JP4508400B2 - 水中構造物基礎の施工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川や航路を横断する橋梁の基礎などの水中構造物基礎を構築する大口径場所打ち杭式水中構造物基礎の施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、河床や海底面より下にフーチングを施工する場合は、仮締切りにより河川や航路を一部占用してドライな状態をつくり、施工を行ってきた。この方法は、水深が深くなると大規模な仮締切りが必要になり工費、工期ともに多大になるものであった。
また、近年開発された鋼管矢板基礎工法では、大規模な仮締切りを実施することなしに基礎を構築することができるが、鋼管矢板を打設できる地盤条件であることが必要で、さらに砂質土の場合、施工時のボイリングに対する検討が必要であることなどの問題を含んでいる。
【0003】
一方、本出願人は、特願平11−108868号において、筒状構造物に回転掘削装置を支持して立坑を掘削する技術を提案している。しかし、この技術は、立坑の掘削に関するものであって構造物基礎を構築するものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、橋梁などの水中構造物基礎を、河道や河積および航路の阻害を極力小さくした場所打ち杭方式によって構築する場所打ち杭式水中構造物基礎の施工法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、大口径場所打ち杭式水中構造物基礎の施工法において、水中構造物基礎の構築位置に支持架台を設けて先端部に拡径掘削装置を有するケーシング回転掘削装置を設置し(準備工程)、セグメントを使用して軟弱地盤部の大口径水中掘削を行い(セグメント使用大口径水中掘削工程)、セグメントが堅固な支持地盤に到達したらセグメント内の水位を上げてさらに水中掘削し(高水位大口径水中掘削工程)、立坑が所定深さまで達したら坑内に基礎部の鉄筋カゴを挿入して頂版下端レベルまで水中コンクリートを打設し(水中コンクリート打設工程)、坑内をドライアップして頂版の鉄筋を組み立て気中で頂版コンクリートを打設し(頂版コンクリート打設工程)、坑内に支保工を組み立てて構造物下部を鉄筋コンクリートで構築する(構造物下部構築工程)ことを特徴としている。
【0006】
したがって、本発明によれば、セグメントの使用によって仮締切りが行われるので河川や航路の阻害を最小限に抑えた施工が可能となり、しかも工期短縮が図れる。そして、拡径掘削装置による掘削であるため、鋼管矢板工法のように地盤条件の制約が無く、あらゆる地盤に対しても対応が可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
図1および図2において(準備工程)、橋脚の構築位置に支持杭5aおよび架台受桁5bからなる支持架台5が設けられ、先端部に拡径掘削装置3を有しており、ケーシングパイプ6を駆動して立坑Kを掘削するケーシング回転掘削装置1が設置されている。そして、その近傍には、仮設桟橋11が構築され、その桟橋11上には作業用の移動式クレーン12などが配置されている。
なお、図1および図2では、掘削装置1および3による水中掘削によって5〜10m程度の立坑Kを掘削して浅い部分の軟弱地盤E1に、締切り用のセグメント7が設置された状態が示されている。
【0008】
次に、施工作業の手順を説明する。
図1に示した軟弱地盤部E1の掘削では、セグメント7によって孔壁の安定を図り掘削装置1および3によって大口径水中掘削行う(セグメント使用大口径水中掘削工程)。なお、坑内Kのセグメント7の設置およびケーシングパイプ6内部を通しての油圧グラブ15による排土(図3参照)は、桟橋11上の移動式クレーン12によって施工する。
【0009】
そして、図3に示すように、セグメント7がある程度自立可能な堅固な支持地盤部E2に到達した時点で、セグメント7内の水位Hを上げ、水圧によるか、あるいは泥水の比重差によって孔壁を安定させて支持地盤部の掘削を行う(高水位大口径水中掘削工程)。
【0010】
こうして立坑Kが所定深さまで達したら図4および図5に示すように坑内Kの底部に基礎部の鉄筋カゴ21を挿入する。
そして、図6および図7に示すように、坑内Kにトレミー管14を挿入し、コンクリートポンプ車13(又は、コンクリートプラント船)によって頂版下端レベルLまで水中コンクリート26を打設する(水中コンクリート打設工程)。
【0011】
次に、図8および図9に示すように、坑内Kをドライアップした後、頂版の鉄筋22を組み立てる。
そして、図10および図11に示すように、気中にて頂版コンクリート25を打設する(頂版コンクリート打設工程)。
【0012】
さらに、図12および図13に示すように、坑内Kに足場兼支保工17を組み立て、構造物下部である橋脚の鉄筋コンクリート27を構築する(構造物下部構築工程)。
【0013】
こうして、橋脚コンクリート27を構築し終えたら、坑内Kの型枠18および支保工17を撤去し、セグメント7内に注水して水圧をバランスさせる(図14および図15参照)。
そして、水中のセグメント7上部を撤去し、河床または海底レベルまで埋め戻しを行い、掘削機1の支持架台5を撤去する(撤去工程:図16および図17参照)。
【0014】
したがって、本実施形態では、セグメント7を使用して仮締切りの範囲を最小限に抑えてケーシング回転掘削装置1および拡径掘削装置3で大口径水中掘削を行い、そして、セグメント7内にて水中コンクリート26、頂版コンクリート25、および橋脚の鉄筋コンクリート27を順次打設して橋脚基礎を能率良く構築することができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成され、以下に示す効果を奏する。
(1) 従来の施工法に比べ、河川や航路の阻害を最小限に抑えた施工が可能となる。
(2) また、拡径掘削装置はあらゆる地盤に対応可能であるので、鋼管を打設することが困難な礫層などにも対応可能である。
(3) さらに、掘削機、支持架台および締切り用上部セグメントなどは転用可能であり、基礎が多数の場合には、大幅なコストダウンが可能である。
(4) そして、仮締切りの工程が短縮され、大幅な工期短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセグメント使用大口径水中掘削工程を示す断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】高水位大口径水中掘削工程を示す断面図。
【図4】水中コンクリート打設工程の鉄筋カゴ挿入作業を示す断面図。
【図5】図4の平面図。
【図6】水中コンクリート打設工程のコンクリート打設作業を示す断面図。
【図7】図6の平面図。
【図8】頂版コンクリート打設工程の鉄筋組み立て作業を示す断面図。
【図9】図8の平面図。
【図10】頂版コンクリート打設工程のコンクリート打設作業を示す断面図。
【図11】図10の平面図。
【図12】構造物下部構築工程を示す断面図。
【図13】図12の平面図。
【図14】撤去工程の支保工撤去状態を示す断面図。
【図15】図14の平面図。
【図16】撤去工程のセグメント撤去状態を示す断面図。
【図17】図16の平面図。
【符号の説明】
1・・・ケーシング回転掘削装置
3・・・拡径掘削装置
5・・・支持架台
5a・・・支持杭
5b・・・架台受桁
6・・・ケーシングパイプ
7・・・セグメント
11・・・仮設桟橋
12・・・移動式クレーン
14・・・トレミー管
15・・・油圧グラブ
17・・・橋脚用足場兼支保工
21・・・鉄筋カゴ
22・・・頂版鉄筋
25・・・頂版コンクリート
26・・・水中コンクリート
27・・・橋脚コンクリート
E1・・・軟弱地盤部
E2・・・支持地盤部

Claims (1)

  1. 大口径場所打ち杭式水中構造物基礎の施工法において、水中構造物基礎の構築位置に支持架台を設けて先端部に拡径掘削装置を有するケーシング回転掘削装置を設置し、セグメントを使用して軟弱地盤部の大口径水中掘削を行い、セグメントが堅固な支持地盤に到達したらセグメント内の水位を上げてさらに水中掘削し、立坑が所定深さまで達したら坑内に基礎部の鉄筋カゴを挿入して頂版下端レベルまで水中コンクリートを打設し、坑内をドライアップして頂版の鉄筋を組み立て気中で頂版コンクリートを打設し、坑内に支保工を組み立てて構造物下部を鉄筋コンクリートで構築することを特徴とする水中構造物基礎の施工法。
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