JP2920478B2 - ゴム補強用スチールワイヤおよびスチールコード - Google Patents
ゴム補強用スチールワイヤおよびスチールコードInfo
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Description
圧ホース等の各種ゴム製品の補強材として用いられるス
チールワイヤおよびスチールコードに関する。
品補強用の単線やコードは、ゴムと加硫接着させるため
に真鍮めっきを施した直径が0.10〜0.40mmの
スチールワイヤやこれを複数本撚り合わせた構造となっ
ている。これらゴム補強用のスチールワイヤやコードに
は強靱で耐久性の高い特性が要求されており、実際上は
たとえばワイヤ直径が0.25mmで2800N/mm
2以上、直径が0.35mmで2600N/mm2以上程
度のものが使われている。 かかるスチールワイヤは高
い強度を必要とすることから、原料鋼線材として0.7
0〜0.75重量%の炭素を含有する高炭素鋼線材を使
用し、95.0〜96.0%程度の総減面率の伸線加工
を施すことによって作られていた。またさらに、炭素含
有量が0.80〜0.85%の高炭素鋼線材を用いて9
6.0〜97.0%程度の総減面率の伸線加工によって
製造されることも一般的になりつつある。
ワイヤの原料として0.70重量%以上の炭素含有量の
高炭素鋼線材が用いられているが、この理由はこれより
も炭素含有量が低いと強度が不足するからであった。ま
た、後者のようにワイヤの強度を高くするのは、より高
い炭素含有量の鋼線材を使用して最終伸線前の強度をで
きるだけ高くすることおよび最終伸線における総減面率
(総加工度)を大きくとって加工硬化によって強度を高
めるためであった。しかし鋼線材はその炭素含有量が高
くなるほどコストが高くなってしまい経済的でないか
ら、炭素含有量が低い鋼線材で強靱なワイヤとすること
が好ましい訳である。しかし、0.70重量%に満たな
い炭素含有量の鋼線材で高い強度のスチールワイヤを製
造するには、最終伸線における総減面率を非常に高くと
らなければならなくなり、このようにして得られるスチ
ールワイヤはいわゆる加工限界を越えてしまい、靭性が
大きく劣化してしまう。また、使用する鋼線材の炭素含
有量か少なくなるほど加工限界は一般的に低くなり、よ
り高強度を得ることが難しくなる。この結果、伸線工程
で断線が生じて所定の加工ができなくなったり、たとえ
目的強度のスチールワイヤが得られても、その後のコー
ドに撚り合わせる工程で断線が多発してコードにするこ
とができなくなったり、コード製品になってもその耐久
性が極端に悪くなってしまう。たとえば高圧ホースの補
強にこのようなスチールワイヤを用いると、その成形工
程でのスパイラル状のくけ付け加工やブレードに編み込
み時に断線を生じて大きなトラブルとなるなどの不具合
が発生してしまうのである。
問題点を解消するために研究して創案されたもので、そ
の目的とするところは、0.60〜0.65C%の炭素
鋼線材を用いてながら高強度にしてかつ強靱で、しかも
製造コストの安いゴム製品補強用のスチールワイヤ及び
スチールコードを提供することにある。
本発明のゴム補強用スチールワイヤは、炭素を0.60
〜0.65重量%含有する炭素鋼線材を使用し、これに
熱処理とめっきを施した後、伸線して得られる直径が
0.10〜0.40mmのスチールワイヤであって、該
スチールワイヤが、下記式を満足する引張り強さを有
し、しかも1方向ねじり後逆方向ねじりを行う捻回−ト
ルク試験におけるトルクの低下率が7%以下の特性を有
していることを特徴としている。 Y≧−1960d+3290[Y:引張り強さ(N/mm2)、d:直径(mm)]
は、下記の最終湿式伸線条件で製造されたことを特徴と
している。引抜き用ダイスとして、アプローチ角度2
αが8〜10°、ベアリング長さが0.25〜0.35
d1(d1=ダイス孔径)のものを用いる。仕上げ引抜
きは2個の引抜き用ダイスを直列に配したダブルダイス
を使用し、出口側のダイスにおける減面率を1.2〜
3.9%としたスキンパス伸線を行なう。ダブルダイ
スおよびこれより上流のすくなくとも数枚の引抜き用ダ
イスに焼結ダイヤモンドニブを用いる。最終ダイス通
過直後のスチールワイヤ温度を150℃以下に制御す
る。
の炭素鋼線材を用いるため、この面でコストが安価であ
る。しかも、本発明は、最終湿式伸線を、特定のアプロ
ーチ角とベアリング長さと材質を有するダイスを使用し
て、かつ仕上げ引抜きを特定の条件とし、最終ダイス通
過直後のスチールワイヤ温度条件を特定して行って、1
方向ねじり−逆方向ねじりによる捻り試験でのトルク低
下率が0〜7%の範囲にあるスチールワイヤを用いる。
このため、スチールワイヤは原料鋼線材の炭素含有量が
低いにもかかわらず、高強度と靭性を兼ね備え、撚り効
率が良好で耐疲労性も良好なゴム補強用の超高強度スチ
ールワイヤとなり、これを複数本撚り合わせたスチール
コードは高強度、高靭性および耐疲労性にすぐれ、ゴム
製品の補強材として使用することによりコスト低減や軽
量化を実現することができる。
トルク曲線を測定した場合、トルクが連続して右上がり
となる正常な曲線を描いて破断に到るものと、破断に到
る間でトルクが著しく不安定になってトルク低下が生ず
るものとが現われる。かかるトルクの低下は捻回中にス
チールワイヤ内部に微細な割れが入ることにより起こる
ものと考えられ、またこれは加工限界を超えて伸線され
ていることをも意味している。スチールワイヤの靭性が
特に劣化しているケースでは、この試験ですでにトルク
低下が発生する。しかしながら、この試験でトルク低下
(トルク不安定部)が見られないスチールワイヤを実際
に使用し、これを撚合してスチールコードを作ってみて
も、断線が発生したり、耐久性が不十分なものが多数現
われた。したがって、この試験によるトルク低下判断で
は靭性可否の判別は不十分かつ不正確である。
てスチールワイヤ軸線方向に軽く張力をかけて直線状を
維持ながら一定速度で一定方向(たとえば時計回り方
向)に所定回数ねじった後、一旦ねじりを止め、続いて
スチールワイヤが破断するまで逆方向(たとえば反時計
回り方向)にねじり返す過酷な捻回−トルク試験を行う
ものである。そして、かかる一方向−逆方向捻り方式に
おいて、図2(a)のように、一方向の捻回−トルク時だ
けでなく、(b)のように一方向ねじり後の続く逆方向
の捻回−トルク時においても、トルク低下率が7%以下
のスチールワイヤのみを靭性良好とするのである。かか
るスチールワイヤはそれ自体強度も高く、耐疲労性も良
好である。また、複数本のスチールワイヤを撚り合わせ
て作られるスチールコードの強力はスチールワイヤの集
合強度より当然低下するが、ワイヤの強度を効率よく利
用することができ、また耐久性も良好である。これに対
して、一方向のねじり段階ではトルク低下が生じなかっ
たものの逆方向ねじり段階でトルク低下率が8%以上の
ものは、実質的に靭性不良であり、強度も相対的に劣
り、耐疲労性も相対的に劣る。
るため、本発明者らは直径や材質を異にする多数のスチ
ールワイヤについて一方向−逆方向ねじり方式による捻
回−トルク試験を行い、捻回−トルクの低下率を測定し
てみた。その結果、いかなる場合でもトルク低下率が8
%以上では前記した良好な特性が得られなかった。すな
わち、図2(b)の捻回−トルク曲線において、最初の
一方向ねじりでのねじり弾性限すなわち図における右上
がり直線部分の上限でのトルク値をTとし、逆方向捻り
での低下部トルク値の最小値をtとすると、トルク低下
率△Tは、次式で表されるものである。但し、トルク低
下のない場合はt=Tとする。 △T=[(T−|t|)/T]×100(%) このトルク低下率△Tが8%以上では前記した不具合が
生じ、そこで本発明は、トルク低下率△Tが7%以内の
特性を示すスチールワイヤのみを靭性が良好とするパラ
メータを採用したのである。かかる本発明のパラメータ
は、1×n構造のスチールコード、さらには2+2で代
表されるn+m構造のスチールコード製造で代表される
一定方向に撚られ次いで撚りが戻されるような状況をよ
くシミュレートできるため、得られるスチールコードも
適切なものとなる。
法については、まず、Cの含有量が0.60〜0.65
重量%を有する炭素鋼線を使用する。これは具体的に
は、JIS G 3506で示される硬鋼線材(SWRH)ま
たはJIS G 3502で示されるピアノ線材(SWRS)
相当品を使用することが好ましい。しかし、合金元素と
してCrやNiを所要量添加してもよい。かかる炭素鋼
線材を常法に従って中間径の線にし、その後、熱処理と
めっきを施しして最終的に湿式伸線により目的径のスチ
ールワイヤに仕上げるが、この湿式伸線工程において本
発明は特定の条件を採用するものである。すなわち、最
終熱処理(パテンティング)においては、均一な微細パ
ーライト組織になるような適正条件を選定を選定して熱
処理する。これにより線の引張り強さは1039〜1137N/mm
2程度とする。次に液体潤滑剤での最終湿式伸線におい
ては、引抜き用ダイスとしてアプローチ角度(2α)を
8〜10°とし、ベアリング長さIは孔径d1に対し
て、0.25〜0.35d1に設定する。
ローチ角度として12°程度が採用されてきたが、本発
明においては、これよりも低角度とする。これは1回ご
との引抜きにおけるワイヤ加工硬化度を大きくして強度
を高くするとともに、ワイヤの表面と内部の加工をより
均一にし、ワイヤに生ずる表面残留応力を低くするため
である。加工硬化度を高くする理由は、低炭素量鋼線材
使用ワイヤでそれより高い炭素量使用ワイヤと同等な強
度を得るためには総加工度(総減面率)を非常に高くし
なければならず、これでは加工限界を越えてしまい、断
線が多発したり、ワイヤの靭性が大きく劣化してしまい
実用にならないからである。そこで本発明は8〜10°
の低アプローチ角度ダイスを用いて総加工度を相対的に
低く抑えるものである。しかし、その角度が8°より小
さくなると引抜き抵抗が大きくなりすぎるので好ましく
ない。また、ダイスのベアリング長さ1は、従来では孔
径d1に対して0.5d1程度が採用されているが、引き
抜き抵抗が大きくなるため発熱が著しくなる。そこでス
チールワイヤとの接触面積を小さくしてスチールワイヤ
の発熱を少なく抑えるべく、ベアリング長さを短くした
のであり、これと前記アプローチ角度とのバランスによ
り伸線加工限界を高めつつ引き抜き抵抗を減ずることが
できる。
イスを2枚重ねたダブルダイスを用いて減面を分割して
行ない、後(上り)側のダイスでスキンパスを行なう。
このスキンパスの減面率は1.2〜3.9%とすること
が好ましい。スキンパス減面率が4.0%を越えたり、
1.1%未満であると残留応力の緩和効果が少なくな
る。またスキンパス減面率を採用することにより通常の
シングルパスに比べて、最終ダイス通過直後のワイヤ温
度を25〜40℃程度下げることができる。さらに、本
発明は、少なくとも上がりから数枚(ダブルダイスの2
枚を含めて4枚程度以上)に焼結ダイヤモンドニブのダ
イス(以下ダイヤモンドダイスと略称する)を使用す
る。この理由は従来の高C材の加工に比べてダイス1枚
当りの加工硬化度が大きくなることによるダイス寿命の
低下という問題があるからである。すなわち、従来のタ
ングステンカーバイドの焼結合金ニブのダイス(以下合
金ダイスと略称する)では、その表面が相対的に粗く、
引抜き抵抗が大きい。このため、引き抜かれたスチール
ワイヤの表面も粗くなり、耐疲労性にも悪影響を与え
る。これに対して、焼結ダイヤモンドニブは焼結合金ニ
ブに比べてその表面が平滑であるため、これで伸線する
と引抜き抵抗を低くすることができ、またスチールワイ
ヤの表面も平滑にすることができる。また、ダイヤモン
ドダイスはそれ自体の価格はかなり高いが、引き抜きに
よる孔径の太りがほとんど起こらず、寿命も非常に長
く、交換の手間と時間や生産停止時間が節減できるた
め、総合的には安価となる。それ故、全ての引抜きダイ
スにダイヤモンドダイスを使用してもよいが、場合によ
っては、最終ダイスから数枚だけダイヤモンドダイスを
使用し、それよりも上流は従来の合金ダイスを使用して
もよい。
ヤ温度は150℃以下に保つことが好ましい。これによ
り時効による脆化を抑制することができる。この温度の
維持は前記したスキンパスだけで行なってもよいが、更
には冷却器を用いて潤滑液の温度を低く抑えることによ
り行なえばよい。以上の湿式伸線条件を採用することに
より、Cが0.60〜0.65重量%の鋼線材を用いな
がら、従来のCが0.70〜0.75重量%の鋼線材を
用いて製造したスチールワイヤやコードと同等以上の強
度と靭性を備え、耐疲労性においてもすぐれた特性のも
のが得られる。
したスチールコードを含むものであり、該スチールコー
ドの構造は1×n構造、さらにはこれの外周に複数本の
スチールワイヤを配して撚り合われたものや、2+2,
3+3を始めとするn+m構造のものなどをすべて含
む。このスチールコードも、前記した特殊な靭性限界判
定法における規定トルク低下率をクリアーするスチール
ワイヤを使用しているため、強度も靭性も良好で、耐疲
労性も優れた特性を発揮できる。
図3は本発明によるスチールワイヤ製造の工程のフロー
チャートを示しており、原料としてJIS G 3506
又はJIS G 3502に規定される硬鋼線材またはピ
アノ線材に相当する炭素鋼で、そのC含有量が0.60
〜0.65重量%の線材を使用する。C含有量の下限を
0.60%としたのは、これを下回る炭素量では前記の
ような最終伸線条件を採用しても、引張り強さT≧−19
60d+3290N/mm2が得られないからである。上限を
0.65%としたのは、これを上回る炭素量では従来の
鋼線材とコスト面で効果が低減してしまうからである。
原料線材としては直径が4.0〜5.5mm程度のもの
が使用される。この原料線材を所定の中間径まで粉体潤
滑剤を使用して乾式伸線し、熱処理とめっきを行なう。
そして、このめっきした中間径の鋼線を湿式伸線して目
的のスチールワイヤを得るものである。
し、コーティングを行い、連続乾式伸線で中間径まで減
面し、中間径のスチールワイヤを得る。次いで、熱処理
とめっきおよびめっき拡散工程に移る。この熱処理は、
例えばガス直火式などの加熱炉を用いて行い、ここで中
間径のスチールワイヤは900〜960℃程度に所定時
間加熱され、オーステナイト化される。次いで、中間径
のスチールワイヤは500〜560℃程度の加熱流動砂
又は溶融鉛の冷却炉中にて焼入れされ、パーライト変態
される。この熱処理(パテンテイング処理)においては、
ベイナイト組織等の異組織を含まない均一な微細パーラ
イト組織とする。
処理槽内で電解酸洗され、表面の酸化皮膜が除去され
る。そして次に電気めっき槽に通され、所定量の銅めっ
きと亜鉛めっきが順次施され、2層めっきとなる。次
に、このスチールワイヤは加熱流動砂を使った拡散炉中
に通されるか、またはスチールワイヤに直接通電して加
熱され、めっきの銅と亜鉛を相互に拡散させて真鍮にす
る。その後、冷却されて最終原料スチールワイヤとな
る。この拡散処理においては、600℃程度で所定時間
加熱を行なうが、β真鍮が多いとその後の伸線加工性が
悪くなるため、スチールワイヤの強度が低下しない限度
でα真鍮ができるだけ多くなるような加熱時間や温度な
どの条件を設定することが好ましい。
終原料スチールワイヤは液体潤滑剤を使用して連続湿式
伸線機により目的径まで伸線される。この湿式伸線工程
において、本発明は次の条件を採用する。 (1)冷却機を用いて潤滑液の温度を一定値以下に抑え
るとともに最終引抜きダイスをダブルダイスにしてスキ
ンパス伸線を行い、伸線上がり直後のスチールワイヤ温
度を150℃以下に保つ。 (2)伸線ダイスアプローチ角度は8〜10°、ベアリ
ングの長さは孔径(引抜き径)をd1とすると0.25
d1〜0.35d1とする。 (3)最終のダブルダイスのスキンパス減面比は1.2
〜3.9%とする。 (4)上がりから最終のダブルダイスを含めて数枚以上
は焼結ダイヤモンドニブを用いる。
る。10は潤滑液槽であり、通常のスチールワイヤ用潤
滑剤を水に濃度10〜30%溶解した潤滑液11が収容
されている。そして潤滑液槽10の上流にはペイオフリ
ール13が装備され、潤滑液槽10の下流側には最終製
品としてのスチールワイヤの巻取りリール14がトラバ
ーサ140を介して装備されている。前記潤滑液槽10
内には、それぞれ潤滑液11に浸漬されるように平行状
に一対のキャプスタン12,12’が回転自在に横架さ
れ、下流側のキャプスタン12’は図示しない可変速モ
ータにより駆動されるようになっている。そして一対の
キャプスタン12,12’の間には複数個の引抜き用ダ
イスDが配置され、キャプスタン12,12’の溝に掛
けられたスチールワイヤが順次引抜き用ダイスを通るこ
とにより引き抜かれるようになっている。前記潤滑液槽
10の槽外には循環ポンプ15と冷却機16が設けら
れ、潤滑液を槽から強制的に抜き、これを冷却して槽に
戻す循環系とすることにより潤滑液を操業中所定の温度
に制御するようになっている。
り、1はダイス本体、2はダイス本体1に内蔵されたニ
ブであり、該ニブ2はアプローチ部20の角度2αが8
〜10°となっており、また、べアリング部21の長さ
lが0.25〜0.35d1となっている。図6は仕上
げないし最終の引抜きダイスD’を示しており、ケーシ
ング4,4にノーマルダイス5aとスキンパス用ダイス
5bを近接して直列状に配置し、所定減面率を2分割し
て得るようにしたダブルダイスからなっている。ノーマ
ルダイス5aとスキンパス用ダイス5bはそれぞれ焼結
ダイヤモンド製のニブ2a,2bを内蔵しており、各ニ
ブ2a,2bはアプローチ部20の角度(2α)が8〜1
0°、ベアリング部21の寸法は0.25〜0.35d
1となっている。
が96.5〜97.8%程度となるように引き回数を設
定して湿式伸線する。その理由は、総減面率が96.5
%未満ではスチールワイヤの引張り強さが不足し、ま
た、97.8%以上では加工度が多くなりすぎてスチー
ルワイヤの靭性が劣化するからである。引抜き回数は一
般に20〜25回から選定する。引抜きダイスによる毎
回の減面率は、後段ほど低い減面率になるようにするの
が好ましく、かつ仕上げとして前記したようにダブルダ
イスを用い、スチールワイヤの表面部の引っ張りの残留
応力を開放しほぼゼロとするものである。仕上げ減面率
でのスキンパス用ダイス5bによるスキンバス減面率
は、これが4.0%以上とあまり大きすぎては残留応力
の緩和作用が少なく、逆に1.1%以下とあまり小さく
ても、加工量が小さすぎて残留応力の緩和作用が少な
い。本発明においては、ワイヤの引張り強さはY=−19
60d+3577(N/mm2)程度のものまで製作可能であ
る。
ピアノ線材:直径5.5mmを用いた。その成分は重量
%で、C:0.62%、Si:0.20%、Mn:0.
51%で残部Feおよび不可避的不純物である。該原料
線材を酸洗、コーティングの前処理を施した後、乾式伸
線して直径1.95mmおよび2.14mmの2種の中
間径ワイヤとした。 2)この中間径ワイヤをまず直火式ガス加熱炉で約95
0℃に加熱し、続いて約520℃の流動床式炉中で焼入
れし、パーライト変態終了後、直ちに水冷した。この時
のワイヤの引張り強さは、直径1.95mmのものが1
078N/mm2、直径2.14mmのものが1058
N/mm2であった。次いで前処理(電解酸洗)後、電
気銅めっき槽と電気亜鉛めっき槽通して銅及び亜鉛の2
層めっきを施した。続いて流動床式拡散炉においてワイ
ヤを約500℃に加熱してめっき拡散処理を行なった
後、徐冷して中間原料ワイヤとした。 3)次いで湿式連続伸線機で伸線し、仕上げ直径0.3
5mmのスチールワイヤを得た。この時の潤滑液は濃度
約10%の通常の湿式潤滑液を使用し、循環させて冷却
機を通して液温度を低く保持して上りダイス通過直後の
ワイヤ温度を150℃以下に維持した。
て〕 上記湿式伸線での条件を変えてワイヤを製作し、それぞ
れ実施例と比較例とした。なお、実施例1,2および比
較例1,2は直径1.95mmの中間径ワイヤを、実施
例3は直径2.14mmの中間径ワイヤを用いた。ま
た、比較のため、公称C:0.72重量%の鋼線材を使
用して製作したワイヤを従来例1とした。以上の伸線条
件とそれにより得られたスチールワイヤ特性を表1に示
す。
強さ=1117N/mm2)の中間原料ワイヤを得た。
次いで具体例1と同様に湿式連続伸線機で伸線し、仕上
げ直径0.20mmのスチールワイヤを得た。 〔実施例4〜6,比較例3,4および従来例2につい
て〕 具体例1における湿式伸線での条件を変えてワイヤを製
作し、それぞれ実施例と比較例とした。なお、公称0.
72C重量%鋼線材で製作したワイヤを従来例2とし
た。以上の伸線条件とそれにより得られたワイヤの特性
を表2に示す。
径0.35mmのワイヤを用いてバンチャー式撚線機で
撚り合わせてスチールコードを製作した。このスチール
コードは、0.20mmのワイヤ3本を一度にZ方向に
撚り合わせて1×3の芯ストランドを製作し、この芯ス
トランドの周りに直径0.35mmの側ワイヤ6本をS
方向に螺旋状に撚り合わせて1×3+6構造のスチール
コード(心ストランドのピッチ:9.5mm、側のピッ
チ:17.5mm)である。 〔実施例1a〜3a,比較例1a〜2aおよび従来例3
について〕 実施例1と実施例4のワイヤの組合せで製作したスチー
ルコードを実施例1aとし、実施例2と実施例5のワイ
ヤを組み合わせたスチールコードを実施例2aとし、実
施例3と実施例6のワイヤを組み合わせたスチールコー
ドを実施例3aとした。また、比較例1と比較例3のワ
イヤを組み合わせたスチールコードを比較例1aとし、
比較例2と比較例4のワイヤを組み合わせたスチールコ
ードを比較例2aとした。さらに従来例1と従来例2の
ワイヤを組み合わせたスチールコードを従来例1aとし
た。これらの特性を表3に示す。
ように固定側の掴み具6と可動側の掴み具7の掴み間隔
Lを300d(dはスチールワイヤ直径)とし、固定側の
掴み具6から延出したスチールワイヤに軽く軸方向の張
力を掛けながら、可動側の掴み具7を可変速モータ9に
より捻り速度=30rpmで、ワイヤが破断するまでの
一方向のみねじりを行う場合と、一方向に10回ねじっ
た後、逆方向にスチールワイヤが破断するまで前記ねじ
り速度でねじり返しを行ってそれぞれ捻回−トルク曲線
をとって判定した。表1と表2において、「一方向捻回
試験結果」および「一方向−逆方向捻回試験結果」の○
はトルク低下率△Tが0〜7%のもの(良好)を指し、
×はトルク低下率△Tが8%以上のもの(不良)を示
す。表1と表2において、「疲労限」はハンター式曲げ
疲労試験にて107回の回転においてもワイヤが破断し
ない場合の曲げ応力を指す。また、表3において、「撚
り線性」の○は問題なし、△は断線あり、×は断線多数
を示す。「耐疲労性」は、スチールコードをゴム中で加
硫した帯状のサンプルを、所定の径をもつ3個の千鳥状
配置のロールにコード破断荷重の10%の負荷の下に張
り渡し、このロールを左右に繰り返し移動させてコード
に繰り返し曲げを与え、コードが破断するまでの繰り返
し数を測定した結果であり、従来例を100として指数
で表した。
〜6はC量が0.70〜0.75重量%の従来例に比べ
て少ないC量の線材を使用しているにもかかわらず、同
等以上の引張り強度を有し、また良好な靭性を有し、耐
疲労性も良好である。そして表3の実施例1a〜3aか
ら明らかなように、スチールコードも撚り線性、破断荷
重および耐疲労性が良好である。これに対して、比較例
1,2はスキンパス減面率が不適切であるため、靭性が
不良となっており、疲労限が劣っている。また、比較例
4はダイスのベアリング長さとスキンパス減面率が不適
当であるため残留応力が大きく、疲労限が劣っている。
比較例3はスキンパスを用いていないため残留応力が高
く、靭性が不足し、疲労限も著しく劣っている。これら
のためスチールコードも撚り線性、破断荷重、耐疲労性
が従来例よりも劣っている。
きには、ゴム補強用ワイヤとしては使用できないとされ
ていた炭素含有量が0.60〜0.65重量%の線材に
よって、炭素含有量が0.70〜0.75重量%の線材
で製作したワイヤと同等以上の強度を有し、しかも靭性
も良好で耐疲労性にもすぐれたゴム補強用スチールワイ
ヤを安価に提供できるというすぐれた効果が得られる。
また、請求項2によれば、上記特性のスチールワイヤを
用いるため、ゴム製品に対する補強効果が高くかつ安価
なスチールコードを提供できるというすぐれた効果が得
られる。
す線図である。
回−トルク曲線を示す線図であり、(a)は一方向捻回
−トルク試験における場合、(b)は本発明で用いる一
方向−逆方向捻回−トルク試験における場合を示してい
る。
を示すフローチャートである。
ので、(a)は平面図、(b)は断面図である。
る。
る。
示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】炭素を0.60〜0.65重量%含有する
炭素鋼線材を使用し、これに熱処理とめっきを施した
後、伸線して得られる直径が0.10〜0.40mmの
スチールワイヤであって、該スチールワイヤが、下記式
を満足する引張り強さを有し、しかも下記の最終湿式伸
線条件で製造されていて、1方向ねじり後、逆方向ねじ
りを行う捻回−トルク試験におけるトルクの低下率が7
%以下の特性を有していることを特徴とするゴム製品補
強用高強度スチールワイヤ。 Y≧−1960d+3290[Y:引張り強さ(N/mm2)、d:直径(mm)] 引抜き用ダイスとして、アプローチ角度2αが8〜1
0°、ベアリング長さが0.25〜0.35d1(d1=
ダイス孔径)のものを用いる。仕上げ引抜きは2個の
引抜き用ダイスを直列に配したダブルダイスを使用し、
出口側のダイスにおける減面率を1.2〜3.9%とし
たスキンパス伸線を行なう。ダブルダイスおよびこれ
より上流のすくなくとも数枚の引抜き用ダイスに焼結ダ
イヤモンドニブを用いる。最終ダイス通過直後のスチ
ールワイヤ温度を150℃以下に制御する。 - 【請求項2】請求項1に記載のスチールワイヤを複数本
撚り合わせてなることを特徴とするゴム製品補強用スチ
ールコード。
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JPH08325964A JPH08325964A (ja) | 1996-12-10 |
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-
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- 1995-05-23 JP JP7148157A patent/JP2920478B2/ja not_active Expired - Fee Related
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