JP2000354641A - スプリンクラヘッドカバー - Google Patents

スプリンクラヘッドカバー

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JP2000354641A
JP2000354641A JP11169420A JP16942099A JP2000354641A JP 2000354641 A JP2000354641 A JP 2000354641A JP 11169420 A JP11169420 A JP 11169420A JP 16942099 A JP16942099 A JP 16942099A JP 2000354641 A JP2000354641 A JP 2000354641A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリンクラヘッドへのスプリンクラヘッド
カバーの取付け、取外しが容易で、監視時には緩んだり
外れたりすることがなく、火災時には確実に作動して落
下するスプリンクラヘッドカバーを得ること。また、地
震時などにスプリンクラヘッドと天井とが上下方向に異
なる動きをしても、スプリンクラヘッドカバーに負荷が
加わってずれたり落下したりするおそれのないスプリン
クラヘッドカバーを得ること。 【解決手段】 スプリンクラヘッド35に取付けられる
取付部材2と、取付部材2に係止する係止片20を有す
る係止部材15と、係止部材15に設けた固定部12に
低融点合金で接合され、スプリンクラヘッド35の下部
を覆うカバー部材10とによって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井面等に設置さ
れたスプリンクラヘッドを、外的衝撃から保護するスプ
リンクラヘッドカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井面等に設置されたスプリンクラヘッ
ドが、外部衝撃を受けて暴発するのを防止すると共に、
スプリンクラヘッドの天井面等への取付部の間隙を閉塞
して意匠的にも優れたものとするために、スプリンクラ
ヘッドの下部にスプリンクラヘッドカバーを設けたもの
がある。
【0003】この種スプリンクラヘッドカバーの一例と
して、特開平3−292968号公報に開示されたもの
がある。この公報に記載されたカバープレート(本発明
のスプリンクラヘッドカバーに相当する)は、カバープ
レートの内側の3か所に、ほぼL字状の合成樹脂片がば
ね材を介して低温はんだにより取付けられており、この
合成樹脂片によりカバープレートをスプリンクラヘッド
のデフレクタに装着するようにしたもので、火災の発生
により低温はんだが溶融してカバープレートが落下する
ようにしたものである(従来技術1)。
【0004】また、実公平7−37638号公報には、
リング状の取付体、リング状のばね材及び蓋部材によっ
てスプリンクラヘッド用ガード(本発明のスプリンクラ
ヘッドカバーに相当する)を構成し、取付体をスプリン
クラヘッドが取付けられた天井の穴と同心的にして天井
の下面に当接し、ねじ止めする。そして、取付体の下面
にばね材を当接し、取付体と蓋部材を低融点合金で接合
してスプリンクラヘッドをガードするようにしたもの
で、火災の発生により低融点合金が溶融して蓋部材が落
下するように構成したものである(従来技術2)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1の発明は、
低温はんだによりカバープレートに接合されたばね材に
L字状の合成樹脂片を取付け、この合成樹脂片によりカ
バープレートをスプリンクラヘッドのデフレクタに装着
するようにしているので、カバープレートの取付け、取
外しがきわめて面倒であり、特に、スプリンクラヘッド
の設置後に、スプリンクラヘッドを外部衝撃から保護す
るためにカバープレートを増設したい場合などに対処し
にくい。
【0006】従来技術2の考案は、従来技術1のものよ
り取付け、取外しが容易であるが、取付体を天井面にね
じ止めしなければならないので、やはり従来技術1と同
様の問題がある。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、スプリンクラヘッドカバーの取付け、取
外しが容易で、監視時には緩んだり外れたりすることが
なく、火災時には確実に作動して落下するスプリンクラ
ヘッドカバーを得ることを目的としたものである。ま
た、地震時などにスプリンクラヘッドと天井とが上下方
向に異なる動きをしても、スプリンクラヘッドカバーに
力が加わってずれたり落下したりするおそれのないスプ
リンクラヘッドカバーを得ることを目的としたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係るスプ
リンクラヘッドカバーは、スプリンクラヘッドに取付け
られる取付部材と、該取付部材に係止する係止片を有す
る係止部材と、該係止部材に設けた固定部に低融点合金
で接合され、前記スプリンクラヘッドの下部を覆うカバ
ー部材とによって構成したものである。
【0009】(2)上記(1)の取付部材を円筒状に形
成し、該取付部材の内壁にスプリンクラヘッドのフラン
ジに設けたおねじ部に螺合するめねじ部を設けた。
【0010】(3)上記(2)の取付部材の内壁の上部
に拡径部を設け、該拡径部の上部にめねじ部を設けると
共に、該めねじ部と前記拡径部の下端部との間にスプリ
ンクラヘッドのフランジが収容される収容部を設けた。
【0011】(4)上記(1)の取付部材を円筒状に形
成し、該取付部材の内壁にスプリンクラヘッドのフラン
ジに設けたおねじ部に係止する係止部を設けると共に、
前記取付部材の周壁に上端部が開口された複数のスリッ
トを設けた。
【0012】(5)上記(2)の取付部材と天井板との
間にシーリングプレートを設け、該シーリングプレート
と前記取付部材に両者が着脱可能に係合される係合手段
を設けた。
【0013】(6)上記(2)の取付部材と天井板との
間にシーリングプレートを設け、該シーリングプレート
と前記取付部材との間に弾性部材を介装した。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は本発明の
実施の形態1に係るスプリンクラヘッドカバーのスプリ
ンクラヘッドへの装着状態を示す縦断面図である。図に
おいて、30は天井板であり、スプリンクラヘッドを設
置するための開口部31が設けられている。35は開口
部31に臨ませて設置され、その感知部36が天井板3
0から室内等に突出したスプリンクラヘッド、1はスプ
リンクラヘッド35に装着されたスプリンクラヘッドカ
バーである。なお、27は開口部31のスプリンクラヘ
ッドカバー1の外周を閉塞する、中央に開口部を有する
リング状のシーリングプレートである。
【0015】スプリンクラヘッドカバー1は、スプリン
クラヘッド35に装着される取付部材2、取付部材2の
下端部に後述するばねフック20等を介して取付部材2
と離脱可能に装着され、スプリンクラヘッド35の感知
部36を覆うカバー部材10、カバー部材10の内面側
において取付部材2の下端部に接合された係止部材を構
成するプロテクタ15、取付部材2とカバー部材10と
の間に設けられ、カバー部材10を外方及び下方に付勢
する係止片としてのばねフック20及びコイルばね26
等から構成されている。以下、これら各構成部材につい
て詳細に説明する。
【0016】図2、図3は取付部材2の縦断面図及び平
面図である。取付部材2は例えば合成樹脂によりほぼ円
筒状に形成されて下端部外周にはフランジ3が設けられ
ており、フランジ3の上面には等間隔(図には120°
の場合が示してある)で、下方に向ってほぼ45°の角
度で傾斜した複数の係止凹部4が設けられている。5は
フランジ3の下面に設けられた係止段部である。そし
て、上端側内周面には段部6が形成されてそれより上の
部分は拡径されており、その内周面にはスプリンクラヘ
ッド35のフランジ37に設けたおねじ部38にねじ込
むためのめねじ部7が設けられている。
【0017】ここで、取付部材2の上端側内周面に段部
6を設けた理由を説明する。スプリンクラヘッド35の
フランジ37には、取付部材2の上端内周面に形成した
めねじ部7が螺合するおねじ部38が設けられている
が、このおねじ部38にはスプリンクラヘッド35を配
管に取りつける際に工具を係合させるための溝39が設
けられている(図1参照)。このため、段部6が無い場
合には取付部材2をスプリンクラヘッド35に取りつけ
た際に、取付部材2とスプリンクラヘッド35との間で
溝39の部分が隙間となってしまい、その間隙から腐食
性の気体が流入してしまう。そこで、溝39の深さより
も幅の大きい段部6を形成することによって、取付部材
2をスプリンクラヘッド35に取りつけた際に段部6が
溝39の底よりも内側に位置することになり、取付部材
2とスプリンクラヘッド35との間に隙間ができるのを
防止するようにしたものである。また、この段部6はス
プリンクラヘッドカバー1にかかる垂直方向の力を受け
止めて、スプリンクラヘッド35を保護する機能も備え
ている。
【0018】カバー部材10は、熱伝導率の高い銅、ア
ルミニウムなどの薄い材料をほぼ椀状に形成して構成し
たものである。また、プロテクタ15は図4の断面図及
び図5の底面図に示すように、例えば合成樹脂製でリン
グ状に形成された上枠16、この上枠16より小径でリ
ング状の下枠17、及びこれら上枠16と下枠17を連
結する複数のリブ18とを一体成形したもので、上枠1
6の上面には取付部材2の係止段部5に係合する係止突
部19が設けられている。そして、下枠17の直径方向
には、下面がカバー部材10の底部の形状に対応して弧
状に形成され、両端部が、例えば下枠17にインサート
されて一体成形された帯状の金属板からなるストッパ板
25(固定部)が設けられている。
【0019】また、複数のリブ18のうち、120°間
隔で設けられたリブ(例えば、18a,18b,18
c)には、外側面の上下方向に凹部18dが設けられて
おり、この凹部18dの下端部には、先端部がほぼ45
°に折り曲げられて係止片としての係止部21が形成さ
れた板ばねからなるばねフック20の基端部が例えばイ
ンサートされて一体成形されている。なお、17aは下
枠17の外周に形成された段部で、コイルばね26のば
ね座を形成する。
【0020】このプロテクタ15には、リブ18の間に
開口部が形成されているので、カバー部材10が落下し
たのち、仮りにプロテクタ15が取付部材2に固着して
落下しなくても開口部から熱気流が流入するため、スプ
リンクラヘッド35が作動遅れを生じることはない。な
お、スプリンクラヘッド35の作動に伴い、放水圧力に
よってプロテクタ15は確実に落下する。なお、プロテ
クタ15に複数のリブ18を設けたのは、プロテクタ1
5自体の容量を小さくして熱容量を小さくすると共に、
カバー部材10との接触面積を小さくすることによっ
て、カバー部材10の熱をプロテクタ15が奪うのを極
力防止し、後述のはんだの溶融を促進し、スプリンクラ
ヘッドカバー1の作動遅れを防止するためである。
【0021】次に、図1、図6及び図7を参照して本実
施の形態の組立手順の一例について説明する。なお、カ
バー部材10の内面中心部には、図8(a)に示すよう
に、ストッパ板25を固定するためのほぼコ字状のフッ
ク12が、スプリンクラヘッド35の作動温度より低い
融点をもつ低融点合金であるはんだ11によりあらかじ
め取付けられている。
【0022】先ず、取付部材2の下端部に設けた係止段
部5にプロテクタ15の上面に設けた係止突部19を嵌
合させる。このとき、各ばねフック20の位置を、取付
部材2の係止凹部4の位置に整合させる。そして、プロ
テクタ15の段部17aにコイルばね26を嵌合し、こ
の状態で治具を使用するなどして、これら3部品をカバ
ー部材10内に、取付部材2のフランジ3がカバー部材
10の上端部に当接するまで押込む。
【0023】これにより、ストッパ板25はカバー部材
10の底部に設けたフック12の腕部13a,13bの
間に挿入され、コイルばね26はプロテクタ15とカバ
ー部材10との間に圧縮されて介装される。また、ばね
フック20はカバー部材10に押圧されて凹部18d内
に折り曲げられて収容され、圧入状態で押し込まれて先
端部に設けた係止部21が取付部材2の係止凹部4に係
止する。この状態で、フック12の腕部13a,13b
を図8(b)に示すように、互いに内側に折り曲げてか
しめ、ストッパ板25をフック12、ハンダ11を介し
てカバー部材10に固定する。このときの状態を図1に
示す。
【0024】このスプリンクラヘッドカバー1の組立て
にあたっては、ばねフック20がプロテクタ15にあら
かじめ取付けられているので、取付部材2とプロテクタ
15の位置決めが容易である。また、プロテクタ15に
ばねフック20が取付けられているため、プロテクタ1
5はカバー部材10内で全く動かないので、スプリンク
ラヘッド35の感知部36に接触することはない。
【0025】このようにして組立てられた本実施の形態
においては、カバー部材10はプロテクタ15との間に
介装されたコイルばね26により、常時下方に向う付勢
力を受けているが、カバー部材10とプロテクタ15と
はストッパー板25とフック12とにより一体に固定さ
れており、さらに、プロテクタ15に設けたばねフック
20は、カバー部材10を外方に付勢する反力によりそ
の係止部21が取付部材2の係止凹部4に係止している
ので、スプリンクラヘッド35の感知部36を覆うカバ
ー部材10は、コイルばね26の付勢力に打勝ってその
位置に保持される。このとき、カバー部材10の上端部
は、取付部材2のフランジ3の下面に密着するので、カ
バー部材10は内部機構を密封することができ、腐食性
の気体及び液体の流入を防止できる。このように構成し
たスプリンクラヘッドカバー1は、スプリンクラヘッド
35にねじ嵌合され、感知部36を保護する。
【0026】このスプリンクラヘッドカバー1の取付部
材2は、シーリングプレート27の開口部を取付部材2
に嵌合してフランジ3上に位置させ、天井材30の下か
ら開口部31に挿入する。そしてスプリンクラヘッド3
5のフランジ37に嵌合してそのめねじ部7をスプリン
クラヘッド35のフランジ37に設けたおねじ部38に
螺合して固定し、装着される。このとき、シーリングプ
レート27は天井板30の下面に圧着される。このよう
に、スプリンクラヘッド35へのカバー部材10の取付
けは、おねじ部38への回転作業だけで行えるので、カ
バー部材10の着脱作業がきわめて容易である。このと
き、カバー部材10はスプリンクラヘッド35の感知部
36を覆って保護する。
【0027】また、スプリンクラヘッド35は、プロテ
クタ15を介してカバー部材10により覆われ、かつ、
プロテクタ15と取付部材2とは、互いに段部を備えた
係止段部5と係止突部19とによって係止しているの
で、スプリンクラヘッド35を外力から確実に保護する
ことができる。すなわち、カバー部材10の下方又は側
方から作用する外力は、プロテクタ15を介して取付部
材2に吸収され、その外力がスプリンクラヘッド35に
加わることはない。
【0028】また、カバー部材10は火災時に火炎又は
熱気流の当り易い底部の1か所に設けたはんだ11を介
してストッパ板25に固定されており、火災時には確実
にはんだ11が溶解して早期に取付部材2側と分離する
ことができるので、感度がよく信頼性の高いスプリンク
ラヘッドカバー1を得ることができる。また、輸送時や
監視時などにおいて、カバー部材10が不用意に外れる
こともない。
【0029】さらに、取付部材2を熱伝導率の低い合成
樹脂で構成したので、火災時に熱が取付部材2に奪われ
ることが少なく、スプリンクラヘッド35の感度を向上
することができる。なお、スプリンクラヘッドカバー1
をスプリンクラヘッド35から取外す場合は、スプリン
クラヘッドカバー1をねじの緩み方向に回転すれば、容
易に取外すことができる。
【0030】次に、図9により本実施の形態の作用を説
明する。図1における監視状態から、火災時の熱によっ
てカバー部材10が加熱されると、フック12を取付け
ているはんだ11が溶けてカバー部材10とストッパー
板25とが分離し、カバー部材10はプロテクタ15に
よる拘束が解除されてフリー状態になるので、コイルば
ね26のばね力によって下方に押出される。これによ
り、カバー部材10の上部がばねフック20から外れて
その押圧力がなくなるので、各ばねフック20はそのば
ね力によって外方に変位し、係止部21が取付部材2の
係止凹部4から離脱する。
【0031】この結果、カバー部材10が取付部材2か
ら外れて落下し、これに続いてコイルばね26及びプロ
テクタ15も自重により落下して、スプリンクラヘッド
35の感知部36が露出する。そして、感知部36に加
えられた火災の熱によりスプリンクラヘッド35が作動
する。
【0032】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態に係るスプリンクラヘッドカバー1は、カバー部材
10を備えた取付部材2をねじによりスプリンクラヘッ
ド35に装着するようにしたので、取付け、取外しがき
わめて容易であり、スプリンクラヘッド35の設置後に
カバーが必要になった場合などにも、簡単にスプリンク
ラヘッドカバー1を取付けることができる。
【0033】[実施の形態2]実施の形態1において
は、カバー部材10と一体化された取付部材2の上部内
壁にめねじ部7を設け、このめねじ部7をスプリンクラ
ヘッド35のフランジ37に設けたおねじ部38に螺合
して、スプリンクラヘッド35にスプリンクラヘッドカ
バー1を取付けるようにしたので、スプリンクラヘッド
カバー1の着脱がきわめて容易である。
【0034】ところで、このスプリンクラヘッドカバー
1を、例えば住宅に設置されたスプリンクラヘッド35
に装着した場合、居住者等がカバー部材10やシーリン
グプレート27の拭き掃除などを繰返し行うことによ
り、スプリンクラヘッドカバー1が緩み方向に回され
て、若し火災が発生すると感度障害や散水障害を生じる
にもかかわらずそのまま放置されるおそれがある。以下
に説明する実施の形態2〜4は、このようなおそれのな
いスプリンクラヘッドカバーに関するものである。
【0035】図10は実施の形態2の縦断面図、図11
はスプリンクラヘッドカバーをスプリンクラヘッドに装
着した状態を示す縦断面図である。なお、実施の形態1
と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略す
る。
【0036】本実施の形態においては、取付部材2の上
部に段部6を介して形成された拡径の内壁上部にめねじ
部7を設けると共に、段部6とめねじ部7との間に、ス
プリンクラヘッド35のフランジ37が収容される収容
部8を設けたものである。そして、この収容部8の深さ
2 は、スプリンクラヘッド35のフランジ37の厚み
1 とほぼ等しいか又は若干大きく形成されている。
【0037】上記のように構成した本実施の形態におい
ては、カバー部材10が装着された取付部材2を天井板
30に設けた開口部31から挿入して回転し、そのめね
じ部7をスプリンクラヘッド35のフランジ37に設け
たおねじ部38に螺合する。回転を続けると、めねじ部
7がおねじ部38から外れてねじの係合がなくなり、フ
ランジ37は、図11に示すように、収容部8内に収容
される。これにより、取付部材2、したがってスプリン
クラヘッドカバー1はスプリンクラヘッド35に対して
フリー状態になり、回転はするが、上下には移動しな
い。このため、拭き掃除などによりスプリンクラヘッド
カバー1が回転しても、単にから回りするだけで上下方
向の位置は変らないので、感度障害や散水障害を生じる
ことはない。
【0038】スプリンクラヘッドカバー1をスプリンク
ラヘッド35から取外す場合は、スプリンクラヘッドカ
バー1を下方に引きながら緩み方向に回転すれば、めね
じ部7がおねじ部38に噛み込むので、引続き回転する
ことにより取外すことができる。
【0039】[実施の形態3]図12は実施の形態3の
縦断面図、図13は図12の取付部材の平面図である。
なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付
し、説明を省略する。本実施の形態は、取付部材2の拡
径部の周壁に、ほぼ等間隔で段部6に達する複数(図に
は4個の場合が示してある)のスリット9を設けると共
に、各スリット9間の内壁に、スプリンクラヘッド35
のおねじ部38に係止する、取付部材2の上端面とほぼ
平行な複数段の係止突起14をそれぞれ設けたものであ
る。
【0040】本実施の形態においては、カバー部材10
が装着された取付部材2を、天井板30に設けた開口部
31から挿入し、その開口部をスプリンクラヘッド35
のフランジ37に押込む。これにより、取付部材2の上
部が弾性変形して係止突起14がフランジ37のおねじ
部38に係止して取付けられる。
【0041】これにより、取付部材2に設けた各係止突
起14がそれぞれスプリンクラヘッド35のおねじ部3
8に食い込んで係止されるため、故意に外そうとしない
限り緩んだり外れたりすることはない。このため、カバ
ー部材10を拭き掃除などしてもスプリンクラヘッドカ
バー1が緩んだり外れたりすることがない。
【0042】[実施の形態4]本実施の形態は、居住者
等のスプリンクラヘッドカバー1の拭き掃除により、取
付部材2と天井板30との間に圧着されたシーリングプ
レート27が回転し、スプリンクラヘッドカバー1が緩
み方向に回転して、感度障害や散水障害が生ずるのを防
止するためのもので、図14は本実施の形態の縦断面
図、図15は図14の取付部材2の平面図である。な
お、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付
し、説明を省略する。
【0043】本実施の形態においては、図15に示すよ
うに、取付部材2のフランジ3に、複数個(図には2個
の場合が示してある)の係合突起3aを設けると共に、
シーリングプレート27の開口部周縁にこの係合突起3
aが係合する係合部28を設けたものである。なお、本
実施の形態においては、スプリンクラヘッドカバー1を
スプリンクラヘッド35に装着した状態で、取付部材2
のフランジ3の上面とシーリングプレート27の下面と
の間にはすき間が生ずるようになっている。
【0044】本実施の形態に係るスプリンクラヘッドカ
バー1をスプリンクラヘッド35に装着するにあたって
は、カバー部材10等が装着された取付部材2の上方か
らシーリングプレート27を嵌入し、その係合部28を
取付部材2の係合突起3aに係合させる。そして、シー
リングプレート27を持って取付部材2のめねじ部7を
スプリンクラヘッド35のおねじ部38に螺合し、取付
部材2が所定の位置まで螺合されたときは、シーリング
プレート27を押上げて天井板30に当接させ、取付部
材2との係合を外す。これにより、図16に示すよう
に、シーリングプレート27は取付部材2に対してフリ
ー状態になる。
【0045】したがって、拭き掃除等によりシーリング
プレート27が回転してもから回りするだけで、その回
転が取付部材2には伝達されないので、取付部材2が緩
むことはない。また、取付部材2のスプリンクラヘッド
35への装着にあたっては、カバー部材10を持つこと
がないので、カバー部材10が変形したり外れたりする
こともない。
【0046】スプリンクラヘッドカバー1をスプリンク
ラヘッド35から取外すときは、シーリングプレート2
7を引き下げてその係合部28を取付部材2の係合突起
3aに係合させ、シーリングプレート27を緩み方向に
回転させればよい。
【0047】上記の説明では、取付部材2に係合突起3
aを設け、シーリングプレート27にこれと係合する係
合部28を設けた場合を示したが、例えば取付部材2に
係合部を、シーリングプレート27に係合突起を設ける
など、両者の係合手段は適宜選択することができる。な
お、取付部材2とシーリングプレート27の係合にあた
っては、比較的大きな力を必要とするように構成し、あ
るいは、シーリングプレート27を押上げて取付部材2
との係合を外した際に、シーリングプレート27を若干
回転させてその係合手段を取付部材2の係合手段から外
すなどして、シーリングプレート27が自重により下降
しても両者の係合手段が係合しないようにすることが望
ましい。
【0048】[実施の形態5]ところで、地震の発生に
よりスプリンクラヘッド35と天井板30が上下方向に
異なる動きをしたり、天井板が老朽化などにより落下し
たりすると、スプリンクラヘッドカバー1に大きな衝撃
が加わり、スプリンクラヘッドカバー1が外れたり損傷
したりすることがあり、そのまま放置しておくと若し火
災が発生した場合、感度障害や散水障害を引きおこすお
それがある。
【0049】本実施の形態はこのような問題に対処する
ためのもので、図17は本実施の形態の縦断面図であ
る。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号
を付し、説明を省略する。本実施の形態は、スプリンク
ラヘッドカバー1をスプリンクラヘッド35に装着した
場合に、天井板30に当接したシーリングプレート27
と取付部材2のフランジ3との間にすき間gが生じるよ
うに構成し、このすき間gに、例えば図18に示すよう
に、板ばねの如き弾性部材29を配設したものである。
【0050】このように構成したことにより、例えば地
震によって、図19に示すように天井板30が下降して
も、シーリングプレート27と取付部材2との間に介装
された弾性部材29が天井板30の下降を吸収して、ス
プリンクラヘッドカバー1に負荷がかかるのを防止でき
るので、スプリンクラヘッドカバー1、特にカバー部材
10が外れたり損傷したりすることがなく、感度障害や
散水障害の発生を防止することができる。
【0051】上記の説明では、弾性部材29に板ばねを
用いた場合を示したが、板ばねに代えてコイルばねを用
いてもよく、あるいはゴムの如き弾性材を用いてもよ
い。
【0052】以上、本発明の各実施の形態について詳細
に説明したが、これらはそれぞれ単独で実施してもよ
く、あるいは適宜組合わせて実施してもよい。また、ス
プリンクラヘッドカバー1を、取付部材2と、カバー部
材10及びカバー部材10を着脱可能に取付部材2に結
合するプロテクタ15、ばねフック20、ストッパ板2
5、コイルばね26などによって構成した場合を示した
が、本発明はこれに限定するものではなく、取付部材2
にカバー部材10を取付けるにあたっては、適宜の手段
を用いることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るスプリンクラヘッドカバー
は、スプリンクラヘッドに取付けられる取付部材と、こ
の取付部材に係止する係止片を有する係止部材と、係止
部材に設けた固定部に低融点合金で接合され、スプリン
クラヘッドの下部を覆うカバー部材とによって構成し、
また、上記の取付部材を円筒状に形成し、この取付部材
の内壁にスプリンクラヘッドのフランジに設けたおねじ
部に螺合するめねじ部を設けたので、スプリンクラヘッ
ドへのスプリンクラヘッドカバーの取付け、取り外しが
きわめて容易である。
【0054】また、上記の取付部材の内壁の上部に拡径
部を設け、この拡径部の上部にめねじ部を設けると共
に、めねじ部と拡径部の下端部との間にスプリンクラヘ
ッドのフランジが収容される収容部を設けたので、清掃
作業などによってカバー部材が回転しても、から回りす
るだけで上下方向の位置は変らないため、感度障害や散
水障害を生じることがない。
【0055】また、上記の取付部材を円筒状に形成し、
この取付部材の内壁にスプリンクラヘッドのフランジに
設けたおねじ部に係止する係止部を設けると共に、取付
部材の周壁に上端部が開口された複数のスリットを設け
たので、スプリンクラヘッドカバーがスプリンクラヘッ
ドに強固に固定され、清掃作業などによって緩むおそれ
がない。
【0056】上記の取付部材と天井板との間にシーリン
グプレートを設け、シーリングプレートと取付部材に両
者が着脱可能に係合される係合手段を設け、スプリンク
ラヘッドカバーの装着後にシーリングプレートとの係合
を離脱させるようにしたので、清掃作業などによってシ
ーリングプレートが回転しても、その回転はスプリンク
ラヘッドには伝達されないため、スプリンクラヘッドに
螺合した取付部材が緩むことはない。
【0057】上記の取付部材と天井板との間にシーリン
グプレートを設け、シーリングプレートと取付部材との
間に弾性部材を介装したので、地震などにより天井板が
下降しても弾性部材がこれを吸収し、スプリンクラヘッ
ドカバーに負荷がかかるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の縦断面図である。
【図2】図1の取付部材の縦断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図1のプロテクタ部分の縦断面図である。
【図5】図4の底面図である。
【図6】実施の形態1の組立手順の説明図である。
【図7】図6の組立状態を示す平面図である。
【図8】ストッパ板のカバー部材への固定手順を示す説
明図である。
【図9】実施の形態1の作用説明図である。
【図10】本発明の実施の形態2の縦断面断面図であ
る。
【図11】図10のスプリンクラヘッドカバーをスプリ
ンクラヘッドに装着した状態を示す縦断面図である。
【図12】本発明の実施の形態3の縦断面図である。
【図13】図12の取付部材の平面図である。
【図14】本発明の実施の形態4の縦断面図である。
【図15】図14の取付部材の平面図である。
【図16】図14のシーリングプレート及びスプリンク
ラヘッドカバーをスプリンクラヘッドに装着した状態を
示す縦断面図である。
【図17】本発明の実施の形態5の縦断面図である。
【図18】図17の要部の説明図である。
【図19】実施の形態5の作用説明図である。
【符号の説明】
1 スプリンクラヘッドカバー 2 取付部材 3 フランジ 7 めねじ部 8 収容部 9 スリット 10 カバー部材 11 低融点合金 12 フック 14 係止突起 15 プロテクタ(係止部材) 20 ばねフック(係止片) 25 ストッパ板 26 コイルばね 27 シーリングプレート 29 板ばね(弾性部材) 30 天井板 35 スプリンクラヘッド 37 フランジ 38 おねじ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリンクラヘッドに取付けられる取付
    部材と、 該取付部材に係止する係止片を有する係止部材と、 該係止部材に設けた固定部に低融点合金で接合され、前
    記スプリンクラヘッドの下部を覆うカバー部材とによっ
    て構成したことを特徴とするスプリンクラヘッドカバ
    ー。
  2. 【請求項2】 取付部材を円筒状に形成し、該取付部材
    の内壁にスプリンクラヘッドのフランジに設けたおねじ
    部に螺合するめねじ部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のスプリンクラヘッドカバー。
  3. 【請求項3】 取付部材の内壁の上部に拡径部を設け、
    該拡径部の上部にめねじ部を設けると共に、該めねじ部
    と前記拡径部の下端部との間にスプリンクラヘッドのフ
    ランジが収容される収容部を設けたことを特徴とする請
    求項2記載のスプリンクラヘッドカバー。
  4. 【請求項4】 取付部材を円筒状に形成し、該取付部材
    の内壁にスプリンクラヘッドのフランジに設けたおねじ
    部に係止する係止部を設けると共に、前記取付部材の周
    壁に上端部が開口された複数のスリットを設けたことを
    特徴とする請求項1記載のスプリンクラヘッドカバー。
  5. 【請求項5】 取付部材と天井板との間にシーリングプ
    レートを設け、該シーリングプレートと前記取付部材に
    両者が着脱可能に係合される係合手段を設けたことを特
    徴とする請求項2記載のスプリンクラヘッドカバー。
  6. 【請求項6】 取付部材と天井板との間にシーリングプ
    レートを設け、該シーリングプレートと前記取付部材と
    の間に弾性部材を介装したことを特徴とする請求項2記
    載のスプリンクラヘッドカバー。
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