JP3185551B2 - インライン車体計測装置のタクト外計測実行タイミング制御装置 - Google Patents

インライン車体計測装置のタクト外計測実行タイミング制御装置

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JP3185551B2
JP3185551B2 JP16980694A JP16980694A JP3185551B2 JP 3185551 B2 JP3185551 B2 JP 3185551B2 JP 16980694 A JP16980694 A JP 16980694A JP 16980694 A JP16980694 A JP 16980694A JP 3185551 B2 JP3185551 B2 JP 3185551B2
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  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インライン車体計測装
置のタクト外計測実行タイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車工場における車体組立ラインで
は、一般に、ボディの工程に応じて品質のチェックポイ
ントがあり、次工程への品質を保証している。たとえ
ば、図5に概略示すようなライン構成を例にとると、ボ
ディメイン仮打ラインでは、フロアラインから搬入され
たフロアメインにボディサイドラインから搬入されたボ
ディサイドを治具により位置決めしながら点溶接などを
行って仮組みをし、計測工程で、仮組みされた基本的な
車体の外形、寸法などを計測して検査を行い、OKとな
ったボディメインはボディメイン増打ラインに搬送され
て、点溶接の増打ちなどが施されてボディメインが組み
立てられる。上記計測工程には、たとえば、図6に示す
ようなインライン車体計測装置が設置されており、計測
ステージに搬入された車体を自動的に計測するようにな
っている。同図中、「1」は計測ロボット、「2」は計
測センサ、「3」は制御盤(計測装置コントローラ)、
「4」はモニタおよびレコーダである。
【0003】このようなインライン車体計測装置を用い
たインライン車体計測には、ラインのサイクルタイム内
で全数計測を行うタクト内計測と、ライン停止時に時間
をかけて(たとえば、5〜10分)より多くのポイント
を計測するタクト外計測とがある。通常、タクト内計測
では20ポイント程度、タクト外計測では100〜20
0ポイントの計測が行われる。
【0004】このように、タクト外計測は計測サイクル
時間がタクト内計測の場合よりも長く、ラインのサイク
ルタイム内では実行できないため、従来は、通常、休み
時間やシフト(作業員の交替)間のライン停止の間に手
動でまたは自動的にインライン車体計測装置を起動する
ことにより、計測ステージに在席している車体に対して
タクト外計測を実行していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタクト外計測の起動にあっては、単に休み時
間やシフト間などのライン停止時においてのみタクト外
計測を行うにすぎないため、1シフトあたり1〜2台し
かタクト外計測を行うことができない。しかも、複数の
車種を混在させて生産する混流生産ラインではライン停
止時の在席車種によって計測対象となる車種が決まって
しまうが、ライン停止はいつ起こるかわからないためそ
れはまったくランダムに決定され、車種別のタクト外計
測数に偏りが生じるおそれがある。品質保証を向上させ
るという観点からは、全体としてタクト外計測の実行回
数を増やすとともに、車種別の計測数の偏りをある程度
平準化することが望まれる。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、車種別の計測数をある程度
平準化しつつ、生産に影響を与えずにタクト外計測を行
える場合には自動的にタクト外計測を起動させるように
したインライン車体計測装置のタクト外計測実行タイミ
ング制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のタクト外計測実行タイミング制御装置は、
上流ライン、下流ラインおよび当該上流ラインと下流ラ
インとの間に位置する自ラインの各生産管理情報を記憶
する生産管理情報記憶手段と、計測ステージに流れた台
数を車種ごとにカウントするカウント手段と、ラインの
サイクルタイム内に行なうタクト内計測に比べて時間を
かけてより多くのポイントを計測するタクト外計測の実
行を許容する計測間隔の下限値を記憶する下限値記憶手
段と、タクト外計測を実行する計測間隔の上限値を記憶
する上限値記憶手段と、前記生産管理情報および前記カ
ウントに基づいて所定の判断基準に従って、前記計測ス
テージに搬入された車種の現在のカウント値が下限値以
上上限値以下のときに、タクト外計測の起動の適否を判
定し、タクト外計測の起動信号を発生する起動制御手段
を有して構成されている。
【0008】また、車種ごとにタクト外計測を効率的か
つ有効に行うために、上記装置は、タクト外計測を起動
したときにその車種に対するカウント値をリセットする
リセット手段をさらに有することが好ましい。
【0009】
【0010】また、タクト外計測の起動の有無を簡易に
判定する方法としては、前記生産管理情報は、バッファ
内の在席情報であり、起動制御手段は、自ラインから下
流ラインへのバッファにストレージされている台数が所
定値以上のとき、または、上流ラインから自ラインへの
バッファ内の空き台数が所定値以上のときにタクト外計
測の起動信号を発生するとよい。
【0011】また、すべての車種に対する品質保証を確
保するために、起動制御手段は、計測ステージに搬入さ
れた車種の現在のカウント値が上限値を超えるときにタ
クト外計測の起動信号を発生することが好ましい。
【0012】本発明の他のタクト外計測実行タイミング
制御装置は、上流ラインと下流ラインとの間に位置する
自ラインの設備の管理情報を記憶する設備管理情報記憶
手段と、設備に対する過去の保全実績に関する情報を記
憶する保全情報記憶手段と、自ラインの設備管理情報と
設備の保全実績情報とに基づいて、自ラインの停止時間
を予測する予測手段と、予測した停止時間とラインのサ
イクルタイム内に行なうタクト内計測に比べて時間をか
けてより多くのポイントを計測するタクト外計測の実行
時間とを比較演算して、タクト外計測の起動信号を発生
する起動制御手段とを有して構成されている。
【0013】また、車種ごとにタクト外計測を効率的か
つ有効に行うために、上記装置は、さらに、計測ステー
ジを流れた台数を車種ごとにカウントするカウント手段
と、タクト外計測を起動したときにその車種に対するカ
ウント値をリセットするリセット手段と、タクト外計測
を許容する計測間隔の下限値を記憶する下限値記憶手段
とを有することが好ましい。
【0014】この場合には、必要以上に頻繁にタクト外
計測を行わないように、起動制御手段は、計測ステージ
に搬入された車種の現在のカウント値が下限値以上のと
きにタクト外計測の起動信号を発生することが好まし
い。
【0015】本発明のさらに他のタクト外計測実行タイ
ミング制御装置は、上流ライン、下流ラインおよび当該
上流ラインと下流ラインとの間に位置する自ラインの各
生産管理情報を記憶する生産管理情報記憶手段と、自ラ
インの設備の管理情報を記憶する設備管理情報記憶手段
と、設備に対する過去の保全実績に関する情報を記憶す
る保全情報記憶手段と、自ラインの設備管理情報と設
備の保全実績に関する情報とに基づいて、自ラインの停
止時間を予測する予測手段と、生産管理情報に基づいて
所定の判断基準に従って、ラインのサイクルタイム内に
行なうタクト内計測に比べて時間をかけてより多くのポ
イントを計測するタクト外計測の起動の適否を判定し、
タクト外計測の起動信号を発生する第1起動制御手段
と、予測した停止時間とタクト外計測の実行時間とを比
較演算して、タクト外計測の起動信号を発生する第2起
動制御手段とを有して構成されている。
【0016】また、車種ごとにタクト外計測を効率的か
つ有効に行うために、上記装置は、計測ステージを流れ
た台数を車種ごとにカウントするカウント手段と、タク
ト外計測を起動したときにその車種に対するカウント値
をリセットするリセット手段と、タクト外計測を許容す
る計測間隔の下限値を記憶する下限値記憶手段と、タク
ト外計測を実行する計測間隔の上限値を記憶する上限値
記憶手段とを有することが好ましい。
【0017】この場合には、必要以上に頻繁にタクト外
計測を行わないように、第1起動制御手段は、計測ステ
ージに搬入された車種の現在のカウント値が下限値以上
上限値以下のときに前記判定動作を行うことが好まし
い。また、第2起動制御手段は、計測ステージに搬入さ
れた車種の現在のカウント値が下限値以上のときにタク
ト外計測の起動信号を発生することが好ましい。
【0018】また、タクト外計測の起動の有無を簡易に
判定する方法としては、前記生産管理情報は、バッファ
内の在席情報であり、第1起動制御手段は、自ラインか
ら下流ラインへのバッファにストレージされている台数
が所定値以上のとき、または、上流ラインから自ライン
へのバッファ内の空き台数が所定値以上のときにタクト
外計測の起動信号を発生するとよい。
【0019】また、すべての車種に対する品質保証を確
保するために、第1起動制御手段は、計測ステージに搬
入された車種の現在のカウント値が上限値を超えるとき
にタクト外計測の起動信号を発生することが好ましい。
【0020】
【作用】以上のように構成された第1のタクト外計測実
行タイミング制御装置にあっては、起動制御手段は、生
産管理情報記憶手段から取り込んだ生産管理情報(たと
えば、バッファ内の在席情報)に基づいて所定の判断基
準に従ってタクト外計測の起動の適否を判定し、タクト
外計測の起動信号を発生する。たとえば、自ラインから
下流ラインへのバッファにストレージされている台数が
所定値以上のとき、または、上流ラインから自ラインへ
のバッファ内の空き台数が所定値以上のときにタクト外
計測の起動信号を発生する。これにより、休み時間やシ
フト間のライン停止時以外においても、生産に影響を与
えずにタクト外計測を行える場合にはタクト外計測が起
動されることになり、従来に比べてタクト外計測の回数
が増加する。
【0021】また、車種ごとに上、下限値を設定した場
合には、起動制御手段は計測ステージに搬入された車種
の現在のカウント値が下限値以上上限値以下のときに前
記判定動作を行うので、必要以上に頻繁にタクト外計測
が行われることがなく、車種ごとにタクト外計測が効率
的かつ有効に行われることになる。また、計測ステージ
に搬入された車種の現在のカウント値が上限値を超える
ときにタクト外計測の起動信号を発生するので、すべて
の車種に対して少なくとも上限値に1台は必ずタクト外
計測が行われることになり、下限値の設定と相俟って車
種別の計測数の偏りがある程度平準化されることにな
り、すべての車種に対する品質保証が確保される。
【0022】また、以上のように構成された第2のタク
ト外計測実行タイミング制御装置にあっては、自ライン
が停止すると、予測手段は、設備管理情報記憶手段から
取り込んだ自ラインの設備管理情報に基づいて、保全情
報記憶手段に記憶されている設備の保全実績情報を参照
しながら、自ラインの停止時間を予測する。そして、起
動制御手段は、予測手段で予測された停止時間とタクト
外計測時間とを比較演算して、タクト外計測の起動信号
を発生する。これにより、自ラインが停止した場合に
は、その停止時間を有効に活用して、生産に影響を与え
ずにタクト外計測を行える場合にはタクト外計測が起動
されることになり、従来に比べてタクト外計測の回数が
増加する。
【0023】また、車種ごとに下限値を設定した場合に
は、起動制御手段は計測ステージに搬入された車種の現
在のカウント値が下限値以上のときにタクト外計測の起
動信号を発生するので、必要以上に頻繁にタクト外計測
が行われることがなく、車種ごとにタクト外計測が効率
的かつ有効に行われることになる。
【0024】さらに、以上のように構成された第3のタ
クト外計測実行タイミング制御装置にあっては、自ライ
ンが稼働中のとき、第1起動制御手段は、生産管理情報
記憶手段から取り込んだ生産管理情報(たとえば、バッ
ファ内の在席情報)に基づいて所定の判断基準に従って
タクト外計測の起動の適否を判定し、タクト外計測の起
動信号を発生する。たとえば、自ラインから下流ライン
へのバッファにストレージされている台数が所定値以上
のとき、または、上流ラインから自ラインへのバッファ
内の空き台数が所定値以上のときにタクト外計測の起動
信号を発生する。一方、自ラインが停止すると、予測手
段は、設備管理情報記憶手段から取り込んだ自ラインの
設備管理情報に基づいて、保全情報記憶手段に記憶され
ている設備の保全実績情報を参照しながら、自ラインの
停止時間を予測し、第2起動制御手段は、予測手段で予
測された停止時間とタクト外計測時間とを比較演算し
て、タクト外計測の起動信号を発生する。これにより、
自ラインが稼働中であれ停止中であれ、生産に影響を与
えずにタクト外計測を行える場合にはタクト外計測が起
動されることになり、従来に比べてタクト外計測の回数
が増加する。
【0025】また、車種ごとに上、下限値を設定した場
合には、第1起動制御手段は計測ステージに搬入された
車種の現在のカウント値が下限値以上上限値以下のとき
に前記判定動作を行い、また、第2起動制御手段は計測
ステージに搬入された車種の現在のカウント値が下限値
以上のときにタクト外計測の起動信号を発生するので、
必要以上に頻繁にタクト外計測が行われることがなく、
車種ごとにタクト外計測が効率的かつ有効に行われるこ
とになる。しかも、第1起動制御手段は計測ステージに
搬入された車種の現在のカウント値が上限値を超えると
きにタクト外計測の起動信号を発生するので、すべての
車種に対して少なくとも上限値に1台は必ずタクト外計
測が行われることになり、下限値の設定と相俟って車種
別の計測数の偏りがある程度平準化されることになり、
すべての車種に対する品質保証が確保される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、ここでは、図5に示すライン構成と
図6に示すインライン車体計測装置を前提にして説明を
加える。
【0027】図1は本発明によるタクト外計測実行タイ
ミング装置の構成図である。同図に示すように、この装
置は、生産管理システム10と、設備管理システム11
と、保全データベース12と、これらに接続されたネッ
トワークインタフェース13と、起動制御部14と、起
動指示インタフェース15と、起動状況データファイル
16と、起動基準データファイル17と、端末装置18
と、計測装置コントローラ(制御盤)3と、実際に車体
の計測を行う計測装置5とからなっている。これら各種
装置のうち、ネットワークインタフェース13、起動制
御部14、起動指示インタフェース15、起動状況デー
タファイル16、および起動基準データファイル17は
統合されて1つのハードウェア(たとえば、コンピュー
タ19)で構成されている。計測装置5は、図6の例で
いえば、計測ロボット1と計測センサ2からなってい
る。
【0028】なお、生産管理情報記憶手段は生産管理シ
ステム10、設備管理情報記憶手段は設備管理システム
11、保全情報記憶手段は保全データベース12、起動
制御手段、第1起動制御手段、第2起動制御手段、およ
び予測手段は起動制御部14、カウント手段およびリセ
ット手段は起動状況データファイル16、下限値記憶手
段および上限値記憶手段は起動基準データファイル17
によってそれぞれ構成されている。
【0029】生産管理システム10は、コンピュータ1
9の外部にあって、自ライン(たとえば、ボディメイン
仮打ライン)、上流ライン(たとえば、フロアライン、
ボディサイドラインなどのサブライン)、および下流ラ
イン(たとえば、ボディメイン増打ライン)の生産状況
ならびにバッファストレージ(以下、単にバッファとい
う)の在席状況等に関する情報を収集し、保持するもの
である。バッファはボディをいったんストレージする設
備であり、作業工程の振れに対処したり、組立ラインの
作業順序の管理のためのものである。バッファ内の在席
情報は、たとえば、上流側のラインから搬出された台数
と下流側のラインに搬入された台数とから計算により求
められる。
【0030】設備管理システム11は、同じくコンピュ
ータ19の外部にあって、自ライン(ボディメイン仮打
ライン)の設備の現在状況(稼働または停止)等に関す
る情報(たとえば、どの工程のどのロボットがどのよう
な原因で故障しているか、壊れたモータを交換してい
る、品質をチェック中であるなど)を収集し、保持する
ものである。どのような要因で設備が停止しているか
は、現場の作業員の入力や設備のコントローラから上が
ってくるデータなどによって把握される。
【0031】保全データベース12は、同じくコンピュ
ータ19の外部にあって、過去の保全実績およびそれに
要した停止時間等に関する情報を収集し、保持するもの
である。すなわち、この保全データベース12には、ど
のような故障が起きたときにどのような対処をしてそれ
にどれだけ時間を要したかが全ラインの過去の実績とし
て蓄積されている。
【0032】ネットワークインタフェース13は、外部
の生産管理システム10、設備管理システム11、およ
び保全データベース12からそれぞれ必要な情報を取り
込んで起動制御部14に送り込むものである。上記のよ
うに、生産管理システム10からは自ライン、上流ライ
ン、および下流ラインの生産状況またはバッファの在席
状況に関する情報が取り込まれ、設備管理システム11
からは自ラインの設備の現在状況に関する情報が取り込
まれ、また、保全データベース12からは過去の保全実
績およびそれに要した停止時間に関する情報が取り込ま
れる。
【0033】起動制御部14は、ネットワークインタフ
ェース13を介して生産管理システム10、設備管理シ
ステム11、および保全データベース12からそれぞれ
取り込んだ情報と、後述する起動状況データおよび起動
基準データとに基づいて、タクト外計測を起動させるか
どうかの判断を行い、起動させる場合には起動指示の信
号を起動指示インタフェース15を介して計測装置コン
トローラ3に出力する機能を有している。
【0034】上記判断の具体的ロジックは、たとえば、
次のとおりである。すなわち、自ライン(ボディメイン
仮打ライン)が稼働中である場合には、自ラインから
下流ライン(ボディメイン増打ライン)へのバッファ内
にストレージされているボディの台数があらかじめ設定
された基準値A(たとえば、15〜20台)以上である
とき、または、上流ライン(フロアライン、ボディサ
イドラインなどのサブライン)から自ラインへのバッフ
ァにあらかじめ設定された基準値B以上の空き(たとえ
ば、すべて空である)があるときに、タクト外計測を起
動させる。の場合は、下流が詰まっているためボディ
を無理に流す必要はなく、自ラインを止めても全体の生
産に影響を与えず、また、の場合は、上流からのサブ
部品の供給が一定時間ストップするため、自ラインを止
めても全体の生産に影響を与えないからである。また
はの条件を満たすかどうかは、生産管理システム10
から入力したバッファ内の在席情報と前記基準値A、B
とをそれぞれ比較することによって行う。なお、基準値
A、Bの具体的値は、あらかじめ、下流側のストレージ
がどのくらい満杯であれば(の場合)または上流側の
ストレージがどのくらい空であれば(の場合)自ライ
ンをどのくらい停止させても全体の生産に影響を与えな
いかを推測し、推測したライン停止の許容時間がタクト
外計測の実行時間(5〜10分)以上となる場合の中か
ら適当に設定すればよい。
【0035】なお、本実施例では、簡易な判断基準とし
てあらかじめ基準値A、Bを設定しているが、この方法
に限定されるわけではない。たとえば、の条件の場
合、生産管理システム10から上流ライン(サブライ
ン)の生産状況(稼働状況または停止状況)を入力し、
この入力情報から自ラインへのサブ部品の供給が止まる
場合にその停止時間を予測し、この予測した停止時間が
タクト外計測時間以上であるときに、タクト外計測を起
動させるようにしてもよい。
【0036】また、自ライン(ボディメイン仮打ライ
ン)が停止中である場合には、ラインの停止時間の予
測値がタクト外計測時間以上であるときに、タクト外計
測を起動させる。ラインの停止時間の予測は、設備管理
システム11から設備の停止要因(たとえば、設備の故
障、品質チェック、工具交換、定期点検など)を読み取
り、保全データベース12を参照しながら、統計処理に
より当該停止要因に対するラインの停止時間を確率的に
予測する。たとえば、図3に示すように、ある特定の要
因に対する停止時間の実績をヒストグラムの形式で表現
し、停止時間がタクト外計測時間(たとえば、5分)以
上のケースの確率分布を求め、それがあらかじめ設定さ
れた基準値C(たとえば、95%)以上であればタクト
外計測を起動させる。この場合には、確率的に見て、全
体の生産に影響を与えるおそれはないからである。な
お、基準値Cの具体的値は、停止時間のばらつき具合な
どを考慮して、全体の生産に影響を与えるおそれがない
ように、要因ごとまたは一律に適当に設定すればよい。
【0037】なお、この場合、停止時間の予測の方法
は、上記のようにヒストグラムを用いる方法以外に、た
とえば、平均値や標準偏差など周知の統計処理の技法を
用いて文字通り停止時間の予測値を具体的に算出し、算
出した予測値とタクト外計測時間とを比較するようにし
てもよい。
【0038】起動状況データファイル16は、車種ごと
に、最後にタクト外計測を実行してから現在までに計測
工程を流れた通過台数Kを記憶するものである。車種ご
とのカウントの方法は、たとえば、自ラインに搬入され
た車種をラインコントローラからの車種データまたはワ
ークベースに付帯されたIDカードを入口ステージで読
み取って得たデータから検出し、一方で、自ラインを流
れた台数を任意の適当な方法でカウントし、これら両デ
ータ(車種の順番と単なる通過台数)から車種ごとの通
過台数Kを算出する。起動状況データの格納形式はたと
えば図4に示すとおりである。
【0039】起動基準データファイル17は、ラインを
流れる計測対象の車種すべてに対して、車種ごとに、何
台置きにタクト外計測を実行するかの基準となる上、下
限値を設定し、登録するものである。すなわち、少なく
とも上限値Nに1台は必ずタクト外計測を行い、また、
1度タクト外計測を行ったら最低でも下限値Mはタクト
外計測を行わないという上限値Nと下限値Mのデータを
車種ごとに登録したものである。このような上、下限値
を設定するのは、品質保証を図るためには車種ごとにあ
る程度定期的にタクト外計測を必要があり、そのために
は、品質保証の観点から、何台かに1台は必ずタクト外
計測を行うようにする(上限値の場合)とともに、必要
以上に頻繁にタクト外計測をしないよう、タクト外計測
を許容する最低台数を設定しておくこと(下限値の場
合)が合理的だからである。上、下限値の起動基準デー
タは、たとえば、オペレータにより端末装置18を介し
て入力され、自由に設定、変更できるようになってい
る。起動基準データの格納形式はたとえば図4に示すと
おりである。
【0040】次に、図2のフローチャートを参照してコ
ンピュータの動作を説明する。電源が投入されてプログ
ラムがスタートすると、ラインスイッチ(図示せず)の
投入状態に基づいて自ライン(ボディメイン仮打ライ
ン)が稼働中かどうかを判断し(S1)、この判断結果
としてYESの場合、つまり自ライン(ボディメイン仮
打ライン)が稼働中である場合には、さらに、図示しな
い適当な所定のセンサまたはスイッチ(たとえば、在席
検知スイッチなど)からの信号に基づいて計測ステージ
に次のボディが搬入されたかどうかを判断し(S2)、
この判断結果としてNOの場合はステップS1に戻る。
【0041】これに対し、ステップS2の判断結果とし
てYESの場合、すなわち、ラインが送られて次のボデ
ィが計測ステージに搬入されるたびに、起動制御部14
は、搬入されたボディの車種に対する起動状況データフ
ァイル16内の起動状況データKx (X=A、B、C、
…)の値を1だけインクリメントする(S3)。車種ご
とのKx 値のカウントは、上記したように、自ラインに
搬入された車種を適当な所定の方法(たとえば、ライン
コントローラからの車種データまたはワークベースに付
帯されたIDカードを入口ステージで読み取って得たデ
ータ)で検出することによって行う。
【0042】それから、起動基準データファイル17か
ら当該車種に対する下限値Mx を読み取り、ステップS
3で得た現在のKx 値が下限値Mx 以上かどうかを判断
する(S4)。この判断結果としてNO(つまり、Kx
<下限値Mx )の場合には、台数的に見てまだタクト外
計測を行う必要はないものと判断して、ただちにリター
ンする。
【0043】これに対し、ステップS4の判断結果とし
てYES(つまり、Kx ≧下限値Mx )の場合は、さら
に、起動基準データファイル17から当該車種に対する
上限値Nx を読み取り、現在のKx 値が上限値Nx を超
えているかどうかを判断する(S5)。この判断結果と
してNO(つまり、Kx ≦上限値Nx )の場合、すなわ
ち、現在のKx 値が下限値Mx 以上でかつ上限値Nx 以
下(Mx ≦Kx ≦Nx)である場合は、ネットワークイ
ンタフェース13を介して生産管理システム10から上
流、下流のバッファの在席情報を取り込んで基準値A、
Bと比較することにより、タクト外計測の起動が可能か
どうかを判断する(S6)。具体的には、上記したよう
に、自ラインから下流ライン(ボディメイン増打ライ
ン)へのバッファ内にストレージされているボディの台
数が基準値A(たとえば、15〜20台)以上であると
き、または、上流ライン(フロアライン、ボディサイ
ドラインなどのサブライン)から自ラインへのバッファ
に基準値B以上の空き(たとえば、すべて空である)が
あるときにタクト外計測を起動させる。ステップS6の
判断結果としてYESの場合、つまり上記またはの
条件を満たす場合は、ラインを止めてタクト外計測を行
っても全体の生産に影響を与えないものと判断して、タ
クト外計測の起動指示の信号を起動指示インタフェース
15を介して計測装置コントローラ3に出力する(S
7)とともに起動状況データファイル16内の起動状況
データKx の値を0にリセットし(S8)、リターンす
る。起動指示を入力した計測装置コントローラ3は、所
定のプログラムに従って計測装置5(計測ロボット1、
計測センサ2)を動作させ、これによってタクト外計測
が実行される。これに対し、ステップS6の判断結果と
してNOの場合はただちにリターンする。
【0044】また、ステップS5の判断の結果としてY
ES(つまり、Kx >上限値Nx )の場合は、ステップ
S6の判断を経ることなく強制的にタクト外計測を実行
させるべく、ただちにステップS7に進む。この場合に
は、ラインの停止により全体の生産に影響を与えるおそ
れがあるが、当該車種に対する最低限の品質保証の観点
からは若干のライン停止もやむを得ないことである。
【0045】また、ステップS1の判断結果としてNO
の場合、すなわち、自ライン(ボディメイン仮打ライ
ン)が停止中である場合には、設備管理システム11か
ら設備の停止要因(たとえば、設備の故障、品質チェッ
ク、工具交換、定期点検など)を読み取り、保全データ
ベース12を参照しながら、統計処理により当該停止要
因に対するラインの停止時間を確率的に予測し、予測結
果からタクト外計測の起動が可能かどうかを判断する
(S9、S10)。たとえば、ある特定の故障を例にと
ると、タクト外計測に要する時間を5分とした場合、当
該故障に対する過去の保全実績(停止時間)が、5分以
内が1回、5分以上が19回であるとすれば(図3のヒ
ストグラム参照)、停止時間が5分以上のケースの確率
は95%(=19/(1+19)×100)となり、こ
の確率は所定の基準値C(たとえば、95%)以上であ
るので、このような場合には確率的に見てタクト外計測
を行っても全体の生産に影響を与えるおそれはないもの
と判断して、タクト外計測の起動は可能であると判定す
る。ステップS10の判断結果としてYESであれば、
さらに、起動状況データファイル16内の現在のKx 値
が起動基準データファイル17内の下限値Mx 以上かど
うかを判断し(S11)、この判断結果としてYES
(つまり、Kx ≧下限値Mx )であれば、タクト外計測
を実行させるべく、ステップS7に進むが、NO(つま
り、Kx <下限値Mx )であれば、台数的に見てまだタ
クト外計測を行う必要はないものと判断して、ただちに
リターンする。もちろん、ステップS10の判断結果と
してNOの場合にもただちにリターンする。
【0046】したがって、上述の実施例によれば、生産
管理システム10、設備管理システム11、および保全
データベース12からの情報に基づいて、自ラインが稼
働中であれ停止中であれ、生産に影響を与えずにタクト
外計測を行えると判断される場合にはタクト外計測を起
動するようにしたので、従来のように休み時間やシフト
間のライン停止時だけでなく、これら以外にも所定の基
準でタクト外計測が実行されるようになり、従来に比べ
てタクト外計測の回数が増加する。これにより、品質保
証の向上が図られる。
【0047】また、上述の実施例によれば、車種ごとに
上、下限値を設定し、すべての車種に対し、少なくとも
上限値Nx に1台は必ずタクト外計測を行い、また、1
度タクト外計測を行ったら最低でも下限値Mx はタクト
外計測を行わないようにしたので、品質保証の見地から
何台かに1台は必ずタクト外計測が行われる(上限値の
場合)が、必要以上に頻繁にタクト外計測が行われるこ
とがなく(下限値の場合)、車種別の計測数がある程度
平準化されて、車種ごとにある程度定期的にタクト外計
測が実行されることになる。つまり、車種ごとにタクト
外計測が効率的かつ有効に行われることになる。これに
より、すべての車種に対する品質保証の確保が図られ
る。
【0048】なお、上述の実施例では、自ラインが稼働
中でも停止中でもタクト外計測を起動しうるようにして
いるが、どちらか一方の場合にだけタクト外計測を起動
させうるようにしてもよい。自ラインが稼働中の場合に
だけタクト外計測を起動できれば足りるときは、生産管
理システム10からの情報に基づいてタクト外計測の可
否を判断し、また、自ラインが停止中の場合にだけタク
ト外計測を起動できれば足りるときは、設備管理システ
ム11および保全データベース12からの情報に基づい
てタクト外計測の可否を判断することになる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上、下流ライ
ンの状況により、生産に影響を与えずにタクト外計測を
行える場合にはタクト外計測が起動されるようになり、
従来に比べてタクト外計測の実行回数が増加し、品質保
証が向上する。加えて、車種ごとにある程度定期的にタ
クト外計測が実行されることになり、車種別の計測数が
ある程度平準化されて、車種ごとにタクト外計測が効率
的かつ有効に行われることになり、すべての車種に対す
る品質保証が確保される。さらに、すべての車種に対
し、必要以上に頻繁にタクト外計測を行うことが阻止さ
れる。
【0050】請求項2の発明によれば、車種ごとにタク
ト外計測が効率的かつ有効に行なうことができる。
【0051】
【0052】請求項3の発明によれば、タクト外計測の
起動の有無を簡易に判定することができる。
【0053】請求項4の発明によれば、特に、すべての
車種に対し、少なくとも一定の頻度で必ずタクト外計測
が行われることになり、最低限の品質保証が確保され
る。
【0054】請求項5の発明によれば、自ラインが停止
した場合にその停止時間を有効に活用して、生産に影響
を与えずにタクト外計測を行える場合にはタクト外計測
が起動されるようになり、従来に比べてタクト外計測の
実行回数が増加し、品質保証が向上する。
【0055】請求項6の発明によれば、加えて、車種ご
とにタクト外計測が効率的かつ有効に行われることにな
る。
【0056】請求項7の発明によれば、特に、すべての
車種に対し、必要以上に頻繁にタクト外計測を行うこと
が阻止される。
【0057】請求項8の発明によれば、上、下流ライン
の状況により、または、自ラインが停止した場合にその
停止時間を有効に活用して、生産に影響を与えずにタク
ト外計測を行える場合にはタクト外計測が起動されるよ
うになり、従来に比べてタクト外計測の実行回数が増加
し、品質保証が向上する。
【0058】請求項9の発明によれば、加えて、車種ご
とにある程度定期的にタクト外計測が実行されることに
なり、車種別の計測数がある程度平準化されて、車種ご
とにタクト外計測が効率的かつ有効に行われることにな
り、すべての車種に対する品質保証が確保される。
【0059】請求項10の発明によれば、特に、すべて
の車種に対し、必要以上に頻繁にタクト外計測を行うこ
とが阻止される。
【0060】請求項11の発明によれば、タクト外計測
の起動の有無を簡易に判定することができる。
【0061】請求項12の発明によれば、特に、すべて
の車種に対し、必要以上に頻繁にタクト外計測を行うこ
とが阻止される。
【0062】請求項13の発明によれば、特に、すべて
の車種に対し、少なくとも一定の頻度で必ずタクト外計
測が行われることになり、最低限の品質保証が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるタクト外計測実行タ
イミング装置の構成図
【図2】 図1のコンピュータの動作を示すフローチャ
ート
【図3】 図2のステップS9とS10の処理の説明に
供する図
【図4】 起動状況データと起動基準データの格納形式
を示す図
【図5】 ライン構成の一例を示す概略図
【図6】 インライン車体計測装置の一例を示す斜視図
【符号の説明】
3…計測装置コントローラ 5…計測装置 10…生産管理システム(生産管理情報記憶手段) 11…設備管理システム(設備管理情報記憶手段) 12…保全データベース(保全情報記憶手段) 13…ネットワークインタフェース 14…起動制御部(起動制御手段、第1起動制御手段、
第2起動制御手段、予測手段) 15…起動指示インタフェース 16…起動状況データファイル(カウント手段、リセッ
ト手段) 17…起動基準データファイル(下限値記憶手段、上限
値記憶手段) 18…端末装置 19…コンピュータ

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流ライン、下流ラインおよび当該上流
    ラインと下流ラインとの間に位置する自ラインの各生産
    管理情報を記憶する生産管理情報記憶手段と、計測ステージに流れた台数を車種ごとにカウントするカ
    ウント手段と、 ラインのサイクルタイム内に行なうタクト内計測に比べ
    て時間をかけてより多くのポイントを計測するタクト外
    計測の実行を許容する計測間隔の下限値を記憶する下限
    値記憶手段と、 タクト外計測を実行する計測間隔の上限値を記憶する上
    限値記憶手段と、 前記生産管理情報および前記カウントに基づいて所定の
    判断基準に従って、前記計測ステージに搬入された車種
    の現在のカウント値が下限値以上上限値以下のときに、
    タクト外計測の起動の適否を判定し、タクト外計測の起
    動信号を発生する起動制御手段と、 を有することを特徴とするインライン車体計測装置のタ
    クト外計測実行タイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 タクト外計測を起動したときにその車種
    に対するカウント値をリセットするリセット手段をさら
    に有することを特徴とする請求項1に記載のインライン
    車体計測装置のタクト外計測実行タイミング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記生産管理情報は、バッファ内の在席
    情報であり、起動制御手段は、自ラインから下流ライン
    へのバッファにストレージされている台数が所定値以上
    のとき、または、上流ラインから自ラインへのバッファ
    内の空き台数が所定値以上のときにタクト外計測の起動
    信号を発生することを特徴とする請求項1または請求項
    2のいずれか一項に記載のインライン車体計測装置のタ
    クト外計測実行タイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 起動制御手段は、計測ステージに搬入さ
    れた車種の現在のカウント値が上限値を超えるときにタ
    クト外計測の起動信号を発生することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一項に記載のインライン車体計測装
    置のタクト外計測実行タイミング制御装置。
  5. 【請求項5】 上流ラインと下流ラインとの間に位置す
    自ラインの設備の管理情報を記憶する設備管理情報記
    憶手段と、 設備に対する過去の保全実績に関する情報を記憶する保
    全情報記憶手段と、 自ラインの設備管理情報と設備の保全実績情報とに基づ
    いて、自ラインの停止時間を予測する予測手段と、 予測した停止時間とラインのサイクルタイム内に行なう
    タクト内計測に比べて時間をかけてより多くのポイント
    を計測するタクト外計測の実行時間とを比較演算して、
    タクト外計測の起動信号を発生する起動制御手段と、 を有することを特徴とするインライン車体計測装置のタ
    クト外計測実行タイミング制御装置。
  6. 【請求項6】 計測ステージを流れた台数を車種ごとに
    カウントするカウント手段と、 タクト外計測を起動したときにその車種に対するカウン
    ト値をリセットするリセット手段と、 タクト外計測を許容する計測間隔の下限値を記憶する下
    限値記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項5に記載のインライン
    車体計測装置のタクト外計測実行タイミング制御装置。
  7. 【請求項7】 起動制御手段は、計測ステージに搬入さ
    れた車種の現在のカウント値が下限値以上のときにタク
    ト外計測の起動信号を発生することを特徴とする請求項
    6に記載のインライン車体計測装置のタクト外計測実行
    タイミング制御装置。
  8. 【請求項8】 上流ライン、下流ラインおよび当該上流
    ラインと下流ラインとの間に位置する自ラインの各生産
    管理情報を記憶する生産管理情報記憶手段と、 自ラインの設備の管理情報を記憶する設備管理情報記憶
    手段と、 設備に対する過去の保全実績に関する情報を記憶する保
    全情報記憶手段と、 自ラインの設備管理情報と設備の保全実績に関する
    報とに基づいて、自ラインの停止時間を予測する予測手
    段と、 生産管理情報に基づいて所定の判断基準に従って、ライ
    ンのサイクルタイム内に行なうタクト内計測に比べて時
    間をかけてより多くのポイントを計測するタクト外計測
    の起動の適否を判定し、タクト外計測の起動信号を発生
    する第1起動制御手段と、 予測した停止時間とタクト外計測の実行時間とを比較演
    算して、タクト外計測の起動信号を発生する第2起動制
    御手段と、 を有することを特徴とするインライン車体計測装置のタ
    クト外計測実行タイミング制御装置。
  9. 【請求項9】 計測ステージを流れた台数を車種ごとに
    カウントするカウント手段と、 タクト外計測を起動したときにその車種に対するカウン
    ト値をリセットするリセット手段と、 タクト外計測を許容する計測間隔の下限値を記憶する下
    限値記憶手段と、 タクト外計測を実行する計測間隔の上限値を記憶する上
    限値記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項8に記載のインライン
    車体計測装置のタクト外計測実行タイミング制御装置。
  10. 【請求項10】 第1起動制御手段は、計測ステージに
    搬入された車種の現在のカウント値が下限値以上上限値
    以下のときに前記判定動作を行うことを特徴とする請求
    項9に記載のインライン車体計測装置のタクト外計測実
    行タイミング制御装置。
  11. 【請求項11】 前記生産管理情報は、バッファ内の在
    席情報であり、第1起動制御手段は、自ラインから下流
    ラインへのバッファにストレージされている台数が所定
    値以上のとき、または、上流ラインから自ラインへのバ
    ッファ内の空き台数が所定値以上のときにタクト外計測
    の起動信号を発生することを特徴とする請求項8〜10
    のいずれか一項に記載のインライン車体計測装置のタク
    ト外計測実行タイミング制御装置。
  12. 【請求項12】 第1起動制御手段は、計測ステージに
    搬入された車種の現在のカウント値が上限値を超えると
    きにタクト外計測の起動信号を発生することを特徴とす
    請求項9〜11のいずれか一項に記載のインライン車
    体計測装置のタクト外計測実行タイミング制御装置。
  13. 【請求項13】 第2起動制御手段は、計測ステージに
    搬入された車種の現在のカウント値が下限値以上のとき
    にタクト外計測の起動信号を発生することを特徴とする
    請求項8に記載のインライン車体計測装置のタクト外計
    測実行タイミング制御装置。
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