JP2000354312A - 小型作業車両 - Google Patents

小型作業車両

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JP2000354312A
JP2000354312A JP15976099A JP15976099A JP2000354312A JP 2000354312 A JP2000354312 A JP 2000354312A JP 15976099 A JP15976099 A JP 15976099A JP 15976099 A JP15976099 A JP 15976099A JP 2000354312 A JP2000354312 A JP 2000354312A
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vehicle
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small
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JP15976099A
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Yutaka Yamada
山田  豊
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型作業車両の汎用化に広く貢献することが
でき、かつ架渉工事専用車両では配車不能な場所におい
てもケーブルの架渉工事を円滑に行うことができるよう
にする。 【解決手段】 車体フレーム1a下部に自走可能なクロ
ーラ2を設けるとともに、その車体フレーム上に回転台
3を鉛直軸m回りに回転可能に設ける。回転台に、建機
装置又は巻取装置6をブラケット73を介して着脱可能
に装着する装着アタッチメント7を設ける。そして、装
着アタッチメントに対し建機装置又は巻取装置を取り替
え可能にする。小型作業車体1を、小型トラック車両の
荷台上に搭載可能とし、装着アタッチメントに巻取装置
を装着して荷台上に搭載した状態においても、巻取装置
によるケーブルの巻き取りを行うことによって、ケーブ
ルの架渉工事を行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取回し性能に優れ
た小型作業車両に関し、詳しくは、その利点を生かして
ケーブルの架渉工事を可能とする対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱間などにおいてケーブルの架
渉工事を行う場合には、架渉工事専用車両が用いられ
る。この架渉工事専用車両は、その車台上に設けられか
つ鉛直軸回りに回転可能な回転台と、この回転台に設け
られ、ケーブルの巻き取り及び繰り出しを可能とする巻
取装置とを備えている。そして、ケーブルの架渉工事を
行う区間の一端側に架渉工事専用車両を配車し、その架
渉工事区間の一端側において巻取装置によるケーブルの
巻き取り及び繰り出しを行って、ケーブルの架渉工事が
行われるようになされている。
【0003】一方、建設現場などにおいて取り壊し作業
や、掘削作業などの各種土木作業を行う場合には、小型
作業車両が用いられる。この小型作業車両は、その車体
下部に自走可能なクローラを備えているとともに、車体
上に旋回台が旋回可能に設けられ、この旋回台に、パワ
ーショベルなどの建機装置が装着されてなる。この場
合、小型作業車両は、小型であるが故に建機装置の作業
範囲が小さい上に小回りが利き、大型作業車両では到底
入れない狭い間口の建設現場などにおいて、人手だけで
は賄いきれない各種土木作業に対しその真価が発揮され
ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年より、
単一の車体によって複数の作業を可能とする車両の汎用
化が図られている。しかし、上述の架渉工事専用車両
は、ケーブルの架渉工事専用の車両であるため、ケーブ
ルの架渉工事以外の作業では出番がなく、車両の汎用化
に寄与することができないものであった。一方、小型作
業車両は、建設現場などにおいて取り壊し作業や、掘削
作業などの各種土木作業が行えるものの、建設現場での
土木作業に限定され、車両の汎用化に広く寄与すること
ができないものであった。
【0005】また、架渉工事専用車両にあっては、ケー
ブルの架渉工事を行う場合にケーブルの架渉工事区間の
一端側まで配車させる必要がある。しかし、近年より増
加する不法駐車や、十分な幅の進入経路を持たない狭い
道路などの交通事情によって、架渉工事専用車両の進路
が制約され、所望する架渉工事区間の一端側まで架渉工
事専用車両を配車することができないこともある。この
ため、所望する場所(架渉工事区間の一端側)に巻取装
置を配置することができず、架渉工事を円滑に行う上
で、その対策が切望されていた。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、車両の汎用化に広く
貢献することができ、かつ架渉工事専用車両では配車不
能な場所においてもケーブルの架渉工事を円滑に行うこ
とができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係わる発明が講じた解決手段は、小型作
業車両として、車体下部に自走可能なクローラを設ける
とともに、その車体上に回転台を鉛直軸回りに回転可能
に設ける。さらに、この回転台に、パワーショベルなど
の建機装置、又はケーブルの巻き取り及び繰り出しを可
能とする巻取装置を着脱可能に装着する装着アタッチメ
ントを設ける。そして、この装着アタッチメントに対し
建機装置又は巻取装置を取り替え可能にしたものであ
る。
【0008】請求項1の場合、装着アタッチメントに対
し建機装置を装着することで、建設現場などにおいて取
り壊し作業や、掘削作業などの各種土木作業を行うこと
が可能となる。一方、装着アタッチメントに対し巻取装
置を装着することで、ケーブルの架渉工事を行う区間の
一端側において巻取装置によるケーブルの巻き取り及び
繰り出しを行って、ケーブルの架渉工事を行うことが可
能となる。これにより、小型作業車両が各種土木作業の
みならずケーブルの架渉作業にも用いられ、小型作業車
両の汎用化に広く貢献することが可能となる。
【0009】しかも、巻取装置が小型作業車両(装着ア
タッチメント)に装着されているので、ケーブルの架渉
工事を行う場合には、不法駐車や狭い道路などの交通事
情に制約されることなく所望する架渉工事区間の一端側
まで小型作業車両を配車することが可能となる。これに
より、所望する場所(架渉工事区間の一端側)に巻取装
置が配置され、ケーブルの架渉工事を円滑に行うことが
可能となる。
【0010】ここで、請求項2のもののように、車体
を、小型トラック車両の荷台上に搭載可能とし、装着ア
タッチメントに巻取装置を装着した車体を荷台上に搭載
した状態においても、巻取装置によるケーブルの巻き取
り及び繰り出しを行うことによって、ケーブルの架渉工
事を行うようにした場合には、巻取装置が荷台の高さ
分、高所に位置付けられることになり、架渉工事を行う
上で非常に有利なものとなる。しかも、巻取装置は、小
型トラック車両の駆動力とは別系統の小型作業車両の駆
動力によって駆動するので、小型トラック車両の駆動力
を停止した状態でケーブルの架渉作業を単独で行え、エ
ネルギーの省力化を図る上で有利なものとなる。
【0011】さらに、小型作業車両は、元来各種土木作
業を行う上で移動速度が遅いものであるが、架渉作業に
移動スピードが要求される場合には、小型トラック車両
の移動速度で迅速に移動することが可能となり、架渉作
業のスピードアップを図る上で非常に有利なものとな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1〜図3は、本発明の実施形態に係わる
小型作業車両を示している。図1〜図3に示すように、
小型作業車両1は、クローラ2、回転台3、キャビン
4、建機装置5(図5参照)又は巻取装置6を着脱可能
に装着する装着アタッチメント7を備えている。この小
型作業車両1は、建機装置5を装着した状態での輸送時
の全長、全幅及び全高がそれぞれ略3730mm、略1
340mm、及び略2360mmに設定されている。そ
して、図4に示すように、小型作業車両1は、後述する
クローラ2の種類によって車両重量が1600kg(ゴ
ム製の場合)又は1700kg(鉄製の場合)とされ、
最大積載重量が2トン程度の小型のトラック車両Tであ
れば、その荷台Ta上に十分に載せることができるよう
になされている。
【0014】クローラ2は、図1〜図3に示すように、
鉄製又はゴム製の履帯よりなり、車体下部としての車体
フレーム1a(図1及び図3に表れる)に設けられ、小
型作業車両1をあらゆる地面において自走可能とするよ
うになされている。なお、車体フレーム1aの前端部に
は、ドーザ11が設けられている。
【0015】回転台3は、ターンテーブルタイプのもの
であり、車体フレーム1a上に設けられている。この回
転台3は、車体フレーム1aの略中心を通る鉛直軸m回
りに回転可能に支持されている。この場合、回転台3
は、車体前後方向に延びる車体中心線xに対し左右両方
向にそれぞれ略90度の範囲で回転可能となされてい
る。
【0016】キャビン4は、回転台3上に搭載され、小
型作業車両1の操縦者が1人だけ着座可能な運転席41
を備えている。
【0017】建機装置5としては、図5に示すように、
公知のパワーショベルが適用されている。この建機装置
5は、キャビン4の前方に設けられ、建設現場などにお
いて取り壊し作業や、掘削作業などの土木作業が行われ
るようになされている。そして、建機装置5は、基端側
及び先端側のアーム51,52と、ショベル部53とを
備え、この各アーム51,52及びショベル部53がそ
れぞれ個別の油圧シリンダ51a〜53aの伸縮動によ
って動作するようになされている。この各油圧シリンダ
51a〜53aは、キャビン4の下方に搭載されたエン
ジン部(図示せず)から給排管(図示せず)を介して給
排される圧油によって伸縮動するようになされている。
この場合、建機装置5は、小型であるために作業範囲が
小さい上に小回りが利き、大型作業車両に装着される建
機装置では到底入れない狭い間口の建設現場などにおい
て、人手だけでは賄いきれない各種土木作業に真価が発
揮される。
【0018】巻取装置6は、図6に示すように、キャビ
ン4の前方に設けられ、本体61、巻取ドラム62、ド
ラム軸62a、トラバーサ63、トラバーサ用油圧シリ
ンダ64、ブレーキ装置(図示せず)、フリー繰り出し
装置(図示せず)、操作装置65、及び安全装置(図示
せず)などを具備して構成されている。
【0019】本体61は、その下部を前後方向(図6で
は左右方向)に延びる略水平な水平板66と、この水平
板66の前端より斜め下方に向かって後方に延びる傾斜
板67とを備えている。
【0020】巻取ドラム62は、図示しない油圧モータ
からチェーン及びスプロケットを介して正方向又は逆方
向の回転力が伝達されるようになされている。また、巻
取ドラム62は、前後方向に中央から2つに分割できる
ように構成され、巻取りの引き綱などが容易に取り外せ
るようになされている。この巻取ドラム62は、胴径
(最小径)が略400mmに、外径が850mmに、内
幅が260mmにそれぞれ設定され、本体61に対し幅
方向(図1では手前奥方向)に延びるドラム軸62aを
介して回転自在に装着されている。この場合、巻取装置
6としては、直径12mm程度のケーブルでは500m
以上の巻取能力を発揮するものが適用されている。
【0021】トラバーサ63は、巻取ドラム62に対し
ケーブルC(図6参照)などを巻き取る際の乱巻きを防
止するためのものであり、本体61に対し左右方向に揺
動自在に支持されている。このトラバーサ63は、図3
に示すように、所定間隔隔てて略鉛直方向に延びる一対
の鉛直ローラ63a,63aと、所定間隔隔てて略水平
方向に延びる一対の水平ローラ63b,63bとを備え
ている。そして、巻取ドラム62に巻き取られるケーブ
ルCは、各ローラ63a,63bにより四方が囲まれた
閉空間63c内に挿通され、巻取ドラム62に対しケー
ブルCが円滑に案内されるようになされている。
【0022】トラバーサ用油圧シリンダ64は、本体6
1とトラバーサ63との間に連結されている。そして、
トラバーサ63は、トラバーサ用油圧シリンダ64の伸
縮動によって本体61に対し左右方向に揺動し、ケーブ
ルCを巻取ドラム62に対し均一に巻き取らせるように
なされている。
【0023】ブレーキ装置としては、機械式ブレーキが
使用され、ブレーキ力を手動ハンドル(図示せず)によ
って可変に調整することで、ブレーキ動作を行なうよう
に構成されてなる。この場合、巻取ドラム62からのケ
ーブルCなどの繰り出し作業が、ブレーキ装置によって
円滑に行なえることになる。
【0024】フリー繰り出し装置は、巻取ドラム62の
油圧モータからの回転力の伝達経路にあるクラッチのド
グを油圧モータに対し接続又は遮断させるように切換可
能に構成されている。そして、フリー繰り出し装置は、
油圧モータに対するドグの接続時にケーブルCなどの繰
り出しを張力を掛けて行なえる一方、油圧モータに対す
るドグの遮断時にケーブルCなどに張力を掛けることな
くフリーで繰り出せるようになされている。
【0025】操作装置65は、図6に示すように、巻取
ドラム62を巻き取り動作又は繰り出し動作させるよう
に切換えるドラム操作レバー65aと、トラバーサ用油
圧シリンダ64を伸縮動させるトラバーサ操作レバー6
5bと、ブレーキ装置を操作するブレーキ操作レバー6
5cと、巻取ドラム62を油圧モータに対し断接可能に
切換えるフリー繰出操作レバー65dと、巻取ドラム6
2の巻き取り回転速度又は繰り出し回転速度を切換える
ハンドル65eと、油圧モータをON操作又はOFF操
作する油圧モータ作動スイッチ65fとを備えている。
【0026】安全装置としては、図示しないが、油圧系
安全装置、乱巻き防止スイング安全装置、巻取ドラム暴
走防止装置などが付加されている。また、巻取装置6に
は、オプションとして張力調整装置(図示せず)の取り
付が可能である。
【0027】装着アタッチメント7は、図7にも示すよ
うに、回転台3より前方(図7では左側)に突出する上
下一対の支持肢71,71を備えている。また、図5に
示すように、建機装置5の基端側のアーム51及び油圧
シリンダ51aの基端(図5では右側)にはブラケット
72が設けられている。一方、図6に示すように、巻取
装置6(本体61)の水平板66及び傾斜板67の後端
(図6では右側)にはブラケット73が設けられてい
る。各ブラケット72,73は、ほぼ同一形状に形成さ
れ、それぞれ上下方向に4肢に分岐する支持肢72a,
…,73a,…(図5又は図6に表れる)を備えてい
る。この建機装置5のブラケット72(各支持肢72
a)及び巻取装置6のブラケット73(各支持肢73
a)は、装着アタッチメント7(各支持肢71)に対し
嵌装され、両者72(又は73),7の貫通孔(図示せ
ず)を貫通するピン75(図2に表れる)の挿脱により
着脱可能に装着されるようになされている。換言すれ
ば、装着アタッチメント7に対し建機装置5又は巻取装
置6が取り替え可能になされている。この場合、建機装
置5又は巻取装置6は、装着アタッチメント7に対しピ
ン軸k回りに回転自在に支持されてなる。
【0028】そして、装着アタッチメント7付近にはエ
ンジン部からの圧油を給排する給排管の接続口(図示せ
ず)が設けられている。この接続口には、装着アタッチ
メント7に建機装置5が装着されている場合に各油圧シ
リンダ51a〜53aに対し圧油を給排する給排管など
が、巻取装置6が装着されている場合に巻取ドラム62
の油圧モータに対し圧油を給排する給排管などがそれぞ
れ接続されるようになされている。
【0029】この場合、図4に示すように、小型作業車
両1は、小型のトラック車両Tの荷台Ta上に搭載可能
とされ、装着アタッチメント7に巻取装置6を装着した
状態においても、巻取装置6によるケーブルCの巻き取
り及び繰り出しを行うことによって、ケーブルCの架渉
工事が行われるようになされている。
【0030】ここで、小型作業車両1を用いたケーブル
Cの架渉工事の手順を図8に基づいて説明する。
【0031】まず、図8に示すように、複数の電柱8
0,…の両端間つまり架渉工事区間に吊線81を張る。
【0032】次いで、この吊線81に多数の金車83,
…を吊り下げる。このとき、架渉工事区間の一側端(図
8では左端)に、ケーブルCを繰り出す繰出装置84
(本願の巻取装置6においてケーブルCの繰り出しのみ
を行なう装置)を搭載した車両85を配車しておく。こ
の場合、架渉工事区間の一側端に、巻取装置を装着した
小型作業車両を配車しておいてもよい。
【0033】その後、繰出装置84からケーブルCを繰
り出し、この繰り出したケーブルCを、各金車83によ
り架渉工事区間の他側端(図8では右端)に導く。この
とき、架渉工事区間の他側端に、巻取装置6を装着した
小型作業車両1を配車しておく。
【0034】しかる後、ケーブルCの導出端を巻取ドラ
ム62により巻き取ることによって、架渉工事区間での
ケーブルCの架渉工事を行なう。
【0035】したがって、本実施形態では、装着アタッ
チメント7に対し建機装置5を装着し、各油圧シリンダ
51a〜53aに対し圧油を給排する給排管などをエン
ジン部側の給排口に接続することで、建設現場などにお
いて取り壊し作業や、掘削作業などの各種土木作業を行
うことが可能となる。一方、装着アタッチメント7に対
し巻取装置6を装着し、巻取ドラム62の油圧モータに
対し圧油を給排する給排管などをエンジン部側の給排口
に接続することで、架渉工事区間の他端側において巻取
装置6によるケーブルCの巻き取りを行って、ケーブル
Cの架渉工事を行うことが可能となる。これにより、小
型作業車両1が各種土木作業のみならずケーブルCの架
渉作業にも用いられ、小型作業車両1の汎用化に広く貢
献することができる。
【0036】また、巻取装置6が小型作業車両1(装着
アタッチメント7)に装着されているので、ケーブルC
の架渉工事を行う場合には、不法駐車や狭い道路などの
交通事情に制約されることなく所望する架渉工事区間の
端(図8では他端側)まで小型作業車両1を配車するこ
とが可能となる。これにより、所望する場所(架渉工事
区間の他端側)に巻取装置6が配置され、ケーブルCの
架渉工事を円滑に行うことができる。
【0037】しかも、装着アタッチメント7に巻取装置
6を装着した小型作業車両1を小型のトラック車両Tの
荷台Ta上に搭載した状態で、巻取装置6によるケーブ
ルCの巻き取りを行うことによって、ケーブルCの架渉
工事を行うようにした場合には、巻取装置6が荷台Ta
の高さ分、高所に位置付けられることになり、架渉工事
を行う上で非常に有利なものとなる。しかも、巻取装置
6は、トラック車両Tの駆動力とは別系統となる小型作
業車両1のエンジン部からの圧油によって駆動するの
で、トラック車両Tの駆動力を停止した状態でケーブル
Cの架渉作業を単独で行え、エネルギーの省力化を図る
上で有利なものとなる。
【0038】さらに、小型作業車両1は、元来各種土木
作業を行う上で移動速度が遅いものであるが、架渉作業
に移動スピードが要求される場合には、トラック車両T
の移動速度で迅速に移動することが可能となり、架渉作
業のスピードアップを図る上で非常に有利なものとな
る。
【0039】加えて、小型作業車両1は、図2に二点鎖
線で示すように、トラック車両Tの荷台Ta上において
鉛直軸m回りに回転可能となされているので、トラック
車両Tの向きを変えることなくケーブルCの巻き取り方
向又は繰り出し方向が適宜変更可能となり、ケーブルC
の架渉作業をより円滑に行なうことができることにな
る。
【0040】なお、本実施形態では、装着アタッチメン
ト7に対し建機装置5又は巻取装置6を取り替え可能と
したが、ブレーカ、リッパ、又はグラップルなど各種土
木作業に適した建機装置と巻取装置とが装着アタッチメ
ントに対し取り替え可能になされていてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1におけ
る小型作業車両によれば、装着アタッチメントに対し建
機装置又は巻取装置を装着することで、小型作業車両を
各種土木作業のみならずケーブルの架渉作業にも使用で
き、小型作業車両の汎用化に広く貢献することができ
る。しかも、巻取装置を小型作業車両に装着すること
で、交通事情に制約を受けることなく所望の架渉工事区
間の一端側まで小型作業車両を配車することが可能とな
り、ケーブルの架渉工事を円滑に行うことができる。
【0042】本発明の請求項2における小型作業車両に
よれば、小型トラック車両の荷台上に小型作業車両を搭
載した状態で、巻取装置によるケーブルの架渉工事を行
うことで、巻取装置を高所に位置付け、架渉工事を効率
よく行うことができる。しかも、小型トラック車両の駆
動力を停止した状態で、巻取装置によるケーブルの架渉
作業を単独で行え、エネルギーの省力化を図ることがで
きる。さらに、荷台上の小型作業車両を小型トラック車
両の移動速度で迅速に移動させることができ、架渉作業
のスピードアップを図ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る巻取装置を装着した小
型作業車両の左側面図である。
【図2】同小型車両を小型トラック車両を荷箱上に搭載
した状態の平面図である。
【図3】同小型作業車両の正面図である。
【図4】同小型作業車両を荷箱上に搭載した状態の左側
面図である。
【図5】建機装置を装着した小型作業車両の左側面図で
ある。
【図6】巻取装置の右側面図である。
【図7】建機装置及び巻取り装置の非装着状態での小型
作業車両単体の左側面図である。
【図8】小型作業車両を用いた架渉作業の概略を示す図
である。
【符号の説明】
1 小型作業車両 1a 車体フレーム(車体) 2 クローラ 3 回転台 5 建機装置 6 巻取装置 7 装着アタッチメント C ケーブル T 小型トラック車両 Ta 荷台 m 鉛直軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に自走可能なクローラが設けら
    れているとともに、その車体上に回転台が鉛直軸回りに
    回転可能に設けられ、 この回転台には、パワーショベルなどの建機装置、又は
    ケーブルの巻き取り及び繰り出しを可能とする巻取装置
    を着脱可能に装着する装着アタッチメントが設けられて
    おり、 この装着アタッチメントに対し建機装置又は巻取装置が
    取り替え可能になされていることを特徴とする小型作業
    車両。
  2. 【請求項2】 前記車体は、小型トラック車両の荷台上
    に搭載可能とされており、 装着アタッチメントに巻取装置を装着した車体を荷台上
    に搭載した状態においても、巻取装置によるケーブルの
    巻き取り及び繰り出しを行うことによって、ケーブルの
    架渉工事が行われるようになされていることを特徴とす
    る請求項1に記載の小型作業車両。
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