JP2001001032A - スチールワイヤの製造方法 - Google Patents

スチールワイヤの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い延性と優れた疲労性を持ったスチールワ
イヤを従来にない高い生産性で製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 スチールワイヤをスリップ型多段式伸線
機により湿式伸線する工程を経て製造する方法である。
上記工程における最終ダイス4でのワイヤの減面率(R
)が下記式、 RA≦0.000236×TS−0.236×TS
+64.4(%)(A) (式中、TSは最終ワイヤの抗張力(kgf/mm
であり、500kgf/mm未満である)で表される
関係を満足する。好ましくは、上記工程において、最終
より1段巻き出し側のダイスにおけるワイヤの減面率
(RA)が下記式、 RA≦RA+4.0(%) (B) で表される関係を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチールワイヤの
製造方法に関し、詳しくは高品質の線材を高い生産性で
供給可能としたスチールワイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的には、スチールワイヤをスリップ
型多段式伸線機により湿式伸線する工程を経て製造する
場合、最終およびそれに近い段のダイスの減面率を下げ
ると、発熱量の減少によって時効硬化が抑制されるとと
もに、ワイヤ表面に圧縮残留応力を付与することができ
るために、ワイヤの延性や疲労性が向上する。従って、
ワイヤの延性や耐疲労性を向上させるには、これらのダ
イスの減面率を出来る限り下げることが望ましい。
【0003】しかし、かかる減面率が0%近傍となるよ
うなダイス設計は、量産レベルにおいて極めて困難であ
る。また、ダイス1つあたりの減面率を下げることは、
使用するダイスが増えたり、ダイス−ワイヤ間の面圧向
上によってダイスの摩耗が速くなったり、ワイヤの真直
性が著しく悪くなったりするといった問題が発生する。
【0004】さらに、ダイス1つあたりの減面率は上げ
た方が、ワイヤの半径方向の硬度分布がより均一なもの
となり、ワイヤ表面の異常硬化による脆化を抑制するこ
とができることも一般によく知られている。
【0005】一方、減面率を下げることによるワイヤの
延性や疲労性の向上効果の有無や程度は、ワイヤの抗張
力に大きく依存するため、場合によっては、その効果が
曖昧だったり、全く無かったりすることも多く、このよ
うな場合には前述の減面率を下げた場合の問題点だけが
顕在化してしまうことになる。
【0006】更に、スリップ型多段式伸線機に用いられ
るキャプスタンにおいて、ダイスの減面率が、そのダイ
スの巻き取り側の駆動キャプスタンに対する巻き出し側
の駆動キャプスタンの減速比を下回った場合には、ワイ
ヤの張力が高くなりすぎ、断線に至る場合もある。
【0007】上述のようにスチールワイヤをスリップ型
多段式伸線機により湿式伸線する場合、ダイスの減面
率、特には最終およびそれに近い段のダイスの減面率を
どのように設定するかは、高品質の線材を高い生産性で
製造する上で重要なことであり、これまでに以下の提案
がなされている。
【0008】例えば、特開平8−57531号公報に
は、最終段に2つのダイスを配し、そのうち出側のダイ
スの減面率を3%以下、望ましくは0.5〜1.5%と
することが開示されている。しかし、ダイスの減面率を
1.5%以下にすると、使用ダイスの増加、ダイス寿命
の低下、およびワイヤの真直性の悪化といった問題が顕
著に現れてくる。また、最終ダイスの減面率について、
4〜5%のものに対する3%以下のものの延性、疲労性
に関する優位性も確認できていない。
【0009】また、特開平7−265936号公報に
は、最終段以外のダイスの減面率を10〜25%とし、
最終ダイスの減面率を2〜6%とし、かつ最終ダイスの
アプローチ角を5〜10°とすることが開示されてい
る。しかし、かかる最終ダイスの減面率について、ワイ
ヤ抗張力によっては6%未満の必要がある場合もあれ
ば、6%より大きくても問題がない場合もあり、また、
真直性や駆動キャプスタンの減速比を考慮すると、むし
ろ6%超の減面率の方が生産性の高い場合もある。従っ
て、上述のようにダイスの減面率を規定したところで、
最適な条件設定とはいいえず、またワイヤ抗張力によっ
ては、最終から1段巻き出し側のダイスの減面率を10
%としたのでは明らかに高すぎる場合もある。
【0010】一方、特開平9−24413号公報には、
次式、 スリップ速度率=(駆動キャプスタン回転速さ−ワイヤ
速さ)/巻き取り速さ×100(%) で表されるスリップ速度率を3〜8%(但し、最も巻き
取りに近い駆動キャプスタンにおけるスリップ速度率は
ほぼ0%)とすることが開示されている。しかしこの場
合、最終段近傍においては、ワイヤの延性、疲労性、生
産性へのスリップ速度率の寄与よりも、ダイス減面率を
下げることの寄与の方が大きく、駆動キャプスタンの減
速比との兼ね合いの中で、スリップ速度率を犠牲にした
方が総合的に判断して有利な場合がある。従って、理想
的なダイス減面率に合わせて、駆動キャプスタンの減速
比を設計する必要性があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来に
おいては高品質の線材を高い生産性で製造しようとする
場合に、減面率、ワイヤの抗張力、駆動キャプスタンの
夫々の関係を明確にしたものはなく、よってすべての要
求特性を満足するスチールワイヤを得ることはできなか
った。
【0012】そこで本発明の目的は、高い延性と優れた
疲労性を持ったスチールワイヤを従来にない高い生産性
で製造する方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスチールワイヤの製造方法は下記に示す通
りである。
【0014】(1)スチールワイヤをスリップ型多段式
伸線機により湿式伸線する工程を経て製造する方法にお
いて、上記工程における最終ダイスでのワイヤの減面率
(RA)が下記式、 RA≦0.000236×TS−0.236×TS+64.4(%)(A) (式中、TSは最終ワイヤの抗張力(kgf/mm
であり、500kgf/mm未満である)で表される
関係を満足することを特徴とするスチールワイヤの製造
方法である。
【0015】(2)上記(1)の製造方法における上記
工程において、最終より1段巻き出し側のダイスにおけ
るワイヤの減面率(RA)が下記式、 RA≦RA+4.0(%) (B) で表される関係を満足するスチールワイヤの製造方法で
ある。
【0016】(3)上記(1)または(2)の製造方法
における上記工程において、最終ダイスでのワイヤの減
面率(RA)が下記式、 RA≧2(%) (C) で表される関係を満足するスチールワイヤの製造方法で
ある。
【0017】(4)上記(1)〜(3)のいずれかの製
造方法における上記工程において、最終より1段巻き出
し側のダイスでのワイヤの減面率(RA)が下記式、 RA≧2(%) (D) で表される関係を満足するスチールワイヤの製造方法で
ある。
【0018】(5)上記(1)〜(4)のいずれかの製
造方法における上記工程において、上記スリップ型多段
式伸線機において、その最も巻き取り側の駆動キャプス
タンに対する、それと最終ダイスを挟んで1段巻き出し
側の駆動キャプスタンの減速比(RS)が下記式、 RS<0.000236×TS−0.236×TS+64.4(%)(E) (式中、TSは最終ワイヤの抗張力(kgf/mm
であり、500kgf/mm未満である)で表される
関係を満足するスチールワイヤの製造方法である。
【0019】(6)上記(5)の製造方法における上記
スリップ型多段式伸線機において、その巻き取り側から
2段目の駆動キャプスタンに対する、巻き取り側から3
段目の駆動キャプスタンの減速比(RS)が下記式、 RS<RA+4.0(%) (F) で表される関係を満足するスチールワイヤの製造方法で
ある。ここで、駆動キャプスタンの減速比は式(V
n+1−V)/Vn+1×100(%)(Vn:巻き
出し側から数えてn番目の駆動キャプスタンの回転速
さ)で表される。
【0020】以下に、上記(1)〜(6)の発明の作用
効果について個々に詳述する。 上記(1)の発明について 図1は、様々な抗張力のワイヤについて、それを伸線す
る最終ダイスの減面率とワイヤ延性との関係を表したも
のである。縦軸の捻回値とは、ワイヤに1kgfの張力
をかけ、60rpmの速さで捻っていったときに、ワイ
ヤにクラックが発生するまでに捻った回転数を、ワイヤ
径の100倍のワイヤ長当たりに換算した数値で、値が
大きいほど高延性であることを表している。図1から、
最終ダイスの減面率がある値を超えると捻回値、すなわ
ち、延性が急に低くなっていることがわかる。従って、
最終ダイスの減面率はその値を超えることがないように
する必要がある。
【0021】また、図1からは、その捻回値が急落する
最終ダイスの減面率は、ワイヤの抗張力によって異なる
こともわかる。ここで、ワイヤの抗張力と捻回値が急落
する最終ダイスの減面率との関係についてまとめてみる
と、図2に示すようになる。図2から、ワイヤの抗張力
が高くなるに従い、捻回値が急落する最終ダイス減面率
が低くなることがわかる。
【0022】図1および図2に示す関係に基づき更に検
討した結果、最終ダイスの減面率(RA)が上記式
(A)で表される関係を満足するときに、いずれの抗張
力においても高い延性を有するワイヤを得ることができ
ることを突き止め、上記(1)の発明を完成するに至っ
た。
【0023】上記(2)の発明について 最終段より1段巻き出し側のダイスについても、最終ダ
イスと同様なことが起こり、減面率(RA)が最終ダ
イスでのワイヤの減面率(RA)より4%を超えて高
い減面率で伸線することはワイヤの延性低下を引き起こ
すことがわかった。よって、上記式(A)で表される関
係に加え、上記式(B)で表される関係を満足するとき
に、より高い延性を有するワイヤを得ることができるこ
とがわかった。
【0024】上記(3)の発明について 最終ダイスの減面率(RA)が2%を下回ると、ワイ
ヤの引き太りが発生し、狙いのワイヤ径が得られなくな
る上、真直性の悪化やダイス寿命の低下といった低減面
率伸線特有の問題が顕著に現れ始めるため、上記式
(C)で表される関係を満足することが好ましい。
【0025】上記(4)の発明について 最終段より1段巻き出し側のダイスの減面率(RA
についても最終ダイスの減面率(RA)と同様に、2
%を下回ると低減面率伸線特有の問題が顕著に現れ始め
るため、上記式(D)で表される関係を満足することが
好ましい。
【0026】上記(5)の発明について 最終ダイスを挟む駆動キャプスタン間の減速比(R
)について、最終ダイスの減面率(RA)が最終
ダイスを挟む駆動キャプスタン間の減速比(RS)を
下回ると、ワイヤ張力が高くなりすぎ、断線が発生しや
すくなるため、上記式(A)で表される関係を満足する
とともに、上記式(E)で表される関係を満足すること
が好ましい。
【0027】上記(6)の発明について 最終段より1段巻き出し側のダイスを挟む駆動キャプス
タン間の減速比(RS)についても上記(5)と同様
のことが起こり、よって上記式(A)および(B)で表
される関係を満足するとともに、上記式(F)で表され
る関係を満足することが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明のスチールワイヤの製造方法におい
ては、図3に示すスリップ型多段式伸線機によりスチー
ルワイヤを湿式伸線する。図中、1は潤滑液水槽、2は
駆動キャプスタン、3はダイス群、4は最後のダイス、
5はスチールワイヤである。本発明においては、スリッ
プ型多段式伸線機による伸線工程以外の工程や湿式潤滑
剤の種類は特に制限されるべきものではなく、慣用に従
い定めることができる。以下、本発明の好適実施形態に
ついて説明する。
【0029】本発明においては、図3に示すスリップ型
多段式伸線機における最終ダイス4および最終より1段
巻き出し側のダイスは、その工作精度や摩耗を考慮する
と、ダイス減面率の設計値を、上記式(C)および
(D)による下限値(2%)+1%とし、また上記式
(A)および(B)による上限値−1%とすることが好
ましい。
【0030】また、使用するダイスは、図4に示すよう
にアプローチ角αが8〜13°で、かつベアリング長さ
Eが0.3d〜0.7d(d:出線径)のものが望まし
い。尚、dは入線径である。
【0031】さらに、使用するダイスをダイヤダイスと
することにより、その耐摩耗性を高めることができる。
【0032】スリップ型多段式伸線機の減速比について
は、同一段のダイスの減面率−2%から同一段のダイス
の減面率−8%までとすることが望ましい。ここで、ダ
イス減面率−8%までとしたのは、過剰なスリップを避
けるためである。
【0033】また、本発明に使用し得るスリップ型多段
式伸線機の駆動キャプスタンについては、夫々以下の条
件を満足することが本発明を実施する上で好ましい。 Ra(外周面の中心線平均粗さ)<0.2μm ヴィッカース硬さ(Vickers hardness)>700 テーパー角(図5中のβ):0.9〜1.2° さらに好ましくは、以下の条件を満足するようにする。 Ra<0.1μm、 ヴィッカース硬さ>750、 テーパー角:1.00±0.05°
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。約
0.82重量%の炭素を含有する直径約5.5mmの高
炭素鋼線材に、直径が夫々約1.390mm、1.46
0mm、1.720mmとなるまで繰り返し乾式伸線を
施した後、パテンティング処理およびブラスメッキ処理
を施した線材を供試線材として準備した。これら線材に
対し、下記の表1〜7に示す湿式伸線条件にて伸線を行
った。得られた結果を延性の指標である捻回値(ワイヤ
に1kgfの張力をかけ、60rpmの速さで捻ってい
ったときに、ワイヤにクラックが発生するまでに捻った
回転数を、ワイヤ径の100倍のワイヤ長当たりに換算
した数値)として下記の表1に併記する。
【0035】なお、伸線機(Ra:0.064μm、ヴ
ィッカース硬さ:763、テーパー角:0.983°)
では多段スリップ型湿式伸線機にて、巻き取り速度は定
常状態で分速約600mとし、ダイスには、そのベアリ
ング長さが孔径の約0.5倍のものを使用した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】表1に示す捻回値の測定値から、図1に示
す最終ダイスの減面率のワイヤ延性に対する影響と同様
に、最終から1段巻き出し側のダイスの減面率も、高延
性のワイヤを得るためには極めて重要であることがわか
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の多段
スリップ型湿式伸線によるスチールワイヤの製造方法に
おいては、最終段、特には最終段とともに最終から1つ
巻き出し側の段におけるダイス減面率、特にはダイス減
面率とともに駆動キャプスタンの減速比を適正化するこ
とにより、これまで両立の難しかった、ワイヤの延性、
疲労性と、ワイヤ真直性、ダイス寿命、耐断線性とを両
立させることが可能になり、高品質の線材を出来るだけ
高い生産性で供給出来るようになった。本発明は、高抗
張力鋼線の伸線において特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】最終ダイスの減面率と捻回値との関係を示すグ
ラフである。
【図2】ワイヤ抗張力と捻回値が急落する最終ダイスの
減面率との関係を示すグラフである。
【図3】スリップ型多段式伸線機を示す模式図である。
【図4】ダイスの断面図である。
【図5】駆動キャプスタンの部分断面図である。
【符号の説明】
1 潤滑液水槽 2 駆動キャプスタン 3 ダイス群 4 最後のダイス 5 スチールワイヤ 6 ダイスチップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチールワイヤをスリップ型多段式伸線
    機により湿式伸線する工程を経て製造する方法におい
    て、 上記工程における最終ダイスでのワイヤの減面率(RA
    )が下記式、 RA≦0.000236×TS−0.236×TS+64.4(%)(A) (式中、TSは最終ワイヤの抗張力(kgf/mm
    であり、500kgf/mm未満である)で表される
    関係を満足することを特徴とするスチールワイヤの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 上記工程において、最終より1段巻き出
    し側のダイスにおけるワイヤの減面率(RA)が下記
    式、 RA≦RA+4.0(%) (B) で表される関係を満足する請求項1記載のスチールワイ
    ヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記工程において、最終ダイスでのワイ
    ヤの減面率(RA)が下記式、 RA≧2(%) (C) で表される関係を満足する請求項1または2記載のスチ
    ールワイヤの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記工程において、最終より1段巻き出
    し側のダイスでのワイヤの減面率(RA)が下記式、 RA≧2(%) (D) で表される関係を満足する請求項1〜3のうちいずれか
    一項記載のスチールワイヤの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記スリップ型多段式伸線機において、
    その最も巻き取り側の駆動キャプスタンに対する、それ
    と最終ダイスを挟んで1段巻き出し側の駆動キャプスタ
    ンの減速比(RS)が下記式、 RS<0.000236×TS−0.236×TS+64.4(%)(E) (式中、TSは最終ワイヤの抗張力(kgf/mm
    であり、500kgf/mm未満である)で表される
    関係を満足する請求項1〜4のうちいずれか一項記載の
    スチールワイヤの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記スリップ型多段式伸線機において、
    その巻き取り側から2段目の駆動キャプスタンに対す
    る、巻き取り側から3段目の駆動キャプスタンの減速比
    (RS)が下記式、 RS<RA+4.0(%) (F) で表される関係を満足する請求項5記載のスチールワイ
    ヤの製造方法。
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