JP2949623B1 - トンネルの構築方法 - Google Patents

トンネルの構築方法

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JP2949623B1 JP10136869A JP13686998A JP2949623B1 JP 2949623 B1 JP2949623 B1 JP 2949623B1 JP 10136869 A JP10136869 A JP 10136869A JP 13686998 A JP13686998 A JP 13686998A JP 2949623 B1 JP2949623 B1 JP 2949623B1
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Abstract

【要約】 【課題】地表面への影響を最小限にとどめ、安全で安価
にトンネルを構築できる方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】トンネルの構築範囲の上部の土砂を、トン
ネルの上部断面の一部を含んだ状態で開削する。開削部
の底面部に、トンネルの上部形状を残してコンクリート
を打設して天井ブロックを形成する。天井ブロックの下
部にトンネルの残りの部分を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルの構築方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地表面から浅い位置にトンネルを構築す
る場合に、従来は一般に開削工法が採用されており、開
削が困難な場合には薬液注入やパイプルーフ工法が採用
されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】前記したような従来
のトンネルの構築方法にあっては、次のような問題点が
ある。 <イ>開削工法は開削部の周辺施設の不等沈下や傾斜な
どを防止するために広い範囲にわたって防護工事を施す
必要がある。また長期間にわたって地表施設の使用を制
限しなければ開削を行うことができない。 <ロ>パイプルーフ工法や薬液注入工法は、地表面に影
響を与えやすく環境汚染を生じる可能性がある。
【0004】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、地表面への影響を最小限に
とどめ、安全で安価にトンネルを構築できる方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明のトンネルの構築方法は、トンネル
の構築範囲の上部の土砂を、トンネルの上部断面の一部
を含んだ状態で開削し、開削部の底面部に、トンネルの
上部形状を残してコンクリートを打設して天井ブロック
を形成し、天井ブロックの下部にトンネルの残りの部分
を構築して行う、トンネルの構築方法を特徴としたもの
である。
【0006】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
のトンネルの構築方法の実施例について説明する。
【0007】<イ>トンネル上部の開削。 トンネルを構築する予定の範囲の上部の土砂を開削して
開削部1を構成する。この場合に開削部1は、構築を予
定しているトンネルの上部の断面の一部を含んだ状態で
開削する。(図1)
【0008】<ロ>天井ブロックの形成。 開削部1の底面両側には、例えば道路縁石状、あるいは
擁壁の基礎状にコンクリートを打設して支保工受け2を
形成する。(図2) こうして形成した両側の支保工受け2に掛け渡す状態
で、円弧状の支保工3を設置する。(図3) 支保工3の間隔は、型枠4の寸法に合わせて配置し、隣
接する支保工3の間に型枠4を設置する。(図4)
【0009】<ハ>コンクリートの打設。 この型枠4の上にコンクリートを打設する。すると開削
部1の底面部に、トンネルの上部形状を残した状態で、
コンクリート製の天井ブロック5を形成することができ
る。(図5)
【0010】<ニ>支持杭の打設。 天井ブロック5の形成した後、この天井ブロック5の上
面にボーリング機械6を設置する。そしてトンネルの構
築範囲の外周に向けて削孔し、多数本の支持杭7を平行
に打設する。(図6) 支持杭7の打設が完了したら、天井ブロック5の上面を
埋め戻して、開削前の状態に復元する。(図7)
【0011】<ホ>トンネルの構築。 上部を天井ブロック5で、側面を支持杭で保護された状
態の範囲内にトンネル8を構築する。(図8) その場合にトンネル8の上部のアーチ部はすでに天井ブ
ロック5として構築されているから、徐々に地盤を下
げ、側壁を打設してその後に、底面を構築してトンネル
8を完成する。
【0012】
【本発明の効果】本発明のトンネルの構築方法は以上説
明したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 <イ>トンネルの天井部の構築を、簡単な機器によって
地上からの掘削によって完了することができる。そのた
めにトンネル掘削費を低減することができる。 <ロ>トンネルの構築に際しては、事前にトンネルの天
井部の構築が完了しているために、土砂の崩壊の危険性
がない。 <ハ>既設のトンネルの拡幅に利用する場合には、既設
トンネルの一般車両防護シェルター上に大型掘削機が乗
ることがないために安全である。 <ニ>トンネルの天井部がすでに完成しているために、
その後の掘削は下半部の盤下げ掘削の価格程度の低価格
で構築することができる。 <ホ>トンネルの天井部の構築と埋め戻しが完成すれ
ば、地上部分は通常の交通など、一般者に開放した状態
でその後のトンネル下半部の施工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトンネルの構築順序の実施例の説明図
【図2】構築順序の説明図
【図3】構築順序の説明図
【図4】構築順序の説明図
【図5】構築順序の説明図
【図6】構築順序の説明図
【図7】構築順序の説明図
【図8】構築順序の説明図

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネルの構築範囲の上部の土砂を、 トンネルの上部断面の一部を含んだ状態で開削し、 開削部の底面部に、トンネルの上部形状を残してコンク
    リートを打設して天井ブロックを形成し、 天井ブロックの下部にトンネルの残りの部分を構築して
    行う、 トンネルの構築方法
  2. 【請求項2】天井ブロックの形成後に、 トンネルの構築範囲の外周に向けて支持杭を打設して行
    う、 請求項1記載の、トンネルの構築方法
  3. 【請求項3】開削部の底面両側には、支保工受けを形成
    し、 この支保工受けに支保工、型枠を設置し、 この型枠の上にコンクリートを打設して構築する、 請求項1記載の、トンネルの構築方法
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