電解液を貯える外部タンク6,7と電解
槽ECからなり、ポンプ8,9にて活物質を含む電解液
を外部タンク6,7から電解槽ECに送りながら、電解
槽ECに組み込まれた電極上で電気化学的なエネルギー
変換、すなわち充放電が行われる。
【0005】一般に、充放電の際には、電解液を外部タ
ンクと電解槽との間で循環させるため、電解槽は図1に
示すような液流通型構造をとる。該液流通型電解槽を単
セルと称し、これを最小単位として単独もしくは多段積
層して用いられる。液流通型電解槽における電気化学反
応は、電極表面で起こる不均一相反応であるため、一般
的には二次元的な電解反応場を伴うことになる。電解反
応場が二次元的であると、電解槽の単位体積当たりの反
応量が小さいという難点がある。
【0006】そこで、単位面積当りの反応量、すなわち
電流密度を増すために電気化学反応場の三次元化が行わ
れるようになった。図2は、三次元電極を有する液流通
型電解槽の分解斜視図である。該電解槽では、相対する
二枚の集電板1,1間にイオン交換膜3が配設され、イ
オン交換膜3の両側にスペーサ2によって集電板1,1
の内面に沿った電解液の流路4a,4bが形成されてい
る。該流通路4a,4bの少なくとも一方には炭素質繊
維集合体等の電極材5が配設されており、このようにし
て三次元電極が構成されている。なお、集電板1には、
電解液の液流入口10と液流出口11とが設けられてい
る。
【0007】正極電解液にオキシ硫酸バナジウム、負極
電解液に硫酸バナジウムの各々硫酸酸性水溶液を用いた
レドックスフロー型電池の場合、放電時には、V2+を含
む電解液が負極側の液流路4aに供給され、正極側の流
路4bにはV5+(実際には酸素を含むイオン)を含む電
解液が供給される。負極側の流路4aでは、三次元電極
5内でV2+が電子を放出しV3+に酸化される。放出され
た電子は外部回路を通って正極側の三次元電極内でV5+
をV4+(実際には酸素を含むイオン)に還元する。この
酸化還元反応に伴って負極電解液中のSO4 2-が不足
し、正極電解液ではSO4 2-が過剰になるため、イオン
交換膜3を通ってSO4 2-が正極側から負極側に移動し
電荷バランスが保たれる。あるいは、H+ がイオン交換
膜を通って負極側から正極側へ移動することによっても
電荷バランスを保つことができる。充電時には放電と逆
の反応が進行する。
【0008】バナジウム系レドックスフロー電池用電極
材の特性としては、特に以下に示す性能が要求される。
【0009】1)目的とする反応以外の副反応を起こさな
いこと(反応選択性が高いこと)、具体的には電流効率
(ηI )が高いこと。 2)電極反応活性が高いこと、具体的にはセル抵抗(R)
が小さいこと。すなわち電圧効率(ηV )が高いこと。 3)上記1)、2)に関連する電池エネルギー効率(ηE )が
高いこと。 ηE =ηI ×ηV 4)くりかえし使用に対する劣化が小さいこと(高寿
命)、具体的には電池エネルギー効率(ηE )の低下量
が小さいこと。
【0010】そして、セル抵抗(R)に関しては、炭素
質繊維集合体等の電極材と集電板との接触抵抗、及び電
極材を構成する炭素質繊維間の接触抵抗が寄与する割合
が大きく、これらの接触抵抗やその経時変化が、電池エ
ネルギー効率やその経時変化に及ぼす影響は大きい。
【0011】一方、特開昭60−232669号公報に
は、X線広角解析より求めた<002>面間隔が、平均
3.70Å以下であり、またc軸方向の結晶子の大きさ
が平均9.0Å以上の擬黒鉛微結晶を有し、かつ全酸性
官能基量が少なくとも0.01meq/gである炭素質
材料をレドックスフロー電池の電解槽用電極材として用
いることが提案されている。
【0012】また、特開平5−234612号公報に
は、ポリアクリロニトリル系繊維を原料とする炭素質繊
維で、X線広角解析より求めた<002>面間隔が3.
50〜3.60Åの擬黒鉛結晶構造を有し、炭素質材料
表面の結合酸素原子数が炭素原子数の10〜25%とな
るような炭素質材をレドックスフロー電池の電解槽用電
極材として用いることが提案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−232669号公報、特開平5−234612号
公報では、炭素質材料表面と電解液との間に有効な濡れ
性を発現させるために、全酸性官能基量が0.01me
q/g以上か、あるいはX線広角解析より求めた<00
2>面間隔が3.50以上、かつ炭素質材料表面の結合
酸素原子数が炭素原子数の10%以上必要であったの
で、炭素電極材表面の官能基が多すぎて、上記の如き接
触抵抗が高くなり、その結果、セル抵抗が高くなり高い
電池エネルギー効率が得られないことが判明した。
【0014】また、特開平5−234612号公報の電
極材では、ポリアクリロニトリル系繊維を原料とするた
め、窒素原子が炭素質繊維表面に残存し易く、その量が
適当に制御されていないために、レドックスフロー電池
に使用すると経時的にアンモニウム塩含有基等が生成
し、これが上記接触抵抗を高める原因となることが判明
した。
【0015】そこで、本発明の目的は、かかる事情に鑑
み、炭素電極材表面の接触抵抗を低減し、かつ長期間に
わたって炭素電極材の接触抵抗を低く維持できる電極材
圧接型電解槽用の炭素電極材を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究したところ、炭素電極材の表面酸
性官能基量、及び窒素と二重結合している表面炭素原子
数を所定の範囲に制御することにより、上記目的が達成
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0017】即ち、本発明の炭素電極材は、水溶液系電
解液が使用され、電極材が集電板に圧接した状態で保持
される電解槽に使用される炭素電極材であって、XPS
表面分析より求めた下記(a)、(b)の要件を同時に
満たすことを特微とする。(a)表面酸性官能基量が全
表面炭素原子数の0.2〜2.0%である、(b)窒素
と二重結合している表面炭素原子数が全表面炭素原子数
の0.3〜3.0%である。
【0018】上記(a)の要件を満たすことにより、炭
素電極材を構成する単繊維等の曲げ強度を良好にしてセ
ル装着時の圧縮応力(換言すると集電板との圧接力)を
長期間にわたり維持しつつ、酸性官能基等の存在による
接触抵抗の増大を防止することができる。また、上記
(b)の要件を満たすことにより、炭素電極材を構成す
る単繊維等の曲げ強度を良好にしてセル装着時の圧縮応
力を長期間にわたり維持しつつ、接触抵抗を増加させる
アンモニウム塩含有基等の経時的な生成を防止すること
ができる。その結果、本発明の炭素電極材によると、炭
素電極材表面の接触抵抗を低減し、かつ長期間にわたっ
て炭素電極材の接触抵抗を低く維持でき、これにより、
電池等のエネルギー効率を長期間にわたり高く維持する
ことができる。
【0019】上記において、XPS表面分析より求めた
表面4級アンモニウム性窒素原子数が全表面炭素原子数
の1.0%以下であることが好ましい。前述のように、
本発明者らは、経時的なアンモニウム塩含有基等の生成
が、接触抵抗を高める原因となることを見出したが、初
期の炭素電極材についても、その指標となる表面4級ア
ンモニウム性窒素原子数が1.0%以下であることが、
初期の接触抵抗を好適にする上で好ましい。
【0020】また、本発明の炭素電極材は、バナジウム
系レドックスフロー電池に用いられることが好ましい。
バナジウム系のレドックスフロー電池では、鉄−クロム
系電解液に比べ活物質と電極材表面の反応速度が速く、
電極材の接触抵抗は電極材との反応にともなう抵抗(反
応抵抗)に比べて相対的に高くなる傾向にある。したが
って電極材を構成する繊維間や集電板に対する電極材表
面の接触抵抗が特に問題となりやすいので、上記作用効
果を有する本発明の炭素電極材が特に有用なものとな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の電極材圧接型電解槽用の
炭素電極材は、炭素質材料からなり、その組織、微細構
造等は特に限定されないが、電極表面積を大きくできる
ものが好ましい。具体的には、紡績糸、フィラメント集
束糸、不織布、編地、織地、特殊編織物(特開昭63−
200467号公報に開示されているようなもの)、あ
るいはこれらの混成組織からなる炭素質繊維集合体、又
は多孔質炭素体、炭素−炭素複合体、粒子状炭素材料等
を挙げることができる。これらのうち、炭素質繊維より
なるシート状のものが、取り扱いや加工性、製造性等の
点から好ましい。
【0022】シート状物等の目付量は、その組織にもよ
るが、隔膜と集電板に挟まれた充填状態の厚みを2〜3
mmで使用する場合、100〜1000g/m2 、不織
布組織の場合は200〜600g/m2 が望ましい。ま
た片面に凹溝加工が施された不織布等が通液性から好ん
で用いられる。その場合の溝幅、溝深さは少なくとも
0.3mm、好ましくは0.5mm以上が望ましい。炭
素質繊維シートの厚みは上記充填状態の厚みより少なく
とも大きいこと、不織布等の密度の低いものでは充填状
態の厚みの1.5倍程度が望ましい。しかしながら、厚
みが厚すぎると圧縮応力で膜を突き破ってしまうので、
圧縮応力を1kgf/cm2 以下に設計するのが好まし
い。
【0023】なお、上記の炭素質繊維の平均繊維径は5
〜20μm程度が好ましく、平均長さは30〜100m
m程度が好ましい。
【0024】炭素質繊維シートは、電池の中に圧接され
て組み込まれ、その薄い隙間を電解液が流れるが、電解
液の粘度が高い場合があるため、脱落しないように引張
強度を0.1kg/cm2 以上にすることが形態保持の
ために望ましい。また集電板との接触抵抗を良くするた
めに、不織布組織では隔膜、集電板に挟まれた充填層の
密度を0.05g/cm3 以上に、電極面に対する反発
力を0.1kgf/cm2 以上にすることが好ましい。
【0025】本発明の炭素電極材は、表面酸性官能基量
が全表面炭素原子数の0.2〜2.0%であるが、好ま
しくは表面酸性官能基量が0.2〜1.2%、より好ま
しくは0.3〜1.0%である。表面酸性官能基量が
0.2%未満の場合には、電極材を構成する短繊維等の
曲げ強度が低くなり、セル装着により繊維等が破壊され
必要な圧縮応力を維持しきれず、短繊維等の接触の圧接
力が低下して、接触抵抗が経時的に上昇する。一方、
2.0%より大きい場合、官能基の存在が大きく影響
し、電極材を構成する繊維間接触および繊維−集電板間
の導電性が阻害され好ましくない。なお、上記の表面酸
性官能基量とは、含酸素官能基のうち硝酸銀処理によっ
て銀イオン置換されうる水酸基やカルボキシル基の量を
意味し、XPS表面分析によって検出される表面銀イオ
ン量の表面炭素原子数に対する割合として表すものであ
る。
【0026】また、本発明の炭素電極材は、窒素と二重
結合している表面炭素原子数が全表面炭素原子数の0.
3〜3.0%であり、好ましくは窒素と二重結合してい
る表面炭素原子数が0.5〜2.8%、より好ましくは
0.8〜2.5%である。窒素と二重結合している表面
炭素原子数が0.3%未満の場合、炭素中の窒素脱落に
より炭素質繊維の結晶配向性が増加し、繊維自体の導電
性は向上するものの、反面繊維の曲げ強度が低くなり、
セル装着により繊維が破壊されて必要な圧縮応力を維持
しきれず、短繊維等の接触の圧接力が低下して、接触抵
抗が経時的に上昇する。一方、3.0%を越える場合、
二重結合した窒素が通電時経時的に系内の不純物と結合
し、アンモニウム塩を含む基を形成し、こうした基が電
極材の維維間接触および繊維−集電板間の導電性を阻害
するので好ましくない。なお、窒素と二重結合している
表面炭素原子数の割合は、XPS表面分析より測定され
るC1sピーク分離により求められる。
【0027】さらに炭素電極材の表面処理方法によって
は、炭素表面に4級窒素が形成されることがある。これ
は酸等の存在下で炭素中の窒素原子が酸と結合して4ア
ンモニウム塩を形成するためと考えられ、こうした基が
電極材の繊維間接触および繊維−集電板間の導電性を阻
害する。従って、こうした4級窒素の存在は多くとも全
表面炭素原子数の1.0%以下、さらには0.8%以下
である事が望ましい。なお、4級窒素の全表面炭素原子
数に対する割合は、XPS表面分析より測定されるC1
sピークとN1sピークのピーク分離により求められ
る。
【0028】こうした表面特性を有する本発明の炭素電
極材は、緊張下200〜300℃の初期空気酸化を経た
ポリアクリロニトリル、窒素原子を付加した等方性ピッ
チ、メソフェーズピッチ、セルロースやフェノールなど
窒素原子を持たない材料に窒素を付加したもの、ポリパ
ラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)などを
原料にして、不活性雰囲気下1000〜1800℃で焼
成(炭化)した擬黒鉛結晶構造を有する炭素材料を所定
の酸素濃度で乾式酸化処理し、さらに水蒸気や酸性ガス
の存在下で活性化するすることによって得られる。特に
表面の窒素量を本発明の範囲に調整するためには、アル
ゴンやネオンガスのような不活性ガス下で1400〜1
800℃で焼成することが望ましい。また、公知の空気
酸化だけでは、本来電極の濡れ性に寄与できる酸性基の
ほかに、電極反応を抑制する非酸性官能基もかなりの割
合で構成されるので好ましくない。このため、制御され
た酸素濃度下で酸化処理を行うことで、余分な非酸性官
能基の生成を最小限に押さえ、さらに水蒸気や酸性ガス
の存在下で酸化することによって、不要な官能基を有効
な酸性基に変換することが好ましい。但し酸性ガスを多
用すると表面の窒素原子と反応して4級アンモニウム性
窒素原子を形成するので注意が必要である。使用する酸
性ガスとしては、塩化水素ガス、亜硫酸ガス、炭酸ガ
ス、青酸ガスなどがあるが特に限定されない。
【0029】上記の如き製造方法において、上記原料は
所定の炭化温度の範囲内で焼成されることにより、適切
な導電性を満足する擬黒鉛結晶構造を有するものとな
り、炭化後の表面処理において、低濃度の酸素下での表
面処理によって酸性官能基と非酸性官能基を形成し、さ
らに一部に酸を含む水蒸気による活性化によって、非酸
性官能基の酸性化が進行しかつ適度の炭素と二重結合し
ている窒素が形成される。これによって炭素質繊維の適
度な接触性を保持しつつ安定した接触性を維持できる。
またこの方法では接触性の低下をもたらす4級アンモニ
ウム性窒素を極力抑えることが可能となる。これにより
繊維間接触や繊維−集電板間の導電性が良くかつ安定し
た接触性が保たれる。
【0030】次に、本発明において採用されるXPS表
面分析、初期接触抵抗、100サイクル後の接触抵抗の
各測定法について説明する。
【0031】1.XPS表面分析 ESCAあるいはXPSと略称されているX線光電子分
光法の測定に用いた装置は島津ESCA750で、解析
にはESCAPAC760を用いる。各試料を硝酸銀の
アセトン溶液に浸漬し、酸性官能基のプロトンを完全に
銀置換し、アセトン及び水でそれぞれ洗浄後、6mm径
に打ち抜き、導電性ぺーストにより加熱式試料台に貼り
付け、分析に供する。予め、測定前に試料を120℃に
加熱し、3時間以上真空脱気する。線源にはMgKα線
(1253.6eV)を用い、装置内真空度は10-7
orrとする。
【0032】測定はC1s、N1s、Ag3dのピーク
に対して行い、各ピークをESCAPAC760(J,
H.Scofieldによる補正法に基づく)を用いて
補正解析し、各ピーク面積を求める。得られた面積にC
1sについては1.00、N1sについては1.77、
Ag3dについては10.68の相対強度を乗じたもの
の比が原子数比であり、全表面炭素原子数に対する表面
酸性官能基量は(表面銀原子数/表面炭素原子数)比を
百分率(%)で算出する。
【0033】次に、C1sピークに対して、ピーク形状
が各構造におけるケミカルシフト値に一致するように分
離し、窒素と二重結合している炭素(−C=N−)のピ
ークの面積を決定し、全表面炭素に対する面積比を百分
率(%)で算出する。
【0034】さらにN1sピークは400.1eV、4
02.5eVのピークに分離し、402.5eVに現れ
るピークを4級窒素としてピーク面積を決定し、全表面
炭素に対する面積比を百分率(%)で算出する。
【0035】なお、各構造における炭素ピークのケミカ
ルシフト値は文献(A.Ishitani,Carbo
n,19,269(1981))を参考にした。図3に
は、測定されるC1sピークをその結合構造別に分離し
た例を、図4には、測定されるN1sピークをその結合
構造別に分離した例を示す。
【0036】2.初期接触抵抗 サンプルを1cm×10cmの大きさにカットし、厚さ
2.5mmのテフロン製スペーサーを用いて厚み方向か
ら2枚の導電板でサンプルを所定のスペーサー厚みにな
るまで圧縮し、導電板の両端の抵抗をデジタルマルチメ
ータ(アドバンテスト製TR6846)を用いて測定す
る。
【0037】3.100サイクル後の接触抵抗上下方向
(通液方向)に1cm、幅方向に10cmの電極面積1
0cm2 を有する小型のセルを作り、定電流密度で10
0サイクルの充放電を繰り返し、終了後正極に用いてい
たサンプルをよく水洗し、乾燥した後、初期接触抵抗を
測定する要領で接触抵抗を測定する。
【0038】なお充放電試験には正極電解液に2mol
/lのオキシ硫酸バナジウムの2mol/l硫酸水溶液
を用い、負極電解液には2mol/lの硫酸バナジウム
の2mol/l硫酸水溶液を用いる。電解液量はセル、
配管に対して大過剰とし、液流量は毎分62mlとし、
30℃で行う。
【0039】本発明の炭素電極材は、水溶液系電解液が
使用され、電極材が集電板に圧接した状態で保持される
電解槽に用いられるものである。当該電解槽としては、
前述のレドックスフロー電池のように、例えば間隙を介
した状態で対向して配設された一対の集電板間に隔膜が
配設され、該集電板と隔膜との間に少なくとも一方に電
極材が圧接挟持され、電極材は活物質を含んだ水溶液か
らなる電解液を含んだ構造を有する電解槽が例示され
る。
【0040】水溶液系電解液としては、前述の如きバナ
ジウム系電解液の他、鉄−クロム系、チタン−マンガン
系、マンガン−クロム系、クロム−クロム系、鉄−チタ
ン系などが挙げられるが、バナジウム系電解液が好まし
い。本発明の炭素電極材は、特に、粘度が25℃にて
0.005Pa・s以上であるバナジウム系電解液、あ
るいは1.5mol/l以上のバナジウムイオンを含む
バナジウム系電解液を使用するレドックスフロー電池に
用いるのが有用である。
【0041】
【実施例】以下、本発明の構成及び効果を具体的に示
す、実施例等について説明する。
【0042】(実施例1)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布にアルゴンガスを絶
えず600cc/min/m2 吹き付けた状態で100
℃/分の昇温速度で1600℃まで昇温し、この温度で
1時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度0.
5vol%の窒素気流下で700℃にて重量収率93%
になるまで処理した。さらに20vol%の水蒸気を含
む窒素気流下で500℃10分活性化し炭素質繊維不織
布を得た。XPS表面分析結果と初期接触抵抗および1
00サイクル後の接触抵抗を表1に示す。
【0043】(実施例2)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布にアルゴンガスを絶
えず600cc/min/m2 吹き付けた状態で100
℃/分の昇温速度で1600℃まで昇温し、この温度で
1時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度0.
5vol%の窒素気流下で700℃にて重量収率93%
になるまで処理した。さらに5vol%の塩化水素ガス
と20vol%の水蒸気を含む窒素気流下で200℃5
分活性化し炭素質繊維不織布を得た。XPS表面分析結
果と初期接触抵抗および100サイクル後の接触抵抗を
表1に示す。
【0044】(比較例1)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布を窒素ガス中で10
℃/分の昇温速度で1200℃まで昇温し、この温度で
1時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度7v
ol%の窒素気流下で700℃にて重量収率93%にな
るまで処理し炭素質繊維不織布を得た。XPS表面分析
結果と初期接触抵抗および100サイクル後の接触抵抗
を表1に示す。
【0045】(比較例2)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布にアルゴンガスを絶
えず600cc/min/m2 吹き付けた状態で10℃
/分の昇温速度で2000℃まで昇温し、この温度で1
時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度7vo
l%の窒素気流下で700℃にて重量収率93%になる
まで処理した。さらに20vol%の水蒸気を含む窒素
気流下で500℃10分活性化し炭素質繊維不織布を得
た。XPS表面分析結果と初期接触抵抗および100サ
イクル後の接触抵抗を表1に示す。
【0046】(比較例3)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布にアルゴンガスを絶
えず600cc/min/m2 吹き付けた状態で10℃
/分の昇温速度で1600℃まで昇温し、この温度で1
時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度0.5
vol%の窒素気流下で700℃にて重量収率93%に
なるまで処理し炭素質繊維不織布を得た。XPS表面分
析結果と初期接触抵抗および100サイクル後の接触抵
抗を表1に示す。
【0047】(比較例4)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布にアルゴンガスを絶
えず600cc/min/m2 吹き付けた状態で10℃
/分の昇温速度で1600℃まで昇温し、この温度で1
時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度0.5
vol%の窒素ガス雰囲気下で700℃にて重量収率9
3%になるまで処理した。さらに5vol%の塩化水素
ガスと20vol%の水蒸気を含む窒素気流下で200
℃5分活性化し炭素質繊維不織布を得た。XPS表面分
析結果と初期接触抵抗および100サイクル後の接触抵
抗を表1に示す。
【0048】(比較例5)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布にアルゴンガスを絶
えず600cc/min/m2 吹き付けた状態で100
℃/分の昇温速度で1600℃まで昇温し、この温度で
1時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度0.
5vol%の窒素ガス雰囲気下で700℃にて重量収率
93%になるまで処理した。さらに20vol%の水蒸
気を含む窒素気流下で500℃60分活性化し炭素質繊
維不織布を得た。XPS表面分析結果と初期接触抵抗お
よび100サイクル後の接触抵抗を表1に示す。
【0049】(参考例1)平均繊維径16μmのポリア
クリロニトリル繊維を空気中200〜300℃で耐炎化
した後、該耐炎化繊維の短繊維(長さ約80mm)を用
いてフェルト化して目付量400g/m2 、厚み4.0
mmの不織布を作成した。該不織布にアルゴンガスを絶
えず600cc/min/m2 吹き付けた状態で10℃
/分の昇温速度で1600℃まで昇温し、この温度で1
時間保持し炭化を行つて冷却し、続いて酸素濃度0.5
vol%の窒素ガス雰囲気下で700℃にて重量収率9
8%になるまで処理した。さらに5vol%の塩化水素
ガスと20vol%の水蒸気を含む窒素気流下で200
℃5分活性化し炭素質繊維不織布を得た。XPS表面分
析結果と初期接触抵抗および100サイクル後の接触抵
抗を表1に示す。
【0050】
【表1】 A:XPS表面分析より求めた全表面炭素原子数に対す
る表面酸性官能基の量を百分率(%)で表した値であ
る。
【0051】B:XPS表面分析より求めた全表面炭素
原子数に対する表面4級アンモニウム性窒素原子数を百
分率(%)で表した値である。
【0052】C:XPS表面分析より求めた全表面炭素
原子数に対する窒素と二重結合している表面炭素原子数
を百分率(%)で表した値である。
【0053】
【発明の効果】本発明の炭素電極材を用いることによ
り、レドックスフロー電池等において電極材の圧接時の
接触抵抗の低減を図ることが可能となり、セル抵抗を低
く抑えて電圧効率を高める事ができるため、電池等のエ
ネルギー効率を高めることができる。さらに充放電サイ
クルの経時変化による電極材の接触性の低下を低減する
ことができ、電圧効率の長期安定化に寄与することが出
来る。このことは特にバナジウム系レドックスフロー電
池にとって効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バナジウム系レドックスフロー電池の概略図
【図2】三次元電極を有するバナジウム系レドックスフ
ロー電池の電解槽の分解斜図
【図3】XPS表面分析で測定されるC1sピークの結
合構造別分離図の一例
【図4】XPS表面分析で測定されるN1sピークの結
合構造別分離図の一例
【符号の説明】
1 集電板 2 スペーサ 3 イオン交換膜 4a,4b 通液路 5 電極材 6 外部液タンク(正極側) 7 外部液タンク(負極側) 8,9 ポンプ 10 液流入口 11 液流出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 敏 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4L031 CA08 CB00 4L047 AA03 AA17 AB02 AB07 CA19 CC12 CC14 DA00 5H018 AA08 AS07 CC01 DD06 EE05 HH05 5H026 AA10 CX03 EE05 HH05 RR01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液系電解液が使用され、電極材が集
    電板に圧接した状態で保持される電解槽に使用される炭
    素電極材であって、XPS表面分析より求めた下記
    (a)、(b)の要件を同時に満たすことを特微とする
    炭素電極材。 (a)表面酸性官能基量が全表面炭素原子数の0.2〜
    2.0%である。 (b)窒素と二重結合している表面炭素原子数が全表面
    炭素原子数の0.3〜3.0%である。
  2. 【請求項2】 XPS表面分析より求めた表面4級アン
    モニウム性窒素原子数が全表面炭素原子数の1.0%以
    下である請求項1記載の炭素電極材。
  3. 【請求項3】 前記電解槽がバナジウム系レドックスフ
    ロー電池の電解槽である請求項1又は2記載の炭素電極
    材。
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