JPH03109185A - 鞍乗型車両のフロントカバー取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鞍乗型四輪車等の鞍乗型車両におけるフロン
トカバー取付構造に関するものである。

［従来の技術］ エンジンを搭載した車体前部上に燃料タンクを備える鞍
乗型三輪車・四輪車等の鞍乗型車両が実用化されており
（例えば特開昭５９−１２８０１６号公報参照）、燃料
タンクは単独で車体に取付けられていた。

［発明が解決しようとする課題］ 以上の鞍乗型車両において、車体前方部にフロントカバ
ーを備える場合、そのフロントカバーも個別に車体に取
付ける構造によると、取付箇所が複数にわたることから
結着具が増大し、その取付作業も面倒なものとなってし
まう。

そこで本発明の目的は、鞍乗型車両において、結着具の
増加を最小限に抑えつつフロントカバーの取付作業性を
向上するようにした取付構造を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 以上の課題を達成すべく本発明は、車体前部上のタンク
と、車体前方部のフロントカバーとを備える鞍乗型車両
において、タンクの前方側面部と、フロントカバーの後
方側面部とを、車体側部に共締結合したことを特徴とす
る。

［作用］ 車体側部に対するタンクの前方側面部の結合とともにフ
ロントカバーの後方側面部の結合も行えるのて、この部
分の結着具を共用化でき、従って結着具の増加を最小限
に抑えてフロントカバーの取付作業性を向上できる。

［実施例］ 以下に添付図面を基に実施例を説明する。

本発明を適用した鞍乗型車両の一例として鞍乗型四輪車
を示す第１図及び第２図において、ｌは車体フレーム、
２はエンジン、３はハンドル、４は前輪、５は後輪、６
は燃料タンク、７は座席、８はフロントカバー、９はリ
ヤカバーである。図示の如くパイプ材の骨組による車体
フレームｌの中央空間部内にエンジン２が搭載され、車
体フレーム１の前部から上方に突出するハンドル３が備
えられ、車体フレームｌの前方部左右に前輪４゜４が備
えられるとともに、車体フレームｌの後方部左右に後輪
５．が備えられている。そして車体フレームｌ前部のエ
ンジン２上方部に燃料タンク６が備えられ、更にその後
方に座席７か備えられており、燃料タンクｌ前方にフロ
ントカバー８が備えられるとともに、座席７後方にリヤ
カバー９が備えられている。

車体フレーム１は前後方向に延びる左右一対のアッパー
パイプ１１．１１を有し、フロントカバー８は左右にフ
ロントフェンダ１２．１２を一体に形成してなり、リヤ
カバー９は左右にリヤフェンダ１３．１３を一体に形成
してなる。尚、１４は左右のステップである。

以上の鞍乗型四輪車において、アッパーパイプ１１．１
１に対し燃料タンク６とフロントカバー８を第３図乃至
第５図の如く共締結合している。

即ちフロントカバー８については、左右のフロントフェ
ンダ１２．１２間から延びる後方側面部１５．１５を一
体に形成し、この後方側面部１５の下部に凹段部１６を
形成するとともに、凹段部１６に取付孔１７を形成する
。また燃料タンク６については、その外周板１８と底板
１９との下方へ垂下した左右の接合側面部２１．２１の
前方部に円孔を有する取付金具２２．２２を一体に設け
る。そしてクロスパイプ２３にて結合した左右のアッパ
ーパイプ１１．１１から外側方に台座状の支持板２４．
２４を一体に突設し、この支持板２４の外端面２５の内
側にナツト２６を固設する。

取付けに先立ち、燃料タンク６の取付金具２２内にマウ
ントラバー２７を嵌着しておく、そして外側方から取付
ビス２８をフロントカバー後方側面部１５の取付孔１７
よりマウントラバー２７内に通して、支持板２４のナツ
ト２６にビス先端のネジ部２９を螺着する。

このようにしてフロントカバー８左右の後方側面部１５
．１５は、車体フレーム１左右の支持板２４．２４に対
して、燃料タンク６左右の接合側面部２１．２１の前方
部とともに共締結合されている。

次に第６図乃至第８図を基にフロントカバ−８前部への
ヘッドライト取付構造につき説明する。

フロントカバー８における左右のフロントフェンダ１２
．１２間の前方部には横長のグリル開口部３１が形成さ
れ、この開口部３１内にフロントグリル３２を介して左
右二灯のヘッドライト３３が収納されている。

前記グリル開口部３１後方のフロントカバ−８上面部に
は左右の凹段部３４．３４が形成され。

この凹段７Ｉ１３４に取付孔３５が形成されており、ま
たア・ンバーバイプ１１前方部上にステイ３６が固設さ
れ、このステイ３６には前方へのブラケット３７が上下
二筒所のボルト３８及びナツト３９で結合されている。

ブラケット３７の上面部４１の下側にナツト４２が固設
されており、フロントカバ−８上面部の取付孔３５より
ボルト４３を通して、ブラケット上面部４１のナツト４
２にボルト４３を螺着する。

このようにフロントカバ−８前方上面部を左右二箇所で
車体フレームｌ左右のブラケット３７゜３７に止着して
いる。

更にブラケット３７の前面部４４にはフロントグリル３
２が左右二箇所のボルト４５及びナツト４６で結合され
ており、フロントグリル３２は上下でフロントカバー８
のグリル開口部３１に結合されている。

即ちフロントグリル３２上部は後面中央部で、フロント
カバー８から垂設した支持片４７に下方開放の溝４８を
介してビス４９により止着されるとともに、フロントグ
リル３２下部は中央寄りの左右の凹部５１の長孔５２で
、前記グリル開口部３１下に垂設した突部５３にビス５
４により止着されている。

そしてフロントグリル３２の上部左右には左右二個のマ
ウントラバーｓｓ、ｓｓが嵌着されており、ヘッドライ
ト３３上部に備えるヒンジプレート５６が、マウントラ
バー５５．５５内を通したビス５７．５７及びナツト５
８，５８によりフロントグリル３２上部に結合されてい
る。またヘットライト３３下部にはアームプレート５９
が備えられており、フロントグリル３２下部左右に垂設
した支持片６１の長孔６２に対して、アームプレート５
９が長ビス６３及びナツト６４により支持されるととも
に、支持片６１とアームプレート５９間には長ビス６３
外周上のコイルスプリング６５が縮装されている。

このようにしてフロントグリル３２に対しヘッドライト
３３が上方のヒンジプレート５６部分と下方のアームプ
レート５９部分との各構造により上下の光軸調整が可能
となっている。

尚、実施例では鞍乗型四輪車としたが、鞍乗型三輪車や
自動二輪車にも本発明は適用できる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、鞍乗型車両において、車
体側部に対してタンクの前方側面部及びフロントカバー
の後方側面部を共線結合する取付構造のため、この部分
の結着具を共用化することができ、従って結着具の増加
を最小限に抑えながらフロントカバーの取付作業性を向
上することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した鞍乗型車両の一例として示す
鞍乗型四輪車の側面図、第２図は同平面図、第３図はフ
ロントカバーの側面図、第４図は同正面図、第５図はタ
ンク及びフロントカバーの共線結合部分における縦断正
面図、第６図はフロントカバー前方部のヘットライトを
含む取付構造を示す破断側面図、第７図は同平面図、第
８図は同正面図である。 尚１図面中、ｌは車体フレーム、２はエンジン３はハン
ドル、４は前輪、５は後輪、６はタンク、７は座席、８
はフロントカバー、１１はアッパーバイブ、１５はフロ
ントカバー後方側面部、２１はタンク側面部、２４は支
持板、２６．２８は共線結合の結着具である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 車体前部上のタンクと、車体前方部のフロントカバーと
   を備える鞍乗型車両において、 タンクの前方側面部と、フロントカバーの後方側面部と
   を、車体側部に共締結合したことを特徴とする鞍乗型車
   両のフロントカバー取付構造。