JP2001000969A - 逆浸透膜式精製水製造装置 - Google Patents

逆浸透膜式精製水製造装置

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JP2001000969A
JP2001000969A JP11173643A JP17364399A JP2001000969A JP 2001000969 A JP2001000969 A JP 2001000969A JP 11173643 A JP11173643 A JP 11173643A JP 17364399 A JP17364399 A JP 17364399A JP 2001000969 A JP2001000969 A JP 2001000969A
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water
water supply
line
reverse osmosis
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Yoshio Makino
吉雄 牧野
Akihiko Sugimoto
章彦 杉本
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Toray Kiki KK
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Toray Kiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】造水停機時に装置内に生じがちな菌やエンドト
キシンの増殖を抑制することが可能で、かつ、操作性に
優れた逆浸透膜式精製水製造装置の提供。 【解決手段】原水中の懸濁物質、残留遊離塩素などを除
去する前処理部Aと、前処理部Aで処理された原水をポ
ンプにより逆浸透膜モジュールに圧送して精製水を得る
水精製部Bと、水精製部Bで得られた精製水を貯留する
貯留タンク部Cから構成される逆浸透膜式精製水製造装
置において、貯留タンク部Cと前記ポンプの吸い込み側
を連結する循環ラインが設けられ、前記ポンプが圧力・
流量可変型ポンプとされ、この循環ラインによる水の装
置内循環をこのポンプの操作により制御してなる逆浸透
膜式精製水製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透膜式精製水
製造装置に関する。更に詳しくは、医療分野において、
洗浄、配合、希釈用途に使用される純水あるいは純水に
近い精製水、特には、細菌やエンドトキシンによる汚染
が実質的にない状態で透析装置に供給される清浄な精製
水の製造が可能な逆浸透膜式精製水製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、透析装置に供給される精製水の
製造に用いられている従来の逆浸透膜式精製水製造装置
(以下、単に、精製水製造装置と云う場合がある)の一
例のフロー図である。
【0003】この従来の精製水製造装置は、逆浸透膜モ
ジュール1(以下、単に、モジュール1と云う場合があ
る)、精製水貯留タンク2を有し、先端に入口3を有し
末端がモジュール1に接続された原水供給管路4、モジ
ュール1から導出され精製水貯留タンク2に接続された
精製水送給管路5、精製水貯留タンク5から導出され末
端に出口6を有する精製水供給管路7からなる。
【0004】この従来装置において、原水供給管路4に
は、その入口3から下流方向に順次、原水取り入れポン
プ8、軟水器21、活性炭濾過器22、フィルター2
3、原水供給開閉弁9、原水供給ポンプ10、および、
供給原水流量調節弁24が設けられ、精製水送給管路5
には、供給精製水流量計11が設けられ、精製水供給管
路7には、精製水供給ポンプ12が設けられている。
【0005】モジュール1は、その詳細な構造の図示は
省略されているが、スパイラル状や中空糸状の逆浸透
(RO)膜25からなるエレメント部とこれを収納するケ
ーシング26から構成され、両者の間は、Oリング等の
手段により流密にシールされている。逆浸透膜25の表
面に沿って流動する原水の一部は、逆浸透膜25を透過
し、原水中の無機イオン、有機物、細菌を含めた微粒子
が除去され、精製水となる。原水の残部は、逆浸透膜2
5を透過せず、無機イオン、有機物等を含む濃縮水とな
る。以下において、モジュール1の原水および濃縮水が
流通する側をモジュール1の次1側、精製水が流通する
側をモジュール1の2次側と云う場合がある。
【0006】この従来装置において、モジュール1の1
次側から導出され、原水供給開閉弁9と原水供給ポンプ
10との間の原水供給管路4に接続する濃縮水循環管路
13が設けられ、この濃縮水循環管路13には、濃縮水
流量調節弁(圧力調節弁)14が設けられ、この濃縮水
流量調節弁14の下流側において、濃縮水循環管路13
から分岐した濃縮水排出管路15が設けられ、この濃縮
水排出管路15には、排出濃縮水流量計16が設けられ
ている。
【0007】更に、精製水貯留タンク2には、精製水供
給ポンプ12の下流側において、精製水供給管路7から
分岐し、精製水貯留タンク2に至る精製水タンク循環管
路19が設けられ、この精製水タンク循環管路19に
は、タンク循環精製水流量調節弁20が設けられてい
る。また、精製水貯留タンク2には、精製水貯留量検出
計(液面計)17と殺菌灯(紫外線殺菌灯)18が設け
られている。
【0008】この従来装置における原水供給ポンプ10
は、あらゆる原水条件が考慮され、それに対応可能な圧
力・流量特性を有するもので、実際に必要とされるもの
よりオーバースペックの仕様で標準化されている。その
為、原水供給ポンプ10の出口の供給原水流量調節弁2
4で供給原水の圧力を落として、実際の使用実態に合う
ように調整される方式が採用されている。
【0009】この従来装置は、マイクロコンピュータが
用いられた制御部101を有する。この制御部101
は、精製水貯留量検出計17から得られる信号102を
処理し、その結果に基づき、原水供給ポンプ10の稼働
条件をON/OFF制御する信号103を発する。
【0010】この従来装置において、軟水器21、活性
炭濾過器22、フィルター23により、前処理部Aが構
成され、モジュール1が中核となり、水精製部Bが構成
され、精製水貯留タンク2が中核となり、精製水貯留部
Cが構成されている。
【0011】次に、この従来装置による精製水の製造工
程を説明する。
【0012】原水供給管路4の入口3は、例えば、原水
として水道水が用いられる場合は、水道給水栓(原水供
給源)(図示せず)に結合される。原水は、原水取り入
れポンプ8により所定の圧力に昇圧され、原水供給管路
4を流れ、軟水器21、活性炭濾過器22、フィルター
23を通過し、これらで構成される前処理部Aにて、主
として原水中の懸濁物質や塩素(残留塩素)が除去され
る。
【0013】制御部101からの制御信号により、原水
供給開閉弁9が開とされ、原水供給ポンプ10が作動せ
しめられると、原水は、所定の圧力にて、モジュール1
へと圧送され、この間、供給原水流量調節弁24によ
り、流量が調節される。
【0014】モジュール1の1次側に流入した原水の一
部は、逆浸透膜25を透過し、2次側に至り、精製水と
なる。精製水は、送給精製水流量計11で流量を検知さ
れながら、精製水送給管路5中を圧送され、精製水貯留
タンク2に至り、そこに貯留される。
【0015】モジュール1の1次側の濃縮水は、濃縮水
循環管路13を循環して流れ、その一部は、排出濃縮水
流量調節弁27で調節され、濃縮水排出管路15から外
部へ排出される。この間、精製水流量と排出濃縮水量は
所定のバランスになるように送給精製水流量計11およ
び排出濃縮水流量計16で得られる情報に基づき、さら
に供給原水流量調節弁24および濃縮水流量調節弁14
が繰り返し調節される。
【0016】精製水貯留タンク2に貯留されている間の
精製水における細菌の発生は、紫外線殺菌灯18により
抑止される。
【0017】精製水貯留タンク2に貯留されている精製
水は、精製水供給ポンプ12により、精製水供給管路7
を通り、その出口6に接続された透析装置(図示せず)
へと供給される。
【0018】この透析装置は、通常、多人数用透析液供
給装置や患者に接続される個人用透析装置からなる。こ
の透析治療等、精製水を使用する場所をユースポイント
と云う。
【0019】ユースポイントへと供給される精製水の一
部は、精製水供給ポンプ12の作用を受けて、精製水タ
ンク循環管路19を経て、精製水貯留タンク2へ常時戻
るように、循環されている。その流量は、タンク循環精
製水流量調節弁20にて調製される。
【0020】これは、ユースポイントへの送液圧力の調
整、ユースポイントでの精製水の消費が無くなった場合
の精製水供給ポンプ12の閉め切り運転の防止、ならび
に、精製水貯留タンク2および精製水供給管路7内に精
製水が長時間滞留することによる細菌の繁殖を抑制する
ためである。
【0021】精製水貯留タンク2からユースポイントへ
供給される精製水の流量は、ユースポインで透析治療を
受けている患者の数によって変動する。この変動に対処
するため、精製水貯留量検出計(液面レベルセンサー)
17により、精製水貯留タンク2における精製水の液面
レベルの上限(Hc)、下限(Lc)が検知され、原水
供給ポンプ10の稼働(発停)が、制御部101からの
信号103により、制御される。
【0022】すなわち、原水供給ポンプ10が、設定値
下限(Lc)で起動され、モジュール1による造水が開
始され、設定値上限(Hc)で停止され、モジュール1
による造水が停止される。
【0023】水精製部Bでは、モジュール1が所定の条
件下で作用するように、送給精製水流量計11および排
出濃縮水流量計16から得られる情報に基づき、供給原
水流量調節弁24および濃縮水流量調節弁14が調節さ
れる。なお、濃縮水の一部が、モジュール1内に循環せ
しめられるのは、モジュール1内を所定の流速に維持す
るためである。
【0024】周知の通り、透析治療では、ダイアライザ
ー内の透析膜を介して血液と透析液(所定の電解質分を
含んだ原液に上記精製水を調合して製造される)を接触
させ、両液の物質濃度差により、透析患者の血液中の老
廃物を除去するとともに、透析液からは、必要なイオン
性電解物質等が血液側に補給される。従って、当然なが
ら、この透析液には高い清浄度が要求される。更に、透
析治療における技術手法の発展に伴い、更に高いレベル
の清浄度が要求されるようになった。
【0025】すなわち、従来の透析療法が取り除いてい
た成分より更に分子量の大きい尿毒素成分が見出され、
長期的な患者の様態の改善には、このようなよりサイズ
の大きい物質を除去する必要が判明してきた。これに
は、透析膜の孔径(ポアサイズ)を大きくする必要があ
る。このことは、逆に、従来は透析膜で阻止されていた
透析液中の微粒子等の不純物が血液側に混入する危険性
が高くなることを意味する。更には、オンライン・ヘモ
ダイアフィルトレーションと呼ばれる、血液中の血漿成
分を積極的に取り出し、それと当量の透析液を患者に注
入する療法も普及し始めている。
【0026】これらの状況から明らかなように、これら
の透析治療で利用される水が、従来以上に高清浄度(よ
りクリーン)であることが要求され始め、ここに、新た
な技術的課題が生じ始めた。
【0027】すなわち、透析中の細菌のみならず、細菌
の一種であるグラム陰性菌が死滅した後に、その細胞壁
外膜から剥離したエンドトキシン成分が問題となってき
た。エンドトキシンは、症状的にはパイロジェン物質と
も呼ばれ、患者に発熱を引き起こす毒素成分である。こ
れは、細菌の死滅によって発生する非常に取扱の難しい
物質である。エンドトキシンが多量に血液に混入した場
合の短期的な問題としては患者に血圧低下や発熱等、患
者にとって好ましくない症状をもたらす。
【0028】最近は、このエンドトキシンが更に細かく
分裂した破片(フラグメント)による慢性的な障害が指
摘されている。毎週10〜15時間の治療を生存期間中
受けなければならない透析患者にとっては、短期間の治
療では顕在化しなくても、10年以上にも渡る長期治療
での慢性的な疾患を考慮すると、避けて通れない重大な
問題である。
【0029】このフラグメントの最小分子量は、5,0
00ダルトンとされており、患者から除去すべき尿毒素
成分のサイズ(分子量)に匹敵するか、これよりも小さ
いものである。例えば、現在、50,000ダルトンの
尿毒素成分を透過させる透析膜が利用されている。従っ
て、このような高性能な透析治療をより一層安全に実施
するには、透析液中のエンドトキシン量を極小化しなけ
ればならない。
【0030】一方、このエンドトキシンを放出するグラ
ム陰性菌は、特別な細菌ではなく、一般生活環境に生存
している常在菌であり、精製水や透析液中で容易に増殖
する。従って、一旦エンドトキシンを完全に除去して
も、万一グラム陰性菌が混入すれば、急速に増殖し、新
たにエンドトキシンを発生させる。このように、細菌に
由来する問題は、一般の無機・有機の不純物と異なっ
て、混入した量以上に増え、また、滅菌処理もやり方を
間違えれば、細菌自体は滅菌出来ても逆効果となること
になる。
【0031】これらの課題は、透析用の精製水製造装置
が置かれた次の状況を考慮すると、従来の精製水製造装
置そのままでは、解決が非常に難しい。
【0032】(イ)透析液中に塩素が残留していれば、
患者の血液を損傷する(赤血球を破壊する)。また、逆
浸透膜が定常的に原水中の残留塩素に晒されると、膜自
体が酸化による劣化を起こし、本来の膜機能を発揮でき
なくなる。
【0033】これを防止するため、細菌発生を抑制する
ために原水中に添加されている塩素は、前処理部Aの活
性炭濾過器22で完全に除去されるようになされてい
る。そのため活性炭濾過器22より下流側では、原水は
無塩素状態となり、細菌の温床になり易く、また、それ
に付随してエンドトキシンが発生する危険性が高い。
【0034】すなわち、活性炭濾過器22より下流側の
系全体が、細菌汚染に弱い雰囲気となっている。
【0035】(ロ)電子工業分野と異なって小規模であ
るため、精製水の無菌性を管理する専任の技術者を擁す
ることが難しい。
【0036】(ハ)精製水製造装置は、夜間停止され
る。更に、上述したように、治療中もユースポイントで
の消費量に合わせて断続の造水運転が行われる。また、
システムが複雑なこともあって、管路(配管)にデッド
スペースが生じ易い。このような水が滞留する箇所や時
間帯には、細菌が増殖し易い。
【0037】(ニ)逆浸透膜モジュールは、約10kg
/cm2程度の圧力で操作されるが、高圧になる原水供
給ポンプ10の発停に伴って、逆浸透膜25に圧力ショ
ックが加わり膜25が伸張し、これが長期に繰り返され
ると、膜25の表面に亀裂が生じ、細菌汚染のある原水
がモジール1の2次側にリークする恐れがある。
【0038】精製水貯留タンク2の容量を大きくする
と、原水供給ポンプ10の発停頻度を緩和することがで
きるが、逆に、精製水貯留タンク2内での精製水滞留時
間が長くなり、細菌発生防止の面から好ましくない。
【0039】(ホ)更に、逆浸透膜25には異常がなく
ても、逆浸透膜25からなるエレメント部とこれを収納
するケーシング26を流体的にシールするOリング等の
経時機能低下があると、原水供給ポンプ10の発停によ
る急激な圧力ショックにより、モジュール1の1次側の
汚染された原水が2次側に漏れ混む。
【0040】(ト)同時に、急激に高圧が付与される時
のショックにより、デッドゾーンで生じた細菌やエンド
トキシンが一時的に多量に排出される恐れがある。
【0041】(チ)エンドトキシンは、謂わば、細菌の
死骸である。従って、細菌発生が認められた場合には、
適切な滅菌処置を施さないと、グラム陰性菌は死滅させ
ても、かえって高濃度なエンドトキシンをばら撒くこと
になる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来装置の
上記問題点を改善し、上記の要望に応え、常時、清浄度
の高い精製水の製造、供給が可能な逆浸透膜式精製水製
造装置を提供することを目的とする。更には、従来装置
以上に操作性や経済性に優れた逆浸透膜式精製水製造装
置を提供することを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係るの第1の逆浸透膜式精製水製造装置の構
成は、次の通りである。
【0044】逆浸透膜モジュール、精製水貯留タンクを
有し、先端に入口を有し末端が前記逆浸透膜モジュール
に接続された原水供給管路、前記逆浸透膜モジュールか
ら導出され前記精製水貯留タンクに接続された精製水送
給管路、前記精製水貯留タンクから導出され末端に出口
を有する精製水供給管路を有し、前記原水供給管路に、
前記入口から下流方向に順次、原水取り入れポンプ、前
処理部、原水供給開閉弁、原水供給ポンプが設けられ、
前記精製水送給管路に、送給精製水流量計が設けられ、
前記精製水供給管路に、精製水供給ポンプが設けられ、
前記モジュールの1次側から導出され前記原水供給開閉
弁と前記原水供給ポンプとの間の前記原水供給管路に接
続された濃縮水循環管路が設けられ、該濃縮水循環管路
に、濃縮水流量調節弁、該濃縮水流量調節弁の下流側に
おいて前記濃縮水循環管路から分岐された濃縮水排出管
路が設けられ、該濃縮水排出管路に、排出濃縮水流量調
節弁と排出濃縮水流量計が設けられ、前記精製水貯留タ
ンクに、精製水貯留量検出計、殺菌灯が設けられ、前記
精製水供給ポンプの下流側において前記精製水供給管路
から分岐され前記精製水貯留タンクに至る精製水タンク
循環管路が設けられ、該精製水タンク循環管路に、タン
ク循環精製水流量調節弁が設けられてなる逆浸透膜式精
製水製造装置(以下、基幹装置と云う)において、前記
前処理部と前記原水供給開閉弁との間の位置において前
記原水供給管路に、原水排出管路が設けられ、該原水排
出管路に、原水排出開閉弁が設けられたことを特徴とす
る逆浸透膜式精製水製造装置。
【0045】前記基幹装置において、精製水の製造が停
止されているときは、原水取り入れポンプ8(図1参
照、以下、同じ)および原水供給ポンプ10は、停機し
ている。この間、原水供給管路4中の原水は、そこに停
滞している。特に、活性炭濾過器22から下流域で停滞
している原水は、当初の水道水から塩素が除かれた水で
あるため、この停滞が長時間にわたると、この停滞水に
細菌が発生し、それが増殖する可能性がある。また、こ
のような停滞水がモジュール1に流通されると、モジュ
ール1内が細菌により汚染される。
【0046】この第1の逆浸透膜式精製水製造装置は、
この問題を解決するものであり、モジュール1の運転開
始に当たり、前記停滞水が、原水排出管路から系外へと
排出される機能を有する。
【0047】前記目的を達成するための本発明に係るの
第2の逆浸透膜式精製水製造装置の構成は、次の通りで
ある。
【0048】前記基幹装置において、前記原水供給ポン
プが供給原水の圧力および流量可変型ポンプとされ、前
記精製水送給管路に、精製水排出管路が設けられ、該精
製水排出管路に、精製水排出開閉弁が設けられ、前記排
出濃縮水流量計より下流側の位置において前記濃縮水排
出管路に、濃縮水排出開閉弁が設けられ、前記濃縮水循
環管路から前記濃縮水排出管路が分岐する位置より下流
側の位置において前記濃縮水循環管路に、循環濃縮水流
量計および濃縮水循環開閉弁が設けられたことを特徴と
する逆浸透膜式精製水製造装置。
【0049】前記基幹装置において、前記モジュール1
(図1参照、以下、同じ)による精製水の製造が停止さ
れている間、前記原水供給管路4、前記モジュール1、
前記精製水送給管路5中の水は、そこに停滞している。
この停滞の間に、この停滞水に、水質の低下あるいは細
菌の発生による汚染が生じる可能性がある。
【0050】この第2の逆浸透膜式精製水製造装置は、
この問題を解決するものであり、モジュール1の運転開
始に当たり、前記停滞水が、精製水排出管路、および、
濃縮水排出管路から系外へと排出される機能を有する。
【0051】前記目的を達成するための本発明に係るの
第3の逆浸透膜式精製水製造装置の構成は、次の通りで
ある。
【0052】前記第2の逆浸透膜式精製水製造装置にお
いて、前記精製水貯留タンクから導出され前記原水供給
開閉弁と前記原水供給ポンプとの間の位置において前記
原水供給管路に接続された精製水モジュール循環管路が
設けられ、該精製水モジュール循環管路に、精製水モジ
ュール循環開閉弁が設けられたことを特徴とする逆浸透
膜式精製水製造装置。
【0053】前記第2の逆浸透膜式精製水製造装置にお
いて、前記モジュール1(図1参照、以下、同じ)によ
る精製水の製造は、精製水供給管路7に接続されている
透析装置での精製水の使用量に応じて変動する精製水貯
留タンク2の精製水の貯留量に見合って行われる。貯留
量が十分である、すなわち、前記精製水貯留量検出計
(液面計)17が貯留量が十分である信号(Hc)を示
すと、原水供給ポンプが停止し、モジュール1による精
製水の製造が停止される。次いで、前記精製水貯留量検
出計(液面計)17が貯留量が不十分である信号(L
c)を示すと、原水供給ポンプが作動し、モジュール1
による精製水の製造が開始される。
【0054】このとき、透析装置での精製水の使用量
は、様々であるため、場合により、精製水の製造再開ま
での待機時間が長くなる。その間、モジュール1の2次
側、精製水送給管路5内の水は、そこに停滞する。この
停滞時間があまり長い場合には、この停滞水に、水質の
低下あるいは細菌の発生による汚染が生じる可能性があ
る。
【0055】この第3の逆浸透膜式精製水製造装置は、
この問題を解決するものであり、原水からの精製水の製
造が休止されている間、前記精製水貯留タンク2(図1
参照、以下、同じ)から前記モジュール1を通り前記精
製水貯留タンク2に戻る精製水の循環が行われる。
【0056】前記目的を達成するための本発明に係るの
第4の逆浸透膜式精製水製造装置の構成は、次の通りで
ある。
【0057】前記第3の逆浸透膜式精製水製造装置にお
いて、前記精製水貯留タンクから導出されたタンク精製
水排出管路が設けられ、該タンク精製水排出管路に、タ
ンク精製水排出開閉弁が設けられ、前記精製水タンク循
環管路の分岐位置より下流側の位置において前記精製水
供給管路に、精製水供給開閉弁が設けられたことを特徴
とする逆浸透膜式精製水製造装置。
【0058】前記第3の逆浸透膜式精製水製造装置にお
いて、透析装置による一日の透析処置が終了すると、次
回(翌日)の透析治療の開始まで、精製水製造装置は、
長時間停機状態となる。この状態は、前記逆浸透膜25
(図1参照、以下、同じ)に対するファウリングや細菌
の増殖の可能性をもたらす。
【0059】この第4の逆浸透膜式精製水製造装置は、
この問題を解決するものであり、原水からの精製水の製
造を休止している間、前記精製水貯留タンク2から前記
モジュール1を通り前記精製水貯留タンク2に戻る精製
水の循環が行われる。
【0060】前記目的を達成するための本発明に係るの
第5の逆浸透膜式精製水製造装置の構成は、次の通りで
ある。
【0061】前記第4の逆浸透膜式精製水製造装置にお
いて、前記精製水貯留タンクに、タンク精製水温度検出
計が設けられたことを特徴とする逆浸透膜式精製水製造
装置。
【0062】前記第4の逆浸透膜式精製水製造装置にお
いて、ユースポイントでの精製水の消費量が少ない場
合、前記原水供給ポンプによる精製水の循環運転が、精
製水モジュール循環管路を通じて、長時間行われる。こ
の場合、精製水貯留タンク2(図1参照、以下、同じ)
内の精製水の液温が上昇する場合がある。
【0063】この第5の逆浸透膜式精製水製造装置は、
この問題を解決するものであり、前記タンク精製水温度
検出計により精製水の温度が検知され、これに基づき、
前記精製水貯留タンク2から温度の上がった精製水の一
部が排出され、一方において、前記モジュール1からの
新たな精製水の精製水貯留タンク2への受け入れが行わ
れる。
【0064】前記目的を達成するための本発明に係るの
第6の逆浸透膜式精製水製造装置の構成は、次の通りで
ある。
【0065】前記第4の逆浸透膜式精製水製造装置にお
いて、前記精製水タンク循環管路に薬液注入装置が接続
されたことを特徴とする逆浸透膜式精製水製造装置。
【0066】長期に原水および精製水を循環させてモジ
ュール1(図1参照、以下、同じ)を使用する場合、モ
ジュール1は、細菌等で汚染される可能性がある。
【0067】この第6の逆浸透膜式精製水製造装置は、
この問題を解決するものであり、薬液によるモジュール
1の滅菌処理が行われる。
【0068】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0069】図2は、本発明に係る逆浸透膜式精製水製
造装置(以下、単に、精製水製造装置と云う場合があ
る)の一例のフロー図である。
【0070】図2に示された装置の構成部品番号で、図
1に示された従来装置の構成部品番号と同じものが存在
する。同じ番号のものは、図1に示された従来装置にお
ける構成部品と同じで、同じ機能を有する。図2に示さ
れた装置の説明は、図1に示された装置と異なるところ
を中心にして行われる。
【0071】図2において、フィルター23と原水供給
開閉弁9との間の位置には、原水供給管路4から分岐さ
れて原水排出管路31が設けられ、この原水排出管路3
1に、原水排出開閉弁32が設けられている。
【0072】図2において、原水供給ポンプ10aは、
供給原水の圧力および流量の可変制御が可能な圧力・流
量可変型ポンプである。
【0073】図2において、精製水送給管路5には、こ
の管路5から分岐されて精製水排出管路33が設けら
れ、この精製水排出管路33に、精製水排出開閉弁34
が設けられている。
【0074】図2において、濃縮水排出管路15には、
排出濃縮水流量計16の下流側において、濃縮水排出開
閉弁41が設けられ、また、濃縮水循環管路13には、
濃縮水排出管路15の分岐位置の下流側において、循環
濃縮水流量計42および濃縮水循環開閉弁43が設けら
れている。
【0075】図2において、精製水貯留タンク2から導
出され、原水供給開閉弁9と原水供給ポンプ10aとの
間の位置において、原水供給管路4に接続された精製水
モジュール循環管路51が設けられ、この精製水モジュ
ール循環管路51に、精製水モジュール循環開閉弁52
が設けられている。
【0076】図2において、精製水貯留タンク2から導
出されたタンク精製水排出管路61が設けられ、このタ
ンク精製水排出管路61に、タンク精製水排出開閉弁6
2が設けられ、また、精製水供給管路7には、精製水タ
ンク循環管路19の分岐位置の下流側において、精製水
供給開閉弁63が設けられている。
【0077】図2において、精製水貯留タンク2には、
タンク精製水温度検出計64が設けられている。
【0078】図2において、精製水タンク循環管路19
には、薬液注入装置71が接続されている。この薬液注
入装置71は、薬液ボトル72、この薬液ボトル72か
ら導出された薬液送給管路73、この薬液送給管路73
の先端が開口する吸引エジェクター74、この吸引エジ
ェクター74の入口と精製水タンク循環管路19とを結
合するエジェクター入口管路75、この吸引エジェクタ
ー74の出口と精製水タンク循環管路19とを結合する
エジェクター出口管路76とから形成されている。
【0079】図2において、送給精製水流量計11、排
出濃縮水流量計16、精製水貯留量検出計17、循環濃
縮水流量計42が検出するデータに基づき、あるいは、
時間的データに基づき、各ポンプ8、10a、12の駆
動、ならびに、各開閉弁9、32、34、41、43、
52、62、63の開閉を制御する信号を出す制御部2
01が設けられている。
【0080】次に、図2に示された本発明に係る逆浸透
膜式精製水製造装置による精製水の製造工程を説明す
る。
【0081】装置が停機されている状態から精製水の製
造を開始することにする。停機中に系内の水は停滞して
いる。この停滞水には、水質の劣化や細菌の発生、増殖
が生じている可能性がある。
【0082】先ず、制御部201からの信号に基づき、
原水取り入れポンプ8が駆動され、原水排出開閉弁32
が開状態とされる。原水供給開閉弁9は、閉状態であ
る。これにより、活性炭濾過器22以降の塩素を実質的
に含まない停滞水は、原水排出管路31を通り、系外に
排出され、停滞水は、新しい原水に置換される。
【0083】これにより、停滞水による下流側の汚染が
防止される。この系外への排出時間は、停機していた時
間の長さに応じて選定される。選定された時間が経過し
た後、原水排出開閉弁32は、制御部201からの信号
により、閉状態とされる。
【0084】次いで、制御部201からの信号に基づ
き、原水供給開閉弁9および濃縮水排出開閉弁41が開
状態とされ、原水供給開閉弁9以降からモジュール1の
1次側および濃縮水循環管路13中に停滞していた停滞
水は、濃縮水排出開閉弁41が開状態にされた濃縮水排
出管路15を通り、系外に排出され、停滞水は、新しい
原水に置換される。
【0085】次いで、原水供給ポンプ10aの送液作用
により、原水はモジュール1の1次側に流入し、一部
は、逆浸透膜25を透過し、モジュール1の2次側に流
入し、精製水となるが、停機中に、モジュール1の2次
側および精製水送給管路5中に停滞していた停滞水は、
制御部201からの信号に基づき、精製水排出開閉弁3
4が開状態にされた精製水排出管路33を通り、系外に
排出され、停滞水は、新しい精製水に置換される。
【0086】また、濃縮水は、制御部201からの信号
に基づき、濃縮水循環開閉弁43が開状態にされた濃縮
水循環管路13を通り、モジュール1の1次側に戻り、
濃縮水循環管路13を循環流動する。この間、一部は、
濃縮水排出管路15を通り、系外に排出され、停滞水
は、新しい原水に置換される。
【0087】これにより、停滞水による下流側の汚染が
防止される。この系外への排出時間は、停機していた時
間の長さに応じて選定される。選定された時間が経過し
た後、、精製水排出開閉弁34は、制御部201からの
信号により、閉状態とされる。この状態は、正規の精製
水の製造状態である。モジュール1にて得られる精製水
は、精製水送給管路5を通り、精製水貯留タンク2に送
られ、そこに貯留される。
【0088】精製水貯留タンク2における精製水の貯留
量は、精製水供給管路7の出口6に接続される透析装置
(ユースポイント)(図示せず)での精製水の使用量に
応じて変動する。精製水貯留量検出計17が、貯留量の
上限(Hc)を検知すると、制御部201からの信号に
より、原水供給ポンプ10aの駆動は停止され、造水停
止(造水待機)の状態となる。精製水貯留量検出計17
が、貯留量の下限(Lc)を検知すると、制御部201
からの信号により、原水供給ポンプ10aの駆動は開始
され、造水の状態となる。
【0089】この造水待機の時間は、ユースポイントで
の精製水の使用量により様々である。あまり長時間にな
ると、モジュール1の2次側あるいは精製水送給管路5
中の停滞水の水質が徐々に変質する場合があり、この状
態で、造水を再開すると、水質が変化した精製水が、造
水再開により得られる清浄な精製水と混合する問題があ
る。
【0090】この問題を解消するため、精製水貯留量検
出計17が、貯留量の上限(Hc)を検知し、制御部2
01からの信号により、原水取入れポンプ8の駆動を停
止せしめると共に、原水供給開閉弁9が閉状態にされ、
原水の原水供給ポンプ10aへの供給が停止され、これ
と同時に、精製水モジュール循環開閉弁52が開状態に
され、原水供給ポンプ10aの作動により、精製水貯留
タンク2の精製水が、精製水モジュール循環管路51を
通して、モジュール1から精製水送給管路5を経て精製
水貯留タンク2に至るモジュール循環系が形成される。
【0091】この状態において、原水供給ポンプ10a
による送液圧力は、送給精製水流量計11から得られる
信号に基づく制御部201からの信号により、精製水の
水質に変化が生じない範囲を目安に設定、制御され、モ
ジュール循環系における精製水の適切な循環流量が確保
される。
【0092】なお、この原水供給ポンプ10aには、イ
ンバータが使用され、送給精製水流量計11から得られ
る信号に基づく制御部201からの信号により、このポ
ンプ10aの回転数(圧力)が、制御される。また、精
製水貯留量検出計17による検出が、液面のハイ・ロー
2位置検出ではなく、液面レベルが無段階的に検出され
るようになされることにより、原水供給ポンプ10aの
送液圧力が無段階的に変更可能となり、ユースポイント
での精製水の消費量により見合ったモジュール循環系の
運転が可能となる。
【0093】一日あるいは一年を通じた原水の温度差に
よる逆浸透膜25の透過率の変動があるが、これに起因
して精製水流量が変動しても、送給精製水流量計11の
信号に基づき、この方式の原水供給ポンプ10aの回転
数(圧力)が自動制御されることにより、所定の精製水
量が、常に安定して確保される。
【0094】モジュール循環系において、精製水の循環
運転が開始されるに当たっては、制御部201からの信
号により、濃縮水排出開閉弁41が開状態、濃縮水循環
開閉弁43が閉状態とされ、モジュール1の1次側の濃
縮水は、原水供給ポンプ10aの作動により、精製水モ
ジュール循環管路51から到来する精製水で、濃縮水排
出管路15を通し、系外へ排出され、精製水で置換され
る。
【0095】これにより、従来は、造水待機の間にモジ
ュール1の1次側に停滞した原水が、逆浸透膜25のフ
ァウリングやそこへの菌の増殖を加速する現象が存在し
たが、このモジュール循環系の採用により、精製水によ
る逆浸透膜25の膜面のフラッシングがなされ、膜内部
のファウリングや菌の増殖が、抑制される。
【0096】モジュール1の1次側の濃縮水の濃縮水排
出管路15からの系外へ排出が完了すると、制御部20
1からの信号により、濃縮水排出開閉弁41は閉状態と
され、濃縮水循環開閉弁43は開状態とされ、モジュー
ル循環系により精製水の循環運転が継続される。この循
環運転は、精製水貯留量検出計17の検知信号が、造水
再開を必要とする量(Lc)を示すまで継続される。な
お、造水が再開されるに当たっては、精製水モジュール
循環開閉弁52は、閉状態とされる。
【0097】この継続は、造水待機で、原水の流入が停
止されている間の系内での水の停滞が防止され、より清
浄な精製水の貯留およびその使用に有益である。この
間、勿論、精製水排出開閉弁34および濃縮水排出開閉
弁41は閉状態にされ、系内の外界雰囲気との係合は遮
断される。
【0098】また、この継続は、原水供給ポンプ10a
の駆動の停止、再開を実質的になくすことになるため、
従来から問題とされていた原水供給ポンプ10の発停に
よる圧力ショックに起因するモジュール1への圧力ショ
ックがなくなる。それがため、モジュール1内の逆浸透
膜25やそこに使用されているOリングの損傷が、実質
的に防止される。
【0099】ユースポイントでの一日の透析治療が終了
すると、精製水製造装置は、次回(通常、翌日)の透析
治療が始まるまで、完全な停機状態となる。この完全な
停機状態においても、精製水製造装置の系内は、清浄に
維持されることが要望される。この要望がかなえられる
ように、本発明に係る逆浸透膜式精製水製造装置は、次
のように使用される。
【0100】透析治療の終了時に、精製水モジュール循
環開閉弁52が、開状態とされ、原水供給ポンプ10a
により、精製水貯留タンク2の精製水の一部が、モジュ
ール1に通水される(上記モジュール循環系の形成と同
じ)。ここにおいて、精製水排出開閉弁34および濃縮
水排出開閉弁41が開状態とされ、モジュール1の1次
側の濃縮水が、通水された精製水で、精製水排出管路3
3および濃縮水排出管路15から、系外に排出せしめら
れる。次いで、精製水排出開閉弁34、濃縮水排出開閉
弁41および精製水モジュール循環開閉弁52が閉状態
とされ、ここに、モジュール1への精製水の封入が完了
する。
【0101】次回(通常、翌日)の透析治療が始まるま
で、モジュール1は、精製水が封入された状態に維持さ
れる。これにより、従来の塩素が除去された原水および
濃縮水が停滞した状態で、停機時に放置された場合に比
べ、より優れた逆浸透膜25に対するファウリングや菌
の増殖の防止効果が得られ、装置の清浄状態の維持が可
能となる。
【0102】ユースポイントでの精製水の消費量が少な
い場合、モジュール循環系の運転が長時間に及ぶ。その
場合、原水供給ポンプ10aの自己発熱のため、精製水
貯留タンク2内の精製水の温度が上昇することがある。
この温度上昇を監視するために、精製水貯留タンク2内
に、タンク精製水温度検出計64が設けられている。
【0103】この温度検出計64が、警戒温度を検知し
た場合、制御部201からの信号により、タンク精製水
排出開閉弁62が開状態にされ、タンク精製水の一部
は、タンク精製水排出管路61を通り、系外に排出され
る。これと共に、モジュール循環系の運転が停止され、
造水運転に移行され、新しい精製水が精製水貯留タンク
2に供給され、タンク2内の精製水の温度が低下せしめ
られ、精製水がある温度以上になるのが防止され、ユー
スポイントへ供給される精製水の温度上昇による透析患
者に与える障害が未然に防止される。また、温度上昇に
よるエンドトキシンの増殖作用が抑制される。
【0104】次回(通常、翌日)の透析治療が始まるま
で、精製水製造装置は、長時間停機状態となるが、この
間、このままでは、精製水貯留タンク2が精製水の大き
な停滞部となり、そこでの精製水の水質の劣化(細菌の
発生、増殖を含む)が生じる。これを防止するため、従
来装置には、紫外線殺菌灯18が装備されている。確か
に、この紫外線殺菌灯18は、ある程度の効果は奏する
が、これのみで完璧とは云えない。
【0105】この問題を解決するために、停滞水が存在
しないように、この長時間の停機状態の間、原水供給ポ
ンプ10aの運転を続け、精製水モジュール循環を行う
方法が考えられるが、エネルギー消費が大きい。
【0106】この問題を解決するために、精製水貯留タ
ンク2に、停滞水を残留させない手法が用いられる。す
なわち、一日の透析治療が終了したとき、精製水モジュ
ルール循環管路51が用いられ、精製水貯留タンク2の
精製水が、モジュール1、濃縮水循環管路13、濃縮水
排出開閉弁41が開状態の濃縮水排出管路15、精製水
排出開閉弁34が開状態の精製水排出管路33に流さ
れ、精製水貯留タンク2の精製水の液面レベルが所定の
レベルまで下がったところで、この精製水の循環、排出
が停止せしめられ、次いで、タンク精製水排出開閉弁6
2が開状態にされ、精製水貯留タンク2内の残りの精製
水が、タンク精製水排出管路61から系外に、実質的に
完全に排出せしめられる。その後、タンク精製水排出開
閉弁62が閉状態とされ、精製水が実質的に空となった
精製水貯留タンク2に対しては、紫外線殺菌灯18の点
灯が継続される。
【0107】なお、次の運転開始に当たり、点灯が継続
された紫外線殺菌灯18は、消灯され、自然冷却され、
運転開始により精製水が精製水貯留タンク2に満水とな
る時期に、再度点灯される。これらは、制御部201か
らの制御信号によりなされる。
【0108】以上において、精製水製造装置が清浄に維
持されるための装置の構成およびその使用法の説明がな
された。しかし、精製水製造装置により、長期的に良好
な水質の精製水が安定して供給されるためには、更に、
精製水製造装置が滅菌される作用をも有していること
が、装置の保守の面から好ましい。
【0109】この滅菌は、精製水貯留タンク2に付設さ
れた薬液注入装置71により行われる。精製水供給開閉
弁63が閉状態とされ、精製水供給ポンプ12の作動に
より、精製水タンク循環管路19にて、精製水が循環せ
しめられている間に、薬液ボトル72に収容された薬液
(例えば、次亜塩素酸ソーダの原液)が、エジェクター
74の作用により、薬液送給管路73、エジェクター出
口管路76を経て、精製水タンク循環管路19に注入さ
れ、精製水貯留タンク2に入り、更に、精製水タンク循
環管路19を経て循環される。この間に、薬液は、精製
水と混合され、稀釈、調合される。薬液が次亜塩素酸ソ
ーダの場合、10ppm程度に稀釈されるように、薬液
の原液が用意され、注入される。この薬液注入は、1分
以内で完了する。
【0110】薬液が稀釈されて存在する精製水は、精製
水モジュール循環開閉弁52が開状態にされた精製水モ
ジュール循環管路51を通り、原水供給ポンプ10aの
作用を受けて、モジュール1、精製水送給管路5を経て
精製水貯留タンク2へと循環せしめられ、この間に、各
管路およびモジュール1は、薬液にて、滅菌される。
【0111】滅菌操作が終了した後、薬液は、タンク精
製水排出開閉弁62が開状態にされることにより、タン
ク精製水排出管路61から系外に排出される。これらの
一連の滅菌操作は、制御部201からの各構成部材への
信号によりなされるように自動化されている。
【0112】この滅菌操作によれば、従来、滅菌処理を
することが出来なかったモジュール1の2次側から精製
水送給管路5をもが滅菌処理される。また、従来は、逆
浸透膜25の滅菌処理と精製水貯留タンク2の滅菌処理
とは、別々に、しかも、人手による薬液タンクの運搬な
らびにタンクからの滅菌箇所への薬液注入により行われ
ていたが、上記滅菌操作によれば、これらが、一連の操
作で自動的に行われ、その結果、滅菌に要する時間、人
手が大幅に減少する。
【0113】なお、薬液注入装置71は、精製水タンク
循環管路19に常設されても良いが、この管路19に対
し、ワンタッチコネクター等の手段により、着脱自在な
着脱方式が採用されても良い。
【0114】なお、以上に説明された実施態様は、逆浸
透膜式精製水製造装置が、透析装置に結合される場合の
態様についてのものであるが、透析装置以外の、たえず
より清浄な精製水を必要とする使用装置(ユースポイン
ト)に対しても、本発明に係る逆浸透膜式精製水製造装
置は、従来装置にはなかった上述の種々の作用、効果を
発揮する。
【0115】
【発明の効果】本発明に係る逆浸透膜式精製水製造装置
は、装置の停機時に系内に滞留する水(停滞水)におけ
る細菌の発生、増殖、エンドトキシンの発生を含む水質
の劣化に起因して生じる装置運転再開時に清浄な精製水
の製造が行われ難い、あるいは、製造が出来ないと云う
従来装置が有していた問題点を解決したもので、装置運
転再開以降も含め常時安定した清浄な精製水を必要とす
る精製水のユースポイントを扱う現場(透析治療現場、
清浄(クリーン)を必要とする製品の製造現場等)にと
り、極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の逆浸透膜式精製水製造装置の一例を示す
フロー図である。
【図2】本発明に係る逆浸透膜式精製水製造装置の一例
を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 :逆浸透膜モジュール 2 :精製水貯留タンク 3 :入口 4 :原水供給管路 5 :精製水送給管路 6 :出口 7 :精製水供給管路 8 :原水取り入れポンプ 9 :原水供給開閉弁 10 :原水供給ポンプ 10a:圧力・流量可変型原水供給ポンプ 11 :送給精製水流量計 12 :精製水供給ポンプ 13 :濃縮水循環管路 14 :濃縮水流量調節弁 15 :濃縮水排出管路 16 :排出濃縮水流量計 17 :精製水貯留量検出計 18 :殺菌灯 19 :精製水タンク循環路 20 :タンク循環精製水流量調節弁 21 :軟水器 22 :活性炭濾過器 23 :フィルター 24 :供給原水流量調節弁 25 :逆浸透膜 26 :ケーシング 27 :排出濃縮水流量調節弁 31 :原水排出管路 32 :原水排出開閉弁 33 :精製水排出管路 34 :精製水排出開閉弁 41 :濃縮水排出開閉弁 42 :循環濃縮水流量計 43 :濃縮水循環開閉弁 51 :精製水モジュール循環管路 52 :精製水モジュール循環開閉弁 61 :タンク精製水排出管路 62 :タンク精製水排出開閉弁 63 :精製水供給開閉弁 64 :タンク精製水温度検出計 71 :薬液注入装置 72 :薬液ボトル 73 :薬液送給管路 74 :エジェクター 75 :エジェクター入口管路 76 :エジェクター出口管路 101 :制御部 102 :制御信号 103 :制御信号 201 :制御部 A :前処理部 B :水精製部 C :精製水貯留部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 9/00 503 C02F 9/00 503B // A61L 2/10 A61L 2/10 A61M 1/14 511 A61M 1/14 511 Fターム(参考) 4C058 AA20 AA22 BB06 CC05 KK02 KK12 KK46 4C077 AA05 BB01 DD14 JJ04 JJ15 JJ16 JJ17 JJ24 KK09 KK25 4D006 GA03 JA53Z JA57A JA64Z JA65Z JA67Z KA01 KA12 KA17 KA63 KA72 KB04 KB12 KB14 KB30 KC02 KC13 KC21 KE02P KE02Q KE03P KE03Q KE04P KE04Q KE16P KE21P KE21Q KE23R MB02 MB05 PA02 PB02 PB24 PB27 PB28 PB54 PB55 PC43 PC44

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆浸透膜モジュール、精製水貯留タンクを
    有し、先端に入口を有し末端が前記逆浸透膜モジュール
    に接続された原水供給管路、前記逆浸透膜モジュールか
    ら導出され前記精製水貯留タンクに接続された精製水送
    給管路、前記精製水貯留タンクから導出され末端に出口
    を有する精製水供給管路を有し、前記原水供給管路に、
    前記入口から下流方向に順次、原水取り入れポンプ、前
    処理部、原水供給開閉弁、原水供給ポンプが設けられ、
    前記精製水送給管路に、送給精製水流量計が設けられ、
    前記精製水供給管路に、精製水供給ポンプが設けられ、
    前記モジュールの1次側から導出され前記原水供給開閉
    弁と前記原水供給ポンプとの間の前記原水供給管路に接
    続された濃縮水循環管路が設けられ、該濃縮水循環管路
    に、濃縮水流量調節弁、該濃縮水流量調節弁の下流側に
    おいて前記濃縮水循環管路から分岐された濃縮水排出管
    路が設けられ、該濃縮水排出管路に、排出濃縮水流量調
    整弁と排出濃縮水流量計が設けられ、前記精製水貯留タ
    ンクに、精製水貯留量検出計、殺菌灯が設けられ、前記
    精製水供給ポンプの下流側において前記精製水供給管路
    から分岐され前記精製水貯留タンクに至る精製水タンク
    循環管路が設けられ、該精製水タンク循環管路に、タン
    ク循環精製水流量調節弁が設けられてなる逆浸透膜式精
    製水製造装置において、 前記前処理部と前記原水供給開閉弁との間の位置におい
    て前記原水供給管路に、原水排出管路が設けられ、該原
    水排出管路に、原水排出開閉弁が設けられたことを特徴
    とする逆浸透膜式精製水製造装置。
  2. 【請求項2】逆浸透膜モジュール、精製水貯留タンクを
    有し、先端に入口を有し末端が前記逆浸透膜モジュール
    に接続された原水供給管路、前記逆浸透膜モジュールか
    ら導出され前記精製水貯留タンクに接続された精製水送
    給管路、前記精製水貯留タンクから導出され末端に出口
    を有する精製水供給管路を有し、前記原水供給管路に、
    前記入口から下流方向に順次、原水取り入れポンプ、前
    処理部、原水供給開閉弁、原水供給ポンプが設けられ、
    前記精製水送給管路に、送給精製水流量計が設けられ、
    前記精製水供給管路に、精製水供給ポンプが設けられ、
    前記モジュールの1次側から導出され前記原水供給開閉
    弁と前記原水供給ポンプとの間の前記原水供給管路に接
    続された濃縮水循環管路が設けられ、該濃縮水循環管路
    に、濃縮水流量調節弁、該濃縮水流量調節弁の下流側に
    おいて前記濃縮水循環管路から分岐された濃縮水排出管
    路が設けられ、該濃縮水排出管路に、排出濃縮水流量調
    節弁と排出濃縮水流量計が設けられ、前記精製水貯留タ
    ンクに、精製水貯留量検出計、殺菌灯が設けられ、前記
    精製水供給ポンプの下流側において前記精製水供給管路
    から分岐され前記精製水貯留タンクに至る精製水タンク
    循環管路が設けられ、該精製水タンク循環管路に、タン
    ク循環精製水流量調節弁が設けられてなる逆浸透膜式精
    製水製造装置において、 前記原水供給ポンプが供給原水の圧力および流量可変型
    ポンプとされ、前記精製水送給管路に、精製水排出管路
    が設けられ、該精製水排出管路に、精製水排出開閉弁が
    設けられ、前記排出濃縮水流量計より下流側の位置にお
    いて前記濃縮水排出管路に、濃縮水排出開閉弁が設けら
    れ、前記濃縮水循環管路から前記濃縮水排出管路が分岐
    する位置より下流側の位置において前記濃縮水循環管路
    に、循環濃縮水流量計および濃縮水循環開閉弁が設けら
    れたことを特徴とする逆浸透膜式精製水製造装置。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載の逆浸透膜式精製水製
    造装置において、 前記精製水貯留タンクから導出され前記原水供給開閉弁
    と前記原水供給ポンプとの間の位置において前記原水供
    給管路に接続された精製水モジュール循環管路が設けら
    れ、該精製水モジュール循環管路に、精製水モジュール
    循環開閉弁が設けられたことを特徴とする逆浸透膜式精
    製水製造装置。
  4. 【請求項4】前記請求項3に記載の逆浸透膜式精製水製
    造装置において、 前記精製水貯留タンクから導出されたタンク精製水排出
    管路が設けられ、該タンク精製水排出管路に、タンク精
    製水排出開閉弁が設けられ、前記精製水タンク循環管路
    の分岐位置より下流側の位置において前記精製水供給管
    路に、精製水供給開閉弁が設けられたことを特徴とする
    逆浸透膜式精製水製造装置。
  5. 【請求項5】前記請求項4に記載の逆浸透膜式精製水製
    造装置において、 前記精製水貯留タンクに、タンク精製水温度検出計が設
    けられたことを特徴とする逆浸透膜式精製水製造装置。
  6. 【請求項6】前記請求項4に記載の逆浸透膜式精製水製
    造装置において、 前記精製水タンク循環管路に、薬液注入装置が接続され
    たことを特徴とする逆浸透膜式精製水製造装置。
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