JP2003050942A - クーポン提供システム及びクーポン提供方法 - Google Patents

クーポン提供システム及びクーポン提供方法

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JP2003050942A
JP2003050942A JP2002097515A JP2002097515A JP2003050942A JP 2003050942 A JP2003050942 A JP 2003050942A JP 2002097515 A JP2002097515 A JP 2002097515A JP 2002097515 A JP2002097515 A JP 2002097515A JP 2003050942 A JP2003050942 A JP 2003050942A
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JP2002097515A
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Yoshio Nose
純郎 野瀬
Takashi Shimizu
孝 清水
Akira Ogawa
晃 小川
Atsuto Nakase
淳人 中瀬
Kaiichiro Ohashi
楷一郎 大橋
Akio Kuroiwa
昭雄 黒岩
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IMCOS KK
NTT Software Corp
Original Assignee
IMCOS KK
NTT Software Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーポンの提供にあたり、販売する商品等ご
とにポイント数を設定することを可能とし、クーポンの
利用状況を容易に把握することを可能とするクーポン提
供システムを提供する。 【解決手段】 クーポンの提供者を特定する提供者特定
情報、クーポンの提供条件、ポイント発行条件を含むク
ーポン属性をクーポン毎に蓄積するクーポン蓄積手段
と、会員特定情報と、会員に発行されたポイント保有値
とを組にして会員毎に蓄積する利用者情報蓄積手段と、
クーポン提供の対象となる会員のアクションに関する情
報と会員特定情報とが対になっている会員アクションデ
ータを入力する手段と、会員アクションデータとポイン
ト発行条件とからポイント値を求め、ポイント保有値に
加えてポイント保有値を更新する手段と、会員に発行さ
れたポイント値によりクーポン蓄積手段の発行済みポイ
ント数を更新する手段とを有するようにして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め登録されてい
る会員に対し、所定の行動(商品の購入、役務の受給、
システムからの提案に対する応答等)を識別し、識別し
た行動の内容(購入した商品の内容・数量等)に応じて
所定のサービスが会員に提供されることを可能にする技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】消費者に対しサービス内容とそのサービ
スの提供を受けるための条件(特定期間における商品の
購買等)が提示されている券、即ちクーポン券を用いた
サービスが広く行われている。例えば、クーポン提供者
は予めクーポン券を消費者に配布しておく。消費者は、
クーポン券に記載のサービス提供条件を満たしたら、ク
ーポン提供者からクーポン券に記されている所定のサー
ビスを受けることが出来るようにして、販売促進が行わ
れている。
【0003】クーポン券の発行は、広告等に印刷して配
布することが広く行われている。近年では、インターネ
ットのホームページにクーポン券を表示し、パソコンの
プリンタでプリントアウトして使用するといったものも
ある。消費者は、商品代金支払時に保持しているクーポ
ン券を提示して代金の割引を受ける例が多い。
【0004】また、顧客が商品を購入した場合、各種サ
ービス(運送、知識教授等・・・、商標の商品及び役務
の区分における第35類以降に示される役務等)の提供
を受けた場合等に、小売店が顧客に対して販売価格に応
じたポイントを提供し既にその顧客が保有しているポイ
ントに加算して蓄積しておき、顧客は蓄積されたポイン
トを用いて商品購入時に割引きを受ける方式のクーポン
サービスも普及してきている。その具体例としては、ク
ーポンサービスを提供する加盟販売店で顧客が商品を購
入すると、購入額に応じて予め定められた率によりポイ
ントが保有しているポイントに累積され、商品購入時に
累積されたポイントに応じた割引を受けるといった、い
わゆるポイントサービスがある。また、運輸サービスで
利用した路線距離数に応じてポイントを提供し会員ごと
に累積するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の説明において
は、「クーポン券」がクーポンの内容が電子情報として
利用者に提供される場合を想定している。従来技術にお
けるクーポンシステム(紙のような物理媒体で提供され
る場合および電子情報として提供される場合)において
は、以下のような問題点がある。
【0006】1)購入した商品の総額に対して一定の係
数(クーポン率)を乗じて得られる値のポイント数を購
入者に提供するハウスクーポンでは、一定期間クーポン
率を商品に関係無く一律に変更することはあっても、個
人毎、商品毎にクーポン率が設定されることはないた
め、きめ細かなマーケッティング活動をするには限界が
あった。
【0007】2)利用者は、商品購入前にどの商品を購
入するとどのようなクーポンが与えられ、更には、い
つ、何処の店で商品を購入するとどのようなクーポンが
与えられ、また、どの位のポイントが発行されるのかに
ついては、販売店の広告媒体(チラシ、HP、ダイレク
トメール等)で通知された。従って、利用者は、提供さ
れた媒体を保管しておき該当商品購入時に購入窓口に提
示する、或いは、これらの情報を自ら記憶しておく、メ
モに記録しておく必要があった。そのため、利用者は提
供されているクーポンの利用機会を逃すことがあった。
【0008】3)また、クーポンを提供する側にとって
は、通知媒体の都合から、特定の顧客(年代、趣味、過
去の購入履歴等)、地域(ある地域内の販売店、特定の
販売店)等を指定してクーポンを発行することが困難で
あり、個々の顧客に対して、効果的に購買意欲を喚起す
ることが難しかった。さらには、情報の提供作業(ダイ
レクトメールの発行)や販売店でのクーポン券の取り扱
いを各々の販売店や商品毎に調整するために大きな手間
がかかっていた。
【0009】4)更に、個々の顧客についてクーポンの
利用状況を把握できないため、クーポンを提供しても、
その提供によりどの位の効果があったかをクーポンの発
行と売上とを関係付けて把握することが困難であった。
【0010】5)クーポンが利用された場合、小売店全
体でどの位の利用があったかを集計し把握するための作
業が大変であり、クーポンを提供したことによる効果を
測定するためには多大の手間と費用を要していた。
【0011】6)従来、アンケートの回収率を向上させ
る等のために、回答に対して商品券等を発送している
が、商品券の発送作業等コスト高になる問題があった。
【0012】7)ハウスクーポンの場合、小売店がクー
ポンを提供するため、商品メーカが特定の商品を対象と
して複数の小売店で利用できるクーポンを利用者に提供
することが困難であった。
【0013】8)クーポンの発行、管理を情報システム
で管理するためにはシステムの構築あるいは既存のシス
テムの改造が必要であり、比較的小規模の小売店におい
ては、独自にハウスクーポンを提供することは経済効果
の点から実施されないケースが多かった。また、複数の
小売店が共同でクーポンサービスを実施する場合、個々
の小売店が独自のクーポンを設定することは困難であっ
た。このことは、ハウスクーポンを提供している小売店
においても同様にして、店舗ごとに独自クーポンが発行
されていない。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、クーポンの提供にあたり、販売する商品毎、利用
者毎にクーポン率や額を設定することを可能とし、クー
ポンの利用状況を容易に把握することを可能とするクー
ポン提供システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成することができる。
【0016】請求項1に記載の発明は、予め登録されて
いる会員に対して、所定の条件に応じて定まるポイント
を提供するためのクーポンを発行し、会員に関連付けら
れたデータを入力し、入力したデータの内容が当該会員
に提供されているクーポンに対応するポイント発行条件
を満たしている場合には、当該会員に関連付けて前記ポ
イントを累積するようにしたクーポン提供システムであ
って、クーポンの提供者を特定する提供者特定情報、ク
ーポンの提供条件、ポイント発行条件を含むクーポン属
性及び会員に発行済みの累積ポイント数を組にして、ク
ーポン毎に蓄積するクーポン蓄積手段と、前記会員を特
定する会員特定情報と、該会員に発行されたポイントを
累積したポイント保有値とを組にして会員毎に蓄積する
利用者情報蓄積手段と、クーポン提供の対象となる会員
のアクションに関する情報と前記会員特定情報とが対に
なっている会員アクションデータを入力する手段と、前
記入力された会員アクションデータと、当該会員が利用
可能なクーポンにおけるポイント発行条件とから当該会
員に発行されるポイント値を求め、該ポイント値を前記
ポイント保有値に加えて該ポイント保有値を更新する手
段と、前記会員に発行されたポイント値により前記クー
ポン蓄積手段の発行済みポイント数を更新する手段とを
有するように構成される。
【0017】本発明によれば、利用者に関する情報及び
発行されているクーポンに関する情報を分け、それぞれ
利用者情報蓄積手段、クーポン蓄積手段に蓄積管理する
ようにしたので、クーポン発行者、会員いずれも、多く
の手間をかけることなく、クーポンを利用できるように
なる。また、クーポン発行毎に調整することなく多くの
商品に対するクーポンによる販売促進を実施することが
可能となる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のクーポン提供システムにおいて、前記利用者情報蓄積
手段は、前記会員が利用可能なクーポンの特定情報を、
前記クーポンの提供条件に基づき会員毎に蓄積するよう
にしたものである。
【0019】本発明によれば、会員が利用可能なクーポ
ンに関する情報を会員毎に容易に把握できるようにな
る。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のクーポン提供システムにおいて、前記クーポンに対応
するポイント発行条件は、会員による商品の購買に関す
る条件、アンケートに対する回答状況に関する条件を含
む商品の購買以外に関する条件、又は、これらの組み合
わせに関する条件とするものである。従って、商品購買
に限られることなく多様なクーポンサービスを提供する
ことが可能となる。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のクーポン提供システムにおいて、前記会員が商品購入
の際に、前記利用者情報蓄積手段のポイント保有値から
必要に応じた数のポイントを減ずることで該ポイントを
購入代金の全部又は一部に充てるポイント還元手段を更
に有するように構成する。これにより、会員は保有ポイ
ント数に応じた商品券の発行を受ける等ポイントを還元
できる。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のクーポン提供システムにおいて、前記会員のアクショ
ンに関する履歴情報を蓄積する手段と、該履歴情報に基
づき、会員に提供されているクーポンに対応するポイン
ト発行条件の充足状況に関する情報を提供する手段とを
更に有するようにしうたものである。
【0023】また、請求項6に記載されるように、上記
の構成において、前記ポイント発行条件の充足状況に関
する情報は、前記会員のアクションの履歴に応じてクー
ポン毎に予め定められたシナリオタイプに基づき定まる
情報とすることができる。
【0024】上記の発明によれば、履歴情報を活用し
て、会員に充足状況に関する情報を提供でき、会員にそ
の後の購買等をさせるインセンティブをもたらす効果を
奏する。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
のクーポン提供システムにおいて、前記クーポンの提供
条件に合致する会員の数を求め、その数をクーポンの提
供元に送信する手段を更に有する構成するものである。
これにより、例えば、クーポン提供者は、合致する会員
数が少なければクーポン提供条件を緩和する等の対応を
とることが可能となる。また、クーポンを発行した会員
の統計情報を集計し、それをクーポン提供者に提供する
こともできる。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
のクーポン提供システムにおいて、前記会員が利用可能
なクーポンを前記クーポンの提供条件に基づき集計し、
該クーポンに関する情報を会員に提供する手段を更に有
するように構成する。これにより、会員は利用できるク
ーポンを把握できる。
【0027】請求項9〜13に記載の発明は、上記クー
ポン提供システムにおけるクーポン提供方法である。
【0028】なお、本明細書において、以下の各用語は
次のような意味を有する用語として用いている。
【0029】「累積」は、蓄積されているポイントに新
たなポイントを加算して蓄積ポイントとして置き換える
場合または減算する場合を意味する。ポイントの累積
は、会員が自分に蓄積されているポイント数に応じたサ
ービスを受けようとする時点でのサービス内容を決定す
るために行うことができる。例えば、加算方式の場合に
は、ポイント数に応じた商品券の提供(例:1000ポ
イントなら1000円の商品券)や商品、サービスの提
供(例:100ポイントで英会話レッスン5時間分)等
がある。また、減算方式の場合には、例えば、初期値と
して一定の値(例えば、「1000」を設定しておき、
会員が商品等の購入毎に減算して、「0」になったら所
定のサービス(例;××への旅行券提供)を提供するよ
うに構成することができる。
【0030】「クーポンを特定する情報」は、クーポン
識別子/クーポン内容/クーポン内容が保管されている
アドレスへのポインタ等を意味し、登録されているクー
ポンの内容を参照できる情報であればよい。
【0031】「アクション」とは、クーポンに対応した
ポイント発行に関係する会員の行為を意味し、例えば、
商品の購買行為、アンケート回答等の商品購買以外の行
為、それらの組み合わせの行為等を含む。
【0032】「アクションに関する情報」とは、会員が
商品を購買した場合における商品購買情報(商品コード
(例;JANコード)、購入数、購買店名、購買日時
等)、アンケート回答した場合におけるアンケート回答
情報(アンケート識別子、回答日等)である。
【0033】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施例における
クーポンシステムの構成を示す。
【0034】同図に示すように、本発明の実施例におけ
るクーポンシステムは、クーポンサーバ装置1、販売店
装置2、会員装置3、クーポン発行元装置4がネットワ
ーク6に接続される構成をとる。
【0035】クーポンサーバ装置1は、制御部11、デ
ータ記録部12、外部インタフェース部13、及び内部
バス14を有し、クーポンを管理して利用者(会員)に
ポイントを付与する機能を有している。販売店装置2
は、商品販売店のPOS端末装置等であり、会員装置3
は商品購入者が使用するPCや携帯端末、携帯電話機等
である。クーポン発行元装置4は、商品メーカ、小売点
等のクーポン提供者が所有するPC等である。
【0036】同図では、制御部11とデータ記憶部12
が装置内の内部バス14を介して接続しているが、別個
の装置に実装されネットワークを介して接続しても本発
明の実施には影響しない。なお、クーポンサーバ装置1
を、クーポン提供システムと称してもよい。
【0037】図2に、クーポンサーバ装置1におけるデ
ータ記録部12の構成を示す。同図に示すように、デー
タ記録部12は会員DB121、販売店DB122、ク
ーポンDB123を有する。
【0038】次に、上記の構成におけるクーポンシステ
ムの動作の概要を図3のフローを用いて説明する。
【0039】なお、以下の説明において、クーポンと
は、クーポン発行元がクーポン提供サーバに設定する情
報であり、ポイントを利用者に提供するための条件と当
該ポイントの組を含む情報のことをいう。クーポンの発
行とは、一定の条件で選定した会員に対して、クーポン
を使用可能にすることである。具体的には、会員DBに
おける対象会員のレコードに使用可能なクーポンの情報
を設定することをいう。
【0040】ポイント発行とは、会員がクーポン対象商
品を購入する等のアクションを行った内容と、ポイント
の発行条件に応じて会員DBに当該会員の蓄積ポイント
が累積されることをいい、ポイント利用、還元とは、会
員がポイント発行を受けて自分に蓄積されたポイント数
分の払い戻しを受けることをいう。
【0041】図3に示すように、まず、クーポン発行元
装置4が、クーポン対象商品とクーポン発行対象会員選
定基準(本実施例では会員条件を用いる)、発行するク
ーポンのポイント発行条件等を指定して、クーポンサー
バ装置1に対してクーポンの発行依頼を行い、クーポン
サーバ装置1は当該クーポンの設定をクーポンDB12
3に対して行う(ステップ1)。
【0042】次に、クーポンサーバ装置1内で、クーポ
ンを、クーポン発行条件(本実施例では会員条件)を満
たす会員に発行する。発行されたクーポンは会員DB1
21に格納される(ステップ2)。
【0043】会員が販売店でクーポン対象商品を購入す
ると、その購入POSデータがクーポンサーバ装置1に
送信され、購買条件を満たした会員に対し、当該商品に
対応したクーポンのポイント発行条件に対応したポイン
トが会員に対して発行される(ステップ3) このポイントを蓄積しておき、会員の指定する方法で還
元がなされる(ステップ4)。
【0044】(会員DB、クーポンDB、販売店DBの
構成)次に、より詳細な動作を説明するにあたり、クー
ポンサーバ装置1における各DBの構成について説明す
る。
【0045】まず、会員DBの構成を図4に示す。
【0046】会員DBは、会員を特定するための情報、
クーポン利用可否の判断情報、当該会員のクーポンシス
テムに対し保有する債権情報を有する。具体的には、図
4に示すように、会員基本属性、利用可能クーポンID
・購買条件、蓄積ポイント数、アクセスパスワード、会
員属性、購買履歴表へのポインタの項目を有する。
【0047】上記の項目において、会員基本属性は会員
名(会員ID)、会員への連絡手段(住所、メールアド
レス、電話番号等)であり、蓄積ポイント数は当該会員
が獲得したポイント数の累積値、すなわち、会員が行使
できるポイント数であり、アクセスパスワードは会員が
会員DBを参照する際の認証用であり、会員属性は性
別、年齢、趣味、住居エリア、昼間活動エリア等、会員
の属性である。
【0048】なお、蓄積ポイント数については、懸賞応
募クーポン等還元方法やポイントの数え方の異なるもの
は、その種別毎に蓄積することができる。また、上記の
情報項目の他、最近の蓄積年月日、最近のポイント払い
出し(=ポイントによる購入)年月日、取得した累積ポ
イント数、月間利用回数の最大値、平均値、利用販売
店、会員への連絡情報(=電話番号、住所、Mailア
ドレス等)、指定商品の購入に関する情報(=購入数、
購入頻度等)、クーポン対象商品に対するアンケート回
答状況、ポイントの還元方法、購買商品履歴等の情報を
持つ場合がある。
【0049】購買履歴表へのポインタにより示される購
買履歴表の例を図5に示す。図5に示すように、会員番
号毎に、購買商品識別子、商品の購入月日、商品の購入
数、購入店の識別子を有している。
【0050】次に、クーポンDBの構成を図6に示す。
【0051】クーポンDBは、クーポン発行元装置4か
らのクーポンの情報を蓄積するためのDBであり、クー
ポンDBの情報を元にして、会員条件を用いて条件を満
たす会員にクーポンを発行し、会員DBに反映させるこ
ととなる。
【0052】クーポンDBには、発行元を特定する情
報、発行するクーポンに関する情報(ID、条件等)、
発行元の本クーポンシステムに対する債務情報(会員に
発行されたポイント数の累積値)が蓄積される。
【0053】具体的には、図6に示すように、クーポン
ID、クーポン基本属性、クーポン発行条件、発行ポイ
ント数、発行済みポイント数、支払済みポイント数、販
売店別の利用ポイント、設定期間の発行ポイント、発行
元への請求のための情報、ポイント利用情報集計のため
の情報、無効フラグの情報項目を有する。
【0054】クーポン基本属性は、クーポン発行元(商
品のメーカ、小売店、小売店団体(商店組合、チェーン
店等)等)、発行対象(対象商品、対象店舗)、発行
量、有効期間等を含む。
【0055】ポイント発行条件は会員条件と購買条件に
分かれる。会員条件とはどの会員に対してクーポンを発
行するかを規定する条件であり、例えば、対象年齢、居
住地、性別、趣味、過去の購買特性等から構成される。
購買条件とは対象商品の購買状況に応じて、ポイント発
行の有無/発行されるポイント値を規定すりための条件
であり、例えば、購入の曜日、同時購入数、他商品との
組み合わせ購入、過去の購入履歴等実行可能店名(コー
ド)等から構成される。
【0056】なお、上記の発行対象については、対象商
品、対象店舗のいずれか一方を指定することができ、対
象商品のみの指定(この場合を商品クーポンという)
は、主に商品メーカによりなされ、販売店も条件とした
い場合は、購買条件として設定される。また、対象店舗
のみの指定(この場合を店舗クーポンという)は、主に
小売店、商店会によりなされ、対象商品を限定したい場
合は、購買条件として設定する。本実施例では、商品ク
ーポンの場合について説明するが、店舗クーポンの場
合、商品クーポンと店舗クーポンが混在する場合も、ク
ーポンの発行、ポイントの発行可否判断が夫々のクーポ
ンにより異なるが、クーポンサーバ装置1としてはいず
れでも同様にして構成できる。
【0057】発行ポイント数は上記ポイント発行条件と
対になるものであり、例えば、購入個数が10個以上な
らポイントに100ポイント追加、当該商品についてア
ンケートに回答した会員にがポイント倍増といったよう
に種々の設定を行うことが可能である。
【0058】発行済みポイント数は、当該クーポンにつ
いて会員に蓄積されたポイント数の累積値であり、支払
済みポイント数は、発行元から支払いのあったポイント
数の累積値であり、販売店別の利用ポイント数は、販売
店で会員が支払いのために還元したポイントを販売店別
に累積したポイント数である。また、設定期間の発行ポ
イントは、設定された期間内に発行されたポイントの累
積値である。なお、販売店別の利用ポイントと設定期間
の発行ポイントの項目はなくてもよい。
【0059】発行元への請求のための情報は、発行済み
ポイント数及び発行元からの支払済みポイント数であ
る。発行済みポイント数と発行元からの支払済みポイン
ト数の差分ポイント数相当の金額が発行元へ請求される
こととなる。
【0060】ポイント利用情報集計のための情報は、販
売店別利用ポイント及び設定期間の発行ポイントであ
り、無効フラグは、新たな会員に当該クーポンIDを設
定するか否かを示すフラグであり、本フラグがオンの場
合には会員に当該クーポンID設定を設定せず、また、
会員毎に発行されているクーポンは効力を失う。
【0061】次に、販売店DBの構成を図7に示す。
【0062】会員が商品等を購入する際、蓄積されてい
るポイントを支払いに宛てるために還元することができ
る。その場合、各販売店で還元利用されたポイント数
を、販売店毎に当該販売店DBに集計し、販売店からの
請求に応じることを可能とする。
【0063】従って、販売店DBは、販売店を特定する
情報と、販売店が本クーポンシステムに対して保有する
債権情報を有する。
【0064】具体的には、図7に示すように、販売店I
D、販売店名、還元利用ポイント数、支払済みポイント
数、アクセスパスワードの項目を有する。ここで、還元
利用ポイント数とはポイントによる支払いに応じたポイ
ントの累積値であり、支払済みポイント数とはポイント
の還元利用に関して販売店に支払った金額のポイント相
当累積値であり、アクセスパスワードとは販売店から情
報参照等のアクセス時の認証用に使用されるパスワード
である。なお、還元利用ポイント数は、会員、クーポン
の種類とは無関係に、還元利用のあったポイントを蓄積
するものである。
【0065】次に、図8に示す処理の流れに基づき、本
発明のクーポンシステムの動作について、会員登録、ク
ーポンの登録、クーポン発行、会員による購買、ポイン
ト発行、ポイント還元の順に詳細に説明する。なお、図
8中のステップ番号は、図3のフローにおけるステップ
番号と対応する。
【0066】(会員の登録処理)本実施例では、利用者
が本クーポンシステムのサービスを利用するために会員
登録を行うことが必要である。会員登録におけるフロー
を図9に示す。
【0067】まず、加入希望者の端末等から、クーポン
サーバ装置1が登録申し込みを受け付ける(ステップ1
1)。その際、加入希望者の端末からクーポンサーバ装
置1へは、希望者自身に関する情報及びシステムアクセ
ス時のパスワードが送信される。
【0068】次に、クーポンサーバ装置1側で、当該利
用者の会員IDを決定し、それを会員DBに追加する
(ステップ12)。続いて、クーポンサーバ装置1から
会員に会員IDが通知され、システム運営者から会員I
Dを記録したカードが発行される(ステップ13)。会
員は、加盟店舗での商品購入等の際に、当該カードを提
示することにより本発明のクーポンサービスを受けるこ
とが可能となる。
【0069】(クーポン登録)次に、クーポン発行元装
置4からクーポンサーバ装置1に対してなされるクーポ
ン登録処理について説明する。これにより、本発明にお
けるクーポンがクーポンサーバ装置1におけるクーポン
DBに設定される。
【0070】クーポン登録時、クーポン発行元装置4か
らクーポンサーバ装置1には、発行メーカ名・小売店
名、<メーカ名、商品名、ポイント発行条件、発行ポイ
ント、クーポン終了条件(有効期間等)>が渡される。
ここで、<>内のデータは必要数繰り返されることを意
味する。これらの情報にクーポンIDが付与され、図6
に示したクーポン基本属性、ポイント発行条件等の設定
が行われる。
【0071】上記のメーカ名及び商品名はPOS購入デ
ータに含まれる商品との対応付けに使用される。
【0072】また、上記のポイント発行条件は、クーポ
ンDBの構成の説明の際にも説明したように、会員DB
の会員属性により決定される条件(会員条件)と、商品
の購買状況により決定される条件(購買条件)とによっ
て定まる。会員条件例としては、会員の性別、年齢、趣
味、居住地域等があり、購買条件例としては、購入日
時、購入店舗、同時購入数、指定商品との同時購入、過
去の購入実績、発行元から会員へのアクションに対して
会員が応答したか否か(アンケートに回答したか否
か)、蓄積ポイントが一定量に達したか否か(システム
運営者によるボーナスポイントの発行)等がある。
【0073】また、クーポン終了条件としては、有効期
間、総発行ポイント数、クーポン数等が発行元により設
定される。
【0074】(クーポン発行処理、削除処理)次に、上
記のようにクーポン発行元装置4から受信し、クーポン
DBに格納したクーポン情報を元に、クーポンを発行す
る処理について図10のフローに沿って説明する。
【0075】まず、クーポン発行条件(本実施例では会
員条件、なお、クーポン発行条件のことをクーポン提供
条件とも称する)を満たす会員を会員DBの会員情報部
分を検索して特定する(ステップ21)。特定された各
会員について、会員DBにおける利用可能クーポン項目
に当該クーポンIDを追加する(ステップ22)。
【0076】なお、各会員に発行した当該クーポンの件
数をクーポンDBに“クーポン発行件数”として記録し
ておくことができる。
【0077】また、各クーポンについて、何人の会員に
対してクーポンが提供されたかを集計し、その数をクー
ポン発行元に通知するようにしてもよい。
【0078】更には、クーポンの発行に先立ち、暫定的
に設定したクーポン提供条件を満足する会員に関する情
報(性別/年代別/居住地別などの会員数、総会員数
等)を求め、クーポン提供者にその情報を通知し、発行
条件の変更の要否についてクーポン提供者に確認を求め
るように構成することにより、クーポン提供者がクーポ
ン提供により発生する費用、効果について検証すること
を可能とする。
【0079】クーポンの有効期限の経過、所定のポイン
ト数発行完了等の終了条件を満たした場合、クーポンを
削除する。クーポンの削除は図11に示すフローに沿っ
て行われる。
【0080】まず、会員DB内の削除対象クーポンID
を削除する(ステップ31)。次に、クーポンDB内の
削除対象クーポンIDのレコードの無効フラグをセット
し、会員DBに当該クーポンIDが設定されないように
する(ステップ32)。更に、当該クーポンについての
ポイント発行を抑止する。そして、クーポンDBにおい
て、無効フラグがオンのクーポンであって、支払済みポ
イント数が発行済みポイント数に一致しているクーポン
を削除する(ステップ33)。
【0081】(ポイント発行)次に、会員が販売店で商
品等を購入した際に、クーポンサーバ装置1が当該会員
にポイントを発行する処理について図12のフローに沿
って説明する。
【0082】会員が販売店で商品等を購入し、カードの
提示等を行うことによって、販売店装置2(POS端末
等)からクーポンサーバ装置1に購入POSデータが送
信される(ステップ41)。
【0083】購入POSデータは、販売店名、機器番
号、会員ID、購入年月日、時刻、還元(利用)ポイント
数、<品名、メーカ名、数量、単価>から構成される。
なお、<>内の情報は必要に応じて繰り返されるもので
ある。
【0084】上記の情報のうち、還元(利用)ポイント数
は、販売店で支払い代金として使用されるポイント数で
ある。また、品名、メーカ名は、クーポンDBに記録さ
れている商品との対応付けに使用される。なお、品名と
してJANコードを使用すると、メーカとその商品を一
意に識別できるようになる。
【0085】次に、クーポンサーバ装置1は、当該会員
の購入POSデータと、会員DBにおける利用可能クー
ポンID及び購買条件とを照合し、購買条件を満たして
いるデータの有無を判定する(ステップ42)。ここ
で、購買条件を満たすデータがなければ処理を終了する
(ステップ43)。なお、購入POSデータにはクーポ
ンIDは含まれないが、商品名等からクーポンIDを検
索して照合を行うことができる。
【0086】データがある場合、ポイント発行条件に基
づきポイント値を計算する(ステップ44)。すなわ
ち、クーポンサーバ装置1は、会員DBを参照し、当該
会員に発行されている各クーポンと、購入POSデータ
の販売店、商品名、当該商品の購入数、販売日時等の当
該クーポンに対応するポイント発行条件から、各クーポ
ンについてのポイント値を求め、一時記録する。ポイン
ト発行条件を適宜設定することによって、例えば、以
前、当該商品メーカからのアンケートに回答したことが
ある場合にポイントを高くしたり、1個あたり1ポイン
トのところ10個買った場合にはボーナスポイントを付
加して100ポイント付与したりするといったことが可
能である。
【0087】次に、会員DB、クーポンDBを更新する
(ステップ45)。
【0088】会員DBの更新にあたっては、(当該会員
の蓄積ポイント数)+(ステップ44で一時記録されて
いる全クーポンのポイント合計値)を当該会員の蓄積ポ
イント数として、蓄積ポイント数を更新する。更に、ポ
イント発行の有無/ポイント計算のために、過去の購入
実績の記録が必要な商品購入等の履歴情報を更新してお
く。また、会員DB更新処理において、所定のポイント
になった場合、ボーナスポイントが発行される、商品券
が発行される等のサービスを提供するようにしてもよ
い。なお、これらのサービスによっては、それに相当す
る蓄積ポイントを減算する場合もある。
【0089】クーポンDBの更新にあたっては、(当該
クーポンの発行済みポイント数)+(ステップ44で一
時記録されている当該クーポンのポイント値)を当該ク
ーポンの発行済みポイント数とし、販売店別、期間別の
ポイント数を必要に応じて更新する。
【0090】続いて、受信した購入POSデータを蓄積
する(ステップ46)。これにより利用者の購入特性を
分析し、クーポンの発行条件設定等に利用することが可
能となる。
【0091】(会員からの利用可能クーポン参照処理)
どのようなクーポンを利用できるのか、どのような商品
を購入したときにどのくらいのポイントを獲得できる
か、ポイントがどのくらい蓄積されているか等を知るた
めに、会員は、クーポンサーバ装置1にアクセスするこ
とによってこれらの情報を参照することができる。その
処理は次のようにして行われる。
【0092】まず、会員はインターネット等のNWを介
して、クーポンサーバ装置1に接続する。会員の認証の
後、クーポンサーバ装置1は、会員の指定に応じて会員
DBから当該会員が利用できるクーポンの内容、蓄積さ
れているポイント等を読み出し、会員に送信する。
【0093】更に、会員は、時刻等により条件が変動す
るクーポンについて、それらの条件を確認することがで
き、また、商品名、購入地域等会員が設定した条件に応
じたポイントを参照できる。同一の商品を購入する場合
でも、どのメーカの商品をどの店で何時購入すると最も
安価に入手できるか等も知ることができる。また、会員
のPCばかりでなく、買い物に行ったときに販売店等か
ら携帯端末等を用いて上記の情報を参照することが可能
である。
【0094】(ポイント還元処理)次に、蓄積したポイ
ントを還元する処理について説明する。
【0095】本実施例におけるクーポンサービスでは、
会員は蓄積したポイント数に応じて例えば次のサービス
の提供を受けることができる。
【0096】1)蓄積ポイント数に応じた、ポイントシ
ステム側で用意する景品等への交換。
【0097】2)当システム参加販売店で商品購入時に
おける蓄積ポイント数に応じた金額の割引、店頭での買
物券や商品券との交換。
【0098】3)他ポイントシステムへの蓄積ポイント
数の移行。
【0099】なお、ポイント利用のあった販売店、他ポ
イントシステム運用者等は、会員が利用したクーポンの
ポイント数に応じた金額を、当クーポンシステム運営者
に請求できる。
【0100】次に、蓄積ポイントを購入商品割引として
会員に還元する場合におけるクーポンサーバ装置1での
処理について、図13のフローを用いて説明する。
【0101】まず、当該会員の蓄積ポイント照会を行
う。すなわち、ポイント還元の際、販売店装置2から会
員IDとともに蓄積ポイントの照会要求がクーポンサー
バ装置1に送信され、クーポンサーバ装置1はそれを受
信する(ステップ61)。
【0102】クーポンサーバ装置1は、受信した会員I
Dに基づき、会員DBから当該会員の蓄積ポイント数を
読み出し(ステップ62)、蓄積ポイントを問合せ元の
販売店装置2に向けて送信する(ステップ63)。
【0103】商品の購買に際しては、各DBの更新を除
いて図11に示したフローと同様の処理が行われる(ス
テップ64)。このとき、会員は、何ポイントを商品購
入に充てるかを販売店側の人に伝え、そのポイント数が
販売店装置2に入力され、還元ポイント数としてクーポ
ンサーバ装置1に送られる。ポイント発行は現金支払い
の場合と同様に行われ、会員DBの蓄積ポイントが更新
される。
【0104】ポイント還元時には、販売店で蓄積ポイン
トの還元利用が発生したことを示すために、(還元利用
ポイント数)+(今回の還元ポイント数)を新たな還元
利用ポイント数とすることにより販売店DBを更新す
る。
【0105】また、ポイント還元時における会員DBの
更新は、(蓄積ポイント数)−(還元ポイント数)+
(商品購入により発行されるポイント数)を新たな蓄積
ポイント数とすることにより行う。また、還元内容を記
録しておき、利用動向分析、障害発生時等に使用するこ
とができる。
【0106】(販売店への還元処理)上記のようにし
て、会員がポイントを用いて商品の支払いをした場合、
システム運営者は、販売店に対して当該支払い相当額を
支払うことができる。
【0107】すなわち、販売店DBには販売店毎に支払
いに使用した(還元に用いた)ポイント累積値が記録保
管されているので、その記録値を用いて支払いを行うこ
とが可能となっている。具体的には次のような処理を行
う。
【0108】システム運営者が、販売店DBに蓄積され
ている各販売店の「還元利用ポイント」と「支払済みポ
イント」の差分ポイント相当の金額を当該販売店に支払
い、その支払いに応じて、各販売店の「支払済みポイン
ト」を更新する。販売店は、還元利用ポイント数と支払
い済ポイント数との差を、システム運営者に請求でき
る。
【0109】(クーポン発行元への請求処理)システム
運営者は、本システムの運用により使用されたポイント
数に見合った額をクーポン発行元に請求することとなる
が、クーポン発行元への請求は次のようにして行うこと
ができる。
【0110】クーポンDBに蓄積されている各クーポン
の「発行元」と「発行済みポイント数」、「支払済みポ
イント数」を対にして読み出し、発行元に対して、「発
行済みポイント数」と「支払済みポイント数」の差分ポ
イント数相当の金額を請求する。そして、上記請求に対
して、クーポン発行元から支払いを受けたら、「支払済
みポイント数」を更新する。
【0111】上記の実施例の他、利用者は蓄積されてい
るポイントを商品等の支払いには用いず、ポイント相当
分の商品券等を受け取るようにしてもよい。この場合、
クーポンサーバ装置1は、利用者からポイント還元の請
求を受けると、商品券等の払い出し等の還元処理を行
い、還元処理を行ったら、利用者蓄積ポイントを更新す
る。この例では、販売店DBは不要となる。還元に用い
られたポイント数分の金額は、システム運営者がポイン
ト発行元に請求する。
【0112】本実施例では、購入データが販売店装置2
(POS端末)からリアルタイムでクーポンサーバ装置
1に送信される場合について説明したが、POS端末或
いは販売店に設置したデータ集約用の装置で、購入デー
タを集約して一定時間間隔、或いはバッチ処理で中継サ
ーバ等に送信するようにしても良い。
【0113】(会員へのクーポン情報の提供)本発明の
クーポン提供システムでは、会員へ種々のクーポン情報
を提供することができる。そのために、例えば、個々の
会員ごとに専用のWebホームページ(以下、「会員専
用ページ」という。)を設ける。会員が会員専用ページ
にアクセスする場合には、会員にパスワードの入力を求
め、入力されたパスワードと予め登録したパスワードと
が一致した場合にそのページを参照可能とする等、他の
会員により参照されないよう保護する。
【0114】当該会員専用ページには、例えば、図5に
示した購買履歴に基づき集計したポイント発行条件の充
足状況を表示することができる。画面例を図14に示
す。同図に示すように、各クーポン毎に、その対象商
品、ポイント発行条件、条件、及び条件充足状況が表示
される。この画面を見ることにより、会員はあと2個買
えばポイントを取得できることを認識することができ
る。
【0115】更に、何処でどの商品を買えば、あるい
は、アンケートに回答すればポイントが自分に発行され
るか否かを把握できるような画面とすることもできる。
また、このページには、自分に発行されているポイント
の累積値が表示されている。
【0116】会員に提供されているクーポンの状況を表
示するにあたっては、定期的にクーポンDBを参照して
各会員に提供されているクーポンの識別情報リストを作
成しておき、会員専用ページには識別情報リストと対象
商品名等の概要のみを表示し、会員が指定したクーポン
について詳細情報をクーポンDBから読み出して表示し
ても良い。
【0117】更には、会員から会員専用ページにアクセ
スがある都度、当該会員が利用できるクーポンをクーポ
ンDBから検索してWebページエリアに表示するよう
にしても良い。Webのページエリアを動的に割り当て
ることにより、全会員分のWebページを同時に要する
必要が無く、会員専用ページ用記憶媒体の容量を低減す
ることが出来る。
【0118】また、条件充足状況を表示するに際し、各
状態毎に所定の番号を割り当て、会員には各番号に対応
した情報を提供するようにしてもよい。例えば、商品購
入前の状態=10、商品購入後の状態=2、アンケート
回答後の状態=0とし、「10」のときには、条件充足
状況に「商品未購入」を表示し、「2」のときには、
「アンケートに回答すればポイント付与」等を表示し、
「0」になったらポイント発行するような構成とするこ
とができる。
【0119】更に、クーポン毎にシナリオタイプを付与
し、シナリオに基づき状態を変更するようにしてもよ
い。シナリオとして、例えば、タイプ1:提供=10、
商品購入=0、タイプ2:提供=必要購入数、[商品購
入数<n]=(n−商品購入数)、タイプ3:提供=1
0、商品購入=5、購入後一定期間経過=2、アンケー
ト回答=0のようなものを使用できる。
【0120】タイプ1は、クーポン提供時を10とし、
商品購入時を0とするものであり、タイプ2は、クーポ
ン提供時に、ポイント発行に必要な商品購入数を設定
し、商品購入毎にその数を減じていくこととするもので
あり、0になったらポイントが発行される。タイプ3
は、アンケート回答を条件に含む場合であり、クーポン
提供時を10とし、商品購入したら5にし、商品購入後
一定期間経過したら2とし、アンケートの回答があった
ら0とするものである。商品購入後一定期間経過を条件
としているのは、商品を実際に使用する期間を考慮して
いるためである。
【0121】(商品の購買を伴わないクーポンの提供)
以上では、主に商品を購入した場合に提供されるクーポ
ンを例に説明した。以下では、アンケートへの回答に対
してクーポンを提供する場合を例に、商品の購入を伴わ
ない会員のアクションに対してクーポンを提供する場合
について説明する。システム構成及び処理手順は、商品
購入のクーポンの場合と基本的に同様である。
【0122】ただし、登録時にアンケート内容データの
入力が必要となり、アンケート依頼・回答時にクーポン
の識別情報と対応付けされた識別情報をアンケートと対
にして管理し、回答の受付は通常1回(商品の場合は同
一商品を購入する毎にポイント発行)となる等、商品購
入だけの場合と異なる点もある。次に、処理の手順を説
明する。
【0123】ステップ1(クーポンの登録);アンケー
ト依頼者、即ち、クーポン提供者の指示により、クーポ
ン発行元装置4が、アンケート内容、対象とする会員の
特性(年齢、住所、職業等一つまたは複数)、回答者に
発行するポイント、アンケート実施期間を指定して、ク
ーポンサーバ装置1に対してクーポンの発行依頼を行
う。
【0124】発行依頼を受けたクーポンサーバ装置1は
当該クーポンをクーポンDBに登録処理する。クーポン
DBでは、当該クーポンを特定するための識別情報を払
い出し、クーポン発行元装置4から受信したクーポン提
供条件、ポイント発行条件と対にして格納する。また、
発行済みポイント数に初期値(通常は、0ポイント)を
設定する。さらに、クーポンサーバ装置1では、アンケ
ート内容が格納されているアドレス、回答を格納するア
ドレスを上記識別情報と対にして保管する。アンケート
への回答に対してクーポンを提供する場合におけるクー
ポンDBの内容例を図15(a)に示し、アンケート内
容が格納されているアドレス等の表を図15(b)に示
す。
【0125】ステップ2(クーポン発行);登録された
クーポンについて、クーポンDBからク−ポン提供条件
を読み出し、会員DBにおける会員の属性(図4の会員
基本属性及び会員属性)と比較して、提供条件を満たす
会員に対してクーポンを発行する。即ち、当該会員の利
用可能クーポンの情報に、上記クーポンの識別情報を追
加して記録する。
【0126】ステップ3(アクション識別);会員が自
分に提供されているクーポン一覧から、アンケート回答
にポイント提供されるクーポンを選択すると、図15
(b)の表が参照され、該当するアンケートが読み出さ
れ、クーポン識別情報が付加されて利用者端末に送信さ
れる。会員が受信したアンケートの回答を入力し、クー
ポンサーバ装置1に送信すると、回答情報とクーポン識
別情報が対となってクーポンサーバ装置1に送信され
る。
【0127】ステップ4(ポイント発行);クーポンサ
ーバ装置1によりアンケートの回答が受信されると、ア
ンケートの識別情報を元にクーポンDBから提供ポイン
トを読み出し、読み出したポイントを利用者DBの蓄積
ポイント数に累積する。同時に、「発行済み累積ポイン
ト」を更新する。提供ポイントについては、会員に提供
されているクーポン一覧データとともに予め複写してお
き、そこから読み出すようにしても良い。クーポンサー
バ装置1は受信した回答データを 図15(b)の次回
答データ格納ポインタで示されるエリアに格納し、「次
回答データ格納ポインタ」を更新する。
【0128】ステップ5(発行者への報告、請求);ク
ーポンDBに回答期限日となったアンケート型のクーポ
ンがある場合、クーポンDBから該当するクーポンの
「発行済み累積ポイント」を読み出し、クーポン提供者
端末に送信して、対価の支払を請求する。同時に、アン
ケート回答を読み出し、加工して若しくは加工せずにク
ーポン提供者端末に送信する。
【0129】特定のアンケートに回答した場合にポイン
トの提供を受け、商品購入時のポイントに累積されるよ
うにすることにより、アンケート回答への意欲が向上
し、回収率向上につながる。また、特定の会員層を指定
してクーポンを提供できる、即ち、特定の会員層を指定
してアンケート依頼し、回収できるので、よりきめ細か
な会員(消費者)の特性、指向データを取得しやすくな
る。
【0130】(商品クーポン、ハウスクーポン、アンケ
ートクーポン等複数種類のクーポンの混在)上記の構成
において、例えば識別情報の特定桁に使用する記号等に
より、いずれの種類のクーポンであるか判別可能とする
こともできる。クーポンの種類によりクーポン提供条
件、ポイント発行条件において指定される事項が異なる
(例えば、商品クーポンでは、販売小売店、購入数等が
ポイント発行条件として設定されるケースが多いが、ア
ンケートクーポンの場合はこのようなカテゴリの条件が
設定されることは無い)が、クーポンDB、ポイント発
行手段をクーポン種類ごとに設けて構成することによ
り、多種類のクーポンを扱うことが出来、会員の特性に
合わせたきめ細かなクーポンサービスを提供することが
可能となる。 (クーポン提供条件の設定) 本発明では、クーポン登録前に、提供条件のみを受信
し、受信した条件を満足する会員についての統計情報を
会員DBに基づき、クーポン提供者に対して提供するこ
とが出来る。
【0131】統計情報としては、会員数、年齢構成比
率、住居地分布、クーポン利用実績の多さの分布等、会
員の属性情報として登録されている項目や、ポイント発
行に伴ってクーポンサーバ装置に蓄積されている項目に
ついて収集できる。この機能により、クーポン提供者
は、目的の規模でのクーポン提供条件を、従来に比べて
高い精度で設定することが出来る。
【0132】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
【0133】
【発明の効果】本発明によるクーポンサーバ装置1で
は、利用者に関する情報、発行されているクーポンに関
する情報、還元したポイントに関する情報を分けて蓄積
管理しているため、次のような効果を奏する。
【0134】1)クーポン発行者、販売店、会員いずれ
も、多くの手間をかけることなく、クーポンを利用でき
るようになる。
【0135】すなわち、販売店では、どの商品のクーポ
ンでどの位の利用があったかを別個に集計する必要な
く、自販売店で還元利用されたクーポン値に応じた費用
を請求でき、また、クーポン発行毎に調整することなく
多くの商品に対するクーポンによる販売促進を実施でき
るようになる。
【0136】会員は、クーポンが設定されている商品、
販売店か否かに関わり無く、任意の加盟販売店で任意
の商品の支払い代金の全部又は一部を蓄積クーポンによ
り充当できる。蓄積したポイント数に応じて予め定め
られた商品に交換できる。他のポイントシステムでの
ポイントに還元できる等のサービスの提供を受けること
が出来る。
【0137】更に、クーポン発行者は、販売店からの請
求或いは利用者のクーポン還元利用には関わりなく、発
行されたクーポン数に応じたクーポン相当額を支払えば
よいという効果を奏する。
【0138】2)クーポン発行者は個別の商品、特定商
品と販売店あるいは会員属性の組み合わせ等きめ細かな
条件を設定してクーポンを無駄なく発行できる。特に、
会員の利用動向等の情報を収集することにより個人対応
での販売促進活動を効率的に実現できるようになる。
【0139】更に、クーポン発行元がクーポン発行条件
を指定し、該条件を満足している会員を指定してクーポ
ンを発行できるため、クーポン発行者が狙いとする消費
者にクーポンを提供できる。これにより、無駄なクーポ
ンの発行を低減でき、クーポン発行コストを低減でき
る。
【0140】また、会員は、利用販売店毎に個人情報を
登録する必要がないため、利用販売店毎に自己の情報を
提供せずにクーポンを利用できるとともに、随時自分が
利用可能なクーポンを参照できるため、クーポン利用の
機会損失が少ないという利点がある。更に、会員は、自
分に対して発行されているクーポンがクーポンサーバ装
置1に保管されているため、クーポン券の紛失、持参忘
れの心配がないという効果を奏する。
【0141】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるクーポンシステムの構
成を示す図である。
【図2】クーポンサーバ装置におけるデータ記録部の構
成を示す図である。
【図3】クーポンシステムの動作の概要を示すフローチ
ャートである。
【図4】会員DBの構成を示す図である。
【図5】購買履歴表の例を示す図である。
【図6】クーポンDBの構成を示す図である。
【図7】販売店DBの構成を示す図である。
【図8】クーポンシステムの動作を説明するための図で
ある。
【図9】会員登録処理を示すフローチャートである。
【図10】クーポン発行処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】クーポン削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】ポイント発行処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】ポイント還元処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】利用者端末に表示される画面例を示す図であ
る。
【図15】クーポンDBの内容例を示す図である。
【符号の説明】
1 クーポンサーバ装置 2 販売店装置 3 会員装置 4 クーポン発行元装置 6 ネットワーク 11 制御部 12 データ記録部 13 外部インタフェース部 14 内部バス 121 会員DB 122 販売店DB 123 クーポンDB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 孝 神奈川県横浜市中区山下町223番1 エ ヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 小川 晃 神奈川県横浜市中区山下町223番1 エ ヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 中瀬 淳人 神奈川県横浜市中区山下町223番1 エ ヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 大橋 楷一郎 東京都港区新橋六丁目16番10号 御成門B Nビル 株式会社イムコス内 (72)発明者 黒岩 昭雄 東京都港区新橋六丁目16番10号 御成門B Nビル 株式会社イムコス内 Fターム(参考) 3E042 BA08 CC04 CC10 CD04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め登録されている会員に対して、所定
    の条件に応じて定まるポイントを提供するためのクーポ
    ンを発行し、会員に関連付けられたデータを入力し、入
    力したデータの内容が当該会員に提供されているクーポ
    ンに対応するポイント発行条件を満たしている場合に
    は、当該会員に関連付けて前記ポイントを累積するよう
    にしたクーポン提供システムであって、 クーポンの提供者を特定する提供者特定情報、クーポン
    の提供条件、ポイント発行条件を含むクーポン属性及び
    会員に発行済みの累積ポイント数を組にして、クーポン
    毎に蓄積するクーポン蓄積手段と、 前記会員を特定する会員特定情報と、該会員に発行され
    たポイントを累積したポイント保有値とを組にして会員
    毎に蓄積する利用者情報蓄積手段と、 クーポン提供の対象となる会員のアクションに関する情
    報と前記会員特定情報とが対になっている会員アクショ
    ンデータを入力する手段と、 前記入力された会員アクションデータと、当該会員が利
    用可能なクーポンにおけるポイント発行条件とから当該
    会員に発行されるポイント値を求め、該ポイント値を前
    記ポイント保有値に加えて該ポイント保有値を更新する
    手段と、 前記会員に発行されたポイント値により前記クーポン蓄
    積手段の発行済みポイント数を更新する手段とを有する
    ことを特徴とするクーポン提供システム。
  2. 【請求項2】 前記利用者情報蓄積手段は、前記クーポ
    ンの提供条件に基づき決定される利用可能なクーポンの
    特定情報を、会員毎に蓄積する手段を更に有する請求項
    1に記載のクーポン提供システム。
  3. 【請求項3】 前記クーポンに対応するポイント発行条
    件は、会員による商品の購買に関する条件、アンケート
    に対する回答状況に関する条件を含む商品の購買以外に
    関する条件、又は、これらの組み合わせに関する条件で
    ある請求項1に記載のクーポン提供システム。
  4. 【請求項4】 前記会員が商品購入の際に、前記利用者
    情報蓄積手段のポイント保有値から必要に応じた数のポ
    イントを減ずることで該ポイントを購入代金の全部又は
    一部に充てるポイント還元手段を更に有する請求項1に
    記載のクーポン提供システム。
  5. 【請求項5】 前記会員のアクションに関する履歴情報
    を蓄積する手段と、 該履歴情報に基づき、会員に提供されているクーポンに
    対応するポイント発行条件の充足状況に関する情報を提
    供する手段とを更に有する請求項1に記載のクーポン提
    供システム。
  6. 【請求項6】 前記ポイント発行条件の充足状況に関す
    る情報は、前記会員のアクションの履歴に応じてクーポ
    ン毎に予め定められたシナリオタイプに基づき定まる情
    報である請求項5に記載のクーポン提供システム。
  7. 【請求項7】 前記クーポンの提供条件に合致する会員
    の数を指定される会員属性に応じて求め、その数をクー
    ポンの提供元に伝達する手段を更に有する請求項1に記
    載のクーポン提供システム。
  8. 【請求項8】 前記会員が利用可能なクーポンを前記ク
    ーポンの提供条件に基づき集計し、該クーポンに関する
    情報を会員に提供する手段を更に有する請求項1に記載
    のクーポン提供システム。
  9. 【請求項9】 予め登録されている会員に対して、所定
    の条件に応じて定まるポイントを提供するためのクーポ
    ンを発行し、会員に関連付けられたデータを入力し、入
    力したデータの内容が当該会員に提供されているクーポ
    ンに対応するポイント発行条件を満たしている場合に
    は、当該会員に関連付けて前記ポイントを累積するよう
    にしたクーポン提供システムにおけるクーポン提供方法
    であって、 クーポンの提供者を特定する提供者特定情報、クーポン
    の提供条件、ポイント発行条件を含むクーポン属性をク
    ーポン提供元から受信するステップと、 クーポン提供の対象となる会員のアクションに関する情
    報と会員特定情報とが対になっている会員アクションデ
    ータを入力し、該会員アクションデータと当該会員が利
    用可能なクーポンにおけるポイント発行条件とに基づき
    当該会員にポイントを発行するステップと、 前記クーポンの提供元に、該提供元が提供したクーポン
    についての発行済みポイント数を送信するステップとを
    有することを特徴とするクーポン提供方法。
  10. 【請求項10】 前記クーポン提供システムが有する利
    用者情報蓄積手段に蓄積された会員特定情報と前記クー
    ポンの提供条件とから、該クーポンの提供条件に合致す
    る会員の数を求め、その数をクーポンの提供元に送信す
    るステップを更に有する請求項9に記載のクーポン提供
    方法。
  11. 【請求項11】 予め登録されている会員に対して、所
    定の条件に応じて定まるポイントを提供するためのクー
    ポンを発行し、会員に関連付けられたデータを入力し、
    入力したデータの内容が当該会員に提供されているクー
    ポンに対応するポイント発行条件を満たしている場合に
    は、当該会員に関連付けて前記ポイントを累積するよう
    にしたクーポン提供システムにおけるクーポン提供方法
    であって、 クーポンの提供者を特定する提供者特定情報、クーポン
    の提供条件、ポイント発行条件を含むクーポン属性及び
    会員に発行済みの累積ポイント数を組にしてクーポン毎
    に蓄積するステップと、 クーポン提供の対象となる会員の商品購買情報と会員特
    定情報とが対になっている商品購買データを商品の販売
    店から受信するステップと、 該商品購買データと当該会員が利用可能なクーポンにお
    けるポイント発行条件とに基づき当該会員にポイントを
    発行するステップと、 前記利用者が商品購入の際に、前記会員のポイント累積
    値から必要に応じた数のポイントを減ずることで前記蓄
    積されているポイントによって購入代金の全部又は一部
    に充て、減じた数のポイントを前記販売店におけるポイ
    ント蓄積手段のポイント累積値に加えるステップとを有
    することを特徴とするクーポン提供方法。
  12. 【請求項12】 予め登録されている会員に対して、所
    定の条件に応じて定まるポイントを提供するためのクー
    ポンを発行し、会員に関連付けられたデータを入力し、
    入力したデータの内容が当該会員に提供されているクー
    ポンに対応するポイント発行条件を満たしている場合に
    は、当該会員に関連付けて前記ポイントを累積するよう
    にしたクーポン提供システムにおけるクーポン提供方法
    であって、 クーポンの提供者を特定する提供者特定情報、クーポン
    の提供条件、ポイント発行条件を含むクーポン属性及び
    会員に発行済みの累積ポイント数を組にしてクーポン毎
    に蓄積するステップと、 クーポン提供の対象となる会員のアクションに関する情
    報と会員特定情報とが対になっている会員アクションデ
    ータを入力するステップと、 会員アクションデータに基づき蓄積された前記会員のア
    クションに関する履歴情報に基づき、会員に提供されて
    いるクーポンに対応するポイント発行条件の充足状況に
    関する情報を該会員に提供するステップと、 ポイント発行条件を充足した場合に当該会員にポイント
    を発行するステップとを有することを特徴とするクーポ
    ン提供方法。
  13. 【請求項13】 前記会員が商品購入の際に、前記会員
    のポイント保有値から必要に応じた数のポイントを減ず
    ることで該ポイントを購入代金の全部又は一部に充てる
    ポイント還元ステップを更に有する請求項12に記載の
    クーポン提供方法。
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