JP3501309B2 - 半導体樹脂封止装置の稼働状況モニタシステム - Google Patents

半導体樹脂封止装置の稼働状況モニタシステム

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JP3501309B2
JP3501309B2 JP02411595A JP2411595A JP3501309B2 JP 3501309 B2 JP3501309 B2 JP 3501309B2 JP 02411595 A JP02411595 A JP 02411595A JP 2411595 A JP2411595 A JP 2411595A JP 3501309 B2 JP3501309 B2 JP 3501309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばICなどの半導
体部品のパッケージのモールド成形に用いられる半導体
樹脂封止装置の稼働状況モニタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体樹脂封止装置は、半導体チップが
搭載されたリードフレームが供給されると、それをプレ
ス部にローディングして樹脂封止によりモールド成形し
た後、そのモールド成形された半導体をプレス部よりア
ンローディングして、製品とするものであるが、この様
な装置には、その稼働状況をモニタするシステムが付設
されている場合がある。
【0003】この稼働状況モニタシステムは、例えば、
通常の運転中,異常発生による停止中,材料供給待ちに
よる停止中,点検による停止中などの装置の各種稼働状
況を表示器に表示することにより、オペレータが装置の
稼働状況をモニタするものである。
【0004】従来のこの様な稼働状況モニタシステムに
おいては、装置に異常が発生した場合は、後から装置の
停止状況について分析を行うことができるように、その
異常状態の発生時刻と異常状態の解除時刻とを共に記憶
させておき、その記憶されたデータを必要に応じて読出
して表示装置に表示させるように構成されたものがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この様なものにおいては、上記のデータには、異常が発
生したときの装置の運転状態(通常運転中か若しくは点
検中かなど)やその異常の種類とは無関係に単に異常状
態の発生時刻及び解除時刻を記憶しているだけであるの
で、オペレータが後からこれらのデータを読出して表示
させたとしても、一定の監視時間中に発生した異常の回
数とその異常が発生していた時間しか分からず、発生し
た各種の異常が、実際の装置の稼働率にどのように影響
を与えているか、などの情報を得ることができなかっ
た。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて成されたもの
で、その目的は、半導体樹脂封止装置に発生する各種の
異常の種類を認識し得て、それによって装置の稼働状況
を定量的に把握することができる半導体樹脂封止装置の
稼働状況モニタシステムを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の半導体樹脂封止装置の稼働状況モニ
タシステムは、材料のローディング及び樹脂封止及びア
ンローディング並びに金型クリーニングを自動的に行う
ものにおいて、該装置に異常が発生した場合、異常の種
類を認識し、少なくとも、運転停止の主要因となる1次
異常と、その1次異常の発生により副次的に発生する2
次異常とを認識可能に構成される異常認識手段と、その
発生した異常に関する各種データを記憶する記憶手段
と、該装置の状態を判別する装置状態判別手段と、各種
データの表示を行う表示手段と、装置状態判別手段が通
常運転状態であると判別している場合において、異常認
識手段が認識した異常状態の種類毎に異常状態の発生回
数をカウントすると共に、そのカウント数と、各異常状
態の解除までの時間を記憶手段に記憶させ、これらを元
に平均故障間隔及び平均修復時間を算出して表示手段に
表示させるように制御する制御手段とを具備したことを
特徴とするものである。
【0008】この場合、制御手段を、異常認識手段が認
識した異常状態の種類の中で、該装置の運転を停止させ
る主要因となったものを発生回数の多い順並びに異常状
態による停止時間の長い順に表示手段に切替え表示させ
るように構成しても良い(請求項2)。
【0009】また、制御手段を、異常認識手段が認識し
た異常状態の全種類について発生回数の多い順並びに異
常状態による停止時間の長い順に表示手段に切替え表示
させるように構成しても良い(請求項3)。
【0010】更に、装置状態判別手段は、装置の状態を
複数の項目別に判別し、制御手段は、その各項目の時間
の総計及び装置稼働率を算出し、これらを表示手段に表
示させるようにしても良い(請求項4)。
【0011】
【作用】請求項1記載の半導体樹脂封止装置の稼働状況
モニタシステムによれば、該装置に異常が発生した場
合、制御手段は、異常認識手段が認識した異常状態の種
類毎に異常状態の発生回数をカウントすると共に、その
カウント数と、各異常状態の解除までの時間を記憶手段
に記憶させ、これらを元に平均故障間隔及び平均修復時
間を算出して表示手段に表示させるように制御するの
で、該装置の稼働状況をこれらの指標によって定量的に
把握することができる。
【0012】この場合、制御手段を、異常認識手段が認
識した異常状態の種類の中で、該装置の運転を停止させ
る主要因となったものを発生回数の多い順並びに異常状
態による停止時間の長い順に表示手段に切替え表示させ
るように構成すれば、該装置の運転を停止させる異常状
態の中で対処すべき重要なものを把握することができる
(請求項2)。
【0013】また、制御手段を、異常認識手段が認識し
た異常状態の全種類について発生回数の多い順並びに異
常状態による停止時間の長い順に表示手段に切替え表示
させるように構成すれば、異常状態の発生状況の全てを
把握することができる(請求項3)。
【0014】更に、装置状態判別手段は、装置の状態を
複数の項目別に判別し、制御手段は、その各項目の時間
の総計及び装置稼働率を算出し、これらを表示手段に表
示させるようにすれば、該装置の稼働率を低下させてい
る要因を把握することができる(請求項4)。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。半導体樹脂封止装置の稼働状況モニタシス
テムの本発明に係る部分の電気的構成を示す図1におい
て、異常認識部(異常認識手段)1は、半導体樹脂封止
装置2の各部に取付けられた、若しくは半導体樹脂封止
装置2の要素機器に組込まれたセンサなどから異常発生
の検知信号を得るとそれらを異常の種類別に認識して、
認識信号を制御手段であるマイクロコンピュータ(以下
マイコンと称す)3に与えるように構成されている。
【0016】装置状態判別部(装置状態判別手段)4
は、半導体樹脂封止装置2が運転状態であるか若しくは
停止状態であるかを判別するものであり、判別信号をマ
イコン3に対して与えるように構成されている。また、
マイコン3は記憶手段であるメモリ3a及びタイマ3b
をその内部に有しており、メモリ3aには異常状態の発
生に関する各種の情報を記憶させ、タイマ3bは、マイ
コン3の制御部3cに対して一定時間毎にタイマ割込み
を発生させるように構成されている。
【0017】キーボード5は、オペレータが入力したコ
マンドに関するキーの情報をマイコン3に対して与え
る。そして、表示手段であるCRTディスプレイ6は、
マイコン3より与えられる表示データ信号に従って、各
種の情報を画面に表示するように構成されている。以上
が稼働状況モニタシステム7を構成している。
【0018】次に、本実施例の作用について図2及び図
3を参照して説明する。上述したように、マイコン3内
部のタイマ3bが制御部3cに対して一定時間毎にタイ
マ割込みを入れると、制御部3cはタイマ割込み処理を
行う。そのタイマ割込み処理における本発明の要旨に係
る部分の制御内容のフローチャートを示す図2におい
て、まず、「1次異常発生?」の判断ステップS1にお
いて、制御部3cは、異常認識部1からの異常状態の認
識信号を参照して、半導体樹脂封止装置(以下、単に装
置と称す)2において、装置2の運転を停止させる直接
の要因(主要因)となる異常(以下、1次異常と称す)
が発生しているか否かを判断する。
【0019】判断ステップS1において、1次異常が発
生しており「YES」と判断すると、次の「通常運転中
?」の判断ステップS2に移行する。判断ステップS2
においては、装置状態判別部4からの判別信号を参照し
て、装置2が製品製造時の通常運転状態であるか、若し
くはそれ以外の例えば点検中などで停止状態であるかが
判断される。判断ステップS2において、装置2が通常
運転状態であり「YES」と判断すると、次の「2次異
常発生?」の判断ステップS3に移行する。
【0020】判断ステップS3においては、異常認識部
1の認識信号を参照して、装置2に1次異常が発生した
ことにより副次的に発生する異常(以下2次異常と称
す)が発生しているか否かが判断される。この様な2次
異常は、1次異常の発生後に多少の時差をもって発生す
るものであり、1次異常の発生直後であるこの段階では
2次異常は発生しておらず、判断ステップS3において
「NO」と判断すると、「MTTRフラグON?」の判
断ステップS4に移行する。
【0021】判断ステップS4においては、メモリ3a
のフラグ領域を参照し、後述するステップS7において
セットされるMTTRフラグがONであるか否かが判断
されるが、この時点ではフラグはOFFであり「NO」
と判断して、次の「MTBFカウンタ+1」の処理ステ
ップS5に移行する。
【0022】処理ステップS5においては、後に平均故
障間隔であるMTBF(Mean TimeBetween Failure )
の算出に用いるため、メモリ3aに設けられた1次異常
の発生回数をカウントするMTBFカウンタをインクリ
メントして、次の「MTBF用停止時間タイマスター
ト」の処理ステップS6に移行する。処理ステップS6
においては、装置2が1次異常の発生によって停止して
いる時間(同様に、後に平均修復時間,即ち、MTTR
(Mean Time To Repair )の算出に用いられる)を計時
するための図示しないタイマをスタートさせる。そし
て、次の「MTTRフラグON」の処理ステップS7に
移行する。
【0023】装置2が1次異常の発生によって停止する
と、その異常状態を解除して装置2の運転を再開させる
ため、1次異常の発生原因となった故障の修復作業が行
われる。これは、装置2が自動的に修復できるものは自
動的に行われ、自動的に修復不能なものは、オペレータ
が介在して修復することになる。
【0024】そこで、処理ステップS7においては、制
御部3cは、この様な装置2の故障の修復中であること
を示すMTTRフラグを、メモリ3aに設けられたMT
TRフラグの領域に「1」を書込むことによりONにす
ると、「MTTRフラグON?」の判断ステップS8に
移行する。
【0025】判断ステップS8においては、MTTRフ
ラグがONであるか否かを判断するので、この時点では
「YES」と判断して、次の「MTTRカウンタ+1」
の処理ステップS9に移行する。処理ステップS9にお
いては、後にMTTRの算出において、故障の修復に要
した時間を得るために用いられる、メモリ3a上に設け
られたMTTRカウンタをインクリメントすると、タイ
マ割込み処理を抜けて図示しないメインルーチンにリタ
ーンする。
【0026】次のタイマ割込み処理において、発生した
1次異常がまだ解除されていない場合には、判断ステッ
プS1及びS2で「YES」と判断して、判断ステップ
S3に移行する。判断ステップS3において、まだ2次
異常が発生していない場合には「NO」と判断して、判
断ステップS4に移行する。判断ステップS4において
は、この時点ではMTTRフラグはONであるので「Y
ES」と判断してステップS9に移行し、MTTRカウ
ンタをインクリメントすると、タイマ割込み処理を抜け
てメインルーチンにリターンする。
【0027】一方、判断ステップS3において、2次異
常が発生している場合には「YES」と判断して、判断
ステップS8に移行する。そして、判断ステップS8に
おいては、やはりMTTRフラグはONであるので「Y
ES」と判断してステップS9に移行し、MTTRカウ
ンタをインクリメントすると、タイマ割込み処理を抜け
てメインルーチンにリターンする。以上の処理は、1次
異常が解除されるまでタイマ割込みが入る毎に繰返し実
行される。
【0028】そして、ある程度の時間が経過して故障の
修復が進み1次異常が解除されると、ステップS1で
「NO」と判断して、「MTBF用停止時間タイマスト
ップ」の処理ステップS10に移行する。処理ステップ
S10においては、ステップ6においてスタートさせ
た、装置2が1次異常の発生によって停止している時間
を計時するためのタイマをストップさせると、そのタイ
マが示す時間を読出してメモリ3aに書込み記憶させ
て、次の「2次異常発生?」の判断ステップS11に移
行する。
【0029】判断ステップS11においては、2次異常
が発生しているか否かが判断される。この時点では、2
次異常はまだ発生中であり「YES」と判断すると、ス
テップS8に移行する。そして、ステップS8において
「YES」と判断してステップS9に移行しMTTRカ
ウンタをインクリメントすると、タイマ割込み処理を抜
けてメインルーチンにリターンする。以降は2次異常が
解除されるまでタイマ割込み処理毎に繰返し実行され
る。
【0030】更に、ある程度の時間が経過して、故障の
修復が進み2次異常が解除されるとステップS11で
「NO」と判断して、次の「MTTRフラグOFF」の
処理ステップS12に移行する。処理ステップS12に
おいては、メモリ3aに設けられたMTTRフラグの領
域に「0」を書込むことによりMTTRフラグをOFF
にすると、ステップS8に移行する。ステップS8では
「NO」と判断して、ステップS9を実行せずにタイマ
割込み処理を抜けてメインルーチンにリターンするの
で、MTTRカウンタはインクリメントされない。
【0031】ここまでが、1次異常の発生から、その1
次異常の発生に伴って副次的に発生する2次異常の修復
による解除までの処理である。また、運転が正常である
場合の処理は、ステップS1,S10,S11,S12
及びS8と移行して、前の状態を変化させること無くタ
イマ割込み処理を抜けてメインルーチンにリターンす
る。尚、以上は1次異常及び2次異常の種類が一種類の
場合について説明したが、実際には異常の種類は複数あ
り、その各種類毎に上記の処理が行われるようになって
いる。
【0032】次に、図3に示すMTBF及びMTTRの
算出処理について説明する。図3に示す算出処理は、タ
イマ割込み処理回数をカウントするカウンタのカウント
値が一定数Nに達する毎に実行される。まず、「MTB
F算出」の処理ステップS13において、MTBFが以
下のようにして算出される。
【0033】装置2の動作状態の監視時間は、タイマ割
込み周期Tに上記一定数Nを乗じたもので表される。そ
こから、ステップS6,S10で計時されたMTBF用
停止時間タイマが示す時間(1次異常による装置2の停
止時間の総和)Ts を減じたものが、装置2が通常運転
において稼働していた時間である。その時間を、ステッ
プS5においてカウントされた、1次異常の発生回数を
示すMTBFカウンタのカウント値Cf で除したものが
MTBFとなる。即ち、MTBF(平均故障間隔)は次
式によって表される。 MTBF=(T・N−Ts )/Cf (1) 従って、制御部3cは、メモリ3aに記憶されている
(1)式右辺の各パラメータを読出すと、(1)式によ
りMTBFを算出し、その算出結果をメモリ3aに記憶
させる。
【0034】以上のようにしてMTBFが算出される
と、次の「MTTR算出」の処理ステップS14に移行
し、以下のようにしてMTTRが算出される。ステップ
S9においてカウントされたMTTRカウンタのカウン
ト値Cr は、装置2の動作状態の監視時間T・Nの間に
発生した故障の修復中にカウントされたものの総和であ
り、その修復に要した時間の総和はT・Cr で表され
る。そして、この故障の修復は、1次異常が発生する毎
に行われるものであるから、MTTR(平均修復時間)
は、修復に要した時間の総和T・Cr を1次異常の発生
回数を示すカウント値Cf で除したもの、即ち、次式に
よって表される。 MTTR=(T・Cr )/Cf (2) 従って、制御部3cは、メモリ3aに記憶されている
(2)式右辺の各パラメータを読出すと、(2)式によ
りMTTRを算出し、その算出結果をメモリ3aに記憶
させる。
【0035】以上のようにしてMTTRが算出される
と、次の「発生回数順でソーティング」の処理ステップ
S15に移行する。処理ステップS15においては、ス
テップS5においてカウントされた1次異常の種類毎の
カウント値Cf をキーとして、カウント値Cf が大きい
もの、即ち、発生回数が多い順に、メモリ3a上で1次
異常の種類をソーティングする。そして、ソーティング
が完了すると、次の「表示」の処理ステップS16に移
行する。
【0036】処理ステップS16においては、ステップ
S13及びS14で算出したMTBF及びMTTRの値
と、ステップS15でソーティングした1次異常の種類
をCRTディスプレイ6に表示させると、次の「表示切
替えキー入力?」の判断ステップS17に移行する。判
断ステップS17においては、オペレータによってキー
ボード5から、CRTディスプレイ6の表示を切替えさ
せるためのキー若しくはコマンド入力があるのを待つ。
キーボード5から表示切替えのキー若しくはコマンド入
力があり、判断ステップS17において「YES」と判
断すると、次の「停止時間順でソーティング」の処理ス
テップS18に移行する。
【0037】処理ステップS18においては、ステップ
S6及びS10間で計時した1次異常の種類毎のMTB
F用停止時間タイマの時間をキーとして、その時間の長
い順に、発生した1次異常の種類を再度ソーティングす
る。そして、ソーティングが完了すると、「表示」の処
理ステップS19に移行して、処理ステップS16にお
いてCRTディスプレイ6に1次異常の発生回数の多い
順に表示させた内容を、ステップS18で再度ソーティ
ングしたものに切替えて表示させると、処理を抜けてメ
インルーチンにリターンする。
【0038】以上のように本実施例によれば、稼働状況
モニタシステム7のマイコン3を、異常認識部1によっ
て認識された装置2において発生する1次異常の種類毎
にその発生回数をカウントしてメモリ3aに記憶させる
と共に、1次異常の発生から1次異常が解除されるまで
の時間及び2次異常が解除されるまでの時間をメモリ3
aに記憶させ、これらを元にMTBF及びMTTRを算
出して、CRTディスプレイ6に表示させるようにした
ので、装置2の稼働状況をこれらの指標によって定量的
に把握することができる。
【0039】また、本実施例においては、装置2に発生
した1次異常の種類を、発生回数の多い順にソーティン
グしてCRTディスプレイ6に表示させ、キーボード5
から表示切替えのキー若しくはコマンド入力が行われる
と、1次異常の種類を、その1次異常の発生によって装
置2が停止した時間の長い順に再度ソーティングしてC
RTディスプレイ6に表示させるようにしたので、装置
2を停止させる要因の中で、対処すべき重要なものを把
握することができる。
【0040】 本発明は上記しかつ図面に記載した実施
例にのみ限定されるものではなく、次のような変形が可
能である。1次異常の発生回数をカウントしたが、2次
異常についても同様に発生回数をカウントするようにし
ても良い。そして、CRTディスプレイ6には、2次異
常の種類についても、その発生回数若しくは装置2の停
止時間をキーとしてソーティングした後表示させるよう
にすれば、異常状態の発生状況の全てを把握することが
できる。
【0041】MTBFを算出する場合、(1)式におい
て動作状態の監視時間T・Nから1次異常による装置2
の停止時間の総和Ts を減じたが、停止時間の総和Ts
に代えて、修復に要した時間の総和T・Cr を減じて算
出しても良い。
【0042】また、装置状態判別部4によって装置2の
状態を、「通常運転中」、「金型クリーニング中」、
「異常状態発生中」、「点検中」、「材料待ち」などの
項目に細分化して判別できるようにする。そして、マイ
コン3を、各項目の時間の総計及び装置稼働率を算出し
て、それをCRTディスプレイ6に表示させるように制
御すれば、装置2の稼動率を低下させている要因を把握
することが可能となる。
【0043】更に、キーボード5から標準サイクルタイ
ムを設定できるようにする。この標準サイクルタイムに
は、装置2の導入計画時に計算された単位期間当たりの
予定出来高に用いられた値を使用する。そして、マイコ
ン3は、次式に従って装置2の性能稼働率を算出して、
CRTディスプレイ6に表示させるように制御する。 性能稼働率=(計測期間内の出来高×標準サイクルタイ
ム/計測期間)×100[%] このように構成すれば、装置2の導入計画時における導
入効果予測が、実際にどの程度達成されているかを把握
することができる。
【0044】CRTディスプレイ6への異常の種類の表
示は、最初に装置2が停止した時間の長い順にソーティ
ングして表示させ、キーボード5から表示切替えのキー
若しくはコマンド入力が行われると、発生回数の多い順
に再度ソーティングしたものに切替えて表示させるよう
にしても良い。また、図3に示した算出処理は、メイン
ルーチンにおいてキーボード5から算出処理のキー若し
くはコマンドの入力があった時点で実行するようにして
も良い。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の半導体樹脂封止装
置の稼働状況モニタシステムによれば、該装置に異常が
発生した場合、制御手段は、異常認識手段が認識した異
常状態の種類毎に異常状態の発生回数をカウントすると
共に、そのカウント数と、各異常状態の解除までの時間
を記憶手段に記憶させ、これらを元に平均故障間隔及び
平均修復時間を算出して表示手段に表示させるように制
御したので、従来とは異なり、該装置の稼働状況を定量
的に把握することができる。
【0046】請求項2記載の半導体樹脂封止装置の稼働
状況モニタシステムによれば、制御手段を、異常認識手
段が認識した異常状態の種類の中で、該装置の運転を停
止させる主要因となったものを発生回数の多い順並びに
異常状態による停止時間の長い順に表示手段に切替え表
示させるように構成したので、該装置の運転を停止させ
る異常状態の中で対処すべき重要なものを把握すること
ができる。
【0047】請求項3記載の半導体樹脂封止装置の稼働
状況モニタシステムによれば、制御手段を、異常認識手
段が認識した異常状態の全種類について発生回数の多い
順並びに異常状態による停止時間の長い順に表示手段に
切替え表示させるように構成したので、異常状態の発生
状況の全てを把握することができる。
【0048】請求項4記載の半導体樹脂封止装置の稼働
状況モニタシステムによれば、装置状態判別手段は、装
置の状態を複数の項目別に判別し、制御手段は、その各
項目の時間の総計及び装置稼働率を算出し、これらを表
示手段に表示させるようにすれば、該装置の稼働率を低
下させている要因を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における要部の電気的構成を
示す図
【図2】制御内容のフローチャート
【図3】図2相当図
【符号の説明】
1は異常認識部(異常認識手段)、2は半導体樹脂封止
装置、3はマイクロコンピュータ(制御手段)、3aは
メモリ(記憶手段)、4は装置状態判別部(装置状態判
別手段)、6はCRTディスプレイ(表示手段)、7は
稼働状況モニタシステムを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/56 B29C 45/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料のローディング、樹脂封止、アンロ
    ーディング及び金型クリーニングを自動的に行う半導体
    樹脂封止装置において、 該装置に異常が発生した場合、異常の種類を認識し、少
    なくとも、運転停止の主要因となる1次異常と、その1
    次異常の発生により副次的に発生する2次異常とを認識
    可能に構成される異常認識手段と、 その発生した異常に関する各種データを記憶する記憶手
    段と、 該装置の状態を判別する装置状態判別手段と、 各種データの表示を行う表示手段と、 前記装置状態判別手段が通常運転状態であると判別して
    いる場合において、前記異常認識手段が認識した異常状
    態の種類毎に異常状態の発生回数をカウントすると共
    に、そのカウント数と、各異常状態の解除までの時間を
    前記記憶手段に記憶させ、これらを元に平均故障間隔及
    び平均修復時間を算出して前記表示手段に表示させるよ
    うに制御する制御手段とを具備したことを特徴とする半
    導体樹脂封止装置の稼働状況モニタシステム。
  2. 【請求項2】 制御手段は、異常認識手段が認識した異
    常状態の種類の中で、該装置の運転を停止させる主要因
    となったものを発生回数の多い順並びに異常状態による
    停止時間の長い順に、表示手段に切替え表示させるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導
    体樹脂封止装置の稼働状況モニタシステム。
  3. 【請求項3】 制御手段は、異常認識手段が認識した異
    常状態の全種類について発生回数の多い順並びに異常状
    態による停止時間の長い順に表示手段に切替え表示させ
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体樹脂封止装置の稼働状況モニタシステム。
  4. 【請求項4】 装置状態判別手段は、装置の状態を複数
    の項目別に判別し、制御手段は、その各項目の時間の総
    計及び装置稼働率を算出し、これらを表示手段に表示さ
    せることを特徴とする請求項1記載の半導体樹脂封止装
    置の稼働状況モニタシステム。
JP02411595A 1995-02-13 1995-02-13 半導体樹脂封止装置の稼働状況モニタシステム Expired - Fee Related JP3501309B2 (ja)

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