JP6034680B2 - スプリンクラーヘッド - Google Patents
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Description
中空状であり内部がノズルとなっている本体と、ノズルの出口を閉塞している弁体と、弁体を保持しており火災時には火災の熱により分解してスプリンクラーヘッドの弁体を開放する感熱分解部が本体と係止されており、感熱分解部には低融点合金が収容されている有底円筒形状のシリンダーと、低融点合金の表面に接しておりシリンダー内に挿入されているプランジャーとを備えており、プランジャーは常時において低融点合金をシリンダーの底面側に押圧している構造であり、シリンダー内部には段部が形成されており前記段部より底面側に低融点合金を収容し、前記段部より開口側の外周部にヒートコレクターを接続させ、シリンダーにおける前記段部よりも開口側に衝撃吸収部を設置したスプリンクラーヘッドである。
これによれば、シリンダーの側面部の厚さを増すことで外力による変形を防ぐことができる。しかしながらそれによって火災時にシリンダー内に収容されている低融点合金の溶融が遅れることから、それを補うためにヒートコレクターの厚さを薄くして集熱効果を向上させることで感度性能を確保することができる。
これによれば、低融点合金が収容されているシリンダーの底面側の側面の厚さを増すことで外力による変形を防止することができる。
これによれば、スプリンクラーヘッドの下方から外力が加わった際に、外力をヒートコレクターで受けてヒートコレクターが変形して衝撃を吸収することでシリンダーの変形を抑制することができる。
これによれば、シリンダー内部の段部よりも開口側が外力により変形したとしても、シリンダーの底面側が変形していなければスプリンクラーヘッドの作動時にプランジャーに沿って移動するシリンダーの動きを妨げないので作動信頼性を確保できる。
これによれば、キャップによって外力による衝撃を吸収できるとともに、シリンダー内にキャップを設置してシリンダーが変形可能な空間を埋めたことで外力によるシリンダーの変形を抑制することができる。
これによれば、シリンダーの開口側を下方側に設置したことでスプリンクラーヘッドの下方から外力が加わった場合に、シリンダーの開口側が変形して衝撃を吸収することでシリンダーの底面側およびその内部に収容されている低融点合金とプランジャーの変形を防止することができる。
本体1は中空状であり、内部は円筒状のノズル11となっている。本体1の外部の一端側には給水配管と接続する牡ネジ12が形成されている。他端側には外部へ拡張したフランジ13が形成されており、フランジ13にはフレーム2と接続するための牝ネジ14が形成されている。ノズル11のフランジ13側の端は、図中下方にフランジ13よりも突出して延出された筒部15となっており、その端面は弁体3が着座する弁座16となっている。
フレーム2は筒状であり、一端側には本体1の牝ネジ14と螺合する牡ネジが形成されている。他端側には内側に突出して形成された内フランジ21が形成されており、そこには後述する感熱分解部5が係止される。フレーム2の外周部には溝が刻設されており、この溝にシーリングプレートCPが係合設置される。
弁体3は円盤形状をしており、ノズル11の弁座16に着座している。弁体3の中心部はノズル11側に突出した凸部31が形成されている。凸部31が形成された面と反対側の面には凹部32が形成されており、凹部32には後述するセットピン80の頭部が入り込み弁体3を押圧する。凹部32の縁には凹部32に沿って延出された筒部33が形成されている。
散水部4は、デフレクター41、ピン42、ガイドリング43から構成される。
デフレクター41は円盤状であり、周縁部には散水を制御する複数のスリットが形成されている。中心には穴41Aが穿設されており、穴41Aには弁体3の筒部33が挿通される。デフレクター41は筒部33を挿通した状態で回転可能であり、デフレクター41が弁体3から外れないように接続される。デフレクター41の周縁部にはピン42を挿通するための穴41Bが複数穿設されている。
ピン42は棒状であり、一端側にフランジ42Aが形成されている。ピン42は後述するガイドリング43の穴43Aに挿通された後、フランジ42Aが形成された側と反対側の端をデフレクター41の穴41Bに挿通させてデフレクター41と固定接続される。
ガイドリング43は環状であり、外径はフレーム2の内径よりも小さく、内径は本体1の筒部15の外径よりも大きい。ガイドリング43には複数の穴43Aが穿設されており、それぞれの穴43Aにはピン42が挿通される。穴43Aの内径は、ピン42の外径よりも僅かに大きく、ガイドリング43はピン42に沿って自由に移動可能となっている。
感熱分解部5は、感熱部50、ボール保持機構60から構成される。
感熱部50は、プランジャー51、シリンダー52、低融点合金53、断熱材54から成る(図3)。
プランジャー51は筒状をしており、下部にフランジ部51Aが形成されている。フランジ部51Aの外径はシリンダー52の内径よりも小さい。プランジャー51のフランジ部51Aが形成された側と反対側の端51Bは、シリンダー52の中心穴52Aに挿通される。
シリンダー52は、有底円筒形状をしており底面の中心には穴52Aが穿設されている。
シリンダー52の内部には段部52Bが形成されており、段部52Bより底面側には低融点合金53とプランジャー51のフランジ部51Aが配置される。段部52Bより開口側の内径は、低融点合金53が充填されている底面側の内径よりも大きく形成されている。
シリンダー52の外部にはヒートコレクター55が設置される。ヒートコレクター55は椀状をしており、中心にシリンダー52の外径と略等しい内径の穴55Aが穿設されている。ヒートコレクター55は銅や銅合金の薄板から形成されており熱伝導性能が良好である。ヒートコレクター55には穴55Aの縁からシリンダー52側に向かって筒部55Bが形成されている。筒部55Bはシリンダー52の外周部に接続される。これによりヒートコレクター55が吸収した火災の熱をシリンダー52内部の低融点合金53に伝播することができる。
シリンダー52の開口側の内周部にはキャップ57が嵌め込まれる。キャップ57はリング形状をしており中心部はフランジ部51A側に突出した筒部57Aが形成されている。筒部57Aの端面はフランジ部51Aの下面に近接または当接しており、筒部57Aの外周面とシリンダー52の内周面との間には環状の空間57Bが形成される。
低融点合金53はシリンダー52内に収容されリング状をしており、内径は穴52Aの内径と略等しい。低融点合金53の下面にはプランジャー51のフランジ51Aの平面が当接しており、プランジャー51の端51Bが低融点合金53と穴52Aを貫いて設置されている。このときフランジ部51Aの外周面は、シリンダー52の段部52Bより底面側の内周部に近接して配置されている。
断熱材54は、リング状をしており、シリンダー52の外部底面とボール保持機構60の間に設置される。断熱材54の中心穴にはシリンダー52や低融点合金53とともにプランジャー51が挿通されている。断熱材54とシリンダー52の間には板状のヒートコレクター56を設置している。ヒートコレクター56によってシリンダー52の底面側から低融点合金53に熱を伝播することができる。
ボール保持機構60は、ボール61、スライダー62、バランサー63から構成される。
ボール61は、フレーム2の内フランジ21と、スライダー62、バランサー63と係止して保持されている。本実施形態ではボール61を8個設置している。
スライダー62は円盤状であり下面周縁に形成された斜面部62Aでボール61を押圧している。ボール61はスライダー62と内フランジ21との接触部によってスプリンクラーヘッドSHの中心側に付勢されている。バランサー63は外周部に形成された斜面部63Aによりボール61を支持しており、前述のスライダー62の押圧力によってボール61が中心側に動くのを阻止している。
バランサー63は円盤状をしており、前述の斜面部63Aによってボール61が中心側へ動くことを阻止している。バランサー63には中心部に穴63Bが穿設されており、バランサー63の穴63Bにはプランジャー51が挿通される。バランサー63はプランジャー51に沿って上下方向に移動可能となっている。
ボール保持機構60と弁体3の間には、皿バネ70とセットピン80が設けられる。
皿バネ70の外周縁はボール保持機構60のスライダー62の上面に載置される。中心穴にはセットピン80が挿通され、セットピン80の頭部81が弁体3の凹部32に挿通され弁体3を弁座16側に押圧する。
セットピン80は、弁体3側が頭部81となっており、ボール保持機構60側が頭部81の外径よりも小径である脚部82となっている。頭部81は弁体3の凹部32に挿入されている。頭部81の外径は凹部32の内径よりも僅かに小径となっており、頭部81の先端は球面形状をしている。
続いて本実施形態のスプリンクラーヘッドSHの動作について図2を参照して説明する。
2 フレーム
3 弁体
4 散水部
5 感熱分解部
11 ノズル
32 凹部
33 筒部
41 デフレクター
42 ピン
43 ガイドリング
50 感熱部
51 プランジャー
52 シリンダー
53 低融点合金
54 断熱材
55、56 ヒートコレクター
57 キャップ
60 ボール保持機構
61 ボール
62 スライダー
63 バランサー
70 皿バネ
80 セットピン
81 頭部
82 脚部
83 段部
Claims (7)
- 中空状であり内部がノズルとなっている本体と、
ノズルの出口を閉塞している弁体と、
弁体を保持しており火災時には火災の熱により分解してスプリンクラーヘッドの弁体を開放する感熱分解部が本体と係止されており、
感熱分解部には低融点合金が収容されている有底円筒形状のシリンダーと、
低融点合金の表面に接しておりシリンダー内に挿入されているプランジャーとを備えており、
プランジャーは常時において低融点合金をシリンダーの底面側に押圧している構造であり、
シリンダー内部には段部が形成されており、前記段部より底面側に低融点合金を収容し、
前記段部より開口側の外周部にヒートコレクターを接続させ、
シリンダーにおける前記段部よりも開口側に衝撃吸収部を設置したことを特徴としたスプリンクラーヘッド。 - シリンダーの側面部の厚さよりもヒートコレクターの厚さを薄くした請求項1記載のスプリンクラーヘッド。
- ヒートコレクターの下端面はシリンダーの開口端よりも下方へ突出して設置される請求項1または請求項2記載のスプリンクラーヘッド。
- プランジャーはシリンダー内部の前記段部よりも底面側に設置される請求項1〜請求項3の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- シリンダー内部の前記段部よりも開口側にリング状のキャップが設置される請求項1〜請求項4の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- シリンダーの開口が下方側に設置されている請求項1〜請求項5の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- シリンダーにおける前記段部よりも開口側の内径は、底面側の内径よりも大きい請求項1〜請求項6の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
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