JPS6145022B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6145022B2
JPS6145022B2 JP52147935A JP14793577A JPS6145022B2 JP S6145022 B2 JPS6145022 B2 JP S6145022B2 JP 52147935 A JP52147935 A JP 52147935A JP 14793577 A JP14793577 A JP 14793577A JP S6145022 B2 JPS6145022 B2 JP S6145022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
foundation
pile
support
piles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52147935A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5479905A (en
Inventor
Hiroshi Takamori
Shuji Hosono
Keiichi Tomyama
Masami Nishida
Akihiro Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP14793577A priority Critical patent/JPS5479905A/ja
Publication of JPS5479905A publication Critical patent/JPS5479905A/ja
Publication of JPS6145022B2 publication Critical patent/JPS6145022B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、傾斜した建物とくに木造小住宅を
水平に戻す方法に関するものである。
例えば軟弱な地盤上に建物が建てられたとき、
地下水位の移動により建物の地盤が沈下したと
き、または建物に近接して地盤に溝や穴が堀られ
たときには、建物が不同沈下して傾斜することが
ある。従来、このような建物の傾斜を防ぐ方法と
しては、建物の側方に2重矢板を打込む方法、お
よび建物の下に穴を堀り、穴内に杭を打込む方法
等が、アンダーピニング工法と称して行なわれて
いた。しかし、これらの方法では、建物の傾斜を
予防することはできても、既に傾斜した建物を水
平に戻すことはできない。
石油貯蔵用の傾斜したタンクを水平に戻すに
は、色々な方法が提案されている。例えば、特開
昭51−150107号、特開昭52−26010号公報等に記
載されている。しかし、これらの方法は、建物と
くに木造小住宅にそのまま適用することができな
い。なぜならば、これらの方法は、タンクが底を
持ち内部を自由に補強できる点を利用し、また側
壁の周りに何も障害となるものがないので、側壁
そのものをジヤツキで自由に持ち上げ得る、とし
ているからである。ところが、建物とくに小住宅
では、下端に底がなく、建物の周りには色々な障
害物があつて、タンクの側壁を持ち上げるように
簡単にこれを行うことができないからである。
既に傾斜した建物とくに木造小住宅を水平に戻
すためには、建物をどこで支えて地面から持ち上
げることとするか、また地面がわの支台をどうす
るかが問題となる。建物がわの支えとしては、木
造小住宅では縁の下の柱間に水平に添えばりをさ
しわたして、添えばりを支えとすることを試みた
が、添えばりはその設置が容易でなく、またあと
でこれを取除く必要があるので、得策でないこと
がわかつた。支台としては、杭を打つのがよいと
考えられたが、建物の真下に杭を打つことはでき
ないし、また支台として使用するのに充分なほど
深く打込むことも容易でない。
この発明者は、傾斜した建物の側方に穴を堀
り、建物の基礎の下端を一部露出させ、基礎の側
方に位置する穴内に杭を打込み、杭の上部に片持
形式の支持金具を取付けて、これを支台とするこ
とを考えた。また、建物がわの支えとしては、露
出した建物の基礎下端を利用することを考えた。
そして、支持金具と建物の基礎下端との間にジヤ
ツキを入れて建物を持ち上げ、その状態でジヤツ
キの代りに束石を挿入し、束石と杭との周りにコ
ンクリートを打設することを試みた。その結果、
この方法によれば、傾斜した建物を元の水平に容
易に戻すことのできることを知つた。この発明
は、このような知見に基いてなされたものであ
る。
すなわち、この発明は、傾斜した建物に近接し
て地面に穴を堀り、穴内に杭を打ち込み、杭の上
部に片持形式の支持金具を取付けて、その先を建
物の基礎の下側に挿入し、支持金具と基礎との間
にジヤツキを入れて、ジヤツキで建物を傾斜前の
位置に戻し、支持金具と基礎との間を束石で支持
してジヤツキを取除き、束石と杭の周囲にコンク
リートを打設することを特徴とする。傾斜した建
物を水平に戻す方法である。
この発明の方法を図面に基いて説明すると、次
の通りである。第1図、第2図および第3図は、
この発明の方法の1つの実施態様を示す。第4図
および第5図は、この発明の方法の別の実施態様
を示す。
この発明の方法を実施するには、まず、第1図
イに示すように、傾斜した建物の基礎1(建物自
体は図示を省略)の側方に穴2を堀り、穴2の一
部を基礎1の下部にまで堀進める。次に、穴2内
に、杭3を打ち込む。杭3としては、鋼管状のも
のが望ましい。杭3の長さは、地盤により異なる
が、通常数メートルないし十数メートル程度で充
分である。著しく長い杭を必要とする場合、また
は予定より長い杭が必要となつた場合には、現場
で一定の長さの杭を打ち込み、その上部に継き足
し片を溶接してもよい。杭の先端は、切つたまま
でもよいが、先の尖つた頭31をつけることが望
ましい。頭31としては、例えばロに示したよう
に、十字状に交叉した板の先を尖らせたものが好
ましい。頭を杭に付設するには、ロに示すものを
溶接してもよく、ハに示すものの上半分を鋼管内
に挿入してもよい。
杭3の上部には、片持形式の支持金具4を取付
ける。支持金具4としては、第2図に示すよう
に、形鋼41の一端に筒42を溶接したものを用
いるのが便利である。というのは、このような支
持金具4を用いると、現場で杭3を打つてから、
その上端に筒42を被せることにより、容易に杭
3に支持金具4を取付けることができ、現場溶接
の手間を省けるからである。
次に、この支持金具4の先を基礎1の下に挿入
し、基礎1と支持金具4との間にジヤツキ5を入
れる。ジヤツキ5は、支持金具4上に直接置いて
もよいが、第2図に示すように、2本の杭3を並
べて打ち、各々の杭3に支持金具4を取付け、そ
の上に形鋼で作つた敷台6を架橋して、敷台6の
上にジヤツキ5を置いてもよい。この状態で、ジ
ヤツキ5により基礎1を持上げて、建物を傾斜前
の位置に戻す。そして、ジヤツキ5で基礎1を支
持したまま、ジヤツキ5の両側の支持金具4と基
礎1との間に、束石7を必要個数入れ、束石で基
礎を支持する。束石7と基礎1との間に、僅かな
隙間が残る場合には、例えば鉄板8を必要枚数重
ねて挿入してもよい。
次に、ジヤツキ5を取除き、第3図に示すよう
に、束石7と杭3の周囲に、コンクリート9を打
設する。コンクリート9の打設に際しては、杭3
の側方に枠10を設けることが望ましい。また、
穴2の残りの部分には、土11を埋めもどすこと
が望ましい。このようにして、傾斜した建物が、
元の位置に戻される。
上記の方法において、支持金具4として、形鋼
41の端に筒42を溶接したものを用いる代り
に、第4図に示すように、形鋼41の下に方杖4
3を溶接したものを用い、これを杭3に現場で溶
接してもよい。
また、複数個の束石7を用いる代りに、第5図
に示すように、ねじ付束石71を用いてもよい。
ねじ付束石71は、束石72内にねじ73一端が
挿入され、ねじ73の他端に台74が付設されて
おり、ねじ73の回転により台74を上下に移動
できるようにしたものである。
上記の説明では、基礎の一個所だけについて、
持上げを説明したが、実際には、建物の周囲の数
個所ないし数十個所において、同時に上記の持上
げ工事を実施することが望ましい。
この発明の方法では、傾斜した建物を水平に戻
すために、建物に近接して地面に穴を掘り、建物
の基礎下端の一部を露出させ、その側方に杭を打
つので、杭を容易にかつ充分な深さに打込むこと
ができる。また、杭には片持形式の支持金具を取
付け、これを建物の基礎を持上げるための支台と
したので、支台の付設が容易である。また、支台
が丈夫であるから、建物を基礎から持ち上げるこ
とができ、建物を基礎の下端からジヤツキで持ち
上げるので、建物を傷めないで持ち上げることが
容易である。それ故、この発明の方法は、容易に
施工することができる。さらに、建物の基礎を持
上げて束石で支持し、束石と杭の周囲にコンクリ
ートを打設するので、基礎が強固に支持され、再
び沈下することがない。したがつて、この発明の
方法によれば、傾斜した建物が簡単な工事で水平
に戻され、しかも再び傾斜することがないという
利点が得られる。さらに、建物を基礎から持ち上
げるので、工事中も建物内で人が生活できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この発明の方法の1つ
の実施態様を示し、第4図および第5図は、この
発明の方法の別の実施態様を示す。 各図において、1は建物の基礎、2は穴、3は
杭、4は支持金具、5はジヤツキ、6は敷台、7
は束石、8は鉄板、9はコンクリート、10は
枠、11は土、31は頭、41は形鋼、42は
筒、43は方杖、71はねじ付束石、72は束
石、73はねじ、74は台である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 傾斜した建物に近接して地面に穴を堀り、穴
    内に杭を打込み、杭の上部に片持形式の支持金具
    を取付けて、その先を建物の基礎の下側に挿入
    し、支持金具と基礎との間にジヤツキを入れて、
    ジヤツキで建物を傾斜前の位置に戻し、支持金具
    と基礎との間を束石で支持してジヤツキを取除
    き、束石と杭の周囲にコンクリートを打設するこ
    とを特徴とする、傾斜した建物を水平に戻す方
    法。
JP14793577A 1977-12-08 1977-12-08 Method of horizontally returning tilted building Granted JPS5479905A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14793577A JPS5479905A (en) 1977-12-08 1977-12-08 Method of horizontally returning tilted building

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14793577A JPS5479905A (en) 1977-12-08 1977-12-08 Method of horizontally returning tilted building

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5479905A JPS5479905A (en) 1979-06-26
JPS6145022B2 true JPS6145022B2 (ja) 1986-10-06

Family

ID=15441383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14793577A Granted JPS5479905A (en) 1977-12-08 1977-12-08 Method of horizontally returning tilted building

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5479905A (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS5479905A (en) 1979-06-26

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