JP2001004080A - 真空配管のフランジ用クランプ - Google Patents

真空配管のフランジ用クランプ

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JP2001004080A
JP2001004080A JP11174513A JP17451399A JP2001004080A JP 2001004080 A JP2001004080 A JP 2001004080A JP 11174513 A JP11174513 A JP 11174513A JP 17451399 A JP17451399 A JP 17451399A JP 2001004080 A JP2001004080 A JP 2001004080A
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Yoichi Tsugane
洋一 津金
Takashi Mitsushiba
隆 三柴
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MIRAPURO KK
Mirapro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クランプブロックを小型化して全体を軽量化可
能にするとともに、組み立て分解を容易とした真空配管
のフランジ用クランプを提供しようとするものであり、
フランジを固定しているクランプブロックが破損して
も、クランプブロックのみを取り換えることができる真
空配管のフランジ用クランプを提供しようとするもので
ある。 【解決手段】真空配管用フランジの全周を均一に締め付
けて連結するための、着脱が自在にできる締め付け用ノ
ブ付きクランプにおいて、金属製プレートをヒンジ構造
で、上記フランジの外周に沿うように配置し、途中に数
個のクランプクロウを取り付け、また両端にクランプブ
ロックを取り付けて、締め付け用ノブを備えたネジを回
すことにより、真空配管用フランジを均一に締め付けた
り緩めたりすることができるようにしたことを特徴とす
る真空配管のフランジ用クランプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空配管用フラ
ンジの全周を均一に締め付けて連結するための、着脱が
自在にできる真空配管の締め付け用ノブ付きフランジ用
クランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、真空配管系の接続に使用するクラ
ンプは、フランジの全周を均一に締め付けるようになっ
ているが、ワンタッチで着脱が可能で、かつベローズ部
分のような動きのある箇所に固定する手段がなかった。
そのためにフランジの固定に当たっては手間と時間がか
かり、作業性が悪いという欠点があった。
【0003】上記欠点を解消するため、実公平7−25
508号公報に記載された真空系統配管のフランジ用ク
ランプが提案されている。この真空配管のフランジ用ク
ランプは、フランジを固定するための複数のコ字状のク
ランプブロックと、クランプブロックの両側壁に回転自
在に軸着され、各クランプブロック間をジョイントピン
を介して連結する左右一対のジョイントプレートと、両
端のクランプブロック間を連結する締め付け用ノブ付き
ネジとを備えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平7−25508号公報に記載された真空系統配管の
フランジ用クランプにおいては、各クランプブロック間
を、その側面にジョイントピンを介して軸着した左右一
対のジョイントプレートにより連結している。
【0005】したがって、フランジを固定しているクラ
ンプブロックが破損すると、各クランプブロック間をジ
ョイントピンを介して連結している左右一対のジョイン
トプレートを、ジョイントピンを外して分解しなければ
ならない。そして、別のクランプブロックを用意した
上、その側面に左右一対のジョイントプレートをジョイ
ントピンを介して連結するという面倒な作業が要求され
てしまう。
【0006】さらに、上記実公平7−25508号公報
に記載された真空系統配管のフランジ用クランプにおい
ては、各クランプブロック間をジョイントピンを介して
左右一対のジョイントプレートにより連結している。す
なわち、各クランプブロックにジョイントピンを軸着し
て左右一対のジョイントプレートを連結するためのスペ
ースが必要となり、各クランプブロックが大きくなって
しまって重くなり、取扱いが非常に面倒であるという欠
点があった。
【0007】そこでこの発明においては、クランプブロ
ックを小型化して全体を軽量化可能にするとともに、組
み立て分解を容易とした真空配管のフランジ用クランプ
を提供しようとするものであり、フランジを固定してい
るクランプブロックが破損しても、クランプブロックの
みを取り換えることができる真空配管のフランジ用クラ
ンプを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めこの発明の真空配管のフランジ用クランプは、真空配
管用フランジの全周を均一に締め付けて連結するため
の、着脱が自在にできる締め付け用ノブ付きクランプに
おいて、金属製プレートをヒンジ構造で、上記フランジ
の外周に沿うように配置し、途中に数個のクランプクロ
ウを取り付け、また両端にクランプブロックを取り付け
て、締め付け用ノブを備えたネジを回すことにより、真
空配管用フランジを均一に締め付けたり緩めたりするこ
とができるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】また、この発明の真空配管のフランジ用ク
ランプは、上記締め付け用ノブを備えたネジを回して金
属製プレートの張力を強めることにより、クランプブロ
ックおよびクランプクロウが配管の軸芯に向かって上記
フランジを締め付ける構造において、クランプの両端に
位置するクランプブロックに対して円筒形のネジ受けと
円筒形のナットとがそれぞれ回転できる構造とし、クラ
ンプブロックが平行移動しない場合に締め付け用ノブ付
きネジの中間部で折り曲げるような力が発生することが
なく、締め付け用ノブ付きネジの回転力が有効に金属製
プレートを締め付ける張力に変換されるようにしたこと
をも特徴とするものである。
【0010】この発明の真空配管のフランジ用クランプ
によれば上述の構造を採用したことにより、下記に列記
する効果を奏するものとなった。 A)両端のクランプブロックは、締め付け用ノブを備え
たネジを回すことによって簡単に取り付けもしくは取り
外すことができる。 B)クランプクロウが小型化できるため、フランジ用ク
ランプ全体を軽量化することができる。 C)各クランプブロック間を、その側面の縦断面に沿っ
てジョイントピンを介して軸着した左右一対のジョイン
トプレートにより連結する従来のフランジ用クランプに
比べ、真空配管のフランジの外周部分で接線方向に沿っ
て金属製プレートを連結するようにしたので、特にフラ
ンジの厚さ方向の寸法をコンパクトにすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、この発明の
真空配管のフランジ用クランプの実施の形態について詳
細に説明する。図1はこの発明に係る真空配管のフラン
ジ用クランプの全体構成を示す正面図、図2はその側面
図、図3はその分解側面図、図4はクランプクロウを示
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0012】図1ないし図3において、1は真空配管用
フランジ41の全周を均一に締め付けて連結するため
の、着脱が自在にできる締め付け用ノブ付きクランプで
ある。この締め付け用ノブ付きクランプ1は、金属製プ
レート2をヒンジ構造で、真空配管用フランジ41の外
周に沿うように配置し、数個のクランプクロウ3を取り
付けてある。またその開放端には、それぞれクランプブ
ロック4A,4Bが連結してあり、クランプブロック4
A,4Bに取り付けた、締め付け用ノブ5を備えたボル
ト(ネジ)6を回すことによって、真空配管用フランジ
41を均一に締め付けたり緩めたりすることができるよ
うになっている。
【0013】すなわち上記金属製プレート2は複数用意
され、真空配管用フランジ41の外周部分でその接線方
向に沿って連結されている。図では金属製プレート2
は、真空配管用フランジ41の底部に位置し、両端に凸
または凹のヒンジ部7を設けた平滑な底部プレート2A
と、真空配管用フランジ41の側面に位置し、両端に凸
または凹のヒンジ部7を設けるとともに、両端部側をそ
れぞれ2段に屈曲させて形成したクランプクロウ3の取
付部8を設けた、左右一対の側部プレート2Bと、真空
配管用フランジ41の斜め上部に位置し、一端に凸また
は凹のヒンジ部7を設けた、左右一対の上部プレート2
Cとで構成されている。9はヒンジ部7に挿通して回転
自在に保持する連結ピンである。
【0014】そして、側部プレート2Bのクランプクロ
ウ3の取付部8および上部プレート2Cの他端にはそれ
ぞれ取付孔10が形成されており、クランプクロウ3を
固定するリベット11およびクランプブロック4A,4
Bを固定するハトメ12がそれぞれ挿通される。
【0015】上記一対のクランプブロック4A,4B
は、それぞれU字状の軸受部21と、軸受部21から下
向きに垂設したクロウ部22と、軸受部21から斜め下
向きに垂設した連結片23とを備えており、連結片23
には上部プレート2Cに設けた取付孔10に対応する取
付孔24が設けられており、上記ハトメ12が挿通され
る。
【0016】上記一方のクランプブロック4Aの軸受部
21には、長さ方向に直交するようナット部26を形成
したピンナット25が、また他方のクランプブロック4
Bの軸受部21には、長さ方向に直交するよう挿通孔2
8を形成したピン27が回転自在に取り付けられてい
る。
【0017】一対のクランプブロック4A,4Bの軸受
部21に取り付けたピン27およびピンナット25に
は、締め付け用ノブ5を備えたボルト6が取り付けられ
る。すなわち、ボルト6をピン27の挿通孔28から差
し込んで、ピンナット25のナット部26に螺着するの
である。図において29は筒状スペーサ、30は筒状ス
ペーサ29と締め付け用ノブ5との間に介在させた平座
金、31はボルト6を抜け止めするためのEリング、3
2はボルト6へ締め付け用ノブ5を固定するための止め
ネジである。
【0018】上記一対のクランプブロック4A,4Bの
クロウ部22は、図3のようにほぼU字状に形成されて
おり、真空配管用フランジ41の幅方向の両側を挟み付
ける構造となっている。
【0019】また、図4(a)および(b)に示すよう
に、上記左右一対の側部プレート2Bの取付部8に固定
したクランプクロウ3も、上記クロウ部22と同様に、
ほぼU字状に形成されており、真空配管用フランジ41
の幅方向の両側を挟み付ける構造となっている。このク
ランプクロウ3の他端には、上述のように側部プレート
2Bの取付部8に設けた取付孔10を介してリベット1
1が圧入され、側部プレート2Bに固定される。
【0020】以上の構造を備えた真空配管のフランジ用
クランプは、締め付け用ノブ5でボルト6を回せば、上
記一対のクランプブロック4A,4B間の間隔が狭ま
り、金属製プレート2の張力が強まるので、各クランプ
ブロック4A,4Bのクロウ部22およびクランプクロ
ウ3が配管の軸芯に向かって真空配管用フランジ41を
締め付ける。
【0021】その際、締め付け用ノブ付きクランプ1の
両端に位置するクランプブロック4A,4Bに取り付け
たピンナット25およびピン27は、それぞれクランプ
ブロック4A,4Bに対して回転可能に軸着されている
ので、クランプブロック4A,4Bの間隔が狭まったり
広がったりする際に平行移動しない場合でも、ボルト6
の中間部で折り曲げるような力が発生することがなく、
締め付け用ノブ5を備えたボルト6の回転力が有効に金
属製プレート2を締め付ける張力に変換される。
【0022】上記実施例においては、次のような作用効
果を奏することができる。 a)ISO規格呼び径NW80およびNW100の真空
配管に適合する製品を提供することができる。 b)クランプクロウ3の数やヒンジの数には特に制限が
ない。 c)着脱があまり頻繁でないときは、締め付け用ノブ5
の部分を直接ボルト6の頭部とすることにより、さらに
全体をコンパクトにすることができる。 d)上記各部品の材質をすべてステンレス製とすること
ができるが、場合によってはステンレス部品とアルミニ
ウム部品の組み合わせ、また一部の部品をさらにエンジ
ニアリングプラスチック製とすることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明の真空配管のフランジ用クラン
プによれば上述の構造を採用したことにより、下記に列
記する効果を奏するものとなった。 A)両端のクランプブロックは、締め付け用ノブを備え
たネジを回すことによって簡単に取り付けもしくは取り
外すことができる。 B)クランプクロウが小型化できるため、フランジ用ク
ランプ全体を軽量化することができる。 C)各クランプブロック間を、その側面の縦断面に沿っ
てジョイントピンを介して軸着した左右一対のジョイン
トプレートにより連結する従来のフランジ用クランプに
比べ、真空配管のフランジの外周部分で接線方向に沿っ
て金属製プレートを連結するようにしたので、特にフラ
ンジの厚さ方向の寸法をコンパクトにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る真空配管のフランジ用クランプ
の全体構成を示す正面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その分解側面図である。
【図4】クランプクロウを示し、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 締め付け用ノブ付きクランプ 2 金属製プレート 2A 底部プレート 2B 側部プレート 2C 上部プレート 3 クランプクロウ 4A,4B クランプブロック 5 締め付け用ノブ 6 ボルト(ネジ) 7 ヒンジ部 8 取付部 9 連結ピン 10 取付孔 11 リベット 12 ハトメ 21 軸受部 22 クロウ部 23 連結片 24 取付孔 25 ピンナット 26 ナット部 27 ピン 28 挿通孔 29 筒状スペーサ 30 平座金 31 Eリング 32 止めネジ 41 真空配管用フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H016 CA02 CA03 3J022 DA12 DA16 EA42 EB13 EC17 FA01 FB06 FB12 GA03 GA12 GB42 GB45 GB53

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空配管用フランジの全周を均一に締め
    付けて連結するための、着脱が自在にできる締め付け用
    ノブ付きクランプにおいて、金属製プレートをヒンジ構
    造で、上記フランジの外周に沿うように配置し、途中に
    数個のクランプクロウを取り付け、また両端にクランプ
    ブロックを取り付けて、締め付け用ノブを備えたネジを
    回すことにより、真空配管用フランジを均一に締め付け
    たり緩めたりすることができるようにしたことを特徴と
    する真空配管のフランジ用クランプ。
  2. 【請求項2】 締め付け用ノブを備えたネジを回して金
    属製プレートの張力を強めることにより、クランプブロ
    ックおよびクランプクロウが配管の軸芯に向かって上記
    フランジを締め付ける構造において、クランプの両端に
    位置するクランプブロックに対して円筒形のネジ受けと
    円筒形のナットとがそれぞれ回転できる構造とし、クラ
    ンプブロックが平行移動しない場合に締め付け用ノブ付
    きネジの中間部で折り曲げるような力が発生することが
    なく、締め付け用ノブ付きネジの回転力が有効に金属製
    プレートを締め付ける張力に変換されるようにした請求
    項1に記載の真空配管のフランジ用クランプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100920209B1 (ko) * 2007-08-22 2009-10-05 주식회사 에스엠아이 진공배관용 클램프
KR100997558B1 (ko) 2008-05-15 2010-11-30 김성수 클램핑 벨트
WO2014088137A1 (ko) * 2012-12-07 2014-06-12 주식회사 엠아이 진공 배관용 클램프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100920209B1 (ko) * 2007-08-22 2009-10-05 주식회사 에스엠아이 진공배관용 클램프
KR100997558B1 (ko) 2008-05-15 2010-11-30 김성수 클램핑 벨트
WO2014088137A1 (ko) * 2012-12-07 2014-06-12 주식회사 엠아이 진공 배관용 클램프

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