JP3105274U

JP3105274U - 競技自転車用ブレーキ装着治具。

Info

Publication number: JP3105274U
Application number: JP2004002731U
Authority: JP
Inventors: 勉柁原
Original assignee: 勉柁原
Priority date: 2004-05-17
Filing date: 2004-05-17
Publication date: 2004-10-21
Anticipated expiration: 2010-05-17

Abstract

【課題】競技自転車に前ブレーキを簡単に着脱できるようにするためのブレーキ装着治具を提供する。
【解決手段】競技自転車用前ブレーキ装着治具は、逆Ｕ字形の空隙を有する平板のブレーキ取付け板１０と、弾性材を内嵌し一端が蝶番機構で連結され他端に平板状の鍔を有する二つのほぼ半円筒で構成される一対の締付け具２０よりなる。締付け具はその鍔部分がブレーキ取付け板の逆Ｕ字空隙を挟んだ両下端にほぼ直角に固着されることにより取付け板と一体となる。締付け具で自転車のフレームに挟持して締め付けることにより自転車のフレームに装着可能である。本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具を利用すると、前輪用ブレーキの着脱を容易に行うことが可能である。
【選択図】図４

Description

本考案は、競技自転車の前ブレーキ装着用の治具に関するものである。

競技自転車は一般の自転車とは異なりブレーキを具備していない。ただし、ロードで練習する時は危険なので、そのときだけ後輪にブレーキを取り付けて練習する。しかしながら、一般的に自転車の制動に関しては、前輪が約７０％、後輪が約３０％寄与するとされており、後輪のみのブレーキでは制動が不十分である。
一般自転車の場合はブレーキは必須であり、その取付け方法も種々開発されている（例えば、特許文献１）。しかしながら、競技自転車で前輪用のブレーキを取り付ける方法は知られていない。
特開平１１−３４８８６３号公報

本考案の目的は、競技自転車に前輪用のブレーキを簡単に着脱できるようにするためのブレーキ装着治具を提供することである。

上記、本考案の目的は、以下の前ブレーキ装着治具により達成される。
逆Ｕ字形の空隙を有する平板のブレーキ取付け板と、弾性材を内嵌し一端が蝶番機構で連結され他端に平板状の鍔を有する二つのほぼ半円筒で構成される一対の締付け具よりなり、該締付け具はその鍔部分が該ブレーキ取付け板の逆Ｕ字空隙を挟んだ両下端にほぼ直角に固着されることにより取付け板と一体となり、該締付け具で自転車のフレームに挟持して締め付けることにより自転車のフレームに装着可能にした競技自転車用前ブレーキ装着治具。
前記本発明の前ブレーキ装着治具においては、該ブレーキ取付け板の該逆Ｕ字空隙の高さが８０〜８５ｍｍ、巾がＵ字の円弧端で２９〜３３ｍｍ、Ｕ字末端で３０〜３５ｍｍであり、その厚さが２．５〜３．５ｍｍで、材質がステンレスであることが好ましい。

本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具を利用すると、前輪用のブレーキの着脱を容易に行うことが可能である。

以下に図面により本考案を説明する。
図１は本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具の一例の正面図、図２は背面図、図３は平面図、図４はブレーキを取り付けた場合の斜視図である。
本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具は逆Ｕ字形の空隙１１を有するブレーキ取付け板１０と、二つのほぼ半円筒で構成される一対の締付け具２０よりなる。

ブレーキ取付け板は図１、２に示すように全体としてもほぼ逆Ｕ字形をしているのが一般的であるが、必ずしもそうでなくてもよく、例えば長方形であってその一方短辺に逆Ｕ字形空隙を有しても良い。逆Ｕ字空隙は自転車の前輪に接触することなく跨ぐようにして自転車のフレームに装着可能なように十分な巾を有していなければならない。好ましくは該逆Ｕ字空隙の高さｈが８０〜８５ｍｍ、Ｕ字の円弧端の巾ｗ１が２９〜３３ｍｍ、Ｕ字末端の巾ｗ２が３０〜３５ｍｍである。またその材質はステンレスで厚さは２．５〜３．５ｍｍであることが好ましい。このような材質と厚さを選択することにより、ブレーキ取付け板に多少の弾性変形を許容しフレームに装着し易くなる。ブレーキ取付け板は逆Ｕ字空隙上方に螺子でブレーキを取り付けるための孔１２を有する。

締付け具２０は一端が蝶番機構２２で連結され、他端に平板状の鍔２３ａ、２３ｂを有する二つのほぼ半円筒２１ａ、２１ｂで構成される。蝶番機構２２で連結された二つの半円筒の一方２１ｂはその鍔２３ｂが溶接等でブレーキ取付け板１０にほぼ直角に固着され、他方の半円筒２１ａはフリーであり、蝶番機構２２を中心として回転自在であり、二つの半円筒２１ａ、２１ｂが合わさって円筒状となる。半円筒は茶筒のようにストレートでもよく、中央がやや膨らんだ樽状でも差し支えない。半円筒には、自転車のフレームを傷つけずにしっかりと装着できるようにゴムのような弾性体２４が内嵌されている。自転車のフレームに装着するときは、二つの半円筒２１ａ、２１ｂでフレームを挟持し、鍔２３ａ、２３ｂを例えばボルト２５と蝶螺子２６で締め付ける。このとき半円筒の開閉を考慮して、ボルト２５は鍔２３ｂに多少傾けて固定すると装着操作をしやすい。

前ブレーキ３０は図４に示すように、取付け板１０に孔１２を利用して螺子留めするのが一般的である。このときスペーサー３１を噛ませることによりブレーキと取付け板の間隔を調整することができる。競技用自転車に装着するときは両方の取付け具２０の一対の半円筒２１ａ、２１ｂで自転車の前輪用のフレームを挟持し、蝶螺子２６で締め付けることにより、工具を用いることなく容易に行うことができる。取り外しも蝶螺子を緩めるだけで簡単にできる。

本考案のブレーキ装着用治具は競技用自転車の前輪用のブレーキの着脱用途して有用である。

本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具の一例の正面図である。本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具の一例の背面図である。本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具の一例の平面図である。本考案の競技自転車用前ブレーキ装着治具にブレーキを取り付けた場合の斜視図である。

符号の説明

１０ブレーキ取付け板
１１空隙
２０締付け具
２１ａ、ｂ半円筒
２２蝶番機構

Claims

逆Ｕ字形の空隙を有する平板のブレーキ取付け板と、弾性材を内嵌し一端が蝶番機構で連結され他端に平板状の鍔を有する二つのほぼ半円筒で構成される一対の締付け具よりなり、該締付け具はその鍔部分が該ブレーキ取付け板の逆Ｕ字空隙を挟んだ両下端にほぼ直角に固着されることにより取付け板と一体となり、該締付け具で自転車のフレームに挟持して締め付けることにより自転車のフレームに装着可能にした競技自転車用前ブレーキ装着治具。
ブレーキ取付け板の該逆Ｕ字空隙の高さが８０〜８５ｍｍ、巾がＵ字の円弧端で２９〜３３ｍｍ、Ｕ字末端で３０〜３５ｍｍであり、その厚さが２．５〜３．５ｍｍで、材質がステンレスである請求項１の前ブレーキ装着治具。