JPH07213638A - 接点情報送出型自動消火装置 - Google Patents
接点情報送出型自動消火装置Info
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- JPH07213638A JPH07213638A JP2354794A JP2354794A JPH07213638A JP H07213638 A JPH07213638 A JP H07213638A JP 2354794 A JP2354794 A JP 2354794A JP 2354794 A JP2354794 A JP 2354794A JP H07213638 A JPH07213638 A JP H07213638A
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- JP
- Japan
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- micro switch
- fire
- microswitch
- slit
- hammer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動消火器が作動した場合に、集中監視シス
テムに自動的、且つ確実に通報できる接点情報送出型自
動消火装置を提供する。 【構成】 消火薬剤を貯蔵し、噴射ノズルを下面に露出
させたタンクと、封緘部を有し該封緘部を開封すること
により炭酸ガスをタンク内に導通する炭酸ガスボンベ
と、撃針先端に設けた開封ピンが上記炭酸ガスボンベの
封緘部と対峙し、撃針の尾部には圧縮されたスプリング
によりハンマーが係止され、該ハンマーはハンダにより
係止されたレバーによりスプリングを圧縮状態に維持し
ている開封部材とからなる自動消火装置消火装置におい
て、開封部材を収納する開封筒にスリットを設け、該ス
リットに固定板を挿入し、スリットから突出した固定板
の一端に、集中監視システムと連通したマイクロスイッ
チを固定し、ハンマーが上昇したとき、マイクロスイッ
チが集中監視システムに信号を送るように固定されてい
る。
テムに自動的、且つ確実に通報できる接点情報送出型自
動消火装置を提供する。 【構成】 消火薬剤を貯蔵し、噴射ノズルを下面に露出
させたタンクと、封緘部を有し該封緘部を開封すること
により炭酸ガスをタンク内に導通する炭酸ガスボンベ
と、撃針先端に設けた開封ピンが上記炭酸ガスボンベの
封緘部と対峙し、撃針の尾部には圧縮されたスプリング
によりハンマーが係止され、該ハンマーはハンダにより
係止されたレバーによりスプリングを圧縮状態に維持し
ている開封部材とからなる自動消火装置消火装置におい
て、開封部材を収納する開封筒にスリットを設け、該ス
リットに固定板を挿入し、スリットから突出した固定板
の一端に、集中監視システムと連通したマイクロスイッ
チを固定し、ハンマーが上昇したとき、マイクロスイッ
チが集中監視システムに信号を送るように固定されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井に設置して使用する
下方放出型の自動消火装置であって、自動消火装置が作
動した場合に、この事実を火災警報監視盤、緊急通報シ
ステム或いは防犯装置などの集中監視システムに自動
的、且つ確実に通報できる接点情報送出型自動消火装置
に関する。
下方放出型の自動消火装置であって、自動消火装置が作
動した場合に、この事実を火災警報監視盤、緊急通報シ
ステム或いは防犯装置などの集中監視システムに自動
的、且つ確実に通報できる接点情報送出型自動消火装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】消火に必要な消火薬剤を貯蔵し消火薬剤
噴射ノズルを下面に露出させたドーナツ型タンクと、封
緘部を有し該封緘部を開封することにより炭酸ガスをタ
ンク内に導通する炭酸ガスボンベと、開封筒内に収納さ
れた開封部材とからなり、この開封部材は撃針先端に設
けた開封ピンが上記炭酸ガスボンベの封緘部とわずかな
間隙を保って対峙し、撃針の尾部には圧縮されたスプリ
ングによりハンマーが係止され、該ハンマーは熱溶融性
のハンダにより係止されたレバーによりスプリングを圧
縮状態に維持している下方放出型自動消火装置は従来か
ら本出願人らによって販売されている。
噴射ノズルを下面に露出させたドーナツ型タンクと、封
緘部を有し該封緘部を開封することにより炭酸ガスをタ
ンク内に導通する炭酸ガスボンベと、開封筒内に収納さ
れた開封部材とからなり、この開封部材は撃針先端に設
けた開封ピンが上記炭酸ガスボンベの封緘部とわずかな
間隙を保って対峙し、撃針の尾部には圧縮されたスプリ
ングによりハンマーが係止され、該ハンマーは熱溶融性
のハンダにより係止されたレバーによりスプリングを圧
縮状態に維持している下方放出型自動消火装置は従来か
ら本出願人らによって販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この装置は火災の発生
を熱により検知し、自動的に天井から消火剤を散布する
形式であり、天井に装着する下方放出型であるため、有
効に初期火災を消火することができる優れた消火装置で
ある。しかしながら、この消火装置のみでは消火薬剤タ
ンクに収納された消火薬剤を使用し尽くしても、完全に
消火していない場合には速やかに外部に通報し、完全に
消火しなければならない。
を熱により検知し、自動的に天井から消火剤を散布する
形式であり、天井に装着する下方放出型であるため、有
効に初期火災を消火することができる優れた消火装置で
ある。しかしながら、この消火装置のみでは消火薬剤タ
ンクに収納された消火薬剤を使用し尽くしても、完全に
消火していない場合には速やかに外部に通報し、完全に
消火しなければならない。
【0004】本発明の自動消火装置の作動と同時にブザ
ーを作動させる発明も開示されているが、単なるブザー
のみであればその音量に制限があり、部屋が離れている
場合や孤立した家屋や建物、老人ホームなどで管理室が
離れている場合には検知し得ない。また、完全に鎮火し
た場合であっても、一旦火災が発生した以上他人の助け
を必要とするものである。そのためには、この自動消火
装置が作動した事実を、集合住宅の場合には管理人室や
防災センターの火災警報監視盤を点滅させ、或いは緊急
通報システムや防犯装置などと連通させることが必要で
ある。更に、通報装置を装着することによって、ハンマ
ーの開封力に悪影響を与えない通報装置が求められてい
た。
ーを作動させる発明も開示されているが、単なるブザー
のみであればその音量に制限があり、部屋が離れている
場合や孤立した家屋や建物、老人ホームなどで管理室が
離れている場合には検知し得ない。また、完全に鎮火し
た場合であっても、一旦火災が発生した以上他人の助け
を必要とするものである。そのためには、この自動消火
装置が作動した事実を、集合住宅の場合には管理人室や
防災センターの火災警報監視盤を点滅させ、或いは緊急
通報システムや防犯装置などと連通させることが必要で
ある。更に、通報装置を装着することによって、ハンマ
ーの開封力に悪影響を与えない通報装置が求められてい
た。
【0005】
【課題解決の手段】本発明は上記課題を解決することを
目的とし、その構成は、消火薬剤を貯蔵し消火薬剤噴射
ノズルを下面に露出させたドーナツ型タンクの中心部
に、封緘部を有し該封緘部を開封することにより炭酸ガ
スをタンク内に導通する炭酸ガスボンベと、開封筒内に
収納された開封部材が上部固定ナット及び下部固定ナッ
トにより固定され、該開封部材は撃針先端に設けた開封
ピンが上記炭酸ガスボンベの封緘部と対峙し、撃針の尾
部には圧縮されたスプリングによりハンマーが係止さ
れ、該ハンマーはハンダにより係止されたレバーにより
スプリングを圧縮状態に維持している下方放出型自動消
火装置において、開封筒にスリットを設け、該スリット
に固定板が挿入され、スリットから突出した固定板の一
端に、集中監視システムと連通したマイクロスイッチを
固定し、該固定板が、ハンマーが上昇したとき、マイク
ロスイッチも上昇するように配置されていると共に、マ
イクロスイッチが上昇したとき、下部固定ナットに接触
してマイクロスイッチが集中監視システムに信号を送る
ように固定されていることを特徴とする。
目的とし、その構成は、消火薬剤を貯蔵し消火薬剤噴射
ノズルを下面に露出させたドーナツ型タンクの中心部
に、封緘部を有し該封緘部を開封することにより炭酸ガ
スをタンク内に導通する炭酸ガスボンベと、開封筒内に
収納された開封部材が上部固定ナット及び下部固定ナッ
トにより固定され、該開封部材は撃針先端に設けた開封
ピンが上記炭酸ガスボンベの封緘部と対峙し、撃針の尾
部には圧縮されたスプリングによりハンマーが係止さ
れ、該ハンマーはハンダにより係止されたレバーにより
スプリングを圧縮状態に維持している下方放出型自動消
火装置において、開封筒にスリットを設け、該スリット
に固定板が挿入され、スリットから突出した固定板の一
端に、集中監視システムと連通したマイクロスイッチを
固定し、該固定板が、ハンマーが上昇したとき、マイク
ロスイッチも上昇するように配置されていると共に、マ
イクロスイッチが上昇したとき、下部固定ナットに接触
してマイクロスイッチが集中監視システムに信号を送る
ように固定されていることを特徴とする。
【0006】本発明の自動消火装置は、消火に必要な消
火薬剤を貯蔵し消火薬剤噴射ノズルを下面に露出させた
ドーナツ型タンクと、封緘部を有し該封緘部を開封する
ことにより炭酸ガスをタンク内に導通する液化炭酸ガス
ボンベと開封部材からなる。開封部材は開封筒内に収納
され、炭酸ガスボンベの下部に位置する。開封筒内にお
いては、液化炭酸ガスボンベの封緘部には開封ピンがわ
ずかな間隔を保って対峙し、この開封ピンの尾部には、
レバーにより圧縮された状態に維持されたスプリングを
介してハンマーが設けられ、上記レバーは、容器に収納
され、他の素材で封緘されたハンダを介して係合部に押
圧され、上記半田が溶融した場合にレバーの係合が解除
され、スプリングの弾撥力により開封ピンが液化炭酸ガ
スボンベを開封し、炭酸ガスが消火薬剤タンクに流入
し、その圧力により消火薬剤が噴射される天井取付型自
動消火装置である。更に、炭酸ガスボンベが開封するこ
とにより噴出した炭酸ガスをタンクに導く導通路をボン
ベと開封筒との間に設けこの部位を上部固定ナット及び
下部固定ナットにより固定したものである。
火薬剤を貯蔵し消火薬剤噴射ノズルを下面に露出させた
ドーナツ型タンクと、封緘部を有し該封緘部を開封する
ことにより炭酸ガスをタンク内に導通する液化炭酸ガス
ボンベと開封部材からなる。開封部材は開封筒内に収納
され、炭酸ガスボンベの下部に位置する。開封筒内にお
いては、液化炭酸ガスボンベの封緘部には開封ピンがわ
ずかな間隔を保って対峙し、この開封ピンの尾部には、
レバーにより圧縮された状態に維持されたスプリングを
介してハンマーが設けられ、上記レバーは、容器に収納
され、他の素材で封緘されたハンダを介して係合部に押
圧され、上記半田が溶融した場合にレバーの係合が解除
され、スプリングの弾撥力により開封ピンが液化炭酸ガ
スボンベを開封し、炭酸ガスが消火薬剤タンクに流入
し、その圧力により消火薬剤が噴射される天井取付型自
動消火装置である。更に、炭酸ガスボンベが開封するこ
とにより噴出した炭酸ガスをタンクに導く導通路をボン
ベと開封筒との間に設けこの部位を上部固定ナット及び
下部固定ナットにより固定したものである。
【0007】この消火装置が作動したとき、すなわち火
災が発生した場合には確実な鎮火、事後処理などを考慮
すると直ちに外部に通報する必要がある。そこで、本発
明はハンマーと連動するマイクロスイッチを消火装置本
体に装着し、集合住宅の場合は、管理人室や防災センタ
ーの火災警報監視盤と連動させて部屋番号などを通報
し、高齢者や身体不自由者のための緊急通報システムと
連動させ、或いは防犯装置と連動させるものである。
災が発生した場合には確実な鎮火、事後処理などを考慮
すると直ちに外部に通報する必要がある。そこで、本発
明はハンマーと連動するマイクロスイッチを消火装置本
体に装着し、集合住宅の場合は、管理人室や防災センタ
ーの火災警報監視盤と連動させて部屋番号などを通報
し、高齢者や身体不自由者のための緊急通報システムと
連動させ、或いは防犯装置と連動させるものである。
【0008】上記の集中監視システムは、一般に微弱電
流、微弱電圧により作動するものが多く、更に防犯装置
のように通常は通電した状態に保たれている形式と、火
災警報装置のように通常は通電しない状態にした形式の
ものなどさまざまである。これら種々の集中監視システ
ムに適応するスイッチとして、市販のマイクロスイッチ
はいずれの形式にも対応できて好ましいものである。ま
た、微弱電流においては接点のわずかな汚れや酸化も通
電不良の原因になるため、スイッチ部位に汚染防止処理
を施したもの、シール型のものなどを使用することが好
ましい。
流、微弱電圧により作動するものが多く、更に防犯装置
のように通常は通電した状態に保たれている形式と、火
災警報装置のように通常は通電しない状態にした形式の
ものなどさまざまである。これら種々の集中監視システ
ムに適応するスイッチとして、市販のマイクロスイッチ
はいずれの形式にも対応できて好ましいものである。ま
た、微弱電流においては接点のわずかな汚れや酸化も通
電不良の原因になるため、スイッチ部位に汚染防止処理
を施したもの、シール型のものなどを使用することが好
ましい。
【0009】更に、本発明のハンマーは厚さ1mmもの
炭酸ガスボンベの封緘部を瞬時に破る能力を有するた
め、ハンマー作動の衝撃はきわめて大きく、マイクロス
イッチ自体を破損するおそれがあるため、衝撃を緩和し
て接点と接触できるヒンジ型マイクロスイッチであるこ
とが好ましい。マイクロスイッチはリード線により所定
の集中監視システムと連通する。更に、マイクロスイッ
チは軽量であるため、マイクロスイッチを作動させるに
要する力はハンマーを作動させる力の約1/1000で
あり、消火装置の機能に全く悪影響を及ぼさない。
炭酸ガスボンベの封緘部を瞬時に破る能力を有するた
め、ハンマー作動の衝撃はきわめて大きく、マイクロス
イッチ自体を破損するおそれがあるため、衝撃を緩和し
て接点と接触できるヒンジ型マイクロスイッチであるこ
とが好ましい。マイクロスイッチはリード線により所定
の集中監視システムと連通する。更に、マイクロスイッ
チは軽量であるため、マイクロスイッチを作動させるに
要する力はハンマーを作動させる力の約1/1000で
あり、消火装置の機能に全く悪影響を及ぼさない。
【0010】マイクロスイッチを装着するために、本発
明においては開封筒のハンマーの移動空間に該当する部
位にスリットを設ける。スリットに、一端にマイクロス
イッチを搭載した固定板を挿入し、この固定板が移動し
ないように一端を撃針の尾部に固定させて支持すること
もできる。また、スリットはマイクロスイッチが作動で
きる程度に固定板を上下動できる幅を要する。
明においては開封筒のハンマーの移動空間に該当する部
位にスリットを設ける。スリットに、一端にマイクロス
イッチを搭載した固定板を挿入し、この固定板が移動し
ないように一端を撃針の尾部に固定させて支持すること
もできる。また、スリットはマイクロスイッチが作動で
きる程度に固定板を上下動できる幅を要する。
【0011】または、対向する部位に2箇所のスリット
を設け、2箇所のスリットを貫通する固定板を撃針尾部
より下部に挿入し、マイクロスイッチを搭載していない
他端を折り曲げ、或いはストッパーを付し係止部とする
方法もある。この場合、固定板の中央部に撃針の尾部を
接触せずに貫通することができる穿孔を設ければ、撃針
の尾部が突出している空間にも固定板を配設することが
できる。或いは、2箇所のスリットを結ぶ線を撃針尾部
と接触しない端部に設け、すなわち固定板を、中心部を
はずれた位置に設けても本発明の目的を達成することが
できる。
を設け、2箇所のスリットを貫通する固定板を撃針尾部
より下部に挿入し、マイクロスイッチを搭載していない
他端を折り曲げ、或いはストッパーを付し係止部とする
方法もある。この場合、固定板の中央部に撃針の尾部を
接触せずに貫通することができる穿孔を設ければ、撃針
の尾部が突出している空間にも固定板を配設することが
できる。或いは、2箇所のスリットを結ぶ線を撃針尾部
と接触しない端部に設け、すなわち固定板を、中心部を
はずれた位置に設けても本発明の目的を達成することが
できる。
【0012】マイクロスイッチの搭載位置は開封筒の外
側の下部固定ナットの下が好ましい。下部固定ナット
は、タンクの中央部において上部固定ナットと共に炭酸
ガス導通路を挟んで、タンクと炭酸ガスボンベと開封部
を連結固定する部材であり、開封筒の外部に突出してい
る。したがって、マイクロスイッチが上昇したとき、接
点が確実に且つ破損することなく下部固定ナットの下端
に接触する位置にマイクロスイッチを搭載する。
側の下部固定ナットの下が好ましい。下部固定ナット
は、タンクの中央部において上部固定ナットと共に炭酸
ガス導通路を挟んで、タンクと炭酸ガスボンベと開封部
を連結固定する部材であり、開封筒の外部に突出してい
る。したがって、マイクロスイッチが上昇したとき、接
点が確実に且つ破損することなく下部固定ナットの下端
に接触する位置にマイクロスイッチを搭載する。
【0013】以下図面を参照し、本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の1実施例の断面図である。Aは消火
薬剤タンク、Bは炭酸ガスボンベ、Cは開封部材であ
る。11は消火薬剤タンク下端に設けられた噴射ノズル
であり、ノズルキャップ12で保護されている。13は
噴射ノズル11の基部に設けられたゴム膜であり、タン
ク内の消火薬剤14を漏洩することなく密封してきる。
15は天井取付け金具、16は炭酸ガスボンベの封緘部
であり、撃針7の先端に設けられた開封ピン17が対峙
している。18は噴射した炭酸ガスの消火薬剤タンクA
への導通路である。この導通路18の上部では、環状の
上部固定ナット6が、消火薬剤タンクAに炭酸ガスボン
ベBをケースごと固定し、導通路18の下部では環状の
下部固定ナット5が、消火薬剤タンクAに、開封部材C
を収納した開封筒19を開封部材ごと固定している。
る。図1は本発明の1実施例の断面図である。Aは消火
薬剤タンク、Bは炭酸ガスボンベ、Cは開封部材であ
る。11は消火薬剤タンク下端に設けられた噴射ノズル
であり、ノズルキャップ12で保護されている。13は
噴射ノズル11の基部に設けられたゴム膜であり、タン
ク内の消火薬剤14を漏洩することなく密封してきる。
15は天井取付け金具、16は炭酸ガスボンベの封緘部
であり、撃針7の先端に設けられた開封ピン17が対峙
している。18は噴射した炭酸ガスの消火薬剤タンクA
への導通路である。この導通路18の上部では、環状の
上部固定ナット6が、消火薬剤タンクAに炭酸ガスボン
ベBをケースごと固定し、導通路18の下部では環状の
下部固定ナット5が、消火薬剤タンクAに、開封部材C
を収納した開封筒19を開封部材ごと固定している。
【0014】20はハンダ容器22に収納されたハンダ
であり、容器は吸熱板21と接触しながらレバー10を
開封筒19の下端に設けたテーパ部23に押しつけてい
る。すなわち、レバー10は先端部がテーパ部23と係
合している。レバー10の他端はハンマー4に固定し、
ハンマー4はレバー10により下方に引かれてスプリン
グ9を圧縮した状態にある。24はハンダの押圧ピンで
ある。
であり、容器は吸熱板21と接触しながらレバー10を
開封筒19の下端に設けたテーパ部23に押しつけてい
る。すなわち、レバー10は先端部がテーパ部23と係
合している。レバー10の他端はハンマー4に固定し、
ハンマー4はレバー10により下方に引かれてスプリン
グ9を圧縮した状態にある。24はハンダの押圧ピンで
ある。
【0015】火災が発生した場合にはその熱を吸熱板2
1が吸収し速やかにハンダの温度が上がり溶融する。ハ
ンダ20が溶融した結果、レバー10に対する押圧力が
解除され、スプリング9の弾撥力によりハンマー4が上
昇し、撃針尾部8を叩き、封緘部16を開放する。その
結果、噴出した炭酸ガスは導通路18を経て消火薬剤タ
ンク上部に集まり、その圧力によりゴム膜13が破れ、
且つノズルキャップを飛ばし、消火薬剤14を噴射ノズ
ル11から室内一面に噴射して消火する。
1が吸収し速やかにハンダの温度が上がり溶融する。ハ
ンダ20が溶融した結果、レバー10に対する押圧力が
解除され、スプリング9の弾撥力によりハンマー4が上
昇し、撃針尾部8を叩き、封緘部16を開放する。その
結果、噴出した炭酸ガスは導通路18を経て消火薬剤タ
ンク上部に集まり、その圧力によりゴム膜13が破れ、
且つノズルキャップを飛ばし、消火薬剤14を噴射ノズ
ル11から室内一面に噴射して消火する。
【0016】3は固定板であり、開封筒19の対向する
位置に2箇所設けられたスリット2を貫通している。す
なわち、2個のスリットを結ぶ線は開封筒19の中心を
通過する。その一端にはマイクロスイッチ1を接点部位
を上にして搭載し、他端は下方に折り曲げられてマイク
ロスイッチの位置ずれを防止している。
位置に2箇所設けられたスリット2を貫通している。す
なわち、2個のスリットを結ぶ線は開封筒19の中心を
通過する。その一端にはマイクロスイッチ1を接点部位
を上にして搭載し、他端は下方に折り曲げられてマイク
ロスイッチの位置ずれを防止している。
【0017】本実施例においてはヒンジ型で且つシール
型のマイクロスイッチを使用した。更に、固定板3の中
央部に撃針尾部8の径よりはるかに大きい径の穿孔を設
け固定板3を撃針尾部より上に位置させた。25は炭酸
ガスボンベのケースの外周に固定された端子台であり、
マイクロスイッチと連結され、マイクロスイッチからの
信号を更に集中監視システムへの回線が連結している。
型のマイクロスイッチを使用した。更に、固定板3の中
央部に撃針尾部8の径よりはるかに大きい径の穿孔を設
け固定板3を撃針尾部より上に位置させた。25は炭酸
ガスボンベのケースの外周に固定された端子台であり、
マイクロスイッチと連結され、マイクロスイッチからの
信号を更に集中監視システムへの回線が連結している。
【0018】火災の発生によりハンマー4が上昇して撃
針尾部8を叩くと、固定板3も当然にハンマー4により
上昇させられる。マイクロスイッチ1も固定板と同時に
上昇し、接点部位が下部固定ナット5の下端に押圧され
て接触し、電気信号が集中監視システムに送られて火災
の発生を知らせることができる。
針尾部8を叩くと、固定板3も当然にハンマー4により
上昇させられる。マイクロスイッチ1も固定板と同時に
上昇し、接点部位が下部固定ナット5の下端に押圧され
て接触し、電気信号が集中監視システムに送られて火災
の発生を知らせることができる。
【0019】図2には通常状態におけるマイクロスイッ
チの接点部位の説明図を、図3には作動状態におけるマ
イクロスイッチの接点部位の説明図を示した。26はヒ
ンジレバーであり、先端は下部固定ナット5に近接して
いる。27は接点である。図2においては接点27とレ
バー26は接触していない。図3においては、接点27
とレバー26は接触し、信号が集中監視システムに送ら
れる。ヒンジレバーを使用したことにより、ハンマーの
衝撃を吸収することができると共に、レバーの作動距離
の公差を拡大できる利点を有する。
チの接点部位の説明図を、図3には作動状態におけるマ
イクロスイッチの接点部位の説明図を示した。26はヒ
ンジレバーであり、先端は下部固定ナット5に近接して
いる。27は接点である。図2においては接点27とレ
バー26は接触していない。図3においては、接点27
とレバー26は接触し、信号が集中監視システムに送ら
れる。ヒンジレバーを使用したことにより、ハンマーの
衝撃を吸収することができると共に、レバーの作動距離
の公差を拡大できる利点を有する。
【0020】
【発明の効果】本発明により、天井装着方式で下方放出
型の自動消火装置において、自動消火装置が作動した事
実を遠方の集中監視システムに確実に通報してより確実
な消火と人身の安全を図ることができると共に、通報す
ることにより火災時の自動消火装置の作動に何らの影響
も与えるおそれがなく、誤作動の危険もない。
型の自動消火装置において、自動消火装置が作動した事
実を遠方の集中監視システムに確実に通報してより確実
な消火と人身の安全を図ることができると共に、通報す
ることにより火災時の自動消火装置の作動に何らの影響
も与えるおそれがなく、誤作動の危険もない。
【図1】図1は本発明の1実施例の断面図である。
【図2】図2は通常状態におけるマイクロスイッチの接
点部位の説明図である。
点部位の説明図である。
【図3】図3には作動状態におけるマイクロスイッチの
接点部位の説明図である。
接点部位の説明図である。
A 消火薬剤タンク B 炭酸ガスボンベ C 開封部材 1 マイクロスイッチ 2 スリット 3 固定板 4 ハンマー 5 下部固定ナット 6 上部固定ナット 7 撃針 8 撃針尾部 9 スプリング 10 レバー 11 噴射ノズル 12 ノズルキャップ 13 ゴム膜 14 消火薬剤 15 天井取付け金具 16 封緘部 17 開封ピン 18 導通路 19 開封筒 20 ハンダ 21 吸熱板 22 ハンダ容器 23 テーパ部 24 ハンダの押圧ピン 25 端子台 26 ヒンジレバー 27 接点
Claims (3)
- 【請求項1】 消火薬剤を貯蔵し消火薬剤噴射ノズルを
下面に露出させたドーナツ型タンクの中心部に、封緘部
を有し該封緘部を開封することにより炭酸ガスをタンク
内に導通する炭酸ガスボンベと、開封筒内に収納された
開封部材が上部固定ナット及び下部固定ナットにより固
定され、該開封部材は撃針先端に設けた開封ピンが上記
炭酸ガスボンベの封緘部と対峙し、撃針の尾部には圧縮
されたスプリングによりハンマーが係止され、該ハンマ
ーはハンダにより係止されたレバーによりスプリングを
圧縮状態に維持している下方放出型自動消火装置におい
て、開封筒にスリットを設け、該スリットに固定板が挿
入され、スリットから突出した固定板の一端に、集中監
視システムと連通したマイクロスイッチを固定し、該固
定板が、ハンマーが上昇したとき、マイクロスイッチも
上昇するように配置されていると共に、マイクロスイッ
チが上昇したとき、下部固定ナットに接触してマイクロ
スイッチが集中監視システムに信号を送るように固定さ
れていることを特徴とする接点情報送出型自動消火装
置。 - 【請求項2】 マイクロスイッチがヒンジ型マイクロス
イッチであることを特徴とする請求項第1項記載の接点
情報送出型自動消火装置。 - 【請求項3】 開封筒の対向する面に2個のスリットを
設け、該スリット内に中央部に撃針尾部と接触しない穿
孔を設け、両端をスリットから突出させ、一端にマイク
ロスイッチを装着し、他端に固定板が抜けないための係
止部を設けたことを特徴とする請求項第1項または第2
項記載の接点情報送出型自動消火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2354794A JPH07213638A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 接点情報送出型自動消火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2354794A JPH07213638A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 接点情報送出型自動消火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07213638A true JPH07213638A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=12113514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2354794A Pending JPH07213638A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 接点情報送出型自動消火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07213638A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003043700A1 (fr) * | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Kazuo Aoki | Extincteur automatique |
CN106099821A (zh) * | 2016-08-09 | 2016-11-09 | 深圳市国电投资有限公司 | 一种智能型消防一体化盖板及监测、灭火一体化系统 |
WO2018051662A1 (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | エース21グループ株式会社 | 自動消火装置 |
CN109513144A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-03-26 | 江苏荣圣汽车零部件有限公司 | 一种自动灭火装置 |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP2354794A patent/JPH07213638A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018042714A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | エース21グループ株式会社 | 自動消火装置 |
CN109513144A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-03-26 | 江苏荣圣汽车零部件有限公司 | 一种自动灭火装置 |
CN109513144B (zh) * | 2018-09-28 | 2023-10-27 | 江苏荣圣汽车零部件有限公司 | 一种自动灭火装置 |
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