JP2001005881A - 顧客ポイント付与システム - Google Patents

顧客ポイント付与システム

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JP2001005881A
JP2001005881A JP2000120084A JP2000120084A JP2001005881A JP 2001005881 A JP2001005881 A JP 2001005881A JP 2000120084 A JP2000120084 A JP 2000120084A JP 2000120084 A JP2000120084 A JP 2000120084A JP 2001005881 A JP2001005881 A JP 2001005881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】興行場所に設置された情報端末装置により、興
行参加者の利用履歴情報の収集を可能とし、興行参加者
へ時間等を尺度としたポイントを付与することにより、
効果的に興行への参加・利用促進を図る。興行参加者へ 【解決手段】データベースセンターと、通信手段を介し
て前記データベースセンターに接続された複数の情報端
末装置と、を備える顧客ポイント付与システムにおい
て、前記情報端末装置は、顧客に対して予め配布され、
各顧客に割り当てられた顧客識別番号を記憶した記憶媒
体を挿入して前記記憶媒体から前記顧客識別番号を読み
とる読み取り手段と、顧客が参加した興行コンテンツの
識別番号と関連付けて1件の利用履歴として記憶する手
段と、一定時間ごとにデータベースセンターに転送する
手段とを備える。また、前記データベースセンターで
は、前記利用履歴から、興行コンテンツの上映・上演時
間に相関したポイント計数処理を行うことができるデー
タベースとポイント計数処理部を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービス事業者ま
たは興行主が情報端末を通じて、顧客の利用に関連した
マーケティング情報の収集、分析を行うとともに、顧客
の利用を促進させ固定客化を図るために、利用頻度に応
じた特典(ポイント)付与を行うシステムに関する。
【0002】
【従来技術】映画、音楽、イベント、スポーツ等の興行
において、チケット販売を目的とした装置、情報処理シ
ステムは存在するが、興行に参加した観客への販売促進
や付加価値サービスを行うことを前提としたものはなか
った。一方、一般の物販、交通サービス業等において
は、顧客を固定化するために、利用頻度、購買金額の累
積、交通サービスにおける利用距離の蓄積、等に応じた
特典を顧客に返す販売促進の方法は存在する。これらは
計数の単位が回数であれ、距離であれ、それらは料金と
比例する関係にあり、結局は顧客の支払った金額に応じ
て特典を付与するものといえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、映画、音
楽、イベント、スポーツ等の興行において、興行に参加
した顧客への販売促進と付加価値サービスを可能とする
仕組みを提供する。特に、興行参加に費やした時間な
ど、興行参加者の支払った金額以外の他の尺度によって
ポイントを計数することにより、興行との一体感を醸成
し、顧客の心理に訴え、従来にない固定化と、興行への
参加促進の効果を狙うことを可能とした仕組みを提供す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、データベースセンターと、通信手段を介して前記デ
ータベースセンターに接続された複数の情報端末と、を
備えるポイント付与システムにおいて、前記情報端末
は、顧客識別番号を読みとる読み取り手段と、その時に
顧客が受けたサービス、上映されたコンテンツまたはス
ポーツイベントの識別番号を、前記読み取り手段が読み
とった顧客識別番号と関連付けて、アテンドデータとし
て、一時的に記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶
された前記アテンドデータを、あるタイミングで前記通
信手段を介して前記データベースセンターへ送信する送
信制御部と、を備え、前記データベースセンターは、前
記情報端末から送信された前記アテンドデータを受信す
る受信手段と、前記アテンドデータを記憶するデータベ
ースと、前記データベースのデータから顧客の利用に応
じたポイントを計数し、前記顧客番号に関連づけてデー
タベースに記憶するポイント計数処理部と、を備えるよ
うに構成する。
【0005】上記のように構成された顧客ポイント付与
システムによれば、顧客が映画館またはイベント会場な
どに入場する際、会場入口に設置された情報端末に入場
券とともに記憶媒体を挿入すると、記憶媒体から顧客識
別情報が、入場券からコンテンツ(イベントまたはサー
ビス)識別情報が、それぞれ取得されて1件のアテンド
レコードとして、記憶装置内に記憶される。送信制御部
はあるタイミングで(一日一回定期的に、またはイベン
ト終了後など)記憶装置内に蓄積されたアテンドレコー
ドをデータベースセンターに送信する。データベースセ
ンターではアテンドレコードを受信しデータベースに記
憶し、ポイント計数処理部の働きにより顧客毎に利用ポ
イントを計数する。ポイント値が一定の値に達した顧客
には何らかの特典を付与されたことを通知する。こうし
て顧客へのポイント付与による利用促進と顧客の固定化
が図られる。
【0006】請求項2に記載の発明は、データベースの
中に、サービス事業者または興行主が提供するサービス
品目、イベントまたはコンテンツ品目ごとに、それらの
識別番号と、対応するポイント係数、またはポイント基
準値を予め定めた表を設定しておき、ポイント計数部は
この表を参照して顧客毎のポイントを計数する請求項1
に記載の顧客ポイント付与システムである。こうするこ
とにより、サービス事業者または興行主は入場料金と直
接相関のないポイント計算方法を採ることができる。
【0007】請求項3に記載の発明は、データベースの
中に、サービス事業者または興行主が提供するサービス
品目、イベントまたはコンテンツ品目ごとに、それらの
識別番号と、それらの興行予定時間(映画等の上映時
間)に相関するポイント係数、またはポイント基準値を
設定した表を設定しておき、ポイント計数処理部はこの
表を参照して顧客毎のポイントを計数する請求項1に記
載の顧客ポイント付与システムである。こうすることに
より、利用者がそのサービス、イベント、上映に参加す
るために費やした時間に応じたポイント計算方法を採る
ことができ、熱心な顧客にはより多くの特典を与えるこ
とにより、より効果的に顧客の固定化と利用促進を図る
ことができる。
【0008】請求項4に記載の発明は、データベースの
中に、イベント当日または顧客が利用した日付、時点で
はじめて確定される条件(イベント実施条件)に応じた
ポイント補正係数、またはポイント補正値をイベント終
了後に記録しておき、ポイント計数処理部はポイント計
算の際、このイベント実施条件に応じた補正係数、また
は補正値も加味して計数することを特徴とする請求項1
または請求項2または請求項3に記載の顧客ポイント付
与システムである。こうすることにより、当日の天候、
気象条件、入場者数、等に応じて、ポイントを増減させ
ることができ、熱心な顧客にはより多くの特典を与え、
興行との一体感を醸成せしめることにより、より効果的
に顧客の固定化と利用促進を図ることができる。
【0009】請求項5に記載発明は、データベースセン
ターと、通信手段を介して前記データベースセンターに
接続された複数の情報端末と、を備えたシステム構成に
置いて、前記情報端末は、顧客識別番号を読みとる読み
取り手段と、前記読み取り手段により読みとった前記顧
客識別番号を、顧客の参加した興行コンテンツの識別番
号と関連づけて、アテンドデータとして一時的に記憶す
る記憶装置と、前記記憶装置に記憶された前記アテンド
データを、前記通信手段を介して前記データベースセン
ターへ送信する送信制御部と、を備え、前記データベー
スセンターは、前記情報端末から送信された前記データ
を受信する受信手段と、前記アテンドデータを記憶する
データベースと、を備えるよう構成する。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の顧客ポイント付与システムにおいて、前記データベー
スセンターに、顧客に当該顧客の興行コンテンツへの参
加履歴を通知する顧客通知手段を備えることを特徴とす
る顧客ポイント付与システムである。例えば、顧客に電
子メールを送付したり、顧客別の専用Web頁を用意
し、そこにカスタマイズした情報を掲示するものであ
る。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6のいずれかに記載の顧客ポイント付与システムに
おいて、前記顧客識別番号読取り手段は、顧客に対して
予め配布され、各顧客に割り当てられた顧客識別番号を
記憶した記憶媒体を挿入されて、前記記憶媒体から前記
顧客識別番号を読取ることを特徴とするものである。今
日広く利用されている磁気カードや、今後普及が予想さ
れるICカードをそのような記憶媒体として用いること
が考えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について図
面を用いて詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の実施形態にかかる顧客ポイ
ント付与システム100の概略を示す。本実施形態によ
る顧客ポイント付与システムは、大別して、情報端末装
置10と、データベースセンター50により構成され、
両者は通信路2により接続されている。尚、実際には複
数の情報端末10がデータベースセンター50と接続さ
れるが、説明の便宜上、図1においては一つの情報端末
のみ示す。
【0014】以下の説明では、映画の上映、観劇の上
演、イベント実施、スポーツの試合の実施など、どこか
空間的に決められた場所に人を集めて、一定時間娯楽を
提供するサービスを行う主体を興行主と表現する。前記
提供されるサービス自体を興行コンテンツと表現する。
前記空間的に決められた場所を興行場所と表現する。興
行場所に行って提供される娯楽サービスを受ける人、受
けた人を観客と表現する。観客に成り得る顧客カードを
所有している人を顧客と表現する。
【0015】先ず、顧客ポイント付与システム100の
動作の概要を説明する。本発明による顧客ポイント付与
システム100においては、顧客は、各人が予め配布さ
れた自己専用の顧客カード4を有している。観客は興行
場所に入場する際、入場券または入場料金とともに顧客
カード4を情報端末装置10に挿入する。観客にとって
は入場券または入場料金の投入の他に顧客カード4を挿
入するのは手間であるが、顧客カード4の挿入によりポ
イントがたまり、いずれは特典として自分に返ってくる
のを知っているので、問題ではない。
【0016】顧客カード4にはその顧客の識別番号を記
憶しており、情報端末装置10は、興行への参加に関連
する様々な情報を当該識別番号と関連づけてアテンドレ
コードとして、情報端末10内に一時的に記憶する。情
報端末10は、所定時間毎に前記アテンドレコードをデ
ータベースセンター50へ送信する。データベースセン
ター50は、送信された情報を整理し、各顧客毎のポイ
ント値を更新してデータベースに記憶するとともに、必
要に応じてデータの分析を行う。このようにして顧客の
利用促進と、固定化を図るポイント付与が行われる。
【0017】続いて、顧客ポイント付与システム100
の各構成部分について、より詳細に説明する。
【0018】先ず、顧客カード4について図2を参照し
て説明する。顧客カード4は、各顧客を識別するための
カードであり、所定の申請手続きを行うことにより、本
システムの管理者が発行する。図2(A)に、顧客カー
ドの申込書の一例を示す。図示のように、顧客カードの
申込者は自己の氏名、住所、電子メールアドレス、性
別、職業などの所定の情報を申込書に記入し、顧客カー
ドの申請を行う。これに対して、システム管理者は、申
請者に顧客識別番号を割り当て、当該顧客識別番号が磁
気的に記録された顧客カード4を申請者に発行する。図
2(B)に顧客カード4の例を示す。顧客識別番号は磁
気ストライプ5の部分に記憶される。本発明において
は、顧客が自己のカード4を情報端末装置10に挿入す
ることにより興行コンテンツを個々の顧客と関連付ける
ことが可能となる。
【0019】次に情報端末装置10の構成について図1
及び図3を参照して説明する。図1は情報端末装置10
の機能ブロックを示しており、図3はその外観を示して
いる。先ず、情報端末装置10の外観について図3を参
照して説明する。情報端末装置10の正面パネル上に
は、操作ガイド表示器11、入場チケット挿入口12お
よび顧客カード挿入口13が設けられている。観客は興
行場所への入場の際、操作ガイド表示器11の指示に従
って、入場チケットをチケット挿入口12に挿入し、同
時に顧客カード4を顧客カード挿入口13に挿入する。
【0020】次に、図1を参照して、情報端末10の機
能ブロックについて説明する。情報端末10は利用履歴
ファイル14を有し、この中に顧客のアテンドレコード
が一時的に記憶される。利用履歴ファイル14には、入
場チケット処理部15、顧客カード処理部16、クロッ
ク17、などが接続されている。
【0021】入場チケット処理部15は、情報端末装置
10の正面パネルに設けられた入場チケット挿入口12
と連動し、挿入された入場チケットの磁気ストライプに
記憶された興行コンテンツ識別番号、興行コンテンツ価
格を読みとり、利用履歴ファイル14へ送る。
【0022】顧客カード処理部16は、情報端末装置1
0の正面パネルに設けられた顧客カード挿入口13と連
動し、挿入された顧客カード4の磁気ストライプ5に記
憶された顧客識別番号を読みとり、利用履歴ファイル1
4へ送る。
【0023】クロック17は情報端末10内部に設けら
れたカウンタまたはMPUなどにより構成され、日時を
管理している。顧客が興行場所の情報端末10に入場チ
ケットと顧客カードを挿入した時刻を利用履歴ファイル
14へ送信する。
【0024】以上の構成により、観客が情報端末10に
入場チケットと顧客カード4を挿入すると、興行コンテ
ンツ識別番号、コンテンツ価格、顧客識別番号、その時
の時刻が1件のアテンドレコードとして利用履歴ファイ
ル14に送られ、一時的に記憶される。
【0025】また、情報端末装置10は、各情報端末装
置固有の情報を記憶している、情報端末装置個別設定フ
ァイル18を有する。情報端末固有の情報とは、その端
末装置自身の識別番号などである。さらに、情報端末装
置10は制御部19を有する。制御部19は情報端末装
置10内の各構成部を統括的に制御するとともに、デー
タベースセンター50との通信の制御も行う。
【0026】次に、図1を参照してデータベースセンタ
ー50の構成について説明する。データベースセンター
50は利用履歴データベース52、興行マスターデータ
ベース54、情報端末装置マスターデータベース56、
顧客マスターデータベース58、及び分析用データベー
ス62を含む。
【0027】利用履歴データベース52は、各情報端末
10の利用履歴ファイル14に貯えられたアテンドレコ
ードを集めて記憶するデータベースであり、通信路2お
よび通信サーバー68を介してアテンドレコードを受け
取る。1件のアテンドレコードは情報端末識別番号、顧
客識別番号、興行年月日、記録時刻、興行コンテンツ識
別番号、興行コンテンツ価格などのデータを含む。
【0028】興行マスターデータベース54は、興行コ
ンテンツに関するデータを興行コンテンツごとに記憶し
ている。具体的には、コンテンツ識別番号、コンテンツ
名称、コンテンツ上演日時、出演・出場者(対戦チーム
名)、上映(上演、所用)予定時間、ポイント計数時に
参照されるポイント基準値(ポイント係数)入場者数、
当日気温、当日天候、結果(勝敗)、ポイント補正値
(補正係数)などを記憶する。
【0029】情報端末装置マスターデータベース56
は、各情報端末装置10についてのデータを記憶する。
具体的には、情報端末装置の識別番号、各情報端末装置
の設置場所、情報端末装置の形式などである。
【0030】顧客マスターデータベースは、顧客カード
4を所有する各顧客に対する情報(顧客の識別番号、氏
名、住所、性別、電子メールアドレスなど)を記憶す
る。これらは図2(A)に示す申込書に記載された事項
である。また各顧客に対応付けられた累計ポイント数も
記憶されている。
【0031】分析用データベース62は、興行コンテン
ツの販売履歴データの分析に使用されるデータベースで
あり、データベースサーバー66の制御下で各データベ
ース52乃至58から必要なデータを取り出し、分析処
理を行う際に使用される。
【0032】また、データベースセンター50は、ポイ
ント計数処理部65を備える。ポイント計数処理部65
は、前述のポイント数の計算を行う。ポイント数計算の
詳細については後述する。
【0033】データベースセンター50は、更にプリン
タなどの出力部64を有し、分析結果や各データベース
に記憶された情報の表示などを行う。またデータベース
センター50の全体を管理するコントローラ63が設け
られている。
【0034】次に、顧客ポイントシステム100の動作
について説明する。
【0035】本システムにおいては、先ず顧客がシステ
ム管理者(データベースセンター)に対して、顧客カー
ドの申請を行う。この手続を図4を参照して説明する。
まず、顧客は図2(A)に示すような申込書に必要事項
を記入し(ステップS10)、カード発行の申請を行う
(ステップS12)。データベースセンター50では、
申し込み書に記入された情報を顧客マスターデータベー
ス58へ入力し(ステップS14)、顧客マスターデー
タベース58へのデータの追加処理を行う(ステップS
16)。そして顧客カード4を発行し(ステップS1
8)、顧客へ配布する(ステップS20)。こうして顧
客は自己の顧客カード4を入手する。カード4の磁気ス
トライプ5部分には当該顧客の顧客識別番号が記録され
ている。
【0036】次に、顧客が興行場所に入場する際の情報
端末による操作の動作について図5を参照して説明す
る。先ず、顧客は情報端末10の顧客カード挿入口1
3、入場チケット挿入口12に、それぞれ、自己の顧客
カード4および入場チケットを挿入する(ステップS3
2およびS34)。チケット処理部15は入場チケット
が既にシステムに登録済みであるかどうかを、入場チケ
ットの磁気ストライプ部分に記録されている内容を調べ
て検査し(ステップS36)、もし既にシステムに入力
済みであるなら、顧客カード4および入場チケットを排
出して終了する(ステップS46)。入場チケットがシ
ステムに未登録なものであれば、制御部19は利用履歴
ファイル14の中に新しいアテンドレコードを用意さ
せ、カード処理部16が顧客カード14の磁気ストライ
プ部分から読みとった顧客識別番号を、前記アテンドレ
コードの当該フィールドに書き込む(ステップ38)。
さらに、チケット処理部15が入場チケットから読みと
った興行識別番号およびチケット価格を前記アテンドレ
コードの当該フィールドに書き込む(ステップS4
0)。そして、クロック17より得られる現在時刻を前
記アテンドレコードの当該フィールドに記入する(ステ
ップS42)。以上で入場時におけるアテンドレコード
の作成処理は終わる。
【0037】制御部19は、当該チケットがシステムに
登録された旨の情報をチケット処理部15に書き込ませ
(ステップS44)、制御部19内の記憶領域の当該興
行識別番号に対応する入場者数カウンタ値を1つ増加さ
せる(ステップS45)。顧客カード4および入場チケ
ットを排出して終了する(ステップS46)。なお、そ
の回の興行が始まる前に(または1日1回予め設定され
た時刻に)、情報端末装置10は制御部19の動作によ
り、データベースセンターにアクセスして、当日のその
情報端末装置が設置された場所で興行予定のコンテンツ
の興行識別番号を入手しておき、制御部19内の記憶領
域に当日有効な興行識別番号とこの識別番号に対応した
入場数カウント値(初期値はゼロとする)を記憶させて
おく。
【0038】この一連の操作において、操作の案内を操
作ガイド表示器11で表示する。また、情報端末装置の
設定により、その回の興行が始まる前に(または1日1
回予め設定された時刻に)、データベースセンターにア
クセスして、制御部19内の記憶領域にその時点の興行
コンテンツの基準ポイント値、ポイント係数、興行所用
時間をセットさせておき、これらと入場チケットから得
られる情報(チケット価格など)からポイントを計算し
て、操作ガイド表示器11に「今回の参加によりあなた
のポイントは○○点加算されます(当日の条件によりさ
らに加算されることもあります)」と表示させることも
可能である。
【0039】また、顧客が興行場所に入場する際、情報
端末装置10がデータベースセンター50と交信して、
当該顧客の顧客マスター情報を取り出すことにより、入
場時に当該顧客の累計ポイント数を表示器11に表示さ
せるようにしてもよい。
【0040】次に、こうして収集されたアテンドデータ
の集計処理について図6(A)を参照して説明する。こ
の集計処理はデータベースセンター50において定期的
に行われる。例えば、毎日のバッチ処理として夜間の所
定時刻になると(ステップS50)、データ送信機能を
起動し(ステップS52)、情報端末装置10からデー
タベースセンター50へその日に収集された利用履歴フ
ァイル内のアテンドデータを送信する(ステップS5
4)。詳細には、顧客識別番号、レコード生成日時、興
行コンテンツ識別番号、入場券価格、などである。な
お、情報端末装置識別番号など情報端末装置設定ファイ
ルに記録されている情報はアテンドレコードの中ではな
く、送信時のヘッダ情報の形態でデータベースセンター
に送信される。このヘッダ情報の中には、当日行われた
興行の興行コンテンツ識別番号毎の入場者数も含まれ
る。送信が終わると、情報端末装置10側では利用履歴
ファイル内のデータを消去する(ステップS56)。
【0041】データベースセンター50では、コントロ
ーラ63の制御下でこれら送信されたアテンドレコード
を利用履歴データベース52内に記憶する。この時に、
各アテンドレコードに情報端末識別番号などを挿入する
(ステップS58)。またヘッダ情報に含まれる各興行
コンテンツ毎の入場者数などの情報は、他の情報端末装
置から同様に送信されたヘッダ情報の当該情報と合算さ
れて、コントローラ63内の記憶領域に一時的に記憶さ
れる。並行して、興行当日の情報(天候、気温、試合結
果など)を入力部67から入力して、前記入場者数デー
タと併せて、当該興行コンテンツの興行当日のデータと
して興業コンテンツデータベースを更新する(ステップ
S60)。次にステップS62にて、各顧客毎に今回の
興行参加に基づいたポイント計数処理を行う。この方法
については後述する。そして各顧客毎に累計ポイントを
集計して、顧客マスターデータベース58を更新する。
以上が本システムの1回のデータ集計処理の流れであ
る。
【0042】次に、顧客の中に一定のポイントに達した
顧客があるかどうか調べるポイントチェック処理につい
て図6(B)を参照して説明する。この処理は前述の利
用履歴データ集計処理の実行間隔よりも長い間隔(例え
ば週に一度または月に一度など)で実行すればよい。ま
ず顧客マスターデータベース58から1件の顧客レコー
ドを取り出す(ステップS64)、その顧客の累計ポイ
ント値が一定値以上となっているかどうかを調べ(ステ
ップS66)、該当すれば通知顧客リストに追加する
(ステップS68)、全ての登録顧客についてこのチェ
ックを行う(ステップS70)。最後に今回のポイント
チェック処理で作成された通知顧客リストの各顧客に、
ポイントが一定の量に達したため一定の特典を受ける権
利が与えられましたとの旨の通知を行う。図7はその一
例である(映画館を想定した場合)。この通知は電子メ
ール、ダイレクトメールなどが考えられる。電子メール
の場合にはデータベースセンター内にメールサーバーを
もうければ自動的に通知することが可能である。
【0043】次に、ポイントの係数処理について詳しく
説明する。図6(A)のステップS62にて、ポイント
数の計数を行う。本発明によるシステムの場合には、ポ
イント数の計算は、興行マスターデータベース54に予
め記述されているポイント基準値またはポイント係数に
基づいて行う。具体的には、数1または数2による計算
が考えられる。こうして算出された今回のポイント値を
用いて、顧客マスターデータベース58の各顧客毎のポ
イント値を更新する。
【0044】
【数1】今回のポイント値=(ポイント基準値)
【0045】
【数2】今回のポイント値=(ポイント係数)*(コン
テンツの入場券価格)
【0046】ポイント基準値を興行コンテンツの上映・
上演時間(興行予定時間または興行実績時間)など、時
間に相当する値と定めておけば、数3または数4により
ポイント値を時間単位で計数することができる。このよ
うにして興行イベントに参加した時間の長さに応じたポ
イントを付与することができる。
【0047】
【数3】今回のポイント値=(興行コンテンツの上映・
上演時間)
【0048】
【数4】今回のポイント値=(ポイント係数)*(興行
コンテンツの上映・上演時間)
【0049】また、図6(A)で述べたデータベースセ
ンターの集計処理によれば、同一興行コンテンツに参加
した人数、同一のコンテンツを同一の興行場所で観た人
数などを集計し、これらの数値(同時入場者数)が一定
基準以下の場合にはポイント値を割り増しするように今
回のポイント値を計算することも可能である。これらの
情報は、興行マスターデータベースの各興行コンテンツ
のレコード内容に記録される。また図6(A)のステッ
プS60の動作で述べたように、データベースセンター
において、その日の気象条件を興行終了後入力し、興行
マスターデータベースに記憶させることにより、例え
ば、夏期に置いては最高気温が34度を越えた場合、冬
季においては最高気温が5度を下回った場合または雪が
降った場合などの条件でポイント値を割り増しするよう
に今回のポイント値を計算させることも可能である。あ
るいはスポーツイベントの場合には試合結果を興行マス
ターデータベースに記憶させ、試合結果に従ってポイン
ト値の割り増しを図ることが可能である。
【0050】これらの場合にはポイント計算するには、
利用履歴データベースとともに、興行マスターデータベ
ースの当該興行コンテンツレコードも参照する必要があ
り、ポイント計算は数5や数6の式となる。但し数5お
よび数6において(今回のポイント値)は前記数1から
数4の何れかの式で算出された値である。
【0051】
【数5】補正された今回のポイント値=(ポイント補正
値)+(今回のポイント値)
【0052】
【数6】補正された今回のポイント値=(ポイント補正
係数)*(今回のポイント値)
【0053】データベースセンター50では必要に応じ
て分析処理が実行される。分析処理は様々な観点から行
われるが、各データベースから必要なデータを分析用デ
ータベース62へ転送して行う。例えば、顧客毎の興行
参加履歴の分析を行う場合には、顧客識別番号を利用し
て顧客データベース58内の顧客に関する情報(例え
ば、年齢、性別、職業など)と利用履歴データベース5
2内の興行参加履歴データとを関係付けることにより、
年齢別、職業別、居住地別などの属性と興行参加実績と
の相関性の分析を行うことができる。また、情報端末装
置の識別番号より、情報端末マスターデータベース56
と利用履歴データベース52とを関連付けることによ
り、情報端末装置毎の興行参加実績、情報端末装置が設
置された地域ごとの興行参加実績などを分析することが
できる。例えば利用履歴データベースの各アテンドレコ
ードと顧客マスタデータベースの顧客属性を対応付ける
ことにより、図8のような分析が可能である。図8は売
れ筋興行コンテンツ(映画タイトル)と、そのチケット
単価と、それを見に来た顧客の年齢とを関係付けてプロ
ットしたものである。分析結果は、このように図、リス
ト、表などの形態でプリンタなどの出力部64を介して
出力され、その後の興行戦略の検討資料として使用され
る。
【0054】(第2の実施例)次に、これまで説明した
実施形態の変形例である第2の実施例に関して以下に引
き続き説明する。映画館の興行に関して説明する。
【0055】図9は、第2の実施例の顧客ポイント付与
システム200の全体構成図である。基本的には、顧客
ポイント付与システム100と同じであるが、幾つか部
分的に異なる部分がある。まず構成上の相違点について
説明する。
【0056】情報端末装置10は、入場チケットは磁気
カードではなく紙製のもので券面上に識別番号文字また
はバーコードを印字したものを想定している。よってチ
ケット処理部15は、バーコードリーダーまたはOCR
読取りの機能を備える。さらに、カード処理部16の代
わりにキーボード20を備える。キーボード20は来場
者が入場チケットを提示する代わりにパスワードを入力
するためのものである。
【0057】データベースセンター50の構成は、顧客
ポイント付与システム100の場合と基本的に変わらな
い。ただし、顧客ポイント付与システム200では、顧
客の入会申し込み、興行への参加(映画鑑賞)申し込み
を、顧客の所有しているコンピュータ30や専用の顧客
用端末入力装置31から、ネットワーク9を介して受付
けられることもできるように構成される。顧客の入会申
し込み、興行への参加申し込み、興行会場での入場手続
きについて次に説明する。
【0058】図10は、顧客登録申請処理のフロー図で
ある。まず顧客は、顧客の端末で申込データを入力する
(S110)。入力項目は、「氏名」、「郵便番号」、
「住所」、「生年月日」、「性別」、「職業」、「電話
番号」、「電子メールアドレス」などである。その内容
をデータベースセンター50に送付する(S112)。
データベースセンター50では、申込データを受付け
(S114)、顧客マスターデータベースにそのデータ
を追加登録する(S116)。そして一定の規則で顧客
識別番号を発行し(S118)、それを顧客に通知する
(S120)。この一連の処理は、データベースセンタ
ー50が通信サーバー68の機能の一部としてWWWサ
ーバー機能を備えることで、顧客所有のコンピュータ3
0からWWWブラウザを用いて、インターネットを通じ
て行うように実現してもよい。
【0059】図11は、興行への参加(映画鑑賞)申し
込みのフロー図である。まず顧客は、顧客の端末で申込
データを入力する(S130)。入力項目は、「顧客識
別番号」、「興行名」、「利用場所」、「利用予定日
時」、「利用金額」、「利用人数」などである。その内
容をデータベースセンター50に送付する(S13
2)。データベースセンター50では、申込データを受
付け(S134)、顧客マスターデータベースにそのデ
ータを興行参加予定データとして登録する(S13
6)。尚、興行への参加(映画鑑賞)申し込みの一連の
処理も、顧客所有のコンピュータ30からWWWブラウ
ザを用いて、インターネットを通じて行うように実現し
てよい。
【0060】顧客は、興行参加申し込み時に興行会場へ
の入場方法を選択できる。入場方法としては、1)デー
タベースセンター50から印刷された入場チケットを郵
送してもらい、そのチケットを会場に持参する方法、
2)データベースセンター50から、入場用のパスワー
ドを電子メールで通知してもらい、これを会場入口の情
報端末装置に入力する方法、3)データベースセンター
50のWWWサイトで、顧客だけが閲覧できる頁上に入
場用のパスワードを提示してもらい、これを会場入口の
情報端末装置に入力する方法、等がある。以下の説明で
は上記2)または3)を選択したとして説明する。
【0061】図11に戻る。データベースセンター50
は、一定の規則でパスワード番号を発行し(S13
8)、それを上記2)または3)の方法で顧客に通知す
る(S140)。データベースセンター50では、興行
イベントごとに、予約申し込みをした顧客番号と、その
顧客に与えたパスワードを対応づけたパスワードテーブ
ルを作成保持する。
【0062】図12は、興行会場での入場手続きのフロ
ー図である。顧客は、通知されたパスワードを会場入口
の情報端末装置10のキーボード20から入力する(S
150)。情報端末装置10は、このパスワードをデー
タベースセンター50に照会する(S152)。データ
ベースセンター50では、前記パスワードテーブルを参
照して、入力されたパスワードがその興行イベントに関
して有効なものなのかどうか検査する(S154)。有
効でなければ入場を拒否すべき旨の返答を情報端末装置
10に返す(S160)。有効であれば、「予約した顧
客の利用が行われた」という事実により利用履歴データ
ベース52を更新し(S156)、情報端末装置10に
入場を許可すべき旨の応答を返す(S158)。
【0063】会場への入場方法として、チケット持参を
選んだ場合は、データセンター50は後の利用履歴デー
タ更新のために、チケット券面に顧客を特定できるよう
顧客識別番号文字またはそのバーコードを印字してお
く。後で、回収したチケットから顧客を特定し、「予約
した顧客の利用が行われた」という事実により利用履歴
データベース52を更新することができる。チケットか
らの顧客特定は、情報端末装置10が顧客識別番号を読
取りこれをデータベースセンター50に送付することに
よるか、回収したチケットをデータセンター50に持ち
込み、人手により顧客識別番号を入力するか、により行
われる。前者の方が能率的であることは言うまでもな
い。
【0064】顧客がWWWブラウザで興行参加申し込み
を行う時に、その場で料金を電子決済できるように顧客
ポイント付与システム200を構成することも可能であ
る。この場合には、顧客はWWWブラウザ上でクレジッ
ト番号を含めて申込データを入力し、これを暗号化して
データベースセンター50に送付する。データベースセ
ンター50では、金融機関のネットワークとの間で定め
られた通信プロトコルで、決済金額、クレジット番号な
ど決済に必要な情報をやり取りする電子決済用ゲートウ
エイを備えておく必要がある。
【0065】アテンドデータの集計処理、顧客のポイン
トチェック処理は、実施例1の顧客ポイント付与システ
ム100と同様である。ポイントが一定の量に達した顧
客には、電子メールまたはダイレクトメールにより、図
17のような通知を行う。顧客の鑑賞履歴を含めて通知
するのは、映画の鑑賞履歴を通知することが、映画好き
な顧客に歓迎されることがあるからである。
【0066】データベースセンター50では、必要に応
じて分析処理が実行される。図13はそのような分析例
の一つである。特定の興行会場について興行参加回数の
多い優良顧客の住所の分布を地図と重ね合わせて表示し
ている。このような分析は顧客マスターデータベース5
8と利用履歴データベース52を関連付けることにより
可能である。図13により、優良顧客はどのような地域
に分布しているか、が特定でき、優良顧客の分布範囲内
にありながら優良顧客でない顧客を特定することなどに
この分析結果を活用することができる。
【0067】図14は、別の分析例である。SFなど映
画の特定の分野に絞って、優良顧客が鑑賞した実績を年
度別に比較したグラフである。このような分析は興行マ
スターデータベース54と利用履歴データベース52を
関連付けることにより可能である。図14の分析から
は、ヒットする映画の主題の傾向などを知ることができ
る。
【0068】図15は、別の分析例である。累計鑑賞時
間の多い顧客のランキングリストである。このようなリ
ストを作成することにより優良顧客を特定することがで
きる。
【0069】この他、以下のような分析が可能である。 1)上映時間分析−顧客が一定期間に何時間映画を見て
いるか 2)顧客毎の購入パターン分析−どのような映画を見て
いるか、回数や映画種類、頻度、指定席か自由席か 3)年齢別売れ筋映画分析−どの映画が何歳の顧客に見
られているか 4)時間帯別売れ筋映画分析−どの映画が何時、何曜日
に見られているか 5)地域分析−映画館の場所の影響により観客状況がど
のように変化するか 6)映画館間の利用状況分析−異なる映画館を同一顧客
がどのように利用しているか。居住地や勤務地との関係
はどうか。
【0070】図16は、分析結果の様々な利用形態を示
すチャート図である。データベース52から58から必
要なデータを取り出して用意した分析用データ900か
ら抽出されたデータ901は、データ抽出結果を出力装
置に転送して(S5)、人間による分析を行う(S8)
ほか、データ抽出結果に基づきDMを作成し(S6)、
顧客にDM送付する(S7)利用形態や、データ抽出結
果に基づき顧客毎に電子メールを作成し(S9)、顧客
に電子メールを送付する(S10)利用形態や、データ
抽出結果に基づき顧客別の販促用Web頁を生成し(S
11)、顧客にこのWeb頁を閲覧させる(S12)な
どの、顧客一人一人にカスタマイズした販促活動に有効
に活用することができる。
【0071】例えば、データベースセンターからは月次
で顧客が鑑賞した映画の種類や上映日時、観賞場所を報
告するとともに、顧客が鑑賞した映画館の今後の上映予
定、顧客が鑑賞した映画と同ジャンルの映画の紹介、顧
客が鑑賞した映画の主演俳優・女優が出演する他の映画
の紹介等を、DM、電子メール、顧客別のWeb頁によ
り行うことができる。
【0072】以上、本発明の実施の形態を二つの実施例
により述べた。顧客識別カードは磁気カードに限定され
るものではなく、顧客識別の機能を有したカードであれ
ばなんでもよい。入場チケットも磁気チケットに限るも
のではなく、興行識別機能を有したカードであればよ
い。また、入場チケット以外の方法で興行コンテンツを
識別できる場合は、入場チケットの挿入口12と入場チ
ケットの入力処理部15は必須ではない。情報端末装置
10とデータベースセンター50との間のデータ転送手
段はオフラインであってもよい。
【0073】
【発明の効果】本発明にかかるシステムによれば、映画
等の興行、スポーツ等の観戦等において、顧客を固定化
するために、顧客の利用頻度に応じて特典付与を行うに
当たり、単純に金銭に比例させるのではなく、上映・上
演時間など、顧客の支払った金額以外の他の尺度によっ
てポイントを計数することにより、より熱心な顧客によ
り多くのポイントを与えることが可能になるので、顧客
の心理に訴え、興行と一体感のある利用を促し、従来に
ない固定化の効果を狙うことが可能となる。
【0074】また、このような仕組みを持たせることに
より、顧客の顧客カード利用が促進され、顧客のマーケ
ティング情報がより容易に収集される。情報端末装置1
0は入場券のチェックを行うだけでなく、顧客の興行へ
の参加動向を把握する情報収集装置として利用すること
ができる。さらに、本発明によるシステムではデータベ
ースセンター50において、様々な分析が行える構成と
なっているため、興行主の必要とする様々なマーケティ
ング分析が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のシステム100全体
の構成を示すブロック図である。
【図2】 顧客カード及びその申込書の例を示す図であ
る。
【図3】 情報端末装置10の外観を説明する図であ
る。
【図4】 顧客カードの申請手続きを示すフローチャー
トである。
【図5】 興行場所入場時の情報端末装置10の動作を
示すフローチャートである。
【図6】 利用履歴データの集計処理と累計ポイントチ
ェック処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】 顧客への特典通知の一例を示す図である。
【図8】 マーケティング分析結果の一例を示す図であ
る。
【図9】 第2の実施例のシステム200の全体構成図
である。
【図10】システム200の顧客登録申請のフローチャ
ートである。
【図11】システム200の興行参加申込みのフローチ
ャートである。
【図12】システム200の興行会場入場時のフローチ
ャートである。
【図13】分析例2である。
【図14】分析例3である。
【図15】分析例4である。
【図16】分析結果の利用説明チャートである。
【図17】顧客への通知例2である。
【符号の説明】
2…通信路 4…顧客カード 10…情報端末装置 11…操作ガイド表示器 12…入場チケット挿入口 13…顧客カード挿入口 14…利用履歴ファイル 15…入場チケット処理部 16…顧客カード処理部 17…クロック 18…情報端末装置設定ファイル 19…制御部 30…顧客の所有しているコンピュータ 31…専用顧客端末入力装置 50…データベースセンター 52…利用履歴データベース 54…興行マスターデータベース 56…情報端末装置マスターデータベース 58…顧客マスターデータベース 62…分析用データベース 63…コントローラ 64…出力部 65…ポイント計数処理部 66…データベースサーバー 67…入力部 68…通信サーバー 100…顧客ポイント付与システム 200…顧客ポイント付与システム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データベースセンターと、通信手段を介し
    て前記データベースセンターに接続された複数の情報端
    末と、を備えたシステム構成に置いて、 前記情報端末は、 顧客識別番号を読みとる読み取り手段と、 前記読み取り手段により読みとった前記顧客識別番号
    を、顧客の参加した興行コンテンツの識別番号と関連づ
    けて、アテンドデータとして一時的に記憶する記憶装置
    と、 前記記憶装置に記憶された前記アテンドデータを、前記
    通信手段を介して前記データベースセンターへ送信する
    送信制御部と、を備え、 前記データベースセンターは、 前記情報端末から送信された前記データを受信する受信
    手段と、前記アテンドデータを記憶するデータベース
    と、 前記データベースのデータから顧客の利用に応じたポイ
    ントを計数し、前記顧客番号に関連づけてデータベース
    に記憶するポイント計数処理部と、を備えることを特徴
    とする顧客ポイント付与システム
  2. 【請求項2】前記ポイント計数処理部は、サービス事業
    者または興行主が顧客に提供する興行コンテンツ毎に、
    予め定めたポイント基準値またはポイント係数に従っ
    て、計数することを特徴とする請求項1に記載の顧客ポ
    イント付与システム。
  3. 【請求項3】前記ポイント計数処理部は、サービス事業
    者または興行主が顧客に提供する興行コンテンツの興行
    予定時間または興行実績時間に応じたポイント基準値ま
    たはポイント係数に従って、計数することを特徴とする
    請求項1に記載の顧客ポイント付与システム。
  4. 【請求項4】前記ポイント計数処理部は、興行当日の時
    点ではじめて確定される条件あるいは興行の結果を加え
    て、計数することを特徴とする請求項1、請求項2また
    は請求項3に記載の顧客ポイント付与システム。
  5. 【請求項5】データベースセンターと、通信手段を介し
    て前記データベースセンターに接続された複数の情報端
    末と、を備えたシステム構成に置いて、 前記情報端末は、 顧客識別番号を読みとる読み取り手段と、 前記読み取り手段により読みとった前記顧客識別番号
    を、顧客の参加した興行コンテンツの識別番号と関連づ
    けて、アテンドデータとして一時的に記憶する記憶装置
    と、 前記記憶装置に記憶された前記アテンドデータを、前記
    通信手段を介して前記データベースセンターへ送信する
    送信制御部と、を備え、 前記データベースセンターは、 前記情報端末から送信された前記データを受信する受信
    手段と、前記アテンドデータを記憶するデータベース
    と、を備えることを特徴とする顧客ポイント付与システ
  6. 【請求項6】請求項5に記載の顧客ポイント付与システ
    ムにおいて、前記データベースセンターに、顧客に当該
    顧客の興行コンテンツへの参加履歴を通知する顧客通知
    手段を備えることを特徴とする顧客ポイント付与システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    顧客ポイント付与システムにおいて、前記顧客識別番号
    読取り手段は、顧客に対して予め配布され、各顧客に割
    り当てられた顧客識別番号を記憶した記憶媒体を挿入さ
    れて、前記記憶媒体から前記顧客識別番号を読取るもの
    である顧客ポイント付与システム。
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