JP4554698B2 - Ofdm信号復調装置 - Google Patents
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(i)前記観測用信号変換部が、前記記憶手段の記憶動作を制御するための記憶動作切り替え信号を発生する切り替え信号発生手段を有し、前記記憶手段は、上記記憶動作切り替え信号に応答して、受信したOFDM信号の毎シンボルのサブキャリアの振幅値又は受信したOFDM信号の1シンボルのサブキャリアの振幅値を選択して記憶するように構成される。
(ii)前記観測用信号変換部が、前記読み出し手段より供給される前記サブキャリアの振幅値のデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換手段を備える。
(iii)前記読み出し手段が、OFDM信号のベースバンドの周波数が最も低いサブキャリアの振幅値の読み出しタイミングに同期して表示同期のためのトリガ用パルスを発生するように構成される。
Np :FFT(フーリエ変換)/IFFT(逆フーリエ変換)ポイントの数 64
Ns :サブキャリアの数 52
Ts :シンボル間隔 4μs
T :FFT/IFFT期間 3.2μs
上述のようにFFT期間3.2μsにFFTポイント数が64であるので、FFTサンプリング周波数FsはFs=Np/T=64/(3.2×10-6)=20×106[Hz]で20MHzとなる。このOFDM信号のサブキャリア周波数間隔f0はFFTの性質により、
f0=Fs/Np=20×106/64=312.5×103[Hz]
で312.5KHzとなり、ベースバンドでのサブキャリア周波数配置は図1のようになる。図1で、A0,A1,……A51はサブキャリア番号を示す。
演算回路21は、FFT回路12から出力される各サブキャリアのコンスタレーションX,Yと原点の距離√(X2+Y2)つまりサブキャリアの振幅値を求める。記憶回路22は、書き込み回路23の書き込み動作によりDCサブキャリアのものから順に64のサブキャリアの振幅値をメモリする。一方、記憶回路22からの読み出しは、読み出し回路25の読み出し動作により周波数の低いサブキャリアに対応するデータから順に行い、A0,A1,…,A25,DC,A26,A27,…,A51の順でサブキャリアの振幅値を出力する。
(i)リアルタイムモード
バッファリングを毎シンボルで行う。リアルタイムで伝搬路の周波数特性を観測することが可能。
(ii)ワンシンボルモード
バッファリングを1シンボルについてのみ行う。ある瞬間の伝搬路の周波数特性を観測することが可能。
どちらのモードでも記憶回路22からの読み出し動作は一定の周期で行う。ワンシンボルモードでの動作タイミングは、例えば、基板上にプッシュスイッチを設けてスイッチが押されたタイミングとしても良いし、外部から入力しても良い。
まず、切替え信号303が、受信した毎シンボルのサブキャリアの振幅値を記憶する動作モード(リアルタイムモード(i))を示す値であるときは、以下の動作を行う。
データコントローラ106は、シンボル振幅同期信号302に同期して入力される、周波数が0である0番目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番にメモリ109に格納する。
データコントローラ106は、引き続き入力される32番目のサブキャリアの振幅データから、63番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番に振幅信号305としてDA変換器107へ出力する。
データコントローラ106は、前記63番目のサブキャリアの振幅データを出力した後、メモリ109に格納しておいた、0番目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番に振幅信号305としてDA変換器107へ出力する。
データコントローラ106は、前記0番目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データまでを出力しているタイミングにおいて、次のOFDMシンボルの振幅信号に対応する振幅同期信号302が入力されると、当該OFDMシンボルについて、振幅同期信号302に同期して入力される、周波数が0である0番目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番にメモリ110に格納する。
データコントローラ106は、前記32番目のサブキャリアの振幅データを出力するタイミングに同期して、トリガ用パルスをトリガ出力312へ出力する。
データコントローラ106は、前記63番目のサブキャリアの振幅データを出力した後、メモリ110に格納しておいた、0番目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番に振幅信号305としてDA変換器107へ出力する。
データコントローラ106は、前記データ格納用パルスを検出すると、その直後のシンボル振幅同期信号302、に同期して入力される、周波数が0である0番目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番にメモリ109に格納する。
引き続き入力される32番目のサブキャリアの振幅データから、63番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番にメモリ110に格納する。
データコントローラ106は、前記32番目のサブキャリアの振幅データを出力するタイミングに同期して、トリガ用パルスをトリガ出力312へ出力する。
データコントローラ106は、前記63番目のサブキャリアの振幅データを出力した後、メモリ109に格納しておいた、0番目のサブキャリアの振幅データから、31番目のサブキャリアの振幅データまでを、順番に振幅信号305としてDA変換器107へ出力する。
データコントローラ106による振幅信号の出力動作は、次にデータ格納用パルスを検出するまで、前記一定の周期で、繰り返し行われる。また、次にデータ格納用パルスを検出したあとは、前記の一連の動作を繰り返す。
DA変換器107は、入力されるデジタル値の振幅信号305を、アナログ値に変換し、周波数特性出力311として出力する。
図7は本発明の他の実施例を示す。同図において、OFDM信号復調部10は、AD変換器201、FFT回路202、データ復号器204から成る。観測用信号変換部20において、サブキャリア振幅演算回路は振幅演算器205から成り、書き込み回路はタイミング回路203、アドレスコントローラ206、モード設定レジスタ207、プッシュスイッチ211で構成される。また記憶回路はデュアルポートメモリ208から成り、読み出し回路はアドレスコントローラ210から成る。
一方、FFT回路202で生成された情報点信号414は、振幅演算器205へも供給される。
タイミング回路203は、シンボル同期信号401を、FFT回路202でのFFT演算遅延時間と、振幅演算器205での振幅演算遅延時間を加えた時間だけ遅らせた、シンボル振幅同期信号402を生成する。
アドレスコントローラ206は、切り替え信号403によって、以下の2種類の動作を行う。
アドレスコントローラ206は、シンボル振幅同期信号402に同期して、周波数が0である0番目のサブキャリアの振幅データを格納するアドレスから、63番目のサブキャリアの振幅データ格納するアドレスまでを生成し、順番に書き込みアドレス信号406として出力する。
アドレスコントローラ206は、前記アドレス信号の出力に合わせて、メモリ書き込み信号109を生成し出力する。
アドレスコントローラ206が生成する、前記書き込みアドレスは、N番目のサブキャリアについて、Nが0以上31以下の時N+33とし、Nが32以上63以下の時N−31とする。
アドレスコントローラ206は、シンボル振幅同期信号402を検出する毎に、上記の動作を繰り返し行う。
プッシュスイッチ211は、スイッチが押下されるとデータ格納用パルスを生成し、データ格納信号408に出力する。
アドレスコントローラ206は、前記データ格納用パルスを検出すると、その直後のシンボル振幅同期信号402、に同期して入力される、周波数が0である0番目のサブキャリアの振幅データを格納するアドレスから、63番目のサブキャリアの振幅データ格納するアドレスまでを生成し、順番に書き込みアドレス信号406として出力する。
アドレスコントローラ206は、前記アドレス信号の出力に合わせて、メモリ書き込み信号409を生成し出力する。
アドレスコントローラ206が生成する、前記書き込みアドレスは、N番目のサブキャリアについて、Nが0以上31以下の時N+33とし、Nが32以上63以下の時N−31とする。
アドレスコントローラ206は、データ格納用パルスを検出する毎に、上記の動作を繰り返し行う。
アドレスコントローラ210が生成する、前記読み出しアドレスは、アドレスコントローラ206が生成する書き込みアドレスが前記の例に従う場合は、1から順番に64まで、とする。
アドレスコントローラ210は、読み出しアドレス信号407に7を出力するタイミングに合わせて、トリガ出力412にトリガパルスを出力する。
デュアルポートメモリ208は、メモリ読み出し信号410が入力されると、読み出しアドレス信号407で示されるメモリの記憶領域に記憶されている値を読み出し、振幅信号405へ出力する。
DA変換器209は、入力されるデジタル値の振幅信号405を、アナログ値に変換し、周波数特性出力411として出力する。
図8に上述した実施例の動作タイミング例を示す。
11 AD変換器
12 FFT回路
13 データ復号器
20 観測用信号変換部
21 サプキャリア振幅演算回路
22 記憶回路
23 書き込み回路
24 DA変換回路
25 読み出し回路
Claims (2)
- OFDM信号復調部と、
観測用信号変換部と、を備え、
該観測用信号変換部は、上記OFDM信号復調部のFFT出力信号からサブキャリアの振幅値を演算する振幅演算手段と、上記サブキャリアの振幅値を記憶する記憶手段と、該記憶手段から所定の順番でサブキャリアの振幅値を読み出す読み出し手段と、から成り、
前記観測用信号変換部が、前記記憶手段の記憶動作を制御するための記憶動作切り替え信号を発生する切り替え信号発生手段を有し、
前記記憶手段は、上記記憶動作切り替え信号に応答して、受信したOFDM信号の毎シンボルのサブキャリアの振幅値又は受信したOFDM信号の1シンボルのサブキャリアの振幅値を選択して記憶するように構成されたことを特徴とするOFDM信号復調装置。 - 前記読み出し手段がOFDM信号のベースバンドの周波数の昇順となるように読み出したサブキャリアの振幅値を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のOFDM信号復調装置。
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