JP2000352026A - 締切り工用支保材の設置方法 - Google Patents

締切り工用支保材の設置方法

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JP2000352026A
JP2000352026A JP11199412A JP19941299A JP2000352026A JP 2000352026 A JP2000352026 A JP 2000352026A JP 11199412 A JP11199412 A JP 11199412A JP 19941299 A JP19941299 A JP 19941299A JP 2000352026 A JP2000352026 A JP 2000352026A
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JP
Japan
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sheet pile
supporting material
installation
support material
water surface
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JP11199412A
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English (en)
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Kozo Naemura
康造 苗村
Kazuo Shinohe
一夫 四戸
Koji Murakami
幸治 村上
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Fudo Tetra Corp
Original Assignee
Fudo Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締切り工用支保材の設置方法。 【手段】 締切り工の矢板壁2,2を打設した後、矢板
壁2,2間の水面に所要段数分の支保材4,5,6を浮
かべ、先ず、最上段の支保材4の設置を行い(図2の状
態)、次いで、矢板壁2,2間の水面の水位を下げ、支
保材5,6を次段の支保材5の設置位置付近まで移動さ
せて、支保材5の設置を行い、最下段の支保材6の移
動,設置も同様に行う。長尺の一本物の支保材でも容易
に設置位置に移動し設置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、締切り工用支保材
の設置方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、締切り工用の支保材(腹起しと切
ばり)の設置は、現場近くの水面に浮かべた台船上に仮
置きした支保材を順次、台船上のクレーンで設置位置に
吊り込んで行っているのが一般的であるが、この従来技
術には、支保材が長尺の場合に、先に設置された上段の
支保材に妨げられて、下段の支保材の設置位置への吊り
込みが難しいという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題(本発明の目的)は、前記従来技術の問題点を
解消し、長尺の一本物の支保材でも容易に設置位置に移
動させて設置を行うことができ、それによって、施工能
率の向上が期待できる締切り工用支保材の設置方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するたるの手段】前記課題を解決するため
に、本発明の締切り工用支保材の設置方法(以下、単に
本発明の方法という)では、締切り工の矢板壁を打設し
た後、矢板壁間の水面に所要段数分の支保材を浮かべ、
先ず、矢板壁間の水面付近で最上段の支保材の設置を行
い、それから、矢板壁間の水面の水位を次段の支保材の
設置位置付近に下げ、残りの支保材を次段の支保材の設
置位置付近に移動させて、次段の支保材の設置を行い、
以後同様にして、所要段数の支保材の設置を完了させる
ようにしている。
【0005】本発明の方法では、支保材に両端が閉じた
大型断面の中空材を用い、支保材をそれ自体に作用する
浮力のみで水面に浮かべるようにするのが好ましいが、
支保材に別途、フロートを付けて水面に浮かべるように
しても構わない。
【0006】
【発明ま実施の形態】本発明の方法の一実施態様を図面
に基づいて説明すると、図1ないし図4はその工程図で
あり、図1は予め、水底地盤が軟弱な場合を想定してそ
の所定深度部分を所定の高さと巾と長さに亙って固化処
理して基礎部1を形成した後、基礎部1の両側に矢板壁
2,2を打設・形成した状態を示している。
【0007】図1に示すように矢板壁2,2を打設・形
成した後、水底地盤面3付近より上方に設置される支保
材(腹起しと切ばり)の全部(図の場合は3段分の支保
材)を搬入して、矢板壁2,2間の水面上に浮かべ、先
ず、その水面付近で最上段(第1段)の支保材4の設置
を行う(図2参照)。
【0008】なお、最下段の支保材の設置位置が図示の
水底地盤面3より下方の場合は、前記支保材4の設置に
先行して浚渫等を行って水底地盤面3を下げることがあ
る。
【0009】次いで、矢板壁2,2間の水面の水位を下
げ、残りの支保材(第2段と第3段の支保材)を第2段
の支保材の設置位置付近まで移動させて、そこで第2段
の支保材5の設置を行う(図3参照)。
【0010】それから、再び矢板壁2,2間の水面の水
位を下げ、残った第3段の支保材6をその設置位置付近
(図の場合は水底地盤面3付近)まで移動させて、その
設置を行う(図4参照)。
【0011】そして、前述のようにして、水底地盤面3
より上方の支保材の設置が完了した後、基礎部1よりよ
り上方の水底地盤を掘削して、基礎部1上に図に点線で
示すような構造物7を構築する。
【0012】図示の工程中、支保材4,5,6は矢板壁
2,2の外側に作用する水圧に対抗するが、前述の工程
の適宜段階で矢板壁2,2の外側を埋め立てる場合は、
支保材4,5,6が矢板壁2,2の外側に作用する土圧
に対抗して、山留め支保工と同じ働きをすることは言う
までもない。
【0013】前にも述べたように、支保材4,5,6に
は両端を閉じた大型断面の中空材(断面が円形または方
形の鋼管)を用い、その躯体に作用する浮力だけで水面
に浮かべるようにするのが好ましいが、例えば、支保材
4,5,6にH形鋼等を用い、これに別途、フロートを
付けて水面に浮かべるようにしても構わない。
【0014】本発明の方法では、支保材4,5,6の具
体的な設置態様は任意であり、例えば、支保材4,5,
6の設置位置への移動を、クレーンのみで行ってもよ
く、また、クレーンと水位の上下操作とで行ってもよい
が、クレーンのみで行う場合でも支保材4,5,6の設
置位置での移動は微小であるので、大型クレーンを必要
とせず、容易に移動を行うことができる。
【0015】本発明の方法では、矢板壁2,2間の水面
に全部の支保材を浮かべるので、従来のように別途に支
保材の仮置き場を設ける必要がなく、そして、矢板壁
2,2間の水面に浮かべた支保材を、それ自体か、もし
くは、その上に足場板を載せて、仮設足場として利用で
きる利点がある。
【0016】なお、図5,図6は本発明の方法での採用
が好ましいと思われる大径支保工の設置の要領図であ
り、図中、8は鋼管矢板、9は設置架台、10は腹起
し、11は切ばり、12は調整コンクリートをそれぞれ
示しており、袋詰めの高強度コンクリートから成る調整
コンクリート12は、鋼管矢板8と腹起し10との間、
および、腹起し10と切ばり11との間に間詰めされて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一実施態様の第1段階を示す側
面図である。
【図2】同じく、第2段階を示す側面図である。
【図3】同じく、第3段階を示す側面図である。
【図4】同じく、第4段階を示す側面図である。
【図5】大径支保工の設置の要領を例示した平面図であ
る。
【図6】同じく、側断面図である。
【符号の説明】
1:基礎部、2:矢板壁、3:水底地盤面、4:支保
材、5:支保材、6:支保材、7:構造物、8:鋼管矢
板、9:設置架台、10:腹起し、11:切ぱり、1
2:調整コンクリート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締切り工の矢板壁を打設した後、矢板壁
    間の水面に所要段数分の支保材を浮かべ、先ず、矢板壁
    間の水面付近で最上段の支保材の設置を行い、それか
    ら、矢板壁間の水面の水位を次段の支保材の設置位置付
    近に下げ、残りの支保材を次段の支保材の設置位置付近
    に移動させて、次段の支保材の設置を行い、以後同様に
    して、所要段数の支保材の設置を完了させることを特徴
    とする締切り工用支保材の設置方法。
  2. 【請求項2】 支保材に両端が閉じた大型断面の中空材
    を用い、支保材をそれ自体に作用する浮力のみで水面に
    浮かべるようにする請求項1記載の締切り工用支保材の
    設置方法。
JP11199412A 1999-06-09 1999-06-09 締切り工用支保材の設置方法 Pending JP2000352026A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018017111A (ja) * 2016-12-27 2018-02-01 東亜建設工業株式会社 止水作業空間の構築方法
CN112627232A (zh) * 2020-11-26 2021-04-09 中铁建工集团山东有限公司 一种增大地下室逆作法土方开挖空间支护结构和方法

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