JPH11222071A - 多機能作業機 - Google Patents

多機能作業機

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JPH11222071A
JPH11222071A JP2357298A JP2357298A JPH11222071A JP H11222071 A JPH11222071 A JP H11222071A JP 2357298 A JP2357298 A JP 2357298A JP 2357298 A JP2357298 A JP 2357298A JP H11222071 A JPH11222071 A JP H11222071A
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JP
Japan
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self
outrigger
work
upper working
working device
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JP2357298A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Shinohara
忠弘 篠原
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CHUUTOKU KENKI KK
Original Assignee
CHUUTOKU KENKI KK
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Publication date
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Publication of JPH11222071A publication Critical patent/JPH11222071A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台で各種の作業をこなすことができるよう
にするとともに、足場の悪い場所での作業も、現場への
移動もこなすことのできるようにする。 【解決手段】 上部作業装置3と下部自走装置2との間
に、両者を結合および分離可能な上下部結合機構7を設
け、上部作業装置3を結合および分離可能とするための
上下部結合機構7を運搬車両1に取付け、上部作業装置
3を、運搬車両1と下部自走装置2とのいずれかに対
し、選択的に結合および分離可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多機能作業機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械などの作業機には、パワーシャ
ベルやクレーンや杭打機や削穴機など各種のものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の作業機は、一般に単機能であり、一台で各種の作業を
こなすことはできなかった。
【0004】また、これらの作業機には、トラックなど
の運搬車両に対して取付けられたものや、下部にクロー
ラなどの自走装置を備えたものなどがあるが、トラック
などの運搬車両に対して取付けられたものには、不整地
などの足場の悪い場所での作業が困難であるという問題
があった。
【0005】反対に、下部にクローラなどの自走装置を
備えたものには、長距離移動する場合に、別途、トラッ
クなどの運搬車両が必要になるという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、一台で各種の作業をこなすことができるように
するとともに、足場の悪い場所での作業も現場への移動
もこなすことのできる多機能作業機を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、上部作業装置と下
部自走装置との間に、両者を結合および分離可能な上下
部結合機構を設けたことを特徴としている。
【0008】このように構成された請求項1にかかる発
明では、異なる種類の上部作業装置や下部自走装置を多
数用意して、これらを任意に組替えるようにすることが
できる。
【0009】また、請求項2に記載された発明では、上
部作業装置に対し、各種の作業用アタッチメントを取付
交換可能としたことを特徴としている。
【0010】このように構成された請求項にかかる発明
2では、作業用アタッチメントを交換することにより一
台で各種の作業をこなすことができる。
【0011】また、請求項3に記載された発明では、上
部作業装置が、作業時に上部作業装置を安定させるとと
もに、組替え時に上部作業装置を昇降させるためのアウ
トリガーを備え、且つ、該アウトリガーを不使用時に格
納可能としたことを特徴としている。
【0012】このように構成された請求項3にかかる発
明では、必要なときにアウトリガーを出し、不要なとき
にアウトリガーを格納することができて、作業性を向上
し、組替えを容易に行わせることができる。
【0013】また、請求項4に記載された発明では、上
部作業装置を結合および分離可能とするための上下部結
合機構を運搬車両に取付け、上部作業装置を、運搬車両
と下部自走装置とのいずれかに対し、選択的に結合およ
び分離可能としたことを特徴としている。
【0014】このように構成された請求項4にかかる発
明では、下部自走装置を結合して自走型作業機とするこ
とにより足場の悪い場所での作業を行うことができ、且
つ、運搬車両を結合して車両搭載型作業機とすることに
より、遠隔地にある作業現場への移動と作業の両方をこ
なすことが可能となる。
【0015】また、請求項5に記載された発明では、運
搬車両が、上部作業装置と、下部自走装置と、自己設備
のみで組替えを行わせるための自己組替用治具とを搭載
可能であることを特徴としている。
【0016】このように構成された請求項5にかかる発
明では、設備を効率良く収容し且つ使用することができ
る。また、自己組替用治具を用いることにより、他の設
備を用いずに、切替えおよび遠隔地への移動を行わせる
ことができる。
【0017】また、請求項6に記載された発明では、自
己組替用治具が、アウトリガーを遠隔操作する着脱可能
なアウトリガー用リモコンスイッチを含むことを特徴と
している。
【0018】このように構成された請求項6にかかる発
明では、アウトリガー用リモコンスイッチを用いてアウ
トリガーを遠隔操作することにより、人が近づかずに作
業することが可能となり、組替え時の安全性を高めるこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態について、図示例と共に説明する。
【0020】図1〜図34は、この発明の実施の形態1
を示すものである。
【0021】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のものでは、図1〜図3に示すように、上部作業装置
3と下部自走装置2を結合分離可能とすると共に、上部
作業装置3に対して結合分離可能な運搬車両1を設け、
運搬車両1と下部自走装置2とに対して、上部作業装置
3を選択的に搭載し結合することにより、車両搭載型作
業機あるいは自走型作業機のいずれかに組替え可能とす
る。
【0022】上記運搬車両1は、図4、図5に示すよう
に、運転台4と荷台部5と走行タイヤ6とを有してい
る。また、エンジンなどの走行駆動機構を独自に有し
て、長距離移動に適したようになっている。そして、前
記荷台部5にはその後部に、搭載した上部作業装置3と
の間を結合および分離可能な、後述する上下部結合機構
7の下側結合ブラケット8が設けられている。また、上
記荷台部5の前部には、下部自走装置2や、後述する自
己組替用治具9や、後述する各種の作業用アタッチメン
ト10や、その他の治具などを搭載可能な搭載スペース
11が形成されている。
【0023】なお、上部作業装置3や、下部自走装置2
や、自己組替用治具9や、各種の作業用アタッチメント
10や、その他の治具などは、運搬車両1に搭載した場
合に、道路運送車両法に規定する重量および寸法の枠内
に納まるように構成する。
【0024】また、上記上部作業装置3は、図6〜図1
0に示すように、後述する上下部結合機構7の上側結合
ブラケット12を有する本体支持フレーム13を備えて
いる。そして、本体支持フレーム13の上部には、旋回
ベアリングなどの旋回機構14を介して上部旋回台15
が360゜水平旋回可能に取付けられている。
【0025】上記上部旋回台15には、前部にメインブ
ーム16が上下方向へ俯仰可能に取付けられている。そ
して、上部旋回台15とメインブーム16との間には、
メインブーム16を俯仰させるためのブームシリンダな
どの俯仰機構17が介装されている。さらに、メインブ
ーム16の先端上部には、後述する自己組替用治具9の
吊アーム18を着脱するための治具取付ブラケット19
が設けられている。同様に、メインブーム16の先端部
には、後述する各種の作業用アタッチメント10を着脱
するためのブームアタッチメントブラケット20が設け
られている。
【0026】さらに、上部旋回台15には、中間部に、
操作レバー21などを備えたコントロールボックス22
と、運転席23とが設けられている。また、上部旋回台
15の中間部には、燃料タンクや作動油タンクなどを収
容するタンクユニット24が設けられている。加えて、
上部旋回台15には、後部に、エンジンや油圧装置など
を収容する駆動ユニット25が搭載されている。
【0027】また、上記上部作業装置3の本体支持フレ
ーム13には、前部と後部に、それぞれ、右方向へ伸縮
動可能なアウトリガー張出箱26と、左方向へ伸縮動可
能なアウトリガー張出箱27とが取付けられている。そ
して、このアウトリガー張出箱26には、先端部に、前
後方向へ延びる起倒中心ピン28を介して左右方向へ起
倒可能なアウトリガー29が、また、アウトリガー張出
箱27には、先端部に、前後方向へ延びる起倒中心ピン
28を介して左右方向へ起倒可能なアウトリガー29が
枢支されている。
【0028】この4本のアウトリガー29は、アウトリ
ガー張出箱26,27に枢支されるアウトリガー外箱3
0と、該アウトリガー外箱30に突出収納可能に嵌合さ
れたアウトリガー内箱31とを備えている。また、アウ
トリガー内箱31の先端、即ち、アウトリガー29を起
立状態としたときに下端となる端部には、支持板32が
取付けられている。そして、アウトリガー張出箱26,
27とアウトリガー29との起倒中心ピン28による枢
着部の近傍には、アウトリガー29を起立状態で固定す
るためのアウトリガー格納セットピン33を挿脱自在と
し得るようになっている。
【0029】一方、上記下部自走装置2は、上部作業装
置3を自走させるものであれば何でも良いが、例えば、
図11〜図13に示すような、走行クローラなどとす
る。該走行クローラは、走行装置本体34の左右に取付
けられ、少なくとも一方が図示しない油圧式走行モータ
によって駆動される前輪35および後輪36と、同じ側
の前輪35および後輪36の間に掛け渡された無端状の
ベルト37とを有したものである。上記油圧式走行モー
タは、上部作業装置3の駆動ユニット25からの圧油に
よって駆動されるものである。そして、走行装置本体3
4には、上部作業装置3との間を結合および分離可能な
後述する上下部結合機構7の下側結合ブラケット8が、
運搬車両1の場合と同様に設けられている。
【0030】なお、下部自走装置2は、独自の走行駆動
機構を有するようなものであっても、あるいは、上部作
業装置3の駆動ユニット25の駆動力や圧油を利用して
自走するようなものであってもよいが、長距離移動より
はむしろ作業用に特化した走行性能を有するものが好ま
しい。
【0031】また、上記上下部結合機構7は、図14〜
図16に示すように、前記上部作業装置3に取付けられ
た前記上側結合ブラケット12と、前記運搬車両1およ
び下部自走装置2に取付けられて前記上側結合ブラケッ
ト12を挟持する一対の下側結合ブラケット8とを有し
ている。さらに、上記上下部結合機構7は、前記上側結
合ブラケット12と下側結合ブラケット8に形成された
ピン孔38に挿通される有頭の上下部結合軸39と、該
上下部結合軸39の脚部に嵌着するワッシャ40と、上
下部結合軸39の脚部に形成されたピン孔41に装着さ
れる抜止用割ピン42とを有している。
【0032】更に、一対の下側結合ブラケット8の上面
には、上側結合ブラケット12の挿入を案内するための
テーパ面43が形成され、同様に、上側結合ブラケット
12の下面には、一対の下側結合ブラケット8間への挿
入を案内するためのテーパ面44が形成されている。
【0033】また、前記自己組替用治具9には、図17
〜図19に示すような、前記吊アーム18が含まれてい
る。吊アーム18は、上部作業装置3におけるメインブ
ーム16の治具取付ブラケット19に形成されたボルト
孔45と対応するボルト孔46をその後端に形成され、
先端に吊カン47を取付けられている。また、前記自己
組替用治具9には、図20に示すような、前記吊カン4
7に係止可能な吊揚チェーンブロック48が含まれてい
る。また、前記自己組替用治具9には、図21に示すよ
うな、前記下部自走装置2と吊揚チェーンブロック48
との間を接続可能な二股の吊揚用カン付ワイヤ49が含
まれている。また、前記自己組替用治具9には、図22
に示すような、アウトリガー29を遠隔操作するための
アウトリガー用リモコンスイッチ50が含まれている。
さらに、前記自己組替用治具9には、図23に示すよう
な、前記上部作業装置3の油圧装置と下部自走装置2の
油圧式走行モータとの間を接続可能な走行モータ用油圧
延長ホース51が含まれている。
【0034】また、前記作業用アタッチメント10に
は、図24、図26に示すような、アームとバケットを
有するパワーシャベルユニット52や、図25,図27
に示すような、伸縮ブームとウインチを有するクレーン
ユニット53や、図28に示すような、ブームとプレー
カを有する杭打機ユニット54や、図29に示すよう
な、ブームとドリフターを有する削穴機ユニット55な
どがある。
【0035】次に、この実施の形態1の作動について、
図24〜図34を用いながら説明する。
【0036】本実施の形態1の多機能作業機にでは、上
部作業装置3と、運搬車両1および下部自走装置2との
間に、これらを結合および分離可能な上下部結合機構7
を設けたので、異なる種類の上部作業装置3や運搬車両
1や下部自走装置2を多数用意し、これらを任意に組替
えて多機能に使用することができる。
【0037】例えば、本実施の形態1にかかる多機能作
業機を長距離移動する場合には、荷台部5に下部自走装
置2と上部作業装置3と自己組替用治具9と必要な作業
用アタッチメント10などを搭載しておき、運搬車両1
を作業現場まで自走させることにより行う。これによ
り、自己設備のみでの長距離移動が可能となる。なお、
作業用アタッチメント10は、必要なものが多数ある場
合には、別の運搬車両で搬送してもよい。
【0038】そして、一般道路や移動回数の多い作業現
場では、上部作業装置3を運搬車両1に搭載したままの
状態、いわゆる車両搭載型作業機にして作業を行う。
【0039】この際、図24に示すようなパワーシャベ
ルユニット52や、図25に示すようなクレーンユニッ
ト53や、杭打機ユニット54や、削穴機ユニット55
などの作業用アタッチメント10を、メインブーム16
の先端のブームアタッチメントブラケット20に対し
て、取付けおよび交換することにより、各種の作業を一
台でこなすことが可能となる。
【0040】なお、上部作業装置3は、旋回ベアリング
などの旋回機構14を用いた上部旋回台15の360゜
水平旋回と、ブームシリンダなどの俯仰機構17を用い
たメインブーム16の俯仰とが可能であり、必要に応じ
て、これらの動きを行うようにする。
【0041】反対に、不整地など足場の悪い現場では、
上部作業装置3を下部自走装置2に搭載した状態、いわ
ゆる自走型作業機に組替えて作業を行う。
【0042】この際、図26に示すようなパワーシャベ
ルユニット52や、図27に示すようなクレーンユニッ
ト53や、図28に示すような杭打機ユニット54や、
図29に示すような削穴機ユニット55などの作業用ア
タッチメント10を、メインブーム16の先端のブーム
アタッチメントブラケット20に対して、取付けおよび
交換することにより、各種の作業を一台でこなすことが
可能となる。
【0043】しかも、自走型作業機として使用する場合
には、運搬車両1の荷台部5が空くので、そのまま一般
の輸送車と同様に、荷の運搬に使用することが可能であ
る。
【0044】また、車両搭載型作業機と自走型作業機の
いずれの場合においても、特に安定性の悪い路面で作業
を行う場合や、高所作業などを行う場合には、アウトリ
ガー29を使用して、機体の水平度を保持し且つ安定度
を高めるようにすることができる。
【0045】ここで、アウトリガー29は以下のように
して使用する。図6〜図9に示すように、上部作業装置
3における本体支持フレーム13の前後部左右位置に取
付けられた各アウトリガー外箱30を、起倒中心ピン2
8を中心に起立させる。そして、アウトリガー外箱30
と対応するアウトリガー張出箱26,27との間にアウ
トリガー格納セットピン33を挿通させることにより、
アウトリガー外箱30を垂直状態に保持する。この状態
で、アウトリガー張出箱26を右方へ伸長動させるとと
もに、アウトリガー張出箱27を左方へ伸長動させて対
応するアウトリガー外箱30を外側へ張り出す。最後
に、アウトリガー外箱30に対しアウトリガー内箱31
を下方へ伸長動させて、アウトリガー内箱31の下端に
取付けられた支持板32を接地させる。このとき、各ア
ウトリガー内箱31の伸長量を調整することにより、機
体を水平状態に保持させるようにする。
【0046】反対に、アウトリガー29を格納する場合
には、以下のようにする。まず、アウトリガー外箱30
に対してアウトリガー内箱31を収容させる。つぎに、
アウトリガー張出箱26を収縮動させて対応するアウト
リガー外箱30を引き寄せる。最後に、各アウトリガー
外箱30と、対応するアウトリガー張出箱26,27と
の間からアウトリガー格納セットピン33を引き抜き、
起倒中心ピン28を中心に、アウトリガー外箱30を、
水平状態に倒伏させる。
【0047】つぎに、車両搭載型作業機と自走型作業機
との間の組替えについて説明する。まず、車両搭載型作
業機から自走型作業機への間の組替えは、以下のように
して行う。
【0048】運搬車両1の荷台部5に、下部自走装置2
と上部作業装置3と自己組替用治具9などとを搭載した
状態から、自己組替用治具9を用いて、自己設備のみで
組替えを行うようにする。
【0049】即ち、まず、上部作業装置3にアウトリガ
ー用リモコンスイッチ50を接続して、アウトリガー2
9を遠隔操作し得るようにする。このように、アウトリ
ガー用リモコンスイッチ50を用いてアウトリガー29
を遠隔操作させることにより、人が近づかなくとも作業
を行わせることができるようになるので、組替え時の安
全性を高めることができる。そして、図30に示すよう
に、アウトリガー29を垂直状態とし、アウトリガー用
リモコンスイッチ50を操作してアウトリガー29を外
側へ張り出させるとともに、伸長動させ運搬車両1上の
上部作業装置3を水平姿勢で安定させる。この状態で、
上部作業装置3のメインブーム16に形成された治具取
付ブラケット19に、吊アーム18の後端をボルトで固
定する。そして、吊アーム18先端の吊カン47に、吊
揚チェーンブロック48を係止させる。さらに、吊揚チ
ェーンブロック48に二股の吊揚用カン付ワイヤ49の
結合部を係止し、吊揚用カン付ワイヤ49の二股部を運
搬車両1上の下部自走装置2に接続する。
【0050】つぎに、図31に示すように、上部作業装
置3における、ブームシリンダなどの俯仰機構17を用
いてメインブーム16を俯仰させることにより、下部自
走装置2を吊り上げる。つぎに、旋回ベアリングなどの
旋回機構14を用いて上部旋回台15を180゜水平旋
回させることにより、下部自走装置2を運搬車両1の荷
台部5の外側へ移動する。さらに、ブームシリンダなど
の俯仰機構17を用いてメインブーム16を俯仰させる
ことにより、下部自走装置2を路面へおろす。
【0051】その後、運搬車両1と上部作業装置3との
間を結合している上下部結合機構7の結合状態を解除す
る。即ち、まず、図14〜図16に示す上下部結合軸3
9の脚部に形成されたピン孔41から抜止用割ピン42
を抜き取る。つぎに、上下部結合軸39を、前記上部作
業装置3に取付けられた前記上側結合ブラケット12
と、前記運搬車両1に取付けられて前記上側結合ブラケ
ット12を挟持する一対の下側結合ブラケット8の間か
ら引き抜くようにする。これにより、簡単に、運搬車両
1と上部作業装置3との結合状態が解除される。
【0052】そして、アウトリガー29を用いて上部作
業装置3をわずかに持ち上げ、運搬車両1に対して上部
作業装置3を浮かせるようにする。
【0053】この状態で、図32に示すように、運搬車
両1を前方へ移動させて、上部作業装置3の下から退か
せるようにする。そして、上部作業装置3の油圧装置と
下部自走装置2の油圧式走行モータとの間に走行モータ
用油圧延長ホース51を接続する。つぎに、図33
(a)(b)に示すように、下部自走装置2を前方へ移
動させて、上部作業装置3の下へ位置させるようにす
る。
【0054】下部自走装置2が上部作業装置3の下へ位
置されたら、アウトリガー29を用いて上部作業装置3
を下部自走装置2の上におろし、前記上部作業装置3に
取付けられた前記上側結合ブラケット12を、前記下部
自走装置2に取付けられた一対の下側結合ブラケット8
間に挿入させる。この際、一対の下側結合ブラケット8
の上面にテーパ面43が形成され、同様に、上側結合ブ
ラケット12の下面にテーパ面44が形成されているた
め、多少の位置ずれがあった場合でも、テーパ面43,
44の案内作用により位置修正が行われることとなるの
で、うまく、上側結合ブラケット12と下側結合ブラケ
ット8間とを嵌め合わせることができる。そして、上側
結合ブラケット12と下側結合ブラケット8に形成した
ピン孔38に上下部結合軸39を挿通し、上下部結合軸
39の脚部にワッシャ40を嵌合してピン孔41に抜止
用割ピン42を嵌めることにより、下部自走装置2と上
部作業装置3とを結合させる。
【0055】そして、図34(a)(b)に示すよう
に、アウトリガー29を収縮動させ、アウトリガー29
を機体に近寄せ、更に、アウトリガー格納セットピン3
3を抜いてアウトリガー29を水平に倒して格納する。
最後に、アウトリガー用リモコンスイッチ50と走行モ
ータ用油圧延長ホース51を取り外す。以上により、自
走型作業機に組替えられる。
【0056】つぎに、自走型作業機から車両搭載型作業
機への間の組替えは、上記とほぼ反対の手順で行う。具
体的には、以下のようにする。
【0057】まず、図34(a)(b)に示すように、
上部作業装置3にアウトリガー用リモコンスイッチ50
を接続して、アウトリガー29を遠隔操作し得るように
する。また、上部作業装置3の油圧装置と下部自走装置
2の油圧式走行モータとの間に走行モータ用油圧延長ホ
ース51を接続する。そして、アウトリガー29を上述
のように垂直状態とし、外側へ張り出させる。同時に、
下部自走装置2と上部作業装置3との間を結合している
上下部結合機構7の結合状態を上述のようにして解除す
る。
【0058】つぎに、図33(a)(b)に示すよう
に、アウトリガー用リモコンスイッチ50を操作して、
アウトリガー29を動かし、上部作業装置3をわずかに
持ち上げて、下部自走装置2に対して上部作業装置3を
浮かせるようにする。
【0059】そして、図32に示すように、下部自走装
置2を後方へ移動させて、上部作業装置3の下から退か
せるようにし、走行モータ用油圧延長ホース51を取り
外す。つぎに、運搬車両1を後方へ移動させて、上部作
業装置3の下へ位置させるようにする。
【0060】運搬車両1が上部作業装置3の下へ位置さ
れたら、アウトリガー29を用いて上部作業装置3を下
部自走装置2の上におろし、前記上部作業装置3に取付
けられた前記上側結合ブラケット12を、前記運搬車両
1に取付けられた一対の下側結合ブラケット8間に挿入
させる。そして、上側結合ブラケット12と下側結合ブ
ラケット8に形成したピン孔38に上下部結合軸39を
挿通し、上下部結合軸39の脚部にワッシャ40を嵌合
してピン孔41に抜止用割ピン42を嵌めることによ
り、運搬車両1と上部作業装置3とを結合させる。
【0061】その後、上部作業装置3を180゜水平旋
回させる。そして、上部作業装置3のメインブーム16
に形成された治具取付ブラケット19に、吊アーム18
の後端をボルトで固定する。そして、吊アーム18先端
の吊カン47に、吊揚チェーンブロック48を係止させ
る。さらに、吊揚チェーンブロック48に二股の吊揚用
カン付ワイヤ49の結合部を係止し、吊揚用カン付ワイ
ヤ49の二股部を下部自走装置2に接続する。そして、
上部作業装置3における、ブームシリンダなどの俯仰機
構17を用いてメインブーム16を俯仰させることによ
り、下部自走装置2を吊り上げる。
【0062】つぎに、図31に示すように、つぎに、旋
回ベアリングなどの旋回機構14を用いて上部旋回台1
5を180゜水平旋回させることにより、下部自走装置
2を運搬車両1の荷台部5の上へ移動する。さらに、ブ
ームシリンダなどの俯仰機構17を用いてメインブーム
16を俯仰させることにより、下部自走装置2を荷台部
5の上へおろす。
【0063】そして、アウトリガー29を収縮動させ、
アウトリガー29を機体に近寄せ、更に、アウトリガー
格納セットピン33を抜いてアウトリガー29を水平に
倒す。最後に、アウトリガー用リモコンスイッチ50を
取り外す。以上により、自己設備のみで車両搭載型作業
機に組替えられる。
【0064】このように、本実施の形態1の多機能作業
機によれば、上部作業装置3と下部自走装置2との間
に、両者を結合および分離可能な上下部結合機構7を設
けたので、異なる種類の上部作業装置3や下部自走装置
2を多数用意して、これらを任意に組替えるようにする
ことができる。
【0065】上部作業装置3に対し、各種の作業用アタ
ッチメント10を取付交換可能としたので、作業用アタ
ッチメント10を交換することにより一台で各種の作業
をこなすことができる。
【0066】上部作業装置3が、作業時に上部作業装置
3を安定させるとともに、組替え時に上部作業装置3を
昇降させるためのアウトリガー29を備え、且つ、該ア
ウトリガー29を不使用時に格納可能としたので、必要
なときにアウトリガー29を出し、不要なときにアウト
リガー29を格納することができて、作業性を向上し、
組替えを容易に行わせることができる。
【0067】上部作業装置3を結合および分離可能とす
るための上下部結合機構7を運搬車両1に取付け、上部
作業装置3を、運搬車両1と下部自走装置2とのいずれ
かに対し、選択的に結合および分離可能としたので、下
部自走装置2を結合して自走型作業機とすることにより
足場の悪い場所での作業を行うことができ、且つ、運搬
車両1を結合して車両搭載型作業機とすることにより、
遠隔地にある作業現場への移動と作業の両方をこなすこ
とが可能となる。
【0068】運搬車両1が、上部作業装置3と、下部自
走装置2と、自己設備のみで組替えを行わせるための自
己組替用治具9とを搭載可能であるので、設備を効率良
く収容し且つ使用することができる。また、自己組替用
治具9を用いることにより、他の設備を用いずに、切替
えおよび遠隔地への移動を行わせることができる。
【0069】自己組替用治具9が、アウトリガー29を
遠隔操作する着脱可能なアウトリガー用リモコンスイッ
チ50を含むので、アウトリガー用リモコンスイッチ5
0を用いてアウトリガー29を遠隔操作することによ
り、人が近づかずに作業することが可能となり、組替え
時の安全性を高めることができる。
【0070】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0071】例えば、異なる種類の運搬車両1や下部自
走装置2や上部作業装置3を多数用意しておき、これら
を任意に組替えて使用するようにしても良い。また、上
部作業装置3に取付け可能な作業用アタッチメント10
は、例えば、ブルドーザユニットなど、上記以外のもの
とすることができる。下部自走装置2は走行クローラに
限るものではなく、大径タイヤを備えたものや、車軸に
対して公転および自転可能な複数の遊星タイヤを備えた
ものや、クローラの前部に舵取装置を備えたスノーモビ
ル型のものや、空気浮上式のホバークラフト型のもの
や、フロートにスクリューを取付けたものなどとするこ
とができる。また、アウトリガー29は、左右方向では
なく、前後方向に倒して格納するようにできる。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、上部作業装置と下部自走装置との間に、両
者を結合および分離可能な上下部結合機構を設けたの
で、異なる種類の上部作業装置や下部自走装置を多数用
意して、これらを任意に組替えるようにすることができ
る。
【0073】また、請求項2の発明によれば、上部作業
装置に対し、各種の作業用アタッチメントを取付交換可
能としたので、作業用アタッチメントを交換することに
より一台で各種の作業をこなすことができる。
【0074】また、請求項3の発明によれば、上部作業
装置が、作業時に上部作業装置を安定させるとともに、
組替え時に上部作業装置を昇降させるためのアウトリガ
ーを備え、且つ、該アウトリガーを不使用時に格納可能
としたので、必要なときにアウトリガーを出し、不要な
ときにアウトリガーを格納することができて、作業性を
向上し、組替えを容易に行わせることができる。
【0075】また、請求項4の発明によれば、上部作業
装置を結合および分離可能とするための上下部結合機構
を運搬車両に取付け、上部作業装置を、運搬車両と下部
自走装置とのいずれかに対し、選択的に結合および分離
可能としたので、下部自走装置を結合して自走型作業機
とすることにより足場の悪い場所での作業を行うことが
でき、且つ、運搬車両を結合して車両搭載型作業機とす
ることにより、遠隔地にある作業現場への移動と作業の
両方をこなすことが可能となる。
【0076】また、請求項5の発明によれば、運搬車両
が、上部作業装置と、下部自走装置と、自己設備のみで
組替えを行わせるための自己組替用治具とを搭載可能で
あるので、設備を効率良く収容し且つ使用することがで
きる。また、自己組替用治具を用いることにより、他の
設備を用いずに、切替えおよび遠隔地への移動を行わせ
ることができる。
【0077】また、請求項6の発明によれば、自己組替
用治具が、アウトリガーを遠隔操作する着脱可能なアウ
トリガー用リモコンスイッチを含むので、アウトリガー
用リモコンスイッチを用いてアウトリガーを遠隔操作す
ることにより、人が近づかずに作業することが可能とな
り、組替え時の安全性を高めることができる、という実
用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の全体側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】運搬車両の側面図である。
【図5】運搬車両の平面図である。
【図6】下部自走装置を取付けた上部作業装置の正面図
である。
【図7】下部自走装置を取付けた上部作業装置の側面図
である。
【図8】図6でアウトリガーを使用した状態を示す図で
ある。
【図9】図7のアウトリガーを使用した状態を示す図で
ある。
【図10】図7の平面図である。
【図11】下部自走装置の側面図である。
【図12】下部自走装置の平面図である。
【図13】下部自走装置の正面図である。
【図14】上下部結合機構の部分拡大側面図である。
【図15】図14の背面図である。
【図16】図14の平面図である。
【図17】自己組替用治具である吊アームのメインブー
ムに対する取付け状態を示す部分拡大側面図である。
【図18】図17の吊アームの平面図である。
【図19】図17の吊アームの正面図である。
【図20】自己組替用治具である吊揚チェーンブロック
を示す図である。
【図21】自己組替用治具である吊揚用カン付ワイヤを
示す図である。
【図22】自己組替用治具であるアウトリガー用リモコ
ンスイッチを示す図である。
【図23】自己組替用治具である走行モータ用油圧延長
ホースを示す図である。
【図24】パワーシャベルユニットを取付けた車両搭載
型作業機の側面図である。
【図25】クレーンユニットを取付けた車両搭載型作業
機の側面図である。
【図26】パワーシャベルユニットを取付けた自走型作
業機の側面図である。
【図27】クレーンユニットを取付けた自走型作業機の
側面図である。
【図28】杭打機ユニットを取付けた自走型作業機の側
面図である。
【図29】削穴機ユニットを取付けた自走型作業機の側
面図である。
【図30】組替え手順を示す第一の図である。
【図31】組替え手順を示す第二の図である。
【図32】組替え手順を示す第三の図である。
【図33】組替え手順を示す第四の図であり、(a)は
正面図、(b)は側面図である。
【図34】組替え手順を示す第五の図であり、(a)は
正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】 1 運搬車両 2 下部自走装置 3 上部作業装置 7 上下部結合機構 9 自己組替用治具 10 作業用アタッチメント 29 アウトリガー 50 アウトリガー用リモコンスイッチ
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、上部作業装置と下
部自走装置とを上下部結合機構を介して結合および分離
可能とすると共に、前記上部作業装置に設けられた上下
方向へ俯仰可能なメインブームの先端部に対して直接、
各種の作業用アタッチメントを取付交換可能としたこと
を特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】このように構成された請求項1にかかる発
明では、異なる種類の上部作業装置や下部自走装置を多
数用意して、これらを任意に組替えて使用することによ
り各種の作業を行わせることができる。加えて、異なる
種類の作業用アタッチメントを多数容易してこれらをメ
インブームの先端部に対して交換使用することにより一
種類の上部作業装置でも各種の作業をこなすことができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、請求項2に記載された発明では、
記各種の作業用アタッチメントが、パワーシャベルユニ
ット、クレーンユニット、杭打機ユニット、削穴機ユニ
ットを含むことを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】このように構成された請求項2にかかる発
明では、作業用アタッチメントの付け替えにより、一種
類の上部作業装置を、パワーシャベルや、クレーンや、
杭打機や、削穴機などとして使用することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、請求項3に記載された発明では、上
部作業装置が、作業時に上部作業装置を安定させるとと
もに、組替え時に上部作業装置を昇降させるためのアウ
トリガーを備え、且つ、該アウトリガーを不使用時に
平倒伏状態に格納可能としたことを特徴としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】このように構成された請求項3にかかる発
明では、必要なときにアウトリガーを出し、不要なとき
にアウトリガーを水平状態に格納することができるた
め、作業性を向上し、且つ、組替えを容易に行わせるこ
とができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、請求項4に記載された発明では、上
部作業装置を、運搬車両の後部と下部自走装置とのいず
れかに対し、上下部結合機構を介して選択的に結合およ
び分離可能とすると共に、運搬車両が、その前部に、下
部自走装置と、作業用アタッチメントと、自己設備のみ
で組替えを行わせるための自己組替用治具とを搭載可能
な搭載スペースを有することを特徴としている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】このように構成された請求項4にかかる発
明では、上部作業装置を下部自走装置に結合して自走型
作業機とすることにより足場の悪い場所での作業を行う
ことができ、且つ、上部作業装置を運搬車両に結合して
車両搭載型作業機とすることにより、遠隔地にある作業
現場への移動と作業の両方をこなすことが可能となる。
また、運搬車両は、前部に下部自走装置と、作業用アタ
ッチメントと、自己設備のみで組替えを行わせるための
自己組替用治具とを搭載可能な搭載スペースを有してい
るので、必要な全ての設備を効率良く運搬車両内に収容
し且つ使用することができる。また、自己組替用治具を
用いることにより、他の設備を用いずに、切替えおよび
遠隔地への移動を行わせることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、請求項5に記載された発明では、
己組替用治具が、アウトリガーを遠隔操作する着脱可能
なアウトリガー用リモコンスイッチを含むことを特徴と
している。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】このように構成された請求項5にかかる発
明では、アウトリガー用リモコンスイッチを用いてアウ
トリガーを遠隔操作することにより、人が近づかずに作
業することが可能となり、組替え時の安全性を高める
とができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、異なる種類の上部作業装置や下部自走装置
を多数用意して、これらを任意に組替えて使用すること
により各種の作業を行わせることができる。加えて、異
なる種類の作業用アタッチメントを多数容易してこれら
をメインブームの先端部に対して交換使用することによ
り一種類の上部作業装置でも各種の作業をこなすことが
できる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】また、請求項2の発明によれば、作業用ア
タッチメントの付け替えにより、一種類の上部作業装置
を、パワーシャベルや、クレーンや、杭打機や、削穴機
などとして使用することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】また、請求項3の発明によれば、必要なと
きにアウトリガーを出し、不要なときにアウトリガーを
水平状態に格納することができるため、作業性を向上
し、且つ、組替えを容易に行わせることができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】また、請求項4の発明によれば、上部作業
装置を下部自走装置に結合して自走型作業機とすること
により足場の悪い場所での作業を行うことができ、且
つ、上部作業装置を運搬車両に結合して車両搭載型作業
機とすることにより、遠隔地にある作業現場への移動と
作業の両方をこなすことが可能となる。また、運搬車両
は、前部に下部自走装置と、作業用アタッチメントと、
自己設備のみで組替えを行わせるための自己組替用治具
とを搭載可能な搭載スペースを有しているので、必要な
全ての設備を効率良く運搬車両内に収容し且つ使用する
ことができる。また、自己組替用治具を用いることによ
り、他の設備を用いずに、切替えおよび遠隔地への移動
を行わせることができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】また、請求項5の発明によれば、アウトリ
ガー用リモコンスイッチを用いてアウトリガーを遠隔操
作することにより、人が近づかずに作業することが可能
となり、組替え時の安全性を高めることができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部作業装置と下部自走装置との間に、
    両者を結合および分離可能な上下部結合機構を設けたこ
    とを特徴とする多機能作業機。
  2. 【請求項2】 上部作業装置に対し、各種の作業用アタ
    ッチメントを取付交換可能としたことを特徴とする請求
    項1記載の多機能作業機。
  3. 【請求項3】 上部作業装置が、作業時に上部作業装置
    を安定させるとともに、組替え時に上部作業装置を昇降
    させるためのアウトリガーを備え、且つ、該アウトリガ
    ーを不使用時に格納可能としたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の多機能作業機。
  4. 【請求項4】 上部作業装置を結合および分離可能とす
    るための上下部結合機構を運搬車両に取付け、上部作業
    装置を、運搬車両と下部自走装置とのいずれかに対し、
    選択的に結合および分離可能としたことを特徴とする請
    求項1〜3いずれかに記載の多機能作業機。
  5. 【請求項5】 運搬車両が、上部作業装置と、下部自走
    装置と、自己設備のみで組替えを行わせるための自己組
    替用治具とを搭載可能であることを特徴とする請求項4
    記載の多機能作業機。
  6. 【請求項6】 自己組替用治具が、アウトリガーを遠隔
    操作する着脱可能なアウトリガー用リモコンスイッチを
    含むことを特徴とする請求項5記載の多機能作業機。
JP2357298A 1998-02-04 1998-02-04 多機能作業機 Pending JPH11222071A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN114045895A (zh) * 2021-11-25 2022-02-15 董晔 一种带有多功能挖掘破碎工作臂的综合养护车

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