JP2018017111A - 止水作業空間の構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】橋脚等を水域に施工する際に、止水作業空間を効率よく構築することができ、かつ、水域を仕切る矢板の変形を抑制できる止水作業空間の構築方法を提供する。
【解決手段】隣接して水底に打設した複数の矢板1によって水域を止水対象水域WA1と非対象水域WA2とに仕切る。次いで、止水対象水域WA1の水位WL1および非対象水域WA2の水位WL2が矢板1の上端部に位置する状態で、止水対象水域WA1を所定深さの水底G1まで掘削し、水底G1の上に水中コンクリートを打設して底盤14を形成する。次いで、予め組み立てられている大組支保工6を気中から止水対象水域WA1に沈設する。次いで、止水対象水域WA1の水を外部に排出することにより止水対象水域WA1を気中状態の止水作業空間DAにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、止水作業空間の構築方法に関し、さらに詳しくは、橋脚等を水域に施工する際に、止水作業空間を効率よく構築することができ、かつ、水域を仕切る矢板の変形を抑制できる止水作業空間の構築方法に関するものである。
海や河川等の水域に橋脚等の構造物を構築する場合には、まず、構造物を構築する領域に気中で作業を行なえる止水作業空間を構築し、その後に、止水作業空間内において構造物の施工を行う。従来、水域に止水作業空間を構築する場合には、まず、水底に矢板を打設して止水対象領域とその外側の領域とを水密に締切る。その後、止水対象領域内の水を所定の深さで複数段階で排出して止水対象領域内の水位を段階的に下げる。この水位を下げた段階ごとに順次下方の気中状態の現場で支保工の組み立てと設置を行い、支保工により矢板を支持する(例えば、特許文献1参照)。その後、止水対象領域内の水底を所望の深さまで掘削して、掘削した水底に水中コンクリートを打設して底盤を形成する。その後、止水対象領域内に残存している水を外部に排水することにより水域に止水作業空間を構築する。
しかしながら、上述した従来の構築方法では、排水作業、支保工の現場組立および設置作業を段階毎に行う必要があるため、作業が非常に煩雑になる。これに伴い、作業効率が低下し、工期の短縮化を妨げる一因になる。また、止水対象領域内の水位を段階的に下げながら気中状態になった現場で順次支保工の設置を行っていくので、水圧による矢板の累積変形量が大きくなるという問題もある。
特開2011−247050号公報
本発明の目的は、橋脚等を水域に施工する際に、止水作業空間を効率よく構築することができ、かつ、水域を仕切る矢板の変形を抑制できる止水作業空間の構築方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の止水作業空間の構築方法は、隣接して水底に打設した複数の矢板によって止水対象水域と非対象水域とに仕切る仕切り工程と、前記止水対象水域に支保工を設置して前記矢板を前記支保工により支持する支保工設置工程と、前記支保工を設置した前記止水対象水域の水を外部に排出することにより前記止水対象水域を気中状態の止水作業空間にする排水工程とを有する止水作業空間の構築方法において、前記仕切り工程と前記支保工設置工程との間で、前記止水対象水域および前記非対象水域の水位が前記矢板の上端部に位置する状態で、前記止水対象水域の水底を所定深さまで掘削する掘削工程と、この掘削した後の水底の上に水中コンクリートを打設して底盤を形成する底盤形成工程とを有し、前記支保工設置工程では、前記支保工として予め組み立てられている大組支保工を使用して、この大組支保工を気中から前記止水対象水域に沈設することを特徴とする。
本発明によれば、掘削工程と底盤形成工程を両水域の水位が概ね同じ高さ位置の状態で行なうので、矢板に作用する両水域からの水圧がバランスして矢板の変形を抑えることができる。しかも、支保工として予め組み立てられている大組支保工を気中から止水対象水域に沈設することで、従来のような段階毎に行う排水作業、支保工の現場組立および設置作業が不要になる。これにより、工期の短縮を図ることができる。さらに、底盤と全段の大組支保工がすべて機能する状態で排水を行うので、従来の工法に比して水圧による矢板の累積変形量を小さくすることができる。
前記大組支保工としては例えば、大火打ち式の支保工を用いる。大火打ち式の支保工では中央部分に大きな開口部を確保できるので大きな作業空間を得ることができる。そのため、止水作業空間内に橋脚等の構造物を構築する際の施工効率の向上を図るには有利になる。
例えば、前記止水対象水域の水底に打設した中間杭および前記矢板に、上下方向に間隔をあけた複数の所定高さ位置にブラケットを取付け、それぞれの所定高さ位置に取付けられた前記ブラケットにより前記大組支保工を支持することにより、複数の前記大組支保工を上下に間隔をあけて設置する。この場合には、予め取付けたブラケットに大組支保工を設置することで大組支保工の位置決めおよび固定を行うことができる。
本発明の仕切り工程により仕切られた水域を縦断面視で例示する説明図である。 図1の水域を平面視で例示する説明図である。 本発明の掘削工程により掘削された水域を縦断面視で例示する説明図である。 図2の水域を平面視で例示する説明図である。 本発明の底盤形成工程により底盤が形成された水域を縦断面視で例示する説明図である。 本発明の支保工設置工程によりブラケットが設置された水域を平面視で例示する説明図である。 本発明の支保工設置工程により大組支保工を設置している状況を縦断面視で例示する説明図である。 本発明の支保工設置工程により最下段の大組支保工が設置された水域を平面視で例示する説明図である。 本発明の支保工設置工程により全段の大組支保工が設置された水域を縦断面視で例示する説明図である。 本発明の排水工程を経て構築した止水作業空間を縦断面視で例示する説明図である。 図10の止水作業空間に橋脚を構築している状態を縦断面視で例示する説明図である。 図11の橋脚の施工が完了した状態を縦断面視で例示する説明図である。
以下、本発明の止水作業空間の構築方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。本発明は、図1〜10に例示する仕切り工程、掘削工程、底盤形成工程、支保工設置工程、排水工程の5つの工程を順次行って止水対象水域に止水作業空間を構築する。構築された止水作業空間には図12に示すような橋脚16が施工される。
図1、2に例示する仕切り工程では、止水対象水域WA1を区画する矢板1を水底Gに打設する。矢板1の上端部は、水上に突出した状態にする。打設した矢板1の上端部には水平方向に延在する定規材2を設置する。定規材2に沿わせるように水底Gに矢板1を打設して、隣り合う矢板1どうしの継手を連結する。定規材2を用いることで矢板1の位置決めをするとともに矢板1の打設時のぶれを抑制することができる。定規材2としては、例えば、H形鋼を用いる。
隣接して水底に打設した複数の矢板1によって、水域を止水対象水域WA1とその外側の非対象水域WA2とに仕切る。この実施形態では、矢板1として鋼管矢板を使用し、平面視で四角形状の止水対象水域WA1(止水作業空間DA)を形成している。矢板1としては他にも、例えば、ハット型の鋼矢板や直線型の鋼矢板等を使用することができる。止水対象水域WA1は、平面視で円形など任意の形状にすることができる。
次いで、図3、4に例示する掘削工程では、止水対象水域WA1における矢板1の上端部に仮支保工3を設置し、仮支保工3により矢板1を水平方向に支持した状態にする。この実施形態では、仮支保工3として切梁式の仮支保工を用いている。切梁式の仮支保工は、矢板1の止水対象水域WA1側の面に沿って水平方向に延在する腹起し7と、対向する腹起し7どうしを連結して支持する切梁8とを有している。それぞれの切梁8には伸縮可能なジャッキ10が介在されている。この仮支保工3には、さらに、腹起し7および切梁8を補強する火打ち梁9も設けられている。仮支保工3として例えば、腹起し7と、隣り合う腹起し7どうしを連結して支持する火打ち梁9とを有する大火打ち式の仮支保工を用いることもできる。
仮支保工3を設置する手順は例えば、矢板1の所定高さ位置にブラケット5を取り付ける。そして、腹起し7をブラケット5上に設置し、腹起し7を矢板1に固定する。次いで、起重機船20等を使用して切梁8を対向する腹起し7と腹起し7との間の所定位置に配置した状態で、ジャッキ10を伸長させて切梁8を腹起し7どうしの間で突っ張った状態にする。そして、切梁8を腹起し7に連結する。次いで、腹起し7どうしの交差周辺、腹起し7と切梁8との交差周辺に火打ち梁9を設置して補強する。以上により、矢板1に対して仮支保工3を固定する。
次いで、止水対象水域WA1の水位WL1と非対象水域WA2の水位WL2とが概ね同じ高さ位置(例えば、上下差が1m以内)の状態で止水対象水域WA1を所定深さの水底G1まで掘削する。水底G1の掘削は例えば、グラブ浚渫船やクラムシェル等によって行う。
この実施形態では、矢板1の上端部に連通孔11が形成されている。連通孔11を通じて止水対象水域WA1と非対象水域WA2との間を水が流通する。そのため、止水対象水域WA1の水位WL1と非対象水域WA2の水位WL2とが矢板1の上端部で概ね同じ高さ位置に維持される。ポンプ等を使用して止水対象水域WA1の水位WL1と非対象水域WA2の水位WL2とを概ね同じ高さ位置になるように調整することもできる。
このように、本発明では、掘削工程を止水対象水域WA1の水位WL1および非対象水域WA2の水位WL2が概ね同じ高さ位置の状態で行なうので、矢板1に作用する両水域からの水圧がバランスして矢板1の変形を抑えることができる。この実施形態では、さらに、矢板1の上端部に仮支保工3を設置しているので、止水対象水域WA1を水底G1まで掘削することで、止水対象水域WA1の水位WL1が非対象水域WA2の水位WL2に比べて若干低くなった場合おいても、仮支保工3により水圧による矢板1の変形を抑えるには有利になっている。したがって、矢板1の変形が大きくなりそうな現場では仮支保工3を設置する。
次いで、図5に例示する底盤形成工程においても、掘削工程に引き続いて、止水対象水域WA1の水位WL1と非対象水域WA2の水位WL2とを概ね同じ高さ位置とする。底盤形成工程では、まず、止水対象水域WA1の水底G1に複数の中間杭4を打設する。中間杭4としては、例えば、H形鋼を用いる。中間杭4は、後に設置する大組支保工6の内周縁に沿う位置に配置する。水底G1の地盤強度が不十分な場合には、公知の地盤改良工法によって水底G1の地盤強度を向上させる。
次いで、止水対象水域WA1の水底G1の上に敷砂13を敷き詰めて均す。そして、均した敷砂13の上に水中コンクリートを打設して底盤14を形成し、その後、仮支保工3を矢板1から取り外して撤去する。水中コンクリートは、水中での材料分離を防ぐために、例えば、水中不分離性混和剤や流動化剤等の混和剤が添加された水中不分離性コンクリートを使用する。
止水対象水域WA1の水底G1の上に水中コンクリートが固化した底盤14を形成することで、底盤14により矢板1を水平方向に支持することができる。これにより、矢板1の変形をより抑えることができる。中間杭4の下端部は底盤14により強固に支持される。
次いで、図6〜9に例示する支保工設置工程では、複数の大組支保工6を上下に間隔をあけて設置する。まず、図6に示すように、中間杭4と矢板1の最下段の大組支保工6を設置する所定高さ位置にそれぞれブラケット5を取り付ける。そして、図7に示すように、予め組み立てられた大組支保工6を起重機船20等を使用して気中から止水対象水域WA1に沈めて、ブラケット5上に設置する。水中における作業は主に潜水士によって行う。
図8に示すように、この実施形態では、大組支保工6として腹起し7と火打ち梁9とを有する大火打ち式の支保工を用いている。火打ち梁9は腹起し7で形成された隅に斜めに架け渡された梁部材である。大組支保工6には、腹起し7および火打ち梁9を補強する切梁8も設けられている。大組支保工6の平面視の中央部分には、これから構築される橋脚16が収まる大きさの開口部が形成されている。矢板1に取り付けたブラケット5上に腹起し7を載置するとともに、中間杭4に取り付けたブラケット5上に火打ち梁9と切梁8を載置することで大組支保工6を仮設置する。
次いで、図8に示すように、腹起し7と矢板1の間に水中コンクリート等の間詰材12を充填して、間詰材12を固化させることにより矢板1に対して大組支保工6を固定する。これにより、1段の大組支保工6の設置が完了する。同様に、ブラケット5の取り付け作業、大組支保工6の沈設作業、間詰材12の充填作業を繰り返し行うことで、図9に例示するように下段から上段にかけて上下方向に間隔をあけて複数段の大組支保工6を設置する。
次いで、図10に例示する排水工程では、止水対象水域WA1の水をポンプ等を使用して外部に排出することにより止水対象水域WA1を気中状態の止水作業空間DAにする。この実施形態では、矢板1に連通孔11が形成されているので、排水工程を行う際には連通孔11は塞いでおく。以上により、止水作業空間DAの構築が完了する。
その後、図11に例示する橋脚構築工程では、底盤14の上に鉄筋を組み上げてコンクリートを打設することにより、橋脚16の土台となる頂版15を形成する。そして、頂版15の上に橋脚16を構築するための足場を構築する。次いで、橋脚16の最下段を構成する鉄筋を組み上げて、鉄筋の外側に型枠を設置する。そして、型枠内にコンクリートを打設することにより、橋脚16の最下段を構築する。同様に、鉄筋の組み上げ、型枠の設置、コンクリート打設を繰り返し行うことで、橋脚16を下段から上段にかけて順次構築する。
橋脚16の構築が完了した後は、止水作業空間DAに水を注水して止水対象水域WA1(止水作業空間DA)の水位W1を非対象水域WA2との水位WL2とを概ね同じ高さにする。そして、矢板1に作用する両水域からの水圧がバランスした状態で大組支保工6を撤去する。次いで、矢板1の水底Gに埋設されている部分を残した状態で切断し、その上方の不要な部分は撤去する。中間杭4の頂版15よりも上側に突出する部分も切断して撤去する。最後に適宜土砂の埋め戻しを行うことにより図12に例示するように橋脚16の施工が完了する。
本発明では上述したとおり、支保工として予め組み立てられている大組支保工6を気中から止水対象水域WA1に沈設するので、従来のような段階毎に行う排水作業、支保工の現場組立および設置作業が不要になる。これにより、従来に比して工期の大幅な短縮を図ることができる。また、従来では支保工を上段から下段にかけて設置していたため、下段の支保工を設置する際には、上段の支保工を避けながら設置作業を行なう必要があったが、本発明では大組支保工6を下段から上段にかけて設置することができるので、比較的広い作業空間を確保した状態で大組支保工6の設置作業を行なうことができる。
しかも、この実施形態では、大組支保工6を大火打ち式の支保工で構成し、大組支保工6の中央部分に大きな開口部を形成しているので、橋脚16を構築する際に、工事の進行に合わせて支保工や足場を移設する盛り替えが不要となる。それ故、切梁式の支保工を設置する従来の工法に比して、橋脚16の施工に要する工期の大幅な短縮を図ることができる。
さらに、本発明では、底盤14と支保工(全段の大組支保工6)がすべて機能する状態で排水を行うので、従来の工法に比して水圧による矢板1の累積変形量を小さくすることができる。矢板1の累積変形量を小さくできることで、従来に比して支保工の段数や部材数を減らすことも可能になる。
中間杭4および矢板1の所定高さ位置にブラケット5を取付け、その後に大組支保工6を気中から止水対象水域WA1に沈設して、ブラケット5上に設置する構成にすると、ブラケット5により大組支保工6の位置決めを精度よく行うことができる。
実施形態では、支保工設置工程において、予め組み立てられている1つの大組支保工6を順次沈設する方法を例示したが、例えば、複数段あるいは全段の大組支保工6を予め連結して組み立てておき、これを沈設することもできる。また、大組支保工6は切梁式の支保工等で構成することもできる。
本発明は、平面視で四角形や円形、小判型等の任意形状の止水作業空間DAを構築することも可能である。仮支保工3の構成や大組支保工6の構成、中間杭4の位置、中間杭4を打設するタイミング等も上記で示した実施形態に限定されず、適宜様々な構成にすることができる。また、本発明は、橋脚16を施工する場合に限らず、例えば、風力発電の支柱を施工する場合等に採用することもできる。
1 矢板
2 定規材
3 仮支保工
4 中間杭
5 ブラケット
6 大組支保工
7 腹起し
8 切梁
9 火打ち梁
10 ジャッキ
11 連通孔
12 間詰材
13 敷砂
14 底盤
15 頂版
16 橋脚
20 起重機船
WA1 止水対象水域
WA2 非対象水域
DA 止水作業空間
G 水底
G1 止水対象水域の水底
WL1 止水対象水域の水位
WL2 非対象水域の水位

Claims (3)

  1. 隣接して水底に打設した複数の矢板によって止水対象水域と非対象水域とに仕切る仕切り工程と、前記止水対象水域に支保工を設置して前記矢板を前記支保工により支持する支保工設置工程と、前記支保工を設置した前記止水対象水域の水を外部に排出することにより前記止水対象水域を気中状態の止水作業空間にする排水工程とを有する止水作業空間の構築方法において、
    前記仕切り工程と前記支保工設置工程との間で、前記止水対象水域および前記非対象水域の水位が前記矢板の上端部に位置する状態で、前記止水対象水域の水底を所定深さまで掘削する掘削工程と、この掘削した後の水底の上に水中コンクリートを打設して底盤を形成する底盤形成工程とを有し、前記支保工設置工程では、前記支保工として予め組み立てられている大組支保工を使用して、この大組支保工を気中から前記止水対象水域に沈設することを特徴とする止水作業空間の構築方法。
  2. 前記大組支保工が、大火打ち式の支保工である請求項1に記載の止水作業空間の構築方法。
  3. 前記止水対象水域の水底に打設した中間杭および前記矢板に、上下方向に間隔をあけた複数の所定高さ位置にブラケットを取付け、それぞれの所定高さ位置に取付けられた前記ブラケットにより前記大組支保工を支持することにより、複数の前記大組支保工を上下に間隔をあけて設置する請求項1または2に記載の止水作業空間の構築方法。
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