JP2000352189A - 作業ケージ用昇降装置 - Google Patents

作業ケージ用昇降装置

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JP2000352189A JP11162234A JP16223499A JP2000352189A JP 2000352189 A JP2000352189 A JP 2000352189A JP 11162234 A JP11162234 A JP 11162234A JP 16223499 A JP16223499 A JP 16223499A JP 2000352189 A JP2000352189 A JP 2000352189A
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正義 本田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り荷重を直接ワイヤロープのガイド機構に
加えること無く、小型化できる作業ケージ用昇降装置を
提供すること。 【解決手段】 回転往復駆動機構30を設けて作業ケー
ジ9を吊り下げる複数本のワイヤロープ8がかけられる
シーブ31,33,35を装置本体21に固定し、これ
ら複数本のワイヤロープ8を巻き取りまたは繰り出すド
ラム11をその軸方向に往復移動して整列状態で巻取り
等を行うようにする。これにより、吊り荷重が直接ワイ
ヤロープ8を整列状態とする機構30に加わらず、摩耗
や破損を極力防止するとともに、これらの機構の小型化
を図るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建築構造物などの
外壁面などへの作業を行う作業ケージを吊り下げるワイ
ヤロープを巻き取ったり、繰り出したりして昇降させる
作業ケージ用昇降装置に関し、作業ケージの吊り荷重が
回転往復駆動機構に直接かからないようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築構造物などの外壁面に対して作業を
行う方法の一つに屋上などから吊り下げた作業ケージを
用い、作業ケージ内の作業者や作業ケージに取り付けた
作業装置を用いて作業を行うものがある。
【0003】このような作業ケージを用いて作業を行う
ためには、図11示すように、屋上1のパラペット2の
内側に沿って敷設したレール3上を走行する走行台車4
に取付けた伸縮アーム5の先端部に旋回アーム6の中央
部を取付け、走行台車4内に設置した昇降装置7を構成
する巻取ドラム7aに巻き掛けられるワイヤロープ8の
先端を伸縮アーム5を介して旋回アーム6の両端部から
吊り下げて作業ケージ9に連結しておき、ワイヤロープ
8を昇降装置7の巻取ドラム7aに巻き取ることで上昇
させる一方、巻取ドラム7aからワイヤロープ8を繰り
出すことで下降させるようになっている。
【0004】従来の作業ケージの昇降装置7は、図12
に示すように、作業ケージ9を2本のワイヤロープ8,
8で吊り下げる場合には、同軸上に2つの巻取ドラム7
a,7aが設けられ、それぞれのワイヤロープ8,8を
巻取ドラム7aの回転と同期回転されるガイド機構7b
の角ねじ軸7cにねじ込まれた2つのシーブ7d,7d
で昇降時の一方向と下降時の逆方向に案内しながら巻取
ドラム7a,7aの周囲に整列状態で巻き取るように
し、これによって2本のワイヤロープ8,8の巻取り長
さや繰出し長さの変化による作業ケージ9の傾きを防止
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
作業ケージ9の昇降装置7では、ワイヤロープ8を整列
状態で巻き取るためのガイド機構7bのシーブ7dに作
業ケージ9の吊り荷重が直接加わり、角ねじ軸7cの摩
耗や破損が生じ易く、大きな荷重に耐え得る大がかりの
角ねじ軸7cなどのガイド機構7bを用いる必要があ
り、装置が大型化するとともに高価であるという問題が
ある。
【0006】この発明は、かかる従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、吊り荷重を直接ワイヤロープのガイ
ド機構に加えること無く、小型化できる作業ケージ用昇
降装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載の作業ケージ用昇降装置
は、一端が作業ケージに連結された複数本のワイヤロー
プの他端をシーブを介してドラムに巻き取りまたはドラ
ムから繰り出して昇降させる作業ケージ用昇降装置であ
って、前記複数本のワイヤロープをガイドする前記シー
ブを装置本体に固定する一方、前記ドラムを回転駆動す
るとともに、軸方向に往復移動して前記ワイヤロープを
整列状態で巻き取りまたは繰り出しする回転往復駆動機
構を設けてなることを特徴とするものである。
【0008】この作業ケージ用昇降装置によれば、回転
往復駆動機構を設けて作業ケージを吊り下げる複数本の
ワイヤロープがかけられるシーブを装置本体に固定し、
これら複数本のワイヤロープを巻き取りまたは繰り出す
ドラムをその軸方向に往復移動して整列状態で巻取り等
を行うようにしており、吊り荷重が直接ワイヤロープの
ガイド機構に加わらず、しかも小型化を図るようにして
いる。
【0009】また、この発明の請求項2記載の作業ケー
ジ用昇降装置は、請求項1記載の構成に加え、前記ドラ
ムの回転往復駆動機構に、当該ドラムの軸方向と平行に
配置される4か所のガイドシャフトと、これらガイドシ
ャフトに沿ってガイドされるガイドブロックとでガイド
する機構を備えたことを特徴とするものである。.この
作業ケージ用昇降装置によれば、ドラムの軸方向と平行
に配置される4か所のガイドシャフトと、これらガイド
シャフトに沿ってガイドされるガイドブロックとでドラ
ムをガイドするようにしており、大きなガイド機構とせ
ずに小さなガイド機構を4か所に設けることで小型軽量
化を図るようにしている。
【0010】さらに、この発明の請求項3記載の作業ケ
ージ用昇降装置は、請求項1または2記載の構成に加
え、前記ドラムの回転往復駆動機構に、前記ドラムの一
端部に配置される駆動用モータと、前記ドラムの他端部
に配置され当該駆動モータの駆動力が入力されて前記ド
ラムを回転駆動する減速機とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0011】この作業ケージ用昇降装置によれば、ドラ
ムの一端部に駆動用モータを配置し、他端部に駆動モー
タの駆動力が入力されてドラムを回転駆動する減速機を
配置するようにしており、ドラム等の重量を均一化して
円滑に往復移動できるようにしている。
【0012】また、この発明の請求項4記載の作業ケー
ジ用昇降装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成
に加え、前記ドラムの回転往復駆動機構に、前記ドラム
の軸方向と平行に配置され前記ドラムの回転駆動力が伝
達されて回転駆動される溝カムが形成されたカム軸と、
このカム軸の溝カムに沿って相対往復移動されるガイド
とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】この作業ケージ用昇降装置によれば、ドラ
ムの軸方向と平行に配置されドラムの回転駆動力が伝達
されて回転駆動される溝カムが形成されたカム軸と、こ
のカム軸の溝カムに沿って相対往復移動されるガイドと
を備えてドラムの回転往復駆動機構を構成するようにし
ており、機構の簡素化を図りながらドラムの回転駆動と
同時に往復移動させることができるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づき詳細に説明する。
【0015】ここでは、4本吊り作業ケージ用の昇降装
置に適用した場合の一実施の形態について図1〜図10
に基づき説明する。
【0016】図1〜図10はこの発明の作業ケージ用昇
降装置の一実施の形態にかかり、図1はワイヤロープを
ガイドするシーブの配置を示す概略斜視図、図2はドラ
ム部分の概略斜視図、図3はドラムの回転往復駆動機構
部分の概略斜視図、図4は一部分を省略して示す概略正
面図、図5は一部分を省略して示す概略平面図、図6は
一部分を省略して示す概略右側面図、図7は一部分を省
略して示す概略横断面図、図8は往復駆動機構部分の概
略正面図、図9は往復駆動機構部分の概略平面図、図1
0は往復駆動機構部分の概略右側面図である。
【0017】この作業ケージ用昇降装置10は、図1に
一部分の斜視外観を示すように、作業ケージ9を4本の
ワイヤロープ8で吊り下げて昇降するためのものであ
り、屋上のパラペット内側に沿って敷設されたレール上
を走行する走行台車4内に設置されたり、無軌道式の走
行台車や固定旋回式の台車内に設置される。
【0018】この作業ケージ用昇降装置10は、4本の
ワイヤロープ8a,8b,8c,8dに対応して4か所
の巻取部11a,11b,11c,11dを備えたドラ
ム11を備えており、ドラム11の両端部に配置された
ドラムスタンド12a,12bに端部中空軸13a,1
3bを介してドラム11が回転可能に支持される。
【0019】これらドラムスタンド12a,12bは、
4本のドラムステー14aで連結されてドラムフレーム
14が構成されている。
【0020】このドラム11には、各巻取部11a,1
1b,11c,11dを仕切る環状のフランジ板が設け
られ、それぞれにワイヤロープ8を多層の重ね巻きとし
た場合の巻取り高さ以上に突き出して設けてあり、さら
に、これら巻取部11a,11b,11c,11dの外
周には、ワイヤロープ8を整列状態で巻き掛けるための
半円状の螺旋溝が形成してある。
【0021】このようなドラム11を回転駆動するとと
もに、往復移動させてワイヤロープ8を整列状態で巻き
取る回転往復駆動機構15が設けられる。
【0022】まず、ドラム11を回転駆動するため、ド
ラムフレーム14を構成する一方のドラムスタンド12
aの外側にブレーキ付きのモータ16が取り付けられ、
このモータ16の出力軸16aの外周にベアリング17
を介してドラム11と一体の端部中空軸13aが支持さ
れる一方、他方のドラムスタンド12bの外側に2重の
ブレーキを備えた減速機18が取り付けられ、2重軸構
造の外周側の出力軸18aにドラム11と一体の端部中
空軸13bがキーを介して連結され、ドラム11が回転
可能に支持されている。
【0023】モータ16の出力軸16aには、カップリ
ング19aを介して回転軸19が連結され、この回転軸
19がドラム11の中心部に配置されて減速機18の2
重軸構造の内周側の入力軸18bに連結してある。
【0024】これにより、モータ16を回転すること
で、その出力軸16a、カップリング19a、回転軸1
9、減速機18の入力軸18b、減速機18の出力軸1
8aを介して端部中空軸13bに回転駆動力が伝達さ
れ、端部中空軸13a,13bでドラムフレーム14に
支持されたドラム11を回転駆動することができ、モー
タ16の正逆転でドラム11も正逆転できるようになっ
ている。
【0025】また、ドラム11を駆動するモータ16の
ブレーキおよび減速機18の二重のブレーキによってド
ラム11を任意の位置に停止した状態を保持することが
でき、これによってワイヤロープ8を介して昇降される
作業ケージ9を任意の作業位置に停止させることができ
る。
【0026】次に、このような回転駆動されるドラム1
1を往復駆動するため、ドラムフレーム14の4隅であ
るドラムスタンド12a,12bの両端部にそれぞれガ
イドブロック20が下方に突き出して取り付けてあり、
装置本体21を構成する下部フレーム21a上にドラム
11の中心軸方向と平行に取り付けたガイドシャフト2
2に沿って往復移動可能に取り付けてある。
【0027】したがって、ドラムフレーム14が4か所
のガイドシャフト22に沿ってガイドブロック20を介
して移動することで、ドラムフレーム14内に支持され
たドラム11をその軸方向に往復移動することができ
る。
【0028】この往復移動可能なドラムフレーム14を
往復駆動し、ドラム11の回転速度に同期してドラム1
1を往復移動させ、ワイヤロープ8が整列状態に巻き取
られるようにするため、ドラムスタンド12aの底部に
円柱状のカム軸23が設けられてギヤボックス24を介
して回転可能に支持され、カム軸23の外周に逆方向の
2つの螺旋で構成された8の字状のカム溝23aが形成
してあり、このカム溝23aに沿ってガイドされるカム
フォロア25が装置本体21を構成する下部ビーム21
bに固定してある。
【0029】そして、ギヤボックス24の出力軸24b
にカム軸23が連結される一方、入力軸24aにスプロ
ケット26が取り付けられ、ドラム11の端部中空軸1
3aと一体に取り付けたスプロケット27との間に巻掛
けられたチェーン28およびチェーンガイド29によっ
てドラム11の回転に同期してギヤボックス24の入力
軸24aが駆動されるようになっている。このギヤボッ
クス24内には、入力軸24aにピニオンギヤ24cが
取り付けられ、中間ギヤ24d,24eを介して出力軸
24bに取り付けられたギヤ24fが噛み合っている。
【0030】これにより、ドラム11が回転駆動される
と、端部中空軸13aと一体のスプロケット27が回転
され、チェーン28を介してギヤボックス24の入力軸
24aが駆動され、ピニオンギヤ24c、中間ギヤ24
d,24e、ギヤ24fを介して出力軸24aが回転さ
れてカム軸23が回転駆動される。
【0031】すると、カムフォロア25が装置本体21
を構成する下部ビーム21bに固定されていることか
ら、カム軸23の回転に伴ってドラムフレーム14が往
復移動され、ドラム11の回転に同期して巻取ピッチ分
だけドラム11自体が往復移動されることになる。
【0032】そして、ドラム11の4つの巻取部11
a,11b,11c,11dにそれぞれ巻き掛けられる
4本のワイヤロープ8a,8b,8c,8dがドラム1
1に巻き取られながら巻取ピッチに合わせて移動され、
整列状態で巻き取られたり、繰り出されたりし、ドラム
11のそれぞれの巻取部11a,11b,11c,11
dの端まで巻き取られたり、繰り出されたりすると、カ
ム溝23aによって逆方向にドラム11が移動され、整
列状態での多層の重ね巻きや繰り出しが行われる。
【0033】このような回転駆動されるとともに、回転
に同期して往復移動されるドラム11のドラムフレーム
14の外側を囲むように装置本体21が設けてあり、装
置本体21の底部分は、既に説明したように、平行に配
置された下部ビーム21b上に矩形に枠組みされた下部
フレーム21aが取り付けられて構成され、この下部フ
レーム21a上に前後部フレーム21c,21dと左右
部フレーム21e,21fと上部フレーム21gとが取
り付けられて箱状に枠組みされた状態で装置本体21が
構成されている。
【0034】このように構成した装置本体21には、ド
ラム11の各巻取部11a,11b,11c,11dに
それぞれ巻き掛けられる4本のワイヤロープ8a,8
b,8c,8dをガイドするガイドシーブ機構30が設
けられる。
【0035】このガイドシーブ機構30を構成して最も
ドラム11側に第1シーブ31が配置され、この第1シ
ーブ31が4個の第1シーブ31a,31b,31c,
31dで構成されて装置本体21の前部フレーム21c
上に水平軸回りに回転可能に設けられ、往復移動範囲の
中央部に位置するドラム11の各巻取部11a,11
b,11c,11dの中央部に位置するように配置して
あり、各第1シーブ31a〜31dの上部と前部をそれ
ぞれ囲むようにコ字状のワイヤ外れ止め32が取り付け
てある。
【0036】これら第1シーブ31のドラム11の下流
側に第2シーブ33が配置され、この第2シーブ33は
6個の第2シーブ33a,33b,33c,33d,3
3e,33fで構成されて装置本体21の後部フレーム
21d上に垂直軸回りに回転可能に設けてあり、第2シ
ーブ33a,33b,33dが下段に配置され、第2シ
ーブ33c,33e,33fが上段に配置してある。
【0037】そして、これら6個の第2シーブ33a,
33b,33c,33d,33e,33fがシーブカバ
ー34で覆われ前面側だけが開口するようになってい
る。
【0038】さらに、これら第2シーブ33のドラム1
1に対する下流側に第3シーブ35が配置され、この第
3シーブ35が4個の第3シーブ35a,35b,35
c,35dで構成されて前部フレーム21cの中央上部
に4個が横に並べられて水平軸回りに回転可能に取り付
けてある。
【0039】そして、ドラム11の巻取部11aに巻き
掛けられたワイヤロープ8aが第1シーブ31aの下側
から上側に巻き掛けられ、第2シーブ33a,33bを
介して第3シーブ35aにガイドされ、巻取部11bに
巻き掛けられたワイヤロープ8bが第1シーブ31bの
下側から上側に巻き掛けられ、第2シーブ33cを介し
て第3シーブ35cにガイドされ、巻取部11cに巻き
掛けられたワイヤロープ8cが第1シーブ31cの下側
から上側に巻き掛けられ、第2シーブ33dを介して第
3シーブ35bにガイドされ、巻取部11dに巻き掛け
られたワイヤロープ8dが第1シーブ31dの下側から
上側に巻き掛けられ、第2シーブ33f,33eを介し
て第3シーブ35dにガイドされるようになっており、
4本のワイヤロープ8a〜8dが横に並べられた状態で
第3シーブ35a〜35dから導き出されるようになっ
ている。
【0040】こうしてガイドシーブ機構30でガイドさ
れた4本のワイヤロープ8a〜8dが、例えば図1に示
すように、作業ケージ9の4隅に取付けられ、ドラム1
1の巻取部11a,11b,11c,11dへのワイヤ
ロープ8a〜8dの巻き掛けに際しては、ドラム11の
各巻取部11a〜11dの同一位置でドラム11に巻き
掛けられるとともに、第1シーブ31、第2シーブ3
3、第3シーブ35を介して作業ケージ9に至るまでの
ワイヤロープ8の配索長さができるだけ同じになるよう
にしてある。
【0041】こうして4本のワイヤロープ8a〜8dが
作業ケージ用昇降装置10と作業ケージ9との間に連結
された状態でドラム11の駆動用のモータ16を制御し
てワイヤロープ8a〜8dを巻き取ることで作業ケージ
9が上昇され、巻き戻すことで作業ケージ9が下降さ
れ、ドラム11を停止させて所定位置に作業ケージ9を
保持して外壁面への作業が行われ、作業ケージ9の昇降
にともなうワイヤロープ8a〜8dの巻き取り、巻き戻
しは、装置本体21に固定されたガイドシーブ機構30
によってガイドされて回転往復駆動機構15で往復移動
されるドラム11に整列状態で重ねられて巻き取られた
り、巻き戻したりされる。
【0042】このような作業ケージ用昇降装置10によ
れば、ワイヤロープ8をガイドするガイドシーブ機構3
0を構成する第1シーブ31、第2シーブ33、第3シ
ーブ35を装置本体21に固定し、ドラム11を回転往
復駆動機構15で回転駆動するとともに、往復移動させ
て整列状態でワイヤロープ8を巻き取ったり、繰り出し
たりするようにしたので、作業ケージ9の吊り荷重がか
かったワイヤロープ8を往復移動させてドラム11に整
列状態にする必要がなく、吊り荷重を直接往復移動させ
るカム軸23やカムフォロア25にかからないようにす
ることができ、これらの構造を簡素化することができる
とともに、その摩耗や破損を極力防止することができ
る。
【0043】また、この作業ケージ用昇降装置10で
は、ワイヤロープ8を巻き取るドラム11の往復移動を
ガイドするガイドブロック20とガイドシャフト22を
ドラムフレーム14の4隅に分割して設置するようにし
たので、軸方向に長いドラム11であってもコンパクト
の機構でガイドすることができ、装置の軽量化を図るこ
とができるとともに、安価にできる。
【0044】さらに、この作業ケージ用昇降装置10で
は、ドラム11の両側にそれぞれモータ16と減速機1
8を分割して設置するようにしたので、往復移動される
ドラムフレーム14の重量が均一になり、各ガイドシャ
フト22への負荷も均一になってスムーズに往復駆動す
ることができる。
【0045】なお、上記実施の形態では、4本吊りの作
業ケージに適用する場合で説明したが、これに限らず2
本吊りの作業ケージに適用することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上一実施の形態とともに具体的に説明
したように、この発明の請求項1記載の作業ケージ用昇
降装置によれば、回転往復駆動機構を設けて作業ケージ
を吊り下げる複数本のワイヤロープがかけられるシーブ
を装置本体に固定し、これら複数本のワイヤロープを巻
き取りまたは繰り出すドラムをその軸方向に往復移動し
て整列状態で巻取り等を行うようにしたので、吊り荷重
が直接ワイヤロープを整列状態とする機構に加わらず、
摩耗や破損を極力防止できるとともに、これらの機構の
小型化を図ることができる。
【0047】また、この発明の請求項2記載の作業ケー
ジ用昇降装置によれば、ドラムの軸方向と平行に配置さ
れる4か所のガイドシャフトと、これらガイドシャフト
に沿ってガイドされるガイドブロックとでドラムをガイ
ドするようにしたので、大きなガイド機構とせずに小さ
なガイド機構を4か所に設けて小型軽量化を図ることが
できる。
【0048】さらに、この発明の請求項3記載の作業ケ
ージ用昇降装置によれば、ドラムの一端部に駆動用モー
タを配置し、他端部に駆動モータの駆動力が入力されて
ドラムを回転駆動する減速機を配置するようにしたの
で、ドラム等の重量を均一化することができ、ドラムを
円滑に往復移動することができる。
【0049】また、この発明の請求項4記載の作業ケー
ジ用昇降装置によれば、ドラムの軸方向と平行に配置さ
れドラムの回転駆動力が伝達されて回転駆動される溝カ
ムが形成されたカム軸と、このカム軸の溝カムに沿って
相対往復移動されるガイドとを備えてドラムの回転往復
駆動機構を構成するようにしたので、機構の簡素化を図
りながらドラムの回転駆動と同時に往復移動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかるワイヤロープをガイドするシーブの配置を示
す概略斜視図である。
【図2】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかるドラム部分の概略斜視図である。
【図3】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかるドラムの回転往復駆動機構部分の概略斜視図
である。
【図4】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかる一部分を省略して示す概略正面図である。
【図5】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかる一部分を省略して示す概略平面図である。
【図6】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかる一部分を省略して示す概略右側面図である。
【図7】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかる一部分を省略して示す概略横断面図である。
【図8】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかる往復駆動機構部分の概略正面図である。
【図9】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の形
態にかかる往復駆動機構部分の概略平面図である。
【図10】この発明の作業ケージ用昇降装置の一実施の
形態にかかる往復駆動機構部分の概略右側面図である。
【図11】この発明の作業ケージ用昇降装置が適用され
る作業ケージの概略説明図である。
【図12】従来の作業ケージ用昇降装置の概略を説明す
る外観斜視図である。
【符号の説明】
1 屋上 4 走行台車 5 伸縮アーム 6 旋回アーム 7 昇降装置 8 ワイヤロープ 9 作業ケージ 10 作業ケージ用昇降装置 11 ドラム 11a,11b,11c,11d 巻取部 14 ドラムフレーム 15 回転往復駆動機構 16 モータ(ブレーキ付き) 18 減速機(2重ブレーキ付き) 19 回転軸 20 ガイドブロック 21 装置本体 22 ガイドシャフト 23 カム軸 24 ギヤボックス 25 カムフォロア 26,27 スプロケット 28 チェーン 30 ガイドシーブ機構 31 第1シーブ 33 第2シーブ 35 第3シーブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が作業ケージに連結された複数本の
    ワイヤロープの他端をシーブを介してドラムに巻き取り
    またはドラムから繰り出して昇降させる作業ケージ用昇
    降装置であって、前記複数本のワイヤロープをガイドす
    る前記シーブを装置本体に固定する一方、前記ドラムを
    回転駆動するとともに、軸方向に往復移動して前記ワイ
    ヤロープを整列状態で巻き取りまたは繰り出しする回転
    往復駆動機構を設けてなることを特徴とする作業ケージ
    用昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記ドラムの回転往復駆動機構に、当該
    ドラムの軸方向と平行に配置される4か所のガイドシャ
    フトと、これらガイドシャフトに沿ってガイドされるガ
    イドブロックとでガイドする機構を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の作業ケージ用昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記ドラムの回転往復駆動機構に、前記
    ドラムの一端部に配置される駆動用モータと、前記ドラ
    ムの他端部に配置され当該駆動モータの駆動力が入力さ
    れて前記ドラムを回転駆動する減速機とを備えたことを
    特徴とする請求項1または2記載の作業ケージ用昇降装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ドラムの回転往復駆動機構に、前記
    ドラムの軸方向と平行に配置され前記ドラムの回転駆動
    力が伝達されて回転駆動される溝カムが形成されたカム
    軸と、このカム軸の溝カムに沿って相対往復移動される
    ガイドとを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の作業ケージ用昇降装置。
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