JP4361984B2 - 浄水システムおよび浄水システムの洗浄方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原水を浄化して無菌水、高純度水、イオン交換水、飲料水などを製造する浄水システムに関し、詳しくは、浄水非使用時の任意の日時に薬液によるシステムの洗浄を自動で行うことができる浄水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
不純物を含む原水を浄化して無菌水、高純度水、イオン交換水、飲料水などを製造する浄水システムは、幅広い分野で利用されている。
例えば、病院などにおいては、手術用器具の洗浄、手術前の手洗い、人工透析、各種検査などに使用される無菌水を製造する浄水システムが設置され、半導体などの電子部品の製造工場などにおいては高純度水を製造する浄水システムが設置され、一般家庭などにおいては、水道水中の塩素や浮遊物を除去する浄水システムが設置されている。
【0003】
このような浄水システムには、逆浸透膜、濾過膜、イオン交換樹脂などを有する浄水部と、多量の浄水を消費する場合は、浄水部で製造された浄水を一時貯留する浄水貯留部とが備えられている。この浄水システムにおいては、浄水部の機能維持および浄水の品質維持のために、浄水システム自体の定期的な洗浄が必要である。
【0004】
例えば、無菌水を製造する浄水システムにおいては、浄水貯留部の滞留水における細菌の繁殖や、手術室のシャワー等の端末部からの細菌汚染を防止するために、浄水貯留部に循環ラインなどを設けて浄水貯留部の無菌水を常時流動させたり、浄水貯留部に紫外線殺菌ランプを設けるなどの対策を施している。しかしながら、近年、細菌の死骸から発生するパイロージェンなどの発熱因子による後汚染が重要視されてきており、このようなパイロージェンなどの発生を抑制するためには、浄水貯留部の無菌状態を高度に常時保つ必要がある。このような理由から、特に無菌水を製造する浄水システムにおいては、浄水部の逆浸透膜と浄水貯留部の薬液を用いた定期的な洗浄、消毒が必要とされる。
【0005】
しかしながら、浄水システムの洗浄を行うためには、各種バルブの開閉などの複雑な操作が必要な上、洗浄時間に長い時間が必要とされるため、洗浄の実施に多大な労力がかかるという問題があった。
このような問題を解決するために、洗浄運転開始のスイッチ操作のみで浄化システムの洗浄運転を開始し、自動的に洗浄運転を行った後、自動的に通常の浄水運転に切り換えることが可能な自動薬洗型逆浸透装置が、実開昭60−58298号公報で提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この自動薬洗型逆浸透装置においては、自動的に洗浄できるのは浄水部の逆浸透膜付近のみであり、浄水貯留部の自動洗浄はできなかった。
また、逆浸透装置などの浄水システムの洗浄は、通常、休日などの無菌水を使用しない日に実施することが多い。そのため、この逆浸透装置の洗浄を行うために、担当者は休日出勤をして、洗浄運転開始のスイッチ操作を行わなければならず、逆浸透装置の運転コストの増加の一因となっていた。
また、この逆浸透装置は、浄水システムの洗浄を行わない場合でも、休日などの無菌水を使用しない日には、浄水製造運転停止のスイッチ操作を行わなければならなかった。
【0007】
よって、本発明の課題は、浄水の製造開始、浄水の製造停止、浄水部および浄水貯留部の洗浄を任意の日時に自動的に行うことができる浄水システムおよびこの浄水システムの洗浄方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の浄水システムは、原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、浄水部から浄水貯留部に浄水を移送する浄水移送ラインと、浄水移送ラインの途中に設けられた浄水移送弁と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備し、前記制御機構が、前記浄水部への原水の供給開始と、前記浄水部への原水の供給停止と、前記浄水移送弁の開閉と、前記薬液貯留部から前記浄水部への薬液の供給開始と、前記浄水部からの薬液および浄水の排出開始とを、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に行わせることができることを特徴とする。
前記制御機構は、さらに、前記浄水貯留部への薬液の供給開始と、前記浄水貯留部からの薬液および浄水の排出開始とを、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に行わせることができることが好ましい。
本発明の浄水システムは、さらに、浄水貯留部から浄水を取り出す浄水取出ラインと、一端が前記浄水取出ラインから分岐し、他端が前記浄水貯留部に接続する浄水循環ラインと、浄水部から原水を排出する原水排出ラインと、一端が前記浄水移送ラインまたは前記原水排出ラインから分岐し、他端が前記薬液貯留部に接続する薬液返送ラインとを具備することが好ましい。
【0009】
また、本発明の浄水システムの洗浄方法は、原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、浄水部から浄水貯留部に浄水を移送する浄水移送ラインと、浄水移送ラインの途中に設けられた浄水移送弁と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備した浄水システムの洗浄方法であって、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に、前記浄水部への原水の供給を前記制御機構によって自動的に停止させて、浄水の製造を中止し、前記浄水移送弁の閉塞と、前記薬液貯留部から前記浄水部への薬液の供給と、前記浄水部からの薬液および浄水の排出とを前記制御機構によって前記カレンダータイマに設定された任意の日時に自動的に開始させて、薬液による前記浄水部の洗浄を所定時間行うことを特徴とする。
本発明の浄水システムの洗浄方法においては、前記浄水部と、一端が浄水部の下流側に設けられた浄水移送ラインまたは原水排出ラインのいずれかから分岐し、他端が前記薬液貯留部に接続された薬液返送ラインとの間で薬液を循環させて前記浄水部を洗浄することが好ましい。
また、本発明の浄水システムの洗浄方法は、原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、浄水部から浄水貯留部に浄水を移送する浄水移送ラインと、浄水移送ラインの途中に設けられた浄水移送弁と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備した浄水システムの洗浄方法であって、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に、前記浄水部への原水の供給を前記制御機構によって自動的に停止させて、浄水の製造を中止し、前記浄水移送弁の閉塞と、前記薬液貯留部から前記浄水部への薬液の供給と、前記浄水移送弁の開放による前記浄水部から前記浄水貯留部への薬液の送液と、前記浄水貯留部からの薬液および浄水の排出とを前記制御機構によって前記カレンダータイマに設定された任意の日時に自動的に開始させて、薬液による前記浄水部および前記浄水貯留部の洗浄をそれぞれ所定時間行うことを特徴とする。
本発明の浄水システムの洗浄方法においては、前記浄水貯留部と、一端が前記浄水貯留部の下流側に設けられた浄水取出ラインから分岐し、他端が前記浄水貯留部に接続された浄水循環ラインとの間で、薬液および浄水を循環させて前記浄水貯留部を洗浄することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の浄水システムを説明する。
図1は、本発明の浄水システムの一例を示す概略図である。
この浄水システムは、主に病院などで使用される無菌水を逆浸透膜によって製造するためのシステムである。この浄水システムは、内部に逆浸透膜が設けられ、原水の浄化を行う浄水部1と、この浄水部1で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部2と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部3と、これら浄水部1、浄水貯留部2および薬液貯留部3を接続する配管と、カレンダータイマを有する制御機構(図示略)とを具備して概略構成される。
【0011】
前記配管は、前記浄水部1に原水を供給し、途中に原水供給弁31が設けられた原水供給ライン11と、前記浄水部1の逆浸透膜を透過した透過水(浄水)を浄水貯留部2に移送し、途中に浄水移送弁32が設けられた浄水移送ライン12と、前記浄水部1の逆浸透膜を透過しなかった原水を排出し、途中に原水排出弁33が設けられた原水排出ライン13と、原水排出弁33よりも上流側の原水排出ライン13に設けられ、浄水部1内の原水圧力を調整する調圧弁34と、前記浄水貯留部2から浄水を取り出し、途中に浄水取出弁35が設けられた浄水取出ライン15と、一端が浄水取出弁35よりも上流側の浄水取出ライン15から分岐し、他端が前記浄水貯留部2に接続する浄水循環ライン14と、
【0012】
一端が原水供給弁31よりも上流側の原水供給ライン11から分岐し、他端が前記薬液貯留部3に接続し、途中に薬液調製弁36が設けられた薬液調製ライン16と、薬液調製弁36よりも下流側の薬液調製ライン16に設けられた吸引器37に接続する薬液原液供給ライン17と、一端が前記薬液貯留部3に接続し、他端が原水供給弁31よりも下流側の原水供給ライン11に接続し、途中に薬液供給弁38が設けられた薬液供給ライン18と、一端が浄水移送弁32より上流側の浄水移送ライン12から分岐し、他端が前記薬液貯留部3に接続し、途中に薬液返送弁39が設けられた第一の薬液返送ライン19と、
【0013】
一端が浄水移送弁32より上流側の浄水移送ライン12から分岐し、他端が原水排出弁33よりも下流側の前記原水排出ライン13に接続し、途中に洗浄水排出弁40が設けられた洗浄水排出ライン20と、一端が原水排出弁33と調圧弁34の間の原水排出ライン13から分岐し、他端が前記薬液貯留部3に接続し、途中に薬液返送弁41が設けられた第二の薬液返送ライン21と、一端が前記薬液貯留部3に接続し、他端が原水排出弁33よりも下流側の原水排出ライン13に接続し、途中に薬液排出弁42が設けられた薬液排出ライン22と、一端が浄水取出弁35よりも上流側の浄水取出ライン15より分岐し、途中に浄水排出弁43が設けられた浄水排出ライン23とから構成される。
【0014】
また、前記原水供給弁31の下流側で、かつ原水供給ライン11と薬液供給ライン18の合流点よりも下流側の原水供給ライン11には、原水供給ポンプ51が設けられ、前記浄水取出弁35の上流側で、浄水取出ライン15と浄水排出ライン23の分岐点よりも上流側で、かつ浄水取出ライン15と浄水循環ライン14の分岐点よりも上流側の浄水取出ライン15には、浄水送水ポンプ52が設けられている。
さらに、前記浄水貯留部2には、浄水貯留部2の液面の高さを検知する浄水液面検知器53および浄水貯留部2内の浄水の殺菌を行う紫外線ランプ55が設けられ、前記薬液貯留部3には、薬液貯留部3の液面の高さを検知する薬液液面検知器54が設けられている。
【0015】
前記制御機構は、カレンダータイマと、処理部と、インターフェース部とから概略構成され、前記浄水部1への原水の供給開始と、前記浄水部1への原水の供給停止と、前記薬液貯留部3から前記浄水部1および前記浄水貯留部2への薬液の供給開始と、前記浄水部1または前記浄水貯留部2からの薬液および浄水の排出開始とを、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に制御するものである。
【0016】
前記カレンダータイマは、年月日および時刻を管理する時計部と、浄水システムの洗浄開始日時、洗浄時間の長さ等の設定を記憶する記憶部とを具備してなり、記憶部に記憶された設定日時に電気信号を発信できるようにされている。
前記インターフェイス部は、前記配管に設けられたすべての弁、原水供給ポンプ51、浄水送水ポンプ52、前記浄水貯留部2に設けられた浄水液面検知器53および前記薬液貯留部3に設けられた薬液液面検知器54と、前記処理部との間を電気的に接続するものである。
前記処理部は、カレンダータイマからの電気信号、浄水液面検知器53および薬液液面検知器54からの水位データに基づいて、前記配管に設けられた弁の開閉およびポンプの運転の開始、停止を制御するものである。
【0017】
なお、この処理部は専用のハードウエアにより実現されるものであってもよく、また、この処理部はメモリおよび中央演算装置(CPU)によって構成され、処理部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、前記制御機構には、周辺機器として、入力装置、表示装置等が接続されるものとする。ここで、入力装置とは、ディスプレイタッチパネル、スイッチパネル、キーボード等の入力デバイスのことをいい、表示装置とは、CRTや液晶表示装置のことをいう。
【0018】
前記浄水部1に用いられる逆浸透膜としては、浄水システムで通常使用されている逆浸透膜を用いればよく、特に限定はされない。その素材としては、例えば、ポリアミド、ポリスルフォン、セルロースアセテートなどが挙げられる。
また、逆浸透膜の浄水部1内への収納形態も特に限定はされず、逆浸透膜を透過した浄水と逆浸透膜を透過しない原水とを分離できる形態であればよい。
なお、図示例の浄水システムでは、浄水の製造に逆浸透膜を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、平膜、中空糸膜などの濾過膜、イオン交換樹脂などを用いてもよい。
【0019】
前記原水供給弁31、浄水移送弁32、原水排出弁33、調圧弁34、浄水取出弁35、薬液調製弁36、薬液供給弁38、薬液返送弁39、洗浄水排出弁40、薬液返送弁41、薬液排出弁42および薬液排出弁43に使用される弁としては、前記制御機構からの制御によって弁の開閉、流量の調節を行うことができるものであればよく、例えば、電磁弁、電動弁などが挙げられる。
また、前記原水供給ポンプ51および浄水送水ポンプ52に使用される高圧ポンプとしては、浄水処理システムで通常使用されているものであればよく、特に限定はされないが、例えば、多段渦巻ポンプ、プランジャーポンプなどが挙げられる。
【0020】
次に、この浄水システムを用いた浄水の製造方法について説明する。
浄水製造時には、原水供給弁31、浄水移送弁32、原水排出弁33、調圧弁34および浄水取出弁35は開かれ、薬液調製弁36、薬液供給弁38、薬液返送弁39、洗浄水排出弁40、薬液返送弁41、薬液排出弁42および浄水排出弁43は閉じられている。
【0021】
浄水システム外から原水供給ライン11を通って供給された原水は、原水供給ポンプ51によって昇圧された後、浄水部1に供給される。浄水部1に供給された原水の一部は、逆浸透膜を透過して浄水となり、浄水移送ライン12を通って浄水貯留部2に貯留される。また、浄水部1の逆浸透膜を透過しなかった残りの原水は原水排出ライン13を通って浄水システム外に排出される。このとき、浄水部1内の原水圧力の調整は、調圧弁34によって行われる。
【0022】
浄水貯留部2に貯留された浄水は、浄水送水ポンプ52を駆動させることによって浄水取出ライン15から浄水システム外に取り出され、浄水システム外の各端末部へと供給される。
また、浄水貯留部2に貯留された浄水は、常時駆動されている浄水送水ポンプ52によって、浄水取出ライン15から取り出された後、浄水循環ライン14を経て浄水貯留部2に返送されており、絶えず流動状態にある。さらに、浄水貯留部2に貯留された浄水は、浄水貯留部2に設けられた紫外線ランプ55によって、常時殺菌処理されている。
【0023】
浄水貯留部2の浄水液面検知器53によって検知される浄水の水位が上限に達すると、浄水液面検知器53からの信号に基づき、制御機構によって原水供給ポンプ51の運転が停止され、原水供給弁31が閉じられて、浄水の製造が自動的に停止される。
また、休日などの浄水を使わない日を、制御機構のカレンダータイマに設定しておくと、設定された日時に制御機構によって原水供給ポンプ51の運転を停止し、原水供給弁31を閉じて、浄水の製造を自動的に停止させることも可能である。
【0024】
次に、浄水システムの洗浄方法について説明する。
まず、休日などの浄水を使わない日の任意の時刻を、浄水システムの洗浄開始時間として制御機構のカレンダータイマに設定する。
カレンダータイマに設定された日時になると、制御機構によって原水供給ポンプ51の運転が停止され、原水供給弁31が閉じられて、浄水の製造が自動的に停止される。ついで、制御機構によって浄水取出弁35が閉じられる。
【0025】
浄水の製造停止後、制御機構によって薬液調製弁36が開かれ、薬液調製ライン16から薬液貯留部3へ原水が注水されると同時に、吸引器37を流れる原液の流れを利用して、薬液容器56内の薬液原液が薬液原液供給ライン17から吸引されて薬液貯留部3に供給され、薬液の調製が自動的に行われる。
薬液貯留部3の薬液液面検知器54によって検知される薬液の水位が所定の位置に達すると、薬液液面検知器54からの信号に基づき、制御機構によって薬液調製弁36が閉じられ、薬液の調製が自動的に終了される。
【0026】
薬液の調製後、制御機構によって薬液供給弁38が開かれ、原水供給ポンプ51の運転が開始されて、薬液貯留部3の薬液が薬液供給ライン18から浄水部1に供給されると同時に、浄水移送弁32と原水排水弁33が閉じられ、薬液返送弁39と薬液返送弁41が開かれて、浄水部1に供給された薬液が第一の薬液返送ライン19と第二の薬液返送ライン21を通って薬液貯留部3に返送される。このように薬液貯留部3と浄水部1との間で薬液を所定時間循環させることによって、浄水部1が薬液で自動的に洗浄される。
【0027】
引き続き浄水貯留部2の洗浄を行わない場合には、制御機構によって薬液供給弁38、薬液返送弁39および薬液返送弁41が閉じられ、薬液の循環が停止されると同時に、原水供給弁31、原水排水弁33および洗浄水排出弁40が開かれて、浄水部1に残った薬液が原水および浄水によって原水排出ライン13と洗浄水排出ライン20から洗い流される。また同時に、制御機構によって薬液排出弁42が開かれて、薬液貯留部3に残った薬液が薬液排出ライン22から浄水システム外へ排出される。
所定時間リンス運転を行って浄水部1から薬液を洗い流した後、制御機構によって洗浄水排出弁40と薬液排出弁42が閉じられ、浄水移送弁32と浄水取出弁35が開かれて、浄水システムの運転は通常の浄水製造運転に自動的に戻る。
【0028】
一方、浄水部1の洗浄に引き続き、浄水貯留部2の洗浄を行う場合には、薬液貯留部3と浄水部1との間で薬液を所定時間循環させた後、制御機構によって薬液返送弁39が閉じられ、薬液の循環が停止されると同時に、浄水移送弁32が開かれて、薬液貯留部3および浄水部1の薬液が浄水移送ライン12から浄水貯留部2に送液される。薬液の排出完了を薬液液面検知器54によって検知すると、制御機構によって薬液供給弁38が閉じられ、原水供給ポンプ51の運転が停止されて、薬液の送液が自動的に停止される。
【0029】
ついで、浄水貯留部2に残った浄水と薬液との混合液を浄水貯留部2と浄水循環ライン14の間で所定時間循環させて、浄水貯留部2の洗浄が自動的に行われる。浄水貯留部2の洗浄後、制御機構によって、浄水排出弁43が開かれて、浄水貯留部2の薬液が浄水排出ライン23から浄水システム外に自動的に排出される。薬液の排出完了を浄水液面検知器53によって検知すると、制御機構によって浄水送水ポンプ52の運転が停止され、浄水排出弁43が閉じられて、薬液の排出が自動的に停止される。
【0030】
薬液の排出後、制御機構によって原水供給弁31および洗浄水排出弁40が開かれ、浄水移送弁32が閉じられ、原水供給ポンプ51の運転が開始されて、浄水部1に残った薬液が原水および浄水によって原水排出ライン13と洗浄水排出ライン20から洗い流される。
所定時間リンス運転を行って浄水部1から薬液を洗い流した後、制御機構によって洗浄水排出弁40が閉じられ、浄水移送弁32が開かれて、浄水部1を透過した浄水が浄水移送ライン12を通って浄水貯留部2へと自動的に移送される。
【0031】
浄水貯留部2の浄水液面検知器53によって検知される浄水の水位が上限に達すると、浄水液面検知器53からの信号に基づき、制御機構によって原水供給ポンプ51の運転が停止され、原水供給弁31が閉じられて、浄水の製造が自動的に停止される。
ついで、制御機構によって浄水送水ポンプ52の運転を開始させ、浄水貯留部2と浄水循環ライン14の間で浄水を所定時間循環させることによって、浄水貯留部2がリンス洗浄される。
【0032】
浄水貯留部2のリンス洗浄後、制御機構によって浄水排出弁43が開かれて、浄水貯留部2の浄水が浄水排出ライン23から浄水システム外に自動的に排出される。浄水の排出完了を浄水液面検知器53によって検知すると、制御機構によって浄水送水ポンプ52の運転が停止され、浄水排出弁43が閉じられて、浄水の排出が自動的に停止される。
【0033】
ついで、制御機構によって原水供給弁31が開かれ、原水供給ポンプ51の運転が開始されて、浄水の製造が自動的に開始される。浄水部1を透過した浄水は浄水移送ライン12を通って浄水貯留部2に貯留される。
浄水貯留部2の浄水液面検知器53によって検知される浄水の水位が所定の水位に達すると、浄水液面検知器53からの信号に基づき、制御機構によって浄水取出弁35が開かれ、浄水送水ポンプ52の運転が開始されて、浄水システムの運転は通常の浄水製造運転に自動的に戻る。
【0034】
浄水システムの洗浄方法に用いられる薬液としては、通常の浄水システムの洗浄、消毒で使用される薬液を用いればよく、例えば、ホルマリン、次亜塩素酸、過酸化水素、過酢酸などが挙げられる。ただし、逆浸透膜の素材としてポリアミドを用いた場合、膜の劣化を防ぐために次亜塩素酸等の塩素系の薬液を使用しないことが好ましい。さらに、原水として水道水を用いる場合には、浄水システムに供給する前に活性炭等で水道水中の残留塩素を取り除くことが好ましい。
また、これら薬液の代わりにクリーニング剤を用いると、逆浸透膜の表面のクリーニングを行うことができる。
【0035】
なお、図示例の浄水システムでは、薬液貯留部3は浄水部1よりも上流側に設けられており、浄水システムの洗浄は浄水部1、浄水貯留部2の順番で行われているが、本発明の浄水システムは特にこの形態に限定されるものではない。例えば、薬液貯留部を浄水貯留部の下流側に設けて、浄水貯留部、浄水部の順番で洗浄してもよく、浄水部および浄水貯留部それぞれに薬液貯留部を接続して、浄水部と浄水貯留部を別々に洗浄してもよい。また、浄水部に平膜、中空糸膜等の濾過膜を用いた場合は、浄水部よりも下流側に薬液貯留部を設けて、濾過膜を逆洗することも可能である。
【0036】
このような浄水システムの洗浄方法によれば、カレンダータイマを有する制御機構によって、前記浄水部1への原水の供給開始と、前記浄水部1への原水の供給停止と、前記薬液貯留部3から前記浄水部1および前記浄水貯留部2への薬液の供給開始と、前記浄水部1または前記浄水貯留部2からの薬液および浄水の排出開始とを、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に行わせているので、浄水部1および浄水貯留部2の洗浄を任意の日時に自動的に行うことができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の浄水システムは、原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備してなり、前記制御機構が、前記浄水部への原水の供給開始と、前記浄水部への原水の供給停止と、前記薬液貯留部から前記浄水部および前記浄水貯留部への薬液の供給開始と、前記浄水部または前記浄水貯留部からの薬液および浄水の排出開始とを、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に行わせることができるので、浄水の製造開始、浄水の製造停止、浄水部および浄水貯留部の洗浄を任意の日時に自動的に行うことができ、浄水システムの洗浄に必要な労力を削減することができる。
【0038】
また、本発明の浄水システムの洗浄方法は、原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備してなる浄水システムの洗浄方法であって、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に、前記浄水部への原水の供給を前記制御機構によって自動的に停止させて、浄水の製造を中止し、前記薬液貯留部から前記浄水部および前記浄水貯留部への薬液の供給を前記制御機構によって自動的に開始させて、薬液による前記浄水部および前記浄水貯留部の洗浄を所定時間行っているので、浄水部および浄水貯留部の洗浄を任意の日時に自動的に行うことができ、浄水システムの洗浄に必要な労力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水システムの一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 浄水部
2 浄水貯留部
3 薬液貯留部
Claims (7)
- 原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、浄水部から浄水貯留部に浄水を移送する浄水移送ラインと、浄水移送ラインの途中に設けられた浄水移送弁と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備し、
前記制御機構が、前記浄水部への原水の供給開始と、前記浄水部への原水の供給停止と、前記浄水移送弁の開閉と、前記薬液貯留部から前記浄水部への薬液の供給開始と、前記浄水部からの薬液および浄水の排出開始とを、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に行わせることができることを特徴とする浄水システム。 - 前記制御機構が、さらに、前記浄水貯留部への薬液の供給開始と、前記浄水貯留部からの薬液および浄水の排出開始とを、前記カレンダータイマに設定された任意の日時に行わせることができることを特徴とする、請求項1に記載の浄水システム。
- さらに、浄水貯留部から浄水を取り出す浄水取出ラインと、
一端が前記浄水取出ラインから分岐し、他端が前記浄水貯留部に接続する浄水循環ラインと、
浄水部から原水を排出する原水排出ラインと、
一端が前記浄水移送ラインまたは前記原水排出ラインから分岐し、他端が前記薬液貯留部に接続する薬液返送ラインとを具備する、請求項1または2に記載の浄水システム。 - 原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、浄水部から浄水貯留部に浄水を移送する浄水移送ラインと、浄水移送ラインの途中に設けられた浄水移送弁と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備した浄水システムの洗浄方法であって、
前記カレンダータイマに設定された任意の日時に、前記浄水部への原水の供給を前記制御機構によって自動的に停止させて、浄水の製造を中止し、
前記浄水移送弁の閉塞と、前記薬液貯留部から前記浄水部への薬液の供給と、前記浄水部からの薬液および浄水の排出とを前記制御機構によって前記カレンダータイマに設定された任意の日時に自動的に開始させて、薬液による前記浄水部の洗浄を所定時間行うことを特徴とする浄水システムの洗浄方法。 - 前記浄水部と、一端が浄水部の下流側に設けられた浄水移送ラインまたは原水排出ラインのいずれかから分岐し、他端が前記薬液貯留部に接続された薬液返送ラインとの間で薬液を循環させて前記浄水部を洗浄する、請求項4に記載の浄水システムの洗浄方法。
- 原水の浄化を行う浄水部と、この浄水部で浄化された浄水を貯留する浄水貯留部と、洗浄用の薬液を貯留する薬液貯留部と、浄水部から浄水貯留部に浄水を移送する浄水移送ラインと、浄水移送ラインの途中に設けられた浄水移送弁と、カレンダータイマを有する制御機構とを具備した浄水システムの洗浄方法であって、
前記カレンダータイマに設定された任意の日時に、前記浄水部への原水の供給を前記制御機構によって自動的に停止させて、浄水の製造を中止し、
前記浄水移送弁の閉塞と、前記薬液貯留部から前記浄水部への薬液の供給と、前記浄水移送弁の開放による前記浄水部から前記浄水貯留部への薬液の送液と、前記浄水貯留部からの薬液および浄水の排出とを前記制御機構によって前記カレンダータイマに設定された任意の日時に自動的に開始させて、薬液による前記浄水部および前記浄水貯留部の洗浄をそれぞれ所定時間行うことを特徴とする浄水システムの洗浄方法。 - 前記浄水貯留部と、一端が前記浄水貯留部の下流側に設けられた浄水取出ラインから分岐し、他端が前記浄水貯留部に接続された浄水循環ラインとの間で、薬液および浄水を循環させて前記浄水貯留部を洗浄する、請求項6に記載の浄水システムの洗浄方法。
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