JP2001005635A - 情報処理装置及び方法、並びに媒体 - Google Patents

情報処理装置及び方法、並びに媒体

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JP2001005635A
JP2001005635A JP11176331A JP17633199A JP2001005635A JP 2001005635 A JP2001005635 A JP 2001005635A JP 11176331 A JP11176331 A JP 11176331A JP 17633199 A JP17633199 A JP 17633199A JP 2001005635 A JP2001005635 A JP 2001005635A
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software
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input
compression method
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Haruo Asano
春生 淺野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるOSを使用する計算機で圧縮データを伸
張できるようにする。 【解決手段】ユーザが、ファイルの読み出しを指令する
と処理が開始される。ステップS11において、指定さ
れた圧縮データから圧縮手法が識別される。ステップS
12において、識別された圧縮手法に対応する伸張用ソ
フトウェアが記憶されているか否かが判定される。伸張
用ソフトウェアが記憶されていない場合、ステップS1
3において、圧縮データに添付されている伸張用ソフト
ウェアを、変換用ソフトウェアによって、OSのコマンド
で記述されたプログラムに変換させる。ステップS14
において、変換された伸張用ソフトウェアにより圧縮デ
ータを伸張させる。また、ステップS12において、直
接実行する伸張用ソフトウェアが予め記憶されていると
判定された場合、ステップS15において、その伸張用
ソフトウェアを用いて圧縮データが伸張される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに媒体に関し、特に、最適なデータ圧縮手
法によりデータを圧縮し、圧縮されたデータを計算機の
OS(Operating System)によらず、伸張できるようにした
情報処理装置および方法、並びに媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機などのデータを圧縮伸張するソフ
トウェアが広く普及している。圧縮データには、被圧縮
データと伸張用ソフトウェアからなる自己解凍(解凍と
は、伸張を意味する)型と呼ばれるものがある。この自
己解凍型の圧縮データは、圧縮データ自身に含まれてい
る伸張用ソフトウェアを実行させることによって、被圧
縮データを伸張させることが可能なため、特に伸張用の
ソフトウェアがインストールされていない計算機におい
ても、圧縮データの転送を受け、利用することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の伸張
用ソフトウェアおよび圧縮用ソフトウェアは、計算機の
OSで定義されたコマンドによってプログラムが構成され
ている。このOSとは、計算機プログラムの実行を制御す
る基本ソフトウェアのことである。多くのソフトウェア
は、このOSで定義されているコマンドによりプログラム
が構成され、OSがインストールされた計算機上で動作す
るようになされている。OSには、複数の種類があり、代
表的なものとしてWindows98(商標)やLinux(商標)な
どが知られている。
【0004】例えば、図1に示すように、計算機2a乃
至2cが、それぞれ異なるOSを使用している時、それぞ
れの計算機2a乃至2c上で、伸張用ソフトウェア1a
乃至1cを実行できるようにするためには、伸張用ソフ
トウェア1aは、計算機2aのOSで定義されたコマン
ド、伸張用ソフトウェア1bは、計算機2bのOSで定義
されたコマンド、伸張用ソフトウェア1cは、計算機2
cのOSで定義されたコマンドによってプログラムが記述
されなければならない。これは、OSによりコマンドの定
義が必ずしも一致するものではないからである。また、
これは、圧縮用ソフトウェアについても同様である。
【0005】従って、上記自己解凍型圧縮データが、計
算機2aのOSで定義されるコマンドによって記述されて
いる圧縮用ソフトウェアで圧縮された場合、この圧縮デ
ータを計算機2bで解凍しようとすると、計算機2aの
OSで定義されたコマンドは、計算機2bのOSで定義され
たコマンドとは、必ずしも同じ定義ではないため、伸張
用ソフトウェアが実行できる保証がないことになる。計
算機2a乃至2cのいずれにおいても、異なるOSを使用
している計算機間では同様なことが生じる。このよう
に、従来の自己解凍型圧縮データは、異なるOSを使用す
る計算機間で移動した場合、その伸張が保証されないと
いう課題があった。
【0006】また、自己解凍型圧縮データを圧縮時と異
なるOSを使用している計算機へ移動させ、解凍するに
は、データの圧縮手法は、移動先計算機と移動元計算機
の両方のOS上で使用可能な圧縮手法に制限されてしまう
ため、必ずしも圧縮前のデータに対して最適な圧縮手法
を選択することができないという課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、OSによって定義されるコマンドに依存しな
い仮想計算機コードを用いて圧縮データに含まれる伸張
用ソフトウェアを記述することによって、異なるOS上で
も同一の伸張用ソフトウェアを使用して、自己解凍型圧
縮データの伸張を可能にさせると共に、圧縮前のデータ
に対して最適な圧縮手法の選択を可能にさせるものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、複数のデータ圧縮手法から最適なデータ圧縮
手法を選択する選択手段と、選択手段により選択された
データ圧縮手法に基づいて、データを圧縮する圧縮手段
と、圧縮手段により圧縮されたデータに、選択手段で選
択されたデータ圧縮手法に対応する仮想計算機コードに
より記述された伸張用ソフトウェアを添付し、出力する
出力手段とを含むことを特徴とする。
【0009】前記選択手段には、複数のデータ圧縮手法
のそれぞれにより圧縮されたデータの大きさと、そのデ
ータ圧縮手法の伸張用ソフトウェアの大きさの和を比較
させ、その和の値が最も小さいデータ圧縮手法を最適な
データ圧縮手法として選択させることができる。
【0010】前記出力手段には、添付された伸張用ソフ
トウェアを識別する識別情報をさらに添付して出力させ
ることができる。
【0011】請求項4に記載の情報処理方法は、複数の
データ圧縮手法から最適なデータ圧縮手法を選択する選
択ステップと、選択ステップの処理で選択されたデータ
圧縮手法に基づいてデータを圧縮する圧縮ステップと、
圧縮ステップの処理で圧縮されたデータに、選択ステッ
プの処理で選択されたデータ圧縮手法に対応する仮想計
算機コードにより記述された伸張用ソフトウェアを添付
し、出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の媒体のプログラムは、複
数のデータ圧縮手法から最適なデータ圧縮手法を選択す
る選択ステップと、選択ステップの処理で選択されたデ
ータ圧縮手法に基づいてデータを圧縮する圧縮ステップ
と、圧縮ステップの処理で圧縮されたデータに、選択ス
テップの処理で選択されたデータ圧縮手法に対応する仮
想計算機コードにより記述された伸張用ソフトウェアを
添付し、出力する出力ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0013】請求項6に記載の情報処理装置は、圧縮デ
ータのデータ圧縮手法を認識する認識手段と、予め用意
されている伸張用ソフトウェアを入力する入力手段と、
認識手段により認識されたデータ圧縮手法に対応する伸
張用ソフトウェアが、入力手段から入力できるか否かを
判定する判定手段と、判定手段により、入力手段から伸
張用ソフトウェアが入力できると判定されたとき、入力
手段により入力された伸張用ソフトウェアに基づいて、
圧縮データを伸張する第1の伸張手段と、判定手段によ
り、入力手段から伸張用ソフトウェアが入力できないと
判定されたとき、圧縮データに添付された仮想計算機コ
ードで記述された伸張用ソフトウェアに基づいて、圧縮
データを伸張する第2の伸張手段とを含むことを特徴と
する。
【0014】請求項7に記載の情報処理方法は、圧縮デ
ータのデータ圧縮手法を認識する認識ステップと、予め
用意されている伸張用ソフトウェアを入力する入力ステ
ップと、認識ステップの処理で認識されたデータ圧縮手
法に対応する伸張用ソフトウェアが、入力ステップの処
理で入力できるか否かを判定する判定ステップと、判定
ステップの処理で、入力ステップの処理で伸張用ソフト
ウェアが入力できると判定されたとき、入力ステップの
処理で入力された伸張用ソフトウェアに基づいて、圧縮
データを伸張する第1の伸張ステップと、判定ステップ
の処理で、入力ステップの処理で伸張用ソフトウェアが
入力できないと判定されたとき、圧縮データに添付され
た仮想計算機コードで記述された伸張用ソフトウェアに
基づいて、圧縮データを伸張する第2の伸張ステップと
を含むことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載の媒体のプログラムは、圧
縮データのデータ圧縮手法を認識する認識ステップと、
予め用意されている伸張用ソフトウェアを入力する入力
ステップと、認識ステップの処理で認識されたデータ圧
縮手法に対応する伸張用ソフトウェアが、入力ステップ
の処理で入力できるか否かを判定する判定ステップと、
判定ステップの処理で、入力ステップの処理で伸張用ソ
フトウェアが入力できると判定されたとき、入力ステッ
プの処理で入力された伸張用ソフトウェアに基づいて、
圧縮データを伸張する第1の伸張ステップと、判定ステ
ップの処理で、入力ステップの処理で伸張用ソフトウェ
アが入力できないと判定されたとき、圧縮データに添付
された仮想計算機コードで記述された伸張用ソフトウェ
アに基づいて、圧縮データを伸張する第2の伸張ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0016】請求項1に記載の情報処理装置、請求項4
に記載の情報処理方法、および請求項5に記載の媒体に
おいては、複数のデータ圧縮手法から最適なデータ圧縮
手法が選択され、選択されたデータ圧縮手法に基づい
て、データが圧縮され、圧縮されたデータに、選択され
たデータ圧縮手法に対応する仮想計算機コードにより記
述された伸張用ソフトウェアが添付され、出力される。
【0017】請求項6に記載の情報処理装置、請求項7
に記載の情報処理方法、および請求項8に記載の媒体に
おいては、圧縮データのデータ圧縮手法が認識され、予
め用意されている伸張用ソフトウェアが入力され、認識
されたデータ圧縮手法に対応する伸張用ソフトウェア
が、入力できるか否かが判定され、伸張用ソフトウェア
が入力できると判定されたとき、入力された伸張用ソフ
トウェアに基づいて、圧縮データが伸張され、伸張用ソ
フトウェアが入力できないと判定されたとき、圧縮デー
タに添付された仮想計算機コードで記述された伸張用ソ
フトウェアに基づいて、圧縮データが伸張される。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用した計算機
(コンピュータ)11の構成例を示している。計算機1
1は、入力部27、表示部28、通信部29、およびド
ライブ30を有している。入力部27は、キーボードや
マウスからなり、CPU21にデータや指令を入力する
時、ユーザにより操作される。表示部28は、LCD(Liqu
id Crystal Display)などからなり、CPU21より出力さ
れる処理結果や、入力部27により入力された情報を表
示する。通信部29は、図示せぬ衛星や電話回線などの
ネットワークに接続され、そのネットワークを介して、
さまざまなデータの授受を可能にする。ドライブ30
は、図示せぬフロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM
(Compact Disk-Read Only Memory)、MO(Magneto-Optica
l)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)もしくは、
磁気ディスクなどを駆動する。
【0019】CPU(Central Processing Unit)21は、計
算機11の全体の動作を制御している。ROM(Read Only
Memory)22は、CPU21が実行するプログラムなどが格
納されている。RAM(Random Access Memory)23は、CPU
21が実行するプログラムやデータを適宜記憶する。ハ
ードディスク24には、CPU21が実行するプログラム
が予め記憶されている他、各種のデータが記憶される。
特にこの例においては、このハードディスク24には、
OS、圧縮伸張用登録データ、OSに対応するコマンドで記
述された圧縮伸張用ソフトウェア、仮想計算機コード
(異なるOSで動作する複数の計算機に共通するコード)
で記述された伸張用ソフトウェア、および仮想計算機コ
ードで記述されたソフトウェアをOSに対応するコマンド
で記述されたソフトウェアに変換する変換用ソフトウェ
アなどが予め記憶されており、必要に応じてCPU21の
指令に基づいて読み出され、実行される。
【0020】これらのCPU21、ROM22、RAM23、ハ
ードディスク24は、バス25を介してコマンドやデー
タの授受が可能になされている。さらに、バス25に
は、入出力インターフェース26が接続されており、こ
の入出力インターフェース26により、入力部27、表
示部28、通信部29、およびドライブ30とCPU21
との合いだのインターフェース処理が実行される。
【0021】圧縮伸張用登録データは、図3のテーブル
に示されるようなデータである。このテーブルには、圧
縮手法、圧縮手法ID、直接実行するソフトウェア、およ
び添付用のソフトウェアが登録されている。CPU21
は、圧縮伸張時には、このテーブルを参照して、処理を
実行する。
【0022】この例においては、圧縮手法としては、無
圧縮、ハフマン、ランレングスが登録されている。この
圧縮手法は、必要に応じて追加登録または削除させるこ
とも可能である。
【0023】圧縮手法IDは、圧縮手法のそれぞれを識別
するためのID番号であり、データ圧縮時に、図3のテー
ブルから圧縮手法に対応するIDが読み取られ、圧縮デー
タのヘッダ部に記録される。また、伸張時には、CPU2
1は、圧縮データのヘッダ部の圧縮手法IDを読み取り、
このテーブルを参照することによって、伸張しようとす
る圧縮データの圧縮手法を特定することができる。尚、
圧縮データの構成については後述する。
【0024】直接実行するソフトウェアは、この計算機
11がOS上で実行可能な圧縮伸張ソフトウェアを意味す
る。この例では、図3に示されているように、無圧縮、
ハフマン、及びランレングスの「圧縮」について、全て
「対応」と登録されているので、ハードディスク24に
は、この圧縮用ソフトウェアが格納されていることにな
る。また、「伸張」は、無圧縮およびランレングスにつ
いて、「対応」と登録されているので、この2つの圧縮
手法に対応する伸張用ソフトウェアはハードディスク2
4に格納されており、ハフマンについては、「非対応」
と登録されているので、対応する伸張用ソフトウェアは
格納されていないことになる。
【0025】添付用のソフトウェアは、データを圧縮、
出力する際に、被圧縮データに添付する伸張用ソフトウ
ェアを意味する。この例では、図3に示されているよう
に、無圧縮とランレングスについては、「有り」と登録
されているので、無圧縮とランレングスに対応する伸張
用ソフトウェアは、ハードディスク24上に存在するこ
とになり、また、ハフマンについては、「無し」と登録
されているので、対応する伸張用ソフトウェアは、ハー
ドディスク24上に格納されていないことになる。
【0026】この添付用のソフトウェアは、本明細書に
おいて仮想計算機コードと称するコマンドで記述されて
いる。この仮想計算機コードは、特定のOSによらない共
通の(所定の)コマンドで定義されたコードである。従
って、圧縮データに伸張用ソフトウェアを添付する際、
この仮想計算機コードで記述された伸張用ソフトウェア
を添付することにより、OSの異なる計算機でも伸張用ソ
フトウェアを使用することで、圧縮データの伸張が保証
されることになる。
【0027】しかしながら、この仮想計算機コードは、
OSのコマンドに対応したコマンドではないので、OS上で
実行することができない。このため、この仮想計算機コ
ードは、実際に計算機で実行するには、図4に示されて
いるように、OSのコマンドに対応したプログラムに変換
する必要がある。すなわち、仮想計算機コードで記述さ
れた伸張用ソフトウェア31は、各種のOSに対応する変
換用ソフトウェア32によって、OSのコマンドで記述さ
れた伸張用ソフトウェア33に変換される。そして、こ
の変換された伸張用ソフトウェア33が、計算機11の
CPU21に認識され、実行される。換言すれば、この変
換用ソフトウェア32で変換されたOSのコマンドで記述
されたソフトウェアが、上述の直接実行するソフトウェ
アに相当する。
【0028】このように各計算機は、専用の変換用ソフ
トウェア32を備えることにより、仮想計算機コードで
記述された伸張用ソフトウェアを使用することができ、
圧縮データの伸張が保証される。
【0029】次に、図5のフローチャートを参照して、
ハードディスク24に格納されているデータを圧縮する
時の計算機11の動作について説明する。ユーザが、表
示部13に表示される情報に基づいて、入力部12を操
作して、圧縮したいデータと圧縮後のデータの出力場所
(ディレクトリまたは通信部14に接続される図示せぬ
ネットワーク介して接続される他の計算機など)を選択
し、圧縮を指令すると処理が開始される。
【0030】ステップS1において、CPU21は、ハー
ドディスク24に予め記憶されている図3に示されてい
る圧縮伸張用登録データ(テーブル)に基づいて、直接
実行するソフトウェアのうち、圧縮に対応している圧縮
手法で、かつ、添付用ソフトウェアを有する全ての圧縮
用ソフトウェアをハードディスク24から読み出して、
実行する。そして、CPU21は、指定されたデータをハ
ードディスク24から読み出すと共に圧縮する(無圧縮
については、実際には、圧縮をしない)。
【0031】図3に示されている圧縮伸張用登録データ
の例では、圧縮手法として無圧縮、ハフマン、およびラ
ンレングスの3種類が登録されており、その全てが、圧
縮を直接実行するソフトウェアを有している。ただし、
その中のハフマンは、添付用のソフトウェア(伸張用ソ
フトウェア)を有していない。そこで、この例の場合、
CPU21は、無圧縮とランレングスの圧縮用ソフトウェ
アをハードディスク24から読み出し、指定されたデー
タを圧縮する。さらに、CPU21は、圧縮手法に対応す
る添付用ソフトウェアをハードディスク24から読み出
し、その大きさと、被圧縮データの大きさを加算する。
CPU21は、各圧縮手法毎にこの加算値の大きさを比較
する。そして、CPU21は、被圧縮データと添付用ソフ
トウェアを足し合わせたデータの大きさが最も小さくな
る圧縮手法を最適な圧縮手法として選択し、その圧縮手
法で圧縮された圧縮データと共に、RAM23に出力し、
記憶させる。
【0032】ステップS2において、CPU21は、図3に
示すテーブルから選択した最適な圧縮手法に対応する圧
縮手法IDを読み出し、図5に示されるように、マジック
コード(その詳細は、後述する)と共に、ヘッダを生成
し、RAM23に記憶させる。圧縮手法IDは、図3の例に
おいては、無圧縮である場合、0000、ランレングスの場
合、0002とされる。
【0033】ステップS3において、CPU21は、RAM2
3に記憶されているヘッダ部、添付用ソフトウェア、お
よび被圧縮データを結合し、図6に示すようなフォーマ
ットの圧縮データのファイルを生成した後、出力場所と
して指定されている場所へ出力し、処理を終了する。
【0034】次に、図6を参照して、圧縮データのファ
イルのフォーマットについて説明する。圧縮データのフ
ァイルは、ヘッダ部、添付ソフトウェア部、および被圧
縮データ部の3つの部分から構成されている。
【0035】ヘッダ部は、マジックコードと圧縮手法ID
からなる。マジックコードは、他のファイル(圧縮ファ
イル以外のファイル)との識別するためのコードであ
る。
【0036】添付ソフトウェア部は、伸張用ソフトウェ
アの大きさを表すデータと、伸張用ソフトウェアの実体
から構成される。伸張用ソフトウェアの大きさのデータ
は、伸張用のソフトウェアの実体データと後述の被圧縮
データとの境界を示す目的で使用される。伸張用ソフト
ウェアは、上述の仮想計算機コードで記述されたソフト
ウェアである。
【0037】被圧縮データ部は、被圧縮データそのもの
であり、ユーザにより指定されたデータが、OSのコマン
ドで記述された圧縮用ソフトウェアで圧縮されたもので
ある。
【0038】次に、図7のフローチャートを参照して、
通信部14に接続される図示せぬネットワークを介して
他の計算機から転送を受け、ハードディスク24に記録
した、ハフマンにより圧縮された圧縮データを伸張する
時の処理について説明する。ユーザが、表示部13に表
示される情報に基づいて、入力部12を操作して、ファ
イルの読み出しを指令すると処理が開始される。
【0039】ステップS11において、CPU21は、ハー
ドディスク24に格納されている指定された圧縮データ
からファイルのヘッダ部を読み出し、そこに記録されて
いる圧縮手法IDに基づいて、圧縮手法を識別する。この
例では、ハフマンによって圧縮されているので、圧縮手
法IDは、0001とされており、CPU21は、これを読
み取ることによって、圧縮手法がハフマンであることを
識別する。
【0040】ステップS12において、CPU21は、記
憶されている図3のテーブルから、ステップS11で識
別した圧縮手法に対応しているか否か(ハードディスク
24に直接実行するソフトウェアが記憶されているか否
か)を判定する。この例では、圧縮手法は、ハフマンで
あるので、直接実行する伸張用ソフトウェアは、「非対
応」であり、ステップS13の処理に進む。
【0041】ステップS13において、CPU21は、ハ
ードディスク24に格納された圧縮データのファイルの
添付ソフトウェア部から伸張用ソフトウェアを読み出
し、ハードディスク23に格納されている変換用ソフト
ウェアによって、OSのコマンドで記述されたプログラム
に変換させた後、RAM23に書き込む。
【0042】ステップS14において、CPU21は、RAM
23に書き込んだ、変換された伸張用ソフトウェアを実
行し、ファイルの被圧縮データ部の被圧縮データを伸張
させ、表示部12に出力し、表示させたり、指定された
場所へ出力した後、処理を終了する。
【0043】ステップS11で、識別された圧縮手法
が、図3の例の無圧縮またはランレングスであったよう
な場合、直接実行する伸張用ソフトウェアが格納されて
いるので、ステップS12において、Yesの判定が行わ
れ、処理は、ステップS15に進む。
【0044】ステップS15において、CPU21は、ハ
ードディスク24から、予め記憶されている伸張用ソフ
トウェアを読み出し、RAM23に書き込み、実行させ、
被圧縮データを伸張し、指定の場所へ出力した後、処理
を終了する。
【0045】尚、ステップS13において、RAM23に
読み込まれた圧縮データに添付された伸張用ソフトウェ
アを、その処理が終了された後、ハードディスク24に
格納させ、図3のハフマンにおける直接実行できるソフ
トウェアおよび添付用のソフトウェアとして登録するこ
とにより、それ以降、ハフマンの圧縮データの伸張処理
を、ステップS15の処理で済ませ、高速な伸張処理が
できるようにしてもよい。
【0046】また、上記説明においては、変換用ソフト
ウェアは、ソフトウェアとして説明したが、ハードウェ
アとして構成しても良い。
【0047】次に、図8を参照して、上述した一連の処
理を実行するプログラムを計算機(コンピュータ)にイ
ンストールし、コンピュータによって実行可能な状態と
するために用いられる媒体について説明する。
【0048】プログラムは、図8(A)に示されるよう
に、計算機11に内蔵されている記録媒体としてのハー
ドディスク24や半導体メモリ101に予めインストー
ルした状態でユーザに提供することができる。
【0049】あるいはまた、プログラムは、図8(B)
に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM(Com
pact Disk-Read Only Memory)112、MO(Magneto-Opti
cal)ディスク113、DVD(Digital Versatile Disk)1
14、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの
記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パッケー
ジソフトウェアとして提供することができる。
【0050】さらに、プログラムは、図8(C)に示す
ように、ダウンロードサイト121から、無線で衛星1
22を介して、計算機11に転送したり、ローカルエリ
アネットワーク、インターネットといったネットワーク
131を介して、有線または無線で計算機11に転送
し、計算機11において、内蔵するハードディスク24
などにダウンロードさせるようにすることができる。
【0051】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0052】尚、本明細書において、媒体により提供さ
れるプログラムを記述するステップは、記載された順序
に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも
時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実
行される処理も含むものである。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
3に記載の情報処理方法、および請求項4に記載の媒体
によれば、複数のデータ圧縮手法から最適なデータ圧縮
手法が選択され、選択されたデータ圧縮手法に基づい
て、データが圧縮され、圧縮されたデータに、選択され
たデータ圧縮手法に対応する仮想計算機コードにより記
述された伸張用ソフトウェアが添付され、出力されるよ
うにしたので、圧縮前のデータに対して最適な圧縮手法
の採用が可能になる。
【0054】請求項5に記載の情報処理装置、請求項6
に記載の情報処理方法、および請求項7に記載の媒体に
よれば、圧縮データのデータ圧縮手法が認識され、認識
されたデータ圧縮手法に対応する伸張用ソフトウェア
が、入力できるか否かが判定され、伸張用ソフトウェア
が入力できると判定されたとき、入力された伸張用ソフ
トウェアに基づいて、圧縮データが伸張され、伸張用ソ
フトウェアが入力できないと判定されたとき、圧縮デー
タに添付された仮想計算機コードで記述された伸張用ソ
フトウェアに基づいて、圧縮データが伸張されるように
したので、異なるOS上でも同一の伸張用ソフトウェアに
よる伸張が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の伸張用ソフトウェアと計算機の関係を説
明する図である。
【図2】本発明を適用した計算機の構成を示すブロック
図である。
【図3】図2のハードディスクに記憶されている圧縮伸
張用登録データを説明する図である。
【図4】仮想計算機コードで記述された伸張用ソフトウ
ェアとOSのコマンドで記述された伸張用ソフトウェアの
関係を説明する図である。
【図5】図2の計算機がデータを圧縮するときの動作を
説明するフローチャートである。
【図6】圧縮データの構成を説明する図である。
【図7】図2の計算機がデータを伸張するときの動作を
説明するフローチャートである。
【図8】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1a乃至1c 伸張用ソフトウェア, 2a乃至2c,
11 計算機, 21CPU, 22 ROM, 23 RA
M, 24 ハードディスク, 25 バス,26 入
出力インターフェース, 27 入力部, 28 表示
部, 29通信部, 30 ドライブ, 31 伸張用
ソフトウェア, 32 変換用ソフトウェア, 33
伸張用ソフトウェア

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを圧縮する情報処理装置におい
    て、 複数のデータ圧縮手法から最適なデータ圧縮手法を選択
    する選択手段と、 前記選択手段により選択されたデータ圧縮手法に基づい
    て、データを圧縮する圧縮手段と、 前記圧縮手段により圧縮されたデータに、前記選択手段
    で選択されたデータ圧縮手法に対応する仮想計算機コー
    ドにより記述された伸張用ソフトウェアを添付し、出力
    する出力手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、複数の前記データ圧縮
    手法のそれぞれにより圧縮されたデータの大きさと、そ
    のデータ圧縮手法の前記伸張用ソフトウェアの大きさの
    和を比較し、その和の値が最も小さいデータ圧縮手法を
    最適なデータ圧縮手法として選択することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、添付された前記伸張用
    ソフトウェアを識別する識別情報をさらに添付して出力
    することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 データを圧縮する情報処理装置の情報処
    理方法において、 複数のデータ圧縮手法から最適なデータ圧縮手法を選択
    する選択ステップと、 前記選択ステップの処理で選択されたデータ圧縮手法に
    基づいてデータを圧縮する圧縮ステップと、 前記圧縮ステップの処理で圧縮されたデータに、前記選
    択ステップの処理で選択されたデータ圧縮手法に対応す
    る仮想計算機コードにより記述された伸張用ソフトウェ
    アを添付し、出力する出力ステップとを含むことを特徴
    とする情報処理方法。
  5. 【請求項5】 データを圧縮するプログラムであって、 複数のデータ圧縮手法から最適なデータ圧縮手法を選択
    する選択ステップと、 前記選択ステップの処理で選択されたデータ圧縮手法に
    基づいてデータを圧縮する圧縮ステップと、 前記圧縮ステップの処理で圧縮されたデータに、前記選
    択ステップの処理で選択されたデータ圧縮手法に対応す
    る仮想計算機コードにより記述された伸張用ソフトウェ
    アを添付し、出力する出力ステップとを含むことを特徴
    とするプログラムを情報処理装置に実行させる媒体。
  6. 【請求項6】 伸張用ソフトウェアが添付された圧縮デ
    ータを伸張する情報処理装置において、 圧縮データのデータ圧縮手法を認識する認識手段と、 予め用意されている伸張用ソフトウェアを入力する入力
    手段と、 前記認識手段により認識されたデータ圧縮手法に対応す
    る前記伸張用ソフトウェアが、前記入力手段から入力で
    きるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により、前記入力手段から前記伸張用ソフ
    トウェアが入力できると判定されたとき、前記入力手段
    により入力された前記伸張用ソフトウェアに基づいて、
    圧縮データを伸張する第1の伸張手段と、 前記判定手段により、前記入力手段から前記伸張用ソフ
    トウェアが入力できないと判定されたとき、前記圧縮デ
    ータに添付された仮想計算機コードで記述された伸張用
    ソフトウェアに基づいて、圧縮データを伸張する第2の
    伸張手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 伸張用ソフトウェアが添付された圧縮デ
    ータを伸張する情報処理装置の情報処理方法において、 圧縮データのデータ圧縮手法を認識する認識ステップ
    と、 予め用意されている伸張用ソフトウェアを入力する入力
    ステップと、 前記認識ステップの処理で認識されたデータ圧縮手法に
    対応する前記伸張用ソフトウェアが、前記入力ステップ
    の処理で入力できるか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップの処理で、前記入力ステップの処理で
    前記伸張用ソフトウェアが入力できると判定されたと
    き、前記入力ステップの処理で入力された前記伸張用ソ
    フトウェアに基づいて、圧縮データを伸張する第1の伸
    張ステップと、 前記判定ステップの処理で、前記入力ステップの処理で
    前記伸張用ソフトウェアが入力できないと判定されたと
    き、前記圧縮データに添付された仮想計算機コードで記
    述された伸張用ソフトウェアに基づいて、圧縮データを
    伸張する第2の伸張ステップとを含むことを特徴とする
    情報処理方法。
  8. 【請求項8】 伸張用ソフトウェアが添付された圧縮デ
    ータを伸張するプログラムであって、 圧縮データのデータ圧縮手法を認識する認識ステップ
    と、 予め用意されている伸張用ソフトウェアを入力する入力
    ステップと、 前記認識ステップの処理で認識されたデータ圧縮手法に
    対応する前記伸張用ソフトウェアが、前記入力ステップ
    の処理で入力できるか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップの処理で、前記入力ステップの処理で
    前記伸張用ソフトウェアが入力できると判定されたと
    き、前記入力ステップの処理で入力された前記伸張用ソ
    フトウェアに基づいて、圧縮データを伸張する第1の伸
    張ステップと、 前記判定ステップの処理で、前記入力ステップの処理で
    前記伸張用ソフトウェアが入力できないと判定されたと
    き、前記圧縮データに添付された仮想計算機コードで記
    述された伸張用ソフトウェアに基づいて、圧縮データを
    伸張する第2の伸張ステップとを含むことを特徴とする
    プログラムをコンピュータに実行させる媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087343A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Arm Ltd データ処理装置用のトレースストリームを発生するための技術

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