JP2813840B2 - 脚付オープンケーソンの沈設方法 - Google Patents

脚付オープンケーソンの沈設方法

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JP2813840B2
JP2813840B2 JP27609490A JP27609490A JP2813840B2 JP 2813840 B2 JP2813840 B2 JP 2813840B2 JP 27609490 A JP27609490 A JP 27609490A JP 27609490 A JP27609490 A JP 27609490A JP 2813840 B2 JP2813840 B2 JP 2813840B2
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恭博 喜志
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は脚付オープンケーソンの沈設方法に関するも
のである。
<従来技術の問題点> 従来の脚付ケーソンの構造は、ケーソンの脚部に、場
所打杭あるいは既成の鋼管杭等を用いて施行を行ってい
る。
しかし、このような場所打杭や鋼管杭等は、基礎構造
としては剛性が低いため、構造物の水平変位が大きくな
る欠点を有している。
<本発明の目的> 本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、脚部の剛性が高く、構造物の水平変位を低減
することができる脚付オープンケーソンの沈設方法を提
供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 即ち本発明は、、外殻オープンケーソンの内部を壁体
で仕切り、上下方向に貫通する発進孔を構築し、外殻オ
ープンケーソンの沈設と並行して、前記発進孔内におい
て脚部オープンケーソンの沈設を行うにあたって、脚部
オープンケーソンの上端に上下方向に伸縮するジャッキ
を設置し、外殻オープンケーソンに圧入荷重の反力をと
って前記ジャッキを伸長し、脚部オープンケーソンを下
方に圧入することを特徴とした、脚付オープンケーソン
の沈設方法である。
<本発明の説明> 以下、本発明を詳細に説明する。
<イ>外殻オープンケーソンの初期沈設(第3図) 先ず、フーチング部に当たる外殻オープンケーソン1
を、地盤の所定の深さまで初期沈設する。
外殻オープンケーソン1は、平面形状が、矩形、円
形、楕円形等の鉄筋コンクリート製の躯体を用いる。
内部は、仕切り壁11で仕切り、上下方向に貫通する発
進孔12を構築する。
また、外殻オープンケーソン1の内壁面の上部には、
頂盤支持棚13を突設する。
<ロ>脚部オープンケーソン初期沈設(第3図) 外殻オープンケーソン1の発進孔12内から、脚部オー
プンケーソン2の初期沈設を行う。
脚部オープンケーソン2の構造は、平面形状が、矩
形、円形、楕円形等の鉄筋コンクリート製の躯体を用い
る。
また、脚部オープンケーソン2の内壁面の上部には、
底盤支持棚21を突設する。
<ハ>圧入装置の取り付け(第4〜6図) 脚部オープンケーソン2の上端が、仕切り壁11の上壁
よりも下方に位置するまで初期沈設を行った後、第4図
に示すように、上下方向に伸縮する圧入用ジャッキ3
を、脚部オープンケーソン2の上端に設置する。
具体的には、第5、6図に示すように、仕切り壁11の
内面の上下方向に、アンカーボルト41等により、日本の
H鋼等の反力縦桁4を平行に取り付ける。
この二本の反力縦桁4には、上下方向に所定の間隔を
おいて、向き合うように盛り替え用ブラケット42を突設
する。
一方、圧入用ジャッキ3の上端は、水平方向に位置す
る反力横桁31の中間部に軸支する。
反力横桁31には、両端開放型の中空角管等を用い、こ
の中空部の中央には、水平方向に伸縮するスライドジャ
ッキ32を配置し、このスライドジャッキ32の両端にはス
ライドキー33を取り付ける。
次に第4図に示すように、脚部オープンケーソン2の
上端に、PC鋼棒35等によって、外面から水平方向に突出
する接合桁34を固定する。
そして、圧入用ジャッキ3の下端を、接合桁34の突出
部に軸支する。
圧入用ジャッキ3の伸縮時には、第6図に示すよう
に、スライドジャッキ32を伸長し、両側のスライドキー
33を反力横桁31の両端より突出させ、盛り替え用ブラケ
ット42の底面に係合させる。
これによって、外殻オープンケーソン1に、脚部オー
プンケーソン2の圧入荷重の反力をとることができる。
<ニ>両オープンケーソンの本沈設(第4図) 次に、両オープンケーソン1、2を所定の深度まで並
行して本沈設を行う。
脚部オープンケーソン2の沈設は、圧入用ジャッキ3
を伸長し、仕切り壁11を介して外殻オープンケーソン1
に圧入荷重の反力をとって沈設する。
そして、圧入用ジャッキ3を次第に下方の盛り替え用
ブラケット42に移動させながら、上記の操作を所定の深
さまで繰り返して行う。
外殻オープンケーソン1が設計深度まで沈設した後
は、脚部オープンケーソン2のみの沈設を行う。
そして、脚部オープンケーソン2を支持層まで到達さ
せた後、第1、2図に示すように、脚部オープンケーソ
ン2の底部に底盤コンクリート5を打設し、また、外殻
オープンケーソン1の底部に底盤コンクリート51を、上
部に頂盤コンクリート52を打設して構築を完了する。
<その他の施工例> 第7図に示すように、外殻オープンケーソン6の底部
と、脚部オープンケーソン7の底部を、同じ深さまで沈
設する一体型ケーソン基礎も構築することができる。
この場合には、両オープンケーソン6、7の底部が、
支持層に達するまで交互に沈設を行う。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるので、次のような効
果を期待することができる。
<イ>脚部に剛性の高いオープンケーソンを用いるた
め、構造物の水平変位を低減することができる。
<ロ>外殻オープンケーソンのフーチング部の施工方法
と、脚部の施工方法が同一工法であるため、施工設備等
が同一となり、コストの低減を図ることができる。
<ハ>フーチング部と脚部の同時施工が可能であるた
め、工期の短縮を図ることができる。
<ニ>外殻オープンケーソンに脚部オープンケーソンの
圧入荷重の反力をとることができるため、アースアンカ
ー等の圧入用設備を大幅に節減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:脚付オープンケーソンの完成斜視図 第2図:その断面図 第3図:ケーソンの初期沈設の説明図 第4図:ケーソンの本沈設の説明図 第5、6図:圧入装置の説明図 第7図:その他の施工例の説明図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外殻オープンケーソンの内部を壁体で仕切
    り、上下方向に貫通する発進孔を構築し、 外殻オープンケーソンの沈設と並行して、 前記発進孔内において脚部オープンケーソンの沈設を行
    うにあたって、 脚部オープンケーソンの上端に上下方向に伸縮するジャ
    ッキを設置し、 外殻オープンケーソンに圧入荷重の反力をとって前記ジ
    ャッキを伸長し、脚部オープンケーソンを下方に圧入す
    ることを特徴とした、 脚付オープンケーソンの沈設方法。
JP27609490A 1990-10-15 1990-10-15 脚付オープンケーソンの沈設方法 Expired - Lifetime JP2813840B2 (ja)

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