JP2000510521A - 有機成分含有量の低い有機ヒドリドシロキサン樹脂 - Google Patents

有機成分含有量の低い有機ヒドリドシロキサン樹脂

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Abstract

(57)【要約】 かご型立体配座、約0.1から40モルパーセントの間の炭素-含有置換基、および約3.0以下の誘電率を有する有機ヒドリドシロキサン重合体が開示される。このかご型重合体の各ケイ素原子は、少なくとも三個の酸素原子と、一つの水素原子あるいは一つの有機置換基のいずれかに結合している。その高分子骨格または末端ケイ素原子に本質的にヒドロキシルもしくはアルコキシ置換基を有していないこのようなかご型構造を与えることにより、溶液中で、分予鎖が長くなる重合が本質的に起きない。ヒドリドトリハロシランと少なくとも一種の有機トリハロシランの縮合を助けるために、二元相溶媒系と、固相触媒もしくは相間移動触媒のいずれかを使用して、約400から約200,000原子質量単位の範囲内の分子量を有するそのような有機ヒドリドシロキサン樹脂が製造された。

Description

【発明の詳細な説明】 有機成分含有量の低い有機ヒドリドシロキサン樹脂発明の背景 関連出願の相互参照 本出願は、1997年4月21日に出願され、その優先権主張日の利益が主張 される“有機成分含有量の低いヒドリドシロキサン樹脂”という名称の関連米国 仮特許出願第60/044482号の非‐仮特許出願(non-provisional applic ation)である。その開示内容をここに引用、参照することにより、それが本明 細書に含まれるものとする。 本出願の発明者による“有機成分含有量の高い有機ヒドリドシロキサン樹脂” という名称の関連出願[代理人ドケットNo.30‐4305(4780)]が、 本出願と同時に出願されている。発明の分野 本発明は、一般的には、シロキサン系樹脂に関し、そして、さらに特定すれば 、かご型立体配座(caged conformation)の有機ヒドリドシロキサン組成物、そ れを合成する方法およびそれから作られる低誘電率の薄膜に関する。関連技術の説明 半導体デバイスは、個々の回路素子を電気的に接続し、それにより集積回路( IC)の作製に役立つ一つまたはそれ以上のパターン化相互接続レベルのアレイ を有していることが多い。これらの相互接続レベルは、標準的には、絶縁性ある いは誘電性薄膜で隔てられている。これまで、化学蒸着法(CVD)またはプラ ズマ強化CVD(PECVD)法を用いて形成される酸化ケイ素薄膜が、このよ うな薄膜用に最も普通に用いられている材料であった。しかし、回路素子の大き さと、このような素子の間の距離が縮小してくると、このような酸化ケイ素薄膜 の誘電率が比較的大きいことが問題になる。 酸化ケイ素の誘電率より小さい誘電率を提供するために、シロキサン系樹脂か ら作られた誘電性薄膜が広く用いられるようになっている。シロキサン系樹脂か ら作られる、このような一つの群の薄膜は、水素シロキサン(HSQ)から誘導 される薄膜である[米国特許第3,615,272号明細書、発明者:コリンズ (Collins)等、1971年10月19日;および米国特許第4,756,97 7号明細書、発明者:ハルスカ(Haluska)等、1988年7月12日を参照さ れたい]。しかし、このような薄膜は、CVDまたはPECVD酸化ケイ素薄膜 より低い誘電率を与え、そしてまた空隙充填性や表面プレナー化などの他の利点 も提供するが、このような薄膜の誘電率は、典型的には大体3.0もしくはそれ 以上に限定されることが見いだされた[米国特許第5,523,163号明細書 、発明者:バランス(Ballance)等、1996年6月4日を参照されたい]。 知られているように、電力消費量、漏話および信号遅延が少ないICが要求さ れる場合、このような絶縁性薄膜の誘電率が重要なファクターになる。ICの寸 法が縮小し続けているので、このファクターの重要性が増してくる。結果として 、3.0以下の誘電率を有する絶縁性薄膜を提供することができるシロキサン系 樹脂材料およびそれらを製造する方法が切望される。さらに、そのような低い誘 電率と、それに加えてひび割れに対する抵抗性の大きい薄膜を提供するシロキサ ン系樹脂、およびその樹脂を製造する方法を持つことが切望される。また、その ような薄膜に対して、大体1.0ミクロン(μm)あるいはそれ以上の厚さに成 形した場合、低い応力を有することも望まれる。また、そのようなシロキサン系 樹脂および製造法に対しては、標準の加工法によって低誘電率の薄膜を提供する ことも切望される。このようにして、アンモニアもしくはアンモニア誘導体タイ プの雰囲気を必要とする硬化工程、またはその他の非‐標準タイプの半導体加工 法が避けられることになる。要約 本発明の方法により、有機ヒドリドシロキサン樹脂、およびそのような樹脂を 製造する方法が提供される。このような有機ヒドリドシロキサン樹脂の溶液は、 多様なマイクロ電子デバイス、特に半導体集積回路の作製に有用なかご型シロキ サン重合体薄膜の製造に用いられる。 本発明の有機ヒドリドシロキサン樹脂は、次の一般式を有する: [HSi1.5]n[RSiO1.5]m 式(1) [H0.5Si1.5-1.8]n[R0.5-1.0SiO1.5-1.8]m 式(2) [H0-1.0Si1.5]n[RSiO1.5]m 式(3) [HSi1.5]x[RSiO1.5]y[SiO2]z 式(4) (式中、nとmの和またはx、yおよびzの和は約8から約5000であり、そ してmまたはyは炭素含有置換基が約40モルパーセント以下の量で存在するよ うに選ばれ;Rは置換および未置換の直鎖および分岐アルキル、シクロアルキル 、アリールおよびその混合物であり、そしてそれらの中での炭素含有置換基の特 定モルパーセントは出発原料の量の比に依存する。幾つかの態様では、炭素含有 置換基のモルパーセントが約15モルパーセントから約25モルパーセント範囲 にあると、特に好ましい結果が得られる。 本発明の方法による重合体は、ケイ素原予と酸素原子を交互に含む高分子骨格 を有する。以前から知られている有機シロキサン樹脂とは対照的に、本発明の重 合体は、基本的に骨格ケイ素原子に結合したヒドロキシル基もしくはアルコキシ 基を有しない。むしろ、各ケイ素原子は、上の式1、2、3および4に規定され ているように、上述の骨格酸素原子の他には水素原子および/またはR基だけに 結合している。水素原子および/またはR基だけが、その重合体中の骨格ケイ素 原子に付いていることにより、望ましくない分子鎖の延長や橋架けが避けられる 。その結果、本発明の方法による有機ヒドリドシロキサン樹脂溶液の貯蔵寿命は 、以前から知られている有機シロキサン樹脂に比べて長くなる。さらに、ケイ素 ‐炭素結合は、ケイ素‐水素結合より反応性が小さいので、本発明の方法による 有機ヒドリドシロキサン樹脂溶液の貯蔵寿命は、以前から知られているヒドリド シロキサン樹脂に比べて長くなる。 幾つかの態様では、この高分子骨格の立体配座はかご型である。従って、本発 明の高分子樹脂中には非常に低水準の反応性末端部位しか存在しない。このこと は、また、望ましくない鎖長を長くする重合反応が溶液中で起きないことをも保 証し、その結果貯蔵寿命を長くするであろう。この重合体の各ケイ素原子は、少 なくとも3個の酸素原子に結合している。その高分子骨格に結合している部位は 水素と有機部位である。 有機トリクロロシラン単量体の有機部位はアルキルまたはアリール基であり、 限定はされないが、メチル、エチル;直鎖および分岐プロピル、ブチル、ペンチ ル、ヘキシル;およびシクロヘキシルおよびフェニルのような環状化合物である 。本発明の幾つかの態様では、二種以上の上述の出発原料が用いられる。 本発明の方法に従って、本発明の有機ヒドリドシロキサン組成物の合成は、触 媒を使用する二元相溶媒系(dual phase solvent system)を含んでいる。本発 明の幾つかの態様では、出発原料はトリクロロシランと、例えばアルキルもしく はアリール置換トリクロロシランのような有機トリクロロシランを含んでいる。 トリクロロシランと有機トリクロロシランの相対比がその重合体中の炭素含有置 換基のモルパーセントを決める。 幾つかの態様では、本発明の方法は、次の: 1)ヒドリドトリハロシランと有機‐置換トリハロシラン(例えば、トリクロ ロシランとアルキルもしくはアリール‐トリクロロシラン)の溶液を混合して混 合物を準備する工程、 2)この混合物を非極性溶媒及び極性溶媒を含む二元相溶媒と混合して二元相 反応混合物を準備する工程、 3)このシラン/溶媒反応混合物に固相触媒を添加する工程、 4)それらシランを反応させて有機ヒドリドシロキサンを形成する工程、およ び 5)この有機ヒドリドシロキサンを二元相溶媒系の有機部分から回収する工程 を含んでいる。 回収された有機ヒドリドシロキサンを洗滌して、任意の未反応単量体を除去す る工程、およびその有機ヒドリドシロキサン生成物を精留してその生成物を分子 量によって分別する追加の工程を含む場合もある。 他の態様では、触媒がテトラブチルアンモニウムクロリドおよびベンジルトリ メチルアンモニウムクロリドを含む相間移動触媒であるが、これらに限定はされ ない。この相間移動触媒は反応混合物に導入され、そして希望する重合度まで反 応が進められる。 本発明の方法の一つの態様では、二元相溶媒系は連続相の非極性溶媒と極性溶 媒を含んでいる。この非極性溶媒は、限定はされないが、任意の適したアルキル もしくはアリール化合物、またはこのような適した化合物の任意の物のまたは全 ての混合物であり、本明細書における“適した”という用語の実用的な定義には 、以下の機能的特性が含まれる: 1)これら単量体ケイ素化合物を可溶化する機能、 2)樹脂生成物を可溶化する機能、 3)樹脂生成物をその溶媒中で安定化すること、および 4)望ましくない反応生成物を溶解しないこと。 典型的な溶媒は、以下の物に限定はされないが、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素のようなハロ ゲン化溶媒およびそれらの混合物である。 第2の溶媒相は、非極性溶媒相と混ざり合わない有機の極性相であり、水、ア ルコールおよびアルコールと水との混合物である。アルコールは、非極性相に未 だ溶けていなくて、通常、実質的な水相中では不安定である反応性中間生成物を 可溶化すると考えられる。しかし、存在するアルコールの量は、約400AMU より大きい分子量を有する生成重合体を有意に溶解する程多い量ではない。 極性相で使用するのに適したアルコール類および他の極性溶媒は、水、メタノ ール、エタノール、イソプロパノール、グリセロール、ジエチルエーテル、テト ラヒドロフラン、ジグリムおよびそれらの混合物であるが、これらに限定はされ ない。一つの態様では、その極性溶媒は水/アルコール混合物であり、その中に 、水はアルコールに溶けないイオン性不純物を優先的に可溶化するのに十分な量 で、および/または、さもなければアルコールに溶けるかも知れない生成化合物 の溶媒抽出の邪魔をしない量で存在する。この極性溶媒相は、塩化水素酸(HC l)縮合生成物および任意の金属塩、あるいは存在する可能性のある他のイオン 性不純物を上手く保留する。任意のイオン性不純物がその極性溶媒相中に保留さ れるから、本発明の有機ヒドリドシロキサン生成物は純度が高く、金属系不純物 を基本的に含んでいない。 本発明の方法のもう一つの態様においては、一つの実施態様で、アンバージェ ット(Amberjet)4200またはアンバーライト(Amberlite)I‐6766イ オン交換樹脂[両者共、ローム アンド ハース社(Rohm and Hass Compan y、Philadelphia、Pennsylvania)から市販されている]が、トリハロシランと 有機トリハロシラン単量体が重合して本発明の組成物になる反応を表面接触する 。アンバージェット4200は、塩素イオン型の塩基性アニオン交換樹脂である 。アンバーライトI‐6766も塩基性アニオン交換樹脂である。限定としてで はなく、説明として考えると、高分子鎖の成長は、その触媒の表面上で起きると 考えられ、単量体のSi‐Cl結合がSi‐OHに加水分解され、続いてもう一 つのSi‐OHと縮合して、Si‐O‐Si結合が得られ、それにより高分子鎖 が延びて行く。他の態様では、重合体は、テトラブチルアンモニウムクロリドの ような相間移動触媒によって接触される。 本発明の実施態様では、存在する有機トリクロロシラン単量体の量は、約40 モルパーセント以下の炭素含有置換基の有機成分を含むところの硬化したままで 誘電性の薄膜を与えるのに十分な量である。本発明の方法に従って作られるこの ような誘電性薄膜は、都合よく、普通3.0以下の低い誘電率を示す。幾つかの 態様、特にアルキルヒドリドシロキサンの場合には、その炭素含有置換基の含有 量は、アルキル‐、あるいはアリール‐トリハロシランのモルパーセントの関数 である。 さらに、本発明の有機ヒドリドシロキサン組成物からの誘電性薄膜は、約45 0℃までの硬化温度に耐える熱安定性を示す。 本発明は、約40モルパーセント以下の炭素含有置換基を有する新しいクラス の有機ヒドリドシロキサン樹脂を提示する。これらの新しい樹脂は改善された安 定性を有し、溶液中での貯蔵寿命がより長い。これらはまた、非常に低い誘電率 を有し、有機成分を含まない樹脂より高温処理後により安定である。詳細な説明 本発明は、一定の実施態様を引用して以下に説明されるが、これらの実施態様 は例示のためであって、限定のために提示されるものではない。以下の詳細な説 明は、本発明の精神と範囲に入るであろう全ての修正、代案および同等の物を包 含することを意図するものである。例えば、実施例では、塩素化シラン単量体が 使用されているが、トリフルオロシラン、トリブロモシラン、有機‐トリフルオ ロシランおよび有機‐トリブロモシランのような他の単量体も用いられると理解 すべきである。また、極性溶媒として、標準的には、エタノール/水‐溶液が用 いられているが、他のアルコール類およびアルコール/水‐溶液も用いられると 理解すべきである。 実験法 以下の特性は、本発明の有機ヒドリドシロキサン高分子樹脂および薄膜の諸性 質を説明する非‐限定的測定を包含している。有機ヒドリドシロキサン樹脂およ び重合体薄膜の各種特性の測定に用いられる方法は、以下の通りである: 1)薄膜の厚さ(A):薄膜の厚さは、ナノメトリックス社(Nanometrics Co .)から入手できる、較正ナノスペックR(Nanospec:登録商標)AFT‐Y CTS‐102モデル010‐180薄膜厚さ測定装置を用いて測定される。ウ エハの5個所の部位での測定の平均値が、各試料の膜厚さとして報告される。 2)分予量(“MW”):分子量は、ウォータース社(Waters Corporation、Mi lford、MA)のウォータース(Waters)ポンプ、ウォータース410示差屈折率 計および、ウォータース717オートサンプラーを備えたゲル相クロマトグラフ ィー装置を用いて測定される。使用される方法は、“高分子材料の基本原理(Fun damental Principles of Polymeric Materials)”、53‐81頁(第2版、1 993年)にエス.ローゼン(S.Rosen)により示されている。この文献をここ に引用、参照することにより、それが本明細書に含まれるものとする。 3)誘電率:誘電率は、静電容量‐電圧(“CV”)測定法を用い、そしてヒ ューレット‐パッカード・モデル(Hewlett-Packard Model)4061A半導体 測定装置を使用し、1Mzの周波数で測定される。この試験法は、各層の厚さが 約0.3から1ミクロン(μm)の範囲である、金属‐絶縁体‐金属(MIM) 構造物を用いる。 製造法および実施例 本発明の組成物を製造する方法は、一般に、有機トリハロシランとヒドリドト リハロシラン(例えば、トリクロロシランとメチルトリクロロシラン)との混合 物を触媒、非極性溶媒および極性溶媒の混合物に添加して反応混合物を調製する ことを含んでいる。この重合反応は進行にまかせる。重合反応が完了したら、反 応混合物をろ過し、極性溶媒を分離し、そしてその溶液を乾燥し、次いで蒸発さ せると白い固体が残る。次に、この固体を炭化水素中でスラリー状にして単量体 を除去し、そして最後に蒸発処理をして、希望の生成物を残す。 この生成物のMwは、反応条件に依存して400と200,000AMUの間 で変えることができる。本発明者達は、10,000AMU、20,000AM U、40,000AMUおよび60,000AMUの分子量を有する材料全てが 良好なコーティング性を有していることを見いだした。 一つの実施態様で、この有機ヒドリドシロキサンが、スピン‐オン(spin-on )誘電性重合体として使用するために、適切な溶媒中で調合される。 実施例 以下の実施例で、本発明の様々な有機ヒドリドシロキサン組成物の合成につい て説明する。様々な方法で調製したこれらの組成物の物理的特性を、有機成分を 含んでいないヒドリドシロキサン対照試料と比較した。その対照ヒドリドシロキ サン試料は、次の方法で調製された。 対照例 誘電率測定用のヒドリドシロキサン重合体 窒素導入管、ドライアイス・コンデンサおよび機械的撹拌機を備えた6Lのジ ャケット付き反応器に、5500mLのヘキサン、440mLのメタノール、1 42mLの水および330gのアンバージェット4200触媒を装填する。この 混合物を25℃で0.5時間撹拌して平衡状態にする。この反応器にトリクロロ シラン(380g、2.80moL)を、蠕動式ポンプを用いて55分かけて添 加する。シランの添加が完了したら、ヘキサンを、ポンプでそのラインを通して 10分間入れる。撹拌しながら100分間反応させ、そのエタノール/水層を除 去し、次いでそのヘキサン溶液を3ミクロンのフィルターで、次いで1ミクロン のフィルターでろ過する。このろ過した溶液を、4オングストロームの分子篩( 400g)を充填したカラムを2.5時間かけて通すことにより乾燥し、次いで 、0.05ミクロンのフィルターでろ過する。ヘキサンをロータリー・エバポレ ーターを用いて除去すると、白色の固体生成物(131g)が得られる。GPC 法で求めた分子量は21035AMUで、多分散度は7.39であった。[ノー トブック(Notebook)#GD1.07711/13/96]。 実施例1および実施例2は、メチル‐ヒドリドシロキサンの合成について説明 しており、そして特に、生成樹脂に入る炭素のパーセントが、有機置換単量体の 出発モルパーセントを調整することにより、どのように制御されるかを明確に説 明している。複数の出発単量体の相対量の比を調整することにより、生成樹脂中 の炭素含有置換基のモルパーセントが制御される。この技術分野の習熟者なら、 この炭素パーセントを制御するのと同じ方法(単量体出発原料のモル比の調整) が、シクロアルキル‐置換有機ヒドリドシロキサンおよびアリール‐置換有機ヒ ドリドシロキサンの場合にも使用できることを理解するであろう。メチル置換基のモル量の変動 実施例1から実施例12は、出発原料としてのメチルトリクロロシランのモル パーセントを変えることによる様々なメチルヒドリドシロキサン類の合成を説明 している。実施例1‐4、6‐12はその反応系で固相触媒を使用したが、実施 例5は相間移動触媒を使用した。 実施例13から実施例21は、様々な有機置換基のモル量を様々に変えて使用 することによる有機ヒドリドシロキサン樹脂類の製造について説明している。実施例1 25モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 250mLのモルトン(Morton)フラスコに、凝縮器と、アロー(Arrow)モ ーターに接続された撹拌機を取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。このフラスコに、15gのアンバーライトI‐6766イオン交換樹脂触媒、 20mLのエタノール、6.3mLの水および250mLのヘキサンを入れ、そ して撹拌を開始した。13mLの(0.129モル)のトリクロロシランと5m L(0043モル)のメチルトリクロロシラン(24.9モル%メチルトリクロ ロシラン)をHDPEのビンの中で混和した。このシラン類の混合物を、蠕動式 ポンプを通してモルトン・フラスコに0.6mL/分の速度で添加した。添加完 了後、90分撹拌を続けた。溶液を、ブフナー(Buchner)ロートで、ワットマ ン(Whatman)#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そし て下の水層を捨てた。上層を40gの3オングストロームの分子篩上で2.5時 間乾 燥した。溶液をブフナー・ロートでワットマン#1ろ紙を通して減圧ろ過した。 溶液をビュッヒ(Buchi)のロータリー・エバポレーターで60℃において蒸発 処理した。5.2gの白い固体が捕集された。GPC法で測定したMwは、12 ,00AMUで、多分散度は4.35であった。実施例2 20モルパーセント・メチルヒドリシロキサンの合成 2Lのモルトンフラスコにドライ‐アイス凝縮器と、アロ‐1750モーター に接続された撹拌機を取り付けた。反応器を25℃に調節したウオーターバスに 入れた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中N2を凝縮器の最上部 からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。このフラスコに60.25gのアン バージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、80mLのエタノール、2 5mLの水および1000mLのヘキサンを入れ、そして撹拌を開始した。58 mLの(0.575モル)のトリクロロシランと17mL(0.145モル)の メチルトリクロロシラン(20.1モル%メチルトリクロロシラン)をFEPの ビンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプにより、1/4”の テフロン・チューブを通してモルトン・フラスコに8.0RPMにセットした速 度で添加した。計算上の添加速度は2.5mL/分であった。添加完了後、18 5分撹拌を続けた。溶液をブフナーロートで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧 ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を171g の4オングストロームの分子篩上で3.5時間乾燥した。溶液をブフナー・ロー トで、ワットマン#2ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー ・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。25.2gの白い固体が得ら れた。GPC法で測定したMwは26,014AMUで、多分散度は13.68 であった。実施例3 20モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのモルトンフラスコにドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モーターに 接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセットし た循環式ウオーターバスに取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そして こ の反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。こ の反応器に103.9gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触 媒、140mLのエタノール、45mLの水および1750mLのヘキサンを入 れ、そして撹拌を開始した。100mLの(0.991モル)のトリクロロシラ ンと29mL(0.248モル)のメチルトリクロロシラン(20モル%メチル トリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕 動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に14. 3RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は3.15mL/分で あった。添加完了後、66分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワット マン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層 を捨てた。上層を299.7gの4オングストロームの分子篩上で3時間乾燥し た。溶液をガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロンのテフロン膜を通し て減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレーターで60℃におい て蒸発処理した。53.2gの白い固体が得られた。GPC法で測定したMwは 21,040AMUで、多分散度は11.07であった。実施例4 20モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー850モーター に接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセット した循環式ウオーターバスに取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に52.65gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹 脂触媒、140mLのエタノール、90mLの水および1750mLのヘキサン を入れ、そして撹拌を開始した。200mLの(1.982モル)のトリクロロ シランと58mL(0.496モル)のメチルトリクロロシラン(20モル%メ チルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物を 、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に1 0.0RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は2.45mL/ 分であった。添加完了後、48分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワ ット マン#1ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層 を捨てた。上層を300gの4オングストロームの分子篩上で3時間乾燥した。 溶液をガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロンのテフロン膜を通して減 圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレーターで60℃において蒸 発処理した。61.82gの白い固体が得られた。GPC法で測定したMwは1 6,999AMUで、多分散度は17.21であった。実施例5 20モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー850モーター に接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセット した循環式ウオーターバスに取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に10.0gの10%テトラブチルアンモニウムクロリド触媒水溶 液、380mLのエタノール、66mLの水および1500mLのヘキサンを入 れ、そして撹拌を開始した。171mLの(1.694モル)のトリクロロシラ ンと50mL(0.426モル)のメチルトリクロロシラン(20.1モル%メ チルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物を 、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に1 1.5RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は2.95mL/ 分であった。添加完了後、130分撹拌を続けた。溶液を分液ロートに入れ、そ して下の水層を捨てた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#1ろ紙を通し て減圧ろ過した。上層を303.2gの4オングストロームの分子篩上で3時間 乾燥した。溶液をガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロンのテフロン膜 を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレーターで60℃ において蒸発処理した。77.5gの白い固体が得られた。GPC法で測定した Mwは32,051AMUで、多分散度は29.35であった。実施例6 16モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのモルトンフラスコにドライ‐アイス凝縮器とアロー1750モーターに 接続された撹拌機を取り付けた。反応器を25℃にセットしたウオーターバスに 入れた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中、N2を凝縮器の最上 部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。この反応器に60.30gのアン バージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、80mLのエタノール、2 5mLの水および1000mLのヘキサンを入れ、そして撹拌を開始した。61 mLのトリクロロシラン(0.604モル)と13.5mL(0.115モル) のメチルトリクロロシラン(16モル%メチルトリクロロシラン)をFEPのビ ンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテ フロン・チューブを通してこの反応器に8.5RPMにセットした速度で添加し た。計算上の添加速度は2.33mL/分であった。添加完了後、180分撹拌 を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過し た。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を170.63g の4オングストロームの分子篩上で7.5時間乾燥した。溶液をブフナー・ロー トで、ワットマン#2ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー ・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。26.4gの白い固体が得ら れた。GPC法で測定したMwは26,813AMUで、多分散度は14.20 であった。実施例7 12モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのモルトンフラスコにドライ‐アイス凝縮器とアロー1750モーターに 接続された撹拌機を取り付けた。反応器を25℃にセットしたウオーターバスに 入れた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中、N2を凝縮器の最上 部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。この反応器に60.32gのアン バージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、80mLのエタノール、2 5mLの水および1000mLのヘキサンを入れ、そして撹拌を開始した。63 mLのトリクロロシラン(0.624モル)と10mL(0.085モル)のメ チルトリクロロシラン(12モル%メチルトリクロロシラン)をFEPのビンの 中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロ ン・チューブを通してこの反応器に8.5RPMにセットした速度で添加した。 計算上の添加速度は2.45mL/分であった。添加完了後、60分撹拌を続け た。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶 液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を171.63gの4オ ングストロームの分子篩上で7時間乾燥した。溶液をブフナー・ロートで、ワッ トマン#2ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレ ーターで60℃において蒸発処理した。22.7gの白い固体が得られた。GP C法で測定したMwは24,089AMUで、多分散度は15.84であった。実施例8 10モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 500mLのモルトンフラスコに凝縮器とアロー850モーターに接続された 撹拌機を取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中、N2を 凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。このフラスコに18 .03gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、20mLの エタノール、6.3mLの水および250mLのヘキサンを添加し、そして撹拌 を開始した。16mL(0.159モル)のトリクロロシランと2mL(0.0 17モル)のメチルトリクロロシラン(9.7モル%メチルトリクロロシラン) をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプを通して このモルトンフラスコに0.6mL/分の速度で添加した。添加完了後、98分 撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ 過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を30.04 gの4オングストロームの分子篩上で3.25時間乾燥した。溶液をブフナー・ ロートで、ワットマン#1ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータ リー・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。5.9gの白い固体が捕 集された。GPC法で測定したMwは15,844AMUで、多分散度は4.5 7であった。実施例9 8モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのモルトン・フラスコにドライ‐アイス凝縮器とアロー1750モーター に接続された撹拌機を取り付けた。反応器を25℃にセットしたウオーターバス に入れた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中、N2を凝縮器の最 上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。このフラスコに60.27gの アンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、80mLのエタノール 、25mLの水および1000mLのヘキサンを入れ、そして撹拌を開始した。 66mL(0.654モル)のトリクロロシランと7mL(0.060モル)の メチルトリクロロシラン(8.35モル%メチルトリクロロシラン)をFEPの ビンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプにより、1/4”の テフロン・チューブを通してこのモルトンフラスコに8.5RPMにセットした 速度で添加した。計算上の添加速度は2.15mL/分であった。添加完了後、 120分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通し て減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を1 70.25gの4オングストロームの分子篩上で3.25時間乾燥した。溶液を ブフナー・ロートで、ワットマン#2ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッ ヒのロータリー・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。24.5gの 白い固体が得られた。GPC法で測定したMwは23,066AMUで、多分散 度は15.50であった。実施例10 5モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 500mLのモルトン・フラスコに凝縮器とアロー850モーターに接続され た撹拌機を取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中、N2 を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。このフラスコに1 8.02gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、20mL のエタノール、6.3mLの水および250mLのヘキサンを入れ、そして撹拌 を開始した。17mLの(0.168モル)のトリクロロシランと1mL(0. 009モル)のメチルトリクロロシラン(5.1モル%メチルトリクロロシラン )をHDPEのビンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプによ り、このモルトンフラスコに0.6mLにセットした速度で添加した。添加完了 後、90分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通 して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を 30. 25gの4オングストロームの分子篩上で2.5時間乾燥した。溶液をブフナー ・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロー タリー・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。6.6gの白い固体を 捕集した。GPC法で測定したMwは18,947AMUで、多分散度は4.6 0であった。実施例11 4モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのモルトン・フラスコにドライ‐アイス凝縮器とアロー1750モーター に接続された撹拌機を取り付けた。反応器を25℃にセットしたウオーターバス に入れた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中、N2を凝縮器の最 上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。このフラスコに60.40gの アンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、80mLのエタノール 、25mLの水および1000mLのヘキサンを入れ、そして撹拌を開始した。 70mLの(0.694モル)のトリクロロシランと3.5mL(0.030モ ル)のメチルトリクロロシラン(4.1モル%メチルトリクロロシラン)をFE Pのビンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプにより、1/4 ”のテフロン・チューブを通してこのモルトンフラスコに10.0RPMにセッ トした速度で添加した。計算上の添加速度は2.45mL/分であった。添加完 了後、60分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を 通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層 を171.53gの4オングストロームの分子篩上で3時間乾燥した。溶液をブ フナー・ロートで、ワットマン#1ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒ のロータリー・エバポレーターで60℃において発処理した。25.1gの白い 固体が得られた。GPC法で測定したMwは22,094AMUで、多分散度は 8.77であった。実施例12 2モルパーセント・メチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのジャケット付き反応器に凝縮器、アロー850モーターに接続された撹 拌機を取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そしてこの反応中、N2を凝 縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。このフラスコに105 .07gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒、140mL のエタノール、45mLの水および1750mLのヘキサンを入れ、そして撹拌 を開始した。123mLの(1.219モル)のトリクロロシランと3mL(0 .026モル)のメチルトリクロロシラン(2.1モル%メチルトリクロロシラ ン)を混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプにより、このモルトン・ フラスコに3.2mL/分の速度で添加した。添加完了後、25分撹拌を続けた 。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液 を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を354.3gの4オング ストロームの分子篩上で3時間乾燥した。溶液をブフナー・ロートで、ワットマ ン#2ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレータ ーで60℃において蒸発処理した。42.00gの白い固体が捕集された。GP C法で測定したMwは21,312AMUで、多分散度は4.80であった。実施例13 20モルパーセント・エチルヒドリドシロキサンの合成 1Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー850モーター に接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセット した循環式ウオーターバスに取り付けた。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に60.6gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂 触媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを入 れ、そして撹拌を開始した。58mLの(0.575モル)のトリクロロシラン と19mL(0.145モル)のエチルトリクロロシラン(20.1モル%エチ ルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物を、 蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に11 .2RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は2.2mL/分で あった。添加完了後、120分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワッ トマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水 層を捨てた。上層を171gの4オングストロームの分予篩上で3時間乾燥した 。溶液を ガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロンのテフロン膜を通して減圧ろ過 した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレーターで60℃において蒸発処理 した。31.0gの白い固体が得られた。GPC法で測定したMwは、23,9 87AMUで、多分散度は、10.27であった。実施例14 20モルパーセント・プロピルヒドリドシロキサンの合成 2Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ ーに接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に、59.5gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹 脂触媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを 入れ、そして撹拌を開始した。58mLの(0.575モル)のトリクロロシラ ンと21.5mL(0.145モル)のプロピルトリクロロシラン(20.1モ ル%プロピルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの 混合物を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反 応器に11.0RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は2.3 mL/分であった。添加完了後、120分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロー トで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そ して下の水層を捨てた。上層を、170.5gの4オングストロームの分子篩上 で3.5時間乾燥した。溶液をガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロン のテフロン膜を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレー ターで60℃において蒸発処理した。35.8gの白い固体が得られた。GPC 法で測定したMwは17,840AMUで、多分散度は7.49であった。実施例15 20モルパーセント・n‐ブチルヒドリドシロキサンの合成 1Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ ーに接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし て この反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ。 この反応器に59.9gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触 媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを入れ 、そして撹拌を開始した。58mLの(0.575モル)のトリクロロシランと 24mL(0.145モル)のn‐ブチルトリクロロシラン(20.2モル%n ‐ブチルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合 物を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器 に7.0RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は2.3mL/ 分であった。添加完了後、120分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、 ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下 の水層を捨てた。上層を171.6gの4オングストロームの分予篩上で3時間 乾燥した。溶液をガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロンのテフロン膜 を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレーターで60℃ において蒸発処理した。38.1gの透明で粘ちょうな液体が得られた。GPC 法で測定したMwは16,022AMUで多分散度は6.45であった。実施例16 20モルパーセント・シクロヘキシルヒドリドシロキサンの合成 2Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ ーに接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に60.2gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂 触媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを入 れ、そして撹拌を開始した。59mLの(0.585モル)のトリクロロシラン と26mL(0.147モル)のシクロヘキシルトリクロロシラン(20.1モ ル%シクロヘキシルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシ ランの混合物を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通して この反応器に11.0RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は 2.7mL/分であった。添加完了後、120分撹拌を続けた。溶液をブフナー ・ロー トで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そ して下の水層を捨てた。上層を172.1gの4オングストロームの分子篩上で 5時間乾燥した。溶液をガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロンのテフ ロン膜を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレーターで 60℃において蒸発処理した。42.33gの白い固体が得られた。GPC法で 測定したMwは12,721AMUで、多分散度は7.18であった。実施例17 20モルパーセント・フェニルヒドリドシロキサンの合成 1Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ ーに接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に60.2gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂 触媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを入 れ、そして撹拌を開始した。58mLの(0.575モル)のトリクロロシラン と23mL(0.144モル)のフェニルトリクロロシラン(20モル%フェニ ルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物を、 蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に7. ORPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は2.03mL/分で あった。添加完了後、120分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワッ トマン#4ろ紙を通して2回減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そして下 の水層を捨てた。上層を171.3gの4オングストロームの分子篩上で一晩乾 燥した。溶液をガラス・フリット上にセットした孔径20ミクロンのテフロン膜 を通して減圧ろ過した。ついで、溶液をさらにガラス・フリット上にセットした 孔径5ミクロンのテフロン膜を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリ ー・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。22.2gの白い固体が得 られた。GPC法で測定したMwは77,827AMUで、多分散度は37.9 2であった。考察‐実施例3〜実施例17: 誘電率の測定と硬化温度効果 実施例3から実施例17までの有機ヒドリドシロキサン樹脂の各々からコーテ ィング溶液を調製し、シリコン基材に公称厚さが4000オングストロームにな るようにスピン‐コートした。これらのウエハを下の表1に示したような様々な 温度で硬化し、硬化したままの各重合体薄膜の誘電率を測定した。実施例3から 実施例17までの有機ヒドリドシロキサンの硬化重合体薄膜の誘電率、さらにま た有機置換基を含んでいない水素シロキサンの硬化薄膜(対照例#1〜#4)の 実測誘電率を下の表1に示した。対照例#1〜#4として報告されているこれら 薄膜に用いられたヒドリドシロキサン樹脂は、上に説明した方法で合成された。 明らかに分るように、全試料での誘電率は大体3もしくはそれ以下であり、そ して全ての場合で非‐有機系対照試料より小さい。アルキル部位およびアリール 部位の炭素数が多い程、より低い誘電率(即ち、<3)を示す傾向がある。表1 を観れば、この技術分野の習熟者には明らかであるように、炭素‐含有置換基の モルパーセントが大きい程、重合体の誘電率の値はより小さい。このことは、実 施例11,9、7、6および2のメチルヒドリドシロキサンおよび実施例17の フェニルヒドリドシロキサンの場合に特に明瞭である。 表1は、また、硬化したままの重合体薄膜の誘電率に及ぼす硬化温度の効果も 明瞭に示している。対照試料1、2および3は炭素を含まないヒドリドシロキサ ン樹脂である。これら対照試料に関連する薄膜の報告された誘電率は、実施例3 から実施例17の有機ヒドリドシロキサンから調製した重合体薄膜の誘電率より 有意に大きい。さらに、これら対照試料の重合体薄膜は熱的不安定性を示し、そ して硬化温度が高くなると分解するが、これは、硬化温度が高くなると、誘電率 が、対照例#1の3.06から対照例#4の3.34の範囲で増加することによ り示唆され、その差は0.28である。これに比べると、実施例3から実施例1 7の有機ヒドリドシロキサン重合体薄膜は、硬化温度が高くなっても比較的安定 である。実施例14、15および17に関連する低い誘電率により証明されるよ うに、炭素数のより多い置換基の方が特に安定である。 実施例18から実施例20では、有機置換基を変えた本発明の有機ヒドリドシ ロキサン樹脂の合成について、さらに説明する。実施例18 20モルパーセント・t‐ブチルヒドリドシロキサンの合成 2Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ ーに接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に60.77gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹 脂触媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを 入れ、そして撹拌を開始した。58mLの(0.575モル)のトリクロロシラ ンと27.84g(0.145モル)のt‐ブチルトリクロロシラン(20.2 モル% t‐ブチルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混 合物を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応 器に12.3RPMにセットした速度で添加した。添加完了後、120分撹拌を 続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通して減圧ろ過した 。溶液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を172.1gの4 オングストロームの分子篩上で3時間乾燥した。溶液をガラス・フリット上にセ ットした孔径1ミクロンのテフロン膜を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒの ロータリー・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。35.35gの白 色の樹脂が得られた。GPC法で測定したMwは11,379AMUで、多分散 度は4.51であった。実施例19 10モルパーセント・フェニルヒドリドシロキサンの合成 1Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ 一に接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に60.3gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂 触媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを入 れ、そして撹拌を開始した。65mLの(0.644モル)のトリクロロシラン と11.5mL(0.072モル)のフェニルトリクロロシラン(10モル%フ ェニルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物 を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に 10.0RPMにセットした速度で添加した。計算上の添加速度は2.55mL /分であった。添加完了後、20分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、 ワットマン#4ろ紙を通して2回減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れ、そし て下の水層を捨てた。上層を175.3gの4オングストロームの分子篩上で4 時間乾燥した。溶液をガラス・フリット上にセットした孔径1ミクロンのテフロ ン膜を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリー・エバポレーターで6 0℃において蒸発処理した。30.8gの白い固体が得られた。GPC法で測定 したMw は16,656AMUで、多分散度は10.23であった。実施例20 10モルパーセント・t‐ブチルヒドリドシロキサンの合成 1Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ ーに接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に61gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹脂触媒 、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを入れ、 そして撹拌を開始した。65mLの(0.644モル)のトリクロロシランと1 3.69g(0.071モル)のt‐ブチルトリクロロシラン(10モル%t‐ ブチルトリクロロシラン)をFEPのビンの中で混和した。このシランの混合物 を、蠕動式ポンプにより、1/4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に 11.0RPMにセットした速度で添加した。添加完了後、120分撹拌を続け た。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#1ろ紙を通して減圧ろ過した。溶 液を分液ロートに入れ、そして下の水層を捨てた。上層を173gの4オングス トロームの分子篩上で4時間乾燥した。溶液をガラス・フリット上にセットした 孔径1ミクロンのテフロン膜を通して減圧ろ過した。溶液をビュッヒのロータリ ー・エバポレーターで60℃において蒸発処理した。30.75gの白色の固体 が得られた。GPC法で測定したMwは12,112AMUで、多分散度は10 .12であった。実施例21 20モルパーセント・3,3,3−トリフルオロプロピルヒドリドシロキサンの 合成 1Lのジャケット付き反応器にドライ‐アイス凝縮器、アロー6000モータ ーに接続された撹拌機および浸漬ガラス管を取り付けた。反応器を25℃にセッ トした循環式ウオーターバスに接続した。このフラスコをN2でパージし、そし てこの反応中、N2を凝縮器の最上部からNaOHスクラバーに向けて吹込んだ 。この反応器に60.23gのアンバージェット4200(Cl)イオン交換樹 脂触 媒、80mLのエタノール、25mLの水および1000mLのヘキサンを入れ 、そして撹拌を開始した。58mLの(0.575モル)のトリクロロシランと 24mL(0.145モル)の3,3,3‐トリフルオロプロピルトリクロロシ ラン(20.1モル%3,3,3‐トリフルオロプロピルトリクロロシラン)を FEPのビンの中で混和した。このシランの混合物を、蠕動式ポンプにより、1 /4”のテフロン・チューブを通してこの反応器に7.0RPMにセットした速 度で添加した。計算上の添加速度は2.05mL/分であった。添加完了後、1 20分撹拌を続けた。溶液をブフナー・ロートで、ワットマン#4ろ紙を通して 2回減圧ろ過した。溶液を分液ロートに入れたが水層は生成しなかった。溶液を 171.64gの4オングストロームの分予篩上で4時間乾燥した。溶液をガラ ス・フリット上にセットした孔径5ミクロンのテフロン膜を通して減圧ろ過した 。溶液をビュッヒのローターエバポレーターで60℃において蒸発処理した。6 .85gの白色の樹脂が得られた。GPC法で測定したMwは27,817AM Uで、多分散度は20.64であった。 上述の説明から見て、本発明は、かご型立体配座高分子骨格を有し、それによ り炭素‐含有置換基含有量40モルパーセントまで反応性の末端部位を本質的に 含まない有機ヒドリドシロキサン樹脂組成物を提供することが理解されるであろ う。その水素および有機部位はその高分子骨格中のケイ素原子に直接結合されて おり、それによりその有機部位の加水分解と、それに続くヒドロキシル部位の縮 合による鎖長の延長が排除される。ヒドロキシル部位とアルコキシ部位が存在し ないこと、および末端ケイ素が存在しないことは、本発明の有機ヒドリドシロキ サンを溶液中で非常に安定にし、その結果、貯蔵寿命が長くなることは明らかで ある。またシラノール部位が存在しないので、本発明の組成物の誘電率が低下し 、典型的には3以下に低下することも明らかである。さらに、有機側鎖グループ が存在するので、この組成物の約450℃までの熱安定性が実質的に向上し、よ り高い硬化温度が許容されるようになることも明らかである。 本発明は、本発明の有機ヒドリドシロキサン重合体組成物を製造する新規の方 法を含み、そして二元相溶媒系、非‐参加型触媒(non-participating catalyst )およびトリハロシランおよび有機‐トリハロシラン共‐単量体を含んでいる。 こ の組成物中の炭素の量は、それら共単量体の相対比によって制御できることは明 らかである。また金属触媒が全く存在せず、そして極性溶媒相が存在するために 、本発明の製品組成物は極めて純粋になり、そして金属塩およびその他のイオン 性不純物を含んでいないことも自明のことである。
【手続補正書】 【提出日】平成11年10月21日(1999.10.21) 【補正内容】 1.明細書の[請求の範囲]を次のとおり補正します。 『1.次の [HSi1.5]n[RSiO1.5]m、 [H0.5Si1.5-1.8]n[R0.5-1.0SiO1.5-1.8]m、 [H0-1.0Si1.5]n[RSiO1.5]m、 [HSi1.5]x[RSiO1.5]y[SiO2]z; (式中、 a)nとmの和またはx,yおよびzの和は約8から約5000であり、そし てmおよびyは炭素含有置換基が約40モルパーセント以下の量で存在するよう に選ばれ;そして b)Rは置換および未置換のアルキル、シクロアルキル、アリールおよびそれ らの混合物から選ばれる。) およびそれらの混合物より成る構造群から選ばれる構造を有する有機ヒドリドシ ロキサン重合体から成るケイ素系重合体。 2.任意の操作順序で、次の: a)反応容器に非極性溶媒と極性溶媒とを含む二元相溶媒を装填し; b)該二元相溶媒に有機トリハロシランとヒドリドトリハロシランを含んでな る単量体溶液を添加して反応混合物を準備し; c)該反応混合物に触媒を導入し;そして d)該有機トリハロシランと該ヒドリドトリハロシランとを反応させて有機ヒ ドリドシロキサン樹脂生成物を形成する; 工程を含んでなる、有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 3.任意の操作順序で、次の: a)反応容器に非極性溶媒と極性溶媒を含む二元相溶媒を装填し; b)有機トリハロシランとヒドリドトリハロシランを含んでなる単量体溶液を 添加して反応混合物を準備し; c)該反応混合物に触媒を導入し;そして d)該有機トリハロシランと該ヒドリドトリハロシランとを反応させて有機ヒ ドリドシロキサン樹脂生成物を形成する; 工程を含んでなる方法によって製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BA,BB,BG,BR,CA,CN,CU, CZ,EE,GE,GH,HU,ID,IL,IS,J P,KP,KR,LK,LR,LS,LT,LV,MG ,MK,MN,MW,MX,NZ,PL,RO,RU, SD,SG,SI,SK,SL,TR,TT,UA,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 フィッジ,リサ アメリカ合衆国カリフォルニア州94025, メンロ・パーク,オーク・グローブ・アベ ニュー 706

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の [HSi1.5]n[RSiO1.5]m、 [H0.5Si1.5-1.8]n[R0.5-1.0SiO1.5-1.8]m、 [H0-1.0Si1.5]n[RSiO1.5]m、 [HSi1.5]x[RSiO1.5]y[SiO2]z; (式中、 a)nとmの和またはx、yおよびzの和は約8から約5000であり、そし てmおよびyは炭素含有置換基が約40モルパーセント以下の量で存在するよう に選ばれ;そして b)Rは置換および未置換のアルキル、シクロアルキル、アリールおよびそれ らの混合物から選ばれる。) およびそれらの混合物より成る構造群から選ばれる構造を有する有機ヒドリドシ ロキサン重合体から成るケイ素系重合体。 2.有機ヒドリドシロキサン重合体骨格の立体配座がかご型である、請求の範 囲第1項に記載のケイ素系重合体。 3.有機ヒドリドシロキサン重合体が約400と約200,000原子質量単 位(AMU)の間の分子量を有する、請求の範囲第1項に記載のケイ素系重合体 。 4.Rがメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル;シクロヘ キシル;フェニル;およびそれらの混合物よりなる群から選ばれる、請求の範囲 第1項に記載のケイ素系重合体。 5.任意の操作順序で、次の: a)反応容器に非極性溶媒と極性溶媒とを含む二元相溶媒を装填し; b)該二元相溶媒に有機トリハロシランとヒドリドトリハロシランを含んでな る単量体溶液を添加して反応混合物を準備し; b)該反応混合物に触媒を導入し;そして c)該有機トリハロシランと該ヒドリドトリハロシランとを反応させて有機ヒ ドリドシロキサン樹脂生成物を形成する; 工程を含んでなる、有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 6.反応混合物から有機ヒドリドシロキサン樹脂を回収する工程をさらに含む 、請求の範囲第5項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 7.触媒が固相触媒および相間移動触媒溶液から選ばれる、請求の範囲第5項 に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 8.触媒がテトラブチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニ ウムクロリド、アンバージェット4200イオン交換樹脂およびアンバーライト ‐I‐6766イオン交換樹脂から選ばれる、請求の範囲第7項に記載の有機ヒ ドリドシロキサンを製造する方法。 9.触媒がアンバージェット4200イオン交換樹脂である、請求の範囲第5 項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 10.触媒がテトラブチルアンモニウムクロリドである、請求の範囲第5項に 記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 11.ヒドリドトリハロシランがトリクロロシランであり、そして有機トリハ ロシランがメチルトリクロロシラン、エチルトリクロロシラン、n‐ブチルトリ クロロシラン、t‐ブチルトリクロロシラン、n‐ペンチルトリクロロシラン、 n‐ヘキシルトリクロロシラン、シクロヘキシルトリクロロシラン、フェニルト リクロロシラン、3,3,3‐トリフルオロプロピルトリクロロシランおよびそ れらの混合物よりなる群から選ばれる、請求の範囲第5項に記載の有機ヒドリド シロキサンを製造する方法。 12.触媒がアンバージェット4200イオン交換樹脂である、請求の範囲第 11項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 13.非‐極性溶媒がペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン ゼン、トルエン、キシレンおよび四塩化炭素の内の少なくとも一つから選ばれる 、請求の範囲第12項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 14.極性溶媒が水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、グリセロ ール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジグリムの内の少なくとも 一つから選ばれる、請求の範囲第13項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造 する方法。 15.極性溶媒が水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、グリセロ ール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジグリムの内の少なくとも 一つから選ばれる、請求の範囲第5項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造す る方法。 16.非‐極性溶媒がヘキサンであり、そして極性溶媒が水とエタノールとの 混合物である、請求の範囲第15項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する 方法。 17.約0.1から約40モルパーセントの間の予め決められた炭素含有置換 基量を有する有機ヒドリドシロキサンを形成するために、有機トリハロシランと ヒドリドトリハロシランが予め決められた比で二元相溶媒に添加される、請求の 範囲第5項に記載の有機ヒドリドシロキサンを製造する方法。 18.任意の操作順序で、次の: a)反応容器に、非極性溶媒と極性溶媒を含む二元相溶媒を装填し; b)有機トリハロシランとヒドリドトリハロシランを含んでなる単量体溶液を 添加して反応混合物を準備し; c)該反応混合物に触媒を導入し;そして c)該有機トリハロシランと該ヒドリドトリハロシランとを反応させて有機ヒ ドリドシロキサン樹脂生成物を形成する; 工程を含んでなる方法によって製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 19.反応混合物から有機ヒドリドシロキサンを回収する工程をさらに含む、 請求の範囲第18項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 20.触媒が固相触媒および液状相間移動触媒から選ばれる、請求の範囲第1 8項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 21.触媒がテトラブチルアンモニウムクロリド、アンバージェット4200 イオン交換樹脂およびアンバーライト‐I‐6766イオン交換樹脂から選ばれ る、請求の範囲第20項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成 物。 22.触媒がアンバージェット4200イオン交換樹脂である、請求の範囲第 21項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 23.触媒がテトラブチルアンモニウムクロリドである、請求の範囲第21項 に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 24.ヒドリドトリハロシランがトリクロロシランであり、そして有機トリハ ロシランがメチルトリクロロシラン、エチルトリクロロシラン、n‐ブチルトリ クロロシラン、t‐ブチルトリクロロシラン、n‐ペンチルトリクロロシラン、 n‐ヘキシルトリクロロシラン、シクロヘキシルトリクロロシラン、フェニルト リクロロシランおよびそれらの混合物よりなる群から選ばれる、請求の範囲第1 8項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 25.触媒がアンバージェット4200イオン交換樹脂である、請求の範囲第 24項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 26.非‐極性溶媒がペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン ゼン、トルエン、キシレンおよび四塩化炭素の内の少なくとも一つから選ばれる 、請求の範囲第18項に記載の方法で製造される有機ヒドリドシロキサン組成物 。 27.極性溶媒が水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、グリセロ ール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジグリムの内の少なくとも 一つから選ばれる、請求の範囲第18項に記載の方法で製造された有機ヒドリド シロキサン組成物。 28.極性溶媒が水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、グリセロ ール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジグリムの内の少なくとも 一つから選ばれる、請求の範囲第21項に記載の方法で製造された有機ヒドリド シロキサン組成物。 29.非‐極性溶媒がペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン ゼン、トルエン、キシレンおよび四塩化炭素の内の少なくとも一つから選ばれる 、請求の範囲第28項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物 。 30.非‐極性溶媒がヘキサンであり、そして極性溶媒が水とエタノールとの 混合物である、請求の範囲第29項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロ キサン組成物。 31.約0.1から約40モルパーセントの間の予め決められた炭素含有置換 基量を有する有機ヒドリドシロキサンを形成するために、有機トリハロシランと ヒドリドトリハロシランが予め決められた比で二元相溶媒に添加される、請求の 範囲第18項に記載の方法で製造された有機ヒドリドシロキサン組成物。 32.次の構造: [H0.5Si1.5-1.8]n[R0.5-1.0SiO1.5-1.8]m (式中、 a)nとmの和は約8から約5000であり、そしてmは炭素含有置換基が約 40モルパーセント以下の量で存在するように選ばれ;そして b)Rは置換および未置換のアルキル、シクロアルキル、アリールおよびそれ らの混合物よりなる群から選ばれる。) を有する有機ヒドリドシロキサン重合体からなるケイ素系重合体。 33.Rがメチルである、請求の範囲第32項に記載のケイ素系重合体。モル パーセントとの間である、請求の範囲第33項に記載のケイ素系重合体。 34.メチル‐含有置換基のモルパーセントが約15モルパーセントと約25 モルパーセントの間である請求の範囲第33項に記載のケイ素系重合体。
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