JP2002011110A - スプリンクラ消火設備 - Google Patents

スプリンクラ消火設備

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JP2002011110A
JP2002011110A JP2000193941A JP2000193941A JP2002011110A JP 2002011110 A JP2002011110 A JP 2002011110A JP 2000193941 A JP2000193941 A JP 2000193941A JP 2000193941 A JP2000193941 A JP 2000193941A JP 2002011110 A JP2002011110 A JP 2002011110A
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branch pipe
sprinkler
fire extinguishing
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Kiyoshi Matoba
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Nohmi Bosai Ltd
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水管に設けた継手の分岐管に、スプリンク
ラヘッドをワンタッチで直接接続できるスプリンクラ消
火設備を提供すること。また、火災の発生やスプリンク
ラヘッドの動作をスイッチング手段により早期かつ確実
に検知することができ、その上スイッチング手段の信号
線への接続がきわめて簡単なスプリンクラ消火設備を提
供すること。 【解決手段】 給水配管1と、分岐管3を有し給水配管
1に設けられた継手2と、分岐管3に接続されるスプリ
ンクラヘッド10とを備えたスプリンクラ消火設備にお
いて、分岐管3内にリング状のパッキン5を設けると共
に、スプリンクラヘッド10のフランジ部11の上面に
円筒状の接続部13を設け、この接続部13をパッキン
5に圧入して分岐管3に直接スプリンクラヘッド10を
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井面等に設置さ
れるスプリンクラヘッドを備えたスプリンクラ消火設備
に関すものである。
【0002】
【従来の技術】スプリンクラ消火設備におけるスプリン
クラヘッドは、通常、給水配管又はこれに設けた継手に
ねじで接続されている。このように、スプリンクラヘッ
ドを給水配管や継手にねじで接続する場合は、一般に、
専用工具を用いて継手に設けためねじに、スプリンクラ
ヘッドに設けたおねじを螺入しており、接続が面倒であ
るばかりでなく、不慣れな作業員はねじを締め過ぎるこ
とが多く、このため、スプリンクラヘッドが破損した
り、交換時に取り外し不能になることがあった。また、
ねじの規格が同じため、他の仕様のスプリンクラヘッド
や他社のスプリンクラヘッドを間違えて接続することが
あり、このような場合は、散水不足により消火不能にな
るおそれがある。
【0003】このような問題を解決するための一例とし
て、実開平6−467号公報に記載された考案がある。
この考案は、連結配管の両端にそれぞれワンタッチ継手
の一方の継手部材を装着すると共に、消火配管及びヘッ
ド側のそれぞれに他方の継手部材を装着し、連結配管を
ワンタッチ操作で消火配管とヘッド間に着脱自在に接続
するようにしたものである(従来技術1)。
【0004】また、スプリンクラ消火設備には、スプリ
ンクラヘッドに火災の発生及びスプリンクラヘッドの動
作を検知する検知手段を設けたものがあり、その一例と
して、特開平4−213282号公報に記載された発明
がある。この発明は、スプリンクラヘッドの本体側に、
スプリンクラヘッドの作動温度より低い温度で作動して
火災感知信号を送出すると共に、火災信号送出後のスプ
リンクラヘッドの作動により放水された消火用水を受け
て、非作動状態に復旧することにより、スプリンクラヘ
ッド作動信号を送出するスイッチング手段を設けたもの
である(従来技術2)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1に係る考案
は、連結配管の両端部に一方の継手部材を装着すると共
に、消火配管とスプリンクラヘッド側にそれぞれ他方の
継手部材を装着して接続するようにしており、連結配管
と消火配管及びスプリンクラヘッドとを直接接続するも
のではなく、それぞれ2種類の継手部材が必要である。
そのため、構造が複雑であるばかりでなく、高価にな
る。
【0006】また、従来技術2に係る発明は、スイッチ
ング手段は、上部に取出したリード線を、ヘッド本体に
固着された保持リング内で上部から引き込まれた信号線
と接続するようになっている。このため、スプリンクラ
ヘッドを立下り管にねじ接合してから、天井板に設けた
取付穴とスプリンクラヘッドとの間に形成された狭いす
き間から手を入れて、信号線を保持リングに引き込
み、、また、スイッチング手段のリード端子を保持リン
グに挿入して信号線とスイッチング手段を接続しなけれ
ばならない。このため、接続にあたっては、脚立等に乗
って上向きの姿勢で作業するため作業が面倒で疲労度が
大きく、その上不安定のため落下や脚立の転倒のおそれ
があるなど、危険である。
【0007】さらに、従来技術2においては、火災が発
生するとその熱気流によってスイッチング手段が作動
し、火災信号を送信するようになっているが、熱気流が
触れるシーリングプレートは通常熱伝導率の低い合成樹
脂で形成されており、またこれに設けた開口部も小さい
ので、火災が発生してからスイッチング手段が所定の温
度に達して作動するまでに時間がかかり、遅れを生じる
おそれがある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、給水管に設けた継手の分岐管にスプリン
クラヘッドをワンタッチで直接接続することのできるス
プリンクラ消火設備を提供することを目的としたもので
ある。また、本発明は、火災の発生やスプリンクラヘッ
ドの動作をスイッチング手段により早期かつ確実に検知
することができ、その上スイッチング手段の信号線への
接続がきわめて簡単なスプリンクラ消火設備を提供する
ことを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係るスプ
リンクラ消火設備は、給水配管と、分岐管を有し該給水
配管に設けられた継手と、前記分岐管に接続されるスプ
リンクラヘッドとを備えたスプリンクラ消火設備におい
て、前記分岐管内にリング状のパッキンを設けると共
に、前記スプリンクラヘッドのフランジ部の上面に円筒
状の接続部を設け、該接続部を前記パッキンに圧入して
前記分岐管に直接スプリンクラヘッドを接続するように
したものである。
【0010】(2)また、本発明に係るスプリンクラ消
火設備は、給水配管と、分岐管を有し該給水配管に設け
られた継手と、前記分岐管に接続されるスプリンクラヘ
ッドと、該スプリンクラヘッドの動作又は火災の発生を
検知するスイッチング手段と、該スイッチング手段に接
続される信号線とを備えたスプリンクラ消火設備におい
て、前記分岐管内にリング状のパッキンを設けると共
に、前記スプリンクラヘッドのフランジ部の上面に円筒
状の接続部を設け、該接続部を前記パッキンに圧入して
前記分岐管に直接スプリンクラヘッドを接続するように
したものである。
【0011】(3)上記(1)又は(2)のパッキンと
スプリンクラヘッドとの間に配設され、押し上げること
により前記パッキンとスプリンクラヘッドとの結合を解
除する取り外し用金具を設けた。
【0012】(4)また、本発明に係るスプリンクラ消
火設備は、給水配管と、分岐管を有し該給水配管に設け
られた継手と、前記分岐管に接続されるスプリンクラヘ
ッドと、該スプリンクラヘッドの動作又は火災の発生を
検知するスイッチング手段と、該スイッチング手段に接
続される信号線とを備えたスプリンクラ消火設備におい
て、前記信号線が接続されたスイッチング手段をあらか
じめ前記分岐管又はその近傍に取付けたのち、前記分岐
管にスプリンクラヘッドを接続するようにしたものであ
る。
【0013】(5)上記(4)のスプリンクラヘッドに
装着され、火災の発生により少なくともその一部が落下
するヘッドカバーを有し、該ヘッドカバーに、前記スプ
リンクラヘッドを分岐管に接続したときにスイッチング
手段の近傍に位置する永久磁石を設けた。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は本発明に
係るスプリンクラ消火設備の実施の形態1の説明図であ
る。図において、1は天井板50の上方に配設され、給
水源に接続されたスプリンクラ消火設備の給水配管、2
はこの給水配管1に設けられたほぼY字状の継手で分岐
管3を備えている。この継手2は図示のようにY字状に
構成することにより、消火水が停滞していわゆる死水が
発生するのを防止することができる。4は分岐管3の先
端部に設けられ、後述のコイルばねが収容されるリング
状の溝である。
【0015】5は分岐管3の下部の内壁に一体に取付け
られた例えばゴムの如き弾性を有する材料からなり、中
心部に開口部6を有するリング状のパッキンで、開口部
6の径は後述のスプリンクラヘッドの接続部の外径より
小径に形成されている。7は分岐管3の下部外壁又はそ
の近傍に取付けられ、火災の発生やスプリンクラヘッド
の動作を検出する例えばリードスイッチの如きスイッチ
ング手段で、そのリード線は信号線8に接続され、信号
線8はコネクタ9a,9bを介して制御盤など(図示せ
ず)に接続されている。
【0016】10はスプリンクラヘッドで、中心部に通
水穴を有し、外周におねじ12が設けられたフランジ部
11、フランジ部11の上面において通水穴の外周に立
設されたねじのない円筒状の接続部13、通水穴を開閉
する弁及びフランジ部11の下部に設けられ、火災の発
生により分解して開栓する分解機構14、及び分解機構
14の下部に設けられた感熱部15等からなっている。
なお、接続部13の基部側は若干拡径されている。
【0017】20は取付部材21、プロテクタ31、ば
ね36、カバー41等からなるスプリンクラヘッド10
のヘッドカバーで、その詳細を図2により説明する。2
1は例えば合成樹脂でほぼ円筒状に形成された取付部材
で、上部の内周にはスプリンクラヘッド10のフランジ
部11に設けたおねじ12に螺合するめねじ22が設け
られており、下部外周にはフランジ23が設けられてそ
の一部は切除され、切除部24が形成されている。25
は下端部に設けられた係止凹部である。
【0018】31はプロテクタで、例えば合成樹脂によ
り椀状に形成され、上面には取付部材21の係止凹部2
5に係合する係止凸部32が設けられており、底部には
開口部33が形成されている。34は取付部材21の下
端部に設けられた切除部24に対応して、プロテクタ3
1と一体的に設けられた永久磁石である。なお、このプ
ロテクタ31は、例えば上枠とこれより小径の下枠とを
複数のリブで連結してリブの間にそれぞれ開口部を設け
て構成し、火災発生時にこの開口部から熱気流が侵入し
易いようにしてもよい。
【0019】36はばねで、120°間隔で張り出して
後述のカバーの内縁に沿うように上方に円弧状に折り曲
げられた支持腕37a,37b,37cと、各支持腕3
7a〜37cからほぼ90°の方向に分岐した分岐板3
8a,38b,38cとからなっており、支持腕37a
〜37cの先端部はそれぞれ内側に折り曲げられて係止
部39a,39b,39cが形成されている。
【0020】41はカバーで、熱伝導率の高い銅、アル
ミニウムなどの薄い金属材料によりほぼ椀状に形成した
もので、その底部にはスプリンクラヘッド10の動作温
度より低い融点をもつ低融点合金であるはんだ42によ
り、ほぼU字状のフック43が取付けられている。
【0021】上記のような各部からなるヘッドカバー2
0を組立てるには、先ず、取付部材21の係止凹部25
にプロテクタ31の係止凸部32を係合する。このと
き、永久磁石34の上面は、取付部材21の下端部に設
けた切除部24内に位置する。ついで、プロテクタ31
の下面にばね36を当接し、これら3つの部品を治具を
使用するなどしてカバー41内に押し込む。
【0022】これにより、ばね36の支持腕37aがカ
バー41に設けたフック43内に挿入され、また、各支
持腕37a〜37cはカバー41に押されて弾性変形
し、その先端部に設けた係止部39a〜39cが取付部
材21のフランジ23に係止する。この状態でフック4
3をかしめてばね36をカバー41に固定する。このと
き、ばね36の各分岐板38a〜38cはカバー41に
圧着されてカバー41を下方に付勢し、支持腕37a〜
37cは外方に広がる方向に付勢される。
【0023】このようにして組立てられたヘッドカバー
20において、ばね36はフック43によりカバー41
に固定されており、また、支持腕37a〜37cはカバ
ー41により取付部材21に圧接され、かつ、その係止
部39a〜39cが取付部材21のフランジ23に係止
している。このため、スプリンクラヘッド10の感熱部
15を覆うカバー41は、ばね36の分岐板38a〜3
8cによる下方への付勢力に打勝ってその位置に保持さ
れる。
【0024】再び図1において、45は円筒状で下部外
周にフランジ46を有するヘッドカバー20の取外し用
金具で、その外径は継手2の分岐管3の内径とほぼ等し
いか又は僅かに小さく、内径はスプリンクラヘッド10
の接続部13の外径とほぼ等しいか又は僅かに大きく形
成されている。47は取外し用金具45に嵌合され、一
部が分岐管3の溝4内に収容されるコイルばねである。
なお、取外し用金具45のフランジ46の上面に、コイ
ルばね47を位置決めするためのリング状の凹部を設け
てもよく、また、コイルばね47に代えて皿ばね又はそ
の他のばねを用いてもよい。
【0025】次に、一体化されたスプリンクラヘッド1
0とヘッドカバー20を、天井裏などに設置された継手
2の分岐管3に、ワンタッチで接続する手順について説
明する。なお、スイッチング手段7は、あらかじめ継手
2の分岐管3の下部外周に取付けられて、その下端部
は、天井板50の開口部51内において天井板50の下
面とほぼ同一平面上に位置しており、また、スイッチン
グ手段7のリード線は、信号線8及びコネクタ9a,9
bを介して制御盤に接続されているものとする。
【0026】先ず、スプリンクラヘッド10の感熱部1
5及び分解機構14をヘッドカバー20内に挿入し、取
付部材21のめねじ22をスプリンクラヘッド10のフ
ランジ部11に設けたおねじ12に螺合して、両者を一
体に結合する。これにより、スプリンクラヘッド10の
大部分はヘッドカバー20に覆われる。ついで、取付部
材21にシーリングプレート48を嵌合する。このとき
の状態を図1に示す。次に、コイルばね47が装着され
た取外し用金具45をスプリンクラヘッド10の接続部
13に嵌合する。なお、取外し用金具45を接続部13
に嵌合してからコイルばね47を装着してもよい。
【0027】また、コイルばね47及び取外し用金具4
5の落下を防止するために、取外し用金具45のフラン
ジ46の複数か所に切り欠きを設け、取外し用金具45
を分岐管3に取付けたのち、内径がフランジ46の外径
より大きく下端部内周にフランジ部を有し、このフラン
ジ部の上方にフランジ46に設けた切り欠きに対応して
複数の突出片が設けられた円筒体を、その突出片をフラ
ンジ46の切り欠きと対向させて取外し用金具45の下
方から嵌合し、ついで僅かに回転させてフランジ部によ
り取外し用金具45を支持させ、その上部を分岐管3の
下部に固定するようにしてもよい。
【0028】この状態で、一体に結合されたスプリンク
ラヘッド10とヘッドカバー20を天井板50の下から
開口部51内に挿入し、永久磁石34をスイッチング手
段7と対向させて接続部13を継手2の分岐管3内に押
し込む。これにより、接続部13は分岐管3に設けたパ
ッキン5の開口部6内に、これを押し広げながら挿入さ
れ、接続部13はパッキン5の弾性により周囲から強く
押しつけられて固定され、その位置に保持される。この
ときの状態を図3に示す。
【0029】このとき、コイルばね47はその一部が分
岐管3の溝4内に収容され、取外し用金具45のフラン
ジ46との間に介装されて取外し用金具45を下方に付
勢するが、接続部13の基部が拡径されているため、こ
れに阻止されてそれ以上下降せず、スプリンクラヘッド
10のフランジ部11との間にすき間gを隔てて保持さ
れる。また、永久磁石34はスイッチング手段7に近接
して位置し、シーリングプレート48はその外周縁が天
井板50の下面に当接して、開口部51を閉塞する。
【0030】次に、本実施の形態における火災発生時の
作用について説明する。図3における監視状態において
は、スイッチング手段7の接点は永久磁石34に吸引さ
れて開放されており、電源から通電されていない。な
お、スイッチング手段7の接点を、永久磁石34により
閉成し、電源から常時又は間欠的に通電するようにして
もよい。
【0031】火災が発生して、その火炎や熱気流により
カバー41が加熱されると、フック43を取付けている
はんだ42が溶けてカバー41とばね36が分離し、拘
束が解除されてフリー状態となり、カバー41はばね3
6の分岐板38a〜38cのばね力によって下方に押し
出される。これにより、カバー41の上部がばね36の
支持腕37a〜37cから外れて押圧力がなくなるた
め、各支持腕37a〜37cはそのばね力によって外方
に変位し、係止部39a〜39cが取付部材21のフラ
ンジ23から離脱する。
【0032】この結果、図4に示すように、カバー41
がばね36のばね力及び自重により取付部材21から外
れて落下し、これに続いてばね36及びプロテクタ31
も自重により落下して、スプリンクラヘッド10の感熱
部15が露出する。プロテクタ31の落下により、これ
と一体化された永久磁石34も落下するため、永久磁石
34によって開放(又は閉成)されていたスイッチング
手段7の接点が閉成(又は開放)し、電源から通電(又
は通電停止)される。これにより、制御盤は火災が発生
したこと、及びスプリンクラヘッド10が動作すること
を検知し、警報等を発すると共に、送水ポンプ等(図示
せず)に制御信号を送信する。
【0033】露出した感熱部15が、火炎、熱気流等に
よってさらに加熱されると、分解機構14のはんだが溶
けて分解し、スプリンクラヘッド10の通水穴を閉塞し
ていた弁が落下して開栓すると共に、図5に示すよう
に、デフレクタ16が下降し、給水配管1及び継手2内
の消火水がスプリンクラヘッド10から放水され、消火
する。
【0034】消火水の放水による使用済みのスプリンク
ラヘッド10を交換する場合は、図6に示すように、シ
ーリングプレート48に設けた穴49から例えばL字状
の取外し工具52を挿入し、その先端部を、スプリンク
ラヘッド10のフランジ部11の上面と、取外し用金具
45のフランジ46の下面との間に形成されたすき間g
に差し込む。そして、取外し工具52を上昇させて取外
し用金具45を押し上げ、その先端部によりパッキン5
を押し上げて、スプリンクラヘッド10の接続部13を
パッキン5の拘束から解除する。この状態でスプリンク
ラヘッド10等を下方に引けば、スプリンクラヘッド1
0を分岐管3から取り外すことができる。使用済みのス
プリンクラヘッド10等を分岐管3から取り外したとき
は、前述の要領で新しいスプリンクラヘッド10等を分
岐管3に接続する。
【0035】上記のように構成した本実施の形態によれ
ば、構造が簡単でスプリンクラヘッド10をワンタッチ
で継手2の分岐管3に接続することができるので、明る
いところでは勿論、薄暗いところでも接続及び交換作業
を容易かつ短時間に行うことができる。また、仕様の異
なるスプリンクラヘッドや他社のスプリンクラヘッドを
間違って接続することもない。
【0036】また、信号線8が接続されたスイッチング
手段7を、スプリンクラヘッド10の分岐管3への取り
付けに先立ってあらかじめ継手2の分岐管3又はその近
傍に取り付ければよく、特にスイッチング手段7として
ヘッドカバー20に設けた永久磁石34によって非接触
で作動するリードスイッチを使用したので、天井板の設
置後において面倒なスイッチング手段7の配線作業を行
う必要がない。つまり、スイッチング手段7の信号線8
とコネクタ9a,9bとの結線作業は、天井板50やス
プリンクラヘッド10が設置される前に済ますことが可
能であり、この場合には天上板50がないので、容易に
結線作業を行うことができる。また、天井板50の設置
後でも、スプリンクラヘッド10の取り付け前であれ
ば、開口部51が十分に開口しているので、結線作業を
行い易い。
【0037】また、スプリンクラヘッド10は、分岐管
3に回転させることなくワンタッチで接続できるので、
継手2側にスイッチング手段7が設けられていても、ス
プリンクラヘッド10側の永久磁石34を容易にスイッ
チング手段7と対向するように位置合わせすることがで
きる。さらに、スイッチング手段7は、ヘッドカバー2
0に設けた永久磁石34によって制御され、火災の発生
によりカバー41等が落下することにより作動し、火災
信号やスプリンクラヘッド10の動作信号を制御盤等に
送信するようにしたので、動作がきわめて確実で、その
上火災の発生を早期に検知することができる。
【0038】[実施の形態2]上記の説明では、信号線
8が接続されたスイッチング手段7をあらかじめ分岐管
3又はその近傍に取付けておき、ヘッドカバー20と一
体的に結合されたスプリンクラヘッド10をワンタッチ
で分岐管3に接続する場合を示したが、本実施の形態に
おいては、ヘッドカバー20と一体的に結合されたスプ
リンクラヘッド10を、分岐管3にねじにより接合する
ようにしたものである。
【0039】すなわち、図7に示すように、分岐管3の
下部内周にめねじ3aを設けると共に、スプリンクラヘ
ッド10のフランジ11の上面に、外周におねじ17a
を有する円筒状の接続ねじ17を設け、ヘッドカバー2
0が装着されたスプリンクラヘッド10の接続ねじ17
を、分岐管3のめねじ3aに螺入して接続するようにし
たものである。なお、このとき、ヘッドカバー20に設
けた永久磁石34を、スイッチング手段7の近傍に位置
させる。本実施の形態における監視時及び火災発生時の
作用は、実施の形態1の場合と同様である。
【0040】本実施の形態によれば、信号線8が接続さ
れたスイッチング手段7をあらかじめ継手2の分岐管3
又はその近傍に取付けるようにしたので、天井板50の
設置後において面倒なスイッチング手段7の配線作業を
行う必要がない。つまり、スイッチング手段7の信号線
8とコネクタ9a,9bとの結線作業は、天井板50や
スプリンクラヘッド10が設置される前に済ますことが
可能であり、この場合には天上板50がないので、容易
に結線作業を行うことができる。また、天井板50の設
置後でも、スプリンクラヘッド10の取り付け前であれ
ば、開口部51が十分に開口しているので、結線作業を
行い易い。さらに、スイッチング手段7は、ヘッドカバ
ー20に設けた永久磁石34によって制御され、火災の
発生によりカバー41等が落下することにより作動し、
火災信号やスプリンクラヘッド10の動作信号を制御盤
等に送信するようにしたので、動作がきわめて確実で、
その上火災の発生を早期に検知することができる。
【0041】上記の各実施の形態においては、本発明に
図示のスプリンクラヘッドを用いた場合を示したが、本
発明はこれに限定するものではなく、他の構造の機械式
スプリンクラヘッド、さらには、グラスバルブ式のスプ
リンクラヘッドであってもよい。また、ヘッドカバーも
図示の構造に限定するものではなく、カバー及び永久磁
石を有し、スプリンクラヘッドと一体的に結合されて、
火災の発生によりスプリンクラヘッドが動作する前にカ
バーや永久磁石が落下する構造のものであればよい。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るスプリンクラ消火設備は、
給水配管に設けられた継手の分岐管内にパッキンを設
け、このパッキンにスプリンクラヘッドに設けた接続部
を圧入してワンタッチで接続するようにしたので、構造
が簡単でスプリンクラヘッドの接続がきわめて容易であ
る。
【0043】また、本発明に係るスプリンクラ消火設備
は、給水配管、分岐管を有し給水配管に設けられた継
手、スプリンクラヘッド、このスプリンクラヘッドの動
作又は火災の発生を検知するスイッチング手段、及びス
イッチング手段に接続される信号線を有し、分岐管内に
設けたパッキンにスプリンクラヘッドに設けた接続部を
圧入してワンタッチで接合するようにしたので、構造が
簡単でスプリンクラヘッドの接続がきわめて容易であ
り、その上、スイッチング手段によりスプリンクラヘッ
ドの動作又は火災の発生を確実に検知することができ
る。
【0044】上記それぞれのパッキンとスプリンクラヘ
ッドとの間に取外し用金具を挿入し、この取外し用金具
を押し上げることによりパッキンとスプリンクラヘッド
との結合を解除するようにしたので、スプリンクラヘッ
ドの交換が容易である。
【0045】また、本発明に係るスプリンクラ消火設備
は、給水配管に接続された継手の分岐管又はその近傍
に、信号線が接続されたスイッチング手段をあらかじめ
取付け、その後に分岐管にスプリンクラヘッドを接続す
るようにしたので、天井板の設置後に面倒な配線作業を
行う必要がない。
【0046】また、上記のスプリンクラヘッドに火災の
発生により一部が落下するヘッドカバーを装着し、この
ヘッドカバーに、スプリンクラヘッドを分岐管に接続し
たときに、スイッチング手段の近傍に位置しスイッチン
グ手段を制御する永久磁石を設けたので、火災の発生又
はスプリンクラヘッドの動作を早期かつ確実に検知する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の説明図である。
【図2】 図1のヘッドカバーの分解図である。
【図3】 図1のスプリンクラヘッドを分岐管に接続し
た状態を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1の作用説明図である。
【図5】 実施の形態1の作用説明図である。
【図6】 実施の形態1のスプリンクラヘッドの交換作
業の説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態2の説明図である。
【符号の説明】
1 給水配管、2 継手、3 分岐管、5 パッキン、
7 スイッチング手段、8 信号線、10 スプリンク
ラヘッド、11 フランジ部、13 接続部、15 感
熱部、17 接続ねじ、20 ヘッドカバー、21 取
付部材、31プロテクタ、36 ばね、41 カバー、
45 取外し用金具、50 天井板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水配管と、分岐管を有し該給水配管に
    設けられた継手と、前記分岐管に接続されるスプリンク
    ラヘッドとを備えたスプリンクラ消火設備において、 前記分岐管内にリング状のパッキンを設けると共に、前
    記スプリンクラヘッドのフランジ部の上面に円筒状の接
    続部を設け、該接続部を前記パッキンに圧入して前記分
    岐管に直接スプリンクラヘッドを接続することを特徴と
    するスプリンクラ消火設備。
  2. 【請求項2】 給水配管と、分岐管を有し該給水配管に
    設けられた継手と、前記分岐管に接続されるスプリンク
    ラヘッドと、該スプリンクラヘッドの動作又は火災の発
    生を検知するスイッチング手段と、該スイッチング手段
    に接続される信号線とを備えたスプリンクラ消火設備に
    おいて、 前記分岐管内にリング状のパッキンを設けると共に、前
    記スプリンクラヘッドのフランジ部の上面に円筒状の接
    続部を設け、該接続部を前記パッキンに圧入して前記分
    岐管に直接スプリンクラヘッドを接続することを特徴と
    するスプリンクラ消火設備。
  3. 【請求項3】 パッキンとスプリンクラヘッドとの間に
    配設され、押し上げることにより前記パッキンとスプリ
    ンクラヘッドとの結合を解除する取り外し用金具を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載のスプリンクラ
    消火設備。
  4. 【請求項4】 給水配管と、分岐管を有し該給水配管に
    設けられた継手と、前記分岐管に接続されるスプリンク
    ラヘッドと、該スプリンクラヘッドの動作又は火災の発
    生を検知するスイッチング手段と、該スイッチング手段
    に接続される信号線とを備えたスプリンクラ消火設備に
    おいて、 前記信号線が接続されたスイッチング手段をあらかじめ
    前記分岐管又はその近傍に取付けたのち、前記分岐管に
    スプリンクラヘッドを接続することを特徴とするスプリ
    ンクラ消火設備。
  5. 【請求項5】 スプリンクラヘッドに装着され、火災の
    発生により少なくともその一部が落下するヘッドカバー
    を有し、該ヘッドカバーに、前記スプリンクラヘッドを
    分岐管に接続したときにスイッチング手段の近傍に位置
    する永久磁石を設けたことを特徴とする請求項4記載の
    スプリンクラ消火設備。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172385A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Toto Ltd スプリンクラー装置の固定装置及び固定方法
JP2010172386A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Toto Ltd スプリンクラー装置の固定装置及び固定方法
KR101243929B1 (ko) * 2011-01-10 2013-03-14 주식회사 하이스텐 정체수 방지 기능을 가진 관연결구
JP2016083273A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 ヤマトプロテック株式会社 スプリンクラーヘッド
KR102349364B1 (ko) * 2021-03-22 2022-01-11 (주)하나종합테크 건축물 스프링클러 고정장치

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