JP3126323U - 自転車の後輪用キャリパーブレーキ取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車に既存の後輪制動用のキャリパーブレーキを極めて簡単に着脱することができる後輪用キャリパーブレーキ取付具を提供すること。
【解決手段】キャリパーブレーキ100の取付ボルトを挿通可能な通孔を有する固定挟み片1と、この取付ボルトに被嵌可能な固定スリーブ2と、この固定スリーブ2が被嵌された取付ボルトに螺合し、取付ボルトの頭部と固定スリーブとの間で固定挟み片を固定する固定ナット3と、固定スリーブ2に沿って移動可能に設けられた移動挟み片4と、移動挟み片4を固定挟み片1に対し接近移動させて移動挟み片4と固定挟み片1との間で自転車200の左右一対のシートステー210を挟んで固定する取付ナット5と、から後輪用キャリパーブレーキ取付具を構成した。
【選択図】図8

Description

本考案は、自転車に後輪制動用のキャリパーブレーキを着脱自在に取り付けるためのキャリパーブレーキ取付具に関するものである。
周知のとおり、自転車のブレーキ装置の一つとして、キャリパーブレーキが使用されている。図14に示すように、キャリパーブレーキ100は、取付ボルト101を軸心としてそれぞれ揺動可能に設けられた左右一対のアーム102と、各アーム102の下端部に設けられたブレーキシュー103と、ブレーキシュー103同士の間隔を広げるように各アーム102を付勢するバネ104とを備えている。そして、ブレーキレバーを操作することにより不図示のブレーキワイヤを介して一対のアーム102をバネ104の付勢力に抗して揺動させ、左右のブレーキシュー103を車輪のリムの両側に押し付けることによって車輪の回転を制動する。
従来、後輪制動用のキャリパーブレーキを自転車に取り付ける場合、図15及び図16に示すように、キャリパーブレーキ100の取付ボルト101を、自転車200の左右一対のシートステー210・210同士を連結するブリッジ220の貫通孔221に挿入し、この取付ボルト101に固定ナット105を螺合して締結するようにしていた。なお、図中、符号230で指示するものは自転車の立パイプであり、符号240で指示するものは自転車の後輪である。
しかしながら、このような従来のキャリパーブレーキの取付方法においては、固定ナット105を締結する際、固定ナット105の回転に伴って取付ボルト101自体が回転してしまう難点があり、ブレーキシュー103の位置をリムに対して左右等間隔に調節しながら固定ナット105を締結する作業は頗る手間がかかった。
実開昭50−97151号公報
本考案は、従来の後輪制動用のキャリパーブレーキの取り付けに上記のような難点があったことに鑑みて為されたもので、既存のキャリパーブレーキを自転車に極めて容易に取り付けることができるキャリパーブレーキ取付具を提供することを技術的課題とする。
本考案は、自転車に後輪制動用のキャリパーブレーキを着脱自在に取り付けるための取付具であって、該キャリパーブレーキの取付ボルトを挿通可能な通孔を有する固定挟み片と、該固定挟み片の通孔に挿通した前記取付ボルトに螺合し、該取付ボルトの頭部との間で該固定挟み片を固定する固定ナットと、前記取付ボルトを挿通可能な通孔を有する移動挟み片と、該移動挟み片の通孔に挿通した前記取付ボルトに螺合し、該移動挟み片を該固定挟み片に対し接近移動させて該移動挟み片と該固定挟み片との間で前記自転車の左右一対のシートステーを挟んで固定する取付ナットと、から成ることを特徴としている。
また、本考案は、自転車に後輪制動用のキャリパーブレーキを着脱自在に取り付けるための取付具であって、該キャリパーブレーキの取付ボルトを挿通可能な通孔を有する固定挟み片と、外周に雄ネジ部を有し、前記固定挟み片の通孔に挿通した前記取付ボルトに被嵌可能な固定スリーブと、該固定スリーブが被嵌された前記取付ボルトに螺合し、該取付ボルトの頭部と該固定スリーブとの間で前記固定挟み片を固定する固定ナットと、前記固定スリーブを挿通可能な通孔を有する移動挟み片と、該移動挟み片の通孔に挿通した前記固定スリーブの前記雄ネジ部に螺合し、該移動挟み片を該固定挟み片に対し接近移動させて該移動挟み片と該固定挟み片との間で前記自転車の左右一対のシートステーを挟んで固定する取付ナットと、から成ることを特徴としている。
更にまた、本考案は、前記固定スリーブに、前記自転車の左右一対のシートステー同士を連結するブリッジに係合可能な係合凹部が形成されていることを特徴とする。
更にまた、本考案は、前記固定挟み片に、前記自転車の左右一対のシートステー同士を連結するブリッジに当接可能なガイド突起が設けられていることを特徴とする。
更にまた、本考案は、前記固定挟み片に、前記ガイド突起と該固定挟み片の通孔との距離を調節し得るガイド距離調節手段を備えていることを特徴とする。
請求項1又は請求項2に係るキャリパーブレーキ取付具によれば、固定挟み片と移動挟み片とで自転車の左右一対のシートステーを挟圧することによって、既存のキャリパーブレーキを自転車に取り付けることができるので、キャリパーブレーキの着脱作業を従来の取付方法に比べて格段に容易化することができる。
しかも、キャリパーブレーキに固定された固定挟み片を左右のシートステーに当接させた状態で、取付ナットの締結操作を行うことができるので、従来のように、取付ナットの回転に伴ってキャリパーブレーキの取付ボルトが容易に回転してしまう難点もなく、キャリパーブレーキの取付作業を格段に容易化することができる。
請求項3に係るキャリパーブレーキ取付具によれば、固定スリーブの係合凹部をブリッジに係合させるだけで、自転車に対するキャリパーブレーキの上下位置を定めることができ、また、キャリパーブレーキを水平姿勢に保つことができる。このことでキャリパーブレーキの取付作業を更に容易化することができる。
請求項4に係るキャリパーブレーキ取付具によれば、固定スリーブ又は取付ボルトを自転車のブリッジに当接させると同時に、ガイド突起をブリッジに当接させるだけで、自転車に対するキャリパーブレーキの上下位置を定めることができ、また、キャリパーブレーキを水平姿勢に保つことができる。このことによっても、キャリパーブレーキの取付作業を更に容易化することができる。
請求項5に係るキャリパーブレーキ取付具によれば、ガイド突起を自転車の片側のシートステーに当接させるだけで、自転車に対するキャリパーブレーキの左右位置を定めることができる。したがって、一度、ガイド距離調節手段によってキャリパーブレーキに対するガイド突起の位置を調節しておけば、その後、従来のようにキャリパーブレーキを取り付ける度にブレーキの位置調節をし直す必要がない。
以下、本実施形態のキャリパーブレーキ取付具10について、図1〜図9を参照しながら説明する。本実施形態の取付具10は、図1に示すように、あらかじめ既存のキャリパーブレーキ100に固定しておき、このキャリパーブレーキ100と一体にした状態で自転車に対し着脱操作するものである。
本実施形態のキャリパーブレーキ取付具10は、図1〜図3に示すように、主として、板状の固定挟み片1と、この固定挟み片1を既存のキャリパーブレーキ100に固定するための固定スリーブ2及び固定ナット3と、この固定スリーブ2に沿って移動可能に設けられた移動挟み片4と、この移動挟み片4を固定挟み片1に対し接近移動させ、移動挟み片4と固定挟み片1との間で自転車の左右一対のシートステー210を挟んで固定する取付ナット5と、から構成されている。
固定挟み片1は、図3〜図5に示すように、正面視略長方形状の板部材から形成されている。そして、固定挟み片1の中央部には、キャリパーブレーキ100の取付ボルト101を挿通可能な通孔11が開設されており、固定挟み片1の一方の長辺の中央部には凹部12が形成されている。
固定スリーブ2は、図3及び図4に示すように、キャリパーブレーキ100の取付ボルト101を挿通可能な通孔21を備えた筒部材から成り、取付ボルト101に被嵌可能に構成されている。固定スリーブ2の外周には、固定スリーブ2の長手方向の中央付近から一端部にかけて雄ネジ部22が形成されており、また、外周の他端側には、自転車のシートステー同士を連結するブリッジに係合可能な係合凹部23が形成されている。
固定ナット3は、図3及び図4に示すように、キャリパーブレーキ100の取付ボルト101に螺合可能な雌ネジ部31を備えている。この固定ナット3には、上記固定スリーブ2の一端部に係合可能な拡径部32が形成されており、また、この拡径部32には、六角レンチ等を嵌合可能な六角凹部33が形成されている。本実施形態では、既存のキャリパーブレーキ100に付属のナット部品を用いている。
本実施形態の取付具10は、図4に示すように、まず、キャリパーブレーキ100の取付ボルト101を固定挟み片1の通孔11に挿通し、次に、この通孔11に挿通した取付ボルト101に固定スリーブ2を被嵌し、その後、固定スリーブ2を被嵌した取付ボルト101の雄ネジ部に固定ナット3を螺合している。固定ナット3を締結することによって、図3に示すように、固定ナット3の拡径部32を固定スリーブ2の一端部に係合させ、固定スリーブ2の他端部と取付ボルト101の頭部106との間で、固定挟み片1を固定するようにしている。
移動挟み片4は、図6及び図7に示すように、上記固定挟み片1と同様、正面視略長方形状の板部材から形成されている。この移動挟み片4の中央部には、固定スリーブ2を挿通可能な通孔41が開設されており、移動挟み片4の一方の長辺の中央部には凹部42が形成されている。
取付ナット5は、図3及び図6に示すように、固定スリーブ2の雄ネジ部22に螺合可能な雌ネジ部51を備えている。取付ナット5の外周面には、滑り止めのためのローレット加工が施されている。なお、図中、符号52で指示するものは、ウレタンゴムから成るワッシャである。
本実施形態の取付具10は、図6に示すように、固定スリーブ2を移動挟み片4の通孔41に挿通し、その後、通孔41に挿通した固定スリーブ2の雄ネジ部22に取付ナット5を螺合する。この取付ナット5を回転操作して螺進させることによって、図3に示すように、移動挟み片4を固定挟み片1に対し接近移動させるようにしている。
しかして、本実施形態の取付具10にあっては、予め既存のキャリパーブレーキ100に固定しておいた後、図8及び図9に示すように、固定挟み片1と移動挟み片4との間に自転車200の左右一対のシートステー210及びブリッジ220を入れ、固定スリーブ2の係合凹部23をブリッジ220に係合させる。そして、取付ナット5を回転操作して移動挟み片4を固定挟み片1に対し接近移動させることによって、移動挟み片4と固定挟み片1とで左右一対のシートステー210を挟圧固定する。こうして、キャリパーブレーキ100を自転車200のシートステー210に取り付けることができ、そして逆に、取付ナット5を緩めることによって、キャリパーブレーキ100を取付具10と共に自転車200から取り外すことができる。
このように、本実施形態の取付具10によれば、固定挟み片1と移動挟み片4とで自転車200の左右一対のシートステー210を挟圧することによって既存のキャリパーブレーキ100を自転車200に取り付けることができるので、キャリパーブレーキの着脱作業を従来の取付方法に比べて格段に容易化することができる。
しかも、キャリパーブレーキ100に固定した固定挟み片1を、左右のシートステー210に当接させた状態で、取付ナット5の締結操作を行うことができるので、従来のように、取付ナット5の回転に伴って取付ボルト101が容易に回転してしまう難点もなく、キャリパーブレーキの取付作業を格段に容易化することができる。
また、本実施形態の取付具10によれば、固定スリーブ2の係合凹部23をブリッジ220に係合させるだけで、自転車200に対するキャリパーブレーキ100の上下位置を定めることができる。また、予め係合凹部23が真下を向くように固定スリーブ2をキャリパーブレーキ100に固定しておきさえすれば、簡単にキャリパーブレーキ100を水平姿勢に保つことができる。このことでキャリパーブレーキ100の取付作業を更に容易化することができる。
また、本実施形態の取付具10によれば、シートステー210を挟圧してキャリパーブレーキ100を取り付けるようにしているので、例えば、競輪用自転車等のように、ブリッジにキャリパーブレーキの取付ボルトを挿入するための貫通孔が開設されていない自転車にも、既存のキャリパーブレーキを簡単に取り付けることができる。勿論、ブリッジにキャリパーブレーキの取付ボルトを挿入するための貫通孔が開設された一般の自転車にも、既存のキャリパーブレーキを取り付けることができる。更にまた、自転車のシートステーにカンチレバー式ブレーキを取り付けるための貫通孔が開設された自転車にも、ブリッジが存在しさえすれば、既存のキャリパーブレーキを取り付けることができる。
以上、本実施形態のキャリパーブレーキ取付具10について説明したが、本考案はその他の形態でも実施することができる。
例えば、上記実施形態では、固定挟み片1をキャリパーブレーキ100に固定するために、固定スリーブ2及び固定ナット3を用いているが、図10に示すキャリパーブレーキ取付具20のように、固定スリーブ2を使用せず、キャリパーブレーキ100の取付ボルト101に、周知の六角ナットから成る固定ナット6を螺合し、この固定ナット6と取付ボルト101の頭部106との間で固定挟み片1を固定しても良い。
キャリパーブレーキ取付具20において、移動挟み片4にはキャリパーブレーキ100の取付ボルト101を挿通可能な通孔43が開設されており、また、取付ナット5には取付ボルト101に螺合可能な雌ネジ部53が形成されている。しかして、キャリパーブレーキ取付具20にあっては、キャリパーブレーキ100の取付ボルト101を移動挟み片4の通孔43に挿通した後、取付ボルト101の雄ネジ部に取付ナット5を螺合し、この取付ナット5を回転操作して螺進させることによって、移動挟み片4を固定挟み片1に対し接近移動させることができ、移動挟み片4と固定挟み片1との間で自転車の左右一対のシートステー210を挟圧固定することができる。
また、図11〜図13に示すキャリパーブレーキ取付具30のように実施しても良い。キャリパーブレーキ取付具30は、固定挟み片1にガイド突起7を設け、更に、このガイド突起7と固定挟み片1の通孔11との距離を調節し得るガイド距離調節手段8を設けた点に特徴がある。
ガイド突起7は、円柱部材から成り、図13に示すように、自転車に取り付けたとき、ブリッジ220と当接するように移動挟み片4へ向って突設されている。ガイド距離調節手段8は、ガイド突起7の軸心に沿って形成されたネジ孔81と、固定挟み片1にその長辺と平行に開設された長孔82と、この長孔82にスライド移動可能に挿通され、ガイド突起7のネジ孔81に螺合可能な調節ボルト83と、から構成されている。この調節ボルト83を緩めれば、長孔82に沿ってガイド突起7をスライド移動させることができ、ガイド突起7と固定挟み片1の通孔11との距離、つまり、ガイド突起7とキャリパーブレーキ100の取付ボルト101との距離を適宜に調節することができる。そして、調節ボルト83を締結すれば、ガイド突起7をその位置に固定することができる。
このようにキャリパーブレーキ取付具30にあっては、固定挟み片1にガイド突起7を設けているので、図13に示すように、自転車に取り付けるとき、固定スリーブ2だけでなくガイド突起7をも自転車のブリッジ220に当接させることができる。したがって、予め固定挟み片1をキャリパーブレーキ100に対して正しい位置に固定しておきさえすれば、キャリパーブレーキ100を簡単に水平姿勢に保つことができる。キャリパーブレーキ取付具30によれば、上記実施形態の取付具10のように固定スリーブ2に係合凹部23を必ずしも設ける必要がない。
しかも、図13に示すように、このガイド突起7を自転車の片側のシートステー210に当接させるだけで、自転車に対するキャリパーブレーキの左右位置を定めることができる。したがって、一度、ガイド距離調節手段8によってキャリパーブレーキに対するガイド突起7の位置を調節しておけば、その後、キャリパーブレーキ100を取り付ける度にブレーキの位置調節をし直す必要がない。
また、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの考案特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良く、また、一体に構成されている考案特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている考案特定事項を一体に構成した形態で実施しても良い。
本実施形態のキャリパーブレーキ取付具をキャリパーブレーキに固定した状態の側面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具をキャリパーブレーキに固定した状態の平面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具をキャリパーブレーキに固定した状態の断面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具の分解状態の一部側面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具の固定挟み片の正面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具の分解状態の一部側面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具の移動挟み片の正面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具を用いてキャリパーブレーキを自転車に取り付けた状態の側面図である。 本実施形態のキャリパーブレーキ取付具を用いてキャリパーブレーキを自転車に取り付けた状態の正面図である。 本考案に係る実施変形例のキャリパーブレーキ取付具の分解状態の一部側面図である。 本考案に係る他の実施変形例のキャリパーブレーキ取付具をキャリパーブレーキに固定した状態の側面図である。 本考案に係る他の実施変形例のキャリパーブレーキ取付具をキャリパーブレーキに固定した状態の平面図である。 本考案に係る他の実施変形例のキャリパーブレーキ取付具を用いてキャリパーブレーキを自転車に取り付けた状態の正面図である。 従来のキャリパーブレーキの正面図である。 従来の自転車の一対のシートステー同士を連結するブリッジを示す部分斜視図である。 従来の後輪制動用のキャリパーブレーキを自転車に取り付けた状態の側面図である。
符号の説明
10、20、30 キャリパーブレーキ取付具
1 固定挟み片
11 通孔
2 固定スリーブ
21 通孔
22 雄ネジ部
23 係合凹部
3 固定ナット
4 移動挟み片
41 通孔
5、6 取付ナット
7 ガイド突起
8 ガイド距離調節手段
100 キャリパーブレーキ
101 取付ボルト
106(取付ボルトの)頭部
200 自転車
210 シートステー
220 ブリッジ

Claims (5)

  1. 自転車に後輪制動用のキャリパーブレーキを着脱自在に取り付けるための取付具であって、
    該キャリパーブレーキの取付ボルトを挿通可能な通孔を有する固定挟み片と、
    該固定挟み片の通孔に挿通した前記取付ボルトに螺合し、該取付ボルトの頭部との間で該固定挟み片を固定する固定ナットと、
    前記取付ボルトを挿通可能な通孔を有する移動挟み片と、
    該移動挟み片の通孔に挿通した前記取付ボルトに螺合し、該移動挟み片を該固定挟み片に対し接近移動させて該移動挟み片と該固定挟み片との間で前記自転車の左右一対のシートステーを挟んで固定する取付ナットと、
    から成ることを特徴とした自転車の後輪用キャリパーブレーキ取付具。
  2. 自転車に後輪制動用のキャリパーブレーキを着脱自在に取り付けるための取付具であって、
    該キャリパーブレーキの取付ボルトを挿通可能な通孔を有する固定挟み片と、
    外周に雄ネジ部を有し、前記固定挟み片の通孔に挿通した前記取付ボルトに被嵌可能な固定スリーブと、
    該固定スリーブが被嵌された前記取付ボルトに螺合し、該取付ボルトの頭部と該固定スリーブとの間で前記固定挟み片を固定する固定ナットと、
    前記固定スリーブを挿通可能な通孔を有する移動挟み片と、
    該移動挟み片の通孔に挿通した前記固定スリーブの前記雄ネジ部に螺合し、該移動挟み片を該固定挟み片に対し接近移動させて該移動挟み片と該固定挟み片との間で前記自転車の左右一対のシートステーを挟んで固定する取付ナットと、
    から成ることを特徴とした自転車の後輪用キャリパーブレーキ取付具。
  3. 前記固定スリーブに、前記自転車の左右一対のシートステー同士を連結するブリッジに係合可能な係合凹部が形成されている請求項2記載の自転車の後輪用キャリパーブレーキ取付具。
  4. 前記固定挟み片に、前記自転車の左右一対のシートステー同士を連結するブリッジに当接可能なガイド突起が設けられている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自転車の後輪用キャリパーブレーキ取付具。
  5. 前記固定挟み片に、前記ガイド突起と該固定挟み片の通孔との距離を調節し得るガイド距離調節手段を備えている請求項4記載の自転車の後輪用キャリパーブレーキ取付具。
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