JP2614950B2 - 多段スリップ型伸線機による鋼線の伸線方法 - Google Patents

多段スリップ型伸線機による鋼線の伸線方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーン式キャプスタン
を用いた多段スリップ型の伸線機による鋼線の伸線方
、さらに詳しくは、ラジアルタイヤを補強するスチー
ルコード用金属線などを製造する場合にダイス摩耗の抑
制や線材の高品質化面で特に顕著な効果を奏する伸線
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車タイヤや高圧ホースなどに使用さ
れる補強用の金属線は、線径が1.0mm以下と細く、ま
た、ブラスめっき後に伸線することが多いことから、そ
の伸線加工には効率的な湿式伸線が行え、設備の小型化
面でも有利な首記の多段スリップ型の連続伸線機が使用
されている。この伸線機は、例えば、図2に示すよう
に、ダイスホルダ13(これには並列配置のNo2〜No1
0ダイスから成る第1ダイス群が固定されている)を挟
んで対向するコーン式の第1、第2キャプスタン1、2
と、ダイスホルダ14(これにはNo11〜No19ダイス
から成る第2ダイス群が固定されている)を挟んで対向
するコーン式の第3、第4キャプスタン3、4を設け、
図3に示すように、それ等のキャプスタンの軸7、8及
び9、10に取付けたプーリ15、16、17、18を
タイミングベルト19、20で駆動モータ21の出力軸
に固定したプーリ22につなぎ、それぞれのキャプスタ
ンを連動させるようにしてある。対をなすキャプスタン
1と2及び3と4の対向コーン部には小径コーン部側か
ら大径コーン部側に位置を移しながら連続的に素線をか
け渡してあり、その素線が第1キャプスタン1から第2
キャプスタン2に向かう間に、及び第3キャプスタン3
から第4キャプスタン4に向かう間に減面率が一定して
いるダイス群の各ダイスに絞られて細くなっていく。な
お、12は第1(No1)ダイス、5は仕上用(No20)
ダイス、6は仕上伸線用のディスク型キャプスタン、1
1はその軸、23はモータ24で駆動する巻取りスプー
ルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境保全や低燃
費化のためにタイヤの軽量化要求が高まり、補強用のス
チールコードにもその影響が及んできている。そのた
め、スチールコード用金属線は、重量比での炭素含有量
を従来の0.67〜0.75%から0.78〜0.85%に増や
し、さらに最終仕上げ伸線工程での累積減面率も増加さ
せて引張り強度を向上させ、その分線径を細くすること
が多くなっている。ところが、このようにして引張強度
を高めた金属線は硬度も比例して高まるため、伸線機の
ダイス摩耗を早め、断線や径大現象による線径不良を増
加させて生産性を低下させる大きな要因となっている。
また、線温上昇による靭性劣化や捻回値低下を招き、次
段の撚線工程での断線が増加するなどの問題も発生して
いる。そこで、ゴム補強スチールコード用の金属線は勿
論、他の用途の金属線についても製造の効率化と寸法及
び機械的性能の両面での高品質化のために径大傾向及び
断線の少ない伸線機が望まれていた。本発明の目的は、
かかる要求に応えることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、ダイス群を挟んで対向するコーン式キャ
プスタンを少なくとも一対備える多段スリップ型伸線機
を用い、この伸線機の対のキャプスタンの対向コーン部
間に小径コーン部側から大径コーン部側へ移行させなが
ら連続的にかけ渡した素線を前記ダイス群の各ダイスで
累積減面率が90%(真歪で2.31)を超えるところま
で絞り、最終仕上げ線径が0.10〜0.40mmの範囲の
線を得る伸線方法において、中間線径もしくは仕上げ線
径0.40mm以下の領域で線引きを行うダイスの仕事率W
について次式を満足させ、
【0005】
【数3】
【0006】同時に、中間線径が0.40より大きく0.6
0mm以下の領域で線引きを行うダイスの仕事率Wについ
て次式を満足させ、
【0007】
【数4】
【0008】かつ、前記ダイス群とその前にある第1ダ
イスとの間に位置して第1ダイス通過後の素線(その線
速v1 )を引取る入線側コーン式キャプスタンの第1溝
部(その周速V1 )のスリップ率S1 {=(1−v1
1 )×100(%)}を30%以下に設定して伸線を
行う
【0009】なお、この伸線方法においては、後半のダ
イス群で線引きを行うキャプスタン間の減速比を前半の
ダイス群で線引きを行うキャプスタン間の減速比の0.6
〜0.8倍に定め、かつ、前記ダイス群の後ろにある出線
側コーン式キャプスタンの最終溝部の周速をV4 、その
直後にある最終仕上ダイスから出た線を引取るディスク
型キャプスタンの溝部の周速をVS7としたときの両溝間
の減速比RS3{=(1−VS4/VS7)×100(%)}
を2〜4%に定めておくのが望ましい。
【0010】
【作用】多段スリップ型伸線機は、キャプスタン間に配
置するダイス群の各ダイス(No2ダイスから仕上げ前ダ
イスまで)については、4軸の連動するキャプスタンを
使って同時伸線を行う関係で個々に減面率(又は減速
比)を変更するのが難しい。しかも、設備コスト面から
はダイス群を構成する中間の各ダイスについては減面率
を一定にするのが有利なことから、従来はそのような構
成を採用していた。しかし、かかる構成の従来の伸線機
では、各ダイスの仕事率を調べてみると、第1ダイス群
に比べて第2ダイス群が大きく、また、第2ダイス群の
中でもより後ろになる程大きくなり、この箇所のダイス
摩耗が得られる鋼線の径大化を招いていることが判明し
た。
【0011】各ダイスを通過する素線の速度(以下線速
と云う)は、図4或いは図5の曲線aで示すように(表
2及び表4を同時参照)、累積減面率が90%を超える
No14ダイス以降から加速度的に上昇し、これに伴い、
ダイス出口の素線線速Vに引抜き力Fを乗じて求められ
る仕事率Wも図4及び図5の曲線cで示すように徐々に
上昇していく。本発明者等は、後半のダイス、即ち、最
終仕上げ直径が0.10mm〜0.25mmの範囲にある場合に
は中間線径0.40mm以下の領域、最終仕上げ直径が0.2
6mm〜0.40mmの範囲にある場合には中間線径0.60mm
以下の領域で線引きする各ダイスの仕事率と径大現象の
発生状況が一致することを見い出し、細径サイズの場
合、中間線径もしくは仕上げ線径が0.40mmのダイスに
ついての適仕事率の上限値は69kgf ・m/sec であ
り、太径サイズの場合、中間線径が0.40mm以下のダイ
スについての適仕事率の上限値は69kgf・m/sec
であって、更に中間線径が0.40mmより大きく0.60mm
以下のダイスについての適仕事率の上限値は80kgf
・m/sec であることを究明した。
【0012】なお、該当ダイスの仕事率Wは、線速Vと
引抜き力Fを調整して69kgf ・m/sec 及び80kgf
・m/sec の範囲内に納めることになるが、この調整に
当って線速Vを低下させるのは生産性に影響するので好
ましくない。そこで、後述の実施例で述べるような方法
を採ることを推奨する。後半のダイスの仕事率について
上限を定めた本発明の方法によれば、後半のダイスが負
担していた仕事率の一部を前半のダイスに肩代わりさせ
る形になるので、後半のダイスの摩耗が減少して径大減
少が抑制されるだけでなく、全ダイスの摩耗も平均化し
てくる。
【0013】次に、多段スリップ型伸線機は、実施例の
欄の表1〜表4に示すように、キャプスタンの周速をダ
イス通過後の線速に比べて3〜30%の比率で早くして
ある。従って、仕上り線側のスリップ率を小さくしてい
ても、ダイス枚数に従って入線側のキャプスタン、特に
第1キャプスタンの第1溝部でスリップ率が最大とな
る。このときの第1ダイス通過後の線速v1 と上記第1
溝部の周速V1 から求められる前述のスリップ率S1
30%を超えると特に径大現象を助長するのでこの値は
30%以下とした。
【0014】
【実施例】図1及び表1及び表3に基いて本発明の実施
例を説明する。図1は、本発明の方法を実施する多段ス
リップ型伸線機である。この伸線機は、図2の従来の伸
線機と同様に、No2〜No10ダイスから成る第1ダイス
群をホルダ13に、No11〜No19ダイスから成る第2
ダイス群をホルダ14に各々固定し、第1ダイス群を挟
んでコーン式の第1キャプスタン1と第2キャプスタン
2を、第2ダイス群を挟んでコーン式の第3キャプスタ
ン3と第4キャプスタン4を各々対向して設置してあ
る。また、第1キャプスタンの前方には第1ダイス12
を設け、第4キャプスタンの後方には仕上げダイス5と
仕上用のディスク型キャプスタン6を設けてある。7〜
10及び11は各キャプスタンの軸である。
【0015】この伸線機は、例えば、キャプスタン3、
4の対向コーン部の周速VS3、VS4から求められる減速
比RS2をキャプスタン1、2の対向コーン部の周速
S1、VS2から求められる減速比RS1の0.6〜0.8倍に
するとダイス枚数及び最終仕上げ線の線速を変えずにNo
11ダイス以降の各ダイスの仕事率Wを中間線径もしく
は仕上げ線径が0.40mm以下で69kgf・m/sec 、中
間線径が0.40mmより大きく0.60mm以下で80kgf・
m/sec の範囲に納めることができる。このとき、減速
比RS1は20%を超えない範囲で大きくし、減速比R2
は16%以下にすると云った方法を採るとダイススケジ
ュールの設計が容易になる。
【0016】そのダイススケジュールは、減速比RS2
S1がRS2≦RS1の関係にある場合、キャプスタン4の
最終溝部の周速VS4とキャプスタン6の溝部の周速VS7
から求まる減速比RS3を従来の5〜10%よりも小さく
して2〜4%にすると更に設計し易くなる。但し、RS3
が2%未満では穴径公差によって線が張り切れる恐れ
がある。また、4%を越えるとダイススケジュール設計
時に特に第2ダイス群の後半のダイス通過後の線速とそ
れを引取るキャプスタン溝部の周速とで求められるスリ
ップ率が2%未満になり易く、やはり線が張り切れる
恐れが出てくる。
【0017】例示の伸線機は、これ等の点を配慮した構
成にしてある。即ち、キャプスタン3、4の対向コーン
部直径は各段毎にそれぞれ同一にし、両キャプスタンの
軸に固定したプーリ径を両キャプスタン間の減速比RS2
は仕上げ径が0.25mmの場合12.5%に、同0.38mmの
場合11.0%になるように定めてある。また、キャプス
タン1、2の対向コーン部直径も同様に各段毎に同一に
し、両キャプスタン軸に固定したプーリ径をそれ等のキ
ャプスタン1、2間の減速比RS1はそれぞれ17.6%及
び15.5%、RS2/RS1は双方共0.71となるように定
めてある。さらに、キャプスタン4と6の間の減速比R
S3はそれぞれ2.9%及び2.5%に設定して表1及び表3
に示すダイススケジュールを設計し、第1ダイス12以
降のスリップ率も極力小さくしてある。
【0018】なお、表2及び表4は比較例を示すが、こ
の場合、RS1、RS2は共に仕上げ径が0.25mmの場合、
14.5%、仕上げ径が0.38mmの場合、13.0%で一定
し、また、RS3もそれぞれ7.5%及び5.0%であるた
め、表2及び表4又は図4及び図5に見られるように特
に最終ダイスの1つ手前のダイス(No19ダイス)の仕
事率が多くなり、この近傍のダイス摩耗が著しくて径大
現象や断線が多く発生した。
【0019】表5は、表1及び表3に示す本発明の方法
を用いた伸線機と表2及び表4に示す従来法の伸線機の
伸線量1ton 当りのダイス使用量、断線率、及び生産性
の比較結果を示している。このように、本発明の方法を
採用した伸線機は、ダイス使用量、断線率が共に減少
し、ダイスの摩耗抑制による径大現象の減少で線径不良
も少なくなった。また、後半のダイスの仕事率が低下し
たことにより、靭性、捻回値などの機械的性能の低下も
少なくなった。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】なお、表1、表2及び表3、表4の※1の
欄は、JIS G3502により規定されたピアノ線材
−SWRS72A相当品を線材加工した時の各ダイス出
口での引張強さを示している。
【0026】また、同表の※2の引張力Fは次式で求め
た。
【0027】
【数5】
【0028】さらに、※3の仕事率は次式で求めた。
【0029】
【数6】
【0030】なお、以上の説明は、4軸のコーン式多段
スリップ型伸線機を例に挙げて行ったが、コーン式キャ
プスタンが6軸になっても考え方は同じである。即ち、
第5キャプスタン及び第6キャプスタンの対向コーン部
の周速VS5とVS6とから求められる減速比を、前述の第
3及び第4キャプスタン間の減速比RS2の0.6〜0.8倍
にし、他の項も同様にすればよいことになる。
【0031】また、この発明の考え方はコーン式キャプ
スタンが2軸の伸線機に対しても適用できる。例えば、
一対のコーン式キャプスタンの対向コーン部の段の数を
2倍に増やして前半のコーン部側に第1ダイス群を、後
半のコーン部側に第2ダイス群を配置し、後半のコーン
部の径比を、前半のコーン部側の減速比に対して後半の
コーン部側の減速比が0.6〜0.8倍になるように定める
と、線速を低下させずに第2ダイス群の仕事率を69kg
f・m/sec 及び80kgf・m/sec の範囲に納めるこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の伸線方法
は、第2ダイス群で線引きするための対向キャプスタ
ン間の減速比を、第1ダイス群で線引きするための対向
キャプスタン間の減速比の0.6〜0.8倍にするなどして
仕上げ線径が0.10〜0.25mmの範囲にある場合に0.4
0mm以下の領域で線引きを行うダイスの仕事率を69kg
f ・m/sec 以下、仕上げ線径が0.26〜0.40mmの範
囲にある場合では、0.40mm以下の領域で線引きを行う
ダイスの仕事率を69kgf・m/sec 以下にし、更に中
間線径が0.40mmよりも大きく0.60mm以下の領域で線
引きを行うダイスの仕事率を80kgf・m/sec 以下に
抑え、かつ、第1ダイス通過後の線速と第1キャプスタ
ンの第1溝部の周速とで求められるスリップ率も30%
以下に抑えたので、断線及び径大現象の抑制、ダイス寿
命の延長に大きな効果を奏し、機械的性質並びにサイズ
面での金属線の高品質化、生産性の向上等につながる。
なお、この発明の伸線方法は、スチールコード用金属線
だけでなく、その他の用途の鋼線の伸線に利用しても大
きな効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を採用した伸線機の一例を示す概
略構成図
【図2】従来の伸線機の概略構成図
【図3】同上の伸線機の駆動系統を示す正面図
【図4】線速とスリップ率及び仕事率を示す特性線図
【図5】線速とスリップ率及び仕事率を示す特性線図
【符号の説明】
1、2、3、4 コーン式キャプスタン 5 最終仕上げダイス 6 仕上げ用ディスク型キャプスタン 7、8、9、10、11 キャプスタン軸 12 第1ダイス 13、14 ダイスホルダ 15、16、17、18、22 プーリ 19、20 タイミングベルト 21、24 モータ 23 巻取りスプール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイス群を挟んで対向するコーン式キャ
    プスタンを少なくとも一対備える多段スリップ型伸線機
    を用い、この伸線機の対のキャプスタンの対向コーン部
    間に小径コーン部側から大径コーン部側へ移行させなが
    ら連続的にかけ渡した素線を前記ダイス群の各ダイスで
    累積減面率が90%(真歪で2.31)を超えるところま
    で絞り、最終仕上げ線径が0.10〜0.40mmの範囲の
    線を得る伸線方法であって、中間線径もしくは仕上げ線
    径0.40mm以下の領域で線引きを行うダイスの仕事率W
    について次式を満足させ、 【数1】 同時に、中間線径が0.40mmより大きく0.60mm以下の
    領域で線引きを行うダイスの仕事率Wについて次式を満
    足させ、 【数2】 かつ、前記ダイス群とその前にある第1ダイスとの間に
    位置して第1ダイス通過後の素線(その線速v1 )を引
    取る入線側コーン式キャプスタンの第1溝部(その周速
    1 )のスリップ率S1 {=(1−v1 /V1 )×10
    0(%)}を30%以下に設定して伸線を行うことを特
    徴とする多段スリップ型伸線機による鋼線の伸線方法。
  2. 【請求項2】 後半のダイス群で線引きを行うキャプス
    タン間の減速比を前半のダイス群で線引きを行うキャプ
    スタン間の減速比の0.6〜0.8倍に定めて線径が0.6
    0〜0.40mmの領域及び0.40mm以下の領域で線引
    きを行うダイスの仕事量Wについて各々上記の値を満足
    させ、かつ、前記ダイス群の後ろにある出線側コーン式
    キャプスタンの最終溝部の周速をV4 、その直後にある
    最終仕上ダイスから出た線を引取るディスク型キャプス
    タンの溝部の周速をVS7としたときの両溝間の減速比R
    S3{=(1−VS4/VS7)×100(%)}を2〜4%
    に定めて伸線を行うことを特徴とする請求項1記載の
    段スリップ型伸線機による鋼線の伸線方法。
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