JP2000500246A - エレクトログラフィック式の印刷機又はコピー機のクリーニング装置における使用済みトナーの搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 スパイラルコンベヤ（Ｆ）が、使用済みトナー（ＴＯ）をクリーニングステーション（ＲＳ）のトラフ（ＷＮ）から搬送する。スパイラルコンベヤ（Ｆ）の互いに隣接し合う巻条間に定置のばねフック（ＦＨ）の一方の端部が突入する。ばねフック（ＦＨ）は、スパイラルコンベヤ（Ｆ）が回転する際に変位し、この際にスパイラルコンベヤ（Ｆ）が圧縮される。ばねフック（ＦＨ）がスパイラルコンベヤ（Ｆ）の１巻条を飛び越えると、スパイラルコンベヤは、衝撃的に緊張解除され、これによってスパイラルコンベヤが使用済みトナー（ＴＯ）に作用する作用領域が拡大する。使用済みトナー（ＴＯ）の確実な搬出が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 エレクトログラフィック式の印刷機又はコピー機のクリーニング装置における使 用済みトナーの搬送装置 本発明は、エレクトログラフイック式(elektrografisch)の印刷機又はコピー 機のクリーニング装置における使用済みトナーの搬送装置に関する。トナーの残 り及びその他の粒子を、中間キャリア（Zwischentraeger）特に光導電ドラムの 表面から取り除くためのクリーニング装置は、印刷機又はコピー機に配属されて いる。中間キャリアに付着する粒子は、中間キャリアに当接する掻き取り部材を 使用することによって取り除かれる。 このような形式のクリーニング装置は、ヨーロッパ特許第０４６４０３２号明 細書により公知である。この公知のクリーニング装置は、中間キャリアの幅に亘 って延びる掻き取り部材を有している。この掻き取り部材は、中間キャリアの表 面に付着するトナーの残り及び汚れを掻き取る。掻き取られたトナー及び汚れは トラフ内に落下し、このトラフから運び出される。トラフは、部分的にスパイラ ルコンベヤを有しており、このスパイラルコンベヤは、かみ合いクラッチを介し て、駆動可能な軸に連結されている。スパイラルコンベヤは、有利にはばね弾性 的な材料例えば線ばねより 成っている。スパイラルコンベヤが回転することによって、使用済みトナーはク リーニングステーション（クリーニング装置）から搬出される。 特に高い画像解像のために適した現像材料を使用した場合に、温度に関連して 使用済みトナーのさらさらと流れる流動性及び流過性は低下する。これによって 、極端な場合、使用済みトナーがクリーニングステーションのトラフ内に集まっ て、スパイラルコンベヤの作用領域内に達しなくなり、トンネル形成を引き起こ してすことになる。この場合もはや、使用済みトナーの搬出は保証されない。 本発明の課題は、印刷機又はコピー機のクリーニングステーションにおけるト ナーのための搬送装置を改良して、流動性及び流過性が低下するような使用済み トナーにおいても、使用済みトナーをクリーニングステーションから確実に搬出 することができるようなものを提供することである。 この課題は、請求項１に記載した特徴によって解決された。本発明の構成及び 変化実施例は、従属請求項に記載されている。 螺旋状搬送手段若しくはスパイラルコンベヤ（Transportschnecke）の衝撃運 動を引き起こすための手段によって、使用済みトナーは確実に、搬送装置の作用 領域内に達する。これによって使用済みトナーの搬出は、トナーの流動特性及び 流過特性が低い場合でも保証 される。使用済みトナーがクリーニングステーションから制御されずに搬出され ることによる印刷機又はコピー機の汚れは効果的に避けられる。クリーニングス テーション内で収集された使用済みトナーによる中間キャリアの損傷又は破壊は 生じない。 以下に図面を用いて本発明の実施例を詳しく説明する。 第１図は、光導電ドラム及びクリーニングステーションを備えた概略的な断面 図である。 第２図は、クリーニングステーションの本発明による搬送装置である。 第１図に示されているように、光導電ドラムＦＬＴは、時計回り方向で回転す る。光導電ドラムＦＬＴの外周部にクリーニングステーション（クリーニング装 置）ＲＳが配置されており、このクリーニングステーションＲＳは、光導電ドラ ムＦＬＴの軸線方向でこの光導電ドラムの幅全体に亘って延びている。 クリーニングステーションＲＳは、掻き取り部材ＢＬを有している。掻き取り 部材ＢＬとしては、光導電ドラムＦＬＴの幅全体に亘って延びる方形横断面を有 する条片若しくはストリップ(Leiste)が使用される。掻き取り部材ＢＬは、一縁 部が光導電ドラムＦＬＴの外周面に載っているので、光導電ドラムＦＬＴが回転 すると、この光導電ドラムの外周面に存在する材料が掻き取り部材ＢＬによって 掻き取られる。 掻き取られる材料としては、トナー、紙の繊維及びその他の汚れ（以下では使 用済みトナーＴＯと呼ぶ）の混合物である。光導電ドラムＦＬＴから掻き取られ た使用済みトナーＴＯは、旋回力の作用によってクリーニングステーションＲＳ の受容トラフＷＮ内に落下し、ここで集められる。クリーニングステーションＲ Ｓの周囲が汚れるを避けるために、トラフＷＮと光導電ドラムＦＬＴとの間には シールストリップＳＢＬが配置されており、このシールストリップは、クリーニ ングステーションＲＳと、光導電ドラムＦＬＴの外周面との間のギャップを覆い 、この場合、光導電ドラムＦＬＴの外周面に沿って滑動する。 クリーニングステーションＲＳのトラフＷＮ内にはスパイラルコンベヤＦが配 置されており、このスパイラルコンベヤの両端部は、駆動軸ＦＡに連結されてい る。スパイラルコンベヤＦは線ばね(Federdraht)より成っている。駆動軸ＦＡは 、トラフＷＮによって取り囲まれたスパイラルコンベヤＦの回転軸線を形成して いる。スパイラルコンベヤＦとトラフＷＮの内壁との間には間隔が保たれており 、この間隔は、軸線方向に対して横方向のスパイラルコンベヤＦのよろめき運動 を許容する。 スパイラルコンベヤＦによって、使用済みトナーＴＯは、スパイラルコンベヤ Ｆの巻き方向及び駆動軸ＦＡの回転方向に関連した方向で、クリーニングステー ションＲＳから図示していない受容容器内に搬送される。 スパイラルコンベヤＦの長手方向に沿って、ばねフックＦＨは、スパイラルコ ンベヤＦの２つの巻条(Windung)間を通ってその内室に侵入する。スパイラルコ ンベヤＦとは反対側の、ばねフックＦＨの端部は、スパイラルコンベヤＦの搬送 方向に関連して定置に、クリーニングステーションＲＳのケーシングに連結され ている。 スパイラルコンベヤＦが回転する際に、ばねフックＦＨは、搬送方向で変位し 、スパイラルコンベヤＦの内室から押し出される。この際に、スパイラルコンベ ヤＦは、搬送方向で見てばねフックＦＨの手前で圧縮され、ばねフックＦＨの後 ろで伸張する。また、スパイラルコンベヤＦは、軸線方向に対して横方向で変位 せしめられる。スパイラルコンベヤＦのこのプレロード（若しくは予荷重）は、 ばねフックＦＨが、このばねフックＦＨを押しつけるスパイラルコンベヤＦの巻 条を飛び越えた時に衝撃的に補償される。スパイラルコンベヤＦが衝撃的に解放 されると、このスパイラルコンベヤＦは、軸線方向で振動せしめられ、この振動 に、駆動軸ＦＡを中心としたよろめき運動が重畳される。この際に、スパイラル コンベヤＦとトラフＷＮとの間のギャップ内に集まった使用済みトナーＴＯが、 スパイラルコンベヤＦによって捕まえられて、運び出 される。これによって、使用済みトナーＴＯが溜まることは、作業開始時に既に 避けられる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．エレクトログラフィック式の印刷機又はコピー機のクリーニングステーシ ョン（ＲＳ）における使用済みトナー（ＴＯ）の搬送装置において、 使用済みトナー（ＴＯ）を中間キャリアの外周面から掻き取る掻き取り部材（ ＢＬ）が設けられており、 掻き取られた使用済みトナー（ＴＯ）を収容するトラフ（ＷＮ）が設けられて おり、 駆動軸（ＦＡ）を中心にして回転する、クリーニングステーション（ＲＳ）の トラフ（ＷＮ）によって取り囲まれたスパイラルコンベヤ（Ｆ）が設けられてお り、 スパイラルコンベヤ（Ｆ）に作用する抵抗部材が設けられていて、該抵抗部材 が、スパイラルコンベヤを周期的に圧縮し、衝撃的に解放するように働くことを 特徴とする、エレクトログラフイック式の印刷機又はコピー機のクリーニング装 置における使用済みトナーの搬送装置。 ２．ばねフック（ＦＨ）として構成された抵抗部材が設けられており、該ばね フック（ＦＨ）はその自由な一方の端部が、スパイラルコンベヤ（Ｆ）の２つの 巻条間でこのスパイラルコンベヤ（Ｆ）の内室内に侵入し、他方の端部がスパイ ラルコンベヤ（Ｆ）の搬送方向に関連して定置に支承されている、請求項１記載 の搬送装置。 ３．スパイラルコンベヤ（Ｆ）のよろめき運動が補償される程度の大きさの間 隔が、スパイラルコンベヤ（Ｆ）とトラフ（ＷＮ）との間に設けられている、請 求項１又は２記載の搬送装置。