JP2000502713A

JP2000502713A - 染毛剤および人毛染色のための適用混合物

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Publication number: JP2000502713A
Application number: JP9524655A
Authority: JP
Inventors: アクラム，ムスタファ; ヴォルフ，ヴォルフガング; ローヴェダー，ザンドラ; シュヴァルツ，シュテファン
Original assignee: ハンス・シュヴァルツコプフ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディットゲゼルシャフト
Priority date: 1996-01-05
Filing date: 1996-12-19
Publication date: 2000-03-07
Also published as: ATE223693T1; CZ212098A3; AU705307B2; US6139853A; EP0782845B1; NO982137L; NO982137D0; AU1375297A; SK281572B6; BR9612419A; ES2180823T3; PL326758A1; ATE222745T1; EP0871424B1; DE59609604D1; WO1997025017A1; CA2242457A1; EP0871424A1; DE59609649D1; EP0782845A1

Abstract

(57)【要約】少なくとも１種の酸化染料前駆物質、酸化剤および通常の化粧品添加剤を含有する粉末または顆粒形態の固体染毛剤であって、少なくとも１種の植物性直接染料またはヘンナ・ニュートラルをも含有する染毛剤は、毛髪に対し穏やかで、灰色を充分カバーする優れた染色結果をもたらす。この剤は、水との混合により調製する適用混合物の形態で毛髪に適用する。

Description

【発明の詳細な説明】染毛剤および人毛染色のための適用混合物本発明は、固体染毛剤、およびそれから調製した染毛用適用混合物に関する。染毛剤中に植物性染料を使用することは、従来から知られている。この分野における比較的最近の開発が、例えばＦＲ１５８３６０６、ＢＥ９００２１９、ＧＢ２１９０１０４およびＤＥ３８２９１０２に開示されている。ＤＥ−Ａ１４２３３８７４は、植物性染料と合成直接染料との組み合わせを含有する顆粒状の染毛製剤に関する。しかし、植物性染料を含有する既知の染料製剤は、灰色毛髪のカバー能が不充分である場合が非常に多いという欠点を有する。一方、いわゆる酸化染料による染色が当業者に知られている。この場合、酸化染料前駆物質を毛髪に浸透させ、そこでその前駆物質どうし、またはその前駆物質と他の酸化染料前駆物質とを、酸化剤存在下に反応させて実際の染料を生成することによって、染色を達成する。このようにして、耐久性に優れ、灰色も充分カバーする色が得られる。しかし、酸化剤を使用することから、毛髪構造の望ましくない損傷または毛髪の損傷が起こり得る(特に、かなり頻繁に適用する場合) 。従って、本発明の課題は、染毛によって灰色を安全にカバーすることができ、毛髪構造に悪影響を及ぼさない染毛剤を提供することであった。驚くべきことに、酸化染料前駆物質と共に植物性直接染料または植物性生成物ヘンナ・ニュートラルを含有する染毛剤によって、毛髪構造に悪影響を及ぼすことなく、所望の染色効果および灰色毛髪カバーを達成し得ることがわかった。すなわち、本発明は、少なくとも１種の酸化染料前駆物質、酸化剤および通常の化粧品添加剤を含有する粉末または顆粒形態の固体染毛剤であって、少なくとも１種の植物性直接染料またはヘンナ・ニュートラルを含有することを特徴とする染毛剤に関する。本発明の生成物は染毛に特に適するが、基本的に他の染色用途(例えば繊維または羊毛の染色)に使用してもよい。本発明の染毛剤は、粉末または顆粒の形態である。本発明の染毛剤は、第一必須成分として酸化染料前駆物質を含有する。本発明の一態様においては、本発明の染毛剤は、酸化染料前駆物質として第一中間体(Entwickler)タイプのもの１種のみを含有する。本発明に適当な第一中間体の例は、パラ位に更なる官能基を有する芳香族または複素環第一級アミン、例えばp−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、p−アミノフェノール、３−メチル−４−アミノフェノール、２−(２−ヒドロキシエチル)−１,４−アミノベンゼン、２,４,５,６−テトラアミノピリミジン、２−ヒドロキシ−４,５,６−トリアミノピリミジン、２,５−ジアミノピリジンおよびそれらの誘導体である。本発明によると、他の上記種類の化合物で、更に１個またはそれ以上の官能基、例えばＯＨ基、ＮＨ₂基、ＮＨＲ基またはＮＲ¹ Ｒ²基(ここで、Ｒ、Ｒ¹およびＲ²はそれぞれ、場合により置換基を有するＣ_1-4 アルキル基である。)を有するものも適当である。しかし、本発明の染毛剤は、少なくとも１種の第二中間体(Kuppler)をも含有することが好ましい。本発明によると、複数種の第一中間体および複数種の第二中間体を含有する染毛剤も好ましい。本発明によると、好ましい第二中間体は、α−ナフトール、レゾルシノール、４−クロロレゾルシノール、２−メチルレゾルシノール、m−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、m−トルイレンジアミン、１,５−および１,７−ジヒドロキシナフタレン、５−アミノ−２−メチルフェノール、６−アミノ−２−メチルフェノールまたはそれらの誘導体である。このような第二中間体は、単独で、または他の上記種類の第二中間体もしくは他の当業者既知の第二中間体と組み合わせて使用し得る。本発明によると、アミノ基を有する第一および第二中間体は、塩(特に塩酸塩および硫酸塩)として使用してもよい。本発明の染毛剤の他の必須成分は、酸化剤である。適当な酸化剤は、過酸化水素が付加した尿素、メラミン、過ホウ酸カリウムおよびナトリウム、並びにそのような過酸化水素付加化合物とパーオキソ二硫酸カリウム、ナトリウムまたはアンモニウムとの混合物である。本発明によると、過ホウ酸カリウムおよびとりわけ過ホウ酸ナトリウムが好ましく、それを単独で、または他の酸化剤と組み合わせて使用する。本発明の一態様においては、本発明の染毛剤は更に、植物性直接染料をも含有する。植物性直接染料は通例、種々の植物部位、例えば茎、花、葉、根、果実および種子を粉砕し、次いで篩過することによって得られる粉末の形態で存在する。本発明によると、適当な原料は、例えばカモミール、小さいカモミール、ハイビスカス、ベニバナおよびヒマワリの花、クルミ、ヘンナ、インディゴ、ウルシおよびセイヨウニワトコの葉、アカネの根(染料用アカネ、クルマバソウ、ヤエムグラ属植物)、ウコンの根、ミヤコグサの根およびダイオウの根、シタン、蘇方木、ブラジル木、Pernambuco木、ハンノキ、ストロベリー木およびウルシの樹皮、キョウチクトウの種子、サフラン花の柱頭、ウコンおよび根が赤い植物の根茎、リンボクの果実、エニシダの枝、並びにモクセイソウ、地衣類およびセイタカアワダチソウの植物全体である。特に好ましい植物性染料は、ヘンナ染料である。レッド・ヘンナは、植物Laws onia alba、Lawsonia spinosa および／または Lawsonia inermisの葉の乾燥粉末から成る。いわゆるヘンナ・ブラックは、染料用ホソバタイセイ(Isatis t inctoria)の葉に由来し、Lawsoniaヘンナと混合使用すると、より濃い赤色が得られる。他の好ましい植物性染料は、クルミ殼、インディゴ、カモミール、ロッグウッドおよびモチノキ樹皮から得られる。前記植物性染料の代わりに、ヘンナ・ニュートラルを使用してもよい。ヘンナ・ニュートラルは、Cassia auriculataの葉および／または樹皮の粉末から成る。しかし、同様の生成物は、ミヤコグサの葉から製造することもできる。本発明の染毛剤中には植物性染料またはヘンナ・ニュートラルの１種のみ必要であるが、本発明はそれらの成分を両方とも含有する染毛剤をも包含する。本発明の染毛剤は、任意の成分として、とりわけ色のニューアンス調整のために、合成直接染料をも含有し得る。本発明によると、好ましい合成直接染料は、４−ヒドロキシプロピルアミノ− ３−ニトロフェノール、ＨＣ Red No．３、Ｎ,Ｎ'−ビス−（２−ヒドロキシエチル)−２−ニトロ−p−フェニレンジアミン、ＨＣ Blue No．２、ＨＣYell ow No．２、ＨＣ Yellow No．１２、ＨＣ Blue No．１２および２−アミノ −６−クロロ−４−ニトロフェノールである。本発明の染毛剤は、固体染毛剤全体に対して、酸化染料前駆物質を１〜１０重量％の量で含有することが好ましい。本発明の染毛剤は、固体染毛剤全体に対して、酸化剤を１０〜３５重量％の量で含有することが好ましい。本発明の染毛剤中、粉末状染料含有植物の占める割合は、３〜２５重量％であり得る。５〜２５重量％の量が好ましく、５〜１５重量％が特に好ましい(固体染毛剤全体に対して)。ヘンナ・ニュートラルを含有する本発明の態様において、ヘンナ・ニュートラル含量は、固体染毛剤全体に対して少なくとも２５重量％である。しかし、ヘンナ・ニュートラルの含量は、７０重量％を越えるべきではない。ヘンナ・ニュートラル含量範囲は、好ましくは４０〜６５重量％、とりわけ５０〜６０重量％である。本発明の染毛剤が粉末状である場合は、個々の成分の性質によっては、望ましくないダストが生じ得る。このことは、調製に関しても、また、例えば美容室での作業条件に関しても不都合である。そこで、好ましい一態様においては、本発明の染毛剤を、ダスト結合処理に付し得る。これは、好ましくは、不活性有機化合物の噴霧によって行う。そのような化合物は、室温で液体であり得、また、やや高温に加熱すれば液化し得るのなら室温で固体であってもよい。通例、融点が５０℃未満の固体化合物を使用し得る。ダストを結合するために、不活性有機物質を粉末状染毛剤に噴霧することが好ましい。好ましいダスト結合剤は、パラフィン、植物性、動物性および合成油、並びに低融点ワックスである。他の適当な成分の例は、トリグリセリドおよび脂肪アルコールである。特に好ましいダスト結合剤は、パラフィン油、パラフィン(融点４０〜５０℃のもの)、ポリシロキサン(例えばジメチルポリシロキサン)、カプリル／カプリン酸トリグリセリド、オクチルドデカノールおよび蜜蝋である。本発明の染毛剤中の油またはワックス含量は、１〜３０重量％であり得、とりわけ７〜１５重量％である(染毛剤の全組成に対して)。本発明の染毛剤は更に、増粘剤としてグアー粉、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、グアーもしくはCarubaゴム、ペクチン、セルロース誘導体(例えばメチルセルロースおよびヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース並びにカルボキシメチルセルロース)、および種々のポリマー(とりわけ、アクリル酸誘導体)を含有し得る。無機増粘剤、例えばベントナイトおよび／またはシリカを使用してもよい。このような増粘剤は、染毛剤総重量に対して、好ましくは０.１〜５重量％、より好ましくは０.５〜３重量％の量で存在する。本発明の染毛剤は更に、カチオン性および両性ポリマー、フィルム形成アニオン性およびノニオン性ポリマー、並びに界面活性剤、またはそれらの混合物を、それぞれ０.１〜５重量％の量で含有し得る。好ましい界面活性剤は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルナフタレンスルホネート、脂肪アルコールフルフェートもしくはエーテルスルフェートまたはスルホネート、第四級アンモニウム化合物、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリエトキシル化またはポリグリセリド化アルキルフェノールである。界面活性剤は、本発明の染毛剤中に、染毛剤総重量に対して、０.１〜２５重量％、好ましくは０.１〜１５重量％の量で存在する。更に、染毛剤中に従来使用されている他の添加剤、例えば特に浸透剤、金属イオン封鎖剤、抗酸化剤、緩衝剤および香料も、本発明の染毛剤に加えてよい。本発明は、粉末または顆粒形態の染毛剤の製法であって、酸化染料前駆物質、酸化剤、植物性染料および／またはヘンナ・ニュートラルを、場合により、染毛剤中に通例用いられる添加剤の存在下によく混合し、得られた粉末混合物に撹拌を続けながら、場合により加熱により液化した不活性有機化合物を噴霧し、粉末混合物を場合により顆粒形態に変換することを含んで成る方法にも関する。染毛ペースト(以下、適用混合物と称する)は、本発明の染毛剤に使用直前に適量の水を加えることによって調製する。好ましい適用混合物は、本発明の染毛剤１５〜２５重量％、および水７５〜８５重量％から成る。適用混合物は通例、酸または塩基の適当な添加によってpH５ .０〜１２.０に調節する。好ましい一態様においては、そのような酸または塩基を予め染毛剤に含ませておく。pH調節には、有機または無機の酸、水酸化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の炭酸塩、またはアルカリ金属ケイ酸塩を使用し得る。適用混合物は、湿潤毛髪にも乾燥毛髪にも適用し得る。本発明によると、乾燥毛髪に適用することが好ましい。実施例１．本発明の染毛剤の適用本発明の染毛剤８０gと高温水３２０mlとの適用混合物を、展延可能なペーストの形態に調製した。得られた染毛ペーストを直ちに、肩までの長さの未洗浄乾燥毛髪の元から毛先にかけて、ブラシで素速く充分適用した。側頭部の細い毛髪には、ペーストコーティングを薄くした。毛髪全部を染毛ペーストですっかりコーティングすることが重要であった。次いで、フードを毛髪に近付けて被せ、ずれないように固定した。このようにカバーした毛髪に、適用したペーストを加温 (約４０℃)下３０分間作用させた。この接触時間の後、フードを外し、染毛ペーストを水道水(３０℃)でよく洗い流した。次いで毛髪をシャンプーで洗い、濯いで、毛髪および皮膚をすっかり奇麗にした。２．製剤例２.１粉末状染毛剤０.１０kg レゾルシノール０.１０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.１５kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.１０kg ４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール０.１５kg ＨＣ Yellow No．１２０.３５kg ２−メチルレゾルシノール１.２０kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート１.００kg インディゴ２.００kg クルミ殻４.００kg ヘンナ・レッド５４.８５kg ヘンナ・ニュートラル２３.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにパラフィン油(３５mPas；２０℃における測定値)８.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、５０％灰色の明褐色毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の明褐色だった毛髪は、均一な明モカ褐色となった。２.２粉末状染毛剤０.１５kg レゾルシノール０.１０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.１５kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.１５kg ４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール０.１０kg ＨＣ Yellow No．１２０.３０kg ２−メチルレゾルシノール１.２５kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート１.００kg カモミール１.５０kg ヘンナ・ブラック２.５０kg ヘンナ・レッド６０．８０kg ヘンナ・ニュートラル２０.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにパラフィン油(１５mPas；２０℃における測定値)７.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性適用混合物とした。得られた混合物(ブラシで適用)を、５０％灰色の暗ブロンド毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いで適用混合物を濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の暗ブロンドだった毛髪は、この処理後には均一な明クリ色となった。２.３粉末状染毛剤０.３０kg レゾルシノール０.１０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.１５kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.１５kg ＨＣ Yellow No．１２０.４５kg ２−メチルレゾルシノール２.００kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート１.５０kg カモミール２.００kg モチノキ樹皮３.５０kg ヘンナ・レッド５２.８５kg ヘンナ・ニュートラル２２.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにカプリル／カプリン酸トリグリセリド１０.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、５０％灰色の中間褐色毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の中間褐色だった毛髪は、この処理後には均一な暗モカ褐色となった。３.４粉末状染毛剤０.３５kg レゾルシノール０.１０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.２５kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.３０kg ４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール０.１０kg ＨＣ Yellow No．１２０.４５kg ２−メチルレゾルシノール２.２５kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート１.００kg ロッグウッド１.００kg インディゴ１.００kg クルミ殻５７.２０kg ヘンナ・ニュートラル２２.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにオクチルドデカノール９.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、５０％灰色の明褐色毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の明褐色だった毛髪は、この処理後には均一な暗クリ色となった。３.５粉末状染毛剤０.２０kg レゾルシノール０.１５kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.０１kg ４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール０.０５kg ２−アミノ−６−クロロ−４−ニトロフェノール０.４０kg ２−メチルレゾルシノール０.９０kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート１.５０kg ロッグウッド１.００kg カモミール６.００kg ヘンナ・レッド５６.２９kg ヘンナ・ニュートラル２１.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにジメチルポリシロキサン７.５０kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、８０％灰色の中間ブロンド毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。８０％灰色の中間ブロンドだった毛髪は、この処理後には均一な中間ブロンドとなった。３.６粉末状染毛剤０.０１kg レゾルシノール０.１０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.１５kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.１０kg ４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール０.１５kg ＨＣ Yellow No．１２０.３５kg ２−メチルレゾルシノール１.２０kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート６１.８５kg ヘンナ・ニュートラル２３.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにパラフィン油（３５mPas；２０℃で測定）８.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、５０％灰色の明褐色毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の明褐色だった毛髪は、この処理後には均一な明タバコ褐色となった。３.７粉末状染毛剤０.１５kg レゾルシノール０.１０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.１５kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.１５kg ４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール０.１０kg ＨＣ Yellow No．１２０.３０kg ２−メチルレゾルシノール１.２５kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート６５.８０kg ヘンナ・ニュートラル２０.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにパラフィン油(１５mPas；２０℃で測定）７.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物（ブラシで適用）を、５０％灰色の中間ブロンド毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の中間ブロンドだった毛髪は、この処理後には均一なクリ色となった。３.８粉末状染毛剤０.３０kg レゾルシノール０.１０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.１５kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.１５kg ＨＣ Yellow No．１２０.４５kg ２−メチルレゾルシノール２.００kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート５９.８５kg ヘンナ・ニュートラル２２.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにカプリル／カプリン酸トリグリセリド１０.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、５０％灰色の中間褐色毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の中間褐色だった毛髪は、この処理後には均一な暗ココア色となった。３.９粉末状染毛剤０.５０kg レゾルシノール０.２０kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.１０kg ２−アミノ−３−ヒドロキシピリジン０.４５kg ２−メチルレゾルシノール２.２５kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート６０.５０kg ヘンナ・ニュートラル２２.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにオクチルドデカノール９.００kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、５０％灰色の明褐色毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。５０％灰色の明褐色だった毛髪は、この処理後には均一な中間褐色となった。３.１０粉末状染毛剤０.２０kg レゾルシノール０．１５kg １−ヒドロキシ−３−アミノベンゼン０.０１kg ４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール０.０５kg ２−アミノ−６−クロロ−４−ニトロフェノール０.４０kg ２−メチルレゾルシノール０.９０kg ２,５−ジアミノトルエンスルフェート６４.７９kg ヘンナ・ニュートラル２１.００kg 過ホウ酸ナトリウム５.００kg カルボキシメチルセルロースそれにジメチルポリシロキサン７.５０kgを噴霧した。その染毛剤４０gを、温水(４０〜５０℃)１６０gとよく混合して、易展延性ペーストとした。得られた混合物(ブラシで適用)を、８０％灰色の明ブロンド毛髪に４０℃で３０分間作用させた。次いでペーストを濯ぎ落とし、毛髪をシャンプーで洗い、乾燥した。８０％灰色の明ブロンドだった毛髪は、この処理後には均一な中間ブロンドとなった。少なくとも１種の酸化染料前駆物質、酸化剤および通常の添加剤、更に少なくとも１種の植物性直接染料またはヘンナ・ニュートラルを含有する粉末または顆粒形態の固体染毛剤は、毛髪を損傷することなく、灰色を充分カバーする優れた染色結果をもたらす。本発明の染毛剤は、その粉末または顆粒と水との混合によって調製する適用混合物の形態で毛髪に適用する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ローヴェダー，ザンドラドイツ連邦共和国デー―22763ハンブルク、ダイムラートヴィーテ３番 (72)発明者シュヴァルツ，シュテファンドイツ連邦共和国デー―22880ヴェデル、バーンホフシュトラーセ71番

Claims

【特許請求の範囲】１．少なくとも１種の酸化染料前駆物質、酸化剤および通常の化粧品添加剤を含有する粉末または顆粒形態の固体染毛剤であって、少なくとも１種の植物性直接染料またはヘンナ・ニュートラルを含有することを特徴とする染毛剤。２．酸化染料前駆物質として、少なくとも１種の第一中間体と少なくとも１種の第二中間体とを含有する請求項１記載の染毛剤。３．第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、２−( ２−ヒドロキシエチル)−１,４−ジアミノベンゼン、p−アミノフェノール、３ −メチル−４−アミノフェノール、２,４,５,６−テトラアミノピリミジン、および２−ヒドロキシ−４,５,６−トリアミノピリミジンから選択する請求項１または２記載の染毛剤。４．第二中間体として、α−ナフトール、レゾルシノール、４−クロロレゾルシノール、２−メチルレゾルシノール、m−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、m−トルイレンジアミン、１,５−および１,７−ジヒドロキシナフタレン、５−アミノ−２−メチルフェノール、または６−アミノ−２−メチルフェノールを含有する請求項２または３記載の染毛剤。５．酸化剤は過ホウ酸ナトリウムである請求項１〜４のいずれかに記載の染毛剤。６．植物性染料は、ヘンナ・レッド、ヘンナ・ブラック、クルミ殻、インディゴ、カモミール、ロッグウッドおよびモチノキから成る群から選択する請求項１〜５のいずれかに記載の染毛剤。７．合成直接染料を更に含有する請求項１〜６のいずれかに記載の染毛剤。８．合成直接染料は、４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール、ＨＣ Red No．３、Ｎ,Ｎ'−ビス−(２−ヒドロキシエチル)−２−ニトロ− ｐ−フェニレンジアミン、ＨＣ Blue No．２、ＨＣ Yellow No．２、ＨＣ Yellow No．１２、ＨＣ Blue No．１２、および２−アミノ−６−クロロ−４ −ニトロフェノールから選択する請求項７記載の染毛剤。９．固体染毛剤に対して、酸化染料前駆物質を１〜１０重量％の量で含有する請求項１〜８のいずれかに記載の染毛剤。１０．固体染毛剤に対して、酸化剤を１０〜３５重量％の量で含有する請求項１〜９のいずれかに記載の染毛剤。１１．固体染毛剤に対して、植物性染料を５〜２０重量％の量で含有する請求項１〜１０のいずれかに記載の染毛剤。１２．ヘンナ・ニュートラルを４０〜６５重量％、とりわけ５０〜６０重量％の量で含有する請求項１〜１１のいずれかに記載の染毛剤。１３．固体染毛剤に対して、融点が５０℃未満の不活性有機化合物を１〜３０重量％の量で含有する請求項１〜１２のいずれかに記載の染毛剤。１４．不活性有機化合物は、パラフィン油、トリグリセリド、脂肪アルコールおよびポリシロキサンから選択する請求項１３記載の染毛剤。１５．請求項１〜１４のいずれかに記載の染毛剤１５〜２５重量％、および水８５〜７５重量％から成る染毛用適用混合物。１６．ｐＨ５.０〜１２.０である請求項１５記載の適用混合物。１７．請求項１〜１４のいずれかに記載の粉末または顆粒形態の染毛剤の製法であって、酸化染料前駆物質、酸化剤、植物性染料および／またはヘンナ・ニュートラルを、場合により、染毛剤中に通例用いられる添加剤を加えてよく混合し、得られた粉末混合物に撹拌を続けながら、場合により加熱により液化した不活性有機化合物を噴霧し、粉末混合物を場合により顆粒形態に変換することを含んで成る方法。