JP2000349731A - Ofdm信号復調装置 - Google Patents

Ofdm信号復調装置

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JP2000349731A JP11159320A JP15932099A JP2000349731A JP 2000349731 A JP2000349731 A JP 2000349731A JP 11159320 A JP11159320 A JP 11159320A JP 15932099 A JP15932099 A JP 15932099A JP 2000349731 A JP2000349731 A JP 2000349731A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFDM信号復調装置において、掃引型ス
ペクトラムアナライザーを用いることなく、伝搬路の周
波数特性を観測できるようにすることである。 【解決手段】 観測用信号変換部20において、振幅
演算回路21はOFDM信号復調部10のFFT回路1
2の出力信号から各サブキャリアの振幅値を演算する。
書き込み回路23は上記サブキャリアの振幅値を記憶回
路23に書き込むと共に読み出し回路25が所定の順番
でサブキャリアの振幅値を読み出し、DA変換器24で
DA変換して出力する。DA変換出力はオシロスコープ
に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はOFDM(Orthogon
al Frequency Division Multi plexing直交周波数分割
多重)変調方式によるOFDM信号の復調装置に関し、
特にOFDM伝送における伝送路周波数特性の観測を可
能にする観測用信号変換部を有するOFDM信号復調装
置に係わる。
【0002】
【従来の技術】電波によってデータ伝送を行う場合、障
害物等からの反射波が受信されて特定周波数の信号の受
信電力が大きく落ち込んでしまう周波数選択性フェージ
ングの影響で、BER(誤り率)特性等が劣化してしま
うことがある。この場合、受信信号の復調中にリアルタ
イムで伝搬路の周波数特性を観測できれば、周波数選択
性フェージング発生の有無やその影響を知ることができ
て有効である。
【0003】近年、研究開発が進められているOFDM
変調方式において、シンボル変調方式としてBPSK,
QPSKなどの位相変調を用いた場合、OFDMでは各
サブキャリアの振幅が同じレベルで送信される特徴があ
り、この特徴を利用すれば、伝搬路の周波数特性を観測
することができる。
【0004】図9はOFDM信号復調装置において、リ
アルタイムで伝搬路の周波数特性を観測するための従来
技術を示す。同図において、1は公知のOFDM信号復
調装置(たとえば、電子情報通信学会誌 Vol.79,N
o.8 831頁〜834頁1996年8月参照)で、2
はRF増幅器、周波数変換器、IF増幅器等から成るI
F部、3はAD変換器、4はFFF(フーリエ変換)回
路、5はデータ復号器、6はタイミング回路等を備えて
いる。上記構成のOFDM信号復調装置1に対し、伝搬
路の周波数特性を観測するため、掃引型スペクトラムア
ナライザー7が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して周知のように上
記掃引型スペクトラムアナライザー7は、受信信号を周
波数軸で掃引しながら周波数特性を測定する機能を有す
るものである。そこでこれをOFDM信号復調装置に適
用した場合、OFDM信号のシンボル毎の周波数特性を
測定することは上記機能から見て困難なことは明らか
で、観測は不充分なものとならざるを得ない。しかも掃
引型スペクトラムアナライザー自体は大変高価なもので
あり、OFDM信号復調装置に併設するのは実用的でな
い。
【0006】本発明の目的は高価な掃引型スペクトラム
アナライザーを用いることなく、OFDM信号のシンボ
ル毎の周波数特性をリアルタイムで測定することができ
るOFDM信号復調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のOFDM信号復調装置は、OFDM信号復
調部と、観測用信号変換部と、を備え、該観測用信号変
換部は、上記OFDM信号復調部のFFT出力信号から
サブキャリアの振幅値を演算する振幅演算手段と、上記
サブキャリアの振幅値を記憶する記憶手段と、該記憶手
段から所定の順番でサブキャリアの振幅値を読み出す読
み出し手段と、から成ることを要旨とする。
【0008】本発明において、前記サブキャリアの振幅
値の読み出しの順番が、OFDM信号のベースバンドの
周波数の昇順となるように設定するようにしてもよい。
【0009】また、本発明において、下記(i)〜(ii
i)のような各構成をとるようにしてもよい。 (i)前記観測用信号変換部が、前記記憶手段の記憶動
作を制御するための記憶動作切り替え信号を発生する切
り替え信号発生手段を有し、前記記憶手段は、上記記憶
動作切り替え信号に応答して、受信したOFDM信号の
毎シンボルのサブキャリアの振幅値又は受信したOFD
M信号の1シンボルのサブキャリアの振幅値を選択して
記憶するように構成される。 (ii)前記観測用信号変換部が、前記読み出し手段より
供給される前記サブキャリアの振幅値のデジタル信号を
アナログ信号に変換するデジタルアナログ変換手段を備
える。 (iii)前記読み出し手段が、OFDM信号のベースバ
ンドの周波数が最も低いサブキャリアの振幅値の読み出
しタイミングに同期して表示同期のためのトリガ用パル
スを発生するように構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の伝搬路の周波数特性観測
の原理を説明するため、例えば、OFDMのパラメータ
の一部を下記のように定める。 Np :FFT(フーリエ変換)/IFFT(逆フーリエ変換)ポイント の数 64 Ns :サブキャリアの数 52 Ts :シンボル間隔 4μs T :FFT/IFFT期間 3.2μs 上述のようにFFT期間3.2μsにFFTポイント数
が64であるので、FFTサンプリング周波数Fsは Fs=Np/T=64/(3.2×10-6)=20×1
6[Hz] で20MHzとなる。このOFDM信号のサブキャリア
周波数間隔f0はFFTの性質により、 f0=Fs/Np=20×106/64=312.5×1
3[Hz] で312.5KHzとなり、ベースバンドでのサブキャ
リア周波数配置は図1のようになる。図1で、A0,A
1,……A51はサブキャリア番号を示す。
【0011】OFDM変調方式をとる送信機はこのベー
スバンド信号で5GHz帯の搬送波を変調して送信す
る。サブキャリア変調方式としてPSKが使用される場
合、52のサブキャリアの振幅は送信側では図2に示す
ように同じレベルである特徴がある。そして電波伝搬路
の周波数特性によって受信側で復調されるサブキャリア
の振幅は図2のように変化する。そこで受信側で復調さ
れたサブキャリアの振幅レベルをサブキャリア番号の順
番に表示する手段を設ければ伝搬路の周波数特性を観測
することができる。
【0012】図3は本発明のOFDM信号復調装置の一
実施形態を示す。同図において、10はOFDM信号復
調部、20は観測用信号変換部で、OFDM信号復調部
10は図9と同様の公知の構成であって、AD変換機器
11、FFT回路12、データ復号器13等から成る。
【0013】観測用信号変換部20は、サブキャリア振
幅演算回路21、記憶回路22、書き込み回路23、D
A変換器24、読み出し回路25から成る。
【0014】FFT回路12は入力されたOFDM信号
の時間域の離散信号を周波数域の離散スペクトルに変換
し、各サブキャリアのコンスタレーションを出力する。
出力は周波数が0、f0、2×f0、…、62×f0、
63×f0に対応するデータの順番となる。離散フーリ
エ変換の性質により、ベースバンドで周波数が−32×
f0、−31×f0、…、−2×f0、−1×f0のサ
ブキャリアのコンスタレーションデータは、それぞれ順
に32×f0、33×f0、…、62×f0、63×f
0の周波数のデータとして結果が得られるので、FFT
回路12からの出力データは図2のサブキャリア番号に
対応させるとDC、A26、A27、…、A51、A
0、A1、…、A25の順となる。また、A51とA0
のデータの間には11の未使用サブキャリアに対応する
データが出力される。
【0015】観測用信号変換部20の動作は次のように
なる。演算回路21は、FFT回路12から出力される
各サブキャリアのコンスタレーションX,Yと原点の距
離√(X2+Y2)つまりサブキャリアの振幅値を求め
る。記憶回路22は、書き込み回路23の書き込み動作
によりDCサブキャリアのものから順に64のサブキャ
リアの振幅値をメモリする。一方、記憶回路22からの
読み出しは、読み出し回路25の読み出し動作により周
波数の低いサブキャリアに対応するデータから順に行
い、A0,A1,…,A25,DC,A26,A27,
…,A51の順でサブキャリアの振幅値を出力する。
【0016】DA変換器24は周波数の低い順に並び替
えられて読み出された振幅値データをアナログ値に変換
して観測用信号をF OUTとして出力する。このF O
UTをオシロスコープで表示すれば受信側での周波数特
性が観測できる。また、記憶回路22からA0サブキャ
リアの振幅値が出力されるタイミングに同期したトリガ
パルスTRIG OUTを読み出し回路25から出力し
てこのトリガパルスでオシロスコープの表示を同期させ
れば、ジッタの少ないきれいな観測を行うことができ
る。
【0017】記憶回路22にサブキャリア振幅値を書き
込み読み出しする時の動作モードとして次の2つを設け
ておけば更に利用価値の高い観測を行うことができる。 (i)リアルタイムモード バッファリングを毎シンボルで行う。リアルタイムで伝
搬路の周波数特性を観測することが可能。 (ii)ワンシンボルモード バッファリングを1シンボルについてのみ行う。ある瞬
間の伝搬路の周波数特性を観測することが可能。どちら
のモードでも記憶回路22からの読み出し動作は一定の
周期で行う。ワンシンボルモードでの動作タイミング
は、例えば、基板上にプッシュスイッチを設けてスイッ
チが押されたタイミングとしても良いし、外部から入力
しても良い。
【0018】図4に上記動作のタイミング例を示す。図
4において、AD変換器11の出力ADC I,Q OU
T波形中の数字はそのタイミングで出力されているデー
タに対応するAD変換器のサンプルポイント番号を、そ
の他の波形中の数字はそのタイミングで出力されている
データに対応するフーリエ変換FFTのポイント番号を
示す。
【0019】記憶回路22の入力つまり演算回路21の
出力√(X2+Y2)演算OUTまでは、データはFFT
ポイント番号の順番に並んでいるが、記憶回路22の出
力では出力するデータの順番を制御し並び替えているた
めベースバンドのサブキャリア周波数配置において周波
数の低いサブキャリアに対応するデータから順に出力さ
れている。
【0020】TRIG OUTとして出力されるパルス
は、A0サブキャリアつまり38番目のFFTポイント
に対応するデータが記憶回路22に出力されるタイミン
グで発生する。このTRIG OUT信号をオシロスコ
ープのトリガとして使用しDA変換器24の出力F O
UTを観測することで、リアルタイムモードではシンボ
ル伝送時の伝搬路の周波数特性が次々と更新されて表示
されるので、文字通りリアルタイムで特性が分かる。ま
たワンシンボルモードでは、トリガ入力の直後に受信し
たシンボルのデータを記憶回路22から繰り返し出力す
るので、シンボル伝送時における伝搬路の周波数特性を
オシロスコープ上に表示し保持することが可能となる。
【0021】
【実施例】図5は上述した本発明の実施形態に基づく一
実施例を示す。同図において、OFDM信号復調部10
は、AD変換器101、FFT回路102、データ復号
器104等から成る。観測用信号変換部20において、
サブキャリア振幅演算回路は振幅演算器105から成
り、書き込み読み出し回路はタイミング回路103、デ
ータコントローラ106、プッシュスイッチ112、モ
ード設定レジスタ108で構成され、記憶回路メモリは
109,110から成る。
【0022】タイミング回路103は、AD変換器10
1でデジタルデータ化されたベースバンド信号307か
ら、受信したOFDMシンボルの有効シンボル期間の信
号を取り込むためのシンボル同期信号301を生成す
る。
【0023】FFT回路102は、シンボル同期信号3
01に同期して1OFDMシンボルずつの入力ベースバ
ンド信号307に対してFFT演算を行い各サブキャリ
アの情報点信号308を出力する。
【0024】データ復号器104は、前記情報点信号3
08より、シンボル識別を行い、伝送された情報が復調
されデータ出力313として出力される。一方、FFT
回路102で生成された情報点信号308は、振幅演算
器105へも供給される。振幅演算器105は、I信号
およびQ信号からなる前記情報点信号308から、振幅
を計算した結果の振幅信号304を出力する。
【0025】タイミング回路103は、シンボル同期信
号301を、FFT回路102でのFFT演算遅延時間
と、振幅演算器105での振幅演算遅延時間を加えた時
間だけ遅らせた、シンボル振幅同期信号302を生成す
る。モード設定レジスタ108は、前記2つのモードを
切り替えるための切り替え信号303を出力する。
【0026】データコントローラ106は、切替え信号
303によって、以下の2種類の動作を行う。まず、切
替え信号303が、受信した毎シンボルのサブキャリア
の振幅値を記憶する動作モード(リアルタイムモード
(i))を示す値であるときは、以下の動作を行う。デ
ータコントローラ106は、シンボル振幅同期信号30
2に同期して入力される、周波数が0である0番目のサ
ブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリア
の振幅データまでを、順番にメモリ109に格納する。
データコントローラ106は、引き続き入力される32
番目のサブキャリアの振幅データから、63番目のサブ
キャリアの振幅データまでを、順番に振幅信号305と
してDA変換器107へ出力する。
【0027】データコントローラ106は、38番目の
サブキャリアの振幅データを出力するタイミングに同期
して、トリガ用パルスをトリガ出力312へ出力する。
データコントローラ106は、前記63番目のサブキャ
リアの振幅データを出力した後、メモリ109に格納し
ておいた、0番目のサブキャリアの振幅データから、3
1番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番に振幅
信号305としてDA変換器107へ出力する。データ
コントローラ106は、前記0番目のサブキャリアの振
幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データま
でを出力しているタイミングにおいて、次のOFDMシ
ンボルの振幅信号に対応する振幅同期信号302が入力
されると、当該OFDMシンボルについて、振幅同期信
号302に同期して入力される、周波数が0である0番
目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキ
ャリアの振幅データまでを、順番にメモリ110に格納
する。
【0028】データコントローラ106は、引き続き入
力される32番目のサブキャリアの振幅データから、6
3番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番に振幅
信号305としてDA変換器107へ出力する。データ
コントローラ106は、前記32番目のサブキャリアの
振幅データを出力するタイミングに同期して、トリガ用
パルスをトリガ出力312へ出力する。データコントロ
ーラ106は、前記63番目のサブキャリアの振幅デー
タを出力した後、メモリ110に格納しておいた、0番
目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキ
ャリアの振幅データまでを、順番に振幅信号305とし
てDA変換器107へ出力する。
【0029】以上のように、データコントローラ106
は、メモリ109とメモリ110を交互に振幅データの
一時的なバッファとして使用しながら、振幅データの並
び替えを行い、ベースバンドにおいて周波数の低いサブ
キャリアの振幅データから順番に出力する。
【0030】次に、切り替え信号303が、受信した1
シンボルのサブキャリアの振幅値を記憶する動作モード
(ワンシンボルモード(ii))を示す値であるときは、
以下の動作を行う。
【0031】プッシュスイッチ112は、スイッチが押
下されるとデータ格納用パルスを生成し、データ格納信
号306に出力する。データコントローラ106は、前
記データ格納用パルスを検出すると、その直後のシンボ
ル振幅同期信号302、に同期して入力される、周波数
が0である0番目のサブキャリアの振幅データから、3
1番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番にメモ
リ109に格納する。引き続き入力される32番目のサ
ブキャリアの振幅データから、63番目のサブキャリア
の振幅データまでを、順番にメモリ110に格納する。
【0032】データコントローラ106は、前記格納動
作後、一定の周期で、メモリ110に格納しておいた、
32番目のサブキャリアの振幅データから、63番目の
サブキャリアの振幅データまでを、順番に振幅信号30
5としてDA変換器107へ出力する。データコントロ
ーラ106は、前記32番目のサブキャリアの振幅デー
タを出力するタイミングに同期して、トリガ用パルスを
トリガ出力312へ出力する。データコントローラ10
6は、前記63番目のサブキャリアの振幅データを出力
した後、メモリ109に格納しておいた、0番目のサブ
キャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの
振幅データまでを、順番に振幅信号305としてDA変
換器107へ出力する。データコントローラ106によ
る振幅信号の出力動作は、次にデータ格納用パルスを検
出するまで、前記一定の周期で、繰り返し行われる。ま
た、次にデータ格納用パルスを検出したあとは、前記の
一連の動作を繰り返す。DA変換器107は、入力され
るデジタル値の振幅信号305を、アナログ値に変換
し、周波数特性出力311として出力する。
【0033】図6に上述した実施例の動作タイミング例
を示す。図7は本発明の他の実施例を示す。同図におい
て、OFDM信号復調部10は、AD変換器201、F
FT回路202、データ復号器204から成る。観測用
信号変換部20において、サブキャリア振幅演算回路は
振幅演算器205から成り、書き込み回路はタイミング
回路203、アドレスコントローラ206、モード設定
レジスタ207、プッシュスイッチ211で構成され
る。また記憶回路はデュアルポートメモリ208から成
り、読み出し回路はアドレスコントローラ210から成
る。
【0034】タイミング回路203は、AD変換器20
1でデジタルデータ化されたベースバンド信号413か
ら、受信したOFDMシンボルの有効シンボル期間の信
号を取り込むためのシンボル同期信号401を生成す
る。
【0035】FFT202は、シンボル同期信号401
に同期して1OFDMシンボルずつの入力ベースバンド
信号413に対してFFT演算を行い各サブキャリアの
情報点信号414を出力する。
【0036】データ復号器204は、前記情報点信号4
14より、シンボル識別を行い、伝送された情報が復調
されデータ出力410として出力される。一方、FFT
回路202で生成された情報点信号414は、振幅演算
器205へも供給される。
【0037】振幅演算器205は、I信号およびQ信号
からなる前記情報点信号414から、振幅を計算した結
果の振幅信号404を出力する。タイミング回路203
は、シンボル同期信号401を、FFT回路202での
FFT演算遅延時間と、振幅演算器205での振幅演算
遅延時間を加えた時間だけ遅らせた、シンボル振幅同期
信号402を生成する。
【0038】モード設定レジスタ207は、2つのモー
ドを切り替えるための切り替え信号403を出力する。
アドレスコントローラ206は、切り替え信号403に
よって、以下の2種類の動作を行う。
【0039】まず、切り替え信号403が、受信した毎
シンボルのサブキャリアの振幅値を記憶する動作モード
を示す値であるときは、以下の動作を行う。アドレスコ
ントローラ206は、シンボル振幅同期信号402に同
期して、周波数が0である0番目のサブキャリアの振幅
データを格納するアドレスから、63番目のサブキャリ
アの振幅データ格納するアドレスまでを生成し、順番に
書き込みアドレス信号406として出力する。アドレス
コントローラ206は、前記アドレス信号の出力に合わ
せて、メモリ書き込み信号109を生成し出力する。ア
ドレスコントローラ206が生成する、前記書き込みア
ドレスは、N番目のサブキャリアについて、Nが0以上
31以下の時N+33とし、Nが32以上63以下の時
N−31とする。アドレスコントローラ206は、シン
ボル振幅同期信号402を検出する毎に、上記の動作を
繰り返し行う。
【0040】次に切り替え信号403が、受信した1シ
ンボルのサブキャリアの振幅値を記憶する動作モードを
示す値であるときは、以下の動作を行う。プッシュスイ
ッチ211は、スイッチが押下されるとデータ格納用パ
ルスを生成し、データ格納信号408に出力する。アド
レスコントローラ206は、前記データ格納用パルスを
検出すると、その直後のシンボル振幅同期信号402、
に同期して入力される、周波数が0である0番目のサブ
キャリアの振幅データを格納するアドレスから、63番
目のサブキャリアの振幅データ格納するアドレスまでを
生成し、順番に書き込みアドレス信号406として出力
する。アドレスコントローラ206は、前記アドレス信
号の出力に合わせて、メモリ書き込み信号409を生成
し出力する。アドレスコントローラ206が生成する、
前記書き込みアドレスは、N番目のサブキャリアについ
て、Nが0以上31以下の時N+33とし、Nが32以
上63以下の時N−31とする。アドレスコントローラ
206は、データ格納用パルスを検出する毎に、上記の
動作を繰り返し行う。
【0041】アドレスコントローラ210は、一定の周
期で、読み出しアドレス信号407を生成して出力する
とともに、前記アドレスの出力に合わせて、メモリ読み
出し信号410を生成し出力する。アドレスコントロー
ラ210が生成する、前記読み出しアドレスは、アドレ
スコントローラ206が生成する書き込みアドレスが前
記の例に従う場合は、1から順番に64まで、とする。
アドレスコントローラ210は、読み出しアドレス信号
407に7を出力するタイミングに合わせて、トリガ出
力412にトリガパルスを出力する。
【0042】デュアルポートメモリ208は、メモリ書
き込み信号409が入力されると、書き込みアドレス信
号406で示されるメモリの記憶領域に、振幅信号40
4に入力される値を記憶する。デュアルポートメモリ2
08は、メモリ読み出し信号410が入力されると、読
み出しアドレス信号407で示されるメモリの記憶領域
に記憶されている値を読み出し、振幅信号405へ出力
する。DA変換器209は、入力されるデジタル値の振
幅信号405を、アナログ値に変換し、周波数特性出力
411として出力する。図8に上述した実施例の動作タ
イミング例を示す。
【0043】
【発明の効果】以上説明した所から明らかなように本発
明によれば、OFDM信号復調装置において、高価な掃
引型スペクトラムアナライザーを用いることなく、リア
ルタイムで伝搬路の周波数特性を観測することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】OFDM信号のベースバンドでのサブキャリア
周波数配置を示す図である。
【図2】OFDM信号の周波数特性を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の動作タイミング例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図6】図5の動作タイミング例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図8】図7の動作タイミング例を示す図である。
【図9】従来のOFDM信号復調装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 OFDM信号復調部 11 AD変換器 12 FFT回路 13 データ復号器 20 観測用信号変換部 21 サプキャリア振幅演算回路 22 記憶回路 23 書き込み回路 24 DA変換回路 25 読み出し回路
フロントページの続き (72)発明者 国澤 良雄 東京都渋谷区神宮前6−27−8 株式会社 京セラディーディーアイ未来通信研究所内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD31 DD33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM信号復調部と、 観測用信号変換部と、を備え、該観測用信号変換部は、
    上記OFDM信号復調部のFFT出力信号からサブキャ
    リアの振幅値を演算する振幅演算手段と、上記サブキャ
    リアの振幅値を記憶する記憶手段と、該記憶手段から所
    定の順番でサブキャリアの振幅値を読み出す読み出し手
    段と、から成ることを特徴とするOFDM信号復調装
    置。
  2. 【請求項2】 前記サブキャリアの振幅値の読み出しの
    順番が、OFDM信号のベースバンドの周波数の昇順と
    なるように設定したことを特徴とする請求項1記載のO
    FDM信号復調装置。
  3. 【請求項3】 前記観測用信号変換部が、前記記憶手段
    の記憶動作を制御するための記憶動作切り替え信号を発
    生する切り替え信号発生手段を有し、 前記記憶手段は、上記記憶動作切り替え信号に応答し
    て、受信したOFDM信号の毎シンボルのサブキャリア
    の振幅値又は受信したOFDM信号の1シンボルのサブ
    キャリアの振幅値を選択して記憶するように構成された
    ことを特徴とする請求項2記載のOFDM信号復調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記観測用信号変換部が、前記読み出し
    手段より供給される前記サブキャリアの振幅値のデジタ
    ル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のOFDM
    信号復調装置。
  5. 【請求項5】 前記読み出し手段が、OFDM信号のベ
    ースバンドの周波数が最も低いサブキャリアの振幅値の
    読み出しタイミングに同期して表示同期のためのトリガ
    用パルスを発生するように構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のOFDM信号復調装置。
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