JP2963802B2 - 地下駐車場の構築方法 - Google Patents

地下駐車場の構築方法

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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下駐車場の構築方法
に係り、詳しくは立体地下駐車場のコンクリート躯体を
建築物本体の重量に反力を取って沈設させる方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、都会においては自動車の保有台数
増加に伴い、駐車場の確保がしだいに困難となってきて
一部では社会問題となっている。そこで、建築物の地下
に立体駐車場を構築して駐車場の確保に務めている。こ
の地下駐車場を構築する方法として、従来は図3乃至図
4に示すように、地盤8を掘削しながら土留壁9を設
け、これを切ばり10や腹起し11等の支持材で地盤の
崩壊を防ぎ、型枠を組んでコンクリートを現場打ちして
構築するものや、地盤1に打ち込んだアンカー12に反
力をとり、油圧ジャッキ13でコンクリート潜函体14
を地盤8に沈設させる方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
地下駐車場の構築方法では、まず山留めによる方法は土
留壁や支保工の施工に手間が掛かり、多大な費用と工期
も長くなり、安全上の課題も多い。また、地盤にアンカ
ーを打ち込んでその反力でコンクリート躯体を沈設させ
る方法も同様である。そして、これらの地下駐車場を構
築している間は、その他の建築物の本工事ができないの
で建物の全体の工期が長くなるといった欠点が存在し
た。
【0004】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、地下駐車場の構築にあたり、山留め工事やアンカ
ーの打ち込み等の仮設工事を省いて省力化を図り、更
に、建築物の本工事を先行させて建物全体の工期を短縮
させる地下駐車場の構築方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、建築物の地下に駐
車場を構築する方法において、地下駐車場のコンクリー
ト躯体として使用されるコンクリート潜函体を所定の地
盤の上に建築物のビル本体と併行して構築し、前記コン
クリート潜函体に前記ビル本体の重量を反力とするジャ
ッキを設けるとともに、前記ビル本体には前記コンクリ
ート潜函体の下部で掘削された土砂をビル本体の外に排
土させる土砂搬出装置を設けて、前記ジャッキによりビ
ル本体の重量で反力を取りつつコンクリート潜函体を地
盤に沈設させる地下駐車場の構築方法に存する。
【0006】
【作用】本発明に係る地下駐車場の構築方法によれば、
ビル本体にコンクリート潜函体を地盤に沈設させる反力
をとるので、アンカー等の仮設作業が省かれる。しか
も、ビル本体を構築しているので、コンクリート潜函体
を地盤に沈設させる工事中でも、ビル本体の配管や配線
や設備据え付け等の工事を進めることができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す正面図である。図
において、符号1は建築物のビル本体、2はコンクリー
ト潜函体、3は土砂搬出装置、4は場所打ち杭、5は油
圧ジャッキ、6は地盤、7は掘削作業空間を各々示して
いる。
【0008】本発明の地下駐車場の構築方法は、まず地
下駐車場のコンクリート躯体として使用されるコンクリ
ート潜函体2を所定の地盤6の上に構築する。
【0009】次に、前記コンクリート潜函体2の構築と
併行しながら、建築物のビル本体1を前記コンクリート
潜函体2を囲むようにして構築する。そして、コンクリ
ート潜函体2の上部に設けられた油圧ジャッキ5,5の
緊張材の一端部を前記ビル本体1の下部へ繋着する。
【0010】また、ビル本体の前記コンクリート潜函体
2の上位置に、土砂搬出装置3を設置する。該土砂搬出
装置3は、掘削土砂をすくい上げるバケット3aと、バ
ケットをつり上げるワイヤ3bと、揚重機3cおよびビ
ル本体の外へバケットを移動させるガイド3dからなる
ものである。
【0011】このようにして、作業者がコンクリート潜
函体2の下部の作業空間7において、地盤6の掘削作業
を始める。この地盤掘削作業の進行に伴って前記コンク
リート潜函体2が沈降しはじめるが、この潜函体2自身
の重量だけではスムースに沈降が進行しないので、前記
油圧ジャッキ5,5でビル本体1の重量と場所打ち杭4
の抵抗力とを反力として、前記潜函体2を強制的に地盤
6へ沈降させる。
【0012】前記コンクリート潜函体2の掘削作業空間
7で掘削された土砂は、土砂搬出装置3のバケット3a
ですくい上げられ、ガイド3dで案内されてビル本体1
の外へと運ばれ、トラック等の運搬手段で埋立地等の適
宜場所に排土される。
【0013】なお、図2に示すように、前記土砂搬出装
置3は、コンクリート潜函体2の沈降に伴い、順次ビル
本体1の階下へと移設させるものである。これにより、
コンクリート潜函体2が沈設されている間においても、
ビル本体1の上部では、建築の仕上工事や設備工事(配
管、配線等)等の工事が同時進行で行えるものである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地下駐車
場の構築方法は、地下駐車場のコンクリート躯体として
使用されるコンクリート潜函体を所定の地盤の上に建築
物のビル本体と併行して構築し、前記コンクリート潜函
体に前記ビル本体の重量を反力とするジャッキを設ける
とともに、前記ビル本体には前記コンクリート潜函体の
下部で掘削された土砂をビル本体の外に排土させる土砂
搬出装置を設けて、前記ジャッキによりビル本体の重量
で反力を取りつつコンクリート潜函体を地盤に沈設させ
ることとしたので、従来の構築方法のような山留めやア
ンカー等を施工する仮設工事が省かれて省力化が図れ、
ビル本体の重量を反力とするのでコンクリート潜函体の
沈設が確実に行えて、しかもビル本体の工事を同時進行
させることができるので工期の短縮となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同じくコンクリート潜函体が沈設された状態を
示す正面図である。
【図3】従来例に係る地下駐車場の構築方法を示す説明
図である。
【図4】同じく従来例に係る地下駐車場の構築方法を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 建築物のビル本体、2 コンクリート潜函体、3
土砂搬出装置、4 場所打ち杭、5 油圧ジャッキ、6
地盤、7 掘削作業空間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の地下に駐車場を構築する方法に
    おいて、地下駐車場のコンクリート躯体として使用され
    るコンクリート潜函体を所定の地盤の上に建築物のビル
    本体と併行して構築し、前記コンクリート潜函体に前記
    ビル本体の重量を反力とするジャッキを設けるととも
    に、前記ビル本体には前記コンクリート潜函体の下部で
    掘削された土砂をビル本体の外に排土させる土砂搬出装
    置を設けて、前記ジャッキによりビル本体の重量で反力
    を取りつつコンクリート潜函体を地盤に沈設させること
    を特徴としてなる地下駐車場の構築方法。
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