JP2000014823A - スプリンクラヘッドカバー - Google Patents

スプリンクラヘッドカバー

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JP2000014823A
JP2000014823A JP10183002A JP18300298A JP2000014823A JP 2000014823 A JP2000014823 A JP 2000014823A JP 10183002 A JP10183002 A JP 10183002A JP 18300298 A JP18300298 A JP 18300298A JP 2000014823 A JP2000014823 A JP 2000014823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横方向の外力を受けたときにもカバー体が外
れることのないスプリンクラヘッドカバーを得る。 【解決手段】 天井材又はスプリンクラヘッドに取り付
け可能に構成されると共に、下方に開口を有する本体3
と、該開口を覆うように本体3に離脱可能に設置される
カバー体5とを備えたスプリンクラヘッドカバーにおい
て、天井の開口部53を塞ぐシーリングプレート13を
設けると共に、シーリングプレート13の外周縁に下方
に延出してカバー体5を防護する防護壁21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天井面におけるスプ
リンクラヘッド設置部の開口を塞ぐと共に、スプリンク
ラヘッドを外的衝撃から守るスプリンクラヘッドカバー
に関する。
【0002】
【従来の技術】天井面に取り付けられたスプリンクラヘ
ッドが外的衝撃を受けて暴発するのを防止すると共に、
スプリンクラヘッド取付部の隙間を塞いで意匠的にもよ
くするためのスプリンクラヘッドカバーが例えば実公平
7−37638号公報に提案されている。図10は同公
報に提案されたスプリンクラヘッド用ガード(同公報に
言う「スプリンクラヘッド用ガード」は、本明細書に言
うところのスプリンクラヘッドカバーに相当するもので
ある。)を取り付けた状態の説明図、図11はスプリン
クラヘッド用ガードの分解斜視図である。
【0003】ガードは、取り付け体61、バネ材62、
蓋部材63および低融点合金64から構成されている。
取り付け体61は円環状であり、周囲に複数の突出部6
5が形成され,その中に木ネジを通すことのできる穴6
6が穿設されている。該取り付け体61にはL字形の複
数の脚67が設置されている。脚67は低融点合金64
が半田付けできるような材料からできている。該低融点
合金64はスプリンクラーヘッドの作動温度よりも低い
融点をもつようなものにする。
【0004】バネ材62は前述した取り付け体61と略
同一大の皿バネであり、取り付け体61の脚67と一致
するところには切欠68が形成されている。蓋部材63
は凹状となっており、上部周囲には取り付け体61と略
同一大のフランジ69が形成されている。該フランジ6
9は取り付け体61の脚67と低融点合金64で接合す
るため、半田付けできる材料でなければならない。ま
た、蓋部材の周囲には複数の開口70が設けられてい
る。
【0005】ガードの組立は、バネ材62の切欠68に
取り付け体61の脚67を入れ,蓋部材63のフランジ
69上に脚67を置いてから、脚67とフランジ69と
を低融点合金64で接着する。このようにして組立てら
れたガードは、スプリンクラーヘッド55が取り付けら
れた天井50の穴53と略同芯にして取り付ける。該取
り付けは、取り付け体61の穴66に木ネジ74を通し
て天井50に直接取り付ける。
【0006】次に上記のように構成された従来のガード
の作動について説明する。火災が発生するとガードが熱
せられ、取り付け体61と蓋部材63を接着していた低
融点合金64が溶ける。この時、蓋部材63に蓋部材6
3を落下させるようなバネカが作用しているため蓋部材
63の自重に加えてバネカで蓋部材63が完全に落下す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
実公平7−37638号公報に開示されたスプリンクラ
ヘッド用ガードは、低融点合金64が火災の熱で溶ける
ことによって蓋部材63が取り付け体61から外れる構
造であるため、取り付け体61と蓋部材63の接着は火
災の熱で溶けて外れる程度にする必要がある。そのた
め、例えば掃除用のモップの棒の先端などが蓋部材63
の横方向から当たったような場合には、接着が外れて蓋
部材63が外れてしまうという問題があった。
【0008】また、スプリンクラが作動した場合には、
スプリンクラヘッドから放水される消火液は法規により
天井から約50cm離れた地点よりも上方にも放水するこ
とが決められているため、あるスプリンクラヘッドが作
動するとその作動したスプリンクラヘッドの隣に設置さ
れているスプリンクラヘッド(スプリンクラヘッドカバ
ー)にも消火液がかかってしまい、消火液により冷却さ
れて隣に設置されたスプリンクラヘッド(スプリンクラ
ヘッドカバー)が作動遅れになるという問題があった。
【0009】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、第1の目的は横方向の外力を受けたと
きにもカバー体が外れることのないスプリンクラヘッド
カバーを得ることを目的としている。また、第2の目的
は、スプリンクラヘッドが作動した場合に、隣に設置さ
れたスプリンクラヘッドに消火液がかかるのを防止でき
るスプリンクラヘッドカバーを得ることを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスプリンク
ラヘッドカバーは、天井材又はスプリンクラヘッドに取
り付け可能に構成されると共に、下方に開口を有する本
体と、該開口を覆うように前記本体に離脱可能に設置さ
れるカバー体とを備えたスプリンクラヘッドカバーにお
いて、天井の開口部を塞ぐシーリングプレートを設ける
と共に、該シーリングプレートの外周縁に下方に延出し
て前記カバー体を防護する防護壁を設けたものである。
【0011】また、天井材又はスプリンクラヘッドに取
り付け可能に構成されると共に、下方に開口部を有する
本体と、該開口を覆うように前記本体に離脱可能に設置
されるカバー体とを備えたスプリンクラヘッドカバーに
おいて、前記本体に取りつけられて、水平方向の放水を
遮る被水防止板を設けたものである。
【0012】さらに、本体に被水防止板を設けると共
に、外周縁に下方に延出してカバー体を防護する防護壁
を備えたシーリングプレートを設けたものである。
【0013】また、天井材又はスプリンクラヘッドに取
り付け可能に構成されると共に、下方に開口を有する本
体と、該開口を覆うように前記本体に離脱可能に設置さ
れるカバー体とを備えたスプリンクラヘッドカバーにお
いて、前記カバー体と、前記本体との間に、概略円筒形
のプロテクタを設けたものである。
【0014】さらに、前記本体と前記プロテクタとの間
隔は、前記スプリンクラヘッド下端に設けられる感熱部
と前記カバー体との間隔よりも小さく形成されることを
特徴とするものである。
【0015】また、カバー体との接触面積を減らすため
に、前記プロテクタの外周には、カバー体5の内面に沿
うように複数のリブが設けられていることを特徴とする
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施の形態であるスプリンクラヘッドカバーの設置状態
における側面断面図である。以下、図1に基づいて本実
施の形態を説明する。図において、50は天井板であ
り、スプリンクラヘッド設置用の開口53が設けられて
いる。55は開口53に臨ませて設置されたスプリンク
ラヘッド、1は開口53を塞ぐように設置されてスプリ
ンクラヘッドカバーである。
【0017】以下、スプリンクラヘッドカバー1を構成
する部品について説明する。3はスプリンクラヘッド5
5に固定される、下方に開口を有する例えば樹脂製から
なる略円筒状の本体、5は本体3の下端側に本体3と離
脱可能に設置され、スプリンクラヘッド55の感知部を
覆うと共に開口53を塞ぐカバー体、7はカバー体5の
内面側に固定されたプロテクタ、9は一端側がプロテク
タ7に揺動可能に取り付けられ他端側が本体3の下端外
周の末広がり状の傾斜面に係止してカバー体5を本体3
に保持させる保持金具である。この保持金具9はプロテ
クタ7の円周方向120度の位置に三箇所設けられてい
る。なお後述するバネ部材が設置される、本体3の下方
に末広がり状に形成される部分と、プロテクタ7との間
隔は、スプリンクラヘッド55の感熱部の下端部とカバ
ー体5の中央上面との間隔よりも小さくされている。こ
れは、カバー体5の下方に外力が加わって、上昇する
際、カバー体5がスプリンクラヘッドの感熱部にあたる
前に、プロテクタ7と本体3を接触させることで、感熱
部を保護するためである。
【0018】また、10は保持金具9とカバー体5との
間に設置されて保持金具9を起立状態に支持する半田、
11は本体3とプロテクタ7との間に設置されてプロテ
クタ7を斜め下外方に付勢するバネ部材、12は本体3
とカバー体5との隙間を塞ぎ腐食性のガスなどがカバー
の内部に侵入するのを防止する腐食防止カバーである。
13は本体3に設置され、開口53を塞ぐと共に、カバ
ー体5を外力から防護するシーリングプレート、15は
同じく本体3に設置され消火液の放水方向を規制する被
水防止板である。
【0019】図2はシーリングプレート13の側面断面
図、図3はシーリングプレート13を下方(図2におけ
る矢印A方)から見た図である。以下、図2及び図3に
基づいてシーリングプレート13を説明する。まず、シ
ーリングプレート13の形状を概説すると、シーリング
プレート13は中央に円形の開口17を有する高さの低
い円筒形状に形成されており、開口17の周囲には縁部
19を有し、縁部19の外周端には下方に垂下する防護
壁21を有している。また、縁部19及び防護壁21の
一部には図3に示すように被水防止板15との干渉を避
けるための挿入口22が設けられている。
【0020】開口17の大きさは、本体3の外形と略同
一に形成されており、本体3を挿入できるように構成さ
れている。また、防護壁21の内径は、図1に示すよう
に、カバー体5及び腐食防止カバー12が内側に収容で
きる大きさに設定されている。また、防護壁21の高さ
はカバー体5が外れる際にカバー体5が衝突しない寸法
に設定されている。
【0021】図4は被水防止板15の側面断面図、図5
は被水防止板15を下方(図4におけるB方向)から見
た図である。以下、図4及び図5に基づいて被水防止板
15の形状について説明する。被水防止板15は中央に
円形の開口25を有する円環状の保持部27、保持部2
7の一側から外方に延出する延出部29、延出部29の
端部から下方に垂下する垂下片31から構成されてい
る。このように被水防止板15を円環状に形成すること
で、被水防止板15の位置を360度自由に設定するこ
とができる。なお、垂下片31と防護壁21の内面が図
1に示すように接触していると、スプリンクラヘッドが
動作し、放水されても、垂下片31は放水の勢いで変形
することがない。
【0022】開口部25の大きさは、シーリングプレー
ト13と同様に、本体3の外形と略同一に形成されてお
り、本体3を挿入できるように構成されている。また、
垂下片31の位置は、図1に示すように、シーリングプ
レート13及び被水防止板15を設置したときに、垂下
片31の外側面がシーリングプレート13の防護壁21
の内側になるように設定されている。
【0023】図6はプロテクタ7の底面図、図7は平面
図、図8は図6におけるB方向から見た側面図、図9は
図6におけるA−A断面図である。図6乃至図9に基づ
いてプロテクタ7の形状を説明する。プロテクタ7は概
略円筒形に形成され、その外周にはカバー体5の内面に
沿うように複数のリブ29が設けられている(図5、図
7参照)。この複数のリブ29を設けたのは、プロテク
タ7自体の容積を小さくして熱容量を小さくすると共
に、カバー体5との接触面積を小さくすることによっ
て、カバー体5の熱をプロテクタ7が奪うのを極力防止
して、半田10の溶融を促進させ、カバーの作動遅れを
防止するためである。なおリブ29に直交するような同
心円状のリブを、2、3設けて網状として、強度をもた
せるようにしてもよい。またリブ29とカバー体5との
接触は線接触となっているが、この接触が点(部分)接
触となるように、リブ29の両端部だけがカバー体5と
接触するように、両端部を残して削り、さらにその残っ
た端部をエッジ加工して接触面積をより小さくするよう
にしてもよい。
【0024】また、プロテクタ7の外周面の120度の
位置には、保持金具9を揺動可能に保持するための溝部
31が3か所設けられている。さらに、プロテクタ7の
外周面における溝部31の上方には半田10を保持する
ための切欠部32が設けられている(図8、図9参
照)。また、プロテクタ7の内周面の120度離した3
箇所には、バネ部材11を設置するための凸部33が形
成されている(図7、図9参照)。
【0025】次に、再び図1に基づいて、スプリンクラ
ヘッドカバー1の組立手順を説明する。まず、プロテク
タ7の内部にバネ部材11を設置する。次に、プロテク
タ7の内側と、本体3の下端の開口部を対向配置させ
る。このとき、本体3の開口縁部とバネ部材11の先端
部が対向するようにする。この状態で、本体3をプロテ
クタ7に押しつけるようにすると、バネ部材11が本体
3の開口縁部によって押し縮められる。バネ部材11が
押し縮められて、本体3とプロテクタ7とが所望の位置
関係になった状態で、この状態を治具によって保持させ
る。
【0026】次に、プロテクタ7の外周部に保持金具9
を設置し、さらに、半田10をプロテクタ7の外周部に
設置し、この状態でプロテクタ7をカバー体5に挿入す
る。このとき、プロテクタ7の外周形状とカバー体5の
内面形状がちょうど合うように形成されているので、プ
ロテクタ7とカバー体5とは圧入状態となり、両者は一
体化する(以下、プロテクタ7とカバー体5が一体化し
たものを「カバー体側」という。)。なお、両者の一体
化を確実にするために、カバー体5の上端部をかしめる
ようにする。
【0027】以上のようにして、プロテクタ7にカバー
体5を取りつけた状態で、治具を外す。このとき、バネ
部材11のバネ力によって、本体3とカバー体側は離れ
ようとするが、両者は保持金具9によって保持されるこ
とになる。
【0028】次に、腐食防止カバー12を本体3の上方
から挿入してカバー体5と本体3との隙間を塞ぐ。さら
に、被水防止板15を本体3に挿入して本体3に取りつ
ける。被水防止板15を本体3に取りつけるようにした
ので、本体3と被水防止板15の上下方向の相対位置が
一義的に規定されることになり、本体3とスプリンクラ
ヘッドの上下方向の相対位置が一義的に規定されること
と相俟ってスプリンクラヘッドと被水防止板15との上
下方向の相対位置が一義的に規定されることになる。こ
のため、被水防止板15の垂下片31の下端の位置をス
プリンクラヘッドとの関係で予め規定できることにな
り、スプリンクラヘッドの取付高さによって、垂下片3
1の長さを変更したりする必要がないので、好都合であ
る。
【0029】次に、シーリングプレート13を本体に挿
入する。シーリングプレート13を挿入する際には、シ
ーリングプレート13に設けた挿入口22に被水防止板
15の延出部29及び垂下片31が挿入されるようにす
る。以上のようにして組み立てられたスプリンクラーヘ
ッドカバー1を、現場でスプリンクラヘッドに取り付け
るには、本体3の上端のネジ部をスプリンクラヘッドの
ネジ部にねじ込み、シーリングプレート13の上面が天
井面に当接した位置で、被水防止板15を回転させて所
望の位置にセットする。
【0030】次に、上記のように設置されたスプリンク
ラヘッドカバー1の作用・効果について説明する。ま
ず、シーリングプレート13の作用について説明する。
図1に示すように、シーリングプレート13を設置する
ことよって、天井50の開口53を確実に塞ぐことがで
きる。また、モップの柄などによる外力が、スプリンク
ラヘッドカバー1の側方から作用しても、スプリンクラ
ヘッドカバー1はシーリングプレート13の防護壁21
によって防護されるので、カバー体5に直接外力が及ぶ
ことがなく、カバー体5が外れるのを防止できる。
【0031】次に、カバー体5の離脱動作について説明
する。図1に示す監視状態から、火災時の熱によって図
中左端の保持金具9を支持している半田10が溶け始め
ると、保持金具9が本体3の開口縁部に押されて外側に
傾き始め、さらに半田10が溶けると保持金具9の傾き
が増し、保持金具9と本体3の開口縁部の係合が外れ
る。
【0032】保持金具9と本体3の開口縁部との係合の
うち一箇所が外れると、カバー体側には係合状態にある
2箇所からのみ力を受けることになり、釣り合い状態に
あった水平方向の3つの分力の釣り合いが崩れ、カバー
体側には係合状態にある2箇所から図中右方向の水平力
を受けることになる。
【0033】カバー体5はこの水平力によって図中右方
向にすべり、他の2箇所における保持金具9と本体3の
開口縁部との係合が外れることになる。これによって、
カバー体側は本体3から完全に外れて下方に落下する。
そして、カバー体5が落下した後は、スプリンクラヘッ
ド55が火災の熱によって作動することになる。
【0034】次に、被水防止板15の作用について説明
する。カバー体5が外れてスプリンクラヘッドが作動し
て放水が開始されると、消火液は半球状に放水されるこ
とになるが、消火液のうち被水防止板15が設置されて
いる方向に放射したものは垂下片31によって遮られる
ことになる。このため、垂下片31側に設置されたスプ
リンクラヘッド(スプリンクラヘッドカバー)には消火
液がかかることがなく、消火液がかかることによる作動
遅れの発生を防止できる。
【0035】次に、プロテクタ7の作用について説明す
る。プロテクタ7は保持金具9を介して本体3に取り付
けている。このため、カバー体5の下方から外力が加え
られると、プロテクタ7はカバー体5と共に上昇するこ
とになるが、プロテクタ7はスプリンクラヘッドの感熱
部に当たる前に、本体3の下端にぶつかるので、その力
は本体3に吸収され、スプリンクラヘッドの感熱部に作
用することはない。またカバー体5内にこのようなカバ
ー体5とほぼ同じ外径のプロテクタを設けることで、カ
バー体5が薄い金属板で形成されて、外力がかかったと
しても、カバー体5が変形しにくい。
【0036】なお、上記の実施の形態においては、被水
防止板15の垂下片31を一箇所のみ設けた例を示した
が、隣接して設置されるスプリンクラヘッドが複数ある
場合には、それに対応して垂下片31を複数設けるよう
にしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にお
いては、天井の開口部を塞ぐシーリングプレートを設け
ると共に、該シーリングプレートの外周縁に下方に延出
してカバー体を防護する防護壁を設けたので、外力が側
方から及ぼされたとしてもカバー体に直接外力が及ぶこ
とがなく、カバー体が外れるのを防止できる。
【0038】また、本体に取りつけられて、水平方向の
放水を遮る被水防止板を設けたので、スプリンクラヘッ
ドが作動した際に水平方向に放水される消火液を遮るこ
とにより、隣に設置されたスプリンクラヘッド(スプリ
ンクラヘッドカバー)に消火液がかかるのを防止でき、
消火液がかかることによる作動遅れの発生を防止でき
る。
【0039】さらに、プロテクタを設けたので、カバー
体の下方から外力が加えられても、その力は本体に吸収
されるので、スプリンクラヘッドの感熱部を保護でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のスプリンクラヘッドカ
バーの設置状態における側面断面である。
【図2】本発明の一実施の形態のシーリングプレートの
側面断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態のシーリングプレートを
下方からみた底面図である。
【図4】本発明の一実施の形態の被水防止板の側面断面
図である。
【図5】本発明の一実施の形態の被水防止板を下方から
みた図である。
【図6】本発明の一実施の形態におけるプロテクタの底
面図である。
【図7】本発明の一実施の形態におけるプロテクタの平
面図である。
【図8】本発明の一実施の形態におけるプロテクタの側
面図である。
【図9】本発明の一実施の形態におけるプロテクタの側
面断面図である。
【図10】従来のスプリンクラヘッド用ガードの説明図
である。
【図11】従来のスプリンクラヘッド用ガードの分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 スプリンクラヘッドカバー 3 本体 5 カバー体 13 シーリングプレート 15 被水防止板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井材又はスプリンクラヘッドに取り付
    け可能に構成されると共に、下方に開口を有する本体
    と、該開口を覆うように前記本体に離脱可能に設置され
    るカバー体とを備えたスプリンクラヘッドカバーにおい
    て、 天井の開口部を塞ぐシーリングプレートを設けると共
    に、該シーリングプレートの外周縁に下方に延出して前
    記カバー体を防護する防護壁を設けたことを特徴とする
    スプリンクラヘッドカバー。
  2. 【請求項2】 天井材又はスプリンクラヘッドに取り付
    け可能に構成されると共に、下方に開口部を有する本体
    と、該開口を覆うように前記本体に離脱可能に設置され
    るカバー体とを備えたスプリンクラヘッドカバーにおい
    て、 前記本体に取りつけられて、水平方向の放水を遮る被水
    防止板を設けたことを特徴とするスプリンクラヘッドカ
    バー。
  3. 【請求項3】 前記本体に天井の開口部を塞ぐシーリン
    グプレートを設けると共に、該シーリングプレートの外
    周縁に下方に延出して前記カバー体を防護する防護壁を
    設けたことを特徴とする請求項2記載のスプリンクラヘ
    ッドカバー。
  4. 【請求項4】 天井材又はスプリンクラヘッドに取り付
    け可能に構成されると共に、下方に開口を有する本体
    と、該開口を覆うように前記本体に離脱可能に設置され
    るカバー体とを備えたスプリンクラヘッドカバーにおい
    て、 前記カバー体と、前記本体との間に、概略円筒形のプロ
    テクタを設けたことを特徴とするスプリンクラヘッドカ
    バー。
  5. 【請求項5】 前記本体と前記プロテクタとの間隔は、
    前記スプリンクラヘッド下端に設けられる感熱部と前記
    カバー体との間隔よりも小さく形成されることを特徴と
    する請求項4記載のスプリンクラヘッドカバー。
  6. 【請求項6】 カバー体との接触面積を減らすために、
    前記プロテクタの外周には、カバー体5の内面に沿うよ
    うに複数のリブが設けられていることを特徴とする請求
    項4又は5記載のスプリンクラヘッドカバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2399013A (en) * 2003-03-07 2004-09-08 Dean Reeve Fire extinguishant distribution head
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CN109876343A (zh) * 2019-04-08 2019-06-14 国网河北省电力有限公司经济技术研究院 消防喷头的保护装置、消防喷头及灭火系统

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