JP2000352331A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2000352331A
JP2000352331A JP11163073A JP16307399A JP2000352331A JP 2000352331 A JP2000352331 A JP 2000352331A JP 11163073 A JP11163073 A JP 11163073A JP 16307399 A JP16307399 A JP 16307399A JP 2000352331 A JP2000352331 A JP 2000352331A
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internal combustion
combustion engine
stop
vehicle
engine
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Atsushi Tabata
淳 田端
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Toyota Motor Corp
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0814Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop
    • F02N11/0818Conditions for starting or stopping the engine or for deactivating the idle-start-stop mode
    • F02N11/0833Vehicle conditions
    • F02N11/0837Environmental conditions thereof, e.g. traffic, weather or road conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関を自動的に停止し始動する車載され
た制御装置において、タクシー乗り場など排気エミッシ
ョンの減少が望まれる場所において自動停止再始動制御
を確実に実行する。 【解決手段】 運転者が車両の自動停止始動運転を望ん
でいない場合であっても(ステップS104)、GPS
受信機の現在位置信号とCD−ROMプレーヤに内蔵の
地図情報とからみて現在の車両位置がタクシー乗り場な
どの強制停止地域内である場合には、強制停止の条件成
立と判断し(ステップS102)、所定条件によりエン
ジンの運転を停止する処理(ステップS108)及び始
動する処理(ステップS110)を実行する。強制停止
の条件は公共の車両通信センターからの強制停止信号の
受信でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中に内燃機関
の自動停止と自動再始動とを実行することにより、燃料
を節約しあるいは排気エミッションを低減させるための
内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行時に、例えば交差点等で自動
車が停車した場合、所定の停止条件下でエンジンを自動
停止させ、その後、所定の始動条件下、例えばアクセル
ペダルを踏み込んだときに、エンジンを再始動させる自
動停止再始動制御を行う内燃機関の制御装置が提案され
ている(例えば、特開昭60−125738号)。
【0003】このような装置は、燃料の節約及び排気エ
ミッションの低減を図ることができるものとして期待さ
れているが、この制御装置を常時作動するようにしてお
くと、例えば登坂中の一時停止や、交差点での右折時の
一時停止の際のように、円滑な車両発進が望まれる状況
でもエンジンの停止と再始動が行われてしまうという不
都合がある。
【0004】そこで、このような不都合を避けるため
に、自動停止再始動制御の実行を禁止するスイッチを車
室内に設け、運転者が当該スイッチをオン(すなわち禁
止側に操作)している場合には、自動停止再始動制御が
行われないようにする装置を考えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このスイッチ
が常時オンされ自動停止再始動制御が禁止されているよ
うでは、燃料の節約及び排気エミッションの低減という
装置本来の目的を達成できない。特に、タクシー乗り場
における客待ちの場合等には、排気エミッションを少な
くすることが特に望ましく、このような場面において内
燃機関の自動停止再始動制御が実行されることが要望さ
れる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、排気エミッションの削減が特に望ま
しい場面において、内燃機関の自動停止再始動制御を実
行させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、所定の停止条件が満たされると内燃
機関を停止させ、所定の再始動条件が満たされると前記
内燃機関を始動させる自動停止再始動制御を行う内燃機
関の制御装置において、運転者の操作に応じて前記自動
停止再始動制御を禁止する禁止手段と、前記内燃機関を
停止することが好ましい車両位置か否かを判断する車両
位置判別手段と、前記禁止手段によって自動停止再始動
制御が禁止されている場合であっても、前記車両位置判
別手段により前記内燃機関を停止することが好ましい車
両位置であると判断された場合には、前記停止条件が満
たされたことを条件に前記内燃機関を強制的に停止させ
る強制停止手段を備えたことを特徴とする内燃機関の制
御装置である。
【0008】第1の発明では、車両位置判別手段が、内
燃機関を停止することが好ましい車両位置か否かを判断
し、内燃機関を停止することが好ましい車両位置である
と判断された場合には、禁止手段によって自動停止再始
動制御が禁止されている場合であっても、停止条件が満
たされたことを条件に、強制停止手段が内燃機関を強制
的に停止させる。したがって、第1の発明では、タクシ
ー乗り場における客待ちの場合等のように、排気エミッ
ションの削減が特に望ましい場面において、内燃機関の
自動停止再始動制御を確実に実行することができる。
【0009】第2の発明は、第1の発明の内燃機関の制
御装置であって、前記車両位置判別手段は、所定の強制
停止地域データを含む地図情報と、車両の現在位置を検
出する現在位置検出手段と、前記地図情報と前記現在位
置検出手段の検出した現在位置とに基づいて現在位置が
前記内燃機関を停止することが好ましい車両位置か否か
を判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする内燃
機関の制御装置である。
【0010】また第3の発明は、第1の発明の内燃機関
の制御装置であって、前記車両位置判別手段は、車両外
に設置された送信機から送信される信号を受信する受信
手段と、前記信号に基づいて現在位置が前記内燃機関を
停止することが好ましい車両位置か否かを判定する判定
手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置
である。
【0011】第2の発明では所定の強制停止地域データ
を含む地図情報と車両の現在位置とに基づいて、また第
3の発明では車両外に設置された送信機から送信される
信号に基づいて、それぞれ内燃機関を停止することが好
ましい車両位置か否かが判定される。したがって第2及
び第3の発明では、内燃機関を停止することが好ましい
車両位置であることを確実に認識でき、そのような場所
で内燃機関を確実に停止させることができる。
【0012】第4の発明は、第1の発明の内燃機関の制
御装置であって、前記強制停止手段によって前記内燃機
関が停止された場合に、前記強制停止手段による内燃機
関の停止である旨を出力する出力手段を備えたことを特
徴とする内燃機関の制御装置である。
【0013】第4の発明では、強制停止手段によって内
燃機関が停止された場合に、内燃機関の停止が強制停止
手段によるものである旨が出力される。したがって第4
の発明では、強制停止手段により内燃機関が停止した場
合にも運転者が故障と勘違いすることを防ぐことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
内燃機関の制御装置20の構成の概略を示す構成図であ
る。図示するように、実施例の内燃機関の制御装置20
は、内燃機関であるエンジン22と、エンジン22から
の動力を変速して駆動軸32に伝達する自動変速機30
と、エンジン22を始動可能な発電機としても動作する
モータ40と、インバータ60を介してモータ40への
電力の供給およびモータ40により発電された電力によ
る充電が可能なバッテリ62と、装置全体をコントロー
ルする電子制御ユニット70とを備える。なお、エンジ
ン22からの動力は、自動変速機30により変速されて
駆動軸32に出力され、最終的には駆動軸32に取り付
けられたディファレンシャルギヤ34を介して駆動輪3
6,38に出力される。
【0015】エンジン22はガソリンを燃料とする内燃
機関であり、その出力軸であるクランクシャフト24の
一端は自動変速機30の入力軸に接続されており、その
他端にはクラッチ26を介してプーリ28が取り付けら
れている。エンジン22の運転制御は、エンジン用電子
制御ユニット(以下、EGECUという)23による図
示しないスロットルバルブの開度の制御や図示しない燃
料噴射弁の開弁時間の制御などによって行なわれてい
る。
【0016】自動変速機30は、循環するオイルの作用
によりトルクを増幅して後方に伝達する周知の流体式の
トルクコンバータと、複数のクラッチやブレーキの作動
の組み合わせにより複数の前進ギヤ段および後進ギヤ段
の一つが選択的に噛み合った状態とされる有段式遊星歯
車機構からなる変速機とから構成されている。
【0017】自動変速機30の変速操作に用いられるオ
イルポンプ19は、エンジン22のクランクシャフト2
4に直結されている。このオイルポンプ19は、自動変
速機30の内部に設けられ前進走行時に係合される公知
の前進クラッチ105と、図2に示す油圧制御回路12
0によって結合されている。この油圧制御回路120
は、後述する自動停止再始動制御におけるエンジン22
の自動再始動の際に、前進ギヤ段を選択するための前進
クラッチ105への油圧を素速く昇圧するように構成さ
れている。
【0018】図2において、油圧制御回路120は、オ
イルポンプ19と、このオイルポンプ19からの油圧を
ライン圧コントロールソレノイド102で調圧して所定
のライン圧として供給するプライマリレギュレータバル
ブ100と、運転席内のシフトレバー84と連動して前
記プライマリレギュレータバルブ100からのライン圧
を各ポジションに応じて作動部分に導くマニュアルバル
ブ104と、このマニュアルバルブ104からの油圧を
断続する切換弁108と、切換弁108の駆動用ソレノ
イド110と、調圧用のアキュムレータ103とを備え
ている。
【0019】マニュアルバルブ104から大オリフィス
106と前記切換弁108とを介して、前進クラッチ1
05に油圧を供給する第1の油圧経路107(通常油圧
経路)が構成されており、また、大オリフィス106を
通過した後の第1の油圧経路107から分岐して、小オ
リフィス114を介し前進クラッチ105へと油圧を供
給する第2の油圧経路109が構成されている。大オリ
フィス106を通過した後の第1の油圧経路107と前
記第2の油圧経路109との間には、チェックボールか
らなる逆止弁113が、前記小オリフィス114部分と
並列に接続されている。この逆止弁113は、前進クラ
ッチ105側からマニュアルバルブ104側へと向かう
方向を順方向としている。
【0020】この油圧制御回路120では、運転者がシ
フトレバー84を操作すると、その操作の各ポジション
に応じてマニュアルバルブ104が作動し、プライマリ
レギュレータバルブ100からのライン圧を前進クラッ
チ105へと導くものであるが、特に、後述する急速増
圧制御の指令があった場合には切換弁108が開かれて
ライン圧がそのまま前進クラッチ105に供給され、ま
た、急速増圧制御の終了指令があった場合には、切換弁
108が遮断されて小オリフィス114を経たオイルが
比較的ゆっくりと(従来と略同等の速度で)前進クラッ
チ105に供給される。逆止弁113は前進クラッチ1
05からのオイルのドレン(排出)を許容する。なお、
アキュムレータ103はピストン118及びスプリング
116を備えており、前進クラッチ105にオイルが供
給されるときに、スプリング116によって決定される
所定の油圧がしばらく維持されるように機能し、これに
より前進クラッチ105の係合終了付近で発生するショ
ックを低減するものである。この油圧制御回路120に
設けられた複数のクラッチやブレーキの係合制御は、自
動変速機用電子制御ユニット(以下、ATECUとい
う)31による各ソレノイドバルブの開閉制御などによ
り行なわれる。
【0021】再び図1において、モータ40は同期電動
発電機であり、後述するエコラン制御の実行中にエンジ
ン22を再始動する際にはスタータモータの代わりに用
いられ、またエンジン22の制動の際には電力を回生す
るものである。モータ40の出力軸である回転軸42に
は、減速機44が取り付けられており、この減速機44
にはプーリ58が取り付けられている。減速機44は、
図示するように、回転軸42に取り付けられたサンギヤ
46と、リングギヤ48と、サンギヤ46の周囲を自転
しながら公転する複数のピニオンギヤ50と、複数のピ
ニオンギヤ50を連結するキャリア52とからなる遊星
歯車機構を主部品として構成されている。リングギヤ4
8は、ブレーキ54によりケースに固定されるようにな
っていると共にワンウェイクラッチ56により回転軸4
2に接続されている。したがって、ブレーキ54を係合
状態とすれば、回転軸42の回転は、遊星歯車機構のギ
ヤ比をもって減速してプーリ58に伝達され、ブレーキ
54を非係合状態とすれば、ワンウェイクラッチ56が
係合して減速されずに伝達されるようになっている。プ
ーリ58はベルト59によりプーリ28に連結されてお
り、モータ40によりエンジン22を始動できると共
に、逆にエンジン22の動力によりモータ40を発電機
として動作させることができるようになっている。
【0022】モータ40の運転は、インバータ60を介
してモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUと
いう)41により制御されている。モータECU41に
よるモータ40の運転制御は、バッテリ62に接続され
たインバータ60が備えるスイッチング素子としての6
個のトランジスタのオン時間の割合を順次制御してモー
タ40の三相コイルの各コイルに流れる電流を制御する
ことによって行なわれる。なお、実施例ではモータ40
を同期電動発電機としたから、モータ40を発電機とし
て動作させることによりバッテリ62を充電できるよう
になっている。このモータ40を発電機として動作させ
る制御もモータECU41によりなされる。バッテリ6
2は、充放電可能な二次電池として構成されており、そ
の蓄電状態や充放電はバッテリ用電子制御ユニット(以
下、バッテリECUという)63により制御されてい
る。
【0023】電子制御ユニット70は、CPU72を中
心として構成されたワンチップマイクロプロセッサとし
て構成されており、処理プログラムを記憶したROM7
4と、一時的にデータを記憶するRAM76と、EGE
CU23やATECU31,モータECU41,バッテ
リECU63と通信を行なう図示しない通信ポートと、
入出力ポート(図示せず)とを備える。この電子制御ユ
ニット70には、駆動輪36,38に取り付けられた車
輪速センサ37,39からの車輪速VR,VL,アクセ
ルペダルポジションセンサ81により検出されるアクセ
ルペダル80の踏み込み量であるアクセルペダルポジシ
ョンAP,ブレーキペダルポジションセンサ83により
検出されるブレーキペダル82の踏み込み量であるブレ
ーキペダルポジションBP,シフトポジションセンサ8
5により検出されるシフトレバー84の操作位置すなわ
ちP(停車)・D(走行)・R(後退)・N(中立)・
4・3・2・L(ロー)の各ポジションを示す信号であ
るシフトポジションSP,ブレーキスイッチ87により
検出されるサイドブレーキレバー86のオンオフとして
のブレーキスイッチBS,エコラン制御を行なわないと
きにオン操作され許容モードから禁止モードへの切換え
に用いられるエコランカットスイッチ88からのエコラ
ンカット信号ECSW,外部の車両通信センターなどの
送信器から送信されるラジオ波による道路情報信号を受
信する受信機90からの受信信号SF,複数の衛星から
の電波により車両の現在位置を検出するGPS受信機9
2からの現在位置信号PP,車両の前部に設けられミリ
波発信器96の発したレーザ光の受信の有無により前方
の車両の有無を検出する前方センサ98からの前方車検
出信号DFなどが、入力ポートを介して入力されてい
る。また、電子制御ユニット70からはクラッチ26へ
の駆動信号や減速機44への駆動信号,運転席前面のパ
ネルに取り付けられエコラン制御を行なっているときに
点灯するエコランインジケータ89への駆動信号などが
出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユ
ニット70には、タクシー乗り場など排気エミッション
を少なくすることが望まれる場所の情報であるエンジン
強制停止地域情報を情報の一つとして含む地図情報を記
録したCD−ROMを内蔵したCD−ROMプレーヤ9
4も図示しないインタフェースにより接続されている。
【0024】こうして構成された内燃機関の制御装置2
0では、電子制御ユニット70により車両の状態に応じ
てエンジン22を自動停止したり自動再始動する自動停
止再始動制御(以下「エコラン制御」という。)が行な
われている。エンジン22の自動停止の条件は、シフト
レバー84がNポジションまたはPポジションのときに
は、「車両が停止状態」かつ「アクセルオフ」(アクセ
ルペダル80が踏み込まれていない状態)であり、シフ
トレバー84がDポジションのときには、「車両が停止
状態」かつ「アクセルオフ」(アクセルペダル80が踏
み込まれていない状態)かつ「ブレーキオン」(ブレー
キペダル82が踏み込まれている状態)である。車両の
停止状態は、車輪速センサ37,39により検出される
車輪速VR,VLから演算される車速Vにより判定さ
れ、アクセルペダル80やブレーキペダル82の踏み込
み状態は、アクセルペダルポジションセンサ81により
検出されるアクセルペダルポジションAPやブレーキペ
ダルポジションセンサ83により検出されるブレーキペ
ダルポジションBPに基づいて判定される。一方、エン
ジン22の自動再始動の条件は、こうした自動停止の条
件が成立しなくなった状態である。こうしたエコラン制
御は、例えば市街地走行しているときの交差点での信号
待ち状態や踏切での列車の通過待ち状態のときに作動
し、車両の燃費の向上を図っている。なお、電子制御ユ
ニット70では、こうしたエコラン制御を行なうと共に
エンジン22の運転状態や自動再始動時の状態を学習
し、学習結果に基づいてエンジン22の運転や始動に関
する機器の劣化や寿命などを判定している。
【0025】以上のとおり構成された内燃機関の制御装
置20において行われる制御の例について、以下に説明
する。
【0026】実施形態1 図3は、実施例の電子制御ユニット70により実行され
るエコラン規制処理ルーチンの一例を示すフローチャー
トである。このルーチンは、図示しないイグニッション
キーがオンとされたときから所定時間毎(例えば、8m
sec毎)に繰り返し実行される。
【0027】このエコラン規制処理ルーチンが実行され
ると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、各
種信号の入力処理を実行する(ステップS100)。入
力信号には、アクセルペダルポジションセンサ81から
のアクセルペダルポジションAPやブレーキペダル82
からのブレーキペダルポジションBP、シフトポジショ
ンセンサ85からのシフトポジションSP、ブレーキス
イッチ87からのブレーキスイッチBS、エコランカッ
トスイッチ88からのエコランカット信号ECSW、受
信機90からの受信信号SF、GPS受信機92からの
現在位置信号PPなどがある。
【0028】こうして入力信号処理を実行すると、次
に、入力された信号に基づいて、エンジン強制停止の条
件が成立しているかの判断を行う(ステップS10
2)。
【0029】この強制停止の条件は、車両の現在位置
が、タクシー乗り場や病院の駐車場などの強制停止地域
内であることである。すなわち、CD−ROMプレーヤ
94に内蔵された地図情報にあらかじめ含まれているエ
ンジン強制停止地域情報と、GPS受信機92からの現
在位置信号PPとに基づいて、現在の車両位置が強制停
止地域内であるかが判断され、強制停止地域内である場
合には、強制停止の条件が成立していると判断する。な
お、強制停止の条件としては、車両の現在位置が強制停
止地域内であることに加えて、例えば住宅地であれば夜
間といったように時間の条件を加えてもよく、また大気
の汚染物質濃度を検出するセンサを設けて該センサの検
出値に基づき汚染物質濃度が所定値以上の場合にのみ強
制停止を行う構成としてもよい。
【0030】このステップS102での判断の結果、強
制停止の条件が成立していない通常の走行時には、次に
エコランカットスイッチ88の操作位置に基づいてエコ
ラン制御を行うか否かを判断する(ステップS10
4)。エコランカット信号ECSWがオフのときには、
エコラン制御が行われることが運転者により期待されて
いる場合であると判断して、通常のエコラン制御を行
う。すなわち、エンジン22を自動停止する条件が成立
しているかを判断し(ステップS106)、自動停止条
件が成立していると判定されたときには、エンジン22
の運転を停止する処理を実行して(ステップS10
8)、本ルーチンを終了し、自動停止条件が成立してい
ないと判定されたときには、エンジン22を始動する処
理を実行して(ステップS110)、本ルーチンを終了
する。また、ステップS104でエコランカット信号E
CSWがオンのときは、エコラン制御が行われることを
運転者が期待していない場合であると判断して、エコラ
ン制御を中止する処理を実行し(ステップS112)、
本ルーチンを終了する。
【0031】そして、ステップS102で強制停止の条
件が成立している場合には、ステップS104の判断を
行うことなく、ステップS106に移行して、エンジン
22を自動停止する条件が成立しているかを判断し、自
動停止条件が成立している場合にはエンジン22の運転
を停止する処理(ステップS108)を、また自動停止
条件が成立していない場合にはエンジン22を始動する
処理(ステップS110)をそれぞれ実行して、本ルー
チンを終了する。
【0032】その結果、本実施例の内燃機関の制御装置
20によれば、強制停止の条件が成立している場合に
は、エコランカット信号ECSWがオンであるかオフで
あるかにかかわらず、エコラン制御が実行される。した
がって、タクシー乗り場における客待ちの場合等のよう
に、排気エミッションの削減が特に望ましい場面におい
て、運転者がエコランカットスイッチ88をオンしてエ
コラン制御の禁止を選択していてもエンジン22が停止
されるので、制御装置の機能を有効に発揮することがで
きる。
【0033】なお、この実施形態では強制停止の条件を
地図情報と現在位置信号PPとに基づいて判断する構成
としたが、このような構成に代えて、タクシー乗り場な
どの強制停止地域の中央に例えば公共の車両通信センタ
ーのような送信局を設置して微弱なFM信号を常時送信
させ、このFM信号が受信機90に受信され、かつ受信
された信号の強さが所定値を上回った場合に、強制停止
の条件が成立していると判断する構成としてもよい。こ
の場合には地図情報やGPS信号を用いないので処理を
簡易に行えると共に、強制停止地域の変更や新設があっ
て対応する地図情報の更新が行われていない場合にも送
信局の新設により強制停止の行われる地域を容易かつ確
実に変更できるという利点がある。
【0034】また、上記ステップS102において強制
停止の条件が成立し、これに基づいてエンジンを停止し
た場合に、そのエンジンの停止がエコラン機能によるも
のである旨を、例えば車室内の経路誘導システムの表示
画面(図示せず)に「エコラン機能によりエンジンを停
止しました」のように表示したり、また同様の出力を車
室内のスピーカ(図示せず)からの音声により行う構成
としてもよい。この場合には、エンジン22が不意に停
止した場合に運転者がエンジン22やエコランカットス
イッチ88の故障ではないかとの不安を抱くことがない
という利点がある。
【0035】実施形態2 実施形態2は、同じくエコラン制御の実行又は中止の切
換えに関するものであり、上記実施形態1において、車
両が特定の強制停止地域に入っている場合にエコラン制
御に強制的に移行する構成としていたのに対し、実施形
態2は、車両の所定距離内の前方に他の車両が存在して
いない場合にエコラン制御を強制的に中止する構成であ
る。
【0036】図4は、実施例の電子制御ユニット70に
より実行されるエコラン規制処理ルーチンを示すフロー
チャートである。このルーチンは、シフトレバー84が
D(走行)ポジションの場合に実行されるものであり、
図示しないイグニッションキーがオンとされたときから
所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行さ
れる。
【0037】このエコラン規制処理ルーチンが実行され
ると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、各
種信号の入力処理を実行する(ステップS200)。こ
こでは、上記実施形態1のステップS100と同様の各
種信号に加え、特に前方の車両の有無を検出する前方セ
ンサ98からの前方車検出信号DFが電子制御ユニット
70に入力される。
【0038】こうして入力信号処理を実行すると、次
に、入力された信号に基づいて、車両から所定距離以内
(例えば2m以内)の前方に他の車両があるか否かの判
断を行う(ステップS202)。
【0039】このステップS202での判断の結果、所
定距離以内の前方に車両がある場合には、次にエコラン
カットスイッチ88の操作位置に基づいてエコラン制御
を行うか否かを判断する(ステップS204)。エコラ
ンカット信号ECSWがオフのときには、通常のエコラ
ン制御を行う。すなわち、エンジン22を自動停止する
条件が成立しているかを判断し(ステップS206)、
自動停止条件が成立していると判定されたときには、エ
ンジン22の運転を停止する処理を実行して(ステップ
S208)、本ルーチンを終了し、自動停止条件が成立
していないと判定されたときには、エンジン22を始動
する処理を実行して(ステップS210)、本ルーチン
を終了する。また、ステップS204でエコランカット
信号ECSWがオンのときは、エコラン制御が行われる
ことを運転者が期待していない場合であると判断して、
エコラン制御を中止する処理を実行し(ステップS21
2)、本ルーチンを終了する。
【0040】そして、ステップS202で所定距離以内
の前方に車両がない場合には、エコラン制御を中止する
処理を実行し(ステップS212)、本ルーチンを終了
する。
【0041】このように、本実施形態では、所定距離以
内の前方に車両がない場合には、エコラン制御が中止さ
れる。その結果、所定距離以内の前方に停車していた車
両が発進し、所定距離以上の車間距離が開いた場合に
は、エンジン22が再始動される。すなわち、運転者が
ブレーキペダル82から足を放して自動停止条件が不成
立となりエンジン22が再始動されるタイミングに比
し、より早いタイミングでエンジン22が再始動される
ので、続いて運転者がアクセルペダル80を踏み込む際
には、エンジン22は既に始動していることとなる。し
たがって本実施形態によれば、信号待ちなどの短時間の
停車において、エンジン22の停止状態から再始動及び
車両発進に至る過程を円滑かつ応答性よく行うことがで
きる。
【0042】なお、本実施形態では電波信号の送受信機
であるミリ波発信器96及び前方センサ98を用いた
が、レーザ光や赤外光の送受信機を用いてもよい。ま
た、車両の後部などに信号源を設けて微弱な信号を常時
送信するようにし、この信号を後方の車両の前方センサ
が受信しなくなった場合にエコラン制御を中止する構成
としても同様の効果を得ることができる。
【0043】実施形態3 実施形態3は、同じくエコラン制御の実行又は中止の切
換えに関するものであり、特にシフトポジションセンサ
85の故障の際の処理に関するものである。
【0044】エコラン制御の行われる車両においては、
シフトレバーがN(中立)やP(停車)に操作されてい
る停車中の場合と、走行中の場合とで、異なる条件でエ
コラン制御を行う構成が試みられており、例えば上述の
とおり、N(中立)又はP(停車)のときには「車両が
停止状態」かつ「アクセルオフ」を条件に、またD(走
行)ポジションによる走行中であってエコランカットス
イッチ88がオフのときには「車両が停止状態」かつ
「アクセルオフ」かつ「ブレーキオフ」を条件に、それ
ぞれエコラン制御によるエンジン22の停止処理を行
う。このような構成では、ブレーキペダル82が踏まれ
ていない場合には、N(中立)又はP(停車)のときに
はエンジン22が停止され、D(走行)のときにはエン
ジン22が駆動される。この場合には、特に操作位置が
D(走行)のときには、運転者がブレーキペダル82か
ら足を放せば、次にアクセルペダル80を踏むときには
既にエンジン22が起動していることとなり、発進を円
滑に行うことができる。
【0045】ところで、以上の構成において、シフトポ
ジションセンサ85が故障している場合にはシフトレバ
ー84の現実の操作位置が検出できないので、この場合
にシフトレバー84の操作位置を例えばN(中立)であ
る、又はD(走行)である、とみなしてエコラン制御に
移行する構成を考えることができる。しかし、操作位置
を例えばN(中立)であるとみなし、「車両が停止状
態」かつ「アクセルオフ」を条件にエコラン制御に移行
することとすると、現実の操作位置がD(走行)であっ
た場合には、運転者がブレーキペダル82から足を放し
てもエンジン22が起動せず、アクセルペダル80を踏
んで初めてエンジン22が起動するので、発進にもたつ
きが生じる。また、操作位置をD(走行)とみなし、
「車両が停止状態」かつ「アクセルオフ」かつ「ブレー
キオフ」を条件にエコラン制御に移行することとする
と、現実の操作位置がN(中立)又はP(停車)であっ
た場合には、停車中であっても運転者がブレーキペダル
82から足を放すとエンジン22が起動するので、不要
なショックや振動が生じてしまう。本実施形態は、この
ような不都合を解消するためのものである。
【0046】他方、シフトレバー84の操作位置として
は、例えば図5に示すとおり、P(停車)・R(後退)
・N(中立)・D(走行)・4・3・2の各ポジション
に加え、エコラン制御による走行を示すDeco(エコラ
ン走行)のポジションを設けることができる。そして、
シフトレバー84の操作位置を検出するためのシフトポ
ジションセンサ85は、より詳細には、各操作位置に応
じてそれぞれ設けられたスイッチの組み合わせから構成
されてよい。このような構成においては、例えばR(後
退)の操作を検出するR溝スイッチ150と、Deco
(エコラン走行)の操作を検出するDecoスイッチ15
2についてみると、正常な動作ではこれらのスイッチ1
50,152が両者ともオンとされることはあり得ず、
両スイッチ150,152がオンとなっている場合は少
なくともいずれか一方が故障していると判断できる。ま
た逆に、各操作位置に設けられたスイッチの全てがオフ
とされることは、一の操作位置から他の一の操作位置へ
の移行中、すなわち変速操作中のわずかな時間を除いて
はあり得ないので、この変速操作に要すると予想される
所定時間を超えて全てのスイッチがオフとされている場
合にも、少なくともいずれか一つのスイッチが故障して
いると判断できる。本実施形態はこれを利用してシフト
ポジションセンサ85の故障を検出し、これに応じた処
理を行う。
【0047】図6は、実施例の電子制御ユニット70に
より実行されるエコラン規制処理ルーチンを示すフロー
チャートであり、所定時間毎(例えば、8msec毎)
に繰り返し実行される。
【0048】このエコラン規制処理ルーチンが実行され
ると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、上
記実施形態1のステップS100と同様に各種信号の入
力処理を実行する(ステップS300)。
【0049】こうして入力信号処理を実行すると、次
に、入力された信号のうち特にシフトポジションセンサ
85の検出信号SPに基づいて、シフトポジションセン
サ85がフェール、すなわち故障しているか否かの判断
を行う(ステップS302)。この判断の結果フェール
でない、すなわち正常に作動していると判断された場合
には、本ルーチンを終了する。
【0050】他方、ステップS302での判断の結果、
シフトポジションセンサ85がフェールすなわち故障し
ていると判断される場合には、故障時のフェールセーフ
処理として、エコラン運転を行わないように処理を行
う。具体的には、まずエンジン22が停止中かを判断し
(ステップS304)、運転中の場合には、エコラン制
御への移行を禁止する(ステップS306)。したがっ
てエンジン22の運転が継続され、エコラン制御の行わ
れない通常の走行運転が行われる。また、ステップS3
04でエンジン22が停止中の場合には、エコラン制御
を中止し(ステップS308)、エンジンを再始動する
(ステップS310)。
【0051】次に、前進クラッチ105に対する油圧制
御回路120の急速増圧制御を禁止し(ステップS31
2)、本ルーチンを終了する。
【0052】このように、本実施形態によれば、シフト
ポジションセンサ85が故障していると判断される場合
には、エコラン制御が行われない。したがって、シフト
ポジションセンサ85が故障し現在の運転状態がシフト
ポジションセンサ85から識別できない場合に、現実の
シフトレバー84の操作位置と異なる操作位置を想定し
たエコラン制御が行われることに起因する弊害は発生せ
ず、したがってその後の発進のもたつきや不要なショッ
ク及び振動の発生を防ぐことができる。
【0053】また、本実施形態では、油圧制御回路12
0の急速増圧制御を禁止する構成としたので(ステップ
S312)、急速増圧制御が前進クラッチ105でなく
後進クラッチ(図示せず)に対して行われるといった誤
作動が生ずるおそれもなく、また、本実施形態の制御の
際にはアクセルペダル80が踏み込まれているわけでは
ないので、前進クラッチ105に対する油圧の上昇の遅
れに起因する弊害も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態に係る内燃機関の制御装置を
示す構成図である。
【図2】 本発明実施形態に係る油圧制御回路を示す構
成図である。
【図3】 本発明実施形態に係る制御の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 本発明実施形態に係る制御の他の例を示すフ
ローチャートである。
【図5】 本発明実施形態に係る車両のシフトレバーの
各操作位置とスイッチとを示す平面図である。
【図6】 本発明実施形態に係る制御の他の例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
20 内燃機関の制御装置、22 エンジン、23 エ
ンジン用電子制御ユニット、24 クランクシャフト、
26 クラッチ、28 プーリ、30 自動変速機、3
1 自動変速機用電子制御ユニット、32 駆動軸、3
4 ディファレンシャルギヤ、36,38 駆動輪、3
7,39 車輪速センサ、40 モータ、41 モータ
用電子制御ユニット、42 回転軸、44 減速機、4
6 サンギヤ、48 リングギヤ、50 ピニオンギ
ヤ、52 キャリア、54 ブレーキ、56 ワンウェ
イクラッチ、58 プーリ、60 インバータ、62
バッテリ、63 バッテリ用電子制御ユニット、70
電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76
RAM、80 アクセルペダル、81 アクセルペダ
ルポジションセンサ、82 ブレーキペダル、83 ブ
レーキペダルポジションセンサ、84 シフトレバー、
85 シフトポジションセンサ、86 サイドブレーキ
レバー、87 ブレーキスイッチ、88 エコランカッ
トスイッチ、89 エコランインジケータ、90 受信
機、92 GPS受信機、94 CD−ROMプレー
ヤ、96 ミリ波発信器、98 前方センサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の停止条件が満たされると内燃機関
    を停止させ、所定の再始動条件が満たされると前記内燃
    機関を始動させる自動停止再始動制御を行う内燃機関の
    制御装置において、 運転者の操作に応じて前記自動停止再始動制御を禁止す
    る禁止手段と、 前記内燃機関を停止することが好ましい車両位置か否か
    を判断する車両位置判別手段と、 前記禁止手段によって自動停止再始動制御が禁止されて
    いる場合であっても、前記車両位置判別手段により前記
    内燃機関を停止することが好ましい車両位置であると判
    断された場合には、前記停止条件が満たされたことを条
    件に前記内燃機関を強制的に停止させる強制停止手段を
    備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関の制御装置で
    あって、 前記車両位置判別手段は、 所定の強制停止地域データを含む地図情報と、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 前記地図情報と前記現在位置検出手段の検出した現在位
    置とに基づいて現在位置が前記内燃機関を停止すること
    が好ましい車両位置か否かを判定する判定手段と、を備
    えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の内燃機関の制御装置で
    あって、 前記車両位置判別手段は、 車両外に設置された送信機から送信される信号を受信す
    る受信手段と、 前記信号に基づいて現在位置が前記内燃機関を停止する
    ことが好ましい車両位置か否かを判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の内燃機関の制御装置で
    あって、 前記強制停止手段によって前記内燃機関が停止された場
    合に、前記強制停止手段による内燃機関の停止である旨
    を出力する出力手段を備えたことを特徴とする内燃機関
    の制御装置。
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Cited By (6)

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