JP2001004635A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2001004635A
JP2001004635A JP11171925A JP17192599A JP2001004635A JP 2001004635 A JP2001004635 A JP 2001004635A JP 11171925 A JP11171925 A JP 11171925A JP 17192599 A JP17192599 A JP 17192599A JP 2001004635 A JP2001004635 A JP 2001004635A
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JP
Japan
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pulses
alarm
automatic analyzer
sliding torque
pulse
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JP11171925A
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English (en)
Inventor
Masaaki Hanawa
塙  雅明
Hiroshi Mimaki
弘 三巻
Tadashi Oishi
忠 大石
Terumi Tamura
輝美 田村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】摺動トルクの経時変化を事前に予測し、分析装
置の停止を未然に防ぎ信頼性を向上させる。 【解決手段】摺動トルクが経時変化を起こす恐れのある
機構において、所定の位置に到達しているのに付与パル
スに対し、残りのパルス数が異常な場合はアラームを記
憶装置に記憶し、アラームを時系列に表示または、印字
させることで、摺動トルクの経時変化を事前に予測する
ことができ、分析不能になる前にオペレータやサービス
に対して警告を発することができ、これらの情報により
有効なメンテナンスを行うことができ、摺動トルク変化
による動作不良が原因となる装置停止を未然に防ぐこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臨床検査に供され
る自動分析装置に係り、特に摺動トルクの変化する機構
を有する自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動分析装置に使用されている多連切替
弁、試薬分注機構等の駆動部には、パルスモータが数多
く使用されている。それら機構の駆動において、動作の
停止精度をあまり必要としない場合は、所定位置までに
要する必要パルスを与え、停止位置での確認用の検知器
にて確認のみを行っている。停止精度が必要な場合は、
停止位置検知器により停止信号を受け、そこから、規定
量分のパルスを与えモータを停止する。さらに精度が必
要な場合には、前述のモータ停止後に残りのパルス数を
検証し、正確に停止したか確認している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、停
止精度は確保できるが多連切替弁等の摺動トルクの変動
の可能性のある機構に対しては、摺動トルクの経時変化
が予測できないため、動作裕度のチェックが行われてい
ないという問題があった。
【0004】また、医用検査業界における生化学などの
分析は個々の施設ではなく検査センター,大病院への一
極集中化が進み、一ヶ所の施設で非常に多くの試料を分
析するようになってきており、多くの試料を多項目にわ
たって分析するため複数の分析装置が搬送システムなど
により接続され各々の分析を行うようになってきてい
る。このようなシステムで、多連切替弁等の摺動トルク
の変動のある機構において、摺動トルクの経時変化を事
前に予測することができず、負荷が増え正常動作ができ
なくなった時点で分析不能となってしまうばかりでな
く、メンテナンスにも時間がかかるという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、多連切替弁等の摺動トル
クの経時変化をともなう機構において、駆動するパルス
モータに付与するパルス数と所定位置までに要するパル
ス数を比較し、摺動トルク正常時のパルス数と摺動トル
ク異常時のパルス数を記憶装置に記憶させることによ
り、摺動トルクの経時変化を事前に予測し、分析装置の
停止を未然に防ぎ信頼性を向上させる。また、その情報
を通信回線を介してサービスセンターに転送する機能を
設け、サービスセンターに居ながらにして摺動トルクの
経時変化を把握することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の自動分析装置は、多連切替弁等摺動トルク
が経時変化を起こす恐れのある機構において、駆動する
パルスモータに付与するパルス数と所定位置までに要す
るパルス数を比較し、摺動トルク正常時のパルス数と摺
動トルク異常時のパルス数を記憶装置に記憶し、動作時
所定の位置に到達しているのに付与パルスに対し、残り
のパルス数が異常な場合はアラームを記憶装置に記憶す
ることを特徴とする。
【0007】また、本発明の自動分析装置は記憶したア
ラームを時系列に表示または、印字でき、さらに一定回
数以上のアラームが発生した場合には、アラームを出力
し、オペレータに知らせることを特徴とする。
【0008】本発明の自動分析装置は、外部コンピュー
タから通信回線を介し、記憶装置内の情報がトレースで
きることを特徴とする。
【0009】摺動トルクが経時変化を起こす恐れのある
機構において、駆動するパルスモータに付与するパルス
数と所定位置までに要するパルス数を比較し、摺動トル
ク正常時のパルス数と摺動トルク異常時のパルス数を記
憶装置に記憶し、動作時所定の位置に到達しているのに
付与パルスに対し、残りのパルス数が異常な場合はアラ
ームを記憶装置に記憶し、アラームを時系列に表示また
は、印字させることで、摺動トルクの経時変化を事前に
予測することができる。
【0010】また、外部コンピュータから通信回線を介
し、アラーム情報をトレースすることにより、摺動トル
クの変化が把握でき不具合発生前にメンテナンス作業が
実施でき、装置停止を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を用い
て説明する。
【0012】図面は摺動トルクの経時変化を予測するた
めのアラーム発生論理のフローを示す図である。
【0013】図1及び図2にて正常動作を説明する。ま
ず、ステップ101で動作終了後指定の検知器にて停止
したか判断する。ステップ102に移行して現在の検知
器の状態を再度確認する。検知器が正常であればステッ
プ103に移行し、残りのパルスが0か判定する。残り
のパルスが0でなければ残りパルスの正常値範囲の判定
に移行する。ステップ105で、正常値の範囲の上限値
を超えているか判定する。上限を超えていなければ、ス
テップ106に移行し、下限値の確認を行い下限値以上
であれば正常終了する。
【0014】次に摺動トルクの経時変化を予測するため
のアラーム論理を図1及び図2にて説明する。上記ステ
ップ105までの流れは同じであるが、ステップ106
にて残りパルスが正常値範囲の下限を下まわった場合、
その情報をアラームとして図には明示されていない装置
内の記憶装置に記憶する。この情報は、例えば1日の総
動作回数に対し何回異常動作が発生したか、または異常
動作発生の時間、残りパルス数を個々に記憶してもよ
い。但し、日単位にせよ、個々の情報にせよ、時系列に
その情報が表示または、印字できるものとする。
【0015】さらに、一定回数以上の異常動作が生じた
場合は、アラームを表示しオペレータに警告を発するも
のとする。また、上記情報は外部コンピュータより通信
回線等を使用し、トレースできるものとする。
【0016】上記アラーム情報を解析することにより、
摺動トルクの経時変化を予測できる。例えば、1日に1
回しか異常動作が発生せず、その後発生していなければ
摺動トルクの変化とは別の原因が考えられる。しかし、
1日に数回発生している場合また毎日発生し、日々発生
回数が増しているような場合には、摺動トルクが増加し
ていていることが予想される。このような場合迅速にメ
ンテナンスを行えば、装置停止等の不具合を防げる。
【0017】図1〜図4を用いて異常動作のアラーム出
力について説明する。
【0018】ステップ101で動作終了後指定の検知器
にて停止ししなかった場合ステップ112(図4)に移
行し検知器の状態を確認し、検知器が正常な場合ステッ
プ113で残りパルスを確認し、0であればアラームを
出力する。また、0でない場合でも別なアラームを出力
する。残りパルス0の場合全く動作しなかったか、少し
だけ動作した。または検知器の不良が考えられる。
【0019】残りパルスが0でない場合は、コントロー
ラ系の異常が考えられる。
【0020】上記ステップ112で検知器が異常の場合
もステップ116で残りパルスを確認し、上記同様0で
もそれ以外でもそれぞれにアラームを出力する。想定さ
れる不具合内容も同様である。
【0021】図1ステップ102の状態確認時センサに
異常があった場合、ステップ109(図3)に移行し残
りパルスの確認を行い残りパルスが0でもそれ以外でも
アラームを出力する。残りパルスが0の場合は、コント
ロータ系の異常,動作の際規定の位置に停止できずにオ
ーバーランしたことが考えられる。また、残りパルスが
0でない場合は、検知器の異常が考えられる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば摺動
トルクが経時変化を起こす恐れのある機構において、駆
動するパルスモータに付与するパルス数と所定位置まで
に要するパルス数を比較し、摺動トルク正常時のパルス
数と摺動トルク異常時のパルス数を記憶装置に記憶し、
動作時所定の位置に到達しているのに付与パルスに対
し、残りのパルス数が異常な場合はアラームを記憶装置
に記憶し、アラームを時系列に表示または、印字させる
ことで、摺動トルクの経時変化を事前に予測することが
でき、分析不能になる前にオペレータやサービスに対し
て警告を発することができる。
【0023】また、アラーム情報を通信回線などを利用
し、サービスセンタでトレースできることで、有効なメ
ンテナンスを行うことができ、摺動トルク変化による動
作不良が原因となる装置停止を未然に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アラーム出力論理のフロー図。
【図2】アラーム出力論理のフロー図。
【図3】アラーム出力論理のフロー図。
【図4】アラーム出力論理のフロー図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 忠 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 田村 輝美 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 Fターム(参考) 2G058 AA07 EC07 GE01 GE10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摺動面にある複数の流路穴を相互に位置づ
    けて、流路切替えを行う多連切替弁と、多連切替弁を駆
    動するパルスモータと、分析項目数に従って設置されて
    いる複数の試薬容器と、これらの試薬を検体の分注され
    た反応容器に吐出する試薬分注機構,試薬分注流路を備
    えた自動分析装置において、上記多連切替弁を駆動する
    パルスモータに付与するパルス数と所定位置までに要す
    るパルス数を比較し、摺動トルク正常時のパルス数と摺
    動トルク異常時のパルス数を記憶装置に記憶することを
    特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動分析装置において、上
    記多連切替弁の流路切替え動作時所定の位置に到達して
    いるのに付与パルスに対し、残りのパルス数が異常な場
    合はアラームを記憶装置に記憶することを特徴とする自
    動分析装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動分析装置において、ア
    ラームは時系列に表示または、印字できることを特徴と
    する自動分析装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の自動分析装置において、一
    定回数のアラームが発生した場合には、アラームを表示
    し、オペレータに知らせることを特徴とした自動分析装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の自動分析装置において、外
    部コンピュータから通信回線を介し、記憶装置内の情報
    がトレースできることを特徴とした自動分析装置。
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