JPH08284082A - ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤ - Google Patents

ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤ

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JPH08284082A
JPH08284082A JP7108286A JP10828695A JPH08284082A JP H08284082 A JPH08284082 A JP H08284082A JP 7108286 A JP7108286 A JP 7108286A JP 10828695 A JP10828695 A JP 10828695A JP H08284082 A JPH08284082 A JP H08284082A
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JP
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wire
steel cord
rubber
cord
twisting
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JP7108286A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Oguro
義之 小黒
Kazuo Matsumaru
一夫 松丸
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Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/062Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2205/00Rope or cable materials
    • D07B2205/30Inorganic materials
    • D07B2205/3021Metals
    • D07B2205/3025Steel
    • D07B2205/3046Steel characterised by the carbon content
    • D07B2205/3057Steel characterised by the carbon content having a high carbon content, e.g. greater than 0,8 percent respectively SHT or UHT wires

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  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】安定したゴム浸透性を有し、また低荷重時の伸
びを低く抑えて取扱いが容易でタイヤ製造時の加工もし
やすく、しかも超高強度と良好な靭性によって耐疲労性
や剛性もすぐれ、タイヤの軽量化の実現に効果的なゴム
補強用スチールコードを提供する。 【構成】オープン撚り1×3構造のスチールコードであ
り、素線として炭素含有量が0.80〜0.89重量%
の炭素鋼線材から作られ撚り合せ前の引張強さが−20
0d+400kgf/mm2以上でかつ一方向捻り後、
逆方向捻りを与える捻回−トルク試験においてトルクの
低下率が7%以内の範囲にあるものを使用し、1本の素
線の型付率が95〜100%の範囲にあり、他の2本の
素線のそれぞれの型付率の平均値が120〜145%の
範囲にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用タイヤや搬送用
ベルト等の補強に用いられるスチールコード及びこれを
補強材として使用したラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ラジアルタイヤのベルト
部には補強材として複数本の素線を撚り合せたスチール
コードが使われている。このスチールコードは高強度や
高耐久性が要求されるが、さらにコード表面とゴム間で
よく接着ししかもコード内部までゴムがよく浸透してコ
ード内面とゴム間で十分接着した複合体となることが要
求される。その理由は、車両走行中にタイヤが石や金属
片を踏み込んだりして傷が付き、この傷がスチールコー
ドにまで達すると、この傷から水が浸入してスチールコ
ードを錆びさせるが、スチールコードの内部にゴムの浸
透していない中空部が連続していると、この中空部を水
が伝播して錆が広がり、タイヤ中でコードとゴム間のセ
パレーション現象が発生してタイヤの機能を大きく低下
させたり、その寿命を低下させてしまうからである。
【0003】従来、乗用車のラジアルタイヤ用のスチー
ルコードとしては、図1(a)(b)(c)に示すよう
に3〜5本の素線を同一ピッチで同方向に同時にタイト
に撚り合せた1×n構造(特に1×4、1×5が大勢を
占めている)が一般的であった。 しかし、これらスチ
ールコードは、その断面形状から明らかなように素線間
に隙間がほとんどないため、タイヤ成形後の加硫工程に
おいてゴムがコード内部まで浸透することが困難で、内
部に中空部が連続して残ってしまう。このため前述した
ような問題を生じさせていた。この問題を解決するた
め、各素線に100%を越える過大な型付けを施し、そ
れら素線をルーズに撚り合せたいわゆる1×nのオープ
ン撚り構造のスチールコードが提案されており、それら
は図2(a)(b)(c)のような断面をなしている。しかし
ながら、この構造は素線同士をルーズに撚り合せてお
り、またゴム浸透を確保するため型付率をより過大にし
てルーズ度を大きくしていることから、低荷重時の伸び
量が大きい。このため、スチールコード製造工程におい
て低荷重時伸びの均一なコードにコントロールすること
が難しいという基本的問題がある。さらに、タイヤ製造
工程においては、カレンダー工程で多本数のコードを所
定の張力(低荷重)をかけながら平行に引き揃え、ロー
ルを用いて上下からゴムコンパウンドを圧力を掛けなが
らシート状に張りつけてコード入りゴムシートを製作
し、その後、このカレンダーシートを一定間隔で裁断
し、バイアスになるようつなぎあわされる。この裁断時
にコードに残っている張力が開放されてコードが縮むの
でこの縮み量が大きく、またスチールコード1本1本の
縮み量にバラツキがあると裁断面が不揃いになったり、
裁断したゴムシートが凸凹状となってしまい、裁断シー
トのつなぎ合わせが正確にできなくなり、ラジアルタイ
ヤになった時に転がりのバランスが悪くなったりする等
の欠点が生じやすい。
【0004】さらに、最近、自動車の燃費問題からタイ
ヤに対して軽量化の要求が強まり、これに呼応して補強
材であるスチールコードに対しても軽量化が要求されて
いる。そのため、スチールコードとしては、前述のよう
にゴム浸透性が良いこと、製造しやすいこと、タイヤの
製造において取り扱い易い補強材であることに加えて、
より少ない素線本数から構成されることが要求されてい
る。しかし、コードを構成する素線本数を少なくするた
めコード強力を保持すべく素線径を大きくすると、線径
効果により耐疲労性は低下してしまう。従って素線径の
増加を極力少なくするため、素線の強力をより高くする
ことが好ましいといえる。従来、炭素を0.80〜0.
89重量%含有する炭素鋼線材を用いて、図3のように
素線を引張強さ:Z=−200d+365(kgf/m
2)(dは素線径:mm)からZ=−200d+38
5(kgf/mm2)程度にしたものが実用化されてい
るが、これでは軽量化の実現にいまだ十分ではなかっ
た。
【0005】したがって軽量化の効果を高めるにはさら
に高強度の素線が必要である。前記範囲以上に強度を上
げる方法としては、0.89%を超える炭素含有量の線
材を用いることが通常考えられるが、線材のコストも上
がり、また素線製造工程における熱処理等も難しい等の
問題がある。よって線材の炭素含有量を増やさないで高
強度化を達成することが好ましいが、素線製造工程にお
いてより高い伸線加工度をとらなければならなくなり、
素線の靭性が劣化してしまう。しかも従来では靭性が良
好であるかどうかの適切な判定基準がなかった。このた
め、素線が製造できたとしても撚り線工程で断線が多発
して実用的にスチールコードが生産できなくなったり、
スチールコードの耐疲労性も劣化してこれを使ったタイ
ヤも寿命面で問題が起きることになり、実際上、軽量化
の実現が困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のタイト
撚りおよびオープン撚りの1×3構造のスチールコード
の欠点を解消するために研究して創案されたもので、そ
の目的とするところは、安定したゴム浸透性を有し、ま
た低荷重時の伸びを低く抑えて取扱いが容易でタイヤ製
造時の加工もしやすく、しかも超高強度と良好な靭性に
よって耐疲労性や剛性もすぐれ、タイヤの軽量化の実現
に効果的なゴム補強用スチールコードを提供することに
ある。また、本発明の第2の目的は、転がり安定性が良
く、寿命が長く、適切な軽量化が可能なラジアルタイヤ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため本発明は、3本の素線を同一方向,同一ピッチで
同時に撚り合わせてなるスチールコードにおいて、炭素
含有量が0.80〜0.89重量%の炭素鋼線材から作
られしかも各素線の撚り合せ前の引張強さが下記式を満
足し、かつ一方向捻り後、逆方向捻りを与える捻回−ト
ルク試験においてトルクの低下率が7%以内の範囲にあ
る素線を使用し、1本の素線の型付率が95〜100%
の範囲にあり、他の2本の素線のそれぞれの型付率の平
均値が120〜145%の範囲にあることを構成とした
ものである。 Z≧−200d+400 [Z:引張強さ(kgf/mm2)、d:直径(m
m)] より好適には2本の素線のそれぞれの型付率の平均値が
127〜145%の範囲にあるものを使用する。
【0008】また、第2の目的を達成するため本発明
は、前記スチールコードをベルト部の補強材として使用
した構成としたものである。
【0009】
【作用】本発明の請求項1においては、同一方向,同一
ピッチで撚り合わされた3本の素線のうち1本の素線の
型付け率を100%以下すなわち95〜100%の範囲
と小さくし、他の2本の素線のそれぞれの型付け率の平
均値を120〜145%と過大にしている。このため型
付け率の小さい1本の素線がコードの低荷重伸びを抑制
し、加硫時などにおいてスチールコードに張力がかかっ
たときにも、過大な型付けにより形成した素線間の隙間
を確保することができる。また、2本の素線の最大の平
均型付け率を145%とし、1本の素線の型付け率の下
限を95%としているため、撚り込み長さのバランスが
よくなり、コードの破断荷重の低下を確実に防止するこ
とができる。
【0010】しかも、スチールコードを構成する3本の
素線が、炭素含有量が0.80〜0.89重量%の炭素
鋼線材を用いて作られているため、この面で製造コスト
の増大をもたらさない。また引張り強さがZ≧−200
d+400kgf/mm2の高強度を有するため、少な
い本数で良好な補強効果を実現することができる。な
お、ワイヤの強度レベルの上限については、炭素含有量
から、−200d+430kgf/mm2程度まで可能
である。しかも、従来では靭性に関して適切な評価法と
尺度がなかったが、本発明では良否判断の手段として一
方向ねじり+逆方向ねじりによるねじり試験を採用し、
この試験での捻回−トルク曲線においてトルク低下率を
0〜7%の範囲にあるものを靭性良好としている。この
ため、超高強度と靭性を兼ね備え、撚り効率が良好で耐
疲労性も良好な素線となり、これを使用して前記のよう
な所定型付け率による1×3構造とすることにより、請
求項1の前記作用に加えて高強度、高靭性および耐疲労
性にすぐれた軽量なかつ低コストなスチールコードとす
ることができる。
【0011】本発明の靭性良否判断法は、所定のつかみ
間隔として素線軸線方向に軽く張力を掛けながら一定速
度で一定方向(たとえば時計方向)に所定回数ねじり、
ここで一旦回転を止め、その後逆方向(たとえば反時計
方向)にねじり返して素線が破断するまでの捻回−トル
ク曲線をとるものである。かかる一方向−逆方向ねじり
方式による捻回−トルク試験を採用したのは次のような
理由による。すなわち、図7(a)のように一方向にね
じって捻回−トルク曲線を測定した場合、トルクが連続
して右上がりとなる正常な曲線を描いて破断に到るもの
と、破断に到る間でトルク低下が生ずるものとが現われ
る。しかし、この試験でトルク低下が見られない素線を
実際に使用しこれを撚合してスチールコードを作ってみ
ると、断線が発生したり、疲労特性が不十分なものが多
数現われた。
【0012】したがって、この試験によるトルク減少判
断では靭性可否の判別は不十分かつ不正確である。そこ
で、本発明者は、直径や材質を異にする多数の素線につ
いて図7(b)のように一方向−逆方向にねじってその逆
方向の捻回−トルク過程におけるトルク低下を実測して
見た。その結果、かかる一方向−逆方向捻回トルク試験
においてトルク低下率が0〜7%の範囲にある素線はそ
れ自体強度も高く、靭性も良好で、スチールコード製造
工程においても破断力の低下も少なく、また耐疲労性も
良好であることがわかった。これに対して、一方向ねじ
り過程でトルク不良が現われないものの、逆方向ねじり
過程で8%以上のトルク低下が生じた素線は、靭性が明
らかに劣化しており、疲労性の改善がいまだ不十分とな
っていた。そしてスチールコード製造工程においても断
線の発生があり、しかも撚り効率が悪く、得られたスチ
ールコードは素線の強度が十分に発揮されず、耐疲労性
の改善も十分でなかった。
【0013】なお、前記トルク低下率△Tは、図7
(b)の捻回−トルク曲線において、最初の一方向捻り
でのねじり弾性限すなわち図における右上がり直線部分
の上限でのトルク値をTとし、逆方向ねじりでの低下部
の最小トルクをtとすると、トルク低下率△Tは次式で
表される。但し、トルク低下のない場合はt=Tとす
る。 △T=[(T−|t|)/T]×100(%) このトルク低下率△Tが8%以上では前記した不具合が
生じ、したがって、一般的にトルク低下率△T=7%が
トルク異常低下の分水嶺であり、7%以内の特性を示す
スチールワイヤのみを靭性が正常として捉えるものであ
る。
【0014】以下本発明を添付図面に基いて詳細に説明
する。図4ないし図5は本発明によるゴム補強用スチー
ルコードの一例を模式的に示している。Wa,Wb,W
bはそれぞれ素線であり、それら各素線は同一撚り方向
でかつ同一撚りピッチで同時に撚り合わされた1×3構
造となっている。この例では各素線は例えば直径0.2
0〜0.40mm程度の範囲で同一径からなっている。し
かしこれに限定されるものではなく、3本の素線のうち
1本以上が他の素線と相対的に直径を異にしていてもよ
く、これも本発明に含まれる。撚り方向はS方向、Z方
向のいずれでもよく、撚りピッチは通常40d〜60d
(dは素線径)程度とすることが好ましい。前記3本の
素線Wa,Wb,Wbのうち1本の素線Waは型付率が
100%以下である。すなわち型付け率Xが95〜10
0%の範囲となっている。これに対して他の2本の素線
Wb,Wbは型付け率が大きくすなわち、その平均値Y
において120〜145%となっている。
【0015】上記した「型付け率」とは、スチールコー
ドを解いて図6に示すように素線の山高さHを測定し、
コード直径(外接円径)をDとしたときの、H/D×1
00(%)のことであり、「平均型付け率」とは2本の素
線Wb,Wbのそれぞれの型付率b1,b2とすると(b
1+b2)/2のことである。ここで、型付け率を限定し
たのは、ゴム浸透性と低荷重伸びをバランスよく実現す
るためである。限定理由を説明すると、1本の素線Wa
についてその型付け率が95%未満であると他の2本の
素線Wb,Wbとの長さのバランスか悪くなり、コード
の破断荷重が低下する。しかし100%を超える型付け
率とすると、低荷重伸びが大きくなり、従来のオープン
スチールコードと同じ不具合が生ずる。 一方、他の2
本の素線Wb,Wbについては、型付け率の平均が12
0%未満であるとゴム浸透性が極端に悪くなるため下限
は120%より好適には127%である。しかし、14
5%を越えると、前記した1本の素線Waとの撚り込み
長さのバランスが悪くなり、コードの破断荷重が低下し
たり、低荷重時の伸びが大きくなってしまう。そこで上
限を145%に限定したものである。このようなコード
構造と型付け率の規定により、低荷重付加時すなわち
0.30kgfから1.63kgfの荷重間でのスチー
ルコードの伸びを0.135〜0.160%程度に低く
抑えることができる。このため、タイヤ成形時の加硫工
程でスチールコードに張力がかかってもコード素線間の
隙間が的確に確保され、安定なゴム浸透性を実現するこ
とができ。また、タイヤ構造においても安定した寸法精
度のバランスのよいタイヤが得られるものである。
【0016】図5(a)ないし(e)は前記したスチールコー
ドの1ピッチ分を4分割した各位置ないしでの断面
形状を模式的に示している。単純に3本の素線を同時に
撚り合わせた場合には図1に示すようなコンパクト断面
形状になるが、本発明では1本の素線Waの型付け率が
95〜100%で、他の2本の素線Wb,Wbの型付け
率の平均値が120〜145%の範囲であるため、1本
の素線Waはコンパクトタイプのコード直径Dの外接円
から半径方向に突出せず、他の2本の素線Wb,Wbは
コード直径Dの外接円から外方に突出しつつルーズに撚
り合わされている。 したがって、いずれの断面位置に
おいても3本の素線Wa,Wb,Wbが隣接しあった閉
鎖輪郭部分が生じておらず、必ず1か所以上に隙間sが
形成される。しかも、2本の素線Wb,Wbは予め10
0%を大きく超える型付けを施しているため、コード長
手方向においても互いに離間する部分が生じ、これによ
って隙間sが創成される。したがって、素線Waと素線
Wb,Wbのそれぞれの周りにゴムがよくゆき渡るよう
にゴムとの付着面積を大きくすることができる。
【0017】前記スチールコードを構成する素線Wa,
Wb,Wbは、C量が0.80〜0.89重量%の炭素
鋼線材を使用し、これを所定中間径に伸線し、熱処理・
めっき・めっき拡散を施した後乾式伸線を行い、次いで
目的線径まで湿式伸線を行なって得られたものが適して
いる。炭素鋼線材の炭素含有量の下限を0.80%とし
たのは、これを下回る炭素量では、後述するような好適
な最終伸線条件を採用しても、引張り強さがZ≧−20
0d+400(kgf/mm2)が得られないからであ
る。上限を0.89%としたのは、これを上回る炭素量
では、コストが高くなるなどの問題があるからである。
具体的な化学的成分組成としては、C:0.80〜0.
89%、Si:0.15〜0.35%、Mn:0.3〜
0.9%、残部鉄および不可避的不純物からなるもので
あるが、前記基本成分組成にCrやNiなどを合金元素
として所定量添加していてもよい。
【0018】そして、素線Wa,Wb,Wbは引張り強
さがY≧−200d+400(kgf/mm2)であっ
ても良好な靭性を備えているものでなければならない。
その靭性は前述のように捻回−トルク試験において一方
向だけの捻りではトルク低下の発生がないものでも、逆
方向に捻り返すとトルクの低下が起こるものもあり、こ
れについては靭性が良好であるとは言えず、撚り線工程
で破断が発生したり、撚り加工による強度低下が大きか
ったりし、また耐疲労性も十分でない。そこで所定回数
の一方向捻りとその後の逆方向捻りを与えた撚回−トル
ク試験においてトルクの低下率が7%以内の範囲にある
ものだけを靭性良好とするものである。かかる靭性判定
基準を採用することにより、すぐれた強度と靭性を兼ね
備えた素線とすることができ、前記したコード構造と型
付け率との相乗効果により軽量でゴム浸透性がよく、取
扱性も良好で、低コストという理想的なスチールコード
とすることができるものである。
【0019】上記のような靭性が良好で超高強度の素線
を製造する方法を説明する。前記炭素鋼線材は直径が
4.0〜5.5mmのものが使用される。これを通常の
ように酸洗、コーティングを行い、連続乾式伸線してた
とえば直径1.2〜2.3mm程度の中間線材を得る。
この段階で必要に応じてパテンティング熱処理を行う。
これは、たとえばガス直火式などの加熱炉において90
0〜960℃に加熱してオーステナイト化した後、加熱
流動砂又は溶融鉛で冷却するパテンティング炉中で48
0〜560℃程度に加熱し、ベイナイト組織等の異組織
を含まない均一な微細パーライト組織とする。この時の
線の強度は128〜135kgf/mm2程度にするこ
とが好ましい。次いでこの線はめっき前処理槽内で電解
酸洗され、表面の酸化皮膜を除去する。そして次に電気
めっき槽に通され、所定量の銅めっきと亜鉛めっきが順
次施され、2層めっきとなる。次に、この線を加熱流動
砂を使った拡散炉中に通すか、又は線に直接通電して加
熱し、めっきの銅と亜鉛を相互に拡散させて真鍮にす
る。その後、冷却されて最終原料線を得る。この拡散処
理においては約600℃程度で所定時間加熱を行なう
が、β真鍮が多いとその後の伸線加工性が悪くなるた
め、線の引張り強度を低下させない範囲内でα真鍮がで
きるだけ多くなるような加熱温度と時間を選ぶことが好
ましい。
【0020】そして前記最終原料線を連続湿式伸線して
目的径例えば0.20〜0.40mmのめっき付き素線
を得る。この湿式伸線においては、前記のような一方向
-逆方向捻り試験でのトルク低下率が7%以内の超高強
度の素線を得るため、次の条件を採用することが好適で
ある。 引抜き用ダイスとして、アプローチ角度(2α)が8〜
10°、ベアリング長さが0.3d1(d1=引抜き孔径)の
ものを使用する。 最終引抜きにおいては2枚のダイスを直列につないだ
ダブルダイスを使用し、出口側ダイスでの引抜き減面率
を1.2〜3.9%としたスキンパスを行う。 使用する引抜き用ダイスは、ニブとして、少なくとも
ダブルダイスの2枚とそれよりも上流のもの1〜5枚程
度のものに焼結ダイヤモンドニブを用いる。他は従来の
合金ニブを用いてもよい。 最終引抜きダイス通過直後の素線の温度が150°C
以下になるように制御する。
【0021】これらの条件を詳しく説明すると、図8は
湿式伸線工程に用いる引抜き用ダイス(後述する最終引
き抜き用のダブルダイスを含む)を示しており、1はニ
ブ2を内蔵したダイスであり、ニブ2はアプローチ部2
0の角度2αが8〜10°となっており、またベアリン
グ部21の長さlが0.3d1となっている。従来、ア
プローチ角は引抜き力が最も低くなることから12°が
一般に採用されているが、これよりもむしろ素線表面と
内部が均一な加工を受けて表面残留応力も低くなること
が重要であることから本発明はアプローチ角を8〜10
°としたものであり、これは同時に前記アプローチ角度
により加工硬化度を大きくすると共に、伸線加工限界を
高める効果がある。加工硬化度を高くするのは、C量が
0.80〜0.89%材で超高強度を出すためには加工
度を高くしなければならずそのままでは加工限界を超え
てしまうからであり、そこで前記アプローチ角度にして
加工限界を高め、しかも1パスごとの加工硬化度を高く
して相対的に総加工度を低く抑えるものである。しか
し、アプローチ角が8°より小さくなると原料線の引抜
き抵抗が高くなり過ぎるため不可である。また、ダイス
のベアリング長さlを規定したのは、慣用の0.5d1
程度では引抜き抵抗が大きくなるため発熱が著しくな
る。そこで原料線との接触面積を小さくすることで引抜
き力を低減し、原料線の発熱を抑えるようにしたもので
ある。
【0022】図9は最終引き抜き用のダブルダイス(仕
上げ用ダイス)3を示しており、ケーシング4,4にそ
れぞれノーマルダイス5aとスキンパス用ダイス5bを
近接して直列状に配置し、所定減面率を2分割して得る
ようにしている。前記ノーマルダイス5aとスキンパス
用ダイス5bのニブ2a,2bはそれぞれ焼結ダイヤモ
ンドで作られ、前記したアプローチ角とベアリング長さ
となっている。上記のようにダブルダイス3の2枚のニ
ブ2a,2bとこれの上流の引抜き用ダイスを含めて4
枚程度のものに焼結ダイヤモンドニブを用いる理由は、
第1に焼結ダイヤモンドが合金ダイスに比べて表面の粗
さも非常に平滑なため引抜き力を低くすることができ、
また、引き抜いた素線の表面も平滑になり、耐疲労性向
上にも効果があるからである。第2に焼結ダイヤモンド
が非常に硬いことから連続引抜きによる摩耗がほとんど
なく、摩耗によるダイス径の増大とこれによる減面率の
変化を防止できるからである。焼結ダイヤモンドニブは
それ自体の価格はかなり高いが引抜きによる孔径の広が
りがほとんど起こらず、寿命も非常に長く、ダイス交換
の手間と時間や生産停止時間を節減できるため、総合的
には安価となる。
【0023】次に、最終引抜き用ダイスとしてダブルダ
イスを使用してスキンパス伸線を行うのは、伸線加工中
に蓄積される原料線表面の引張りの残留応力を緩和する
と共に、仕上げダイス通過直後の原料線の温度を低く抑
えるためである。スキンパス用ダイス5bによる引抜き
減面率を1.2〜3.9%の範囲としたのは、1.1%
以下では加工量が少なすぎて残留応力の緩和作用が少な
く、4.0%以上とあまり大すぎても残留応力の緩和作
用が少ないからである。そして、最終ダイス通過直後の
素線の温度を熱流束式温度測定器での測温で150°C
以下に制御するのは、スキンパスの採用と併せて時効に
よる素線の脆化を防ぐこためである。素線温度を低く抑
えるには、湿式伸線機の槽外に循環ポンプと冷却機を設
け、循環液を槽から強制的に抜きこれを冷却して槽に戻
す循環系とし、温度計測器によって潤滑液を連続測温し
て潤滑液温度を例えば操業中35℃以下に保たれるよう
に冷却機の能力を調整すればよい。以上のような条件で
の湿式伸線により超高強度かつ良好な靭性の素線を得る
ことができる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 [具体例1]原料として次の3種の炭素鋼線材を使用し
た。いずれも成分は重量比であり、残部は鉄及び不可避
的不純物である。 C:0.82、Si:0.20、Mn:0.51 C:0.84、Si:0.21、Mn:0.53 C:0.87、Si:0.23、Mn:0.50 これらの線材を連続乾式伸線し、所定の中間径まで加工
した。更にこれを微細パーライト組織になるよう熱処理
した後、ゴムと加硫接着させるため、所定の組成の真鍮
めっき付きの最終原料とした。この原料を湿式伸線して
直径0.28mmの超高強度素線を製作し、その後、バ
ンチャー式撚り線機を用いて、1×3(撚り方向:S、
撚りピッチ:16mm)構造のスチールコードを製作し
た。
【0025】この湿式伸線において数種類の条件をかえ
て素線を製作し、それぞれ実施例1〜6及び比較例1〜
4とし、更に従来の高強度材で製作した1×3ルーズオ
ープン(撚り方向:S、ピッチ:16mm)構造を従来
例1とした。また上記高強度素線を用いて同じく1×3
構造のスチールコードを製作し、比較例5とした。これ
らの条件及び素線とコードの特性を表1と表2に示す。
【0026】[具体例2]原料として、具体例1のの
炭素鋼線材を用いて直径0.32mmの素線を作り、こ
れを用いて同じく1×3構造(撚り方向:S、ピッチ:
18mm)のスチールコード実施例7,8および比較例
6〜8を製作した。また、従来の高強度素線を用いて1
×3構造のオープンコード(従来例2)を作成した。これ
らの条件及び素線とコードの特性を表3に示す。また、
素線の型付け率とゴム浸透性の関係を測定した結果を図
11に示す。図11によれば、ゴム浸透性は1素線の型
付率にはほとんど依存せず、他の2素線の平均型付率に
は大きく依存する。すなわち、2素線の平均型付率が1
20%以上ではゴム浸透性良好域となり、前記平均型付
率が127%以上では更に良好な領域になる。
【0027】なお、表1ないし表3において、「捻回−
トルク試験」は図10のように固定側の掴み具6と可動
側の掴み具7の掴み間隔Lを300d(dは素線直径、
mm)として直線状素線Wを掴み、固定側に一定の重り
を吊り下げて軽く張力を掛けながら、可動側の掴み具7
をモーター9により30rpmの速度で回転させて一方
向に素線を10回転捻った後、一旦回転を止め、更に逆
方向に素線が破断するまで前記捻り速度で捻り返しを行
い、捻回−トルク曲線をとって判定したもので「一方向
−逆方向捻り試験」の○はトルク低下率△Tが0〜7%
のもの(良好)を指し、×はトルク低下率が8%以上の
もの(不良)を示す。「撚り効率」はコードの実際強度
を撚り合わせる前の素線の集合強度で除して100をか
けた値である。「曲げ剛性指数」は長さ70mmのコー
ドサンプルについて一定角度の曲げを与え、これに要す
る曲げモーメントの大きさを求めるものでそれぞれの表
について従来例を100として指数で表した。「耐疲労
性指数」はスチールコードをゴム中で加硫した帯状のサ
ンプルを千鳥状に配置した一定直径の3ケのロールにコ
ード破断荷重の10%の負荷の下に張り渡し、このロー
ルを左右に繰り返し往復させてサンプルに繰り返し曲げ
を与えてコードが破断するまでの繰り返し数を判定した
結果であり、それぞれの表について従来例を100とし
て指数で表した。「ゴム浸透性」は直線状にしたコード
を1kgfの張力下でゴム中に加硫してサンプルを作製
した後、このコードを長手方向で分解し、ゴムの浸透度
を目視で観察し、コード中心部までゴムで完全に覆われ
ているものを100%として判定した。「撚り線性」の
◎は問題なし、△は断線あり、×は断線多発を示してい
る。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】上記表1ないし表3および図11から明ら
かなように、実施例1ないし実施例8はゴム浸透性が良
好でありかつまた低荷重時の伸びも低い。これはコード
構造によりコードに張力がかかっても型付け率の小さい
1本の素線がコードの伸びを低く抑えるため素線間の隙
間を確保でき、かつ適正な型付け率であることにより隙
間が安定した最適範囲に収まったためである。しかも、
実施例1ないし実施例8は撚り効率、疲労性および剛性
も良好である。これはスチールコードにおける素線を特
定の湿式伸線条件で製造したことにより、超高強度と良
好な靭性を備えているためである。これに対して、比較
例1及び比較例2は2素線の平均型付け率が不足してい
るので、ゴム浸透性が悪い。また、比較例2及び比較例
3は湿式伸線条件が不適であるため撚り線性が悪く、撚
り効率や耐疲労性が劣る。比較例4は2本の素線の平均
型付け率が高すぎてコード破断荷重が低くなったり、低
荷重時伸びが大きい。比較例5は従来の高強度材である
ため、強度が低く、また耐疲労性も劣る。比較例6及び
比較例7は1素線の型付け率が不足しているため、コー
ドの破断荷重が低くなっている。従来例1及び従来例2
は高強度材であるため、強度や耐疲労性が各実施例に比
べて劣るうえに、低荷重時の伸びが大きい欠点がある。
【0032】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1,2によ
るときには、素線間に確実で安定した隙間を形成できる
ため、ゴム浸透性が安定しており、また低荷重時の伸び
も少ないためゴムとの複合作業時の取扱いが容易であ
り、しかもスチールコードを構成する素線が超高強度高
靭性の特性を有しているため、コードの強度の低下が少
なく高い強度効率を確保することができ、これにより前
記効果に加えて耐疲労性および剛性も良好で、補強性能
を十分に発揮できるというすぐれた効果が得られる。
請求項3によれば、転がり安定性がよく、寿命が長く軽
量なタイヤを提供できるというすぐれた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスチールコードの断面図である。
【図2】従来のスチールコードの断面図である。
【図3】従来のスチールコードと本発明のスチールコー
ドの素線直径と引張り強度の関係を示す線図である。
【図4】本発明によるスチールコードを模式的に示す拡
大側面図である。
【図5】図4のスチールコードの1ピッチ分を4分した
各位置の断面図である。
【図6】型付け率の説明図である。
【図7】(a)は一方向捻回−トルク曲線図、(b)は
一方向・逆方向捻回−トルク曲線図である。
【図8】本発明において連続湿式伸線工程で使用する引
抜きダイスの断面図である。
【図9】本発明において連続湿式伸線工程で使用する最
終引抜きダイスの断面図である。
【図10】一方向・逆方向捻回−トルク試験方法の説明
図である。
【図11】素線の型付け率とゴム浸透性の関係を示す線
図である。
【符号の説明】
Wa 芯素線 Wb 側素線 s 隙間 X 1本の素線の型付け率 Y 他の2本の素線の平均型付け率 △T トルク低下率

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3本の素線を同一方向,同一ピッチで同時
    に撚り合わせてなるスチールコードにおいて、炭素含有
    量が0.80〜0.89重量%の炭素鋼線材から作られ
    しかも各素線の撚り合せ前の引張強さが下記式を満足
    し、かつ一方向捻り後、逆方向捻りを与える捻回−トル
    ク試験においてトルクの低下率が7%以内の範囲にある
    ものを素線として使用し、1本の素線の型付率が95〜
    100%の範囲にあり、他の2本の素線のそれぞれの型
    付率の平均値が120〜145%の範囲にあることを特
    徴とするゴム補強用スチールコード。 Z≧−200d+400 [Z:引張強さ(kgf/mm2)、d:直径(m
    m)]
  2. 【請求項2】他の2本の素線のそれぞれの型付け率の平
    均値が127〜145%の範囲にある請求項1に記載の
    ゴム補強用スチールコード。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のいずれかのスチ
    ールコードをベルト部の補強に用いたことを特徴とする
    ラジアルタイヤ。
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