JP2000337189A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2000337189A
JP2000337189A JP11145869A JP14586999A JP2000337189A JP 2000337189 A JP2000337189 A JP 2000337189A JP 11145869 A JP11145869 A JP 11145869A JP 14586999 A JP14586999 A JP 14586999A JP 2000337189 A JP2000337189 A JP 2000337189A
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internal combustion
combustion engine
learning
control device
determination
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Atsushi Tabata
淳 田端
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関を自動的に停止し始動する車載され
た制御装置において、大気密度の低下に基づいて生じる
内燃機関の始動性の悪化を回避すると共にその始動性の
悪化に基づく機器の劣化を防止する。 【解決手段】 大気圧センサにより検出される大気圧や
車両位置の標高などから高地判断を行ない(S10
2)、高地と判断されたときには、エンジンを自動的に
停止し始動するエコラン制御の実施や停止を操作するス
イッチの値に拘わらず、エコラン制御を中止する(ステ
ップS104)。この結果、空気密度が低い高地では、
エンジンを自動停止し自動始動しないから、エンジンの
始動性が悪化することに起因する機器の劣化の促進など
の不都合を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の制御装
置に関し、詳しくは、所定条件が成立したときに内燃機
関の運転を停止される内燃機関の制御装置や内燃機関の
運転状態を学習する内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内燃機関の制御装置とし
ては、所定の停止条件が成立したときにエンジンを自動
的に停止すると共に別の所定の始動条件が成立したとき
にエンジンを自動的に始動するものが提案されている
(例えば、特開平9−222035号公報など)。市街
地走行を行なっている車両は、交差点での信号待ちや踏
切での列車の通過待ちなど所定時間に亘って停車する頻
度が高い。この停車中にエンジンを運転しているとすれ
ば、エネルギを無駄に使用していることになり、燃料の
効率的な利用に資することができない。上述の装置は、
こうした所定時間に亘って停車しているときにエンジン
の運転を停止することによってエネルギの効率的な利用
を図ろうとするものである。この装置は、こうしたエン
ジンの運転の自動的な停止と始動に加えて、エンジンの
運転の停止の燃費への寄与をドライバーに表示してい
る。
【0003】また、こうしたエンジンの運転を自動的に
停止し始動する制御装置は、通常、エンジンの運転状
態、例えば空燃比や点火タイミングがエミッションに与
える影響などを学習し、その学習結果を用いてエンジン
の運転の制御を行なっている。こうした装置では、この
学習により、燃費やエミッションの向上などを図ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たエンジンの運転を自動的に停止し始動する装置では、
エンジンの始動性が悪化する場合が生じるという問題が
あった。標高の高いところなどの大気圧が低く空気密度
が低い状態では、エンジンの始動性は悪化する。エンジ
ンの運転を自動的に停止したり始動したりしない通常の
装置では、運転者の意思によってエンジンの始動がなさ
れるから、始動性の悪化はそのときにのみ感じられる
が、エンジンの運転を自動的に停止し始動する装置で
は、運転者の意思によらず停止と始動が行なわれ、その
動作も燃費の向上を図る目的から頻繁に行なわれるか
ら、始動性の悪化は、運転者に機械不良という不安感や
違和感を頻繁に与えてしまう。また、この始動性の悪化
は、エンジンやエンジンの始動に関する機器に過度の負
荷を強いるものになるから、その劣化の促進をも招いて
しまう。さらに、エンジンの運転状態を学習する装置で
は、こうした大気の状態に基づく始動性の悪化をもエン
ジンの運転状態の一つとして学習したり、この始動性の
悪化を機器の劣化によるものと誤判断する場合も生じ
る。
【0005】本発明の内燃機関の制御装置は、大気の状
態に基づいて生じる始動性の悪化を回避することを目的
の一つとする。また、本発明の内燃機関の制御装置は、
始動性の悪化に基づく機器の劣化を防止することを目的
の一つとする。さらに、本発明の内燃機関の制御装置
は、大気の状態に起因して始動性が悪化している状態の
学習を回避することを目的の一つとする。あるいは、本
発明の内燃機関の制御装置は、機器の劣化の誤判断を防
止することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の内燃機関の制御装置は、上述の目的の少なくとも
一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】本発明の第1の内燃機関の制御装置は、所
定条件が成立したときに内燃機関の運転を停止される内
燃機関の制御装置であって、大気密度を検出または推定
する大気密度検出推定手段と、該検出または推定された
大気密度が所定値以下のとき、前記所定条件の成立にも
拘わらず、前記内燃機関の運転の停止を禁止する運転禁
止規制手段とを備えることを要旨とする。
【0008】この本発明の第1の内燃機関の制御装置で
は、運転停止禁止手段が、大気密度検出推定手段により
検出または推定された大気密度が所定値以下のとき、内
燃機関の運転を停止する際の所定条件の成立にも拘わら
ず、内燃機関の運転の停止を禁止する。こうした本発明
の第1の内燃機関の制御装置によれば、大気圧が所定値
以下のときに、内燃機関の運転が停止されるのを禁止す
ることができる。この結果、運転が停止された内燃機関
を自動的に始動するタイプの場合、大気圧が所定値以下
の状態での内燃機関の自動的な始動も禁止されることに
なるから、大気圧が所定値以下で生じうる始動性の悪化
やこれに起因する不都合を回避することができる。
【0009】本発明の第2の内燃機関の制御装置は、所
定条件が成立したときに内燃機関の運転を停止される内
燃機関の制御装置であって、大気密度を検出または推定
する大気密度検出推定手段と、該検出または推定された
大気密度との関連で前記内燃機関の運転状態を学習する
運転状態学習手段と、該運転状態学習手段における学習
の程度が所定程度未満のとき、前記所定条件の成立にも
拘わらず、前記内燃機関の運転の停止を禁止する運転停
止禁止手段とを備えることを要旨とする。
【0010】この本発明の第2の内燃機関の制御装置で
は、運転停止禁止手段が、運転状態学習手段における大
気密度と関連する内燃機関の運転状態の学習の程度が所
定程度未満のとき、内燃機関の運転を停止する際の所定
条件の成立にも拘わらず、内燃機関の運転の停止を禁止
する。こうした本発明の第2の内燃機関の制御装置によ
れば、学習の程度が所定程度になるまで内燃機関の運転
の停止を禁止することができる。この結果、大気密度と
関連する内燃機関の運転状態の学習不足に基づく不都
合、例えば内燃機関の始動時の空燃比や点火タイミング
などの不適合などを防止することができる。
【0011】こうした本発明の第2の内燃機関の制御装
置において、前記所定程度は、前記内燃機関が所定時間
に亘って運転される間になされる学習の程度であるもの
とすることもできる。こうすれば、学習の程度を内燃機
関を運転している時間によって判定することができる。
【0012】本発明の第3の内燃機関の制御装置は、内
燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の始動状態を
検出する始動状態検出手段と、該検出された始動状態に
基づいて前記内燃機関の始動状態を学習および/または
判定する始動状態学習判定手段と、大気密度を検出また
は推定する大気密度検出推定手段と、該検出または推定
された大気密度が所定値未満のとき、前記始動状態学習
判定手段による学習および/または判定を禁止する学習
判定規制手段とを備えるものとすることもできる。
【0013】この本発明の第3の内燃機関の制御装置で
は、始動状態学習判定手段が、始動状態検出手段により
検出された内燃機関の始動状態に基づいてこの内燃機関
の始動状態を学習および/または判定する。学習判定規
制手段は、大気密度検出推定手段により検出または推定
された大気密度が所定値以下のとき、始動状態学習判定
手段による学習および/または判定を規制する。こうし
た本発明の第3の内燃機関の制御装置によれば、大気密
度が所定値以下のときには、内燃機関の始動状態の学習
を規制したり、内燃機関の始動状態の判定を規制するこ
とができる。この結果、大気密度が所定値以下のときの
学習に基づく不都合、例えば誤判断などを防止すること
ができる。また、大気密度が所定値のときの判定に基づ
く不都合、例えば誤判定などを防止することができる。
【0014】こうした本発明の第3の内燃機関の制御装
置において、前記始動状態学習判定手段は、前記始動状
態検出手段により検出された始動状態を学習し、該学習
に基づいて前記内燃機関の始動に関する機器の状態を判
定する手段であるものとすることもできる。
【0015】また、本発明の第3の内燃機関の制御装置
において、前記学習判定規制手段は、前記始動状態学習
判定手段による学習および/または判定を禁止する手段
であるものとすることもできる。こうすれば、学習や判
定を行なわないようにすることができる。この結果、大
気が所定状態のときの学習や判定に基づく不都合を回避
することができる。
【0016】さらに、本発明の第3の内燃機関の制御装
置において、前記学習判定規制手段は、前記始動状態学
習判定手段による学習および/または判定の条件とは異
なる学習および/または判定の条件を備え、該異なる学
習および/または判定の条件に基づいて学習および/ま
たは判定するよう前記始動状態学習判定手段を規制する
手段であるものとすることもできる。こうすれば、大気
が所定状態における学習や判定をより適切に行なうこと
ができると共に誤学習や誤判定を防止することができ
る。
【0017】また、本発明の第3の内燃機関の制御装置
において、前記始動状態検出手段は、前記内燃機関の始
動に要する時間を検出する手段であるものとすることも
できる。
【0018】あるいは、本発明の第3の内燃機関の制御
装置において、前記学習は、前記始動状態検出手段によ
り検出された始動状態を統計データの一つとする学習で
あるものとすることもできる。
【0019】加えて、本発明の第3の内燃機関の制御装
置において、前記判定は、前記内燃機関の始動に関する
機器の劣化の判定であるものとすることもできる。
【0020】本発明の第1ないし第3のいずれかの内燃
機関の制御装置において、前記大気密度検出推定手段
は、大気圧を検出または推定する手段であるものとする
こともできる。
【0021】また、本発明の第1ないし第3のいずれか
の内燃機関の制御装置において、標高を情報の一つとし
て有する地図情報と、車両の現在位置を検出または推定
する位置検出推定手段とを備え、前記大気密度検出推定
手段は、前記位置検出推定手段により検出または推定さ
れた車両の現在位置と前記地図情報とに基づいて前記大
気密度を検出または推定する手段であるものとすること
もできる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
内燃機関の制御装置20の構成の概略を示す構成図であ
る。図示するように、実施例の内燃機関の制御装置20
は、内燃機関であるエンジン22と、エンジン22から
の動力を変速して駆動軸32に伝達するオートマチック
トランスミッション30と、エンジン22を始動可能な
発電機としても動作するモータ40と、インバータ60
を介してモータ40への電力の供給およびモータ40に
より発電された電力による充電が可能なバッテリ62
と、装置全体をコントロールする電子制御ユニット70
とを備える。
【0023】エンジン22はガソリンを燃料とする内燃
機関であり、その出力軸であるクランクシャフト24の
一端はオートマチックトランスミッション30の入力軸
に接続されており、その他端にはクラッチ26を介して
プーリ28が取り付けられている。エンジン22の運転
制御は、エンジン用電子制御ユニット(以下、EGEC
Uという)23による図示しないスロットルバルブの開
度の制御や図示しない燃料噴射弁の開弁時間の制御など
によって行なわれている。
【0024】オートマチックトランスミッション30
は、循環するオイルの作用によりトルクを増幅して後方
に伝達する周知の流体式のトルクコンバータと、複数の
クラッチやブレーキの作動の組み合わせにより複数の前
進ギヤ段および後進ギヤ段の一つが選択的に噛み合った
状態とされる有段式遊星歯車機構からなる変速機とから
構成されている。オートマチックトランスミッション3
0には、図示しないが、上述の変速機のギヤ段を制御す
るための油圧制御回路が設けられている。この油圧制御
回路には、後述するエンジン22の自動停止や自動始動
を行なうエコラン制御における自動始動の際に、前進ギ
ヤ段を選択するためのクラッチへ油圧を素速く昇圧する
ための急速昇圧回路が設けられている。この油圧制御回
路に設けられた複数のクラッチやブレーキの係合制御
は、オートマチックトランスミッション用電子制御ユニ
ット(以下、ATECUという)31による油圧制御回
路に取り付けられたソレノイドバルブの開閉制御などに
より行なわれる。なお、エンジン22からの動力は、こ
のオートマチックトランスミッション30により変速さ
れて駆動軸32に出力され、最終的には駆動軸32に取
り付けられたディファレンシャルギヤ34を介して駆動
輪36,38に出力される。
【0025】モータ40は、前述したように発電可能な
同期電動発電機として構成されている。モータ40の出
力軸である回転軸42には、減速機44が取り付けられ
ており、この減速機44にはプーリ58が取り付けられ
ている。減速機44は、図示するように、回転軸42に
取り付けられたサンギヤ46と、リングギヤ48と、サ
ンギヤ46の周囲を自転しながら公転する複数のピニオ
ンギヤ50と、複数のピニオンギヤ50を連結するキャ
リア52とからなる遊星歯車機構を主部品として構成さ
れている。リングギヤ48は、ブレーキ54によりケー
スに固定されるようになっていると共にワンウェイクラ
ッチ56により回転軸42に接続されている。したがっ
て、ブレーキ54を係合状態とすれば、回転軸42の回
転は、遊星歯車機構のギヤ比をもって減速してプーリ5
8に伝達され、ブレーキ54を非係合状態とすれば、ワ
ンウェイクラッチ56が係合して減速されずに伝達され
るようになっている。プーリ58はベルト59によりプ
ーリ28に連結されており、モータ40によりエンジン
22を始動できると共に、逆にエンジン22の動力によ
りモータ40を発電機として動作させることができるよ
うになっている。
【0026】モータ40の運転は、インバータ60を介
してモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUと
いう)41により制御されている。モータECU41に
よるモータ40の運転制御は、バッテリ62に接続され
たインバータ60が備えるスイッチング素子としての6
個のトランジスタのON時間の割合を順次制御してモー
タ40の三相コイルの各コイルに流れる電流を制御する
ことによって行なわれる。なお、実施例ではモータ40
を同期電動発電機としたから、モータ40を発電機とし
て動作させることによりバッテリ62を充電できるよう
になっている。このモータ40を発電機として動作させ
る制御もモータECU41によりなされる。
【0027】バッテリ62は、充放電可能な二次電池と
して構成されており、その蓄電状態や充放電はバッテリ
用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)6
3により制御されている。
【0028】電子制御ユニット70は、CPU72を中
心として構成されたワンチップマイクロプロセッサとし
て構成されており、処理プログラムを記憶したROM7
4と、一時的にデータを記憶するRAM76と、EGE
CU23やATECU31,モータECU41,バッテ
リECU63と通信を行なう通信ポート(図示せず)
と、入出力ポート(図示せず)とを備える。この電子制
御ユニット70には、駆動輪36,38に取り付けられ
た車輪速センサ37,39からの車輪速VR,VL,ア
クセルペダルポジションセンサ81により検出されるア
クセルペダル80の踏み込み量であるアクセルペダルポ
ジションAP,ブレーキペダルポジションセンサ83に
より検出されるブレーキペダル82の踏み込み量である
ブレーキペダルポジションBP,シフトポジションセン
サ85により検出されるシフトレバー84のポジション
であるシフトポジションSP,ブレーキスイッチ87に
より検出されるサイドブレーキレバー86のオンオフと
してのブレーキスイッチBS,エコラン制御を行なわな
いときに操作されるエコランカットスイッチ88からの
エコランカット信号ECSW,大気圧センサ90により
検出される大気圧P,複数の衛星からの電波により車両
の現在位置を検出するGPS受信機92からの現在位置
信号PPなどが入力ポートを介して入力されている。ま
た、電子制御ユニット70からはクラッチ26への駆動
信号や減速機44への駆動信号,運転席前面のパネルに
取り付けられエコラン制御を行なっているときに点灯す
るエコランインジケータ89への駆動信号などが出力ポ
ートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット
70には、標高を情報の一つとして含む地図情報を記録
したCD−ROMを内蔵したCD−ROMプレーヤ94
も図示しないインタフェースにより接続されている。
【0029】こうして構成された内燃機関の制御装置2
0は、電子制御ユニット70により車両の状態に応じて
エンジン22を自動停止したり自動始動するエコラン制
御が行なわれている。エンジン22の自動停止の条件と
しては、シフトレバー84がNポジションまたはPポジ
ションのときには、車両が停止状態かつアクセルペダル
80が踏み込まれていない状態であり、シフトレバー8
4がDポジションのときには、車両が停止状態かつアク
セルペダル80が踏み込まれていない状態かつブレーキ
ペダル82が踏み込まれている状態である。車両の停止
状態は、車輪速センサ37,39により検出される車輪
速VR,VLから演算される車速Vにより判定され、ア
クセルペダル80やブレーキペダル82の踏み込み状態
は、アクセルペダルポジションセンサ81により検出さ
れるアクセルペダルポジションAPやブレーキペダルポ
ジションセンサ83により検出されるブレーキペダルポ
ジションBPに基づいて判定される。一方、エンジン2
2の自動始動の条件は、こうした自動停止の条件が成立
しなくなった状態である。こうしたエコラン制御は、例
えば市街地走行しているときの交差点での信号待ち状態
や踏切での列車の通過待ち状態のときに作動し、車両の
燃費の向上を図っている。なお、電子制御ユニット70
では、こうしたエコラン制御を行なうと共にエンジン2
2の運転状態や自動始動時の状態を学習し、学習結果に
基づいてエンジン22の運転や始動に関する機器の劣化
や寿命などを判定している。
【0030】次に、こうしたエコラン制御を行なう実施
例の内燃機関の制御装置20の動作、特に大気圧Pに基
づくエコラン制御の規制の動作について説明する。図2
は、実施例の電子制御ユニット70により実行されるエ
コラン規制処理ルーチンの一例を示すフローチャートで
ある。このルーチンは、図示しないイグニッションキー
がオンとされたときから所定時間毎(例えば、8mse
c毎)に繰り返し実行される。
【0031】このエコラン規制処理ルーチンが実行され
ると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、各
種信号の入力処理を実行する(ステップS100)。入
力信号には、アクセルペダルポジションセンサ81から
のアクセルペダルポジションAPやブレーキペダル82
からのブレーキペダルポジションBP,シフトポジショ
ンセンサ85からのシフトポジションSP,ブレーキス
イッチ87からのブレーキスイッチBS,エコランカッ
トスイッチ88からのエコランカット信号ECSW,大
気圧センサ90により検出される大気圧P,GPS受信
機92からの現在位置信号PPなどである。
【0032】こうして入力信号処理を実行すると、次に
入力した信号に基づいて高地判断を行なう(ステップS
102)。高地か否かの判断は、大気圧センサ90によ
り検出される大気圧Pに基づいて行なってもよく、GP
S受信機92からの現在位置信号PPとCD−ROMプ
レーヤ94に内蔵された地図情報とから現在位置信号P
Pの標高から判断するものとしてもよい。なお、エンジ
ン22の燃料噴射量などを制御する際に大気圧センサか
らの信号を用いている車両の場合、その大気圧センサか
らの信号に基づいて高地の判断を行なうものとしてもよ
い。この処理で高地と判断されたときには、大気密度が
薄くエンジン22の始動時間が延びる可能性があり、こ
の始動性の悪化に起因して他の機器の耐久性などに悪影
響を及ぼす可能性があると判断し、エコラン制御を中止
する処理を実行して(ステップS104)、本ルーチン
を終了する。
【0033】一方、高地でないと判断されると、エンジ
ン22の始動性などには問題がないから、エコランカッ
トスイッチ88によってエコラン制御を行なうか否かを
判断する(ステップS106)。エコランカット信号E
CSWがオンのときには、エコラン制御を中止し(ステ
ップS104)、エコランカット信号ECSWがオフの
ときには、エンジン22を自動停止する条件が成立して
るかを判定し(ステップS108)、自動停止条件が成
立していると判定されたときには、エンジン22の運転
を停止する処理を実行して(ステップS110)、本ル
ーチン終了し、自動停止条件が成立していないと判定さ
れたときには、エンジン22を始動する処理を実行して
(ステップS112)、本ルーチンを終了する。
【0034】以上説明した実施例の内燃機関の制御装置
20によれば、高地判断により高地と判定されたときに
は、エコランカット信号ECSWに拘わらず、エコラン
制御を中止することができる。したがって、空気密度が
低いときに、エンジン22が自動停止され、自動始動さ
れることがない。この結果、エンジン22の始動性が悪
いことに起因する不都合、例えばエンジン22を始動す
るモータ40などの機器の劣化の促進や劣化の誤判断な
どを回避することができる。しかも、空気密度を大気圧
センサ90により検出される大気圧Pによって判定する
から、簡易な構成とすることができると共に、高い精度
で検出することができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例の内燃機関の
制御装置20Bについて説明する。第2実施例の内燃機
関の制御装置20Bは、図1に例示した第1実施例の内
燃機関の制御装置20と同一のハード構成をしている。
したがって、図1の構成とその説明をそのまま第2実施
例の内燃機関の制御装置20Bのハード構成の説明と
し、重複するハード構成の説明は省略する。なお、以下
の第2実施例の内燃機関の制御装置20Bの説明でも、
図1に例示した各構成とその符号を用いる。
【0036】第2実施例の内燃機関の制御装置20B
は、第1実施例の内燃機関の制御装置20が実行する図
2に例示するエコラン規制処理ルーチンに代えて図3に
例示するエコラン規制処理ルーチンを実行する。このル
ーチンも、図2のエコラン規制処理ルーチンと同様に、
図示しないイグニッションキーがオンとされたときから
所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行さ
れる。
【0037】図3のエコラン規制処理ルーチンが実行さ
れると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、
入力信号処理を実行する(ステップS200)。入力信
号としては、図2のステップS100の処理で説明した
各信号の他に、EGECU23からの学習の程度に関す
る信号やバッテリECU63からのバッテリ62のオフ
の履歴に関する信号なども含まれる。なお、EGECU
23により行なわれる学習には、空気密度とエンジン2
2の運転状態との関係や始動時の状態との関係の学習,
エンジン22の排気管に設けられた図示しない酸素セン
サからの信号などに基づいてフィードバック制御される
空燃比の学習,図示しないアイドルスピードコントロー
ルバルブの開閉により行なわれるアイドルスピードコン
トロールの学習などが含まれる。また、学習の程度は、
例えば、学習内容を記憶する電子制御ユニット70のR
AM76の所定領域に蓄積されたデータ量や、エンジン
22の運転時間や始動回数などにより表わすことができ
る。バッテリ62のオフの履歴は、バッテリECU63
により近い過去においてバッテリ62の端子間電圧が所
定レベル以下になったか否か検出することにより行なわ
れる。
【0038】入力信号処理を行なうと、次にバッテリ6
2のオフの履歴があるか否かをチェックする処理を実行
する(ステップS202,S204)。バッテリ62の
オフの履歴がないときには、何もせずにそのまま本ルー
チンを終了する。バッテリ62のオフの履歴があるとき
には、EGECU23が基本学習を終了しているか否か
を判定する(ステップS206)。基本学習が終了して
いるか否かの判定は、前述した学習の程度として表わさ
れるRAM76の所定領域に蓄積されたデータ量が所定
量以上であるか否か、エンジン22の運転時間が所定時
間以上であるか否か、始動回数が所定回数以上であるか
否かなどを判定することにより行なわれる。そして、ま
だ基本学習が終了していないと判定されると、エコラン
制御を禁止して(ステップS208)、本ルーチンを終
了する。
【0039】一方、既に基本学習が終了していると判定
されると、前述したエコラン制御における自動停止の条
件が成立しているかを判定し(ステップS210)、成
立しているときには、エコランを実施、即ちエンジン2
2を自動停止する処理を実行して(ステップS21
2)、本ルーチンを終了し、自動停止条件が成立してい
ないときには、エコランを実行せずにエンジン駆動を継
続する処理を実行して(ステップS214)、本ルーチ
ンを終了する。
【0040】以上説明した第2実施例の内燃機関の制御
装置20Bによれば、バッテリ62をオフした後は、エ
ンジン22の運転状態や始動時の状態の基本学習を終え
るまで、エコラン制御を禁止することができる。エンジ
ン22の運転状態や始動時の状態の学習には、空気密度
とエンジン22の運転状態との関係や始動時の状態との
関係の学習も含まれるから、空気密度が低いときに、エ
ンジン22が自動停止され、自動始動されることもな
く、その結果として、エンジン22の始動性が悪いこと
に起因する不都合、例えばエンジン22を始動するモー
タ40などの機器の劣化の促進や劣化の誤判断などを回
避することができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施例の内燃機関の
制御装置20Cについて説明する。第3実施例の内燃機
関の制御装置20Cも、図1に例示した第1実施例の内
燃機関の制御装置20と同一のハード構成をしている。
したがって、図1の構成とその説明をそのまま第3実施
例の内燃機関の制御装置20Cのハード構成の説明と
し、重複するハード構成の説明は省略する。なお、以下
の第3実施例の内燃機関の制御装置20Cの説明でも、
図1に例示した各構成とその符号を用いる。
【0042】第3実施例の内燃機関の制御装置20C
は、図4に例示する制御ルーチンを実行する。このルー
チンは、図示しないイグニッションキーがオンとされた
ときから所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返
し実行される。
【0043】この制御ルーチンが実行されると、電子制
御ユニット70のCPU72は、まず、入力信号処理を
実行する(ステップS300)。入力信号としては、図
2のステップS100や図3のステップS200の処理
で説明した各信号の他に、RAM76の所定アドレスに
書き込まれているエンジン22の自動復帰時であるかの
信号やATECU31からのオートマチックトランスミ
ッション30の制御が正常に行なえたか否かの信号など
も含まれる。エコラン制御におけるエンジン22の自動
始動では、電子制御ユニット70から自動始動の信号を
受けたATECU31によりオートマチックトランスミ
ッション30の油圧制御回路に設けられた急速昇圧回路
により前進ギヤ段を選択するためのクラッチへ油圧を素
速く昇圧する急速昇圧制御が行なわれる。オートマチッ
クトランスミッション30の制御が正常に行なえたか否
かの信号は、こうした急速昇圧制御が適正に行なわれた
か否かの信号である。なお、この急速昇圧制御に関する
詳細については、同一出願人により先に出願された特願
平10−107630号、特願平11−97912号に
記載されているのでここでの詳細な説明は省略する。
【0044】入力信号処理を行なうと、続いてエンジン
22の自動復帰時か否かを判定する(ステップS30
2)。エンジン22の自動復帰時でないときには、この
まま本ルーチンを終了する。エンジン22の自動復帰時
のときには、前述のオートマチックトランスミッション
30の制御が正常に行なえたか否かの信号によりオート
マチックトランスミッション30の制御系が正常である
かを判定する処理を実行する(ステップS304)。オ
ートマチックトランスミッション30の制御系が正常で
ないときには、エンジン22の回転数Neの立ち上がり
学習を中止して(ステップS308)、本ルーチンを終
了する。
【0045】一方、オートマチックトランスミッション
30の制御系が正常なときには、学習中にアクセルペダ
ル80が踏み込まれていない状態が継続しているかを判
定し(ステップS306)、アクセルペダル80が踏み
込まれると学習を中止する(ステップS308)。アク
セルペダル80の踏み込まれていない状態が継続してい
るときには、エンジン22の回転数Neの立ち上がり学
習を行なう(ステップS310)。具体的な学習として
は、エンジン22の始動時にその回転数Neが所定回転
数Nrに至るまでの時間を統計データの一つとし、エン
ジン22の始動に関する機器、例えばモータ40などの
劣化や寿命などを判定する基礎をなすものや、エンジン
22の始動時の空燃比に関するものなどが含まれる。こ
こで、所定回転数Nrは、エンジン22の始動が終了し
たと判定するためのものであり、第3実施例ではエンジ
ン22のアイドル回転数より若干低い回転数として設定
した。なお、ステップS306で説明したように、回転
数Neが所定回転数Nrに至るまでの間にアクセルペダ
ル80が踏み込まれれてアクセルペダルポジションAP
がオフでなくなると、自動始動時の適正な学習ができな
いと判断して学習を中止する。
【0046】次に、図2のステップS102の処理と同
一の高地判断を行なう処理を実行し(ステップS31
2)、高地と判断されたときには高地基準を設定し、高
地でないと判断されたときには通常基準を設定する。こ
こでの基準としては、例えばエンジン22の回転数Ne
が所定回転数Nrになるまでに要する時間(以下、始動
時間という)が挙げられる。通常の空気密度における始
動時間T1の平均値TM1と空気密度が低いときの始動
時間T2の平均値TM2の一例を図5に、通常の空気密
度における始動時間T1と空気密度が低いときの始動時
間T2の分布の一例を図6に示す。図示するように、通
常の空気密度における始動時間T1は、空気密度が低い
ときの始動時間T2より短くなるから、こうした分布か
ら、エンジン22の始動を判定することができる。な
お、図5および図6中、TMNGは、これ以上の始動時
間を要するときには、エンジン22を始動する機器のい
ずれかに寿命がきていると判定するために設定される時
間である。実施例では、高地基準には始動時間の許容時
間として空気密度が低いときの始動時間T2の平均値T
M2が用いられ、通常基準には始動時間の許容時間とし
て通常の空気密度における始動時間T1の平均値TM1
が用いられている。
【0047】このように基準が設定されると、ステップ
S310の処理で行なった学習に基づいて今回のエンジ
ン22の自動始動を設定した基準と比較してエンジン2
2を自動始動する機器の劣化や寿命を判定する処理を実
行する(ステップS318)。機器の寿命は、前述した
ように始動時間T1,T2がTMNGを越えたときに判
定することができる。機器の劣化は、始動時間が基準よ
り長くなったときに判定するものとしたり、それまでの
始動時間の平均値が基準を越えたときに判定するものと
したり、図6に例示する平均値TM1や平均値TM2の
各分布において例えば中央値から標準偏差σの2倍ある
いは3倍を超えたときに判定するものとするものとする
こともできる。また、機器の劣化の判定では、始動時間
の変化率が閾値より大きくなったときに急速に劣化が進
んでいると判定することもできる。なお、この他、モー
タ40などの寿命は作動回数により決まるから、作動回
数から判定するものを付加してもよい。
【0048】こうしてエンジン22を始動する機器が寿
命でもなく劣化もしてないと判定されるときには、学習
を実施すると共にエコラン制御を継続する処理を実行し
て(ステップS320)、本ルーチンを終了し、エンジ
ン22を始動する機器が劣化または寿命と判定されたと
きには、学習は実施するがエコラン制御は禁止する処理
を実行して(ステップS322)、本ルーチンを終了す
る。なお、ステップS318でエンジン22を始動する
機器が劣化または寿命と判定され、学習は実施するがエ
コラン制御は禁止する処理を実行しても、イグニッショ
ンがオンとされたときのエンジン22の始動特性が元に
戻れば、エコラン制御を再び実行するものとしてもよ
い。
【0049】以上説明した第3実施例の内燃機関の制御
装置20Cによれば、高地判断に基づいて基準を設定
し、この基準によりエンジン22を始動する機器の劣化
や寿命を判定することができる。この結果、より適正に
機器の劣化や寿命を判定することができる。しかも、油
圧制御回路における急速昇圧制御が適正になされなかっ
たときや、学習中にアクセルペダル80が踏み込まれて
通常の自動始動でなくなったときには学習しないから、
適正な自動始動だけを学習することができる。この結
果、機器の劣化や寿命をより適正に判定することができ
る。
【0050】第3実施例の内燃機関の制御装置20Cで
は、高地判断により判定基準を変えるものとしたが、高
地判断により高地と判断されたときには、エンジン22
の始動時の学習をしない構成としたり、学習はするが機
器の劣化や寿命の判定はしない構成としてもよい。こう
すれば、高地判断で高地でないときの学習のみで判定す
ることができる。
【0051】第1ないし第3実施例の内燃機関の制御装
置20,20B,20Cでは、減速機44を介してモー
タ40をエンジン22側と接続したが、減速機44を介
さずにモータ40をエンジン22側に接続するものとし
てもよい。
【0052】また、第1ないし第3実施例の内燃機関の
制御装置20,20B,20Cでは、モータ40を同期
電動発電機として構成したが、誘導電動発電機など他の
電動発電機として構成してもよく、発電機として機能し
ない電動機として構成しても差し支えない。
【0053】さらに、第1ないし第3実施例の内燃機関
の制御装置20,20B,20Cでは、オートマチック
トランスミッション30をトルクコンバータと有段式の
遊星歯車機構として構成したが、クランクシャフト24
の回転数を変速して駆動軸32に伝達できればよいか
ら、変速比が連続的に変更可能であり油圧制御式のクラ
ッチを有する無段変速機(CVT)などとして構成して
もよい。
【0054】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である内燃機関の制御装置
20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 電子制御ユニット70により実行されるエコ
ラン規制処理ルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】 第2実施例の内燃機関の制御装置20Bが備
える電子制御ユニット70により実行されるエコラン規
制処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図4】 第3実施例の内燃機関の制御装置20Cが備
える電子制御ユニット70により実行される制御ルーチ
ンの一例を示すフローチャートである。
【図5】 通常の空気密度における始動時間T1の平均
値TM1と空気密度が低いときのエンジン22の始動時
間T2の平均値TM2の一例を示すグラフである。
【図6】 通常の空気密度における始動時間T1と空気
密度が低いときの始動時間T2の分布の一例を示すグラ
フである。
【符号の説明】
20,20B,20C 内燃機関の制御装置、22 エ
ンジン、23 エンジン用電子制御ユニット、24 ク
ランクシャフト、26 クラッチ、28 プーリ、30
オートマチックトランスミッション、31 オートマ
チックトランスミッション用電子制御ユニット、32
駆動軸、34 ディファレンシャルギヤ、36,38
駆動輪、37,39 車輪速センサ、40 モータ、4
1 モータ用電子制御ユニット、42 回転軸、44
減速機、46 サンギヤ、48リングギヤ、50 ピニ
オンギヤ、52 キャリア、54 ブレーキ、56 ワ
ンウェイクラッチ、58 プーリ、60 インバータ、
62 バッテリ、63バッテリ用電子制御ユニット、7
0 電子制御ユニット、72 CPU、74ROM、7
6 RAM、80 アクセルペダル、81 アクセルペ
ダルポジションセンサ、82 ブレーキペダル、83
ブレーキペダルポジションセンサ、84 シフトレバ
ー、85 シフトポジションセンサ、86 サイドブレ
ーキレバー、87 ブレーキスイッチ、88 エコラン
カットスイッチ、89 エコランインジケータ、90
大気圧センサ、92 GPS受信機、94 CD−RO
Mプレーヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 BA28 DA00 DA09 DA19 EA07 EA11 EB00 FA00 FA01 FA03 FA05 FA06 FA10 3G092 AA01 AB02 AC03 CA02 EA14 EA17 EB04 EC05 FA30 FA36 FA44 HF02Z HF08Z HF21Z HF26Z HG00Z HG08Z 3G093 AA05 BA00 BA11 BA17 BA21 BA22 DB00 DB05 DB08 DB19 EB00 FA00 FA11 FB05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件が成立したときに内燃機関の運
    転を停止される内燃機関の制御装置であって、 大気密度を検出または推定する大気密度検出推定手段
    と、 該検出または推定された大気密度が所定値以下のとき、
    前記所定条件の成立にも拘わらず、前記内燃機関の運転
    の停止を禁止する運転禁止規制手段とを備える内燃機関
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 所定条件が成立したときに内燃機関の運
    転を停止される内燃機関の制御装置であって、 大気密度を検出または推定する大気密度検出推定手段
    と、 該検出または推定された大気密度との関連で前記内燃機
    関の運転状態を学習する運転状態学習手段と、 該運転状態学習手段における学習の程度が所定程度未満
    のとき、前記所定条件の成立にも拘わらず、前記内燃機
    関の運転の停止を禁止する運転停止禁止手段とを備える
    内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定程度は、前記内燃機関が所定時
    間に亘って運転される間になされる学習の程度である請
    求項2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関の制御装置であって、 前記内燃機関の始動状態を検出する始動状態検出手段
    と、 該検出された始動状態に基づいて前記内燃機関の始動状
    態を学習および/または判定する始動状態学習判定手段
    と、 大気密度を検出または推定する大気密度検出推定手段
    と、 該検出または推定された大気密度が所定値未満のとき、
    前記始動状態学習判定手段による学習および/または判
    定を禁止する学習判定規制手段とを備える内燃機関の制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記始動状態学習判定手段は、前記始動
    状態検出手段により検出された始動状態を学習し、該学
    習に基づいて前記内燃機関の始動に関する機器の状態を
    判定する手段である請求項4記載の内燃機関の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記学習判定規制手段は、前記始動状態
    学習判定手段による学習および/または判定を禁止する
    手段である請求項4または5記載の内燃機関の制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記学習判定規制手段は、前記始動状態
    学習判定手段による学習および/または判定の条件とは
    異なる学習および/または判定の条件を備え、該異なる
    学習および/または判定の条件に基づいて学習および/
    または判定するよう前記始動状態学習判定手段を規制す
    る手段である請求項4または5記載の内燃機関の制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記始動状態検出手段は、前記内燃機関
    の始動に要する時間を検出する手段である請求項4ない
    し7いずれか記載の内燃機関の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記学習は、前記始動状態検出手段によ
    り検出された始動状態を統計データの一つとする学習で
    ある請求項4ないし8いずれか記載の内燃機関の制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記判定は、前記内燃機関の始動に関
    する機器の劣化の判定である請求項4ないし9いずれか
    記載の内燃機関の制御装置。
  11. 【請求項11】 前記大気密度検出推定手段は、大気圧
    を検出または推定する手段である請求項1ないし10い
    ずれか記載の内燃機関の制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし10いずれか記載の内
    燃機関の制御装置であって、 標高を情報の一つとして有する地図情報と、 車両の現在位置を検出または推定する位置検出推定手段
    とを備え、 前記大気密度検出推定手段は、前記位置検出推定手段に
    より検出または推定された車両の現在位置と前記地図情
    報とに基づいて前記大気密度を検出または推定する手段
    である内燃機関の制御装置。
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