JP2000357557A - 防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法 - Google Patents

防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法

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JP2000357557A JP11168767A JP16876799A JP2000357557A JP 2000357557 A JP2000357557 A JP 2000357557A JP 11168767 A JP11168767 A JP 11168767A JP 16876799 A JP16876799 A JP 16876799A JP 2000357557 A JP2000357557 A JP 2000357557A
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付作業性の向上を図ることができる防水コ
ネクタを提供する。 【解決手段】 防水コネクタ10のコネクタハウジング
11を、各端子収容室13を形成すると共に複数の分割
インナユニット12A,12B,12Cを備えたインナ
ハウジング12と、インナハウジング12を嵌め込むア
ウタハウジング17と、各端子収容室13に収容された
端子14を保持するスペーサ28とで構成し、アウタハ
ウジング17の一壁部17cに電線挿通孔21及びゴム
栓収容凹部19を形成し、スペーサ28のアウタハウジ
ング17の各電線挿通孔21に対向する位置に電線挿通
孔33を形成し、かつゴム栓収容凹部19の入口側にテ
ーパ面19aを形成すると共に、スペーサ28の各電線
挿通孔33の外側にゴム栓保持部28eを形成し、各分
割インナユニット12A〜12Cをスペーサ28内に収
容して合体させた後でゴム栓18を各ゴム栓収容凹部1
9に収容自在にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グと端子を接続した複数の電線との防水性を向上させた
小型で多極の防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方
法に関する。
【0002】
【先行技術】この種の防水コネクタ及び該防水コネクタ
の組付方法を、本出願人は特願平10−162521号
において出願した。これを、図6〜図8によって具体的
に説明すると、防水コネクタ10′のコネクタハウジン
グ11は、複数の端子収容室13を一体形成した合成樹
脂製のインナハウジング12と、このインナハウジング
12を内部に嵌め込む合成樹脂製のアウタハウジング1
7と、これらインナハウジング12とアウタハウジング
17との間に介在され、該インナハウジング12の各端
子収容室13に収容された雌端子(端子)14を保持す
る合成樹脂製のスペーサ28とで構成されている。
【0003】図6,図7に示すように、インナハウジン
グ12は上下面の後側がそれぞれ開口した箱部12aを
有していて、中央の水平壁12bと仕切壁を兼ねた上下
の各垂直側壁12cとで形成される空間内に上記各端子
収容室13を形成してある。そして、この各端子収容室
13内に雌端子14が収容されるようになっている。ま
た、箱部12aの上下面の両側及び中央には係止爪(係
止部)15をそれぞれ一体突出形成してあると共に、そ
の両側中央の前端には図示しないフランジ部をそれぞれ
一体突出形成してある。尚、箱部12aの前壁の各端子
収容室13に対向する位置には図示しない相手側コネク
タの雄端子が挿通する矩形の挿通孔12dを形成してあ
る。さらに、雌端子14の箱部14aの後部の両側板部
には各一対の圧接刃14b,14bを折り曲げ形成して
ある。
【0004】図6,図7に示すように、アウタハウジン
グ17は、略四角筒状の内壁部17aと、この内壁部1
7aを内包する略四角筒状の外壁部17bと、これら
内,外壁部17a,17bの後部を連結した底壁部(一
壁部)17cとで正面側が開口した二重の箱状になって
いる。この底壁部17cの中央は厚肉になっていて、そ
の厚肉部の前側の各端子収容室13に対向する位置に
は、防水ゴム栓18が圧入等により収容される大径で断
面円形のゴム栓収容凹部19をそれぞれ形成してあると
共に、該厚肉部の後側には電線20が貫通する小径で断
面円形の電線挿通孔21を対応するゴム栓収容凹部19
に連通するようにそれぞれ形成してある。
【0005】また、アウタハウジング17の内壁部17
aの上下壁の前両側には、インナハウジング12の箱部
12aの上下面の両側の各係止爪15が係脱される矩形
の係止孔(係止部)22をそれぞれ形成してあると共
に、該内壁部17aの上下壁の前側中央には、インナハ
ウジング12の箱部12aの上下面の中央の各係止爪1
5が係脱される矩形で長尺の係止孔(係止部)23をそ
れぞれ形成してある。さらに、アウタハウジング17の
内壁部17aの外面側の奥には、環状でゴム製の防水パ
ッキン24を受けるV字状のパッキン受部25を一体突
出形成してある。
【0006】尚、アウタハウジング17の内壁部17a
の内面側の前縁の各係止孔22,23に対向する位置に
は、テーパ面26をそれぞれ形成してある。また、アウ
タハウジング17の外壁部17bの上下壁の前側には、
図示しない相手側コネクタの可撓性係止アームが係脱さ
れる図示しない係止孔(係止部)をそれぞれ形成してあ
る。
【0007】図6,図7に示すように、スペーサ28
は、アウタハウジング17の内壁部17aの内面側に嵌
合される略四角筒状の胴体部28aと、この胴体部28
aの前端より後方に折れ曲がるように一体形成され、ア
ウタハウジング17の内壁部17aの外面側に嵌合され
る略四角筒状の鍔部28bと、上記胴体部28aの底壁
部(一壁部)28cとで正面側が開口した箱状になって
いる。
【0008】そして、スペーサ28の胴体部28aの内
部にインナハウジング12の箱部12aが嵌合されるよ
うになっている。このスペーサ28の胴体部28aの上
下壁の内面にはインナハウジング12の箱部12aの後
端縁及び各端子収容室13に収容された雌端子14の箱
部14aの後端縁をそれぞれ係止するリブ状で端子脱落
防止用の突起29をそれぞれ一体突出形成してある。
【0009】また、スペーサ28の胴体部28aと鍔部
28bとの連結部の前側のインナハウジング12の各係
止爪15に対向する位置には、切欠部30をそれぞれ形
成してある。この上下側の各切欠部30,30間のスペ
ーサ28の胴体部28aの上下壁の外面側には、アウタ
ハウジング17の各係止孔23に係脱される係止爪(係
止部)32を一体突出形成してある。さらに、スペーサ
28の鍔部28bの先端部は、アウタハウジング17へ
の嵌合完了時に該アウタハウジング17の内壁部17a
のパッキン受部25に係止したパッキン24を保持する
ようになっている。
【0010】また、スペーサ28の底壁部28cのアウ
タハウジング17の各電線挿通孔21に対向する位置に
は電線挿通孔33をそれぞれ形成してある。また、スペ
ーサ28の底壁部28cは、アウタハウジング17への
嵌合完了時に該アウタハウジング17の底壁部17cの
各ゴム栓収容凹部19に挿入されたゴム栓18を保持す
るようになっている。そして、図6に示すように、アウ
タハウジング17の各電線挿通孔21と各ゴム栓18及
びスペーサ28の各電線挿通孔33を貫通した各電線2
0は、インナハウジング12の各端子収容室13に収容
された各雌端子14の一対の圧接刃14b,14b間に
圧接接続され、各端子収容室13と各電線20とは各ゴ
ム栓18及びパッキン24によりそれぞれシールされる
ようになっている。
【0011】さらに、アウタハウジング17の底壁部1
7cの内側の各ゴム栓収容凹部19の入口側には逆円錐
面(テーパ面)19aを形成してある。また、スペーサ
28の底壁部28cの外側の各電線挿通孔33の回りに
はゴム栓押圧部を兼ねた逆円錐面(テーパ面)28dを
形成してある。そして、アウタハウジング17の各ゴム
栓収容凹部19にゴム栓18を収容する前(アウタハウ
ジング17の内壁部17a内にスペーサ28の胴体部2
8aの前側が嵌め込まれた図6に示す仮係止状態の時)
に、上記各ゴム栓収容凹部19の逆円錐面19aと上記
スペーサ28の各電線挿通孔33の回りの逆円錐面28
dとの間にゴム栓18を挟み込み自在にしてある。
【0012】また、図8に示すように、電線20が貫通
するゴム栓18の両端側には、円錐面(テーパ面)18
a,18aをそれぞれ形成してある。このゴム栓18の
内径Rb(即ちゴム栓18の電線挿通孔18bの径)は
電線20の直径Rと等しいか大きくなるように設定して
ある(Rb≧R)。さらに、ゴム栓18の外径Raはゴ
ム栓収容凹部19の径Dよりも大きくなるように形成し
てあり、ゴム栓収容凹部19内でシール関係(Ra−R
b+R>D)が成立するように設定してある。
【0013】尚、防水ゴム栓18は内,外周面がそれぞ
れ凹凸状の略円筒状になっていて、内部の電線挿通孔1
8bに電線20が隙間なく貫通されるようになってい
る。
【0014】上記構成の防水コネクタ10′を組み付け
る場合には、コネクタハウジング11の外側を成すアウ
タハウジング17の内壁部17aのパッキン受部25
に、パッキン24を予め挿入してセットしておく。そし
て、アウタハウジング17の底壁部17cの複数の電線
挿通孔21に電線20をその外側からそれぞれ貫通さ
せ、次に、各電線20にゴム栓18を貫通させた後でス
ペーサ28の底壁部28cの各電線挿通孔33に該各電
線20を外側から貫通させる。
【0015】次に、図6に示すように、各ゴム栓18を
アウタハウジング17の底壁部17cの内側の各ゴム栓
収容凹部19内に収容せずに、該各ゴム栓収容凹部19
の逆円錐面19aとスペーサ28の底壁部28cの各電
線挿通孔33の回りの逆円錐面28dとの間で挟み込む
ようにしてスペーサ28の胴体部28aの前側をアウタ
ハウジング17の内壁部17a内に嵌め込んで仮係止さ
せておく。そして、各電線20をコネクタハウジング1
1の内側を成すインナハウジング12の複数の端子収容
室13に収容した各端子14の一対の圧接刃14b,1
4bに圧接接続させる。
【0016】次に、各電線20をスペーサ28の底壁部
28cとアウタハウジング17の底壁部17cの各電線
挿通孔33,21に対して摺動させながら、図7に示す
ように、スペーサ28の胴体部28aの内部にインナハ
ウジング12を嵌め込んで該スペーサ28の胴体部28
aをアウタハウジング17の内壁部17a内に完全に嵌
め込んで本係止させると、スペーサ28の底壁部28c
の各電線挿通孔33の回りの逆円錐面28dで各ゴム栓
18を各ゴム栓収容凹部19内に押圧収容することによ
り、各ゴム栓18で各電線20がシールされた防水コネ
クタ10′の組み付けが完了する。このように、インナ
ハウジング12をアウタハウジング17の内部にゴム栓
18を介して仮係止状態で嵌合されたスペーサ28内に
嵌め込む際に、ゴム栓18の圧迫を受けることがないの
で、電線20が座屈することなく防水コネクタ10′が
スムーズに組み付けられ、全体の組付作業性がより一段
と向上する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術の防水コ
ネクタ10′では、図6に示すように、アウタハウジン
グ17の各ゴム栓収容凹部19に収容されていない状態
で待機しているゴム栓18に電線20を貫通させ、その
先で該電線20をインナハウジング12の端子収容室1
3に収容された雌端子14に圧接接続し、インナハウジ
ング12と共に各電線20をゴム栓18の電線挿通孔1
8b内に摺動移動させながら該インナハウジング12を
スペーサ28を介して上記アウタハウジング17の内部
に本係止させることで、ゴム栓18をアウタハウジング
17の各ゴム栓収容凹部19に押圧収容する構造になっ
ているが、ゴム栓18と電線20が摺動されながらセッ
トされる構造であるため、ゴム栓18の数が多い場合
は、各ゴム栓18と各電線20の摺動摩擦力の総和が大
きくなり、インナハウジング12とアウタハウジング1
7との嵌合荷重が大きくなってワイヤハーネスの製造に
支障を来す虞があった。即ち、インナハウジング12を
スペーサ28を介してアウタハウジング17側に嵌め込
むハウジング嵌合作業時に、ゴム栓18の数が多い場合
には各ゴム栓18と各電線20の摺動摩擦による作業負
荷(嵌合荷重)が大きくなって防水コネクタ10′の組
付作業性が悪くなる虞があった。
【0018】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、組付作業性の向上を図ること
ができる多極の防水コネクタ及び該防水コネクタの組付
方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングに複数の端子収容室を形成し、この各端
子収容室に電線を接続した端子を収容自在にすると共
に、該各端子収容室と前記電線とをゴム栓でシール自在
にした防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジング
を、前記各端子収容室をそれぞれ形成すると共に、複数
の合体自在な分割インナユニットを備えたインナハウジ
ングと、このインナハウジングを内部に嵌め込むアウタ
ハウジングと、これらインナハウジングとアウタハウジ
ングとの間に介在され、該インナハウジングの各端子収
容室に収容された端子及び前記ゴム栓を保持するスペー
サとで構成し、前記アウタハウジングの前記各端子収容
室に対向する一壁部に電線挿通孔を形成すると共に、該
一壁部の内側の該各電線挿通孔に対向する位置に前記ゴ
ム栓が収容されるゴム栓収容凹部をそれぞれを形成する
一方、前記スペーサの前記アウタハウジングの各電線挿
通孔に対向する位置に電線挿通孔をそれぞれ形成し、か
つ前記各ゴム栓収容凹部の入口側にテーパ面を形成する
と共に、前記スペーサの各電線挿通孔の外側にゴム栓保
持部を形成し、前記アウタハウジングの各電線挿通孔と
前記ゴム栓の電線挿通孔及び前記スペーサの各電線挿通
孔を貫通した前記電線を前記インナハウジングの各分割
インナユニットの各端子収容室に収容された前記端子に
それぞれ接続自在にすると共に、前記各ゴム栓収容凹部
に前記ゴム栓を収容する前に該各ゴム栓収容凹部のテー
パ面と前記スペーサのゴム栓保持部との間に該ゴム栓を
挟み込み自在にし、前記各分割インナユニットを前記ス
ペーサ内に収容して合体させた後で前記ゴム栓を前記各
ゴム栓収容凹部に収容自在にしたことを特徴とする。
【0020】この防水コネクタでは、電線をスペーサ及
びアウタハウジングの各電線挿通孔に対して摺動させて
インナハウジングをアウタハウジングの内部に嵌合され
たスペーサに嵌め込む際に、アウタハウジングの各ゴム
栓収容凹部のテーパ面とスペーサの各電線挿通孔の外側
のゴム栓保持部との間に該ゴム栓が挟み込まれた仮係止
状態となって、アウタハウジングの各ゴム栓収容凹部に
ゴム栓が完全に収容される前に電線がスペーサ及びアウ
タハウジングの各電線挿通孔に対してスムーズに摺動す
ると共に、インナハウジングが合体自在な複数の分割イ
ンナユニットで構成されてゴム栓と電線の摺動摩擦力が
分散されるため、ゴム栓の数が多い場合でも各ゴム栓の
圧迫による各電線の座屈の発生が防止され、防水コネク
タの組付作業性が向上する。即ち、ワイヤハーネスの製
造が容易となる。また、スペーサのゴム栓保持部により
ゴム栓がアウタハウジングの各ゴム栓収容凹部にスムー
ズかつ確実に収容されるため、防水コネクタのシール性
が向上する。
【0021】請求項2の発明は、請求項1記載の防水コ
ネクタであって、各分割インナユニットのうちの前記ス
ペーサ側に位置する各分割インナユニットに、前記アウ
タハウジングの各係止部に係止される係止部をそれぞれ
設け、かつ前記各分割インナユニットのうちの中間に位
置する分割インナユニットに、その両側に位置する各分
割インナユニットの各係止部に係止される係止部をそれ
ぞれ設けたことを特徴とする。
【0022】この防水コネクタでは、各分割インナユニ
ットの合体後、アウタハウジングの内部に嵌め込まれて
ゴム栓を介して仮係止状態のスペーサを該アウタハウジ
ングの内部に完全に嵌め込んで本係止する際に、アウタ
ハウジングの各ゴム栓収容凹部に対してゴム栓が容易か
つ確実に収容されると共に、その本係止状態がスペーサ
側の各分割インナユニットの各係止部とアウタハウジン
グの各係止部との係止により確実に維持されて防水コネ
クタの組付品質が向上する。
【0023】請求項3の発明は、コネクタハウジングの
複数の端子収容室に電線を接続した端子をそれぞれ収容
し、この各端子収容室と各電線とをゴム栓によりシール
して防水コネクタを組み付けるようにした該防水コネク
タの組付方法において、前記コネクタハウジングの外側
を成すアウタハウジングの一壁部の内側の各ゴム栓収容
凹部のテーパ面とスペーサの一壁部の各電線挿通孔の外
側のゴム栓保持部とで前記各ゴム栓を挟み込むようにし
て該スペーサを前記アウタハウジングの内部に嵌め込ん
で仮係止させ、次に、前記アウタハウジングの一壁部の
各電線挿通孔と前記各ゴム栓の電線挿通孔及び前記スペ
ーサの一壁部の各電線挿通孔に前記各電線を外側から貫
通させ、次に、この各電線を前記コネクタハウジングの
内側を成すインナハウジングの複数の分割インナユニッ
トの各端子収容室に収容した各端子にそれぞれ接続し、
次に、前記スペーサの内部に前記各分割インナユニット
を順次嵌め込んで該スペーサの内部で前記インナハウジ
ングを合体形成し、次に、このスペーサを前記アウタハ
ウジングの内部に本係止させて該スペーサの一壁部の各
ゴム栓保持部で前記各ゴム栓を前記各ゴム栓収容凹部に
押圧収容すると共に、前記各分割インナユニットの各係
止部を前記アウタハウジングの各係止部にそれぞれ係止
することにより防水コネクタの組み付けを完了するよう
にしたことを特徴とする。
【0024】この防水コネクタの組付方法では、インナ
ハウジングを構成する複数の分割インナユニットを、ア
ウタハウジングの内部にゴム栓を介して仮係止状態で嵌
合したスペーサに順次嵌め込むようにしたことにより、
ゴム栓を多数使用する場合でも、各ゴム栓と各電線の摺
動摩擦力が分散され、電線が座屈することなくスムーズ
に組み付けられて作業負荷(嵌合荷重)が軽減される。
これにより、防水性に優れた多極の防水コネクタが簡単
かつ短時間で組み付けられて全体の組付作業性がより一
段と向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態の防水コネクタ
に用いられるアウタハウジングとスペーサの仮係止状態
において該スペーサの内部にインナハウジングを構成す
る複数の分割インナユニットを嵌合する前の状態を示す
断面図、図2は同仮係止状態のスペーサの内部に複数の
分割インナユニットを順次嵌合している状態を示す断面
図、図3は同アウタハウジングとスペーサの仮係止状態
を示す断面図、図4は同アウタハウジングとスペーサの
本係止状態を示す断面図、図5は同アウタハウジングの
背面図である。
【0027】図1〜図4に示すように、防水コネクタ1
0のコネクタハウジング11は、前記先行技術と同様
に、複数の端子収容室13を一体形成した合成樹脂製の
インナハウジング12と、このインナハウジング12を
内部に嵌め込む合成樹脂製のアウタハウジング17と、
これらインナハウジング12とアウタハウジング17と
の間に介在され、該インナハウジング12の各端子収容
室13に収容された雌端子(端子)14を保持する合成
樹脂製のスペーサ28とで構成されている。
【0028】ここで、図1〜図5に示すように、インナ
タハウジング12は、水平方向(左右方向)に複数の端
子収容室13をそれぞれ形成した上,中,下段の合体自
在な分割インナユニット12A,12B,12Cとで構
成されている。そして、アウタハウジング17の各電線
挿通孔21と各ゴム栓18の電線挿通孔18b及びスペ
ーサ28の各電線挿通孔33を貫通した各電線20は、
インナハウジング12を構成する各分割インナユニット
12A,12B,12Cの各端子収容室13に収容され
た雌端子の各一対の圧接刃14b,14bにそれぞれ圧
接接続されるようになっている。
【0029】また、各分割インナユニット12A,12
B,12Cはスペーサ28の胴体部28aの内部に収容
されると合体されるようになっている。即ち、図2,図
4に示すように、スペーサ28の胴体部28a内に上段
の分割インナユニット(スペーサ側の分割インナユニッ
ト)12Aを収容して該スペーサ28をアウタハウジン
グ17の内壁部17a内に完全に嵌め込むと、該アウタ
ハウジング17の内壁部17aの矩形の各係止孔(係止
部)23に上段の分割インナユニット12Aの箱部12
aの各係止爪(係止部)15が係止されるようになって
いる。これにより、スペーサ28の胴体部28aの上壁
の内面に突出した各突起29により上段の分割インナユ
ニット12Aの箱部12aの後端縁(係止部)12e及
び各端子収容室13に収容された雌端子14の箱部14
aの後端縁がそれぞれロックされて各端子収容室13か
らの雌端子14の脱落が確実に防止されるようになって
いる。
【0030】さらに、スペーサ28の胴体部28a内の
上段の分割インナユニット12Aの下側に中段の分割イ
ンナユニット(中間に位置する分割インナユニット)1
2Bを収容すると、該上段の分割インナユニット12A
の水平壁12bの下面の突起(係止部)12fに中段の
分割インナユニット12Bの箱部12aの後端縁(係止
部)12e及び中段の分割インナユニット12Bの各端
子収容室13に収容された雌端子14の箱部14aの後
端縁がそれぞれ当接されて中段の分割インナユニット1
2Bの各端子収容室13からの雌端子14の脱落が確実
に防止されるようになっている。
【0031】さらに、スペーサ28の胴体部28a内の
中段の分割インナユニット12Bの下側に下段の分割イ
ンナユニット(スペーサ側の分割インナユニット)12
Cを収容すると、該中段の分割インナユニット12Bの
水平壁12bの下面の突起(係止部)12fに下段の分
割インナユニット12Cの箱部12aの後端縁(係止
部)12e及び下段の分割インナユニット12Cの各端
子収容室13に収容された雌端子14の箱部14aの後
端縁がそれぞれ当接されて下段の分割インナユニット1
2Cの各端子収容室13からの雌端子14の脱落が確実
に防止されるようになっている。また、スペーサ28の
胴体部28a内に下段の分割インナユニット12Cを収
容して該スペーサ28をアウタハウジング17の内壁部
17a内に完全に嵌め込むと、図4に示すように、アウ
タハウジング17の内壁部17aの矩形の各係止孔(係
止部)23に下段の分割インナユニット12Cの水平壁
12bの各係止爪(係止部)15が係止されるようにな
っている。これらにより、スペーサ28の胴体部28a
内に収容されて合体した各分割インナユニット12A,
12B,12Cは、スペーサ28がアウタハウジング1
7の内壁部17a内に完全に嵌め込まれるとロックされ
てスペーサ28の胴体部28a内から脱落しないように
なっている。この際、スペーサ28の図示しない係止爪
(係止部)もアウタハウジング17の係止孔23に係止
されるようになっている。
【0032】尚、上段及び中段の各分割インナユニット
12A,12Bの各突起12fは各水平壁12bの下面
に一体突出形成されている。また、上段の分割インナユ
ニット12Aのアウタハウジング17の内壁部17aの
上側の各係止孔23に係脱される各突起15は箱部12
aの上面側に一体突出形成されていると共に、下段の分
割インナユニット12Cのアウタハウジング17の内壁
部17aの下側の各係止孔23に係脱される各突起15
は水平壁12bの下面側に一体突出形成されている。
【0033】図1〜図4に示すように、アウタハウジン
グ17の底壁部(一壁部)17cの内側の各ゴム栓収容
凹部19の入口側には逆円錐面(テーパ面)19aを形
成してある。また、スペーサ28の底壁部(一壁部)2
8cの外側の各電線挿通孔33の回りにはゴム栓押圧部
を兼ねた凹状のゴム栓保持部28eを形成してある。そ
して、アウタハウジング17の各ゴム栓収容凹部19に
ゴム栓18を収容する前(アウタハウジング17の内壁
部17a内にスペーサ28の胴体部28aの前側が嵌め
込まれた図1〜図3に示す仮係止状態の時)に、上記各
ゴム栓収容凹部19の逆円錐面19aと上記スペーサ2
8の各電線挿通孔33の回りの凹状のゴム栓保持部28
eとの間にゴム栓18を挟み込み自在にしてあり、各分
割インナユニット12A,12B,12Cをスペーサ2
8の胴体部28a内に収容して合体させた後でゴム栓1
8を各ゴム栓収容凹部19に収容自在にしてある。
【0034】また、図1に示すように、電線20が貫通
するゴム栓18の両側には円錐面(テーパ面)18a,
18aをそれぞれ形成してある。このゴム栓18の内径
(即ちゴム栓18の電線挿通孔18bの径)は電線20
の直径と等しいか大きくなるように設定してある。ま
た、ゴム栓18の外径はゴム栓収容凹部19の径よりも
大きくなるように形成してあり、ゴム栓収容凹部19内
でシール関係が成立するように設定してある。さらに、
ゴム栓18の両端側は小径部18c,18cになってい
る。そして、このゴム栓18の両端側の小径部18c,
18cはアウタハウジング17の内壁部17a内にスペ
ーサ28の胴体部28aの前側が嵌め込まれた仮係止状
態の時に、各ゴム栓収容凹部19及びスペーサ28の凹
状のゴム栓保持部28e内に収容自在になっている。
尚、他の構成は前記先行技術の防水コネクタ10′と同
様であるので、同一構成部分には同一符号を付して説明
を省略する。
【0035】以上実施形態の防水コネクタ10を組み付
ける場合には、コネクタハウジング11の外側を成すア
ウタハウジング17の内壁部17aのパッキン受部25
に、パッキン24を予め挿入してセットしておく。
【0036】次に、図1に示すように、アウタハウジン
グ17の底壁部17cの内側の各ゴム栓収容凹部19の
逆円錐面19aとスペーサ28の底壁部28cの各電線
挿通孔33の外側の凹状のゴム栓保持部28eとの間で
各ゴム栓18を挟み込むようにして該スペーサ28をア
ウタハウジング17の内壁部17a内に嵌め込んで仮係
止させておく。即ち、各ゴム栓18をアウタハウジング
17の底壁部17cの内側の各ゴム栓収容凹部19内に
完全に収容せずに、各ゴム栓18の両端の小径部18
c,18cを該各ゴム栓収容凹部19の逆円錐面19a
とスペーサ28の底壁部28cの各電線挿通孔33の回
りの凹状のゴム栓保持部28eとの間で挟み込むように
してスペーサ28の胴体部28aの前側をアウタハウジ
ング17の内壁部17a内に嵌め込んで仮係止させてお
く。
【0037】次に、アウタハウジング17の底壁部17
cの複数の電線挿通孔21と各ゴム栓18の電線挿通孔
18b及びスペーサ28の底壁部28cの各電線挿通孔
33に各電線20を外側(外部)から貫通させる。次
に、図2に示すように、この各電線20をコネクタハウ
ジング11の内側を成すインナハウジング12の各分割
インナユニット12A,12B,12Cの各端子収容室
13に収容した各雌端子14の一対の圧接刃14b,1
4bに圧接接続した後、スペーサ28の胴体部28aの
内部に上段の分割インナユニット12Aから順に中,下
段の分割インナユニット12B,12Cを順次嵌め込ん
でスペーサ28の胴体部28a内でインナハウジング1
2を合体形成する。この際に、各分割インナユニット1
2A,12B,12Cに接続された各電線20をスペー
サ28の底壁部28cの各電線挿通孔33とアウタハウ
ジング17の底壁部17cの各電線挿通孔21に対して
摺動させながら、図3に示すように、スペーサ28の胴
体部28a内に各分割インナユニット12A,12B,
12Cを順次嵌め込むことにより合体させる。
【0038】次に、図4に示すように、スペーサ28の
胴体部28aをアウタハウジング17の内壁部17a内
に完全に嵌め込んで本係止させると、該スペーサ28の
底壁部28cの各ゴム栓保持部28eで各ゴム栓18を
各ゴム栓収容凹部19に押圧収容すると共に、上,下段
の分割インナユニット12A,12Cの各係止部15が
アウタハウジング17の各係止孔23に係止されること
により、各ゴム栓18で各電線20がシールされた防水
コネクタ10の組み付けが完了する。
【0039】このように、インナハウジング12を構成
する各分割インナユニット12A,12B,12Cを、
アウタハウジング17の内壁部17a内にゴム栓18を
介して仮係止状態で嵌合されたスペーサ28の胴体部2
8a内に順次嵌め込むようにしたので、ゴム栓18を多
数用いる場合でも、各ゴム栓18と各電線20の摺動摩
擦力を分散することができ、電線20を座屈させること
なくスムーズに組み付けて作業負荷(嵌合荷重)を軽減
することができる。これにより、防水性に優れた多極の
防水コネクタ10を簡単かつ短時間で組み付けることが
できる。即ち、複数の電線20が束ねられて構成される
ワイヤハーネスの製造を容易にすることができて全体の
組付作業性をより一段と向上させることができる。さら
に、スペーサ28のゴム栓保持部28eによりゴム栓1
8をアウタハウジング17の各ゴム栓収容凹部19にス
ムーズかつ確実に収容することができるので、防水コネ
クタ10のシール性を向上させることができる。
【0040】また、各分割インナユニット12A,12
B,12Cの合体後、アウタハウジング17の内壁部1
7a内に嵌め込まれてゴム栓18を介して仮係止状態の
スペーサ28を該アウタハウジング17の内壁部17a
に完全に嵌め込んで本係止する際に、アウタハウジング
17の各ゴム栓収容凹部19に対してゴム栓18を容易
かつ確実に収容することができると共に、その本係止状
態をスペーサ28側の各分割インナユニット12A,1
2Cの各突起15とアウタハウジング17の各係止孔2
3との係止により容易かつ確実に維持することができ
る。これにより、防水コネクタ10の組付品質を向上さ
せることができる。
【0041】尚、前記実施形態によれば、圧接端子に電
線を圧接接続する場合について説明したが、端子は圧接
端子に限らず、圧着端子に電線を圧着接続する場合にも
前記各実施形態を適用できることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
防水コネクタによれば、電線をスペーサ及びアウタハウ
ジングの各電線挿通孔に対して摺動させてインナハウジ
ングをアウタハウジングの内部に嵌合されたスペーサに
嵌め込む際に、アウタハウジングの各ゴム栓収容凹部の
テーパ面とスペーサの各電線挿通孔の外側のゴム栓保持
部との間に該ゴム栓が挟み込まれた仮係止状態となっ
て、アウタハウジングの各ゴム栓収容凹部にゴム栓が完
全に収容される前に電線がスペーサ及びアウタハウジン
グの各電線挿通孔に対してスムーズに摺動すると共に、
インナハウジングを合体自在な複数の分割インナユニッ
トで構成してゴム栓と電線の摺動摩擦力を分散すること
ができるので、ゴム栓の数が多い場合でも各ゴム栓の圧
迫による各電線の座屈の発生を防止することができ、防
水コネクタの組付作業性を向上させることができる。即
ち、ワイヤハーネスの製造を容易にすることができる。
また、スペーサのゴム栓保持部によりゴム栓をアウタハ
ウジングの各ゴム栓収容凹部にスムーズかつ確実に収容
することができるので、防水コネクタのシール性を向上
させることができる。
【0043】請求項2の発明の防水コネクタによれば、
各分割インナユニットの合体後、アウタハウジングの内
部に嵌め込まれてゴム栓を介して仮係止状態のスペーサ
を該アウタハウジングの内部に完全に嵌め込んで本係止
する際に、アウタハウジングの各ゴム栓収容凹部に対し
てゴム栓を容易かつ確実に収容することができると共
に、その本係止状態をスペーサ側の各分割インナユニッ
トの各係止部とアウタハウジングの各係止部との係止に
より容易かつ確実に維持することができる。これによ
り、防水コネクタの組付品質を向上させることができ
る。
【0044】請求項3の発明の防水コネクタの組付方法
によれば、インナハウジングを構成する複数の分割イン
ナユニットを、アウタハウジングの内部にゴム栓を介し
て仮係止状態で嵌合したスペーサに順次嵌め込むように
したので、ゴム栓を多数用いる場合でも、各ゴム栓と各
電線の摺動摩擦力を分散することができ、電線を座屈さ
せることなくスムーズに組み付けて作業負荷を軽減する
ことができる。これにより、防水性に優れた多極の防水
コネクタを簡単かつ短時間で組み付けることができて全
体の組付作業性をより一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の防水コネクタに用いられ
るアウタハウジングとスペーサの仮係止状態において該
スペーサの内部にインナハウジングを構成する複数の分
割インナユニットを嵌合する前の状態を示す断面図であ
る。
【図2】上記仮係止状態のスペーサの内部に複数の分割
インナユニットを順次嵌合している状態を示す断面図で
ある。
【図3】上記アウタハウジングとスペーサの仮係止状態
を示す断面図である。
【図4】上記アウタハウジングとスペーサの本係止状態
を示す断面図である。
【図5】上記アウタハウジングの背面図である。
【図6】先行技術の防水コネクタのアウタハウジングと
スペーサの仮係止状態を示す断面図である。
【図7】上記先行技術の防水コネクタのアウタハウジン
グとスペーサの本係止状態を示す断面図である。
【図8】上記先行技術の防水コネクタの要部の拡大説明
図である。
【符号の説明】
10 防水コネクタ 11 コネクタハウジング 12 インナハウジング 12A,12B,12C 分割インナユニット 12e 後端部(係止部) 12f 突起(係止部) 13 端子収容室 14 雌端子(端子) 15 突起(係止部) 17 アウタハウジング 17c 底壁部(一壁部) 18 ゴム栓 18b 電線挿通孔 19 ゴム栓収容凹部 19a 逆円錐面(テーパ面) 20 電線 21 電線挿通孔 23 係止孔(係止部) 28 スペーサ 28c 底壁部(一壁部) 28e ゴム栓保持部 33 電線挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに複数の端子収容室
    を形成し、この各端子収容室に電線を接続した端子を収
    容自在にすると共に、該各端子収容室と前記電線とをゴ
    ム栓でシール自在にした防水コネクタにおいて、 前記コネクタハウジングを、前記各端子収容室をそれぞ
    れ形成すると共に、複数の合体自在な分割インナユニッ
    トを備えたインナハウジングと、このインナハウジング
    を内部に嵌め込むアウタハウジングと、これらインナハ
    ウジングとアウタハウジングとの間に介在され、該イン
    ナハウジングの各端子収容室に収容された端子及び前記
    ゴム栓を保持するスペーサとで構成し、前記アウタハウ
    ジングの前記各端子収容室に対向する一壁部に電線挿通
    孔を形成すると共に、該一壁部の内側の該各電線挿通孔
    に対向する位置に前記ゴム栓が収容されるゴム栓収容凹
    部をそれぞれを形成する一方、前記スペーサの前記アウ
    タハウジングの各電線挿通孔に対向する位置に電線挿通
    孔をそれぞれ形成し、かつ前記各ゴム栓収容凹部の入口
    側にテーパ面を形成すると共に、前記スペーサの各電線
    挿通孔の外側にゴム栓保持部を形成し、前記アウタハウ
    ジングの各電線挿通孔と前記ゴム栓の電線挿通孔及び前
    記スペーサの各電線挿通孔を貫通した前記電線を前記イ
    ンナハウジングの各分割インナユニットの各端子収容室
    に収容された前記端子にそれぞれ接続自在にすると共
    に、前記各ゴム栓収容凹部に前記ゴム栓を収容する前に
    該各ゴム栓収容凹部のテーパ面と前記スペーサのゴム栓
    保持部との間に該ゴム栓を挟み込み自在にし、前記各分
    割インナユニットを前記スペーサ内に収容して合体させ
    た後で前記ゴム栓を前記各ゴム栓収容凹部に収容自在に
    したことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水コネクタであって、 前記各分割インナユニットのうちの前記スペーサ側に位
    置する各分割インナユニットに、前記アウタハウジング
    の各係止部に係止される係止部をそれぞれ設け、かつ前
    記各分割インナユニットのうちの中間に位置する分割イ
    ンナユニットに、その両側に位置する各分割インナユニ
    ットの各係止部に係止される係止部をそれぞれ設けたこ
    とを特徴とする防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 コネクタハウジングの複数の端子収容室
    に電線を接続した端子をそれぞれ収容し、この各端子収
    容室と各電線とをゴム栓によりシールして防水コネクタ
    を組み付けるようにした該防水コネクタの組付方法にお
    いて、 前記コネクタハウジングの外側を成すアウタハウジング
    の一壁部の内側の各ゴム栓収容凹部のテーパ面とスペー
    サの一壁部の各電線挿通孔の外側のゴム栓保持部とで前
    記各ゴム栓を挟み込むようにして該スペーサを前記アウ
    タハウジングの内部に嵌め込んで仮係止させ、次に、前
    記アウタハウジングの一壁部の各電線挿通孔と前記各ゴ
    ム栓の電線挿通孔及び前記スペーサの一壁部の各電線挿
    通孔に前記各電線を外側から貫通させ、次に、この各電
    線を前記コネクタハウジングの内側を成すインナハウジ
    ングの複数の分割インナユニットの各端子収容室に収容
    した各端子にそれぞれ接続し、次に、前記スペーサの内
    部に前記各分割インナユニットを順次嵌め込んで該スペ
    ーサの内部で前記インナハウジングを合体形成し、次
    に、このスペーサを前記アウタハウジングの内部に本係
    止させて該スペーサの一壁部の各ゴム栓保持部で前記各
    ゴム栓を前記各ゴム栓収容凹部に押圧収容すると共に、
    前記各分割インナユニットの各係止部を前記アウタハウ
    ジングの各係止部にそれぞれ係止することにより防水コ
    ネクタの組み付けを完了するようにしたことを特徴とす
    る防水コネクタの組付方法。
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