JP2000354342A - 磁石モータ製造方法、磁石モータ及び該磁石モータを備えた密閉型圧縮機 - Google Patents

磁石モータ製造方法、磁石モータ及び該磁石モータを備えた密閉型圧縮機

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JP2000354342A
JP2000354342A JP11160227A JP16022799A JP2000354342A JP 2000354342 A JP2000354342 A JP 2000354342A JP 11160227 A JP11160227 A JP 11160227A JP 16022799 A JP16022799 A JP 16022799A JP 2000354342 A JP2000354342 A JP 2000354342A
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JP
Japan
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permanent magnet
hole
rotor
magnet
motor
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JP11160227A
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Makoto Hattori
誠 服部
Masahiko Hirose
雅彦 広瀬
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石と永久磁石用孔とのはめ合い公差を
精密に設定することなく磁束の低下と電磁音の発生とを
防止することが可能であり、したがって生産性の向上お
よびコストの低減を実現する磁石モータ製造方法、磁石
モータ及び該磁石モータを備えた密閉型圧縮機を提供す
ること。 【解決手段】 ロータに設けられた永久磁石用孔に永久
磁石を挿入した後、前記永久磁石用孔の周壁を該永久磁
石用孔の内側方向に膨出させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉型圧縮機等に
使用される磁石モータの製造方法、磁石モータ及び該磁
石モータを備えた密閉型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】密閉型圧縮機に備えられた従来のモータ
の一例を図19に示した。図19において、(A)は(B)の
A−A線に沿う縦断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う横断面
図である。モータ50は、ステータ51及びロータ52
から構成されている。ステータ51は磁性鋼板を多数積
層してなる円筒状コア53と、その内周壁において周方
向に所定の間隔を隔てて設けられた複数のスロット54
とを備え、スロット54には多数の電線55が収容され
ている。
【0003】ロータ52は磁性鋼板を多数積層してなる
鉄芯56と、該鉄芯56の周方向に所定の間隔を隔てて
複数(本図では4個)設けられた永久磁石57とを備え
ている。永久磁石57は鉄芯56に設けられた永久磁石
用孔56aに圧入されており、その磁極を周方向に向け
ている。また、鉄芯56の中心には回転軸58が貫通固
定される回転軸用孔64が設けられ、該回転軸用孔64
周囲には、リベット挿入孔65が4つ設けられている。
リベット挿入孔65は、各々隣合う二つの永久磁石57
の中間に位置して設けられている。ロータ52の上端に
は上端板61、下端には下端板62が設けられ、鉄芯5
6、永久磁石57、上端板61、及び下端板62は、リ
ベット挿入孔65に挿入されたリベット63によって互
いに一体化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
おいて、鉄芯56に設けられた永久磁石用孔56aに永
久磁石57を圧入する際、もしはめ合い公差が大きけれ
ば鉄芯56と永久磁石57との間に隙間が生じ、永久磁
石57が固定されないため発生磁界が不安定となり、磁
束の低下や電磁音の発生等の不具合を招くという問題が
ある。これを防ぐためには、はめ合い公差を精密に設定
して永久磁石及び永久磁石用孔を形成しなければなら
ず、生産性が悪くコストが高くなるという問題があっ
た。
【0005】上記事情に鑑み、本発明においては永久磁
石と永久磁石用孔とのはめ合い公差を精密に設定するこ
となく磁束の低下と電磁音の発生とを防止することが可
能であり、したがって生産性の向上およびコストの低減
を実現する磁石モータ製造方法、磁石モータ及び該磁石
モータを備えた密閉型圧縮機を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁石モー
タ製造方法は、ロータに設けられた永久磁石用孔に永久
磁石を挿入した後、前記永久磁石用孔の周壁を該永久磁
石用孔の内側方向に膨出させることを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の磁石モータは、ロー
タとステータとにより構成され、前記ロータには永久磁
石用孔が設けられ、該永久磁石用孔内に永久磁石を備え
ている磁石モータにおいて、前記永久磁石用孔の周壁に
は、該永久磁石用孔の内側方向に膨出している膨出部が
形成されていることを特徴とする。
【0008】この磁石モータ製造方法及び磁石モータに
おいては、膨出部によって永久磁石が永久磁石用孔内で
確実に固定される。この膨出部は、以下のように形成さ
れる。
【0009】すなわち、前記ロータに、前記永久磁石用
孔に近接してリベット挿入孔を設け、該リベット挿入孔
に挿入されたリベットがリベット挿入孔の周壁を前記永
久磁石用孔方向に押圧していることにより、前記永久磁
石用孔の周壁に前記膨出部が形成される。例えば、図5
に示すようにリベット123に大径部123bを設けて
おき、このリベット123をリベット挿入孔124に圧
入すると、大径部123bがその周囲の壁部を押圧し、
リベット挿入孔124に近接する永久磁石用孔116の
周壁116aには、この押圧力を受けて図4に示すよう
な膨出部106cが形成される。
【0010】また、ロータの外周壁を押圧することによ
り、前記膨出部を前記ロータの内部方向、すなわちロー
タの径方向内側に膨出させるように形成することができ
る。例えば、図7(B)に示すようにロータ102の外周
壁102aをロータ102の中心方向に局所的に押圧す
ると、前記永久磁石用孔の周壁116aに膨出部109
が形成される。
【0011】さらにまた、回転軸が貫通する回転軸用孔
を前記ロータに設け、該回転軸用孔の周壁にスリットを
設ける。この回転軸用孔に回転軸を圧入すると、周壁が
永久磁石用孔内側方向に膨出し、膨出部が形成される。
具体的には、例えば図9に示すように、回転軸用孔周壁
114bの永久磁石用孔116の幅方向中心に相当する
位置に、90度間隔でスリット114aを設ける。永久
磁石用孔116に回転軸108を圧入すると、図10に
示すように圧入力によってスリット114aが変形し
て、回転軸用孔114と永久磁石用孔116との間の細
鉄部106dが、永久磁石用孔116内側方向(図面右
側)に膨出し、膨出部106eが形成される。
【0012】また、膨出部を形成する他の方法として、
前記ロータは板体を積層して形成される構成とし、各々
の板体の前記永久磁石用孔の縁部に、該永久磁石用孔の
内側方向に膨出しているリップ部を設けておき、このリ
ップ部を膨出部とする。具体的には、リップ部を板体本
体に対して傾斜するように立ち上がる起立部として形成
しておく。永久磁石用孔に永久磁石を挿入した後、リッ
プ部を板体積層方向に加圧して該リップ部の傾斜を緩和
することにより、リップ部が永久磁石用孔内側に膨出す
る。例えば、図12、図13に示すように、板体として
の磁性鋼板106hに設けられた永久磁石用孔116
の、磁性鋼板106h中心側半分の縁部106jを立ち
上げてリップ部115とする。永久磁石挿入後、積層さ
れた磁性鋼板106hを積層方向に加圧すると、リップ
部115の傾斜が緩和されて膨出部となる。
【0013】また、ロータの本体に永久磁石としてボン
ド磁石を一体成形することによっても永久磁石を確実に
固定することができる。この場合、永久磁石用孔と永久
磁石との隙間を全くなくすことができる。ここで永久磁
石としてはボンド磁石を採用し、バインダーと磁石粉と
を混合したコンパウンドを永久磁石用孔に充填すること
によりロータの本体に一体成形する。バインダーはゴム
や樹脂であるため、成形による収縮率が小さい。このた
め、永久磁石用孔に永久磁石を隙間なく一体成形するこ
とができる。
【0014】さらにまた、永久磁石を永久磁石用孔に焼
嵌めすることによっても永久磁石を確実に固定すること
ができる。すなわち、ロータ本体を所定の焼嵌温度に加
熱して、ロータ本体を熱膨張させると、永久磁石用孔も
大きくなる。この時の永久磁石用孔の大きさは永久磁石
より大きくなるよう設定しておく。この状態で永久磁石
を挿入し、ロータ本体を冷却すると永久磁石用孔が永久
磁石の外形寸法より小さくなり、永久磁石に対して適切
な圧入代を維持することができる。このようにして、永
久磁石は永久磁石用孔に隙間なく確実に固定される。
【0015】また、以上の磁石モータを備えた密閉型圧
縮機とすれば、上述したように磁石モータの永久磁石が
永久磁石用孔に隙間なく確実に固定される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図1、図2に本
発明の第1の実施形態に係る密閉型圧縮機を示した。こ
の密閉型圧縮機においては、密閉ケーシング1の内部に
ロータリ圧縮機構3と、該ロータリ圧縮機構3を回転軸
108を介して駆動する磁石モータ110とが収容され
ている。モータ110のステータ101はケーシング1
内に圧入することによって固定され、ロータ102は回
転軸108に固定されている。
【0017】ロータリ圧縮機構3は、回転軸108下端
に設けられたクランクピン5に相対回転自在に嵌合され
たローリングピストン6と、ケーシング1に溶接によっ
て固定されたシリンダブロック7と、このシリンダブロ
ック7の上端開口を閉塞する上部軸受8と、シリンダブ
ロック7の下端開口を閉塞する下部軸受9と、シリンダ
ブロック7に穿設されたスロット21内に出没自在に支
持されたブレード10と、このブレード10の背後に配
設されてこれを押推する押さえばね11からなる。回転
軸108は上部軸受8及び下部軸受9によって軸承され
る。
【0018】シリンダブロック7と上部軸受8と下部軸
受9とによって限界されるシリンダ室12内にローリン
グピストン6を収容し、このローリングピストン6の外
周面にブレード10の先端を当接せしめることによって
このブレード10の片側に吸入室13が、他側に圧縮室
14が限界されている。
【0019】モータ110を駆動すると回転軸108が
回転してローリングピストン6はシリンダ室12内で矢
印方向に偏心回転運動し、これと同時に吸入室13内に
吸引管20からガスが吸入され、圧縮室14内のガスが
圧縮される。圧縮されたガスは上部軸受8に穿設された
吐出ポート22を通り、図示しない吐出弁を押し上げて
上部軸受8の上面とこれを被覆するカバー26とによっ
て限界された吐出マフラ室27内に入ってその脈動成分
が除去される。次いで、カバー26に穿設された図示し
ない孔を経てモータ110の下方に限界された第1の膨
張室28に入って膨張することによりその脈動成分が更
に除去される。
【0020】次いで、ステータ101とロータ102と
の間のエアギャップ及びステータ101とケーシング1
との間に形成されたガス通路29を経てモータ110の
上方に限界された第2の膨張室15内に入って膨張する
ことによりその脈動成分が更に除去され、しかる後、吐
出管16を経て外部に吐出される。
【0021】次に、モータ110について詳細に説明す
る。図3において、(A)は(B)のA−A線に沿う縦断面図、
(B)は(A)のB−B線に沿う横断面図である。ステータ10
1は磁性鋼板を多数積層してなる円筒状コア103と、
円筒状コア103の内周壁において周方向に所定の間隔
を隔てて設けられた複数のスロット104とを備え、ス
ロット104には多数の電線105が収容されている。
【0022】ロータ102は磁性鋼板を多数積層してな
る鉄芯106と、該鉄芯106の周方向に所定の間隔を
隔てて複数(本図では4個)設けられた永久磁石107
とを備えている。永久磁石107は鉄芯106に設けら
れた永久磁石用孔116内に設けられており、その磁極
を周方向に向けている。
【0023】また、鉄芯106の中心には回転軸108
が貫通固定される回転軸用孔114が設けられ、該回転
軸用孔114周囲には、リベット挿入孔124が4つ設
けられている。リベット挿入孔124は、各々隣合う二
つの永久磁石107の中間に位置して設けられている。
ロータ102の上端には上端板111、下端には下端板
112が設けられ、鉄芯106、永久磁石107、上端
板111、及び下端板112は、リベット挿入孔124
に挿入されたリベット123によって互いに一体化され
ている。
【0024】リベット123には図5に示すようにリベ
ット本体123aに複数(本図では3個)の大径部12
3bが設けられている。大径部123bはリベット本体
123aの外径dφより大きい外径Dφとして、リベッ
ト挿入孔124との圧入代がリベット本体123aより
大きくなるよう設定されている。リベット挿入孔124
は、隣合う2つの永久磁石用孔116の中間位置に設け
られている。すなわち、鉄芯106には永久磁石用孔1
16とリベット挿入孔124とが交互に近接して設けら
れていて、永久磁石用孔116とリベット挿入孔124
との間の鉄芯106部分は、幅の狭い細鉄部106bと
なっている。
【0025】リベット123をリベット挿入孔124に
圧入すると、リベット123には大径部123bが形成
されていることにより、大径部123bがリベット挿入
孔124の壁部を押圧する。すなわち、リベット123
を挿入した状態にあっては、大径部123bがその周囲
の壁部を押圧していることにより、リベット挿入孔12
4に近接する永久磁石用孔116の周壁116aには、
この押圧力を受けて図4に示すような膨出部106cが
形成される。この結果、この膨出部106cによって永
久磁石107を確実に固定することができる。
【0026】したがって、永久磁石106と永久磁石用
孔116とのはめ合い公差を精密に設定しなくとも永久
磁石106を永久磁石用孔116内に確実に固定するこ
とができるので、発生磁界が安定し、磁束の低下と電磁
音の発生とを防止することができるとともに、はめ合い
精度の緩和による生産性の向上、コストの低減が可能で
ある。
【0027】なお、リベット123に形成する大径部1
23bの数は本実施形態に限るものではなく、一つ以上
あればよい。また、リベット123全体を大径としても
よい。
【0028】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本実施形態に係る密閉型圧縮機においては、そ
のモータ110は以下のように構成されている。モータ
110以外は上記第1の実施形態と同様の構成であるの
で説明を省略する。
【0029】図6に示すように、モータ110はステー
タ101とロータ102とにより構成されている。ステ
ータ101は磁性鋼板を多数積層してなる円筒状コア1
03と、円筒状コア103の内周壁において周方向に所
定の間隔を隔てて設けられた複数のスロット104とを
備え、スロット104には多数の電線105が収容され
ている。
【0030】ロータ102は磁性鋼板を多数積層してな
る鉄芯106と、該鉄芯106の周方向に所定の間隔を
隔てて複数(本図では4個)設けられた永久磁石107
とを備えている。永久磁石107は鉄芯106に設けら
れた永久磁石用孔116内に設けられており、その磁極
を周方向に向けている。
【0031】また、鉄芯106の中心には回転軸108
が貫通固定される回転軸用孔114が設けられ、該回転
軸用孔114周囲には、リベット挿入孔124が4つ設
けられている。リベット挿入孔124は、各々隣合う二
つの永久磁石107の中間に位置して設けられている。
ロータ102の上端には上端板(不図示)、下端には下
端板(不図示)が設けられ、鉄芯106、永久磁石10
7、上端板、及び下端板は、リベット挿入孔124に挿
入されたリベット113によって互いに一体化されてい
る。
【0032】このモータ110においては、その製造時
に永久磁石107を鉄芯106に挿入した後、ロータ1
02の外周壁102aをロータ102中心方向に局所的
に押圧する。具体的には、図7(B)に示すように各永久
磁石用孔116の幅方向中心部を、磁性鋼板の積層方向
全長に渡って押圧する。
【0033】この押圧によって、押圧位置に対応する永
久磁石用孔116の周壁116aには、内側方向へ膨出
する膨出部109を生じる。この膨出部109が永久磁
石用孔116内の永久磁石107に押圧力を与えること
により、永久磁石107を確実に固定することができ
る。
【0034】したがって、永久磁石106と永久磁石用
孔116とのはめ合い公差を精密に設定しなくとも永久
磁石106を永久磁石用孔116内に確実に固定するこ
とができるので、発生磁界が安定し、磁束の低下と電磁
音の発生とを防止することができるとともに、はめ合い
精度の緩和による生産性の向上、コストの低減が可能で
ある。
【0035】なお、ロータ102の外周壁102aを押
圧する際、その押圧位置、押圧箇所の数は上記実施形態
に限るものではない。例えば、磁性鋼板の積層方向全長
でなく、外周壁102aの任意の位置を点状に押圧する
等することとしてよい。また、永久磁石107の全幅に
対応するロータ102の外周壁102aを、ロータ10
2内側方向に向けて均等に力が加わるように押圧しても
良い。このときは、永久磁石用孔116の周壁116a
のロータ外径側全体が膨出部となる。
【0036】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。本実施形態に係る密閉型圧縮機においては、そ
のモータ110は以下のように構成されている。モータ
110以外は上記第1の実施形態と同様の構成であるの
で説明を省略する。
【0037】図8に示すように、モータ110はステー
タ101とロータ102により構成される。ステータ1
01は磁性鋼板を多数積層してなる円筒状コア103
と、円筒状コア103の内周壁において周方向に所定の
間隔を隔てて設けられた複数のスロット104とを備
え、スロット104には多数の電線105が収容されて
いる。
【0038】ロータ102は磁性鋼板を多数積層してな
る鉄芯106と、該鉄芯106の周方向に所定の間隔を
隔てて複数(本図では4個)設けられた永久磁石107
とを備えている。永久磁石107は鉄芯106に設けら
れた永久磁石用孔116内に設けられており、その磁極
を周方向に向けている。
【0039】また、鉄芯106の中心には回転軸108
が貫通固定される回転軸用孔114が設けられ、該回転
軸用孔114周囲には、リベット挿入孔124が4つ設
けられている。リベット挿入孔124は、各々隣合う二
つの永久磁石107の中間に位置して設けられている。
ロータ102の上端には上端板(不図示)、下端には下
端板1(不図示)が設けられ、鉄芯106、永久磁石1
07、上端板、及び下端板は、リベット挿入孔124に
挿入されたリベット113によって互いに一体化されて
いる。
【0040】図9に示すように、このモータ110にお
いては、鉄芯106の中心に設けた回転軸用孔114の
周壁114bに、90度間隔でスリット114aが設け
られている。このスリット114aは上記永久磁石用孔
116の幅方向の中心に対応する位置に設けられてい
る。図10(A)に示すように、鉄芯106において、回
転軸用孔114と永久磁石用孔116との間のスリット
114a形成部分近傍は、幅の狭い細鉄部106dとな
っている。
【0041】本モータ製造の際には、回転軸用孔114
に回転軸108を圧入するが、この際、回転軸108の
回転軸用孔114への圧入力によってスリット114a
が変形して細鉄部106dを永久磁石用孔116中心方
向に変動させる効果を発生させるよう、その幅B及び深
さHが設定されている。
【0042】次に、回転軸用孔114に回転軸108を
圧入する際の作用を説明する。図10において、(A)は
回転軸108圧入前、(B)の実線は回転軸108圧入後
の細鉄部106dの状態である。回転軸用孔114に回
転軸108を圧入すると、回転軸用孔114の周壁11
4bが押圧され、スリット114aはその開口幅が減少
するように変形するとともに、細鉄部106dが永久磁
石用孔116内側方向(図面右側)に変動する。したが
って、細鉄部106dが膨出部106eとなり、この結
果、永久磁石用孔116に挿入された永久磁石107に
は、膨出部106eから押圧力が作用して、該永久磁石
107を永久磁石用孔116内に確実に固定することが
できる。
【0043】したがって、永久磁石106と永久磁石用
孔116とのはめ合い交差を精密に設定しなくとも永久
磁石106を永久磁石用孔116内に確実に固定するこ
とができるので、発生磁界が安定し、磁束の低下と電磁
音の発生とを防止することができるとともに、はめ合い
精度の緩和による生産性の向上、コストの低減が可能で
ある。また、永久磁石106を永久磁石用孔116内に
確実に固定するためには回転軸用孔114の周壁114
bにスリット114aを設けておくだけでよく、他に特
別な処理を行う必要がないことから、従来と同じ組立工
程で磁石モータを製造することができる。
【0044】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。本実施形態に係る密閉型圧縮機においては、そ
のモータ110について以下のように構成されている。
モータ110以外は上記第1の実施形態と同様の構成で
あるので説明を省略する。
【0045】図11に示すように、モータ110はステ
ータ101とロータ102とにより構成されている。ス
テータ101は磁性鋼板を多数積層してなる円筒状コア
103と、円筒状コア103内周壁において周方向に所
定の間隔を隔てて設けられた複数のスロット104とを
備え、スロット104には多数の電線105が収容され
ている。
【0046】ロータ102は磁性鋼板(板体)106h
を多数積層してなる鉄芯106と、該鉄芯106の周方
向に所定の間隔を隔てて複数(本図では4個)設けられ
た永久磁石107とを備えている。永久磁石107は鉄
芯106に設けられた永久磁石用孔116内に設けられ
ており、その磁極を周方向に向けている。
【0047】また、鉄芯106の中心には回転軸108
が貫通固定される回転軸用孔114が設けられ、該回転
軸用孔114周囲には、リベット挿入孔124が4つ設
けられている。リベット挿入孔124は、各々隣合う二
つの永久磁石107の中間に位置して設けられている。
ロータ102の上端には上端板(不図示)、下端には下
端板(不図示)が設けられ、鉄芯106、永久磁石10
7、上端板、及び下端板は、リベット挿入孔124に挿
入されたリベット113によって互いに一体化されてい
る。
【0048】鉄芯106を構成する各磁性鋼板106h
を図12に示した。図のように永久磁石用孔116の縁
部106jのうち、磁性鋼板106中心側半分は磁性鋼
板本体106iに対して傾斜するように立ち上がるリッ
プ部115となっている(図においてはリップ部115
の立ち上がり方向を下に向けて磁性鋼板106hが位置
している)。永久磁石用孔116の縁部106jの両側
端には各々切り込み106kが設けられており、この切
り込み106kによって切り込まれた幅だけ磁性鋼板1
06hを折曲することによりリップ部115が形成され
ている。
【0049】鉄芯106は上記磁性鋼板106hを所定
数積層し、各磁性鋼板106hが密着する程度にその積
層方向に加圧されて形成される。この段階においてはリ
ップ部115の傾斜は維持されている。
【0050】その後鉄芯106に設けられた永久磁石用
孔116各々に永久磁石107を挿入し、上記積層磁性
鋼板106hを積層方向に再度加圧する。この時の加圧
力は前回より大きく、リップ部115が変形する。すな
わち、このときの加圧によりリップ部115が磁性鋼板
本体106iと平行に近づくようリップ部115の傾斜
が緩和され、図13の(B)に図示した隙間変位量Δxだ
け永久磁石用孔116の開口面積が小さくなる。結果と
してリップ部115が膨出部となり、永久磁石用孔11
6に挿入された永久磁石107には、リップ部115に
よる膨出効果により押圧力が作用して、該永久磁石10
7を永久磁石用孔116に確実に固定することができ
る。その後上下端板を取り付け、リベット113によっ
て上下端板、鉄芯106、永久磁石107を一体化す
る。
【0051】以上説明したように、永久磁石106と永
久磁石用孔116とのはめ合い公差を精密に設定しなく
とも永久磁石106を永久磁石用孔116内に確実に固
定することができるので、発生磁界が安定し、磁束の低
下と電磁音の発生とを防止することができるとともに、
はめ合い精度の緩和による生産性の向上、コストの低減
が可能である。
【0052】なお、リップ部の形状は本実施形態に限る
ものではなく、永久磁石用孔116の縁部にリップ部を
点在させるよう形成してもよい。またリップ部形成位置
も本実施形態に限るものではない。さらにまた、加圧に
よってリップ部1150を膨出部とするとき、リップ部
115の傾斜が完全に解消され、磁性鋼板本体106i
と完全に平行になってもよい。
【0053】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。本実施形態に係る密閉型圧縮機においては、そ
のモータ110について以下のように構成されている。
モータ110以外は上記第1の実施形態と同様の構成で
あるので説明を省略する。
【0054】図14に示すように、モータ110はステ
ータ101とロータ102とにより構成されている。ス
テータ101は磁性鋼板を多数積層してなる円筒状コア
103と、その内周壁において周方向に所定の間隔を隔
てて設けられた複数のスロット104とを備え、スロッ
ト104には多数の電線105が収容されている。
【0055】ロータ102は磁性鋼板を多数積層してな
る鉄芯(ロータ本体)106と、該鉄芯106の周方向
に所定の間隔を隔てて複数(本図では4個)設けられた
永久磁石107とを備えている。永久磁石107は鉄芯
106に設けられた永久磁石用孔116内に設けられて
おり、その磁極を周方向に向けている。
【0056】また、鉄芯106の中心には回転軸108
が貫通固定される回転軸用孔114が設けられ、該回転
軸用孔114周囲には、リベット挿入孔124が4つ設
けられている。リベット挿入孔124は、各々隣合う二
つの永久磁石107の中間に位置して設けられている。
ロータ102の上端には上端板(不図示)、下端には下
端板(不図示)が設けられ、鉄芯106、永久磁石10
7、上端板、及び下端板は、リベット挿入孔124に挿
入されたリベット113によって互いに一体化されてい
る。
【0057】永久磁石107はボンド磁石であり、鉄芯
106に以下のようにして一体成形されている。まず図
15に示すように予め磁性鋼板を積層して形成した鉄芯
106を、金型120a、120b内に収容する。そし
て金型120aのコンパウンド注入口120cから各永
久磁石用孔116にバインダーと磁石粉からなるコンパ
ウンドを注入する。図16は鉄芯106の永久磁石用孔
116内において鉄芯106に永久磁石107が一体成
形された状態を示す。
【0058】ここで永久磁石としては上記のようにボン
ド磁石を採用している。ボンド磁石はバインダーがゴム
や樹脂であるため、成形による収縮率は0〜0.3%程
度とわずかである。したがって永久磁石用孔116内に
おいて永久磁石107を隙間なく一体成形することがで
きる。磁石粉としては、サマリウム・コバルト系、ネオ
ジウム・鉄・ボロン系等の希土類やフェライト系が用い
られる。
【0059】本実施形態においては、上記のように永久
磁石107を鉄芯106に一体成形することにより、鉄
芯106の永久磁石用孔116と永久磁石107との隙
間は全くなくなる。したがって、永久磁石106と永久
磁石用孔116とのはめ合い公差を精密に設定しなくと
も永久磁石106を永久磁石用孔116内に確実に固定
することができるので、発生磁界が安定し、磁束の低下
と電磁音の発生とを防止することができるとともに、は
め合い精度の緩和による生産性の向上、コストの低減が
可能である。
【0060】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。本実施形態に係る密閉型圧縮機においては、そ
のモータ110について以下のように構成されている。
モータ110以外は上記第1の実施形態と同様の構成で
あるので説明を省略する。
【0061】図17に示すように、モータ110はステ
ータ101とロータ102とにより構成されている。ス
テータ101は磁性鋼板を多数積層してなる円筒状コア
103と、その内周壁において周方向に所定の間隔を隔
てて設けられた複数のスロット104とを備え、スロッ
ト104には多数の電線105が収容されている。
【0062】ロータ102は磁性鋼板を多数積層してな
る鉄芯(ロータ本体)106と、該鉄芯106の周方向
に所定の間隔を隔てて複数(本図では4個)設けられた
永久磁石107とを備えている。永久磁石107は鉄芯
106に設けられた永久磁石用孔116内に設けられて
おり、その磁極を周方向に向けている。
【0063】また、鉄芯106の中心には回転軸108
が貫通固定される回転軸用孔114が設けられ、該回転
軸用孔114周囲には、リベット挿入孔124が4つ設
けられている。リベット挿入孔124は、各々隣合う二
つの永久磁石107の中間に位置して設けられている。
ロータ102の上端には上端板(不図示)、下端には下
端板(不図示)が設けられ、鉄芯106、永久磁石10
7、上端板、及び下端板は、リベット挿入孔124に挿
入されたリベット113によって互いに一体化されてい
る。
【0064】本実施形態においては、永久磁石107は
永久磁石用孔116内に焼嵌めされている。図18に鉄
芯106を所定の焼嵌め温度に加熱した状態を示した。
図のように、この焼嵌め温度では鉄芯106が熱膨張し
て永久磁石用孔116が永久磁石107の外形寸法より
も大きい焼嵌寸法となっている。また、鉄芯106冷却
時は鉄芯106が収縮して永久磁石用孔116が永久磁
石107の外形寸法107aより小さくなり、永久磁石
107に対して適切な圧入代を維持する寸法となるよう
に設定されている。
【0065】永久磁石107を鉄芯106に埋設するに
は、鉄芯106を上記のように永久磁石用孔116を所
定の焼嵌温度に加熱し、その状態にて永久磁石107を
該永久磁石用孔116に挿入する。挿入後鉄芯106を
冷却する。
【0066】このように、永久磁石107挿入時は永久
磁石用孔116が永久磁石107の外形寸法より大きく
なっているため、永久磁石107を永久磁石用孔116
へ非常に容易に挿入することができる。また、挿入後の
冷却により、永久磁石用孔116は永久磁石107の外
形寸法に対して適切な圧入代を維持する寸法まで小さく
なるので、永久磁石107は永久磁石用孔116に隙間
なく固定保持される。
【0067】したがって、永久磁石106と永久磁石用
孔116とのはめ合い公差を精密に設定しなくとも永久
磁石106を永久磁石用孔116内に確実に固定するこ
とができるので、発生磁界が安定し、磁束の低下と電磁
音の発生とを防止することができるとともに、はめ合い
精度の緩和による生産性の向上、コストの低減が可能で
ある。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁石
モータ製造方法および磁石モータにおいては、永久磁石
と永久磁石用孔とのはめ合い公差を精密に設定しなくと
も永久磁石を永久磁石用孔内に確実に固定することがで
きるので、発生磁界が安定し、磁束の低下と電磁音の発
生とを防止することができるとともに、はめ合い精度の
緩和による生産性の向上、コストの低減が可能である。
【0069】また、本発明に係る密閉型圧縮機について
も、その磁石モータの永久磁石と永久磁石用孔とのはめ
合い公差を精密に設定しなくとも永久磁石が確実に固定
されるので、磁石モータの発生磁界が安定し、磁束の低
下と電磁音の発生とを防止することができるとともに、
はめ合い精度の緩和による密閉型圧縮機の生産性の向
上、コストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る密閉型圧縮機の縦断面図であ
る。
【図2】 本発明に係る密閉型圧縮機であり、図1のB
−B線に沿う横断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る磁石モータで
あり、(A)は(B)のA−A線に沿う縦断面図、(B)は(A)のB
−B線に沿う横断面図である。
【図4】 同磁石モータのロータの横断面図である。
【図5】 同磁石モータのロータに設けられたリベット
である。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る密閉型圧縮機
に備えられた磁石モータの横断面図である。
【図7】 同磁石モータのロータの横断面図であり、
(A)は膨出部形成前、(B)は膨出部形成後を示す図であ
る。
【図8】 本発明の第3の実施形態に係る密閉型圧縮機
に備えられた磁石モータの横断面図である。
【図9】 同磁石モータのロータの横断面図である。
【図10】 同磁石モータのロータの拡大図であり、
(A)は膨出部形成前、(B)は膨出部形成後を示す図であ
る。
【図11】 本発明の第4の実施形態に係る密閉型圧縮
機に備えられた磁石モータの横断面図である。
【図12】 同磁石モータのロータを構成する磁性鋼板
を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のI-I線に沿う
断面図である。
【図13】 同磁性鋼板の積層状態を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は(A)のII-II線に沿う断面図である。
【図14】 本発明の第5の実施形態に係る密閉型圧縮
機に備えられた磁石モータの横断面図である。
【図15】 同磁石モータのロータの成形加工法説明図
である。
【図16】 同ロータの縦断面図である。
【図17】 本発明の第5の実施形態に係る密閉型圧縮
機に備えられた磁石モータの横断面図である。
【図18】 同磁石モータのロータ鉄芯を焼嵌め温度に
加熱した状態を示す図である。
【図19】 従来の密閉型圧縮機に備えられた磁石モー
タであり、(A)は(B)のA−A線に沿う縦断面図、(B)は(A)
のB−B線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
101 ステータ 102 ロータ 102a ロータ外周壁 106 鉄芯 106b 細鉄部 106c 膨出部 106d 細鉄部 106e 膨出部 106h 磁性鋼板(板体) 106i 磁性鋼板本体 107 永久磁石 108 回転軸 109 膨出部 110 磁石モータ 114 回転軸用孔 114a スリット 114b 回転軸用孔周壁 115 リップ部(膨出部) 116 永久磁石用孔 116a 周壁 123 リベット 123a リベット本体 123b 大径部 124 リベット挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H622 CA02 CA07 CA13 CB04 CB05 DD04 DD05 PP03 PP10 PP11 PP12 PP14 PP16 PP18 QA02 QA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータに設けられた永久磁石用孔に永久
    磁石を挿入した後、 前記永久磁石用孔の周壁を該永久磁石用孔の内側方向に
    膨出させることを特徴とする磁石モータ製造方法。
  2. 【請求項2】 ロータとステータとにより構成され、前
    記ロータには永久磁石用孔が設けられ、該永久磁石用孔
    内に永久磁石を備えている磁石モータにおいて、 前記永久磁石用孔の周壁には、該永久磁石用孔の内部方
    向に膨出している膨出部が形成されていることを特徴と
    する磁石モータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の磁石モータにおいて、 前記ロータには、前記永久磁石用孔に近接してリベット
    挿入孔が設けられ、 該リベット挿入孔に挿入されたリベットがリベット挿入
    孔の周壁を前記永久磁石用孔方向に押圧していることに
    より、前記永久磁石用孔の周壁に前記膨出部が形成され
    ていることを特徴とする磁石モータ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の磁石モータにおいて、 前記膨出部は、前記ロータの内部方向に膨出しているこ
    とを特徴とする磁石モータ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の磁石モータにおいて、 前記ロータには回転軸が貫通する回転軸用孔が設けら
    れ、該回転軸用孔の周壁にはスリットが設けられている
    ことを特徴とする磁石モータ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の磁石モータにおいて、 前記ロータは板体を積層して形成され、各々の板体の前
    記永久磁石用孔の縁部には、該永久磁石用孔の内側方向
    に膨出しているリップ部が設けられていることを特徴と
    する磁石モータ。
  7. 【請求項7】 ロータとステータとにより構成され、前
    記ロータには永久磁石用孔が設けられ、該永久磁石用孔
    内に永久磁石を備えている磁石モータにおいて、 前記永久磁石はボンド磁石であり、前記ロータの本体に
    一体成形されていることを特徴とする磁石モータ。
  8. 【請求項8】 ロータとステータとを備え、前記ロータ
    は永久磁石用孔内に永久磁石を備えている磁石モータに
    おいて、 前記永久磁石は、前記永久磁石用孔に焼嵌めされている
    ことを特徴とする磁石モータ。
  9. 【請求項9】 磁石モータを備えた密閉型圧縮機におい
    て、 前記磁石モータは、請求項2から8いずれかに記載の磁
    石モータであることを特徴とする密閉型圧縮機。
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