JP4234850B2 - 真空配管のフランジ用クランプ - Google Patents

真空配管のフランジ用クランプ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、真空配管用フランジの全周を均一に締め付けて連結するための、着脱が自在にできる真空配管の締め付け用ノブ付きフランジ用クランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、真空配管系の接続に使用するクランプは、フランジの全周を均一に締め付けるようになっているが、ワンタッチで着脱が可能で、かつベローズ部分のような動きのある箇所に固定する手段がなかった。そのためにフランジの固定に当たっては手間と時間がかかり、作業性が悪いという欠点があった。
【0003】
上記欠点を解消するため、実公平7−25508号公報に記載された真空系統配管のフランジ用クランプが提案されている。この真空配管のフランジ用クランプは、フランジを固定するための複数のコ字状のクランプブロックと、クランプブロックの両側壁に回転自在に軸着され、各クランプブロック間をジョイントピンを介して連結する左右一対のジョイントプレートと、両端のクランプブロック間を連結する締め付け用ノブ付きネジとを備えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実公平7−25508号公報に記載された真空系統配管のフランジ用クランプにおいては、各クランプブロック間を、その側面にジョイントピンを介して軸着した左右一対のジョイントプレートにより連結している。
【0005】
したがって、フランジを固定しているクランプブロックが破損すると、各クランプブロック間をジョイントピンを介して連結している左右一対のジョイントプレートを、ジョイントピンを外して分解しなければならない。そして、別のクランプブロックを用意した上、その側面に左右一対のジョイントプレートをジョイントピンを介して連結するという面倒な作業が要求されてしまう。
【0006】
さらに、上記実公平7−25508号公報に記載された真空系統配管のフランジ用クランプにおいては、各クランプブロック間をジョイントピンを介して左右一対のジョイントプレートにより連結している。すなわち、各クランプブロックにジョイントピンを軸着して左右一対のジョイントプレートを連結するためのスペースが必要となり、各クランプブロックが大きくなってしまって重くなり、取扱いが非常に面倒であるという欠点があった。
【0007】
そこでこの発明においては、クランプブロックを小型化して全体を軽量化可能にするとともに、組み立て分解を容易とした真空配管のフランジ用クランプを提供しようとするものであり、フランジを固定しているクランプブロックが破損しても、クランプブロックのみを取り換えることができる真空配管のフランジ用クランプを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためこの発明の真空配管のフランジ用クランプは、真空配管用フランジの全周を均一に締め付けて連結するための、着脱が自在にできる締め付け用ノブ付きクランプにおいて、金属製プレートをヒンジ構造で、上記フランジの外周に沿うように配置し、途中に数個のクランプクロウを取り付け、また両端にクランプブロックを取り付けて、締め付け用ノブを備えたネジを回すことにより、真空配管用フランジを均一に締め付けたり緩めたりすることができるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
また、この発明の真空配管のフランジ用クランプは、上記締め付け用ノブを備えたネジを回して金属製プレートの張力を強めることにより、クランプブロックおよびクランプクロウが配管の軸芯に向かって上記フランジを締め付ける構造において、クランプの両端に位置するクランプブロックに対して円筒形のネジ受けと円筒形のナットとがそれぞれ回転できる構造とし、クランプブロックが平行移動しない場合に締め付け用ノブ付きネジの中間部で折り曲げるような力が発生することがなく、締め付け用ノブ付きネジの回転力が有効に金属製プレートを締め付ける張力に変換されるようにしたことをも特徴とするものである。
【0010】
この発明の真空配管のフランジ用クランプによれば上述の構造を採用したことにより、下記に列記する効果を奏するものとなった。
A)両端のクランプブロックは、締め付け用ノブを備えたネジを回すことによって簡単に取り付けもしくは取り外すことができる。
B)クランプクロウが小型化できるため、フランジ用クランプ全体を軽量化することができる。
C)各クランプブロック間を、その側面の縦断面に沿ってジョイントピンを介して軸着した左右一対のジョイントプレートにより連結する従来のフランジ用クランプに比べ、真空配管のフランジの外周部分で接線方向に沿って金属製プレートを連結するようにしたので、特にフランジの厚さ方向の寸法をコンパクトにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、この発明の真空配管のフランジ用クランプの実施の形態について詳細に説明する。図1はこの発明に係る真空配管のフランジ用クランプの全体構成を示す正面図、図2はその側面図、図3はその分解側面図、図4はクランプクロウを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0012】
図1ないし図3において、1は真空配管用フランジ41の全周を均一に締め付けて連結するための、着脱が自在にできる締め付け用ノブ付きクランプである。この締め付け用ノブ付きクランプ1は、金属製プレート2をヒンジ構造で、真空配管用フランジ41の外周に沿うように配置し、数個のクランプクロウ3を取り付けてある。またその開放端には、それぞれクランプブロック4A,4Bが連結してあり、クランプブロック4A,4Bに取り付けた、締め付け用ノブ5を備えたボルト(ネジ)6を回すことによって、真空配管用フランジ41を均一に締め付けたり緩めたりすることができるようになっている。
【0013】
すなわち上記金属製プレート2は複数用意され、真空配管用フランジ41の外周部分でその接線方向に沿って連結されている。図では金属製プレート2は、真空配管用フランジ41の底部に位置し、両端に凸または凹のヒンジ部7を設けた平滑な底部プレート2Aと、真空配管用フランジ41の側面に位置し、両端に凸または凹のヒンジ部7を設けるとともに、両端部側をそれぞれ2段に屈曲させて形成したクランプクロウ3の取付部8を設けた、左右一対の側部プレート2Bと、真空配管用フランジ41の斜め上部に位置し、一端に凸または凹のヒンジ部7を設けた、左右一対の上部プレート2Cとで構成されている。9はヒンジ部7に挿通して回転自在に保持する連結ピンである。
【0014】
そして、側部プレート2Bのクランプクロウ3の取付部8および上部プレート2Cの他端にはそれぞれ取付孔10が形成されており、クランプクロウ3を固定するリベット11およびクランプブロック4A,4Bを固定するハトメ12がそれぞれ挿通される。
【0015】
上記一対のクランプブロック4A,4Bは、それぞれU字状の軸受部21と、軸受部21から下向きに垂設したクロウ部22と、軸受部21から斜め下向きに垂設した連結片23とを備えており、連結片23には上部プレート2Cに設けた取付孔10に対応する取付孔24が設けられており、上記ハトメ12が挿通される。
【0016】
上記一方のクランプブロック4Aの軸受部21には、長さ方向に直交するようナット部26を形成したピンナット25が、また他方のクランプブロック4Bの軸受部21には、長さ方向に直交するよう挿通孔28を形成したピン27が回転自在に取り付けられている。
【0017】
一対のクランプブロック4A,4Bの軸受部21に取り付けたピン27およびピンナット25には、締め付け用ノブ5を備えたボルト6が取り付けられる。すなわち、ボルト6をピン27の挿通孔28から差し込んで、ピンナット25のナット部26に螺着するのである。図において29は筒状スペーサ、30は筒状スペーサ29と締め付け用ノブ5との間に介在させた平座金、31はボルト6を抜け止めするためのEリング、32はボルト6へ締め付け用ノブ5を固定するための止めネジである。
【0018】
上記一対のクランプブロック4A,4Bのクロウ部22は、図3のようにほぼU字状に形成されており、真空配管用フランジ41の幅方向の両側を挟み付ける構造となっている。
【0019】
また、図4(a)および(b)に示すように、上記左右一対の側部プレート2Bの取付部8に固定したクランプクロウ3も、上記クロウ部22と同様に、ほぼU字状に形成されており、真空配管用フランジ41の幅方向の両側を挟み付ける構造となっている。このクランプクロウ3の他端には、上述のように側部プレート2Bの取付部8に設けた取付孔10を介してリベット11が圧入され、側部プレート2Bに固定される。
【0020】
以上の構造を備えた真空配管のフランジ用クランプは、締め付け用ノブ5でボルト6を回せば、上記一対のクランプブロック4A,4B間の間隔が狭まり、金属製プレート2の張力が強まるので、各クランプブロック4A,4Bのクロウ部22およびクランプクロウ3が配管の軸芯に向かって真空配管用フランジ41を締め付ける。
【0021】
その際、締め付け用ノブ付きクランプ1の両端に位置するクランプブロック4A,4Bに取り付けたピンナット25およびピン27は、それぞれクランプブロック4A,4Bに対して回転可能に軸着されているので、クランプブロック4A,4Bの間隔が狭まったり広がったりする際に平行移動しない場合でも、ボルト6の中間部で折り曲げるような力が発生することがなく、締め付け用ノブ5を備えたボルト6の回転力が有効に金属製プレート2を締め付ける張力に変換される。
【0022】
上記実施例においては、次のような作用効果を奏することができる。
a)ISO規格呼び径NW80およびNW100の真空配管に適合する製品を提供することができる。
b)クランプクロウ3の数やヒンジの数には特に制限がない。
c)着脱があまり頻繁でないときは、締め付け用ノブ5の部分を直接ボルト6の頭部とすることにより、さらに全体をコンパクトにすることができる。
d)上記各部品の材質をすべてステンレス製とすることができるが、場合によってはステンレス部品とアルミニウム部品の組み合わせ、また一部の部品をさらにエンジニアリングプラスチック製とすることができる。
【0023】
【発明の効果】
この発明の真空配管のフランジ用クランプによれば上述の構造を採用したことにより、下記に列記する効果を奏するものとなった。
A)両端のクランプブロックは、締め付け用ノブを備えたネジを回すことによって簡単に取り付けもしくは取り外すことができる。
B)クランプクロウが小型化できるため、フランジ用クランプ全体を軽量化することができる。
C)各クランプブロック間を、その側面の縦断面に沿ってジョイントピンを介して軸着した左右一対のジョイントプレートにより連結する従来のフランジ用クランプに比べ、真空配管のフランジの外周部分で接線方向に沿って金属製プレートを連結するようにしたので、特にフランジの厚さ方向の寸法をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る真空配管のフランジ用クランプの全体構成を示す正面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その分解側面図である。
【図4】クランプクロウを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 締め付け用ノブ付きクランプ
2 金属製プレート
2A 底部プレート
2B 側部プレート
2C 上部プレート
3 クランプクロウ
4A,4B クランプブロック
5 締め付け用ノブ
6 ボルト(ネジ)
7 ヒンジ部
8 取付部
9 連結ピン
10 取付孔
11 リベット
12 ハトメ
21 軸受部
22 クロウ部
23 連結片
24 取付孔
25 ピンナット
26 ナット部
27 ピン
28 挿通孔
29 筒状スペーサ
30 平座金
31 Eリング
32 止めネジ
41 真空配管用フランジ

Claims (2)

  1. 真空配管用フランジの全周を均一に締め付けて連結するための、着脱が自在にできる締め付け用ノブ付きクランプにおいて、金属製プレートをヒンジ構造で、上記フランジの外周に沿うように配置し、途中に数個のクランプクロウを取り付け、また両端にクランプブロックを取り付けて、締め付け用ノブを備えたネジを回すことにより、真空配管用フランジを均一に締め付けたり緩めたりすることができるようにしたことを特徴とする真空配管のフランジ用クランプ。
  2. 締め付け用ノブを備えたネジを回して金属製プレートの張力を強めることにより、クランプブロックおよびクランプクロウが配管の軸芯に向かって上記フランジを締め付ける構造において、クランプの両端に位置するクランプブロックに対して円筒形のネジ受けと円筒形のナットとがそれぞれ回転できる構造とし、クランプブロックが平行移動しない場合に締め付け用ノブ付きネジの中間部で折り曲げるような力が発生することがなく、締め付け用ノブ付きネジの回転力が有効に金属製プレートを締め付ける張力に変換されるようにした請求項1に記載の真空配管のフランジ用クランプ。
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