JP5657733B2 - 無線通信システムにおけるタイミング情報の獲得 - Google Patents

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Description

本開示は、一般に無線通信システムにおけるタイミング情報を獲得するための方法及び装置に関し、より特に複数入力複数出力(MIMO)システムにおいて、タイミング情報を獲得するための方法及び装置に関し、とりわけ多元接続を可能にするために、直交周波数分割多重(OFDM)を採用する方法及び装置に関する。
IEEE 802.11シリーズの仕様書により定義されるシステムを含む無線通信システムは、周波数、位相、及び必然的に、タイミングに関するより明確な特徴を有する信号によって表されるシンボルの形式で情報を送信する。
802.11n規格において、例えば、送信されたフレームからどの情報が得られるかにより、タイミングは、起点と相対的に定義される。
その起点は、フレームのデータ搬送部分に先行する2つのトレーニング・フィールドにより定義される。
慣例的に、起点は、受信した信号上で、自己相関を実行すること、及び自己相関関数の結果におけるピークを識別することにより、識別される。MIMOシステムにおいて、他の伝送システムと同様に、送信機から受信機へ送信された信号は、それらのコヒーレンスを減らすパスを通り、マルチ・パス・エラーと称される誤りをもたらす。例えば、信号の一部は、送信機から受信機へ、直接伝わり、一方信号のほかの部分は、送信機から受信機への途中で、近くの物体に、反射しうる。結果として、起点が判定に用いられる解決策は、自己相関関数のピークの広がりのために制限され、ピークが発生する時間は、正確に判定されえない。それゆえ、当該技術では、起点の時間をより正確に判定する方法及び装置に対するニーズがある。
本明細書で開示されたいくつかの実施形態は、受信した信号と、受信ダイバーシティによるコヒーレントな組み合わせによって達成される追加利得との自己相関関数の最小値を探索することによって、上述したニーズに対処する。
1つの実施形態の態様によれば、無線通信システムにおいて送信される信号において、時間における基準点を識別する方法は、第1の反復シンボル・シーケンスと第2の反復シンボル・シーケンスを含む信号の一連のサンプルを受信することと、第1のスタート点を有し、一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義することと、サンプルの第1及び第2のグループ間の自己相関を実行することと、自己相関において、ヌルが発生するサンプルを時間における基準点として識別することとを備える。変形において、方法は更に、自己相関の結果を観測することと、シンボルの第1の反復シンボル・シーケンスと第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測することと、観測された結果と観測された電力比との比率を計算することと、計算された比率が、予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるパケットを判定することとを備える。他の変形において、方法は更に、複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和することと、複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正することとを備える。他の実施形態によれば、コンピュータ読取可能媒体は、第1の反復シンボル・シーケンスと、第2の反復シンボル・シーケンスとを含む信号の一連のサンプルを受信することを備える信号において、時間における基準点を識別することと、第1のスタート点を有し、一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、第2の一連のサンプルのグループを含む第2のウィンドウとを定義することと、第1及び第2のサンプルのグループ間の自己相関を実行することと、自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別することとのための命令を搬送する。変形において、コンピュータ読取可能媒体により搬送される方法は更に、自己相関の結果を観測することと、第1の反復シンボル・シーケンスと第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測することと、観測された結果と、観測された電力比との比率を計算することと、計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるパケットを判定することとを備える。他の変形において、コンピュータ読取可能媒体により搬送される方法は、更に複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和することと、複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正することとを備える。
まだ他の実施形態の態様によれば、遠隔システムは、第1の反復シンボル・シーケンスと、第2の反復シンボル・シーケンスとを含む信号の一連のサンプルを受信する手段と、第1のスタート点を有し、一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、第2の一連のサンプルのグループを含む第2のウィンドウとを定義する手段と、第1及び第2のサンプルのグループ間の自己相関を実行する手段と、自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別する手段とを含む。変形において、遠隔システムは、更に自己相関の結果を観測する手段と、第1の反復シンボル・シーケンスと第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測する手段と、観測された結果と、観測された電力比との比率を計算する手段と、計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるパケットを判定する手段とを備える。他の変形において、遠隔システムは更に、複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和する手段と、複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正する手段とを備える。
まだ他の実施形態の態様によれば、基地局は、第1の反復シンボル・シーケンスと、第2の反復シンボル・シーケンスとを含む信号の一連のサンプルを受信する手段と、第1のスタート点を有し、一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、第2の一連のサンプルのグループを含む第2のウィンドウとを定義する手段と、第1及び第2のサンプルのグループ間の自己相関を実行する手段と、自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別する手段とを含む。変形において、遠隔システムは、更に自己相関の結果を観測する手段と、第1の反復シンボル・シーケンスと第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測する手段と、観測された結果と、観測された電力比との比率を計算する手段と、計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるパケットを判定する手段とを備える。他の変形において、遠隔システムは更に、複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和する手段と、複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正する手段とを備える。まだ更なる実施形態の態様によれば、無線通信システムは、第1の反復シンボル・シーケンスと、第2の反復シンボル・シーケンスとを含む信号の一連のサンプルを受信する手段と、第1のスタート点を有し、一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、第2の一連のサンプルのグループを含む第2のウィンドウとを定義する手段と、第1及び第2のサンプルのグループ間の自己相関を実行する手段と、自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別する手段とを含む。変形において、遠隔システムは、更に自己相関の結果を観測する手段と、第1の反復シンボル・シーケンスと第2反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測する手段と、観測された結果と、観測された電力比との比率を計算する手段と、計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるパケットを判定する手段とを備える。他の変形において、遠隔システムは更に、複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和する手段と、複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正する手段とを備える。
ある実施形態を使用することができる無線通信システムの例を示す。 ある実施形態に従う、直交周波数分割多重(OFDM)と直交周波数分割多元接続(OFDMA)を利用する無線通信システム内で使用されうる送信機の例及び受信機の例を示す。 ある実施形態に従う、802.11a及びgにより使用されるようなレガシー・フレーム内の情報のあるブロックの配置を示すタイミング図を示す。 ある実施形態に従う、いくつかの802.11nシステムにより使用されるようなミックスド・モード・フレーム内の情報のあるブロックの配置を示すタイミング図を示す。 ある実施形態に従う、いくつかの802.11nシステムにより使用されるようなグリーン・フィールド・フレーム内の情報のあるブロックの配置を示すタイミング図を示す。 ある実施形態に従う、トレーニング・フィールドの少なくとも一部を含む受信された時間ドメイン波形を示す波形図を示す。 ある実施形態に従う、ショート・トレーニング・フィールドからロング・トレーニング・フィールドへの遷移を含む領域に対して計算される自己相関関数を示す波形図を示す。 ある実施形態に従う、典型的な方法を示す。 ある実施形態に従う、図8で示される方法に対応するmeans-plus-functionブロックを示す。 ある実施形態に従う、典型的な方法を示す。 ある実施形態に従う、図9に示される方法に対応するmeans-plus-functionブロックを示す。 ある実施形態に従う、典型的な方法を示す。 ある実施形態に従う、図10に示される方法に対応するmeans-plus-functionブロックを示す。
用語“典型的な”は、“例、実例、又はイラストとして役立つこと”を意味するように本明細書では使用されている。“典型的”として本明細書に記載されている実施形態は、他の実施形態に対してより好ましいまたは有利であるとして、解釈される必要はない。
図1は、無線通信システム100の例を示す。無線通信システム100は、広帯域無線通信システム100でありうる。無線通信システム100は、基地局104によりサービスされる各々のセルである多くのセル102に対し、通信を提供する。基地局104は、ユーザ端末106と通信する固定局でありうる。基地局104は、その代わりに、アクセス・ポイント、Node B、またはいくつかの他の専門用語で称されうる。
図1は、システム100の至るところに分散された様々なユーザ端末を示す。ユーザ端末106は、固定式(すなわち、静止した)、または移動式でありうる。ユーザ端末106は、遠隔局、アクセス端末、端末、加入者ユニット、移動局、局、ユーザ装置とも称される。ユーザ端末106は、無線装置でありえ、セルラ式電話、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルド装置、無線モデム、ラップトップ・コンピュータ、パーソナル・コンピュータ等でありうる。
様々なアルゴリズム及び方法が、基地局104とユーザ端末106の間の無線通信システム100における送信に使用されうる。例えば、OFDM/OFDMA手法に従って、基地局104とユーザ端末106の間で、信号は、送信され、受信されうる。これがそのケースであるならば、無線通信システム100は、OFDM/OFDMAシステム100として参照されうる。
基地局104からユーザ端末106への送信を容易にする通信リンクは、ダウン・リンク108と称され、ユーザ端末106から基地局104への送信を容易にする通信リンクは、アップ・リンク110と称されうる。代わりに、ダウン・リンク108は、フォワード・リンクまたはフォワード・チャネルと称され、アップ・リンク110は、リバース・リンクまたはリバース・チャネルと称されうる。
セル102は、複数のセクタ112に分割されえる。セクタ112は、セル102内の物理的な有効通信可能領域である。OFMD/OFDMAシステム100内の基地局104は、セル102の特定のセクタ112内の電力の流れを集中させるアンテナを利用しうる。そのようなアンテナは、指向性アンテナと称されうる。
図2は、OFDM/OFDMAを利用する無線通信システム100内で使用されえる送信機202の例を示す。送信機202は、ダウン・リンク108上で、ユーザ端末106にデータ206を送信するために、基地局104内に実装されうる。送信機202は、アップ・リンク110上で、基地局104にデータ206を送信するために、ユーザ端末106内にも実装されうる。
送信されるデータ206は、シリアル・パラレル(S/P)変換器208に対する入力として、与えられることが示されている。S/P変換器208は、送信データをN個のパラレル・データ・ストリーム210に分割する。
N個のパラレル・データ・ストリーム210は、その後、マッパ212への入力として与えられる。マッパ212は、N個のパラレル・データ・ストリーム210をN個のコンステレーション点上にマップする。マップすることは、いくつかの変調コンステレーションを使用してなされ、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、8フェーズ・シフト・キーイング(8PSK)、直交振幅変調(QAM)等が使用される。この様に、マッパ212は、N個のパラレル・シンボル・ストリーム216を出力し、各シンボル・ストリーム216は、逆高速フーリエ変換(IFFT)220のN個の直交副搬送波の1つに対応する。これらのN個のパラレル・シンボル・ストリーム216は、周波数ドメインで表され、IFFTコンポーネント220により、N個のパラレル時間ドメイン・サンプル・ストリーム218に変換されうる。
専門用語についての簡潔な留意点を以下に示す。周波数ドメインでのN個のパラレル変調は、周波数ドメインでのN個の変調シンボルに等しく、周波数ドメインでのN点IFFTを加えたN個のマッピングに等しく、時間ドメインでの1つの(役に立つ)OFDMシンボルに等しく、時間ドメインでのN個のサンプルに等しい。時間ドメインにおける1つのOFDMシンボル、NSは、NCP(OFDMシンボルあたりのガード・サンプルの数)+N(OFDMシンボルあたりの役に立つサンプルの数)に等しい。
N個のパラレル時間ドメインサンプル・ストリーム218は、パラレル・シリアル(P/S)変換器224により、OFDM/OFDMAシンボル・ストリーム222に変換されうる。ガード挿入コンポーネント226は、OFDM/OFDMAシンボル・ストリーム222の中の連続したOFDM/OFDMAシンボルの間にガード・インターバルを挿入しうる。ガード挿入コンポーネント226の出力は、その後、ラジオ周波数(RF)フロント・エンド228により、所望の送信周波数帯域にアップコンバートされる。アンテナ230は、その後、結果として生じる信号232を送信しうる。
図2は、OFDM/OFDMAを利用する無線通信システム100内で使用されうる受信機204の例をまた示す。受信機204は、ダウン・リンク108上で、基地局104からのデータ232´を受信するためにユーザ端末106内に実装されうる。受信機204は、アップ・リンク110上で、ユーザ端末106からのデータ232´を受信するために基地局104内に実装されもする。
送信された信号232は、無線チャネル234を介して移動することが示される。信号232´が、アンテナ230´により受信された場合、受信された信号232´は、RFフロント・エンド228´によりベースバンド信号にダウンコンバートされうる。ガード除去コンポーネント226´は、その後、ガード挿入コンポーネント226により、OFDM/OFDMAシンボルの間に挿入されたガード・インターバルを除去しうる。
ガード除去コンポーネント226´の出力は、S/P変換器224´に与えられる。S/P変換器224´は、OFDM/OFDMAシンボル・ストリーム222´を、N個のパラレル時間ドメイン・シンボル・ストリーム218´に分割しうる。それらの各々は、N個の直交副搬送波の1つに対応する。高速フーリエ変換(FFT)コンポーネント220´は、N個のパラレル時間ドメイン・シンボル・ストリーム218´を周波数ドメインに変換し、N個のパラレル周波数ドメイン・シンボル・ストリーム216´を出力する。
デマッパ212´は、マッパ212により実行されるシンボル・マップ動作の逆を実行し、それによって、N個のパラレル・データ・ストリーム210´を出力する。P/S変換器208´は、N個のパラレル・データ・ストリーム210´を単一のデータ・ストリーム206に合成する。理想的には、このデータ・ストリーム206´は、送信機202への入力として与えられたデータ206に対応する。
802.11nデバイスに認識できる3つのタイプのフレーム・フォーマットが、図3、4、及び5に示されている。最初のフレーム・フォーマット、レガシー(図3)は、802.11a及びgデバイスのフレーム・フォーマットに対応し、次のフレーム・フォーマット、ミックスド・モード(図4)及びグリーン・フィールド(図5)は、802.11nシステムに、特有である。信号の存在が検出されると、時間基準の獲得には、(図3、4及び5)で示されるフレーム・フォーマットの何れについても最初の16μsよりもかからない。各フレームの最初の16μsは、レガシー・モード及びミックスド・モード対して同一である。グリーン・フィールド・モード・フレームの最初の16μsは、レガシー・モード・フレーム及びミックスド・モード・フレームの同じ部分とは、わずかに異なる。この違いは、時間基準の獲得のための提案された方法に影響を与えず、以下に述べる方法は、このように様々な802.11デバイスに適用され、802.11a,g,n規格のいずれか一つに当てはまるこれらを含む。更に、方法は、フレーム・フォーマットを伴う何れのデバイスに対して適用されえて、同じ方式で、更に以下に説明されるように、図3、4及び5の何れかに示されるこれらに特徴は似ている。
獲得処理は、時間ドメインで実行される。典型的な実施形態において、サンプルは、50ns間隔で配置され、他の実施形態は、他のインターバルでデジタル化する。すなわち、例えば、無線信号のような信号が、受信され、50nsサンプルにデジタル化される。他のデジタル化インターバルに関して、サンプルの数、以下で述べられるタイミング及びインターバルは、それに応じて調節される。次に述べられる時間ドメイン処理は、デジタル化された時間ドメインサンプル上で実行される。この処理は、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)のような専用の計算ハードウェアにより、実行される。あるいは、例えば、適切にプログラムされた汎用プロセッサ、または、適切にプログラムされたデジタル信号プロセッサ(DSP)のように本明細書に記載された特別な動作を実行するようにプログラムされた汎用ハードウェアによって実行されうる。ハードウェアによる実現の選択は、望まれるスピード、コスト、サイズ、及び他の設計考察に依存する。
時間ドメインにおいて、50nsサンプルを使用する例において、レガシー・ショート・トレーニング・フィールド(L−STF)は、160サンプル長であり、各々が16サンプルの10個の繰り返されたショート・パイロットからなる。レガシー・モード及びミックスド・モードにおける、レガシー・ロング・トレーニング・フィールド(L−LTF)、及び、グリーン・フィールド・モードにおける、ハイ・スループット・ロング・トレーニング・フィールド(HT−LTF1)は、160サンプル長であり、2回反復された64サンプルが続く32サンプル巡回プレフィックスからなる。
最初の検出のために、16のサンプル・ウィンドウおのおのについての自己相関関数Cが、16サンプル毎に計算される。そして、16のサンプル・ウィンドウおのおのについての電力関数Pが、16サンプル毎に計算される。サンプル16においてスタートし、自己相関及び電力は、以下のように得られる。
Figure 0005657733
及び
Figure 0005657733
ここで、xiは、時間ドメイン波形のi番目のサンプルであり、図6に示される例であり、nは、図6において円により示されるサンプル・インデックス、n={16,32,64,…}である。
自己相関と電力が5回計算されると、以下の計算が実行される。
Figure 0005657733
及び
Figure 0005657733
Figure 0005657733
Figure 0005657733
これまでの4つの電力計算は、総和されるものの、最後の3つの相関値しか使用されないことに注目されたい。上記の計算は、相関と電力を含み、16サンプルごとに実行される。C[0]及びP[0]は、現在のサンプルnにおける最も直近の計算に対応することに注目せよ。
第1の条件又は第1の条件及び第2の条件の両方のいずれかが、連続して2回満たされる場合、検出は宣言される。つまり、1)比率ratioは、予めセットされた検出しきい値より小さい、及び/または2)角度|phase_shift|は、予めセットされた位相シフトしきい値より小さい。
予めセットされた検出しきい値は、所望の検出確率、または、誤ったアラーム比率統計量に従ってセットされうる。予めセットされた位相シフトしきい値は、システムによって許容される起こりうる最も高い位相シフトの関数でありうる。
最初の検出が宣言されると、システムは、相関関数が、最大値の1/2に落ちるポイントについて、64サンプルの間隔をおいて、自己相関値Cのシーケンスを探索する一連の命令及び/または動作を実行する。自己相関値Cのシーケンスは、以下の等式で定義される。
Figure 0005657733
典型的な実施形態において、自己相関は、64サンプルの間隔を用いて受信およびサンプルされた信号について、各受信アンテナに対して実行される。64サンプルの間隔を置くことは、802.11a,g及びn規格に従うシステムにおいて使用されるSTF信号及びLTF信号に関連し、他の実施形態は、異なる自己相関間隔を使用しうる。自己相関出力は、その後受信ダイバーシティに渡って、コヒーレントに総和され、測定されたフェーズ・オフセットにより補正される。802.11a,g及びn規格に従うシステムで使用されるSTF信号及びLTF信号は、図7に示されるように、STFからLTFへの遷移点においてヌルを有する自己相関をもたらす。このように、上記発見された最大値の1/2になる位置において開始され、位相補正された自己相関総和の実数部の最小値が、探索される。実数部を使用することは、起点を見つけるのに使用される信号の信号対雑音比(SNR)への信号を改善し、最小値は、STF及びLTFの間の遷移点に、正確に対応する。
典型的なプロセス800の全体が、図8のフロー図で例証される。第1の反復シンボル・シーケンスと第2の反復シンボル・シーケンスとを含む信号の一連のサンプルは、ステップ810において受信される。その後、第1及び第2のスタート点を有する第1及び第2のウィンドウが、ステップ820において定義される。第2のウィンドウのスタート点は、第1のウィンドウに含まれるサンプルのグループとは異なるサンプルのグループを含むように第1のスタート点に関連して変化することを許される。次に、ステップ830において、自己相関が、サンプルの2つのグループの間で、実行される。最後に、ステップ840では、受信された第1の反復シンボル・シーケンスと、受信された第2の反復シンボル・シーケンスとの間でなされた自己相関におけるヌルに対応するサンプルにおいて、時間における基準点が識別される。
上述された図8の方法800は、図8Aに例証されたmeans-plus-functionブロック800Aに対応する様々なハードウェア及び/またはソフトウェアの構成要素及び/またはモジュールにより実行されうる。つまり、図8に例証されるブロック810乃至840は、図8Aに例証されるmeans-plus-functionブロック810A乃至840Aに対応する。
追加の典型的なプロセス詳細900は、図9に例証される。ステップ910において、自己相関(図8、ステップ830)の結果が、観測される。ステップ910に続くステップ920において、第1及び第2のシンボル・シーケンスを表す信号間の電力比の結果が、観測される。ステップ910及び920は、どちらの順序においても実行されうる。次に、ステップ930において、ステップ910の自己相関の観測と、ステップ920の電力比との比率が、計算される。ステップ930の比率がしきい値を超える場合、パケットは、ステップ940において、検出されたと考えられる。
上述された図9の方法900は、図9Aに例証されたmeans-plus-functionブロック900Aに対応する様々なハードウェア及び/またはソフトウェアの構成要素及び/またはモジュールにより実行されうる。つまり、図9に例証されるブロック910乃至940は、図9Aに例証されるmeans-plus-functionブロック910A乃至940Aに対応する。
更なる典型的なプロセス詳細1000の詳細が、図10に例証される。ステップ1010において、自己相関結果は、複数の受信ダイバーシティに渡って、総和される。例えば、チャネルが、複数の送信アンテナに渡って分散されたとき、ステップ1010は、複数の送信アンテナに渡って、実行される。その後、ステップ1020において、複数の受信ダイバーシティが、測定された位相オフセットにより補正される。
上述された図8の方法1000は、図10Aに例証されたmeans-plus-functionブロック1010Aに対応する様々なハードウェア及び/またはソフトウェアの構成要素及び/またはモジュールにより実行されうる。つまり、図10に例証されるブロック1010乃至1020は、図10Aに例証されるmeans-plus-functionブロック1010A乃至1020Aに対応する。
1つの方法が、別の方法に対して、後になされるか、または先になされるために、その入力又は出力の実体によって必要とされる例を除いて、当業者は、方法ステップが、本発明の範囲から逸脱することなく、相互置換、または、他の順番で実行されうることを理解するだろう。例えば、自己相関関数の計算及び電力関数の計算(両方とも上述されている)は、どちらの順番でも、または並列的にも進められる。なぜなら、両方の計算は、同じ入力信号で始まり、互いの他の結果に依存していないからである。1つの順番で、または他の順番で、または並列してそのような方法ステップを実行するかどうかは、所望されるようなコスト、スピード、サイズ、または他の特徴に対するハードウェア構成要素の最適化に依存しうる。
当業者は、情報及び信号は、種々の異なる技術及び手法のうちいずれかを用いて表現されうることを理解するだろう。例えば、以上の記述を通して参照されるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気的微粒子、光学的領域または光子、または如何なるこれらの組み合わせにより表される。
当業者は、さらに、本明細書で開示された実施形態に関連して、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムは、電子工学のハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、または両方の組み合わせとして実現されうることを認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアのこの相互置換性を明確に例示するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップは、それらの機能の観点において一般に上述されている。そのような機能が、ハードウェア又はソフトウェアとして実現されるかどうかは、システム全体に課せられている特定のアプリケーション及び設計制約に依存している。当業者は、各特定のアプリケーションのための様々な方法で、記述された機能を実現する。しかし、そのような実現の決定は、本発明の範囲からの逸脱するものと解釈されるべきではない。
本明細書に開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネント、または本明細書で述べられている機能を実行するために設計されたこれらの如何なる組み合わせで、実現され、実行される。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありえるものの、その代わりに、如何なる従来方式のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステート・マシンでありうる。プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成のような計算デバイスの組み合わせとして実現される。
本明細書で開示される実施形態に関連して記述される方法または、アルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェア・モジュール、または2つの組み合わせで、直接的に具現化される。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、または技術的に知られた如何なるほかの形態の格納媒体の中にある。典型的な格納媒体は、プロセッサに結合され、そのようなプロセッサは、格納媒体から情報を読み出し、格納媒体へ情報を書きこみうる。代わりに、格納媒体は、プロセッサに対して、必須である。プロセッサと格納媒体は、ASICの中にありうる。ASICは、ユーザ端末の中にありうる。代わりに、プロセッサ及び格納媒体は、ユーザ端末において、個別の構成要素としてありうる。
開示された実施形態の以前の記述により、当業者は、本明細書に開示された考えを製造、または使用することができる。これらの実施形態に対する様々な修正は、当業者に対して容易に明らかであり、本明細書で定義される一般原理は、開示の範囲を逸脱することなく他の実施形態に適用されうる。このように、本発明は、本明細書で示された実施形態に限ることは意図されるべきではなく、本明細書に開示された原理及び新しい特徴に一致する広い範囲に一致されるべきである。
なお、以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信システムにおいて送信される信号において、時間における基準点を識別する方法であって、
第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む前記信号の一連のサンプルを受信することと、
第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義することと、
サンプルの前記第1及び前記第2のグループ間の自己相関を実行することと、
前記自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における前記基準点として識別することと
を備える方法。
[C2]
前記自己相関の結果を観測することと、
前記第1の反復シンボル・シーケンスと前記第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測することと、
前記観測された結果と前記観測された電力比との比率を計算することと、
前記計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるべきパケットを判定することと
を備えるC1に記載の方法。
[C3]
複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和することと、
前記複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正することと
を備えるC2に記載の方法。
[C4]
1つ又は複数のプロセッサにより実行可能な格納された命令のセットを有するコンピュータ読取可能媒体を備え、信号において、時間における基準点を識別するためのコンピュータ・プログラム製品であって、前記命令のセットは、
第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む前記信号の一連のサンプルを受信する命令と、
第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する命令と、
サンプルの前記第1及び前記第2のグループ間の自己相関を実行する命令と、
前記自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における前記基準点として識別する命令と
を備えるコンピュータ・プログラム製品。
[C5]
前記命令のセットは、
前記自己相関の結果を観測する命令と、
前記第1の反復シンボル・シーケンスと前記第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測する命令と、
前記観測された結果と前記観測された電力比との比率を計算する命令と、
前記計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるべきパケットを判定する命令と
を更に備えるC4に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[C6]
前記命令のセットは、
複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和する命令と、
前記複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正する命令と
を更に備えるC5に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[C7]
遠隔局装置であって、
第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む一連のサンプルを受信する手段と、
第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する手段と、
サンプルの前記第1及び前記第2のグループ間の自己相関を実行する手段と、
前記自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における前記基準点として識別する手段と
を備える遠隔局装置。
[C8]
前記自己相関の結果を観測する手段と、
前記第1の反復シンボル・シーケンスと前記第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測する手段と、
前記観測された結果と前記観測された電力比との比率を計算する手段と、
前記計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるべきパケットを判定する手段と
を更に備えるC7に記載の遠隔局装置。
[C9]
複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和する手段と、
前記複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正する手段と
を更に備えるC8に記載の遠隔局装置。
[C10]
基地局装置であって、
第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む一連のサンプルを受信する手段と、
第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する手段と、
サンプルの前記第1及び前記第2のグループ間の自己相関を実行する手段と、
前記自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における前記基準点として識別する手段と
を備える基地局装置。
[C11]
前記自己相関の結果を観測する手段と、
前記第1の反復シンボル・シーケンスと前記第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測する手段と、
前記観測された結果と前記観測された電力比との比率を計算する手段と、
前記計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるべきパケットを判定する手段と
を更に備えるC10に記載の基地局装置。
[C12]
複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和する手段と、
前記複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正する手段と
を更に備えるC11に記載の基地局装置。
[C13]
無線通信システムであって、
第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む一連のサンプルを受信する手段と、
第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して変わる第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する手段と、
サンプルの前記第1及び前記第2のグループ間の自己相関を実行する手段と、
前記自己相関において、ヌルが発生するサンプルを、時間における前記基準点として識別する手段とを備える無線通信システム。
[C14]
前記自己相関の結果を観測する手段と、
前記第1反復シンボル・シーケンスと前記第2の反復シンボル・シーケンスとの電力比を観測する手段と、
前記観測された結果と前記観測された電力比との比率を計算する手段と、
前記計算された比率が予め定められたしきい値を越えた場合、検出されるべきパケットを判定する手段と
を更に備えるC13に記載の無線通信システム。
[C15]
複数の受信ダイバーシティにわたる自己相関結果をコヒーレントに総和する手段と、
前記複数の受信ダイバーシティを、測定された位相オフセットにより、補正する手段と
を更に備えるC14に記載の無線通信システム。

Claims (5)

  1. 無線通信システムにおいて送信された信号において、時間における基準点を識別する方法であって、
    第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む前記信号の一連のサンプルを受信することと、
    第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して定義された第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義することと、
    前記サンプルの第1のグループ及び前記サンプルの第2のグループ間の自己相関を実行することと、
    前記自己相関においてヌルが発生するサンプルを、前記時間における基準点として識別することと、
    前記自己相関の結果を観測することと、
    前記第1の反復シンボル・シーケンスの電力関数を計算することと、
    前記電力関数を観測することと、
    前記観測された結果と前記観測された電力関数との比率を計算することと、
    前記計算された比率が予め定められたしきい値を超える場合、パケットが検出されたと判定することと、
    前記自己相関の結果が最大値の1/2に落ちるポイントについて、所定の間隔をおいて、自己相関値のシーケンスを探索することと、
    複数の受信ダイバーシティに渡ってコヒーレントに自己相関結果を総和することと、
    測定された位相オフセットによって前記複数の受信ダイバーシティを補正することと、
    位相補正された自己相関総和の実数部の最小値を、前記探索されたポイントから開始して探索することと
    を備える方法。
  2. 1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む信号の一連のサンプルを受信する手順と、
    第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して定義された第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する手順と、
    前記サンプルの第1のグループ及び前記サンプルの第2のグループ間の自己相関を実行する手順と、
    前記自己相関においてヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別する手順と、
    前記自己相関の結果を観測する手順と、
    前記第1の反復シンボル・シーケンスの電力関数を計算する手順と、
    前記電力関数を観測する手順と、
    前記観測された結果と前記観測された電力関数との比率を計算する手順と、
    前記計算された比率が予め定められたしきい値を超える場合、パケットが検出されたと判定する手順と、
    前記自己相関の結果が最大値の1/2に落ちるポイントについて、所定の間隔をおいて、自己相関値のシーケンスを探索する手順と、
    複数の受信ダイバーシティに渡ってコヒーレントに自己相関結果を総和する手順と、
    測定された位相オフセットによって前記複数の受信ダイバーシティを補正する手順と、
    位相補正された自己相関総和の実数部の最小値を、前記探索されたポイントから開始して探索する手順
    をコンピュータに実行させるプログラム
  3. 遠隔局装置であって、
    第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む一連のサンプルを受信する手段と、
    第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して定義された第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する手段と、
    前記サンプルの第1のグループ及び前記サンプルの第2のグループ間の自己相関を実行する手段と、
    前記自己相関においてヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別する手段と、
    前記自己相関の結果を観測する手段と、
    前記第1の反復シンボル・シーケンスの電力関数を計算する手段と、
    前記電力関数を観測する手段と、
    前記観測された結果と前記観測された電力関数との比率を計算する手段と、
    前記計算された比率が予め定められたしきい値を超える場合、パケットが検出されたと判定する手段と、
    前記自己相関の結果が最大値の1/2に落ちるポイントについて、所定の間隔をおいて、自己相関値のシーケンスを探索する手段と、
    複数の受信ダイバーシティに渡ってコヒーレントに自己相関結果を総和する手段と、
    測定された位相オフセットによって前記複数の受信ダイバーシティを補正する手段と、
    位相補正された自己相関総和の実数部の最小値を、前記探索されたポイントから開始して探索する手段と
    を備える遠隔局装置。
  4. 基地局装置であって、
    第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む一連のサンプルを受信する手段と、
    第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して定義された第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する手段と、
    前記サンプルの第1のグループ及び前記サンプルの第2のグループ間の自己相関を実行する手段と、
    前記自己相関においてヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別する手段と、
    前記自己相関の結果を観測する手段と、
    前記第1の反復シンボル・シーケンスの電力関数を計算する手段と、
    前記電力関数を観測する手段と、
    前記観測された結果と前記観測された電力関数との比率を計算する手段と、
    前記計算された比率が予め定められたしきい値を超える場合、パケットが検出されたと判定する手段と、
    前記自己相関の結果が最大値の1/2に落ちるポイントについて、所定の間隔をおいて、自己相関値のシーケンスを探索する手段と、
    複数の受信ダイバーシティに渡ってコヒーレントに自己相関結果を総和する手段と、
    測定された位相オフセットによって前記複数の受信ダイバーシティを補正する手段と、
    位相補正された自己相関総和の実数部の最小値を、前記探索されたポイントから開始して探索する手段と
    を備える基地局装置。
  5. 無線通信システムであって、
    第1の反復シンボル・シーケンス及び第2の反復シンボル・シーケンスを含む一連のサンプルを受信する手段と、
    第1のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第1のグループを含む第1のウィンドウと、前記第1のスタート点に関連して定義された第2のスタート点を有し、前記一連のサンプルの第2のグループを含む第2のウィンドウを定義する手段と、
    前記サンプルの第1のグループ及び前記サンプルの第2のグループ間の自己相関を実行する手段と、
    前記自己相関においてヌルが発生するサンプルを、時間における基準点として識別する手段と、
    前記自己相関の結果を観測する手段と、
    前記第1の反復シンボル・シーケンスの電力関数を計算する手段と、
    前記電力関数を観測する手段と、
    前記観測された結果と前記観測された電力関数との比率を計算する手段と、
    前記計算された比率が予め定められたしきい値を超える場合、パケットが検出されたと判定する手段と、
    前記自己相関の結果が最大値の1/2に落ちるポイントについて、所定の間隔をおいて、自己相関値のシーケンスを探索する手段と、
    複数の受信ダイバーシティに渡ってコヒーレントに自己相関結果を総和する手段と、
    測定された位相オフセットによって前記複数の受信ダイバーシティを補正する手段と、
    位相補正された自己相関総和の実数部の最小値を、前記探索されたポイントから開始して探索する手段と
    を備える無線通信システム。
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