JP2000350344A - ジャンパ装置およびジャンパ装置施工法およびプレハブ電線 - Google Patents

ジャンパ装置およびジャンパ装置施工法およびプレハブ電線

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JP2000350344A
JP2000350344A JP11158335A JP15833599A JP2000350344A JP 2000350344 A JP2000350344 A JP 2000350344A JP 11158335 A JP11158335 A JP 11158335A JP 15833599 A JP15833599 A JP 15833599A JP 2000350344 A JP2000350344 A JP 2000350344A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ジャンパ装置を持つ架空送電線路を施工する
場合に、プレハブ架線工法を採用することを可能とす
る。 【解決手段】 送電線7をクサビ型クランプ3で引き留
め、鉄塔両側のクサビ型クランプ3間のジャンパ線9を
フリーに弛ませて支持して、ジャンパ装置1Bを構成す
る。その架線工事の際には、予め精密に測量・計算して
求めた長さにプレハブ計尺しマーキングして製造したプ
レハブ電線を延線した後、緊線時に、鉄塔の両側の径間
電線8の弛度調整による電線の取り込み分を全て、当該
ジャンパ装置内に入り込ませ、ジャンパ線を所定の形状
に形成するために不必要な長さ部分を、余長としてU字
形に塑性変形させる。すなわち、U字形のジャンパ線余
長部20を形成する。ジャンパ線の余長が当該ジャンパ
装置において吸収されるので、径間電線8の弛度調整結
果がジャンパ線9のジャンパ深さに大きな影響を与えて
しまう問題を解消させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送電線を耐張鉄
塔の両側においてそれぞれクサビ型クランプで把持し耐
張碍子連を介して耐張鉄塔のアームに引き留めて、両ク
サビ型クランプ間に形成されるジャンパ線をフリーに弛
ませて支持したジャンパ装置に関し、特に、電線製造時
に、一延線区間の電線として、予め精密に測量・計算し
て求めた長さに計尺しマーキングを施したプレハブ電線
を用いて架線するプレハブ架線工法の場合に好適なジャ
ンパ装置、ジャンパ装置施工法およびプレハブ電線に関
する。
【0002】
【従来の技術】本発明のジャンパ装置を適用しようとす
る架空送電線路の一例を図8(本発明および従来例に共
通)に示す。同図において、1はジャンパ装置である。
図9に従来のジャンパ装置1Aを示す。これらの図にお
いて、2は耐張鉄塔、2’は懸垂鉄塔、3はクサビ型ク
ランプ、4は耐張碍子連、5は懸垂碍子連、6は弛度調
整金具である。送電線7の径間部分(径間電線8)は、
耐張鉄塔2の両側においてクサビ型クランプ3で把持さ
れ、弛度調整金具6および耐張碍子連4を介して鉄塔ア
ーム2aに引き留められ、鉄塔両側のクサビ型クランプ
3間にフリーに弛ませたジャンパ線9が形成される。
【0003】このようなジャンパ装置1(1A)を備え
た架空送電線路を、架線工事の省力化を目的とするプレ
ハブ架線工法により施工する場合、使用するプレハブ電
線は、予め、各径間の電線支持点間隔を精密測量すると
共に当該鉄塔アーム2aの耐張プレート(ヨーク)の支
持点間隔、耐張碍子連長さ、当該鉄塔における所要ジャ
ンパ線長および規定弛度等を考慮することにより1延線
区間の電線実長を求めておき、電線製造時に前記の所要
電線実長に合致する長さにプレハブ計尺し、クサビ型引
留クランプおよび懸垂クランプ取付け位置を電線表面に
マーキングして製造する。そして、このプレハブ電線を
当該一延線区間にて延線し、当該クサビ型引留クランプ
3に対応するマーキング位置にクサビ型引留クランプ3
を取付けると共に、これを耐張碍子連4に連結する。そ
の後、規定弛度に合致するように径間電線7の弛度調整
作業を実施した上、図9に示すように、所定のジャンパ
クリアランスHが確保されるように、ジャンパ線8を所
定の形状に形成することにより、送電線としての機能が
完成することになる。その際、従来のジャンパ装置1A
では、図9に示す通り、鉄塔両側のクサビ型クランプ3
間のジャンパ線9を単にフリーに弛ませるだけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プレハブ架線工法にお
いては、上記の如く工場で製造されたプレハブ電線を使
用して架線を行うが、鉄塔のたわみ、耐張碍子連長さの
製造誤差、電線の金車通過伸び、回転伸び、クリープ伸
びおよび弾性伸び等の要因から誤差が発生するため、一
般的には、耐張碍子連金具に±100mm程度の長さが
調整可能な前記の弛度調整金具6が組み込まれ、上記プ
レハブ計算においては耐張碍子連長さとして±0mmの
弛度調整金具6の位置を基準として設計しておき、径間
電線8の弛度調整に伴う出し入れ(誤差)に対応できる
構造が採用されている。
【0005】ところで、上記のようにフリーに弛ませる
ジャンパ線の場合、一般に、図7に示すように標準絶縁
間隔aの1.2倍をジャンパ標準絶縁間隔b(b=1.2a)
とし、ジャンパ線から鉄塔部材への離隔として標準絶縁
間隔を保つ形状で決められており、耐張鉄塔における腕
金垂直間隔も経済性を考慮して規定の大きさで決められ
ている。例えば、66KV架空送電線においてはジャン
パの大きさ(ジャンパの深さ)は一般的にジャンパ標準
絶縁間隔に対して100mm程度の裕度で設計されてお
り、ジャンパの深さの形成裕度は大きくないのが現状で
ある。
【0006】上記のクサビ型引留クランプ3を使用した
架空送電線路のプレハブ架線工法においては、圧縮型引
留クランプを使用する場合と異なり、径間電線8とジャ
ンパ線9とが切断を要せず一連続であることから、径間
電線の弛度調整結果が直接ジャンパの大きさに影響する
ことになる。このため、ジャンパ深さが裕度を越えて大
きくなった場合には、ジャンパ線9をジャンパ内にて切
断し、ジャンパ深さを保つ大きさに長さを調整の上、再
度切断部にてジャンパスリーブにより圧縮接続を行う必
要があり、プレハブ架線工法とはいえなくなる。また、
ジャンパ深さが裕度を越えて小さくなった場合にはジャ
ンパクリアランスHが不足し、これは電気事故に直結す
る。これを修正する場合、径間電線の弛度調整作業およ
びジャンパ形成作業を含む緊線作業を、前記弛度調整お
よびジャンパ形成作業による電線の長さ調整結果を一方
向に逃がしながら、一延線区間内の片端から開始し順送
りに行う緊線工法、いわゆる送り込み工法を採用する必
要があるが、この作業は一方向に、かつシリーズに行う
必要があるため緊線作業の工程短縮ができない欠点があ
る。
【0007】また、一般的なプレハブ架線工法では、電
線支持点間隔の決定に際して、全ての電線支持点間(す
なわち2回線鉄塔であれば6支持点間)について精密測
量を実施しているが、近年、更なるコストダウンを目的
として、鉄塔位置の本点間測量のみにて実施する方法い
わゆる本点間測量による方法の採用が検討されている。
この場合は、前述の誤差要因に加えて鉄塔の据付け誤
差、鉄塔のたわみ等の要因が追加されることになり、ジ
ャンパ深さに対する影響は一層深刻なものとなるため対
応できない欠点がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、送電線をクサビ型クランプで引き留め、鉄塔両側の
クサビ型クランプ間のジャンパ線を単にフリーに弛ませ
て支持する構造の架空送電線路をプレハブ架線工法で施
工する場合に、径間電線の弛度調整結果がジャンパ線の
ジャンパ深さに大きな影響を与えてしまうことがなく、
したがって、施工能率を低下させることなく、そのよう
な架空送電線路の施工にプレハブ架線工法を採用するこ
とを可能にするジャンパ装置、およびジャンパ装置施工
法、およびこれに用いるプレハブ電線を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、送電線を耐張鉄塔におけるアームの両側にそれぞ
れクサビ型クランプおよび耐張碍子連を介して引き留め
て、両クサビ型クランプ間に形成されるジャンパ線をフ
リーに弛ませて支持するとともに、前記ジャンパ線に、
余長部として、U字形に形成してなるジャンパ線余長部
を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、送電線を耐張鉄塔にお
けるアームの両側にそれぞれクサビ型クランプおよび耐
張碍子連を介して引き留めて、両クサビ型クランプ間に
形成されるジャンパ線をフリーに弛ませて支持したジャ
ンパ装置を備えた架空送電線路を、予め精密に測量・計
算して求めた長さに計尺しマーキングを施したプレハブ
電線を用いたプレハブ架線工法により施工する場合にお
けるジャンパ装置施工法であって、前記プレハブ電線を
延線した後、緊線時に、当該耐張鉄塔の両側の径間電線
の弛度調整による電線の取り込み分を全て、当該ジャン
パ装置内に入り込ませ、ジャンパ線を所定の形状に形成
するために不必要な長さ部分を、余長としてU字形に塑
性変形させることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2のジャンパ装
置施工法に用いるプレハブ電線であって、クサビ型クラ
ンプと耐張碍子連との間に設けた弛度調整金具の最大伸
長位置を基準として算出された、懸垂径間を含む径間電
線実長L1と、当該耐張鉄塔の両側のクサビ型クランプ
間に形成すべきジャンパ線の長さとして、前記弛度調整
金具の最大伸長位置を基準としてジャンパ標準絶縁間隔
を確保することを条件とするジャンパ形状計算を行って
得た算出ジャンパ線長L2との和を電線実長L3(L3
=L1+L2)として、電線製造時に前記電線実長L3
に合致する長さにプレハブ計尺し、前記クサビ型クラン
プおよび懸垂クランプに対応する位置にマーキングを施
したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図8を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
のジャンパ装置1Bを示す正面図である。この実施形態
のジャンパ装置1Bは、先に説明した図8のごとき架空
送電線路の施工に適用される。これらの図において、2
は耐張鉄塔、2’は懸垂鉄塔、3はクサビ型クランプ、
4は耐張碍子連、5は懸垂碍子連、6は弛度調整金具で
ある。送電線7の径間部分(径間電線8)は、耐張鉄塔
2の両側においてクサビ型クランプ3で把持され、弛度
調整金具6および耐張碍子連4を介して鉄塔アーム2a
に引き留められ、鉄塔両側のクサビ型クランプ3間に、
フリーに弛ませたジャンパ線9が形成される。
【0013】本発明のジャンパ装置1Bは、上記のよう
に、送電線7を耐張鉄塔2の両側においてそれぞれクサ
ビ型クランプ3で把持し耐張碍子連4を介して耐張鉄塔
2のアーム2aに引き留める場合のものであり、かつ、
鉄塔両側のクサビ型クランプ3間に形成されるジャンパ
線9をフリーに弛ませて支持する構造のジャンパ装置で
あり、そして、予め精密に測量・計算して求めた長さに
計尺しマーキングを施したプレハブ電線を用いたプレハ
ブ架線工法により施工する場合に適用されるものであ
る。
【0014】前記クサビ型クランプ3の構造の一例を示
すと、例えば図6に示すように、電線収容溝3aを持つ
クサビ型クランプ本体3bと、前記電線収容溝3aに嵌
入するクサビ3cと、耐張碍子連4に取り付けた弛度調
整金具6に連結するための連結板3dと、ジャンパ線9
を滑らかに案内するためのジャンパ金具3eと、電線
(送電線7)を押さえる電線押さえ3fとからなり、ク
サビ型クランプ本体3bの電線収容溝3aに電線を通
し、クサビ3cを当該電線収容溝3aに打ち込んで、そ
のクサビ作用で電線を把持する構造である。
【0015】本発明では、架線工事の際、前述のプレハ
ブ電線を用いて延線した後、緊線時に、当該鉄塔の両側
の径間電線8の弛度調整による電線の取り込み分を全
て、当該ジャンパ装置内に入り込ませ、ジャンパ線を所
定の形状に形成するために不必要な長さ部分を、余長と
してU字形に塑性変形させる。これにより、ジャンパ線
9に余長部としてU字形のジャンパ線余長部20を形成
する。
【0016】この架線工事に用いるプレハブ電線は、ク
サビ型クランプ3と耐張碍子連4との間に設けた弛度調
整金具6の最大伸長位置を基準として算出された、懸垂
径間を含む径間電線実長L1と、当該鉄塔2の両側のク
サビ型クランプ3間に形成すべきジャンパ線の長さとし
て、前記弛度調整金具6の最大伸長位置を基準としてジ
ャンパ標準絶縁間隔を確保することを条件とするジャン
パ形状計算を行って得た算出ジャンパ線長L2との和を
電線実長L3(L3=L1+L2)として、電線製造時
に前記電線実長L3に合致する長さにプレハブ計尺し、
前記クサビ型クランプおよび懸垂クランプに対応する位
置にマーキングを施して製造する。なお、当該プレハブ
架線工法を施工する一延線区間に懸垂鉄塔がない場合に
は、当然懸垂クランプのマーキングはないし、前記径間
電線実長L1の算出にも考慮されない。
【0017】なお、ジャンパ線9は径間電線8と同一構
造の撚線からなり、一般には鋼心アルミより線が使用さ
れていることから、それ自身の曲げ剛性が大きいため、
ジャンパ線9をU字状に塑性変形させてジャンパ線余長
部3cを形成することは人力では不可能である。そこ
で、図2に示すように、3点または5点支持となるよう
に左右の固定コロ25と中間の可動コロ26とを配置
し、可動コロ26を油圧駆動してジャンパ線9にU字形
の塑性変形を与える余長形成工具27を使用して、U字
形のジャンパ線余長部20を形成するとよい。
【0018】上記の実施形態ではジャンパ線余長部20
をジャンパ線9の下面方向に設けているが、本発明にお
けるジャンパ線余長部は、それ自身がジャンパクリアラ
ンスを決定しない位置であればよく、図3に示すジャン
パ線余長部20’のように、鉄塔2の外側に向けて設け
てもよい。このジャンパ線余長部20’のように、鉄塔
2の外側に向けて設けると、風圧によるジャンパ線9の
横揺れを増大させない点で好ましい。また、1つのジャ
ンパ線余長部で余長を吸収できない場合は、図4に示す
ように、複数個のジャンパ線余長部20を設けることも
できる。この場合、ジャンパ線余長部20を図示のよう
にジャンパ線9の左右両側にそれぞれ設けてもよいし、
一方のみに複数個設けてもよい。
【0019】また、上記の実施形態では、電線を単にU
字形に塑性変形させてジャンパ線余長部20を形成して
いるが、図5(イ)に示すように、ジャンパ線余長部2
0の開口部を把持して開口部の間隔を保持する保護用ス
ペーサ21を設けて、ジャンパ線余長部20の開口部の
変形防止を図ることも好ましい。また、前記保護用スペ
ーサ21の代わりに、図5(ロ)に示すように、ジャン
パ線余長部20の開口部が中央にくるように、ジャンパ
用アーマーロッド22をジャンパ線余長部20に巻き付
けてもよい。
【0020】上述の各実施形態では単導体架空送電線に
ついて説明したが、多導体架空送電線に適用することも
可能である。なお、多導体架空送電線のジャンパ装置に
は一般に吊架式ジャンパ装置が採用されているが、鉄塔
両側のクサビ型クランプ3でジャンパ線をフリーに支持
する方式を採用する場合には、本発明を適用することに
特に問題はない。ただし、その場合には、ジャンパ線余
長部20を多導体ジャンパ線群の内側空間部に収まるよ
うに設けることが好ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、送電線をクサビ型クラ
ンプで引き留め、鉄塔両側のクサビ型クランプ間のジャ
ンパ線を単にフリーに弛ませて支持する構造の架空送電
線路をプレハブ架線工法で施工する場合に、当該ジャン
パ線にU字形に形成してなる余長部を設けたので、ジャ
ンパ線の余長をその余長部において吸収することが可能
となった。これにより、径間電線の弛度調整結果がジャ
ンパ線のジャンパ深さに大きな影響を与えてしまう問題
を解消させることができ、したがって、施工能率を低下
させることなく、そのような架空送電線路の施工にプレ
ハブ架線工法を採用することが可能となった。
【0022】また、U字形に湾曲成形して余長を吸収す
る方法によれば、ジャンパ線の余長の吸収量(取り込み
長さ)を大きくできるので、広い弛度調整範囲を必要と
する本点間測量によるプレハブ架線工法を採用すること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のジャンパ装置を示す正面
図である。
【図2】本発明のジャンパ装置の施工に際して、U字形
のジャンパ線余長部を形成するために用いる余長形成工
具の図である。
【図3】U字形のジャンパ線余長部についての他の実施
形態を示すもので、ジャンパ装置の概略側面図である。
【図4】U字形のジャンパ線余長部をジャンパ線の両側
に形成した実施形態を示す正面図である。
【図5】U字形のジャンパ線余長部の開口部の保護を図
った実施形態を示すジャンパ線余長部近傍の拡大正面図
であり、(イ)は保護スペーサによるもの、(ロ)はス
ペーサ用アーマーロッドによるものである。
【図6】本発明において用いられるクサビ型クランプの
一例を示す正面図である。
【図7】ジャンパ線を形成する際に必要なジャンパ標準
絶縁間隔について説明する図である。
【図8】本発明を適用しようとする架空送電線路の一例
を示す模式図であり、本発明および従来例に共通であ
る。
【図9】従来のジャンパ装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1、1B ジャンパ装置 2 耐張鉄塔 2’ 懸垂鉄塔 2a 鉄塔のアーム 3 クサビ型クランプ 3a 電線収容溝 3b クサビ型クランプ本体 3c クサビ 4 耐張碍子連 5 懸垂碍子連 6 弛度調整金具 7 送電線 8 径間電線 9 ジャンパ線 20、20’ ジャンパ線余長部 21 保護用スペーサ 22 ジャンパ用アーマーロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線(7)を耐張鉄塔におけるアーム
    (2a)の両側にそれぞれクサビ型クランプ(3)およ
    び耐張碍子連(4)を介して引き留めて、両クサビ型ク
    ランプ(4)間に形成されるジャンパ線(9)をフリー
    に弛ませて支持するとともに、前記ジャンパ線(9)
    に、余長部として、U字形に形成してなるジャンパ線余
    長部(20)(20’)を設けてなることを特徴とする
    ジャンパ装置。
  2. 【請求項2】 送電線(7)を耐張鉄塔におけるアーム
    (2a)の両側にそれぞれクサビ型クランプ(3)およ
    び耐張碍子連(4)を介して引き留めて、両クサビ型ク
    ランプ(4)間に形成されるジャンパ線(9)をフリー
    に弛ませて支持したジャンパ装置を備えた架空送電線路
    を、予め精密に測量・計算して求めた長さに計尺しマー
    キングを施したプレハブ電線を用いたプレハブ架線工法
    により施工する場合におけるジャンパ装置施工法であっ
    て、 前記プレハブ電線を延線した後、緊線時に、当該耐張鉄
    塔の両側の径間電線の弛度調整による電線の取り込み分
    を全て、当該ジャンパ装置内に入り込ませ、ジャンパ線
    (9)を所定の形状に形成するために不必要な長さ部分
    を、余長としてU字形に塑性変形させることを特徴とす
    るジャンパ装置施工法。
  3. 【請求項3】 請求項2のジャンパ装置施工法に用いる
    プレハブ電線であって、 クサビ型クランプ(3)と耐張碍子連(4)との間に設
    けた弛度調整金具(6)の最大伸長位置を基準として算
    出された、懸垂径間を含む径間電線実長L1と、当該耐
    張鉄塔の両側のクサビ型クランプ(3)間に形成すべき
    ジャンパ線(9)の長さとして、前記弛度調整金具
    (6)の最大伸長位置を基準としてジャンパ標準絶縁間
    隔を確保することを条件とするジャンパ形状計算を行っ
    て得た算出ジャンパ線長L2との和を電線実長L3(L
    3=L1+L2)として、電線製造時に前記電線実長L
    3に合致する長さにプレハブ計尺し、前記クサビ型クラ
    ンプ(3)および懸垂クランプに対応する位置にマーキ
    ングを施したことを特徴とするプレハブ電線。
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